JPH098169A - 半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体 - Google Patents

半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体

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JPH098169A
JPH098169A JP15568895A JP15568895A JPH098169A JP H098169 A JPH098169 A JP H098169A JP 15568895 A JP15568895 A JP 15568895A JP 15568895 A JP15568895 A JP 15568895A JP H098169 A JPH098169 A JP H098169A
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JP
Japan
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semiconductor element
ceramic package
package base
curve
cavity
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JP15568895A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takamichi
博 高道
Akira Oba
章 大庭
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体素子を収納するキャビティ13を備え
た半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体におい
て、平面視したキャビティ13のワイヤボンディング用
パッド16の内側段部17のコーナー部17a、17
b、17cが曲線により構成され、この曲線の少なくと
も一部が内側段部17の直線状辺部17dの延長線上の
外側に位置している半導体素子搭載用セラミックパッケ
ージ基体。 【効果】 部材の熱膨張率の差や外力等により発生する
応力がコーナー部17aに集中するのを防止することに
より、コーナー部17aからのクラックの発生を防止す
ることができ、より耐久性に優れた半導体素子搭載用セ
ラミックパッケージ基体を提供することができるととも
に、従来の場合の半導体素子に比べてより大きな形状の
半導体素子を搭載することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子搭載用セラミ
ックパッケージ基体に関し、より詳細にはセラミックス
単独又はセラミックスと金属製部材とから構成される半
導体素子搭載用セラミックパッケージ基体に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路などの半導体素子は、パッケー
ジ基体に設けられたキャビティに収納され、該キャビテ
ィがリッドで気密に封止されて実用に供されている。ア
ルミナ等のセラミックスは耐熱性、耐久性、信頼性など
に優れるため、このパッケージ基体及びリッドの材料と
して好適であり、特に、気密性、放熱特性を要求される
MPU(Micro Processing Unit)用としても、セラミッ
ク製のPGA(Pin GridArray)タイプのパッケージは
現在盛んに使用されている。
【0003】図2(a)はPGAタイプのセラミック製
パッケージ基体を模式的に示した断面図であり、(b)
はその平面図である。
【0004】パッケージ基体21の中央部にはキャビテ
ィ22が形成され、その周囲にはリッド(図示せず)で
封止する際に用いられるメタライズ層23が形成され、
さらにメタライズ層23の周囲には図示しないマザーボ
ードに接続するための外部接続ピン14が立てられてい
る。また、キャビティ22は通常その周辺部分が階段状
に構成されており、中間の階段部分にはワイヤボンディ
ング用パッド25が形成され、底面部分はLSI等の半
導体素子18を載置する半導体素子搭載部27となって
いる。さらに、外部接続ピン14が立てられている面と
反対側の面には半導体素子18から発散される熱を放散
するための金属製の放熱板29が配設されている場合も
ある。なお、通常、半導体素子搭載部27にもアース用
の金属層(図示せず)が形成されている。
【0005】一方、セラミック製パッケージ基体21と
構成の異なるパッケージ基体として、中央部に貫通孔を
有するセラミック枠体の底面に放熱用基板とキャビティ
底板とを兼ねる金属製部材が接合された、いわゆるヒー
トスラグ型のパッケージが用いられている。
【0006】図3はこの種のヒートスラグ型パッケージ
基体を模式的に示した断面図である。
