JP3158536B2 - 楽音信号発生装置 - Google Patents

楽音信号発生装置

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JP3158536B2 JP25019291A JP25019291A JP3158536B2 JP 3158536 B2 JP3158536 B2 JP 3158536B2 JP 25019291 A JP25019291 A JP 25019291A JP 25019291 A JP25019291 A JP 25019291A JP 3158536 B2 JP3158536 B2 JP 3158536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽音信号発生装置に
関し、特に、簡単な構成により、発生すべき楽音の音色
を自由に、広範囲に制御できるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公昭59−19354号公報
には、ノイズ信号発生源から発生したノイズ信号を利用
して楽音信号を発生する装置が示されている。より詳し
くは、この装置においては、インパルス発生器、ホワイ
トノイズ発生器などのノイズ信号発生源から、各帯域の
周波数成分を一様のレベルで含むノイズ信号を発生し、
該ノイズ信号を、遅延ループ回路により構成され、複数
の共振ピークを持ったくし形状の振幅周波数特性を有す
るフィルタに通すことによって、押鍵等に対応した所望
の特定周波数帯域の信号を選択的に取り出し、該取り出
した信号を該押鍵等に対応するピッチを持つ楽音信号と
して発生するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インパ
ルス発生器、ホワイトノイズ発生器などにより定常的な
(固定した)周波数特性のノイズ信号を発生し、該定常
的なノイズ信号をくし形フィルタに通すだけであるの
で、この装置では、発生する楽音の音色を制御できる自
由度または範囲が狭い(くし形フィルタの特性のみに依
存してしまう)、という課題がある。このような課題を
解決するためには、例えば前記くし形フィルタにおいて
任意の音色の共振周波数特性が得られるように、フィル
タ回路構成を変更すると共にフィルタ係数を設定するこ
とが考えられるが、そうすると、回路構成が大掛かりと
なり、また、フィルタ係数の設定等の制御が厄介となる
等の課題が生じる。
【0004】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成により、発生すべき楽音の音色を自
由に、広範囲に制御できるようにした楽音信号発生装置
を提供しょうとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る楽音信
号発生装置は、所定の特性を有する信号を発生する信号
発生源と、任意の音声信号を外部から入力する音声信号
入力手段と、前記音声信号入力手段から入力された音声
信号を前記所定の特性を有する信号により変調する変調
手段と、前記変調された音声信号を入力し、該音声信号
から所定の周波数以下を除去した音声信号を出力する低
域除去手段と、入力信号を遅延する遅延部を含む閉ルー
プからなり、前記低域除去手段で所定の周波数以下を除
去した音声信号が入力される遅延ループとを具備し、前
記変調された音声信号を前記低域除去手段を経由して
記遅延ループに入力し、前記遅延部の遅延時間を発生し
ようとする楽音の特性に応じて制御することで、該音声
信号の周波数特性を制御し、前記遅延ループにおいて周
波数特性を制御された音声信号を楽音信号として発生す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】 信号発生源は、例えば、一定の帯域内の各周
波数成分を一様のレベルに含む信号を発生する。音声信
号入力手段は、任意の周波数特性を有する音声信号を装
置外部から入力する。変調手段は、前記音声信号入力手
段から入力された任意の音声信号を、前記信号により変
調する。変調された音声信号は低域除去手段に入力さ
れ、該音声信号から所定の周波数以下を除去した音声信
号が出力される。低域除去手段から出力された音声信号
遅延ループに入力され、その遅延部の遅延時間を、発
生しようとする楽音の特性に応じて制御することで、該
音声信号の周波数特性を制御する。このように該遅延ル
