JP3154698U - 排水設備構造 - Google Patents

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山陽コンクリート工業株式会社
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Abstract

【課題】境界に設けられたコンクリート突条の両側に降雨した雨水を効果的に排出する排出設備構造を提供する。【解決手段】歩車道の境界a1に沿って形成され且つ断面をU字形とされた側溝本体部2Aと、これの上部に複数の側溝蓋6を配列され配列方向の適当間隔ごとに透孔c1を形成された側溝蓋列2Bと、該側溝蓋列の上面に形成されたコンクリート突条3とを備える。コンクリート突条3は細長状のコンクリートブロック6を配列されて形成され、内側に長さ方向b2に沿った導水溝3aを有し、導水溝3aが透孔c1に連通されると共にコンクリート突条3の両側部に形成された開放口3bを通じて開放されている。【選択図】図1

Description

本発明は、歩車道境界に敷設される排水設備構造において、歩車道両側に存在する雨水を効率的に排水することのできる排水設備構造に関する。
歩道と車道の境界である歩車道境界に敷設される排水設備としては、特許文献1に開示されたものがある。この排水設備では、断面円形の排水路が形成されたブロック本体を一線状に配列し暗渠化された側溝を形成する。そして、ブロック本体の上面に、その配列方向に沿って縁石を一列状に配列してなるコンクリート突条を形成する。縁石内には、その長さ方向に通水溝が形成され、車道側に向けて集水口が設けられている。この排水設備では、車道側に降った雨水は、集水口から通水溝を経て排水路内に導かれる。
特許文献1の図9には、通水溝の代わりに縁石に横断方向に貫通する凹部を形成して、歩車道の両方から側溝内に雨水を集水して排水路に流すものが示されている。
特開2007−2461号公報 特許第3660908号公報
上記した特許文献1に開示された排水設備では、歩道側の雨水については透水性の路盤として、下層にしみ出した水分をブロック本体の排水路に導いており、しみこみ量よりも降雨量が多いと、歩道が冠水する。一方、図9の例によると歩道側から直接的に雨水をブロック本体の排水路へ導くことが出来るが、縁石に横断方向に貫通しており、車道側の雨水が歩道側に溢れる。
本考案は、上記した問題点を解決し、歩車道両側に存在する雨水を効率的に排水できる排水設備構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案の排水設備構造は、境界に沿って地盤上に形成され断面がU字形の側溝本体部と、該側溝本体部上を塞ぎ前記U字形に至る透孔が形成された側溝蓋列と、該側溝蓋列の上面に一線状に形成され内部に前記透孔に連通する導水溝を有するコンクリート突条とを備え、前記コンクリート突条は、前記境界の一方側から前記導水溝に連通する切欠部と、他方側から前記導水溝に連通する切欠部とを有し、夫々の切欠部が前記導水溝に開放する対面は前記コンクリート突条の内壁により塞がれているものであり、前記側溝蓋列の前記透孔は、前記境界の一方側から連通する切欠部と他方側から連通する切欠部との間に少なくとも1つ設けられていることを特徴とする。
本考案によれば、切欠部が導水溝に開放する対面はコンクリート突条の内壁により塞がれているので、雨水はこのコンクリート突内で一時滞留する。そして、導水溝内を流下中に他方側に連通した切欠部に達する前に、透孔の入口に達し、この透孔を通じて暗渠化された側溝内に落下して他方側に溢れることが抑止される。
排水設備構造を示す斜視図である。 上記排水設備構造を道路の幅方向に沿った縦面で切断した場合の状態を示す断面図である。 上記排水設備構造に使用されるコンクリートブロックやこれの一部をなすフィルタを示した斜視図である。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
本実施例に係る排水設備構造は、図1及び図2に示すように、道路1の歩車道境界a1に沿って形成される側溝本体部2A、この側溝本体部2Aの上部に形成された側溝蓋列2B、及びこの側溝蓋列2Bの上面に形成されたコンクリート突条3を備えている。
側溝本体部2Aは断面がU字形とされたプレキャスト品を路盤(地盤)4上に一線状に配列しモルタルなどで結合することにより形成したものであっても、或いは、現場でコンクリートを打設して断面をU字形に形成したものであってもよい。断面がU字形とされた側溝本体部2Aのプレキャスト品は一般に使用されている市販品で足りるものである。また現場でコンクリートを打設して側溝本体部2Aを形成する場合に必要となる型枠は平面板を組み合わせたもので済むため比較的簡易且つ安価に形成される。
側溝蓋列2Bは側溝本体部2A上に平板状の側溝蓋5を一線状に配列されたものであり、歩車道境界a1に沿った線上に、側溝本体部2Aの内外を連通させるためのスリット又は貫通穴孔等の透孔c1が適当な間隔を置いて列設されている。このさい、透孔c1は各側溝蓋5の長さ方向b2途中に形成されたものであっても良いし、或いは、各側溝蓋5の長さ方向b2の何れかの端縁又は各側溝蓋5の長さ方向b2の各端縁に切欠箇所を形成しておき、このような側溝蓋5を歩車道境界a1に沿って一線状に配列し衝接させたときに、前後一対の側溝蓋5、5の端縁の切欠箇所が対向状に突き合わされることにより閉鎖環状になるものであってもよい。図1は、側溝蓋5、5の端縁の切欠箇所が対向状に突き合わされることにより閉鎖環状になるものを例として示している。
この側溝蓋列2Bには透孔c1に対し幅方向b1へずれた位置を通る長さ方向b2上に、第2の透孔c2が適当な間隔を置いて列設されている。この第2の透孔c2も側溝本体部2Aの内外を連通させるためのものである。
コンクリート突条3は、側溝蓋列2Bの上面に敷かれたモルタル層a3上に、歩車道境界a1に沿った一線状に配置されたもので、細長状のコンクリートブロック6を一列状に配列しモルタルで結合することにより形成されている。
