JP3163390U - 扉および/または開閉式調度品の部品用の3軸調整可能な完全隠しヒンジ - Google Patents

扉および/または開閉式調度品の部品用の3軸調整可能な完全隠しヒンジ Download PDF

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Abstract

【課題】3軸全てが簡単かつ正確に調整可能であり、必要に応じて厚みを制限できる扉および/または開閉式の調度品部品用の3軸調整可能な完全隠しヒンジを提供する。【解決手段】開閉運動を可能にするアーム2、3により互いに連結される2つの締結部材1a、1bが、それぞれ外部構造17a、17bと、外部構造内部に収容され、第1水平軸Xまたは垂直軸Zに沿って、後者に対し並進的に動くように案内される第1可動構造18a、18bとを有する。また、2つの締結部材の一方1bは、各第1可動構造18b内に収容され、締結部材1b内の格納部の最内部側16bに位置し、ヒンジが開位置にあるとき格納部の開口側自体からアクセス可能な偏心器7により、第3水平軸Yに沿って、案内される第2可動構造19bを有する。【選択図】図2

Description

本考案は、扉および/または開閉式調度品の部品用の3軸調整可能な完全隠しヒンジに関する。
扉(または開閉式調度品部品)自体の反対側の空間へのアクセスを提供するため、扉または開閉式調度品部品が望ましい回転軸の周りを回転できるように、2室を分離する扉(または、調度品の開閉用部品)を各枠(本体)に連結して用いるヒンジには、さまざまな種類がある。
近年では、完全隠しヒンジ、すなわち扉または開閉式調度品部品が閉じているときに、扉または開閉式調度品部品の両側で全体に見えないように隠されているヒンジが、ますます普及しつつある。
一般的には、これらのヒンジは、アームにより互いに連結される2つの締結部材(1つは扉または開閉式調度品部品のたとえば外縁内に収納され、もう1つは枠側に収納される)を有する。このアームは、さまざまな角度で関節接合され、扉または開閉式調度品部品の開閉位置に応じて、2つの限定位置間で相互に締結部材を動かすことができる。閉位置では、これら2つの締結部材は向かい合っていると同時に、連結しているアームは、扉または開閉式調度品部品が閉じられたときに、ヒンジが扉または開閉式調度品部品と各枠との間に完全に隠されるように、締結部材自体に形成される空洞内部に格納されている。
第1の構成においては、関節接合アームは、1要素として形成され、1つの締結部材にヒンジ結合された第1端部と、もう1つの締結部材に形成される滑りガイドでスライド可能な別の端部とを持つ。また、このアームは、端部間で互いにヒンジ結合され、「5点関節接合(five−point articulation)」(2本が固定され、1本は可動である回転ピン3本、ならびにガイド内でスライド可能なピン2本)を形成する。このように制限され、アームの1端部が各締結部材内部でスライド可能であることから、アームは互いに相対的に回転可能であり、ヒンジが完全に収納され視界から隠されている構成において、扉または開閉式調度品部品を開閉させるのに必要となる複雑な回転/並進運動(roto−translational motion)を保証する。
別の構成においては、アームの両端部がヒンジ結合しており、第1端部が一方の締結部材と、第2端部が他方の締結部材と結合している。各アームが共通の端部で互いにヒンジ結合されることになる、少なくとも2つの要素で構成されることから、別の自由度が与えられる。さらに、アームは、一方のアーム要素の両端部間に位置する共通のピンにより互いにヒンジ結合される。この構造は、「7点関節接合(7−point articulation)」(関節接合アーム間およびアームと締結部材間に7本のヒンジピンがあるため)を構成し、アームが互いに相対的に回転でき、(アーム同士とヒンジ部品との制限により)ヒンジが完全に収納され視界から隠されている構成において、扉または開閉式調度品部品を開閉させるのに必要となる複雑な回転/並進運動を保証する。「7点関節接合」は、アーム構造をより複雑化させる必要はあるが、扉または枠内への締結部材の収納には、「5点関節接合」による解決法で滑りガイドに必要とされるのと同じ深さは必要ないという点から、締結部材の厚みを低減することが可能である。
この種のヒンジすべてについて、扉/開閉式調度品部品の組み立て時および組み立て後にどのように位置調整を行うかという問題がある。この問題は、多少複雑ないくつかの方法で解決されてきたが、なかには、少なくとも一方の締結部材を2つの部品に分割して、1つを扉または枠に固定し、他方を固定されている締結部材に対してさまざまに動かせるようにしたものもある。したがって、こうしたさまざまな調整は、締結部材の固定部品と各可動式部品との間でなされ、多少複雑化されたさまざまな方法に区分される。多くの場合、ヒンジ製造に過大なコストをかけたり複雑化させたりすることなく、3空間軸すべてにおける調整の結果を得る(少なくとも近づく)ために、これらのヒンジの構造は、調整方向に向けられている溝またはスロットと、調整可能な部品をスロットまたは溝に沿って手で動かせるように簡単に緩ませることができる位置決めねじとを備える。
しかしながら、これらの装置で行われる調整は、多くの時間と労力を要するうえ、不正確なこともある。
したがって、本考案は、3軸調整可能で、ヒンジの複雑化は制限するにもかかわらず、3軸すべてにおいて簡単かつ正確な調整が可能であり、同時に、必要に応じて厚み(締結部材の収納部の深さという意味で)を簡単に制限できる構造をなす扉および/または開閉式の調度品部品用の完全隠しヒンジを供給することを目的とする。
したがって、本考案は、3軸調整可能で、添付の独立請求項に記載された構造的・機能的特徴を備える、扉および/または開閉式の調度品部品用の完全隠しヒンジにより、これらの目的および以下の記載においてより明らかになるその他の目的を達成する。なお、さらなる実施形態については、従属請求項に記載されている。
以下に、添付図面を参照して、本考案をより詳細に説明する。添付図面には、本考案の好適で非限定的な実施形態が図示されている。
図1は、開位置における本考案に係わるヒンジの斜視図である。 図2は、開位置における本考案に係わるヒンジの斜視図である。 図3は、図1および2の開位置におけるヒンジを示す正面図である。 図4は、図3のヒンジをA−A断面から見た断面図である。 図5は、図3のヒンジをB−B断面から見た断面図である。 図6は、図5において破線の四角で囲んだ細部の拡大図である。 図7は、図1〜5のヒンジの構成部品の一部を示す分解斜視図である。本ヒンジの開閉運動を可能にする連結部の特徴をより明瞭に図示するため、その他の部品については省略されている。 図8は、図3と同様に正面図であるが、本考案の別の実施形態を示す。 図9a〜9cは、本考案の調整手段の2つの実施形態の細部を図示している。 図10a〜10cは、本考案の調整手段の別の実施形態の3つの細部を図示している。 図11は、図8のA’−A’断面と、ヒンジピンの軸(すなわち垂直軸Z)の双方に垂直な断面における、図8の破線部の細部を図示している。
