JP3159494B2 - 半導体用メタルパッケージ - Google Patents

半導体用メタルパッケージ

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JP3159494B2
JP3159494B2 JP34714191A JP34714191A JP3159494B2 JP 3159494 B2 JP3159494 B2 JP 3159494B2 JP 34714191 A JP34714191 A JP 34714191A JP 34714191 A JP34714191 A JP 34714191A JP 3159494 B2 JP3159494 B2 JP 3159494B2
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JP
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long groove
side wall
ceramic
ceramic terminal
side walls
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努 樋口
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体用メタルパッケ
ージ、特に、光素子等の超高速半導体デバイスを収納す
るボックス型のメタルパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、よく用いられるメタルパッケー
ジの端子構造である。図7(a)は、絶縁ガラス1を介
して金属導体2をパッケージ本体3に取り付けた、いわ
ゆるガラス端子の例である。ガラスの誘電率と厚さ(金
属導体とパッケージ本体間の距離)に応じた特性インピ
ーダンスが得られる。しかし、ガラス1から露出した金
属導体2の部分aで特性インピーダンスのマッチングが
はかれないため、この露出部分にミスマッチングが発生
することがある。
【0003】図7(b)は、セラミック材料を用いた基
板4に、配線層5を備えると共に、メタライズ層6、7
を形成してパッケージ本体8にろう付け等による取り付
けたいわゆるセラミック端子の例である。パッケージ本
体8の厚さに相当する部分はストリップライン(SL)
構造となり、それ以外の部分はマイクロストリップライ
ン(MSL)構造となるため、セラミック端子の全体に
わたって特性インピーダンスのマッチングを取ることが
でき、特に、光素子等の超高速デバイスを収納するメタ
ルパッケージとして最適である。
【0004】図8は、セラミック端子を使用するメタル
パッケージの外観図である。9は枠体状に形成した側壁
の一方の開口部にベース10を一体成形または別体に形
成して接合したボックス型の金属製ケースであり、ケー
ス9の側壁には、セラミック端子11を固着するための
長溝12が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の半導体用メタルパッケージにあっては、枠体状に
形成された1つの側壁の平面内に長溝を形成するもので
あったため、以下に述べる理由から、加工コストがかさ
むといった問題点があった。長溝は一般に、エンドミル
を用いた切削加工によって作ることができるが、図9に
示すように、長溝のコーナ部分にエンドミルの半径に相
当する曲線形状のRが生じる。このRは小径のエンドミ
ルに交換して加工することによって小さくすることはで
きるものの、R=0、すなわちRをなくしてコーナー形
状を角張らせることは不可能である。
【0006】他方、この長溝に固着するセラミック端子
のコーナ形状はきわめて角張っており、これはセラミッ
クの加工上の特色でもある。したがって、長溝を加工す
る際は、セラミック端子のコーナ形状に合わせてできる
だけRを小さくする必要があるから、切削加工の場合に
は、エンドミルの頻繁な交換が必要になり加工コストが
大幅にアップする。
【0007】なお、長溝はプレス加工により側壁を打ち
抜いて形成することもできるが、プレス金型(雌型、雄
型)が必要であり、また、雌型(凹型)が切削加工で作
られるために、この雌型のコーナ精度によって長溝のコ
ーナ形状が決まるから、同様に加工コストのアップが避
けられない。しかも、プレス加工の場合には、雌型内部
に雄型(凸型)を入れて打ち抜く必要があるため、図9
に示すように、長溝の端部とケース内壁との間に距離D
を持たせなければならず、セラミック端子の端子数増大
などに対する設計上の制限になる。
【0008】そこで、本発明は、ボックス型ケースの3
つの側壁にわたって連続した長溝を形成することによ
り、加工コストを低減し、且つ設計上の制限を緩和した
半導体用メタルパッケージを提供することを目的とす
る。
【0009】本発明は、上記目的を達成するために、半
導体デバイスを収納するボックス型ケースの側壁に側壁
を貫通する長溝を形成し、該長溝にセラミック端子を固
着する半導体用メタルパッケージにおいて、前記側壁を
挟んで対向する2つの側壁外面に到達して該外面に凹部
を設ける長溝を形成し、前記セラミック端子の両端部を
該2つの側壁に形成された長溝端部の内周面にそれぞれ
接合させたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、ミゾ加工によって長溝が形成され
る。したがって、プレス金型やエンドミルの交換を不要
にでき、加工コストを低減できるとともに、設計上の制
限を緩和できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図6は本発明に係る半導体用メタルパッケ
ージの一実施例を示す図である。図1〜図3において、
20は枠体状に形成した側壁の一方の開口部にベース2