ープにおいて周波数特性が制御された音声信号が楽音信
号として出力される。
【0007】 以上のように、この発明は、ノイズ信号
をフィルタなどによって定常的に処理して楽音信号を発
生するのではなく、外部から任意の、つまり、定常的で
はない音声信号を入力し、この音声信号を所定の特性の
信号により変調する処理に基づいて楽音信号を発生する
ものである。その結果、この発明にあっては、複雑で大
掛かりな回路構成に依存することなく、発生する楽音の
音色制御性を高めることができることとなる。また、そ
の場合に、外部から入力される任意の音声信号には直流
成分が含まれていたり、あるいは該音声信号を変調した
結果直流成分が含まれるようになったりする可能性があ
り、そうすると、遅延ループ内で循環する音声信号がオ
ーバーフローしたり、ダイナミックレンジが狭まるおそ
れがあるが、この発明にあっては、変調された音声信号
を低域除去手段を経由させて遅延ループに入力するよう
にしたので、それらの問題を解決することができる。
【0008】
【0009】この発明の実施態様の幾つかを次に示す。 a)前記周波数特性制御手段は、前記変調された音声信
号の周波数特性を、発生しようとする楽音のピッチに応
じて制御し、該ピッチに対応する周波数成分を該音声信
号より抽出することにより、該ピッチを持つ楽音信号を
発生するものである。 b)前記周波数特性制御手段は、くし形フィルタを有す
るものである。 c)前記周波数特性制御手段は、複数のくし形フィルタ
を有し、各くし形フィルタの制御特性を互いに異ならせ
るものである。 d)前記変調手段は、前記音声信号入力手段から入力さ
れた音声信号の強度を検出する手段と、この強度に応じ
た特性で前記信号発生源から発生する信号の周波数特性
を予め制御するフィルタ手段と、前記音声信号入力手段
から入力された音声信号を前記フィルタ手段で周波数特
性制御された信号により変調する手段とを有するもので
ある。これより、入力音声信号に対する変調の度合い
が、該入力音声信号の強度に応じて自動的に制御される
ことになり、音色制御性をさらに高めることができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明を詳細に
説明する。図1はこの発明に係る楽音信号発生装置を適
用した電子楽器の一実施例のハードウエア構成を示すブ
ロック図である。この電子楽器は、CPU2、プログラ
ムROM3ならびにデータおよびワーキングRAM4か
らなるマイクロコンピュータの制御の下に、各種の処理
を行うようになっている。該マイクロコンピュータに
は、データおよびアドレスバス5を介して、鍵盤回路
6、楽音信号発生回路8等が接続されている。
【0011】鍵盤回路6は、発生すべき楽音の音高を指
定するための複数の鍵を具えた鍵盤KBに対応して設け
られた複数のキースイッチからなるものである。該鍵盤
回路6は、鍵盤KBの押鍵または離鍵を検出することに
よりキーオン信号KONまたはキーオフ信号KOFFを
出力するとともに、押鍵または離鍵に係る鍵を示すキー
コードKC、および、鍵押圧時の強度または速度を示す
イニシャルタッチデータITを出力をする。
【0012】楽音信号発生回路8は、データおよびアド
レスバス5を介して入力する各種データ、ならびに、後
述するようにマイクロホン9から外部音声分析回路10
を介して入力する、演奏者の声その他の音声に係る任意
の、従って、定常的ではない音声信号に基づいて、楽音
信号を発生できるようになっている。このようにマイク
ロホン9から入力される任意の音声信号をも利用して楽
音信号を発生することにより、楽音信号発生回路8で
は、発生すべき楽音の音色を広範囲に制御でき、従っ
て、より自然楽器的な音色を持つ楽音の発生を可能にす
るものである。楽音信号発生回路8で発生した楽音信号
は、D/A変換後、サウンドシステムSSを介して音響
的に発音されることとなる。
【0013】図2は図1のマイクロコンピュータにより
実行されるメインルーチンの一例を示すものである。所
定のイニシャライズの後、鍵盤回路6の各キースイッチ
をスキャンしてそのオン・オフを検出する。前記スキャ
ンの結果、キーオンイベントがある場合には、楽音信号
発生回路8に対して、鍵盤回路6から出力されたキーオ
ン信号KON、該当する鍵のキーコードKCおよびイニ
シャルタッチデータITを与える。また、キーオフイベ
ントがある場合には、楽音信号発生回路8に対して、キ