図面を参照すると、本考案に係わる扉および/または開閉式の調度品部品用の3軸調整可能な完全隠しヒンジは、第1および第2締結部材1a、1bを有する。締結部材の一方は、扉または開閉式調度品部品に収納され、他方は枠に収納される。第1および第2締結部材1a、1bは、扉または開閉式調度品部品を開閉させる相対運動が可能なように、複数のアーム2、3により互いに連結されている。本明細書および添付の請求項中、「複数(plurality)」の物という語句は、2以上の物を意味する。
複数のアーム2、3は、それぞれ第1アーム部20、21および第2アーム部30、31から構成される第1および第2アーム2、3を有する。
図7に示すように、前記第1アーム2の第1アーム部20は、第1締結部材1aにヒンジ結合された第1端部22aと、第1アーム2の第2アーム部21の第1端部23aにヒンジ結合された第2端部22bとを持つ。第1アーム2の第2アーム部21の第2端部23bは、第2締結部材1bにヒンジ結合されている。各ヒンジピン24a、24b、24cの軸はいずれも、垂直軸Zに平行である。
第2アーム3の第1アーム部30は、第2締結部材1bにヒンジ結合された第1端部32aと、第2アーム3の第2アーム部31の第1端部33aにヒンジ結合された第2端部32bとを持つ。第2アーム3の第2アーム部31の第2端部33bは、前記第1締結部材1aにヒンジ結合されている。各ヒンジピン34a、34b、34cは、垂直軸Zに平行である。
第1アーム2の第2アーム部21および第2アーム3の第2アーム部31は、その端部23aと23bおよび33aと33bの中間点で互いにヒンジ結合されている。各ヒンジピン4の軸は、垂直軸Zに平行である。
このように、ヒンジは、各アームにヒンジピン3本ずつと、両アームに共通のピン1本を備える「7点関節接合」構造を持つ。
本明細書ではアームが2本ある旨のみを記述しているが、具体的な実施形態が明確に言及されていなくとも、ここに示すすべての考察が、3本以上のアームが存在するケースについても簡単かつ直接的に拡大適用可能であることは自明である。
第1締結部材1aは、垂直軸Zに沿って反対側(両側)に、互いに平行かつ垂直軸Zに平行な各面12a、13aにそれぞれ位置する平坦フランジ部10a、11aを持つ。
第1締結部材1aの平坦フランジ部10a、11aは、各扉もしくは開閉式調度品部への、または各枠への第1締結部材1aの固定に使用される。このため、図示したように、それぞれ締め付けネジ用の穴が備えられている。
第1水平軸Xは、第1締結部材1aの平坦フランジ部10a、11aが位置する面12a、13aに垂直な軸として定義する。
第2締結部材1bは、垂直軸Zに沿って反対側(両側)に、互いに平行かつ垂直軸Zに平行な各面12b、13bにそれぞれ位置する平坦フランジ部10b、11bを持つ。
第2締結部材1bの平坦フランジ部10b、11bは、各扉もしくは開閉式調度品部への、または各枠への第2締結部材1bの固定に使用される。このため、図示したように、それぞれ締め付けネジ用の穴が備えられている。
第2水平軸X’は、第2締結部材1bの平坦フランジ部10b、11bが位置する面12b、13bに垂直な軸として定義する。
第3水平軸Yは、垂直軸Zに垂直であるとともに、第2締結部材1bの平坦フランジ部10b、11bが位置する面12b、13bに平行な軸として定義する。
このように、第2締結部材1bについて、デカルト座標系X’YZが完全に定義される。第1締結部材1aについても同様の座標系の定義を完成させるため、垂直軸Zに垂直であると同時に、第1締結部材1aの平坦フランジ部10a、11aが位置する面12a、13aに平行な軸として、さらに水平軸Y’を導入することができる。このようにして、第1締結部材1aについても、デカルト座標系XY’Zが完全に定義される。第1締結部材1aの座標系XY’Zと第2締結部材1bの座標系X’YZとは、垂直軸Zを共有する。
添付図面には、2つの座標系XY’ZおよびX’YZで定義される軸が概略的に表示されている。図1および2において、第1締結部材1aの平坦フランジ部10a、11aおよび第2締結部材1bの平坦フランジ部10b、11bがそれぞれ位置する面12a、13aおよび面12b、13bは、破線により概略的に図示されている。さらに、これらの面は、図3および8の図示面に一致または平行である。また、図4、5、6、9a、9b、10bの図示面に垂直である。
ヒンジに関する「閉位置」および「開位置」という表現は、扉または開閉式調度品部品が、それぞれ閉位置および開位置にあるときのヒンジの構成を示すのに使用される。
ヒンジが閉位置にあるとき、第1締結部材1aの平坦フランジ部10a、11aの面12a、13aは、対応する第2締結部材1bの平坦フランジ部10b、11bの面12b、13bに対向しており、第1締結部材1aの平坦フランジ部10a、11aの面12a、13aは、第2締結部材1bの平坦フランジ部10b、11bの面12b、13bと角度をなさない。
ヒンジが閉位置と完全な開位置との間の中間位置にあるとき、第1締結部材1aの平坦フランジ部10a、11aの面12a、13aが、対応する第2締結部材1bの平坦フランジ部10b、11bの面12b、13bとなす角度は、ゼロから完全な開位置に対応する所定の最大値までの値を取る。
ヒンジが閉位置にあるとき、第1締結部材1a内の格納部14aは、第1アーム2の第1アーム部20と、第2アーム部21の少なくとも一部と、第2アーム3の第2アーム部31の少なくとも一部とを収容し、他方、第2締結部材1b内の格納部14bは、第2アーム3の第1アーム部30と、第2アーム部31の少なくとも一部と、第1アーム2の第2アーム部21の少なくとも一部とに収容する。第1締結部材1a内の格納部14aと、第2締結部材1b内の格納部14bとは、それぞれ開口側15a、15bおよび最内部側16a、16bを持ち、開口側15a、15bおよび最内部側16a、16bは、それぞれ第1水平軸Xまたは第2水平軸X’に沿って、各締結部材1a、1bの内側に向かって動くとき、順に対面する。
第1および第2締結部材1a、1bは、具体的には、互いに直交し合う3軸(または方向)に沿った調整を可能にする構造をなす。より具体的には、以下の特徴がある。
第1および第2締結部材1a、1bは、各外部構造17a、17bと、外部構造17a、17b内に収容される第1可動構造18a、18bとをそれぞれ有する。外部構造17a、17bは、各締結部材1a、1bの平坦フランジ部10aと11aおよび10bと11bをそれぞれ有する。
また、第2締結部材1bは、第1可動構造18b内に回転して収容される第2可動構造19bをも有する。
