JP3154558U - 供養家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】墓地に出かける必要なく、また、高齢者であっても、室内において故人や祖先の位牌礼拝、墓参り等の供養を簡略に行うことができ、また、部屋の壁面に設けた収納部に体裁よく収納できる供養家具を提供する。【解決手段】供養家具は、筺体2の上部に仏壇部12を下部に仏具収納部13を配置した直方体状の仏壇家具部11と、筺体2の上部に墓石部を配置し下部に納骨部を配置した直方体状の墓・納骨家具部とを表裏一体構成とし、仏壇家具部11、墓・納骨家具部の底部側にストッパー付キャスター32を備える移送手段31を備え、移送手段31を利用した仏壇家具部11、墓・納骨家具部全体の壁面に設けた収納部に対する移動・反転によって、仏壇部12又は墓石部のいずれかを正面に表出可能としたものである。【選択図】図2

Description

本考案は、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に故人や祖先の位牌礼拝、墓参り等の供養を簡略に行うことができ、更に、部屋の壁面に設けた収納部に体裁よく収めることができる供養家具に関するものである。
近年、墓地を取得しようとしても交通至便な近場の墓地は高価であり、手頃な価格の墓地は遠距離の地に存在し、このような遠距離の地に存在する墓地を取得しても高齢になると墓参も困難になることが多い。
すなわち、遠距離の墓地の場合、車を利用して墓参するにしても彼岸等の墓参りシーズンでは交通渋滞が激しく、高齢になると墓参も容易ではなく、また、平常時においても墓地の清掃等に出掛けること容易ではない。
このため、従来においても、故人や祖先の供養を室内で容易に実行できるようにするため、室内設置型の仏壇類が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、箱型状の祭壇を前後に仕切り、前面側に位牌、仏具の収容部を、後面側に納骨箱、墓を各々収容するとともに、納骨箱の収容部を真空に保つ装置を設け、更に、祭壇全体を床面上に設置する台部上で水平方向に回転可能に構成した回転祭壇付真空納骨台が提案されている。
この特許文献1の場合、祭壇のみを台部上で水平方向に回転させるものであり、回転祭壇付真空納骨台全体を移送・反転させる構成ではなく、このため、例えばこの回転祭壇付真空納骨台全体を家屋の部屋の壁面に設けた収納部に体裁よく収めること難しい。
また、特許文献2には、箱型状の筺体を前後に区画し、前面側に本尊収納部を、背面側に墓碑収納部を各々設けた本体と、本体用の載置台とを有し、本体を載置台上で水平方向に回転可能とした構成の回転式仏壇が提案されている。
この特許文献2の場合も、本体を載置台上で水平方向に回転させる構成であるため、上述した場合と同様、例えばこの回転式仏壇全体を家屋の部屋の壁面に設けた収納部に体裁よく収めること難しい。
特開2001−169898号公報 特開平11−137413号公報
本考案が解決しようとする問題点は、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に故人や祖先の位牌礼拝、墓参り等の供養を簡略に行うことができ、また、部屋の壁面に設けた収納部に体裁よく収めることができるような供養家具が存在しない点である。
本考案の供養家具は、上部に仏壇部を下部に仏具収納部を配置した仏壇家具部と、上部に墓石部を下部に納骨部を配置した墓・納骨家具部とを表裏一体構成とするとともに、前記仏壇家具部、墓・納骨家具部の底部側に移送手段を備え、前記移送手段を利用した前記仏壇家具部、墓・納骨家具部全体の壁面に設けた収納部に対する移動・反転によって、前記仏壇部又は前記墓石部のいずれかが正面に表出可能に構成したことを最も主要な特徴とする。
請求項1、2記載の考案によれば、室内における仏壇として機能し、また、お墓として機能し、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に当該故人や祖先の位牌礼拝、墓参り等の供養を簡略に行うことができ、更に、部屋の壁面に設けた収納部に体裁よく収めることができる供養家具を実現し提供することができる。また、ストッパー付キャスターを備える移送手段を設けたことにより、地震等の振動に対しても安心な供養家具を実現し提供することができる。