【0007】セラミック枠体11の中央部分に貫通孔1
1aが形成され、このセラミック枠体11の底面に、中
央部分に平板形状の半導体素子搭載部19aが突出形成
された金属製部材19が銀ろう付け等により接合されて
貫通孔11aが塞がれ、これによりセラミック枠体11
の中央部分にキャビティ13が形成されている。その他
の部分は図2に示したセラミック製パッケージ基体21
と同様であり、キャビティ13はその周辺部分が階段状
に構成され、中間の階段部分にはワイヤボンディング用
パッド16が形成され、底面部は金属製部材19により
構成された半導体素子搭載部19aとなっている。さら
に、セラミック枠体11の周囲上面にはメタライズ層1
5が形成され、このメタライズ層15の周辺は、多数の
外部接続ピン14が、セラミック枠体11の表面に形成
された図示しない多数の金属パッド部にろう付けされ、
この外部接続ピン14によりマザーボード(図示せず)
との接続が図られるようになっている。
【0008】この種のヒートスラグ型パッケージ基体で
は、従来より金属製部材19として多孔質W焼結体に溶
融銅を含浸させたCu/W板が使用されていたが、製造
コストが高くつくという理由から、その熱伝導率も39
0w/m2 K程度と大きい銅板が使用されつつある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図2に示したセラミッ
ク製パッケージ基体21においては、平面視したキャビ
ティ22のワイヤボンディング用パッド25の内側段部
30の形状は、図2(b)に示したように略正方形形状
であり、コーナー部30aは円形状の曲線により構成さ
れている。このようにコーナー部30aが曲線により構
成されているのは、熱応力や外力等が作用した場合にコ
ーナー部30aに応力が集中するのを防止するためであ
る(例えば特開平6−310862号公報)。しかし、
この半導体素子搭載部27はできるだけ大きな半導体素
子を搭載できるのが好ましいため、実際にはコーナー部
30aに余り大きな半径を有する円形形状の曲線を用い
ることはできない。従って、キャビティ22のワイヤボ
ンディング用パッド25の内側段部30の1辺の長さが
15〜20mmのセラミック製パッケージでは、通常、
コーナー部30aの円形形状の曲線の半径は0.5mm
程度であった。
【0010】また、セラミック製パッケージ基体は小型
薄型化が要求されており、外部接続ピン14数の増大に
より、セラミック製パッケージ基体をマザーボードのソ
ケットに挿入する際の荷重が大きくなっているのにもか
かわらず、薄型化が進んでいる。そのため、前記セラミ
ック製パッケージ基体においてもその強度が低下してお
り、セラミック製パッケージ基体21に熱応力や外力等
が作用した場合には、応力が集中するワイヤボンディン
グ用パッド25の内側段部30のコーナー部30aから
クラックが発生し易いという課題があった。
【0011】また、図3に示したヒートスラグ型パッケ
ージ基体においても、金属製部材19を構成する銅等の
金属と、セラミック枠体11を構成するアルミナ等のセ
ラミックスとは、その熱膨張率が大きく異なるため、例
えば銅からなる金属製部材19を銀ろうを用いてセラミ
ック枠体11にそのまま接合すると、冷却の際の熱膨張
率の相違によりセラミック枠体11が湾曲し、図2に示
したセラミック製パッケージ基体21と同様の形状を有
するキャビティ13のワイヤボンディング用パッド16
の内側段部20のコーナー部(図示せず)からクラック
が発生し易いという課題があった。
【0012】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、従来よりも大きな形状の半導体素子を搭載す
ることができ、しかも外力等が作用してもキャビティコ
ーナー部からクラックが発生しにくいセラミック製パッ
ケージ基体を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る半導体素子搭載用セラミックパッケージ
基体は、半導体素子を収納するキャビティを備えた半導
体素子搭載用セラミックパッケージ基体において、平面
視したキャビティのワイヤーボンディング用パッドの内
側段部のコーナー部が曲線により構成され、該曲線の少
なくとも一部が前記パッドの内側段部の直線状辺部の延
長線上の外側に位置していることを特徴としている
(1)。
【0014】また、本発明に係る半導体素子搭載用セラ
ミックパッケージ基体は、上記(1)記載の半導体素子
搭載用セラミックパッケージ基体であって、内部配線層
を有するセラミック枠体と、該セラミック枠体の底部に
接合され、キャビティを形成する金属製部材とによって
構成されていることを特徴としている(2)。
【0015】本発明に係る半導体素子搭載用セラミック
パッケージ基体は、図2に示したような基体となる部分
全体がセラミックスにより構成されているセラミック製
パッケージ基体であってもよく、また、図3に示したよ