第1締結部材1aの第1可動構造18aには、第1アーム2の第1アーム部20の第1端部22aと、第2アーム3の第2アーム部31の第2端部33bとを、第1締結部材1aに対してそれぞれヒンジ結合するヒンジピン24a、34cが設置される。
第2締結部材1bの第2可動構造19bには、第2アーム3の第1アーム部30の第1端部32aと、第1アーム2の第2アーム部21の第2端部23bとを、第2締結部材1bに対してそれぞれヒンジ結合するヒンジピン34a、24cが設置される。
このヒンジは、さらに第1締結部材1aの固定構造17aに対する第1締結部材1aの第1可動構造18aの位置を調整するための第1手段と;第2締結部材1bの固定構造17bに対する第2締結部材1bの第1可動構造18bの位置を調整するための第2手段と;第2締結部材1bの第1可動構造18bに対する第2締結部材1bの第2可動構造19bの位置を調整するための第3手段を有する。
これにより、互いに直交し合う異なる軸に沿ってヒンジを調整することが可能になる。
図面(特に図1〜5および図8)を参照すると、第2締結部材1bの第2可動構造19bは、第3水平軸Yに沿って、第2締結部材1bの第1可動構造18bに対して並進的に動くように案内される(移動する)。第3調整手段は、第2締結部材1b内の格納部14bの最内部側16bに位置し、第2水平軸X’に平行な回転軸70を持つ偏心器7を有する。この偏心器7は、ヒンジが開位置にあるとき、格納部14b自体の開口側15bからアクセス可能であり、第2締結部材1bの第2可動構造19bの表面部および/または第2締結部材1bの第2可動構造19b自体以外の部分に作用する。回転軸70の周りを偏心器7が反対に回転することで、第2締結部材1bの第2可動構造19bを、第3水平軸Yに沿って第1可動構造18bに対して反対に動かす。
好ましくは、第3調整手段の偏心器7は、第2締結部材1bの格納部14bの最内部側16bの少なくとも一部を構成する第2締結部材1bの第2可動構造19bの最内部25bに形成されるシート部(着座部)72に挿入される円形頭部71を有する。
図2〜5に示す好適な実施形態および図9aに示す軽微な変形例に示すとおり、第3調整手段の好適な実施形態では、第3調整手段の偏心器7は、オフセット回転軸70を有する回転プレートである円形頭部71を有する。シート部72は、垂直軸Zに沿って長円であり、第3水平軸Yに沿って円形頭部71の直径に等しい幅を有する。
第2水平軸X’に沿った円形頭部71の厚みは、シート部72の深さ以下である。
好ましくは、たとえば図5および図9aに図示するように、円形頭部71の厚みは、シート部72の深さ以下である。このシート部72は、(図5に示すように)貫通シート部である。図5に図示する実施形態では、円形頭部71は、第2締結部材1bの第2可動構造19bの最内部25bに隣接する。図9aに図示する実施形態では、円形頭部71は、シート部72自体の最内部側に隣接する。
便宜上、第3調整手段は、第2締結部材1bの第2可動構造19bと第2締結部材1bの第2可動構造19b以外の部分との間に作用し、後者の位置を固定する少なくとも1つの止めネジ73を有する。この止めネジ73は、第3調整手段の偏心器7に形成される貫通シート部に挿入され、偏心器7の回転軸70となり、止めネジが締められると円形頭部71に対して押し付けられる。この止めネジ73は、第2締結部材1bの第1可動構造18bの最内部26bに形成されるネジ山と係合する。
図9bと9cに、偏心器7の円形頭部71が、第2締結部材1bの第2可動構造19bの最内部25bと、第1可動構造18bまたは固定構造17bのいずれかの表面100との間に挿入されて、(円形頭部71を位置固定するように)直径が等しく、第2締結部材の格納部14bに向かって直径が小さくなる円形シート部72に収容される、第3調整手段の偏心器7の変形例を図示する。円形頭部71が回転すると、円形頭部71から、垂直軸Zに沿って向いているスロット75の内部エッジに作用する偏心要素74が延びる。
有利には、図5および6に示すように、第2締結部材1bの第1および第2可動構造18b、19bの間に、第3水平軸Yに沿って延びる角柱ガイド連結部8がある。
図8に図示する実施形態でもこの種の連結が可能なことは明らかである。
この偏心器7には、偏心器7の作動を促進する用途のツールを挿入するための穴があってもよい。図面では、この穴は、偏心器7の円形頭部71に形成されている。
本考案に係わるヒンジでは、以下に示す幾通りかの方法で、第3水平軸Y以外の2軸での調整ができる。
第1締結部材1aの第1可動構造18aは、第1水平軸Xに沿って、各外部構造17aに対して並進的に動くように案内され(移動し)、第2締結部材1bの第1可動構造18bは、垂直軸Zに沿って、各外部構造17bに対して並進的に動くように案内され(移動し)(図1〜7に示すヒンジの実施形態同様に)、または、第1締結部材1aの第1可動構造18aは、垂直軸Zに沿って、各外部構造17aに対して並進的に動くように案内され(移動し)、第2締結部材1bの第1可動構造18bは、第2水平軸X’に沿って、各外部構造17bに対して並進的に動くように案内される(移動する)(図8に示すヒンジの実施形態同様に)。
以下に、第3水平軸Y以外の2軸で調整可能な2つのヒンジの実施形態のうちの第1の実施形態、具体的には、図1〜7に示すヒンジの実施形態について説明する。
本実施形態では、第1締結部材1aの第1可動構造18aは、第1水平軸Xに沿って、各外部構造17aに対して並進的に動くように案内され(移動し)、第2締結部材1bの第1可動構造18bは、垂直軸Zに沿って、各外部構造17bに対して並進的に動くように案内される(移動する)。この場合、第1調整手段は、第1水平軸Xに沿って作用し、第2調整手段は、垂直軸Zに沿って作用する。
より具体的には、第2調整手段が、少なくともヒンジが開位置にあるときにアクセス可能で、第2水平軸X’に平行な回転軸60を持ち、第2締結部材1bの第1可動構造18bの表面部および/または第2締結部材1bの固定構造17b部分に作用する偏心器6を有することが好ましい。この偏心器6が、回転軸60の周りを反対に回転することで、第2締結部材1bの第1可動構造18bを、垂直軸Zに沿って対応する固定構造17bに対して反対に動かす。
このように、垂直軸Zに沿って、簡単かつ正確に調整可能にする。
より具体的には、第2調整手段の偏心器6は、第2締結部材1bの第1可動構造18b部分に形成されるシート部62に挿入される円形頭部61を有する。
好ましくは、図1〜5に見られるように、第2調整手段の偏心器6は、オフセット回転軸60を有する回転プレートになる円形頭部61を有する。シート部62は、第3水平軸Yに沿って長円であり、垂直軸Zに沿って円形頭部61の直径に等しい幅を有する。
第2水平軸X’に沿った円形頭部61の厚みは、シート部62の深さ以下である(好ましくは等しい)。
