JP2005226396A - 一体型暗渠ブロック及び道路側縁の排水構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の一体型暗渠ブロック11は、長さ方向に水路となる内部空間2を有し、少なくとも上面部分3は普通コンクリートで構成され、対向する側面部分4P,4Pの一方又は両方は透水性コンクリートで構成される。
【選択図】 図1
Description
特許文献1に記載される暗渠ブロックは、上面部分、対向する側面部分、及び底面部分の全てが普通コンクリートで構成されるため、強度面では十分に高い特性を有している。しかし、全体重量が高く(重く)、さらに内部(水路20)へ水を導入させるために設けた孔52や透水部材60などが雨水と共に流入したゴミや粘土、砕石等により閉塞された場合には、全く設備として要をなさないものとなる。
特許文献2に記載される境界ブロックは、上面部分、対向する側面部分、及び底面部分の全てが透水性コンクリートで構成されるため、全体重量が低く(軽く)、内部(排水路5)への雨水の導入性は高いし、周囲(地下)へ雨水を浸透させることもできる。しかし、強度特性が低いため、高速道路には適用できず、一般道においても上面部分を自動車のタイヤが通過しないように道路面より隆起する路肩を形成するように適用される他はなかった。
図1の実施例の内部空間2の断面形状が略円形状であるが、特にその断面形状を限定するものではなく、例えば真円形状でも良い。
図1の実施例の上面部分3は、一方の側端に長さ方向に亘って縁石状に突出する突出部分31が形成され、長さ方向に適宜間隔でスリット状の導水孔32が形成されている。
透水性コンクリートで構成される底面部分5Pでは、孔などを設けなくても側面部分4P,4Pと同様に雨水の地下への浸透作用が果たされる。
また、同様にこの一体型暗渠ブロック12の端部のうち一方には段状に窪む凹部121が形成され、他方には段状に突出する凸部122が形成され、長さ方向に配設した場合に相互に嵌合する構成となっている。
施工の順に説明すると、図2(a)の排水構造は、当該図面では右側に位置する排水性舗装である路面65の左端部に、十分な大きさの溝を掘削し、底面に敷砂61を充填し、透水シート62を配した後、砕石63として単粒土砕石4号又は5号を投入すると共に、一体型暗渠ブロック12を配設する。長さ方向に同様の作業を行い、一体型暗渠ブロック12同士は、前述のように凹部121に凸部122を嵌合させて連結する。
このような一体型暗渠ブロック14及び道路側縁の排水構造は、前記図2の一体型暗渠ブロック12及び道路側縁の排水構造とほぼ同様の作用を示すものであり、説明を省略する。
このような一体型暗渠ブロック14及び道路側縁の排水構造は、排水性舗装側(図面では右側)に雨水を浸透させたくない事情がある場合に好適である。
このような一体型暗渠ブロック15及び道路側縁の排水構造は、民地側(図面では左側)に雨水を浸透させたくない事情がある場合に好適である。
一体型暗渠ブロック17のグレーチング33の下部にはゴミ除去カゴ71を配置した。また、穴51の下部には床版塊72及び透水性コンクリート製のゴミフィルター73を配置し、さらにその下方には、4段の浸透枡8を積層し、透水性コンクリートからなる浸透部91を組み込んだ床版9をその底部に配設した。
施工の順に説明すると、図7(b)の排水構造は、当該図面では右側に位置する排水性舗装である路面81の左端部に、十分な大きさの溝を掘削し、底面に敷砂61を充填し、掘削溝の右側面には透水シート62を、左側面には遮水シート64を配した後、砕石63として単粒土砕石4号又は5号を投入すると共に、下から順に床版9、4段の浸透枡8、床版塊72及びゴミフィルター73を配設した後、一体型暗渠ブロック17を配設する。長さ方向に同様の作業を行い、一体型暗渠ブロック17同士は、前述のように凹部131に凸部(図示せず)を嵌合させて連結する。
図示実施例のようにグレーチング開口部33の直下に浸透枡8が設置されている箇所においては、雨水の多くはゴミフィルター73を経て浸透枡8へ落下して貯留される。雨水は泥などを含んでいても、貯留中に泥などが沈殿するので、比較的清浄な雨水が、透水性コンクリートからなる浸透枡8の側面部分及び底面部分(床版9)から地下へ浸透する。尚、図示実施例では、掘削溝の右側面には透水シート62を配設したが、左側面には遮水シート64を配設したので、浸透枡8並びに一体型暗渠ブロック17の右側の側面からの雨水の地下への浸透は果たされるが、その左側面からの浸透は妨げられる。
穴51以外の部分、即ち浸透枡8が存在しない部分では、前記図2(a)の実施例と同様であり、一体型暗渠ブロック17の側面部分4から周囲の砕石63の層へ排水され、さらに透水シート62を透過して地中へ浸透される。仮に浸透枡8の容量を超える雨水があったときも同様であり、比較的清浄な雨水を排水して地下浸透させることができる。
111,121,131 凹部
122 凸部
2 内部空間
3 上面部分
31 縁石
32,32’ 導水孔
33 グレーチング(開口部)33
4P (透水性コンクリートで構成される)側面部分
4U (普通コンクリートで構成される)側面部分
5U (普通コンクリートで構成される)底面部分
5P (透水性コンクリートで構成される)底面部分
61 敷砂
62 透水シート
63 砕石
64 遮水シート
65 (排水性舗装の)路面
71 ゴミ受けカゴ
72 床版塊
73 ゴミフィルター
8 浸透枡
9 床版
Claims (6)
- 長さ方向に水路となる内部空間を有する一体型暗渠ブロックであって、少なくとも上面部分は普通コンクリートで構成され、対向する側面部分の一方又は両方は透水性コンクリートで構成されることを特徴とする一体型暗渠ブロック。
- 底面部分は透水性コンクリートで構成されることを特徴とする請求項1に記載の一体型暗渠ブロック。
- 上面部分に導入口を設け、該導入口にグレーチングを配したことを特徴とする請求項1又は2に記載の一体型暗渠ブロック。
- 長さ方向に水路となる内部空間を有する一体型暗渠ブロックであって、上面部分及び対向する側面部分は普通コンクリートで構成され、側面部分には水の流出孔が形成されていることを特徴とする一体型暗渠ブロック。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載の一体型暗渠ブロックの上面部分が路面に連続するように配設してなる道路側縁の排水構造であって、一体型暗渠ブロックの周縁には砕石を配置してなることを特徴とする道路側縁の排水構造。
- 一体型暗渠ブロックの底面部分に導出口を設け、その下に浸透枡を配置したことを特徴とする請求項5に記載の道路側縁の排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004038287A JP2005226396A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 一体型暗渠ブロック及び道路側縁の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004038287A JP2005226396A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 一体型暗渠ブロック及び道路側縁の排水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005226396A true JP2005226396A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=35001329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004038287A Pending JP2005226396A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 一体型暗渠ブロック及び道路側縁の排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005226396A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101112083B1 (ko) | 2009-06-29 | 2012-02-22 | 한국건설기술연구원 | 우수 암거 구조체 |
JP2015108218A (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 株式会社イトーヨーギョー | 雨水処理システム、及びこれに用いる境界ブロック |
JP2017137746A (ja) * | 2016-02-02 | 2017-08-10 | 藤林コンクリート工業株式会社 | 洪水防止側溝構造 |
CN107090755A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-08-25 | 海绵城市环保新材料(深圳)有限公司 | 一种透水步道砖及透水路面的铺装结构 |
-
2004
- 2004-02-16 JP JP2004038287A patent/JP2005226396A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080812 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081009 |
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A02 | Decision of refusal |
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