うな枠体のみがセラミックスで、前記枠体に金属製部材
(ヒートスラグ)が接合された構成のパッケージ基体で
あってもよい。
【0016】図1(a)、(b)及び(c)は、図3に
示したものと同型式のヒートスラグ型パッケージ基体に
ついての、本発明に係る半導体素子搭載用セラミックパ
ッケージ基体の3つの実施例のコーナー部をそれぞれ模
式的に示した拡大平面図である。
【0017】図1に示した半導体素子搭載用セラミック
パッケージ基体は、従来のヒートスラグ型パッケージ基
体とは平面視したキャビティ内側段部のコーナー部の形
状において変化している。実施例の場合のコーナー部の
形状を実線で示し、比較例の場合のコーナー部の形状
(想像線)と比較した。なお、辺部の延長線は点線で示
している。
【0018】図1(a)に示した実施例に係る半導体素
子搭載用セラミックパッケージ基体にあっては、ワイヤ
ボンディング用パッド16の内側段部17に平面視円形
形状の曲線からなるコーナー部17aが形成されてお
り、このコーナー部17aの曲線の一部が辺部17dの
延長線上の外側に位置している。また、このコーナー部
17aを構成する曲線の半径r2 は、比較例の場合のワ
イヤボンディング用パッド16の内側段部20のコーナ
ー部20aを構成する曲線の半径r1 よりも大きく、か
つ比較例の場合のコーナー部20aよりも外側に形成さ
れている。
【0019】また、図1(b)に示した別の実施例に係
る半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体にあって
も、ワイヤボンディング用パッド16の内側段部17の
コーナー部17bを構成する円形形状の曲線の一部が辺
部17dの延長線上の外側に位置している。このコーナ
ー部17bを構成する曲線の半径r3 は、比較例に係る
コーナー部20aを構成する曲線の半径r1 と同じであ
るが、その中心点がキャビティ13の中心から見て外側
にある。
【0020】このように実施例に係る半導体素子搭載用
セラミックパッケージ基体によれば、コーナー部17
a、17bを構成する曲線の少なくとも一部が辺部17
dの延長線上の外側に位置し、円形形状であるので、従
来の場合のコーナー部20a(曲線が常に辺部17dの
延長線上の内側に位置する)よりもコーナー部17a、
17bは外側に位置することになり、従来の場合の半導
体素子搭載部19a外側線より大きな形状の半導体素子
搭載部12a外側線となり、より大きな半導体素子の搭
載が可能となる。
【0021】図1(c)に示したさらに別の実施例に係
る半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体にあって
は、ワイヤボンディング用パッド16の内側段部17の
コーナー部17cを構成する曲線の形状は、円形形状で
はなく、楕円形状に近いものである。この場合にも、そ
の曲線の一部が直線状辺部17dの延長線上の外側に形
成されていれば、通常、従来の場合のコーナー部20a
(曲線が常に辺部17dの延長線上の内側に位置する)
よりも外側に形成される。
【0022】このように本発明の半導体素子搭載用セラ
ミックパッケージ基体に係るコーナー部17a、17
b、17cを構成する曲線の少なくとも一部が直線状辺
部17dの延長線上の外側に形成されていれば、必ずし
も円形形状の曲線でなくてもよい。そして、この曲線が
加工により形成し易い曲線(例えば、円形、楕円形等)
であれば、従来の場合のコーナー部20aよりも外側に
形成される。コーナー部17a・・・ の形状は、形成の容
易さの点から、円形形状の曲線が好ましく、その半径r
2 、r3 は従来の半導体素子搭載用セラミックパッケー
ジ基体のコーナー部20aの半径r1 よりも大きいのが
好ましい。
【0023】このような形状の内側段部17を有する半
導体素子搭載用セラミックパッケージ基体は、グリーン
シートを作製する際にワイヤボンディング用パッド16
の内側段部17の形状に相当する貫通孔を形成すること
により製造することができるが、この貫通孔の形成は、
放電加工等により形成されたワイヤボンディング用パッ
ド16の内側段部17の形状のダイスを使用することに
より容易に形成することができ、特に従来の場合と比べ
てコストアップになることはない。
【0024】
【作用】本発明に係る半導体素子搭載用セラミックパッ
ケージ基体(1)によれば、半導体素子を収納するキャ
ビティを備えた半導体素子搭載用セラミックパッケージ
基体において、平面視したキャビティのワイヤーボンデ
ィング用パッドの内側段部のコーナー部が曲線により構
成され、該曲線の少なくとも一部が前記パッドの内側段
部の直線状辺部の延長線上の外側に位置しているので、
部材の熱膨張率の差や外力等により発生する応力が前記
コーナー部に集中しにくくなり、そのため前記コーナー
部にクラックが発生しにくくなる。また従来に比べてよ
り大きな形状の半導体素子を搭載し得る。
【0025】例えば、半導体素子搭載用セラミックパッ