ーオフ信号KOFFおよびキーコードKCを与える。
【0014】図3は、外部音声分析回路10の一構成例
を示すブロック図である。すなわち、A/Dコンバータ
12は、マイクロホン9から入力されるアナログの音声
信号をディジタル音声信号に変換する。なお、ここで、
マイクロホン9で入力する音声信号とは、人声に限ら
ず、人の息、適宜の物同士を擦ることによって生じる擦
過音、打撃音、あるいは楽器音など、適宜の可聴信号で
あってよい。図4の(a)はこの音声信号の周波数スペ
クトル特性を例示するものである。該ディジタル音声信
号は、自乗回路13に与えられるとともに、入力音声信
号VDとして楽音信号発生回路8に与えられる。自乗回
路13では、ディジタル音声信号の音量レベル値を2乗
することにより、該ディジタル音声信号の絶対音量レベ
ル値に対応する値を求める。ローパスフィルタ14で
は、自乗回路13の出力信号から所定高域周波数成分を
カットすることにより、該入力音声信号VDの音量エン
ベロープのレベルを検出する。ここで検出したレベル
は、音声信号の音量強度を示す音声強度データINTと
して楽音信号発生回路8に与えられる。なお、もちろ
ん、自乗回路13でディジタル音声信号の音量レベル値
を2乗する代わりに、ディジタル音声信号の音量レベル
の絶対値を直接求め、これを音声強度データINTとし
てもよい。
【0015】図5は楽音信号発生回路8の一構成例を示
す図である。音声加工部15において、ホワイトノイズ
発生回路16は、一定の広い周波数帯域内のあらゆる周
波数成分を一様のレベルで含むホワイトノイズWNを発
生するものである。ローパスフィルタ17は、外部音声
分析回路10から与えられた音声強度データINTに従
って、そのカットオフ周波数が制御されるようになって
いる。例えば、ローパスフィルタ17は、音声強度デー
タINTの値が大きいときには、ホワイトノイズWNを
高いカットオフ周波数で処理し、逆に、音声強度データ
INTの値が小さいときには、ホワイトノイズWNを低
いカットオフ周波数で処理することとなる。
【0016】乗算器18は、外部音声分析回路10から
与えられた入力音声信号VDにローパスフィルタ17か
ら出力されたローパスノイズ信号LNを乗ずる。このこ
とにより、乗算器18においては、入力音声信号VDを
搬送波信号とし、ローパスノイズ信号LNを変調波信号
とするAM変調が行われることとなる。図4の(b)は
乗算器18において変調された音声信号MVDの周波数
スペクトル特性を例示するものである。この図から分か
るように、変調された音声信号MVDは、図4の(a)
に示したような入力音声信号VDのスペクトルエンベロ
ープを維持しつつ、ローパスフィルタ17の出力ノイズ
信号の周波数成分による側波帯が発生したノイズ的な周
波数スペクトルを有するものとなる。例えば、音声強度
データINTの値が大きいときには、前述のようにロー
パスフィルタ17でのカットオフ周波数が高くなり、入
力音声信号VDに対するAM変調が高い周波数で行われ
るため、その結果としての音声信号MVDはホワイトノ
イズWNに近い周波数スペクトルを有することとなる。
これにより、変調された音声信号MVDにおいては、入
力音声の音量が大きくなるほどノイズ度が強まり、小さ
くなるほどノイズ度が弱まる、という制御が可能であ
る。
【0017】この音声信号MVDはピッチ形成回路に入
力される。ピッチ形成回路では、鍵盤KBで押圧された
鍵に対応する各種のパラメータをパラメータ発生回路1
9から入力し、押圧鍵に対応するピッチを持つ楽音信号
をこの音声信号MVDを基にして形成する。
【0018】図6はこのようなピッチ形成回路20の一
構成例を示す。ローパスフィルタ24は、音声加工部1
5から与えられた音声信号MVDから、楽音的に不要な
高域周波数成分をカットするものであり、一方、ハイパ
スフィルタ25は、前記音声信号MVDから、楽音的に
不要な直流成分に近い低域周波数成分をカットするもの
である。しかし、これらのフィルタ24、25は、設計
的なものであり、省略されてもよい。
【0019】前記フィルタ24、25を通過した音声信
号MVDは、直列に接続された2段のくし形フィルタ回
路F1、F2に送られる。各くし形フィルタ回路F1、
F2は、複数の共振ピークを持つくし形状の周波数スペ
クトルを実現するような構成となっている。すなわち、
先ず、前段のくし形フィルタ回路F1において、音声信
号MVDは、加算器26により、このくし形フィルタ回
