JP2773549B2 - 半導体装置用容器 - Google Patents
半導体装置用容器Info
- Publication number
- JP2773549B2 JP2773549B2 JP4162356A JP16235692A JP2773549B2 JP 2773549 B2 JP2773549 B2 JP 2773549B2 JP 4162356 A JP4162356 A JP 4162356A JP 16235692 A JP16235692 A JP 16235692A JP 2773549 B2 JP2773549 B2 JP 2773549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- container
- semiconductor device
- ceramic
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置用容器に関
し、特に気密封止用の金属で構成された半導体装置用容
器に関する。
し、特に気密封止用の金属で構成された半導体装置用容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体素子を気密封止する半導体
装置用の容器は図3(a)及び(b)にそれぞれ平面図
及び正面図を示すように、金属材を加工した金属側壁1
で囲まれるキャビティ2を構成し、このキャビティ内に
半導体素子を搭載するようにしている。この金属側壁1
の外側には放熱板3が一体に設けられる。又、金属側壁
1の一部は切り欠かれてい切欠部4が設けられこの切欠
部にセラミック側壁5が配置され、このセラミック側壁
5の周囲の全体においてAgロー材7により金属側壁1
に一体化されている。このセラミック側壁5に外部導出
リード6がキャビティ2の内外にわたって貫通支持され
ており、キャビティ2内に搭載される半導体素子に電気
接続される。
装置用の容器は図3(a)及び(b)にそれぞれ平面図
及び正面図を示すように、金属材を加工した金属側壁1
で囲まれるキャビティ2を構成し、このキャビティ内に
半導体素子を搭載するようにしている。この金属側壁1
の外側には放熱板3が一体に設けられる。又、金属側壁
1の一部は切り欠かれてい切欠部4が設けられこの切欠
部にセラミック側壁5が配置され、このセラミック側壁
5の周囲の全体においてAgロー材7により金属側壁1
に一体化されている。このセラミック側壁5に外部導出
リード6がキャビティ2の内外にわたって貫通支持され
ており、キャビティ2内に搭載される半導体素子に電気
接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の半導
体装置用容器では、セラミック側壁5の周囲全面におい
て金属側壁5の熱膨張率が相違することから、半導体素
子の搭載時における金属側壁1の熱収縮によりセラミッ
クス側壁5に熱応力が加わり、セラミックス側壁5にク
ラックが生じるという問題がある。又、電気特性検査時
において金属側壁1及び放熱板3を検査治具で固定した
場合に、これらを構成する金属部材に加わる圧力により
セラミックス側壁5に応力が加わって同様にクラックが
生じるという問題がある。
体装置用容器では、セラミック側壁5の周囲全面におい
て金属側壁5の熱膨張率が相違することから、半導体素
子の搭載時における金属側壁1の熱収縮によりセラミッ
クス側壁5に熱応力が加わり、セラミックス側壁5にク
ラックが生じるという問題がある。又、電気特性検査時
において金属側壁1及び放熱板3を検査治具で固定した
場合に、これらを構成する金属部材に加わる圧力により
セラミックス側壁5に応力が加わって同様にクラックが
生じるという問題がある。
【0004】本発明の目的はセラミックス側壁のクラッ
クを防止した半導体装置用容器を提供することにある。
クを防止した半導体装置用容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置用容
器は、セラミックス側壁を外部導出リード取付部と内部
結線部の一方又は両方がくぼんだ直方体とした構造とし
ている。本発明によれば、セラミックス側壁の金属側壁
に接触している側の面積が多くなり、金属側壁に生じた
応力を分散させることができ、セラミックス側壁のセラ
ミックのクラックが防止される。
器は、セラミックス側壁を外部導出リード取付部と内部
結線部の一方又は両方がくぼんだ直方体とした構造とし
ている。本発明によれば、セラミックス側壁の金属側壁
に接触している側の面積が多くなり、金属側壁に生じた
応力を分散させることができ、セラミックス側壁のセラ
ミックのクラックが防止される。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の半導体装置用容器の第1の実施例を
示し、同図(a)は平面図,同図(b)は正面図であ
る。これまでと同様に金属を加工した側壁1を形成し、
内部に半導体素子を搭載するためのキャビティ2を形成
する。金属側壁1の外側には放熱板3が一体形成され
る。又、金属側壁の内面、内底面等はMo−Mn等での
メタライズが施されている。更に、金属側壁1の一部は
切り欠かれて切欠部4が設けられ、ここにセラミックス
側壁5が配設され、外部導出リード6を支持している。
このセラミックス側壁5は金属側壁1にAgロー材7で
接続されている。このセラミックス側壁5は、リード導
出部の上の面の断面はH形をしている。このように本実
施例では図3の従来のものに比べてAgロー付けされて
いる側面が広なっているので半導体搭載時の熱応力が広
い面に分散されるのでクラックが生じずらい。
る。図1は本発明の半導体装置用容器の第1の実施例を
示し、同図(a)は平面図,同図(b)は正面図であ
る。これまでと同様に金属を加工した側壁1を形成し、
内部に半導体素子を搭載するためのキャビティ2を形成
する。金属側壁1の外側には放熱板3が一体形成され
る。又、金属側壁の内面、内底面等はMo−Mn等での
メタライズが施されている。更に、金属側壁1の一部は
切り欠かれて切欠部4が設けられ、ここにセラミックス
側壁5が配設され、外部導出リード6を支持している。
このセラミックス側壁5は金属側壁1にAgロー材7で
接続されている。このセラミックス側壁5は、リード導
出部の上の面の断面はH形をしている。このように本実
施例では図3の従来のものに比べてAgロー付けされて
いる側面が広なっているので半導体搭載時の熱応力が広
い面に分散されるのでクラックが生じずらい。
【0007】次に、本発明の第2の実施例について図2
を参照して説明する。図2(a)は平面図、(b)は正
面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し
てある。この実施例では、セラミックス側壁5は、リー
ド導出部の上の面の断面はキャビティの外に向って凹状
になっている。この実施例でもAgロー付けされる側面
が大きいので耐クラック性が向上する。
を参照して説明する。図2(a)は平面図、(b)は正
面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し
てある。この実施例では、セラミックス側壁5は、リー
ド導出部の上の面の断面はキャビティの外に向って凹状
になっている。この実施例でもAgロー付けされる側面
が大きいので耐クラック性が向上する。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
ラミック側壁の金属側壁とAgロー付けされている側面
は、従来の容器にくらべて10〜30%広くなるので、
半導体素子搭載時に熱応力あるいは電気特性検査時の治
具固定時の機械的応力が側壁1に生じても応力が分散さ
れるのでセラミック側壁5の耐クラック性は向上する。