便宜的に、第2調整手段は、第2締結部材1bの第1可動構造18bと、第2締結部材1bの固定構造17b部分との間に作用し、第2締結部材1bの第1可動構造18bの位置を固定する少なくとも1つの止めネジ63を有する。
この止めネジ63は、好ましくは、第2調整手段の偏心器6に形成される貫通シート部に挿入され、偏心器6の回転軸60となり、この止めネジが締められると、円形頭部61に対して押し付けられる。第2締結部材1bの第1可動構造18bには、第2調整手段の偏心器6の円形頭部61のシート部62の下に、垂直軸Zに沿って延びる穴600が備えられ、その穴があることで、第2締結部材の第1可動構造18bは、止めネジ63の胴部が静止している状態で、垂直軸Zに沿って動くことができる。
第2締結部材1bの第1可動構造18bは、垂直軸Zに沿って反対側(両側)に、各固定構造17bに形成されるシート部に収容される各平坦フランジ部27b、28bを持つ。第2調整手段の偏心器6は、第2締結部材1bの第1可動構造18bの平坦フランジ部27b、28bの1つに収容される。
一般的に言えば、第1可動構造18bの位置を固定するように、第2締結部材1bの第1可動構造18bと対応する固定構造17bとの間に作用する追加的な止めネジ63’が備えられてもよい。より具体的には、図1〜4に図示するように、追加的な止めネジが、垂直軸Zに沿って延びる穴600’にそれぞれ挿入される。追加的な止めネジが締められると、その頭部は、第2締結部材1bの第1可動構造18bの一部分に押しつけられる。図面では、この押しつけられる部分は、支持面を提供するように、長穴600’の追加的な止めネジ63’の頭部部分をやや広げて形成されている。
この偏心器6には、偏心器6の作動を促進する用途のツールを挿入するための穴があってもよい。図面では、この穴は、偏心器6の円形頭部61に形成されている。
図10a、10bおよび10cに、偏心器6の円形頭部61が、第2締結部材1bの第1可動構造18b部分と各固定構造17bの表面101との間に挿入されて、(円形頭部61を位置固定するように)直径が等しく第2締結部材の格納部14bに向かって直径が小さくなる円形シート部62に収容される、第2調整手段の偏心器6の変形例を図示する。円形頭部61が回転すると、円形頭部61から、第3水平軸Yに沿って向いているスロット65の内部エッジに作用する偏心要素64が延びる。必要に応じて、この偏心器6には、偏心要素64の反対側に、偏心器6自体の作動を促進するためのツールを固定する追加的な突起部66があってもよい。
垂直軸Zおよび第3水平軸Y以外の別の軸におけるヒンジの調整に関して、図1〜7に示す実施形態の場合、第1調整手段が、少なくとも1つの調整ネジ5を有する。この調整ネジ5は、第1水平軸Xに平行な軸を持ち、第1締結部材1aの第1可動構造18aとネジ止めにより係合し、調整ネジ5をその軸周りに回転させるが第1水平軸Xに沿って並進的に動くことを防ぐように、その頭部と反対側の端部により第1締結部材1aの固定構造17aに束縛(固定)される。調整ネジ5がその回転軸の周りを反対に回転することで、第1締結部材1aの第1可動構造18aを、第1水平軸Xに沿って対応する固定構造17aに対して反対に動かす。
垂直軸Zに沿って反対側に、第1締結部材1aの第1可動構造18aが、各固定構造17aに形成されるシート部に収容される各平坦フランジ部27a、28aを持つ。
第1調整手段の調整ネジ5は、第1締結部材1aの第1可動構造18aの平坦フランジ部27a、28aの1つに係合し、第1調整手段は、第1締結部材1aの第1可動構造18aの平坦フランジ部27a、28aの他方に係合する別の同一の調整ネジ5を有する。
以下に、第3水平軸Y以外の2軸で調整可能な2つのヒンジの実施形態のうちの第2の実施形態、具体的には、図8に示すヒンジの実施形態について説明する。
本実施形態を説明するにあっては、必要に応じて、適用可能で、本実施形態に適用したこれらの図面の部品を明確に参照している範囲で、図4と5も参照する。
本実施例においては、第1締結部材1aの第1可動構造18aは、垂直軸Zに沿って、各外部構造17aに対して並進的に動くように案内され(移動し)、第2締結部材1bの第1可動構造18bは、第2水平軸X’に沿って、各外部構造17bに対して並進的に動くように案内される(移動する)。この場合、第1調整手段は、垂直軸Zに沿って作用し、第2調整手段は、第2水平軸X’に沿って作用する。
第1調整手段は、少なくともヒンジが開位置にあるときアクセス可能であり、第1水平軸Xに平行な回転軸50aを持ち、第1締結部材1aの第1可動構造18aの表面部および/または第1締結部材1aの固定構造17aの所定部分に作用する偏心器5aを有する。偏心器5aが回転軸50aの周りを反対に回転することで、第1締結部材1aの第1可動構造18aを、垂直軸Zに沿って対応する固定構造17aに対して反対に動かす。
第1調整手段の偏心器5aは、第1締結部材1aの第1可動構造18aの一部分に形成されるシート部52aに挿入される円形頭部51aを有する。
第1調整手段の偏心器5aは、オフセット回転軸50aを有する回転プレートである円形頭部51aを有する。シート部52aは、
− 垂直軸Zに垂直、且つ第1締結部材1aの平坦フランジ部10a、11aが位置する面12a、13aに平行な追加的な水平軸Y’に沿って長円であり;
− 垂直軸Zに沿って円形頭部51aの直径に等しい幅を有する。
第1水平軸Xに沿った円形頭部51aの厚みは、シート部52aの深さ以下である。
第1調整手段は、第1締結部材1aの第1可動構造18aと第1締結部材1aの第1固定構造17aの所定部分との間に作用し、第1締結部材1aの第1可動構造18aの位置を固定する少なくとも1つの止めネジ53aを有する。
止めネジ53aは、第1調整手段の偏心器5aに形成される貫通シート部に挿入されて、偏心器5aの回転軸50aとなり、止めネジが締められると円形頭部51aに対して押し付けられる。
第1締結部材1aの第1可動構造18aは、垂直軸Zに沿ってその反対側に、各固定構造17aに形成されるシート部に収容される各平坦フランジ部27c、28cを持つ。第1の変形例では、図8で実線にて図示するように、第1調整手段の偏心器5aが、平坦フランジ部27c、28cの1つに収容される。この場合、第1調整手段の偏心器5aの構造は、図5の断面図の下部に図示されている偏心器6の構造と同一である。なお、図5は、図8のA’−A’断面を通る断面図と同一と考えてよい(この場合、第1締結部材1aに存在する構造を参照し、第2締結部材1bに存在する構造を参照しない参照番号間の明らかな対応により)。この場合も、図5の断面図の下部に示すものと同様に(そして、この場合、第1締結部材1aに存在する構造を参照し、第2締結部材1bに存在する構造を参照しない参照番号間の明らかな対応により)、第1締結部材1aの第1可動構造18aの第1調整手段の偏心器5aの円形頭部51aのシート部52aの下に、垂直軸Zに沿って延びる穴が備えられ、この穴により、第1締結部材の第1可動構造18aは、止めネジ53aの胴部が静止している状態で、垂直軸Zに沿って動くことができる。