路F1の前回の出力信号を処理した信号が加算される。
加算器26から出力された音声信号MVDは遅延回路2
7に加えられる。遅延回路27では、パラメータ発生回
路19から与えられる遅延時間設定パラメータD1に従
って、該音声信号MVDを遅延する。該遅延時間設定パ
ラメータD1は遅延回路27における遅延時間D1tの
長さを規定するものであり、くし形フィルタの特性によ
り、該遅延回路27における遅延時間D1tの長さに応
じて、該くし形フィルタ回路F1から出力される音声信
号MVD1の基本周波数つまりピッチが決定される。こ
の基本周波数つまりピッチは、前記遅延時間の長さに反
比例する。
【0020】遅延回路27から出力された音声信号MV
D1は、後段のくし形フィルタ回路F2送られるととも
に、ローパスフィルタ29、オールパスフィルタ30お
よび乗算器31で後述のように処理された後、加算器2
6にフィードバックされる。ローパスフィルタ29は固
定のカットオフ周波数に設定されており、遅延回路27
の出力信号から楽音として不要な高域周波数成分を除去
するために、回路設計上設けられたものである。オール
パスフィルタ30は、全周波数成分を通過させるもので
あるが、フィルタでは周波数成分に応じた位相のずれを
生じるという位相特性を持つので、その位相特性によっ
て楽音の非調和性を制御するために設けられたものであ
る。乗算器31は、オールパスフィルタ30の出力信号
に対して、パラメータ発生回路19から与えられるフィ
ードバック係数K1を乗算する。フィードバック係数K
1は、このくし形フィルタ回路F1におけるフィードバ
ック度を決めるものであり、その値が大きくなるに従
い、フィードバック度が大きくなるようになっている。
例えばフィードバック係数K1が“0”のときには、こ
のくし形フィルタ回路F1におけるフィードバックは0
となり、この場合、くし形フィルタ回路F1において共
振周波数の制御がなされず、従って、出力音声信号MV
D1に特定のピッチが付与されないこととなる。また、
K1の値が大きくなるのに従い、くし形フィルタ回路F
1において共振周波数のピークが急峻化され、その結
果、特定の周波数成分が抽出され、該音声信号MVD1
はこれに応じた特定のピッチを持つものとなる。乗算器
31の出力は、加算器26において入力音声信号MVD
の新たなサンプルデータに加算された後、遅延回路27
に出力される。
【0021】後段のくし形フィルタ回路F2は、前段の
くし形フィルタ回路F1から出力された音声信号MVD
1を、さらにくし形フィルタ回路F1と同様に処理する
ものであり、これと同様な構成となっている。つまり、
くし形フィルタ回路F1からの音声信号MVD1は、加
算器32により、このくし形フィルタ回路F2の前回の
出力信号を処理した信号に加算される。加算器32の加
算結果は遅延回路33に出力され、遅延回路33では、
パラメータ発生回路19から与えられる遅延時間設定パ
ラメータD2に従って、加算器32の出力信号を遅延す
る。該遅延時間設定パラメータD2は遅延回路33にお
ける遅延時間D2tの長さを規定するものである。該く
し形フィルタ回路F2から出力される音声信号MVD2
の基本周波数つまりピッチは、前記遅延時間D2tの長
さに反比例する。
【0022】遅延回路33の出力信号は、ローパスフィ
ルタ34に与えられるとともに、ローパスフィルタ3
6、オールパスフィルタ37および乗算器38で処理さ
れた後、加算器32にフィードバックされる。つまり、
ローパスフィルタ36では、遅延回路33の出力信号か
ら、楽音として不要な高域周波数成分を除去する。オー
ルパスフィルタ37は、その位相特性によって楽音の非
調和性を制御する。乗算器38は、オールパスフィルタ
37の出力信号に対して、パラメータ発生回路19から
与えられるフィードバック係数K2を乗算する。フィー
ドバック係数K2は、このくし形フィルタ回路FL2に
おけるフィードバック度を決めるものであり、その値が
大きくなるに従い、フィードバック度が大きくなるよう
になっている。乗算器38の出力は、加算器32におい
て、くし形フィルタ回路F1からの入力音声信号MVD
1の新たなサンプルデータに加算された後、遅延回路3
3に出力される。図4の(c)は、このようなくし形フ
ィルタ回路F1、F2での処理によりピッチが付与され
た音声信号MVD2の周波数スペクトル特性の一例を示
すものであり、図から、複数の共振周波数のピークが急
峻化されていることが分かる。