コンクリートブロック6には、図3Aに示すように、フィルタ8が装着されるコンクリートブロック6Aと、図3Bに示すようにコンクリートを直方体状に成型しただけのコンクリートブロック6Bとの2種類のものがある。
コンクリートブロック6Aは、全体が略直方体状であり、下面の幅中央に長さ方向d1の全長に渡り断面を台形とされた溝部7aが形成されている。また、この溝部7aの一側にある側壁部7bに側方視四角状の切欠部7cが形成されており、切欠部7cの設けられた箇所を除いて、左右断面が対称である。このようなコンクリートブロックとして、例えば特許文献2に示されたものが利用できる。
フィルタ8は、スラグ塊を接着剤で接合し、切欠部7cにより切りかかれたコンクリートブロック6Aの一側の表面を埋める形状に生成されている。
第2コンクリートブロック6Bは、下面の幅中央に長さ方向d1の全長に渡り断面を台形とされた溝部7aを形成されており、既述の切欠部7cやフィルタ8が設けられていない点を除けばコンクリートブロック6Aと同様、断面が左右対称の形態である。
これら2種類のコンクリートブロック6A、6Bを配列してコンクリート突条3を形成するさいに、コンクリートブロック6Aの向きを正逆に設定するする。コンクリート突条3には車道側と歩道側の両側に切欠部7c及びフィルタ8からなる開放口3bが向けられる。また、コンクリートブロック6A、6Bの溝部7aは、互いに連結して導水溝3aを構成する。導水溝3aは、車道側と歩道側の両側からの雨水を受け入れることができるようになる。導水溝3aは、透孔c1に連通され通水部a2へ至る。
図1に示すコンクリート突条3は、コンクリートブロック6Aのみを配列され各コンクリートブロック6Aの向きを交互に前後逆方向に配置されているため、開放口3bがコンクリートブロック6Aごとに歩道側、車道側に左右に開放されている。
この側溝蓋列2Bの透孔c1は、歩道側、車道側に開放された開放口3bの間に少なくとも1つが配置されている。側溝蓋5の長さが、コンクリートブロック6Aと同じ場合には、前後一対の側溝蓋5、5の端縁の切欠箇所が対向状に突き合わされることにより閉鎖環状になるものを利用する。側溝蓋5の長さがコンクリートブロック6Aよりも長いときには、透孔c1をコンクリートブロック6Aの切欠部7c以外の位置に配置された側溝蓋5を利用する。
ここで、コンクリート突条3の長さ方向b2上で隣接した開放口3b、3b間の間隔を変更するときは、コンクリートブロック6Aの間に任意数のコンクリートブロック6Bを配置するようにすればよい。この場合、歩道側、車道側に開放された開放口3bの間の透孔c1の数は1以上となる。
車道1a領域の路盤4上には排水性舗装11が施工されている。排水性舗装11は、路盤4上に形成された不透水層11aと、これの上面に排水性の表層材f1を敷き詰められて形成されている排水層11bからなっている。このさい、不透水層11aの上面は側溝蓋5の上面に合致されており、また表層材f1は多孔質のアスファルト混合物であって突条3の車道1a側の側面に接するように敷き詰められており、その上表面は2%程度の横断水流勾配が付けられ、コンクリート突条3の側面で開放口3bの高さより低く設定されている。
一方、コンクリート突条3の他側である歩道1b領域には、透水性舗装12が施工されている。透水性舗装12は路盤13上に形成されたサンドクッション層12aと、これの上面に形成されたブロック層12bからなっている。このさい、透水性路盤13はその上面が側溝蓋列2Bの上面に合致されており、またブロック層12bは表層材としてのブロックf2を突条3の歩道1b側の側面に接するように配置されて平坦状に敷き詰められており、その上表面は突条3の側面位置で開放口3bの高さより低く設定されている。
次に上記のように形成された排水設備構造の作用について説明する。
降雨により車道1aに降った雨水は排水層11bに浸透した後、排水層11b内を矢印方向g1へ重力作用で流下し、コンクリートブロック6Aのフィルタ8を通じて導水溝3a内に到達する。そして、導水溝3a内を流下中に歩道側に切欠部7cのあるコンクリートブロック6Aに達する前に、透孔c1の入口に達し、この透孔c1を通じて暗渠化された側溝2内に落下して、歩道側に溢れることが抑止される。
排水層11b内を図1中の矢印方向g1へ流れた雨水が透孔c2に達すると、この透孔c2を通じて側溝2内に落下する。
一方、降雨量が多くて排水層11bの上面を雨水が図1中の矢印方向g2へ流れフィルタ8に到達したとき、歩道側はこのコンクリートブロック6Aの内壁により塞がれているので、雨水はこのコンクリートブロック6A内で一時滞留する。そして、導水溝3a内を流下中に歩道側に切り欠きのあるコンクリートブロック6Aに達する前に、透孔c1の入口に達し、この透孔c1を通じて暗渠化された側溝2内に落下して、歩道側に溢れることが抑止される。
また歩道1bに降った雨水は、ブロック層12b、サンドクッション層12a及び透水性路盤13内を下方に浸透していくのであり、また降雨量が多くて雨水がブロック層12bの表面を矢印方向g3へ流れてフィルタ8に到達したとき、この雨水はコンクリートブロック6A内で滞留し導水溝3a及び透孔c1を通じて側溝2内に落下する。歩道側からの雨水も、車道側の雨水と同様に、隣接するコンクリートブロック6Aの切欠部7cから車道側に溢れることが抑止される。
上記実施例では、道路1の排水設備構造を示したが、これを運動場、競技場、駐車場などを含む広場の排水設備構造とすることも可能である。
この場合は、上記実施例の車道1の領域を広場における内側領域に対応させ、歩道1bの領域を広場における外側の領域に対応させるのである。このさい表層材f1、f2は広場の使途に合わせた適当なものを採用する。このような広場の排水設備構造においても上記実施例に準じた効果がある。
1 道路
1a 車道
1b 歩道
2 側溝
2A 側溝本体部
2B 側溝蓋列
3 コンクリート突条
3a 導水溝
3b 開放口
4 路盤(地盤)
5 側溝蓋
6 コンクリートブロック
7a 溝部
7b 側壁部
7c 切欠部
8 フィルタ
a1 歩車道境界
c1、c2 透孔
f1 表層材
f2 表層材