第2の変形例では、図8で破線にて図示するように、第1調整手段の偏心器5aが、第1締結部材1aの格納部14aの最内部側16aに位置し、ヒンジが開位置にあるとき、格納部14aの開口側15aからアクセス可能である。この場合、格納部14a、各開口側15aおよび最内部側16aは、適用可能な範囲で、図1および2を参照して記載される。また、偏心器の構造についても、図11に図示されている。なお、図面の説明のところで述べたように、図11は、図8の破線で表示した部分の詳細断面図であり、図8のA’−A’断面とヒンジピンの軸方向とに(すなわち垂直軸Zに対して)垂直である。
偏心器5aには、偏心器5aの作動を促進する用途のツールを挿入するための穴があってもよい。図8では、この穴は、偏心器5aの円形頭部51aに形成されている。
また、図10a、10bおよび10cに、偏心器5aの円形頭部51aが、第1締結部材1aの第1可動構造18aの一部と、各固定構造17aの表面101’との間に挿入され、(円形頭部51aを位置固定するように)直径が等しく第1締結部材の格納部14aに向かって直径が小さくなる円形シート部52aに収容される、第1調整手段の偏心器5aの変形例を図示する。円形頭部51aが回転すると、円形頭部51aから、追加の水平軸Y’に沿って向いているスロット55aの内部エッジに作用する偏心要素54aが延びる。必要に応じて、この偏心器5aには、偏心要素54aの反対側に、偏心器5a自体の作動を促進するためのツールを固定する追加的な突起部56aがあってもよい。
一般的に言えば、第1可動構造18aの位置を固定するように、第1締結部材1aの第1可動構造18aと、対応する固定構造17aとの間に作用する追加的な止めネジ53a’が備えられてもよい。より具体的には、図1〜4に図示するように、追加的な止めネジが、垂直軸Zに沿って延びる各穴500’に挿入される。追加的な止めネジが締められると、その頭部が第1締結部材1aの第1可動構造18aの一部分に押しつけられる。図面では、この押しつけられる部分は、支持面を提供するように、長穴500’の追加的な止めネジ53a’の頭部部分をやや広げて形成されている。
垂直軸Zおよび第3水平軸Y以外の別の軸におけるヒンジの調整に関して、図8と11に示す実施形態の場合、第2調整手段は、少なくとも1つの調整ネジ6aを有する。この調整ネジ6aは、第2水平軸X’に平行な軸を持ち、第2締結部材1bの第1可動構造18bとネジ止めにより係合し、調整ネジ6aをその軸周りに回転させるが第2水平軸X’に沿って並進的に動くことを防ぐように、その頭部と反対の端部により第2締結部材1bの固定構造17bに束縛(固定)される。調整ネジ6aがその回転軸の周りを反対に回転することで、第2締結部材1bの第1可動構造18bを、第2水平軸X’に沿って対応する固定構造17bに対して反対に動かす。
垂直軸Zに沿ってその反対側に、第2締結部材1bの第1可動構造18bが、各固定構造17bに形成されるシート部に収容される各平坦フランジ部27d、28dを持つ。この第2調整手段の調整ネジ6aは、第2締結部材1bの第2可動構造18bの平坦フランジ部27d、28dの1つに係合し、第2調整手段は、第2締結部材1bの第2可動構造18bの平坦フランジ部27d、28dの他方に係合する別の同一の調整ネジ6aを有する。
図8の実施形態における第2締結部材1bの固定構造17bと、対応する第1可動構造18b(各調整ネジ6aの構造、または各調整ネジ6aを含む)との連結構造は、図4の断面図の上部および下部に図示する構造と同一である。図4は、図8のB’−B’断面を通る断面図と同一であると考えてもよい(この場合、第2締結部材1bに存在する構造を参照し、第1締結部材1aに存在する構造を参照しない参照番号間の明らかな対応により)。
ヒンジの構造一般に戻すと、上述した異なる実施形態とは別に、一般的に言うと、締結部材1a、1bの1つ(またはそれぞれ)の第1可動構造18a、18bは、垂直軸Zに沿って反対側に、対応する固定構造17a、17b内部に位置する2つの挿入物の形状をとり、さまざまな方法で互いに連結されてもよい(可能であれば、たとえば、関節接合アームまたは第2可動構造19bのどちらかにより)。好ましくは、固定構造17a、17b、第1可動構造18a、18b、および第2可動構造19bは、いずれも互いの内部に入れ子になったケージの形状をとる。図面に示すとおり、ケージには、第1水平軸Xおよび垂直軸Zを包含する平面に(または、第2水平軸X’および垂直軸Zを包含する平面に)、実質的にC字型の断面があり、この断面には、場合によっては、垂直軸Zに沿ってその端部に各平坦フランジ部が備えられていてもよい。
本考案には重要な利点がある。
このヒンジの構造は、たとえば、扉/開閉式調度品部品に手で直接操作する必要なく、簡単かつ比較的正確にヒンジの3軸調整を可能にするものである。このヒンジ構造は、扉/開閉式調度品部品とその枠において収納深さ方向に、締結部材の厚みを最小限に抑えることができる。後者については、関節接合アームの「7−点関節接合」構造と、フランジ面での調整用偏心器が平坦で、ヒンジが閉位置に動くとき、アームを受領する締結部材の格納部に挿入できるように形成されるという事実により保証される。
上述の本考案は、本考案の概念の範囲から逸脱しない限り、改変してもよく、いくつかの方法に適応させてもよい。
また、本考案の全詳細は、他の技術的に同等の要素に置換可能である。実際には、本考案の実施形態は、必要に応じて、あらゆる材料からあらゆるサイズで製造可能である。

Claims (29)

  1. 扉および/または開閉式の調度品部品用の3軸調整可能な完全隠しヒンジであって、
    第1および第2締結部材(1a、1b)を有し、その一方が扉または開閉式調度品部品内に収納され、他方が枠内に収納されて、扉または開閉式調度品部品が開閉可能になるように互いに相対して動かすことができる複数のアーム(2、3)により互いに連結されており、
    前記複数のアーム(2、3)は、それぞれ第1および第2アーム部(20および21;30および31)からなる第1および第2アーム(2、3)を有し;
    前記第1アーム(2)の前記第1アーム部(20)は、第1締結部材(1a)にヒンジ結合された第1端部(22a)と、前記第1アーム(2)の前記第2アーム部(21)の第1端部(23a)にヒンジ結合された第2端部(22b)とを持ち、前記第1アーム(2)の前記第2アーム部(21)の第2端部(23b)は前記第2締結部材(1b)にヒンジ結合され、各ヒンジピン(24a、24b、24c)の軸がいずれも垂直軸(Z)に平行であり;