【0023】このピッチ形成回路20において以上のよ
うに2段のくし形フィルタ回路F1、F2を設けた理由
は、1段のくし形フィルタ回路のみにおいて、例えば1
に近いフィードバック係数により音声信号MVDの複数
の共振周波数のピークをに急峻にしょうとする場合に
は、該ループが発振を起こすおそれがあるので、2段の
くし形フィルタ回路のそれぞれにおいて比較的緩いフィ
ードバック係数で処理することにより、段階的に急峻な
共振周波数のピークを実現できるようにするためであ
る。また、その他の理由は、楽音の立上り(アタック)
時等においては、過渡的に遅延時間設定パラメータD
1、D2を変えることにより、ピッチ形成回路20の出
力音声信号MVD2におけるピッチのずれ(ディチュー
ン)を実現し、楽音の安定時には、遅延時間設定パラメ
ータD1、D2を同等のものとする、などの制御を行え
るようにするためである。
【0024】図7は、パラメータ発生回路19の一構成
例を示すものであり、イニシャルタッチの強度に応じ
て、前述のような楽音の立上り時におけるディチューン
を実現できるようになっている。すなわち、エンベロー
プ発生器40は、マイクロコンピュータの制御の下に与
えられたキーオン信号KONに呼応して、イニシャルタ
ッチデータINTの値に応じた立上りレベルを有するエ
ンベロープ波形データを発生する。このエンベロープ波
形データは、乗算器41に与えられる。ディチューン量
テーブル42には、各イニシャルタッチデータの値に対
応したディチューン量データが記憶されている。イニシ
ャルタッチデータITに応じて該テーブル42から読出
されたディチューン量データは、乗算器41において前
記エンベロープ波形データに乗算される。また、遅延時
間長テーブル43には、くし形フィルタ回路F1、F2
の遅延回路27、33において、キーコードKCにより
示されるピッチに応じた遅延時間長D1t、D2tが設
定できるよう、各キーコードに対応した遅延時間長デー
タが記憶されている。キーコードKCに応じて遅延時間
長テーブル42から読出された遅延時間長データは、遅
延時間設定パラメータD2として後段のくし形フィルタ
回路F2の遅延回路33に与えられるとともに、減算器
44に与えられる。減算器44では、遅延時間長テーブ
ル43から読出された遅延時間長データの値から、乗算
器41の出力値を減算する。減算器44の減算結果は、
遅延時間設定パラメータD1として前段のくし形フィル
タ回路F1の遅延回路27に与えられる。このような構
成により、それぞれの遅延回路27、33では互いに異
なる遅延時間長D1t、D2tが設定され、その結果、
くし形フィルタ回路F1、2において、イニシャルタッ
チの強度に応じた楽音の立上り時におけるディチューン
が実現されることとなる。なお、前述とは逆に、遅延時
間長テーブル43から読出された遅延時間長データを、
遅延時間設定パラメータD1として前段のくし形フィル
タ回路F1の遅延回路27に与え、減算器44の減算結
果を、後段のくし形フィルタ回路F2の遅延時間設定パ
ラメータD2として遅延回路33に与えるようにしても
よい。また、以上のようなディチューンを行わない場合
には、前記エンベロープ発生器40、乗算器41、ディ
チューン量テーブル42および減算器44を省略し、遅
延時間長テーブル43からそれぞれのフィルタ回路F
1、F2の遅延回路27、33に対して、常に同じ遅延
時間長D1t、D2tを設定するための遅延時間設定パ
ラメータD1、D2を与えるようにしてもよい。
【0025】また、パラメータ発生回路19のフィード
バック係数テーブル45には、くし形フィルタ回路F
1、F2の乗算器31、38において、イニシャルタッ
チの強度に応じたフィードバック度が設定できるよう、
各イニシャルタッチデータの値に対応したフィードバッ
ク係数データを記憶している。イニシャルタッチデータ
ITの値に応じてフィードバック係数テーブル45から
読出されたフィードバック係数データは、そのままフィ
ードバック係数K1、K2として乗算器31、38に与
えられる。例えば、イニシャルタッチデータITの値が
大きい値であるときに、小さいフィードバック度を設定
するフィードバック係数K1、K2が遅延回路27、3
3に与えられるようにした場合には、ピッチ形成回路2
0の出力音声信号MSD2はノイズ成分が多いものとな
り、また、イニシャルタッチデータITの値が小さい値
であるときに、大きいフィードバック度を設定するフィ