1を取り付けたボックス型の金属製ケースである。ケー
ス20は上面が開放しており、その内部に図示しない光
素子等の超高速半導体デバイスが搭載(収納)され、キ
ャップによって気密に封止されるようになっている。2
0a〜20dはそれぞれが、ケース20の上面開口部と
ベース21の底面を除く4つの側壁であり、内壁同士が
対向する2つの側壁20aと20bには側壁20aと2
0bをそれぞれ貫通する長溝22、23が各々形成され
ている。
【0012】長溝22は、側壁20aの端から端までを
連続するとともに、その側壁20aの両側の側壁20
c、20dの外面に到達して該外面に凹部を設けてお
、また、同様に、長溝23は、側壁20bの端から端
までを連続するとともに、その側壁20bの両側の側壁
20c、20dの外面に到達して該外面に凹部を設けて
いる。すなわち、長溝22(または23)の長辺の長さ
は、側壁20a(または20b)の端から端までの長さ
に、側壁20c、20dのそれぞれの厚さTを加えた値
で与えられる。
【0013】24は、長溝22(または23)に装着さ
れてろう付け等により接合されるセラミック端子であ
る。ここで、図4のセラミック端子24の各矢視に対応
する図を、図5(a)〜(e)に示す。図5(a)はA
−A’矢視図、図5(b)はB−B’矢視図、図5
(c)はC−C’矢視図、図5(d)はD−D’矢視
図、図5(e)はE−E’矢視図である。
【0014】セラミック端子24は、セラミック材料を
用いた基板25に、配線層26を備えると共に、メタラ
イズ層27を形成して構成する。配線層26はそのほぼ
中央部分が基板25に挟まれており、また、メタライズ
層27は、長溝22(または23)の内周面と接合する
セラミック端子24の上面と下面に形成されるととも
に、側壁20c(または20d)に形成された長溝の内
周面と接合する両端部の側面の一部にもそれぞれ形成さ
れている。セラミック端子24の両端部分は補強のため
のリブであり、このリブが、図3に示すように、ケース
20の側壁20c及び20dに形成された長溝22、2
3の内周面に当接してはめ込まれ、互いに接合するよう
になっている。
【0015】このような構造によれば、長溝22、23
を3つの側壁(20a、20c及び20dまたは20
b、20c及び20d)にわたって形成することがで
き、図3に示すように、側壁20c(または20d)か
ら見た長溝22、23の形状を、溝状にすることができ
る。したがって、溝をだんだんと彫り進めるような加工
方法(ミゾ加工)により、長溝22、23を形成するこ
とができる。
【0016】すなわち、回転砥石やフライスカッターを
用いた加工方法を採用でき、容易に、セラミック端子を
接合する長溝の内周面のコーナ形状を角張らせることが
できる。その結果、切削加工のようなエンドミルの交換
作業が不要になり、また、プレス加工のような金型の準
備が不要になるから、コストを大幅に低減することがで
きる。
【0017】また、複数のケースを一直線に並べて一度
に複数個分の長溝を形成するといった同時加工も簡単に
適用できるため、比較的に生産数の多い場合にも容易に
対処できる。さらに、セラミック端子を長溝の溝状部分
にはめ込んで内周面に当接させるだけで、簡単にセラミ
ック端子の位置出しを行うことができ、且つ、図6に示
すように、セラミック端子の傾きを小さくすることがで
きる。
【0018】なお、セラミック端子とリードとの接合
は、従来どおり、セラミック端子の接合と同時に行うこ
とができる。さらにまた、セラミック端子の保持を、主
として長溝両端部の溝状部分に負担させることができ、
セラミック端子のリブによって保持強度を充分に高める
ことができる。このため、セラミック端子クラックや接
合部からのリークを回避して信頼性の向上を図ることが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ボックス型ケースの3
つの側壁にわたって連続した長溝を形成したので、切削
加工やプレス加工に代わってミゾ加工を適用することが
できる。したがって、加工コストを低減でき、且つ設計
上の制限を緩和した半導体用メタルパッケージを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の外観図である。
【図2】一実施例の正面図である。
【図3】一実施例の側壁図である。
【図4】一実施例のセラミック端子の外観図である。
【図5】一実施例の矢視図である。
【図6】一実施例のケースにセラミック端子をはめ合わ
せた状態図である。
【図7】従来例のメタルパッケージの端子構造図であ
る。
【図8】従来例の外観図である。
【図9】一実施例の長溝の要部詳細図である。
【符号の説明】
20:ケース 20a、20b、20c、20d:側壁 22、23:長溝 24:セラミック端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/02 - 23/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体デバイスを収納するボックス型ケー
    スの側壁に側壁を貫通する長溝を形成し、該長溝にセラ
    ミック端子を固着する半導体用メタルパッケージにおい
    て、前記側壁を挟んで対向する2つの側壁外面に到達し
    て該外面に凹部を設ける長溝を形成し、前記セラミック
    端子の両端部を該2つの側壁に形成された長溝端部の内
    周面にそれぞれ接合させたことを特徴とする半導体用メ
    タルパッケージ。
JP34714191A 1991-12-27 1991-12-27 半導体用メタルパッケージ Expired - Lifetime JP3159494B2 (ja)

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