    前記第2アーム(3)の前記第1アーム部(30)は、第2締結部材(1b)にヒンジ結合された第1端部(32a)と、前記第2アーム(3)の前記第2アーム部(31)の第1端部(33a)にヒンジ結合された第2端部(32b)とを持ち、前記第2アーム(3)の前記第2アーム部(31)の第2端部(33b)は前記第1締結部材(1a)にヒンジ結合され、各ヒンジピン(34a、34b、34c)の軸がいずれも前記垂直軸(Z)に平行であり;
    前記第1アーム(2)の前記第2アーム部(21)および前記第2アーム(3)の前記第2アーム部(31)は、それぞれの端部(23aと23b;33aと33b)の中間点で互いにヒンジ結合され、前記各ヒンジピン(4)の前記軸は前記垂直軸(Z)に平行であり;
    前記第1締結部材(1a)は、前記垂直軸(Z)に沿って反対側に、互いに平行かつ前記垂直軸(Z)に平行な各面(12a、13a)にそれぞれ位置する平坦フランジ部(10a、11a)を持ち;第1水平軸(X)は、前記第1締結部材(1a)の前記平坦フランジ部(10a、11a)が位置する前記面(12a、13a)に垂直な軸として定義され;
    前記第2締結部材(1b)は、前記垂直軸(Z)に沿って反対側に、互いに平行かつ前記垂直軸(Z)に平行な各面(12b、13b)にそれぞれ位置する平坦フランジ部(10b、11b)を持ち、第2水平軸(X’)は、前記第2締結部材(1b)の前記平坦フランジ部(10b、11b)が位置する前記面(12b、13b)に垂直な軸として定義され、第3水平軸(Y)は、同様に前記垂直軸(Z)に垂直であるとともに、前記第2締結部材(1b)の前記平坦フランジ部(10b、11b)が位置する前記面(12b、13b)に平行な軸として定義され;
    前記ヒンジが閉位置にあるとき、前記第1締結部材(1a)の前記平坦フランジ部(10a、11a)の前記面(12a、13a)が、対応する前記第2締結部材(1b)の平坦フランジ部(10b、11b)の前記面(12b、13b)に対向しており、前記第1締結部材(1a)の前記平坦フランジ部(10a、11a)の前記面(12a、13a)は、前記第2締結部材(1b)の前記平坦フランジ部(10b、11b)の前記面(12b、13b)に対して角度をなさず;
    前記ヒンジが閉位置と完全な開位置との間の中間位置にあるとき、前記第1締結部材(1a)の前記平坦フランジ部(10a、11a)の前記面(12a、13a)が、前記第2締結部材(1b)の前記平坦フランジ部(10b、11b)の前記面(12b、13b)となす前記角度は、ゼロから完全な開位置に対応する所定の最大値までの値を取り;
    前記ヒンジが閉位置にあるとき、前記第1締結部材(1a)内の格納部(14a)は、前記第1アーム(2)の前記第1アーム部(20)と、前記第2アーム部(21)の少なくとも一部と、前記第2アーム(3)の前記第2アーム部(31)の少なくとも一部とを収容し、他方、第2締結部材(1b)内の格納部(14b)は、前記第2アーム(3)の前記第1アーム部(30)と、前記第2アーム部(31)の少なくとも一部と、前記第1アーム(2)の前記第2アーム部(21)の少なくとも一部とを収容し;前記第1締結部材(1a)内の前記格納部(14a)と、前記第2締結部材(1b)内の前記格納部(14b)とは、それぞれ開口側(15a、15b)および最内部側(16a、16b)を持ち、該開口側(15a、15b)および最内部側(16a、16b)はそれぞれ前記第1水平軸(X)または前記第2水平軸(X’)に沿って前記各締結部材(1a、1b)に対して内側に向かって動くときに対面し;
    前記第1および第2締結部材(1a、1b)は、各外部構造(17a、17b)と、前記外部構造(17a、17b)内に収容される各第1可動構造(18a、18b)とをそれぞれ有し、前記外部構造(17a、17b)は、前記各締結部材(1a、1b)の前記平坦フランジ部(10aと11a;10bと11b)を有し;
    前記第2締結部材(1b)は、前記第1可動構造(18b)内に収容される第2可動構造(19b)をも有し;
    前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)には、前記第1アーム(2)の前記第1アーム部(20)の前記第1端部(22a)と、前記第2アーム(3)の前記第2アーム部(31)の前記第2端部(33b)とを、前記第1締結部材(1a)に対してヒンジ結合する前記ヒンジピン(24a、34c)が設置され;
    前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)には、前記第2アーム(3)の前記第1アーム部(30)の前記第1端部(32a)と、前記第1アーム(2)の前記第2アーム部(21)の前記第2端部(23b)とを、前記第2締結部材(1b)に対してヒンジ結合する前記ヒンジピン(34a、24c)が設置され;
    前記ヒンジは、さらに、前記第1締結部材(1a)の固定構造(17a)に対する前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)の位置を調整するための第1手段と;前記第2締結部材(1b)の固定構造(17b)に対する前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)の位置を調整するための第2手段と;前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)に対する前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)の位置を調整するための第3手段と;を有し、
    前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)は、前記第1水平軸(X)に沿って、前記各外部構造(17a)に対して並進的に動くように案内され、且つ前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)は、前記垂直軸(Z)に沿って、前記各外部構造(17b)に対して並進的に動くように案内され、または、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)は、垂直軸(Z)に沿って、前記各外部構造(17a)に対して並進的に動くように案内され、且つ前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)は、前記第2水平軸(X’)に沿って、前記各外部構造(17b)に対して並進的に動くように案内され;
    前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)は、第3水平軸(Y)に沿って、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)に対して並進的に動くように案内され;