ードバック係数K1、K2が遅延回路27、33に与え
られるようにした場合には、ピッチ形成回路20の出力
音声信号MSD2はノイズ成分が少ないものとなる。こ
のようにしてピッチ形成回路20で処理された音声信号
MVD2は、ローパスフィルタ34において、楽音とし
て不要な高域周波数成分が除去された後、乗算器22に
送られる。
【0026】エンベロープ発生回路21は、キーオン信
号KONおよびキーオフ信号KOFFに呼応して、イニ
シャルタッチデータITの値に応じた立上りレベルを有
する振幅エンベロープを示すエンベロープ波形データE
Dを発生するものである。乗算器22では、音声信号M
VD2に楽音としてのエンベロープを付与するために、
該音声信号MVD2とエンベロープ波形データEDとを
乗算する。このようにして、乗算器22の出力として、
エンベロープ波形データEDに従って振幅が時間的に変
化する楽音信号TSが得られることとなる。エンベロー
プのディケイ部分の付与が終了すると(エンベロープ波
形データが“0”の値になると)、エンベロープ発生回
路21からパラメータ発生回路19にディケイ終了信号
DFが与えられる。パラメータ発生回路19では、この
ディケイ終了信号DFに呼応して、ピッチ形成回路20
に与えるフィードバック係数K1、K2を“0”にす
る。
【0027】次に、この実施例に係る楽音信号発生装置
の動作の一例を説明する。先ず、マイクロホン9から入
力された音声信号は外部音声処理回路10に取り込ま
れ、該回路10では、前記音声信号に基づいてディジタ
ルの入力音声信号VDおよび音声強度データINTを発
生し、音声加工部15に出力する。音声加工部15にお
いて、ローパスフィルタ17は、ホワイトノイズ発生器
16で発生したホワイトノイズ信号を、音声強度データ
INTに応じたカットオフ周波数でローパス処理し、そ
のローパスノイズ信号LNを乗算器18に出力する。こ
のようにして、乗算器18では、入力音声信号VDとロ
ーパスノイズ信号LNとを乗算することにより、入力音
声信号VDをローパスノイズ信号LNによりAM変調
し、変調済みの音声信号MVDをピッチ形成回路20に
出力する。このように音声加工部15から出力される音
声信号MVDは、図4の(b)に示したようにローパス
ノイズ信号LNの側帯波が生じたノイズ的な周波数スペ
クトル特性を有するものである。
【0028】ピッチ形成回路20では、2段のくし形フ
ィルタ回路FB1、FB2により、この音声信号MVD
に基づき、押圧鍵に対応するピッチを持つ楽音信号を形
成するための処理を行う。すなわち、ピッチ形成回路2
0では、パラメータ発生回路19から発生する遅延時間
設定パラメータD1、D2に従い、それぞれの遅延回路
27、33おける遅延時間D1t、D2tが制御され、
該遅延時間D1t、D2tに応じて、出力音声信号MV
D2の基本周波数がコントロールされる。また、パラメ
ータ発生回路19から発生するフィードバック係数K
1、K2に従い、それぞれの乗算器31、38によるフ
ィードバック度が制御され、該フィードバック度に応じ
て、ピッチ形成回路20の出力信号の共振周波数ピーク
の急峻度がコントロールされる。
【0029】このようにしてピッチ形成回路20で処理
された音声信号MVD2は、その後、乗算器22におい
てエンベロープ発生回路21から発生するエンベロープ
波形データEDと乗算されることにより、振幅エンベロ
ープが付与された後、楽音信号TSとしてサウンドシス
テムSSに出力される。
【0030】図8は変更例による楽音信号発生回路8a
を示し、この例においては、図5のものとは逆に、ピッ
チ形成回路20の前にエンベロープ付加用の乗算器22
が設けられており、音声加工部15から出力された音声
信号MVDは、ピッチ形成回路20で処理される前にエ
ンベロープが付与されるようになっている。この構成で
は、音声信号MVDがエンベロープの付与により減衰す
るので、図5のものとは異なり、ディケイ終了時に、エ
ンベロープ発生回路21からパラメータ発生回路19に
ディケイ終了信号DFを出力し、パラメータ発生回路1
9からピッチ形成回路20に与えられるフィードバック
係数K1、K2を“0”にする、という処理が不要とな
る。
【0031】図9は図6で示したピッチ形成回路の変更
例を示すものである。図6で示したピッチ形成回路20
では、2段のくし形フィルタ回路F1、F2が直列に接
続されていたが、この変更例によるピッチ形成回路20
