JP3160145B2 - 有孔鋼板を用いたアンカー構造 - Google Patents

有孔鋼板を用いたアンカー構造

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JP3160145B2
JP3160145B2 JP05684494A JP5684494A JP3160145B2 JP 3160145 B2 JP3160145 B2 JP 3160145B2 JP 05684494 A JP05684494 A JP 05684494A JP 5684494 A JP5684494 A JP 5684494A JP 3160145 B2 JP3160145 B2 JP 3160145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼製柱とコンクリート
基礎との接合部あるいは鋼製柱とコンクリート製梁との
接合部等に使用される有孔鋼板を用いたアンカー構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼製構造物におけるコンクリート
フーチング24に対する橋脚25の定着構造としては、
図5に示すように、アンカービーム26を使用したアン
カーフレーム方式と、図6に示すように、ボルト27の
周囲にアンボンド剤28を付着させて、そのボルト27
により直接定着方式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、構造物
の大型化に伴い、アンカービーム26の厚板を大きくす
る必要があり、しかも、アンカービーム26を高材質化
したり、アンカービーム26の溶接量の増大が避けられ
ず、またアンカービーム26自体が大型化し、コストや
輸送、架設上の問題も生じている。一方、アンカーフレ
ーム方式とは別に、図7および図8に示すように、頭付
きスタッド29を溶接により固着した異形棒鋼30をア
ンカーボルトとして用い、主としてその頭付きスタッド
29を有する異形棒鋼30の付着力により、コンクリー
トフーチングに直接定着する方式もあるが、この方式の
場合は、前記アンカーフレーム方式の問題点に関して
は、かなり有利に解決できるが、この場合、必要な定着
力を得るためには、異形棒鋼30の定着長さが長くなる
という問題があり、例えばコンクリートフーチング24
の厚さを必要以上に厚くしなければならない等の理由に
より、工事費用の増大を招くなどの問題があった。ま
た、前記アンカーボルトの付着力を増加させるために、
異形棒鋼30に頭付きスタッド29等を溶接する等の方
式も用いられているが、この場合は、溶接する頭付きス
タッド29の本数が非常に多くなり、かつ加工手間が多
くなって、コスト高になると共に、製造能率が低いとい
う問題がある。さらにまた、図6に示すアンボンド剤2
8を付着させたボルト27による直接定着方式の場合
は、フーチング24に対する橋脚25の取付強度が弱い
という問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の有孔鋼板を用いたアンカー構造に
おいては、コンクリート埋設深さに相当する長さで、か
つコンクリートが充填される複数の透孔4を有する鋼板
11の巾方向の両側に、その鋼板11の長手方向に延長
する平坦部12を有する異形棒鋼13の前記平坦部12
を当接して溶接により固着し、前記鋼板11とこれに固
着された2本の棒鋼13とからなるアンカー部材14
を、環状鉄筋6の中に挿入し、その環状鉄筋6をアンカ
ー部材14に固定し、前記アンカー部材14および環状
鉄筋6をコンクリート7に埋設するものである。
【0005】図1ないし図4は本発明の実施例を示すも
のであって、複数の透孔4を有する鋼板11における巾
方向の両側に、異形棒鋼からなる棒鋼13における棒鋼
長手方向に延長する平坦部12が当接されて溶接により
固着され、複数の透孔4を有する鋼板11とその鋼板1
1の巾方向の両側に固着された棒鋼13とからなるアン
カー部材14は、螺旋状鉄筋または篭鉄筋からなる環状
鉄筋6の中に挿入され、螺旋状鉄筋の場合は、その螺旋
状鉄筋の両端部がアンカー部材14に対し溶接により固
定され、また篭鉄筋の場合は、その篭鉄筋が複数の連結
鉄筋(図示を省略した)を介して、アンカー部材14に
溶接により固着される。またアンカー部材14における
各棒鋼13の上部に設けられた雄ねじ部20に、締付用
ナット21およびロックナット22が螺合されている。
【0006】前述のように構成された環状鉄筋6を有す
るアンカー部材14は、その下側部分が基礎用のコンク
リート7に埋設され、かつ前記雄ねじ20と締付用ナッ
ト21とロックナット22とは、前記コンクリート7の
上面よりも上方に配置されている。
【0007】鋼製柱部材1の下端部に溶接により固着さ
れた鋼製座板23は、前記コンクリート7の上面に載置
されると共に、各棒鋼13の上部の雄ねじ部20が、前
記鋼製座板23の透孔に挿通され、その鋼製座板23の
上部において雄ねじ部20に螺合された締付用ナット2
1およびロックナット22により、前記鋼製座板23が
コンクリート7の上面に固定されている。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、複数の透孔4を有する
鋼板11の巾方向の両側に、その鋼板11の長手方向に
延長する平坦部12を有する棒鋼13における前記平坦
部12を当接して溶接により固着し、前記鋼板11とこ
れに固着された複数の棒鋼13とからなるアンカー部材
14を、環状鉄筋6の中に挿入し、その環状鉄筋6をア
ンカー部材14に固定し、そのアンカー部材14をコン
クリート7に埋設するので、前記アンカー部材5,9,
14の透孔4にコンクリート7,10を充填して、前記
アンカー部材5,9,14を、コンクリートに対し強固
に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において用いられる環状鉄筋付
きアンカー部材を示す正面図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る有孔鋼板を用いたアンカ
ー構造を示す斜視図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】従来のアンカーフレーム方式による鋼製橋脚の
固定構造を示す一部縦断正面図である。
【図6】従来の直接定着方式による鋼製橋脚の固定構造
を示す一部縦断正面図である。
【図7】異形棒鋼を示す横断平面図である。
【図8】異形棒鋼を示す正面図である。
【符号の説明】
1 鋼製柱部材 2 フランジ 3 ウエッブ 4 透孔 5 アンカー部材 6 環状鉄筋 7 コンクリート 9 アンカー部材 10 梁コンクリート 11 鋼板 12 平坦部 13 棒鋼 14 アンカー部材 16 鋼製支柱本体 17 継手鋼板 18 ボルト 19 梁鉄筋 20 雄ねじ部 21 締付用ナット 22 ロックナット 23 鋼製座板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−272847(JP,A) 特開 平5−33351(JP,A) 特開 昭63−22937(JP,A) 特開 平6−41980(JP,A) 実開 昭58−75808(JP,U) 実開 昭58−61815(JP,U) 実開 昭59−194413(JP,U) 実公 昭53−16168(JP,Y2) 実公 昭48−22277(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/41 502 E02D 27/00 E04B 1/24 E04C 5/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート埋設深さに相当する長さ
    で、かつコンクリートが充填される複数の透孔4を有す
    る鋼板11の巾方向の両側に、その鋼板11の長手方向
    に延長する平坦部12を有する異形棒鋼13の前記平坦
    部12を当接して溶接により固着し、前記鋼板11とこ
    れに固着された2本の棒鋼13とからなるアンカー部材
    14を環状鉄筋6の中に挿入し、その環状鉄筋6をアン
    カー部材14に固定し、前記アンカー部材14および環
    状鉄筋6をコンクリート7に埋設した有孔鋼板を用いた
    アンカー構造。
JP05684494A 1994-03-03 1994-03-03 有孔鋼板を用いたアンカー構造 Expired - Fee Related JP3160145B2 (ja)

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