    前記第3調整手段は、偏心器(7)を有し、この偏心器(7)は、前記第2締結部材(1b)内の前記格納部(14b)の前記最内部側(16b)に位置し、前記第2水平軸(X’)に平行な回転軸(70)を持ち、前記ヒンジが開位置にあるとき、前記格納部(14b)自体の前記開口側(15b)からアクセス可能であり、前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)の表面部および/または前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)以外の部分に作用し;前記回転軸(70)の周りを前記偏心器(7)が反対に回転することで、前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)を前記第3水平軸(Y)に沿って対応する第1可動構造(18b)に対して反対に動かすようになっていることを特徴とする開閉式の調度品部品用の3軸調整可能な完全隠しヒンジ。
  2. 前記第3調整手段の前記偏心器(7)は、前記第2締結部材(1b)の前記格納部(14b)の前記最内部側(16b)の少なくとも一部を構成する前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)の最内部(25b)に形成されるシート部(72)に挿入される円形頭部(71)を有する請求項1に記載の前記ヒンジ。
  3. 前記第3調整手段の前記偏心器(7)は、オフセット回転軸(70)を有する回転プレートである前記円形頭部(71)を有し、前記シート部(72)は、前記垂直軸(Z)に沿って長円であり、前記第3水平軸(Y)に沿って前記円形頭部(71)の直径に等しい幅を有する請求項2に記載の前記ヒンジ。
  4. 前記第2水平軸(X’)に沿った前記円形頭部(71)の厚みは、前記シート部(72)の前記深さ以下である請求項3に記載の前記ヒンジ。
  5. 前記第3調整手段は、前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)と前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(19b)以外の部分との間に作用し、後者の位置を固定する少なくとも1つの止めネジ(73)を有する請求項3または4に記載の前記ヒンジ。
  6. 前記止めネジ(73)は、前記第3調整手段の前記偏心器(7)に形成される貫通シート部に挿入されて、前記偏心器(7)の回転軸(70)となり、該ネジが締められると前記円形頭部(71)に対して押し付けられる請求項5に記載の前記ヒンジ。
  7. 前記止めネジ(73)は、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)の最内部(26b)に形成されるネジ山と係合する請求項6に記載の前記ヒンジ。
  8. 前記第2締結部材(1b)の前記第1および前記第2可動構造(18b、19b)の間に、前記第3水平軸(Y)に沿って延びる角柱ガイド連結部(8)がある請求項1〜7のいずれかに記載の前記ヒンジ。
  9. 前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)は、前記第1水平軸(X)に沿って、前記各外部構造(17a)に対して並進的に動くように案内され、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)は、前記垂直軸(Z)に沿って、前記各外部構造(17b)に対して並進的に動くように案内され、前記第1調整手段は、前記第1水平軸(X)に沿って作用し、前記第2調整手段は垂直方向(Z)に沿って作用する請求項1〜8のいずれかに記載の前記ヒンジ。
  10. 前記第2調整手段は、前記ヒンジが開位置にあるときに少なくともアクセス可能で、前記第2水平軸(X’)に平行な回転軸(60)を持ち、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)の表面部および/または前記第2締結部材(1b)の固定構造(17b)の所定部分に作用する偏心器(6)を有し、前記偏心器(6)が前記回転軸(60)の周りを反対に回転することで、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)を前記垂直軸(Z)に沿って対応する固定構造(17b)に対して反対に動かす請求項9に記載の前記ヒンジ。
  11. 前記第2調整手段の前記偏心器(6)は、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)の一部分に形成されるシート部(62)に挿入される円形頭部(61)を有する請求項10に記載の前記ヒンジ。
  12. 前記第2調整手段の前記偏心器(6)は、オフセット回転軸(60)を有する回転プレートになる前記円形頭部(61)を有し、前記シート部(62)は、前記第3水平軸(Y)に沿って長円であり、前記垂直軸(Z)に沿って前記円形頭部(61)の直径に等しい幅を有する請求項11に記載の前記ヒンジ。
  13. 前記第2水平軸(X’)に沿った前記円形頭部(61)の厚みは、前記シート部(62)の深さ以下である請求項12に記載の前記ヒンジ。
  14. 前記第2調整手段が、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)と前記第2締結部材(1b)の固定構造(17b)の所定部分との間に作用し、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)の位置を固定する少なくとも1つの止めネジ(63)を有する請求項11または12に記載の前記ヒンジ。
  15. 前記止めネジ(63)は、前記第2調整手段の前記偏心器(6)に形成される貫通シート部に挿入され、前記偏心器(6)の回転軸(60)となり、該ネジが締められると前記円形頭部(61)に対して押し付けられる請求項14に記載の前記ヒンジ。
  16. 前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)は、前記垂直軸(Z)に沿ってその反対側に、前記各固定構造(17b)に形成されるシート部に収容される各平坦フランジ部(27b、28b)を持ち、前記第2調整手段の前記偏心器(6)は、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)の前記平坦フランジ部(27b、28b)の1つに収容される請求項10〜15のいずれかに記載の前記ヒンジ。