aでは、2段のくし形フィルタ回路F1、F2が並列に
接続されている。すなわち、前段のくし形フィルタ回路
F1における遅延回路27の出力音声信号MVD1は、
加算器26にフィードバックされ且つ後段のくし形フィ
ルタ回路F2に与えられとともに、乗算器48に与えら
れる。乗算器48では、この遅延回路27の出力音声信
号MVD1に、例えばパラメータ発生回路19により与
えられる任意のミキシング係数K3を乗じ、その乗算結
果を加算器49に出力する。また、後段のくし形フィル
タ回路F2における遅延回路33の出力は、加算器32
にフィードバックされるとともに、乗算器50に与えら
れる。乗算器50は、例えばパラメータ発生回路19に
より与えられる任意のミキシング係数K4を乗じ、その
乗算結果を加算器49に出力する。このようにして、加
算器49は、それぞれのミキシング係数K3、K4が乗
ぜられたくし形フィルタ回路F1、F2の出力を並列的
に加算(すなわち、ミキシング)し、その加算結果をロ
ーパスフィルタ34に出力することとなる。
【0032】このピッチ形成回路20aにおいて、くし
形フィルタ回路F1、F2をこのように並列に接続し、
くし形フィルタ回路F1、F2の出力を並列的に加算す
るようにした第1の理由は、弦楽器における共鳴弦効果
のような効果を実現できるよう、くし形フィルタ回路F
1によって発生した音がくし形フィルタ回路F2側に漏
れて共鳴するようにするためである。また、第2の理由
は、共振周波数ピークが比較的なだらかでよい楽音につ
いては、1段のくし形フィルタ回路による処理のみで十
分な場合が多いので、1段の遅延時間(すなわち、この
場合D1t)のみでなるべく早く楽音の発生が開始する
ようにするためである。ちなみに、この構成によると、
鋭い共振周波数ピークの楽音を発生すべき場合、楽音の
発生開始は早いが、発生開始当初から所望の鋭い共振周
波数ピークを得ることはできず、両フィルタ回路F1、
F2による処理が行われて始めて所望の鋭い共振周波数
ピークを得ることができることとなる。なお、図6のピ
ッチ形成回路20にあっては、楽音の発生開始時点から
所望の鋭い共振周波数ピークが保証されるものの、共振
周波数ピークが比較的なだらかでよい楽音についても、
2段の遅延時間(すなわち、D1tとD2t)により、
楽音の発生開始が遅れることとなる。さらに、第3の理
由は、遅延時間設定データD1およびD2を、例えば各
々のフィルタ回路F1、F2の出力信号に1オクターブ
のピッチ差をつける、というような制御を行えるように
するためである。
【0033】図10は、音声加工部の変更例を示すもの
である。この音声加工部15aは、マイクロホン9から
外部音声が入力されていないときには、ホワイトノイズ
発生器16で発生したホワイトノイズ信号WNをそのま
ま出力するような構成となっている。すなわち、ホワイ
トノイズ発生器16で発生したホワイトノイズ信号WN
は、楽音として不要な高域周波数成分の除去のためロー
パスフィルタ17に与えられるとともに、乗算器51に
与えられる。一方、入力音声信号VDは、乗算器18に
おいてローパスフィルタ17により出力されたローパス
ノイズ信号LNによってAM変調された後、乗算器54
に与えられる。さらに、入力音声信号強度データINT
は、ローパスフィルタ17には与えられずに、乗算器5
4および減算器55に与えられる。乗算器54では、A
M変調された入力音声信号VDに音声強度データINT
を乗算し、その乗算結果を加算器57に出力する。ま
た、減算器55では、“1−音声強度データINTの
値”の減算を行いその減算値を乗算器51に与える。さ
らに、乗算器51では、ホワイトノイズ発生器16で発
生したホワイトノイズWNに減算器55の減算値を乗
じ、その乗算結果を加算器57に出力する。このように
して、加算器57は、両乗算器51、54の出力を加算
し、その加算結果を音声信号MVDとして出力する。こ
のような構成により、マイクロホン9から外部音声が入
力されていないときには、音声強度データINTの値が
“0”となり、乗算器54の出力も0となるので、ホワ
イトノイズ発生器16で発生したホワイトノイズWNの
みが、音声信号MVDとして出力されることとなる。
【0034】なお、この発明においては、前述のように
マイクロホンから入力した音声信号に限らず、例えば、
他のシステムで作った音声信号をノイズ変調するように
してもよい。また、ノイズによる変調も、AM変調だけ
ではなく、FM変調(周波数変調)などの他の変調方式