Claims (2)

  1. 境界に沿って地盤上に形成され断面がU字形の側溝本体部と、
    該側溝本体部上を塞ぎ前記U字形に至る透孔が形成された側溝蓋列と、
    該側溝蓋列の上面に一線状に形成され内部に前記透孔に連通する導水溝を有するコンクリート突条とを備え、
    前記コンクリート突条は、前記境界の一方側から前記導水溝に連通する切欠部と、他方側から前記導水溝に連通する切欠部とを有し、夫々の切欠部が前記導水溝に開放する対面は前記コンクリート突条の内壁により塞がれているものであり、
    前記側溝蓋列の前記透孔は、前記境界の一方側から連通する切欠部と他方側から連通する切欠部との間に少なくとも1つ設けられていることを特徴とする排水設備構造。
  2. 前記コンクリート突条は、底面に全長に渡る溝部を有して一側面に当該溝部に連通する切欠部を有したコンクリートブロックを前後逆方向に一列状に配列されたものであり、かつ前記コンクリートブロックは切欠部の個所を除きその断面が左右対称であって、一列状に配列されることで当該溝部が前記導水溝を構成し、
    前記透孔は、前記前後逆方向に配列された隣接するコンクリートブロックの切欠部の間の位置に少なくとも1つ設けられていることを特徴とする請求項1の排水設備構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016180268A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 株式会社宝機材 側溝蓋、及び当該側溝蓋を備えた路面構造

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