  17. 前記第1調整手段は調整ネジ(5)を有し、該調整ネジ(5)は、前記第1水平軸(X)に平行な軸を持ち、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)とネジ止めにより係合し、前記調整ネジ(5)をその軸の周りで回転させるが、頭部と反対側の端部により前記第1水平軸(X)に沿って並進的に動くことを防ぐように、前記第1締結部材(1a)の前記固定構造(17a)に束縛され、前記調整ネジ(5)がその軸の周りを反対に回転することで、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)を前記第1水平軸(X)に沿って対応する固定構造(17a)に対して反対に動かす請求項9〜16のいずれかに記載の前記ヒンジ。
  18. 前記垂直軸(Z)に沿ってその反対側に、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)が、前記各固定構造(17a)に形成されるシート部に収容される各平坦フランジ部(27a、28a)を持ち;
    前記第1調整手段の前記調整ネジ(5)は、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)の前記平坦フランジ部(27a、28a)の1つに係合し、前記第1調整手段は、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)の前記平坦フランジ部(27a、28a)の他方に係合する別の同一の調整ネジ(5)を有する請求項17に記載の前記ヒンジ。
  19. 前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)は、前記垂直軸(Z)に沿って、前記各外部構造(17a)に対して並進的に動くように案内され、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)は、前記第2水平軸(X’)に沿って、前記各外部構造(17b)に対して並進的に動くように案内され、前記第1調整手段は、前記垂直方向(Z)に沿って作用し、前記第2調整手段は、前記第2水平軸(X’)に沿って作用する請求項1〜8のいずれかに記載の前記ヒンジ。
  20. 前記第1調整手段は、少なくとも前記ヒンジが開位置にあるときアクセス可能であり、前記第1水平軸(X)に平行な回転軸(50a)を持ち、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)の表面部および/または前記第1締結部材(1a)の固定構造(17a)の所定部分に作用する偏心器(5a)を有し、前記偏心器(5a)が前記回転軸(50a)の周りを反対に回転することで、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)を前記垂直軸(Z)に沿って対応する固定構造(17a)に対して反対に動かす請求項19に記載の前記ヒンジ。
  21. 前記第1調整手段の前記偏心器(5a)は、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)の一部分に形成されるシート部(52a)に挿入される円形頭部(51a)を有する請求項20に記載の前記ヒンジ。
  22. 前記第1調整手段の前記偏心器(5a)は、オフセット回転軸(50a)を有する回転プレートである前記円形頭部(51a)を有し、
    前記シート部(52a)は、
    前記垂直軸(Z)に垂直、且つ前記第1締結部材(1a)の前記平坦フランジ部(10a、11a)が位置する前記面(12a、13a)に平行な追加的な水平軸(Y’)に沿って長円であり;
    前記垂直軸(Z)に沿って、前記円形頭部(51a)の直径に等しい幅を有する請求項21に記載の前記ヒンジ。
  23. 前記第1水平軸(X)に沿った前記円形頭部(51a)の厚みは、前記各シート部(52a)の深さ以下である請求項22に記載の前記ヒンジ。
  24. 前記第1調整手段は、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)と前記第1締結部材(1a)の固定構造(17a)の所定部分との間に作用し、前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)の位置を固定する少なくとも1つの止めネジ(53a)を有する請求項22または23に記載の前記ヒンジ。
  25. 前記止めネジ(53a)は、前記第1調整手段の前記偏心器(5a)に形成される貫通シート部に挿入されて、前記偏心器(5a)の回転軸(50a)となり、該ネジが締められると前記円形頭部(51a)に対して押し付けられる請求項24に記載の前記ヒンジ。
  26. 前記第1締結部材(1a)の前記第1可動構造(18a)は、前記垂直軸(Z)に沿ってその反対側に、前記各固定構造(17a)に形成されるシート部に収容される各平坦フランジ部(27c、28c)を持ち、前記第1調整手段の前記偏心器(5a)は、前記平坦フランジ部(27c、28c)の1つに収容される請求項20〜25のいずれかに記載の前記ヒンジ。
  27. 前記第1調整手段の前記偏心器(5a)は、前記第1締結部材(1a)の前記格納部(14a)の最内部側(16a)に位置し、前記ヒンジが開位置にあるとき、前記格納部(14a)の前記開口側(15a)からアクセス可能である請求項20〜25のいずれかに記載の前記ヒンジ。
  28. 前記第2調整手段は調整ネジ(6a)を有し、該調整ネジ(6a)は、前記第2水平軸(X’)に平行な軸を持ち、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)とネジ止めにより係合し、前記調整ネジ(6a)をその軸の周りで回転させるが、前記第2水平軸(X’)に沿って並進的に動くことを防ぐように、頭部と反対側の端部によりで、前記第2締結部材(1b)の前記固定構造(17b)に束縛される前記調整ネジ(6a)がその軸の周りを反対に回転することで、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)を前記第2水平軸(X’)に沿って対応する固定構造(17b)に対して反対に動かす請求項19〜27のいずれかに記載の前記ヒンジ。
  29. 前記垂直軸(Z)に沿ってその反対側に、前記第2締結部材(1b)の前記第1可動構造(18b)が、前記各固定構造(17b)に形成されるシート部に収容される各平坦フランジ部(27d、28d)を持ち;
    前記第2調整手段の前記調整ネジ(6a)は、前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(18b)の前記平坦フランジ部(27d、28d)の1つに係合し、前記第2調整手段は、前記第2締結部材(1b)の前記第2可動構造(18b)の前記平坦フランジ部(27d、28d)の他方に係合する別の同一の調整ネジ(6a)を有する請求項28に記載の前記ヒンジ。
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