を用いてもよい。上記実施例では、複数のフィルタを音
高に追従させて実質的に同一に制御する例を示したが、
これに限らず、フィルタに全く異なったピッチを与えて
もよい。これを実現するためには、図7のディレイ長テ
ーブル43から互いに異なるD1とD2とを直接供給す
るようにすればよい。さらに、各フィルタにおけるルー
プ部分(例えば、符号26,27,29,30,31で
示す部分)からの出力の取り出しは、遅延回路の後端に
限らず、加算器の直後あるいは遅延回路の中間など、い
ずれの場所から行ってもよい。加算器の直後から取り出
す場合には、初期のフィルタの効き具合を無視すれば、
楽音の立上りをさらに早めることができる。
【0035】
【発明の効果】 以上のように、この発明は、単に定常
的なノイズ信号のみの処理に基づいて楽音信号を発生す
るのではなく、外部から任意の、つまり、定常的ではな
い音声信号を入力し、この音声信号をノイズ信号により
変調する処理に基づいて楽音信号を発生するものである
ため、複雑で大掛かりな回路構成を必要とすることな
く、発生する楽音の音色を自由に、広範囲に制御できる
という優れた効果を奏する。また、その場合に、外部か
ら入力される任意の音声信号には直流成分が含まれてい
たり、あるいは該音声信号を変調した結果直流成分が含
まれるようになったりする可能性があり、そうすると、
遅延ループ内で循環する音声信号がオーバーフローした
り、ダイナミックレンジが狭まるおそれがあるが、この
発明にあっては、変調された音声信号を低域除去手段を
経由させて遅延ループに入力するようにしたので、それ
らの問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る楽音信号発生装置を適用した電
子楽器の一実施例のハードウェア構成を示すブロック
図。
【図2】図1のマイクロコンピュータにより実行される
メインルーチンの一例を示すフロー図。
【図3】図1の外部音声分析回路の一構成例を示すブロ
ック図。
【図4】この発明に係る楽音信号発生装置の動作を説明
する図であり、入力音声信号、および、該楽音信号発生
装置において処理された音声信号の周波数スペクトル特
性を示す図。
【図5】図1の楽音信号発生回路の一構成例を示すブロ
ック図。
【図6】図5の楽音信号発生回路におけるピッチ形成回
路の一構成例を示すブロック図。
【図7】図5の楽音信号発生回路におけるパラメータ発
生回路の一構成例を示すブロック図。
【図8】前記楽音信号発生回路の変更例を示すブロック
図。
【図9】前記ピッチ形成回路の変更例を示すブロック
図。
【図10】図5または図8の楽音信号発生回路における
音声加工部の変更例を示す図。
【符号の説明】
2…CPU、3…プログラムROM、4…データおよび
ワーキングRAM、8…楽音信号発生回路、9…マイク
ロホン、10…外部音声分析回路、15、15a…音声
加工部、16…ホワイトノイズ発生回路、17…ローパ
スフィルタ、18…乗算器、19…パラメータ発生回
路、20、20a…ピッチ形成回路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/043 G10H 1/00 G10H 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の特性を有する信号を発生する信号
    発生源と、 任意の音声信号を外部から入力する音声信号入力手段
    と、 前記音声信号入力手段から入力された音声信号を前記所
    定の特性を有する信号により変調する変調手段と、前記変調された音声信号を入力し、該音声信号から所定
    の周波数以下を除去した音声信号を出力する低域除去手
    段と、 入力信号を遅延する遅延部を含む閉ループからなり、前
    記低域除去手段で所定の周波数以下を除去した音声信号
    が入力される遅延ループとを具備し、前記変調された音
    声信号を前記低域除去手段を経由して前記遅延ループに
    入力し、前記遅延部の遅延時間を発生しようとする楽音
    の特性に応じて制御することで、該音声信号の周波数特
    性を制御し、前記遅延ループにおいて周波数特性を制御
    された音声信号を楽音信号として発生するようにしたこ
    とを特徴とする楽音信号発生装置。
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