JPH0320189Y2 - - Google Patents

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JPH0320189Y2
JPH0320189Y2 JP19404886U JP19404886U JPH0320189Y2 JP H0320189 Y2 JPH0320189 Y2 JP H0320189Y2 JP 19404886 U JP19404886 U JP 19404886U JP 19404886 U JP19404886 U JP 19404886U JP H0320189 Y2 JPH0320189 Y2 JP H0320189Y2
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JP
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shaft
transmission
pto
hst
power
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JP19404886U
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は小型トラクターに装着する、HST変
速装置付き変速伝動部の構成に関する。
(ロ) 従来技術 従来からトラクターの変速装置において、
HST変速装置を具備した技術は公知とされてい
るのである。例えば実開昭55−41982号公報の如
くである。
(ハ) 考案が解決すべき課題 しかし該従来のHST変速装置付きミツシヨン
装置においては、HST変速装置とミツシヨンケ
ースとの構成が大きくなり、小型のトラクターの
変速装置として使用するには大き過ぎるのであ
る。またリアPTO軸やフロントPTO軸を機体の
左右中心近くに変速ケースより突出して配置する
のが困難だつたのである、 本考案は小型のトラクターの変速装置として装
着可能なHST変速装置付きミツシヨン装置を提
供するものであり、特に前後方向の寸法を短く
し、また多様な作業機が装着できるように、前後
方向にPTO軸を突出配置したものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
左右2本の機体フレームFの間に、HST変速
装置Hと変速ケースMと走行伝動部Aとの三者
を、一体的に構成したトラクターの変速伝動部を
配置し、HST変速装置Hのポンプ軸である入力
軸1と、出力軸であるモーター軸7を、機体の左
右一側に配置し、PTO変速部を構成するリア
PTO動力取出軸3とフロントPTO軸4を、機体
の左右他側に配置し、該リアPTO動力取出軸3
とフロントPTO軸4を機体の左右中心線O−O
の近傍に配置したものである。
(ホ) 考案の実施例と作用 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成と、作用を説明
すると。
第1図は本考案のHST変速装置付きトラクタ
ーの側面図、第2図はHST変速装置付き伝動装
置の側面断面図、第3図は同じく前面図、第4図
はHST変速装置のモーター軸7より走行伝動部
Aへの動力伝達部の側面断面図である。
第1図において、全体的なトラクターの構成を
説明すると。
ボンネツト内にエンジンEを配置しており、該
エンジンEより本考案のHST変速装置付きミツ
シヨン装置へ動力を入力している。
前輪25と後輪24との間の位置にモア装置R
を昇降自在に配置し、後述するフロントPTO軸
4より動力をジヨイント軸を介して伝達してい
る。前輪25は操向輪であり、後輪24が駆動輪
である。
本考案の動力伝達装置は、左右2本の機体フレ
ームFの間に、HST変速装置Hと変速ケースM
と走行伝動部Aとの三者を一体化したものを、固
設して構成しているのである。
次に第2図・第3図・第4図より、動力伝達装
置の構成を説明すると。
HST変速装置Hは、油圧モーターと油圧ポン
プとを並設した構成としており、上側の油圧ポン
プのポンプ軸を入力軸1と兼用しているのであ
る。そして入力軸1が前端に突出した部分に冷却
フアン6を固設して、入力軸1の回転に伴い
HST変速装置Hと変速ケースMと走行伝動部A
を冷却すべく構成しているのである。
第1図に示したエンジンEのクランク軸の後端
と、入力軸1の前端との間にユニバーサルジヨイ
ント軸を介装して、入力軸1を回転している。
入力軸1は油圧ポンプの内部で圧油を吐出し、
油圧モーターに送り、モーター軸7を駆動してい
る。油圧ポンプの斜板の角度を外部から調節する
ことにより、モーター軸7の回転を無段階に変速
することができる。
そして該モーター軸7は第4図に示すごとく、
変速ケースMの走行動力伝達部M2の内部で、モ
ーター軸7のベベルギア18が縦軸8上のベベル
ギア19と噛合し、縦軸8の下側のベベルギア2
0が、走行伝動部Aのベベルギアと噛合している
のである。
走行伝動部Aの内部には駐車ブレーキ装置と動
力減速伝達部とデフギア装置が構成されており、
左右の駆動車軸に動力を伝達している。16は駐
車ブレーキアームである。
変速ケースMのPTO変速部M1と、前述の走
行動力伝達部M2とは一体的なケースに構成され
ているが、やや左右に偏心配置されている。
PTO変速部M1の上部に入力軸1の後端が嵌
挿され、カツプリングを介してその後部に主クラ
ツチ軸14が連結されている。更に該主クラツチ
軸14が後部に突出した部分に電磁式の主クラツ
チ装置Bが配置されている。
該主クラツチ装置Bにより断接後の回転が、外
側の筒軸を介してギア10に伝達されるのであ
る。該ギア10はカウンター軸5上のギア11に