ケージ基体のキャビティの一辺の大きさを約15〜20
mm程度とした場合、コーナー部を構成する円形形状の
曲線の半径を0.5mmから1mmにすると、コーナー
部への応力集中は70%程度まで低減する。
【0026】また、本発明に係る半導体素子搭載用セラ
ミックパッケージ基体(2)によれば、セラミック製パ
ッケージが、内部配線層を有するセラミック枠体と、該
セラミック枠体の底部に接合され、キャビティを形成す
る金属製部材とによって構成されており、ワイヤボンデ
ィング用パッドの内側段部が上記(1)に記載された構
成となっているので、発生する応力が前記コーナー部に
集中しにくくなり、そのため前記コーナー部にクラック
が発生しにくくなる。また従来に比べてより大きな形状
の半導体素子が搭載される。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る半導体素子搭載用セラミ
ックパッケージ基体の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0028】半導体素子搭載用セラミックパッケージ基
体として、ワイヤボンディング用パッドの内側段部のコ
ーナー部の形状が異なる他は、図3に示したヒートスラ
グ型パッケージ基体と同様の構成のものを製造した。
【0029】まず、セラミック枠体11の製造を行っ
た。
【0030】アルミナ粉末にバインダ等を混合してスラ
リを形成し、これを用いて正方形形状のグリーンシート
を10枚作製した。次に、ワイヤボンディング用パッド
16の内側段部17のコーナー部17aを形成すること
になるグリーンシートの内側段部17のコーナー部17
aに相当する部分のみを、まず円柱状ダイスにより孔開
けし、さらに内側段部17の内側全体に相当する部分を
四角柱状ダイスで孔開けして貫通孔を形成した。また、
その他のグリーンシートについては、従来と同様の形状
になるように加工を行った。 次に、これらグリーンシ
ートのうち、配線層を形成する必要があるものにつき、
W粉末を含む導体ペーストを用いて印刷、乾燥を行い、
これらグリーンシートを積層した後、加圧して一体化
し、続いて窒素と水素の混合ガス中、1550℃で3時
間焼成を行うことによりセラミック枠体11を製造し
た。
【0031】製造されたセラミック枠体11の外形は5
0mm×50mm×2.7mm、略正方形形状のワイヤ
ボンディング用パッド16の内側段部17の1辺の長さ
は約17mmであった。また、ワイヤボンディング用パ
ッド16の内側段部17のコーナー部17aの円形形状
の曲線の半径は1mmであり、その最も外側の部分から
辺部17dに平行な直線を引いた場合の両者の距離Dは
0.2mmとなった。
【0032】次に、銅とタングステンからなる合金製の
金属製部材12をセラミック枠体11にろう付け接合
し、実施例1に係る半導体素子搭載用セラミックパッケ
ージ基体の製造を完了した。
【0033】次に、同様の方法により実施例2に係る半
導体素子搭載用セラミックパッケージ基体の製造を行っ
た。この場合、ワイヤボンディング用パッド16の内側
段部17のコーナー部17aの曲線の半径を2mmと
し、距離Dを0.5mmとした。
【0034】なお、比較例(従来例)としてワイヤボン
ディング用パッド16の内側段部20のコーナー部20
aの半径が0.5mmの半導体素子搭載用セラミックパ
ッケージ基体も製造した。
【0035】このようにして製造した実施例1及び2に
係る半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体及び比
較例に係る半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体
の中央部分に荷重を負荷し、前記半導体素子搭載用セラ
ミックパッケージ基体の四角に治具を当てて荷重を支持
する方法で、前記半導体素子搭載用セラミックパッケー
ジ基体の強度を測定した。試験に用いた半導体素子搭載
用セラミックパッケージ基体の数は、実施例及び比較例
の場合のそれぞれについて10個とした。
【0036】その結果、比較例に係る半導体素子搭載用
セラミックパッケージ基体は、平均120kgでコーナ
ー部20aより破壊したが、実施例1に係る半導体素子
搭載用セラミックパッケージ基体は平均150kgで、
また実施例2に係る半導体素子搭載用セラミックパッケ
ージ基体は平均165kgでコーナー部17aより破壊
した。
【0037】また、比較例の場合には、15.5mm×
15.5mmの半導体素子を搭載することしかできなか
ったのに対し、実施例の場合には16mm×16mmの
半導体素子を搭載することができた。
【0038】以上の結果より明らかなように、上記実施
例に係る半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体に
あっては、ワイヤボンディング用パッド16の内側段部
17のコーナー部17aの円形形状の曲線の半径を大き