図に、第1の実施例の半導体装置用容器によれば、ある
条件下での半導体素子搭載時のセラミック側壁のクラッ
クは従来容器の3個/20個発生に対し、0個/20個
と良好な結果を得ている。
ラミック側壁の金属側壁とAgロー付けされている側面
は、従来の容器にくらべて10〜30%広くなるので、
半導体素子搭載時に熱応力あるいは電気特性検査時の治
具固定時の機械的応力が側壁1に生じても応力が分散さ
れるのでセラミック側壁5の耐クラック性は向上する。
図に、第1の実施例の半導体装置用容器によれば、ある
条件下での半導体素子搭載時のセラミック側壁のクラッ
クは従来容器の3個/20個発生に対し、0個/20個
と良好な結果を得ている。
【図1】本発明の第1の実施例を示す図で、(a)は平
面図、(b)は正面図である。
面図、(b)は正面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図で、(a)は平
面図、(b)は正面図である。
面図、(b)は正面図である。
【図3】従来の半導体装置用容器を示す図で、(a)は
平面図、(b)は正面図である。
平面図、(b)は正面図である。
1 金属側壁 2 キャビティ 3 放熱板 4 切欠部 5 セラミックス側壁 6 外部導出リード 7 Agロー材
Claims (1)
- 【請求項1】 金属側壁で囲まれて内部に半導体素子を
収納するキャビティを有し、この金属側壁の一部に設け
た切欠部をセラミックス側壁で構成して成る半導体装置
用容器において、前記セラミックスの形状が外部導出用
リード取付部のみくぼんだ直方体であることを特徴とす
る半導体装置用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162356A JP2773549B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 半導体装置用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162356A JP2773549B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 半導体装置用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065724A JPH065724A (ja) | 1994-01-14 |
JP2773549B2 true JP2773549B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=15753012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4162356A Expired - Lifetime JP2773549B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 半導体装置用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773549B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3779641T2 (de) * | 1987-09-22 | 1993-02-04 | Ibm Deutschland | Form einer gleitschuhschiene und ihr mechanisches herstellungsverfahren. |
EP1931952B1 (de) | 2005-10-03 | 2014-06-25 | Mettler-Toledo AG | Dosiereinrichtung für pulver- oder pastenförmige substanzen |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04287950A (ja) * | 1991-02-28 | 1992-10-13 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置用パッケージ |
JP3159494B2 (ja) * | 1991-12-27 | 2001-04-23 | 新光電気工業株式会社 | 半導体用メタルパッケージ |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4162356A patent/JP2773549B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH065724A (ja) | 1994-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4670771A (en) | Rectifier module | |
GB2292010A (en) | Ceramic package for a semiconductor device | |
JP2773549B2 (ja) | 半導体装置用容器 | |
JP2000183222A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP3878897B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 | |
JP2511136Y2 (ja) | 電子部品用メタルパッケ―ジ | |
JPH0810198Y2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JPH0831490B2 (ja) | ガラス封止型セラミックパッケージ | |
JP2002093931A (ja) | 高周波用セラミックパッケージ | |
JP2946848B2 (ja) | 半導体装置用容器 | |
JP3429573B2 (ja) | 半導体用メタルパッケージ | |
JP2870501B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2004266188A (ja) | 半導体装置用パッケージとその製造方法およびそれを用いた半導体装置 | |
JPS5892241A (ja) | 半導体装置用容器 | |
JP2976989B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2748777B2 (ja) | 半導体装置用容器 | |
JPH0547953A (ja) | 半導体装置用パツケージ | |
JPS6218048Y2 (ja) | ||
JP3084757B2 (ja) | 気密端子およびその製造方法 | |
JP3439844B2 (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2004235264A (ja) | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 | |
JPH098169A (ja) | 半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体 | |
JP2004056063A (ja) | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 | |
JPH0740266Y2 (ja) | 抵抗内蔵型ディップスイッチ | |
GB2182803A (en) | Microcircuit packaging |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980324 |