噛合され、該ギア11はリアPTO動力取出軸3
の上の遊嵌ギア12に動力伝達している。該遊嵌
ギア12をリアPTO動力取出軸3と係合状態に
するクラツチ係合体13がリアPTO動力取出軸
3の上に摺動可能とされ、リアPTO軸2の動力
断接装置を構成している。
リアPTO動力取出軸3の後端はカツプリング
を介して、リアPTO軸2の連結軸2aの部分と
連結されている。
該連結軸2aにリアPTO軸2が連結されてい
る。該リアPTO軸2は筒軸に構成され、該リア
PTO軸2の内部に作業機へ動力を伝達するユニ
バーサルジヨイント軸の先端が嵌挿係止されるの
である。
またリアPTO動力取出軸3の遊嵌ギア12に
噛合するクラツチ摺動ギア15が、フロント
PTO軸4の上に構成されており、該フロント
PTO軸4の動力断接装置を構成している。
変速ケースMから後方へ突出するリアPTO軸
2と、前方へ突出するフロントPT軸4とは、同
時に主クラツチ装置Bにより動力断接することが
できると共に、クラツチ係合体13によりリア
PTO軸2の動力が断接でき、またクラツチ摺動
ギア15によりフロントPTO軸4の回転も、そ
れぞれ独立して断接することができるように構成
されている。
次に第3図において、入力軸1とモーター軸7
の軸の配置を説明すると。
トラクターの機体の左右中心線を縦に引いたも
のがO−O線である。該中心線O−Oの右側に
は、リアPTO動力取出軸3とフロントPTO軸4
を垂直線上に配置している。また機体の左右中心
線O−Oの左側の位置にHST変速装置Hの入力
軸1とモーター軸7が配置されており、該入力軸
1とモーター軸7を結んだ線は、機体の左右中心
線O−Oに対して傾斜している。
21はクラツチ係合体13を前後動させるシフ
ター、22はリアPTOアーム、23はフロント
PTOアームである。
また該第3図において、走行動力伝達部M2は
HST変速装置Hの後部の隠れた位置に配置され
ている。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するのである。
第1に、HST変速装置Hと変速ケースMと走
行動力部Aを一体化して、機体フレームFの内側
に固設したので、機体の左右中心線O−O線に近
い位置に、HST変速装置Hと変速ケースMと走
行伝動部Aを配置することができて、リアPTO
動力取出軸3やフロントPTO軸4をO−O線上
に近い位置に突出することができるのである。
第2に、従来の如くHST変速装置Hを変速ケ
ースの内部に格納せずに、変速伝動部を構成して
いるので、変速ケースMを小さく構成することが
でき、これにより前輪と後輪との間の間隔を狭く
することができて、機体の前後方向の寸法が短く
なり、旋回時の半径が小さくなり、後部に作業機
を装着してもバランスが良くなつたのである。
第3に、変速ケースMの外側にHST変速装置
Hを装着すべく構成したことにより、変速ケース
Mの内部に配置しないので、形状の制約が少なく
なり、HST変速装置Hを市販のものを使用する
ことができて、小型に構成することが可能となつ
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のHST変速装置付きトラクタ
ーの側面図、第2図はHST変速装置付き伝動装
置の側面断面図、第3図は同じく前面図、第4図
はHST変速装置のモーター軸2より走行伝動部
Aへの動力伝達部の側面断面図である。 A……走行伝動部、B……主クラツチ装置、E
……エンジン、F……フレーム、H……HST変
速装置、M……変速ケース、M1……PTO変速
部、M2……走行動力伝達部、1……入力軸、2
……リアPTO軸、3……リアPTO動力取出軸、
4……フロントPTO軸、6……冷却フアン、7
……モーター軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右2本の機体フレームFの間に、HST変速
    装置Hと変速ケースMと走行伝動部Aとの三者
    を、一体的に構成したトラクターの変速伝動部を
    配置し、HST変速装置Hのポンプ軸である入力
    軸1と、出力軸であるモーター軸7を、機体の左
    右一側に配置し、PTO変速部を構成するリア
    PTO動力取出軸3とフロントPTO軸4を、機体
    の左右他側に配置し、該リアPTO動力取出軸3
    とフロントPTO軸4を機体の左右中心線O−O
    の近傍に配置したことを特徴とするHST変速装
    置付きトラクター。
JP19404886U 1986-12-16 1986-12-16 Expired JPH0320189Y2 (ja)

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JP19404886U JPH0320189Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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JP19404886U JPH0320189Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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Publication Number Publication Date
JPS6398219U JPS6398219U (ja) 1988-06-25
JPH0320189Y2 true JPH0320189Y2 (ja) 1991-04-30

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