くし、コーナー部17aへの応力の集中を防止すること
より、コーナー部13aからのクラックの発生を防止す
ることができ、その強度を大きくすることができ、より
耐久性に優れた半導体素子搭載用セラミックパッケージ
基体を提供することができる。また、より大きな形状の
半導体素子を搭載することができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る半導体
素子搭載用セラミックパッケージ基体(1)にあって
は、半導体素子を収納するキャビティを備えた半導体素
子搭載用セラミックパッケージ基体において、平面視し
たキャビティのワイヤーボンディング用パッドの内側段
部のコーナー部が曲線により構成され、該曲線の少なく
とも一部が前記パッドの内側段部の直線状辺部の延長線
上の外側に位置しているので、外力等により発生する応
力が前記コーナー部に集中するのを防止することによ
り、前記コーナー部からのクラックの発生を防止するこ
とができ、より耐久性に優れた半導体素子搭載用セラミ
ックパッケージ基体を提供することができるとともに、
従来に比べてより大きな形状の半導体素子を搭載し得
る。
【0040】また、本発明に係る半導体素子搭載用セラ
ミックパッケージ基体(2)によれば、半導体素子搭載
用セラミックパッケージ基体が、内部配線層を有するセ
ラミック枠体と、該セラミック枠体の底部に接合され、
キャビティを形成する金属製部材とによって構成されて
おり、キャビティ内側段部を上記(1)に記載された構
成としているため、部材の熱膨張係数の差や、外力によ
り発生する応力が前記コーナー部に集中するのを防止す
ることにより、前記コーナー部にクラックが発生するの
を防止することができ、また従来に比べてより大きな形
状の半導体素子を搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例に係る半導体素子搭載用セラミ
ックパッケージ基体のキャビティに形成されたコーナー
部の形状を模式的に示した拡大平面図であり、(b)は
別の実施例に係る半導体素子搭載用セラミックパッケー
ジ基体のキャビティに形成されたコーナー部の形状を模
式的に示した拡大平面図であり、(c)はさらに別の実
施例に係る半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体
のキャビティに形成されたコーナー部の形状を模式的に
示した拡大平面図である。
【図2】(a)はPGAタイプのセラミック製パッケー
ジ基体を模式的に示した断面図であり、(b)はその平
面図である。
【図3】ヒートスラグ型パッケージ基体を模式的に示し
た断面図である。
【符号の説明】
12a 半導体素子搭載部 13 キャビティ 16 ワイヤボンディング用パッド 17 内側段部 17a、17b、17c コーナー部 17d 辺部 19a 半導体素子搭載部(従来のヒートスラグ型パッ
ケージ基体) 20 内側段部(従来のヒートスラグ型パッケージ基
体) 20a コーナー部(従来のヒートスラグ型パッケージ
基体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を収納するキャビティを備え
    た半導体素子搭載用パッケージ基体において、平面視し
    たキャビティのワイヤーボンディング用パッドの内側段
    部のコーナー部が曲線により構成され、該曲線の少なく
    とも一部が前記パッドの内側段部の直線状辺部の延長線
    上の外側に位置していることを特徴とする半導体素子搭
    載用セラミックパッケージ基体。
  2. 【請求項2】 半導体素子搭載用セラミックパッケージ
    基体が、内部配線層を有するセラミック枠体と、該セラ
    ミック枠体の底部に接合され、キャビティを形成する金
    属製部材とによって構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の半導体素子搭載用セラミックパッケージ基
    体。
JP15568895A 1995-06-22 1995-06-22 半導体素子搭載用セラミックパッケージ基体 Pending JPH098169A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100734420B1 (ko) * 2006-09-14 2007-07-03 삼성전자주식회사 냉장고
JP2008192863A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc セラミック蓋体

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KR100734420B1 (ko) * 2006-09-14 2007-07-03 삼성전자주식회사 냉장고
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