請求項3、4記載の考案によれば、室内において、常時は上部に仏壇部を下部に仏具収納部を配置した仏壇家具部に対する礼拝により故人や祖先の供養をすることができ、また、仏壇家具部を引き出し墓・納骨家具部を表出させて墓参り供養を行うことができることに加え、部屋の壁面に設けた収納部に体裁よく収めることもでき、更にストッパー付キャスターを備える移送手段を設けたことにより、地震等の振動に対しても安心な供養家具を実現し提供することができる。
請求項5記載の考案によれば、請求項3、4記載の考案と同様な効果を奏するとともに、上下分割構造の採用により、収納部への設置の便宜、引っ越し時における移送の便宜を図ることができる供養家具を実現し提供することができる。
請求項6記載の考案によれば、収納部内の仏壇家具部に対する礼拝による供養と、室内における仏壇家具部、墓・納骨家具部の各正面が横方向に並ぶ並列配置の状態での仏壇家具部に対する礼拝及び墓・納骨家具部に対する礼拝による墓参り供養とを室内において随時選択的に実行することができ、また、上下分割構造の採用により、収納部への設置の便宜を図ることができる供養家具を実現し提供することができる。
請求項7、8記載の考案によれば、室内におけるお墓として、また、仏壇として機能し、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に当該故人や祖先の墓参り供養、仏壇による供養を随時簡略に行うことができ、また、比較的広い
請求項9記載の考案によれば、請求項7、8記載の考案と同様な効果を奏することに加え、組み替えによって所有者の好みに応じた設置態様を選択できる供養家具を実現し提供することができる。
請求項10記載の考案によれば、請求項6、7、8、9記載の考案と同様な効果を奏することに加え、組み替え時、更に、引っ越し時における移送の便宜を図ることができる供養家具を実現し提供することができる。
請求項11記載の考案によれば、室内における小型の仏壇として、また恰もお墓として機能し、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に当該故人や祖先の仏壇による供養、墓参り供養を簡略に行うことができ、更に、比較的狭い部屋に設置して好適な供養家具を実現し提供することができる。
図1は本考案の実施例1に係る供養家具の収容部に対する配置を示す説明図である。 図2は本実施例1に係る供養家具の仏壇家具部の正面図である。 図3は本実施例1に係る供養家具の墓・納骨家具部の正面図である。 図4は本実施例1に係る供養家具の概略横断面図である。 図5は本考案の実施例2に係る供養家具の収容部に対する配置及び引き出し状態を示す説明図である。 図6は本実施例2の変型例である供養家具の収容部に対する配置及び並列状態とする過程を示す説明図である。 図7は本考案の実施例3に係る並列配置の供養家具を示す説明図である。 図8は本実施例3に係る並列配置の供養家具の正面図である。 図9は本実施例3に係る並列配置の供養家具の正面を開口した状態の正面図である。 図10は本実施例3に係る並列配置の供養家具の概略横断面図である。 図11は本実施例3に係る供養家具における墓・納骨家具部の縦断面図である。 図12は本実施例3に係る供養家具における仏壇家具部の縦断面図である。 図13は本実施例3に係る供養家具における組み替え説明図である。 図14は本考案の実施例4に係る供養家具における仏壇・納骨家具部、仏具収納部を示す正面図である。
本考案は、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に故人や祖先の位牌礼拝、墓参り等の供養を簡略に行うことができ、また、部屋の壁面に設けた収納部に体裁よく収めることができる供養家具を実現し提供するという目的を、筺体を家具調とし、上部に仏壇部を下部に仏具収納部を配置した直方体状の仏壇家具部と、上部に墓石部を下部に納骨部を配置した直方体状の墓・納骨家具部とを表裏一体構成とするとともに、前記仏壇家具部、墓・納骨家具部の底部側にストッパー付キャスターを備える移送手段を備え、前記移送手段を利用した前記仏壇家具部、墓・納骨家具部全体の壁面に設けた収納部に対する移動・反転によって、前記仏壇部又は前記墓石部のいずれかが正面に表出可能とした構成により実現した。
以下に、本考案の実施例1に係る供養家具1について図面を参照して詳細に説明する。
本実施例1に係る供養家具1は、図1乃至図3に示すように、外部から視認される外周部を例えば黒色、茶色等の色調を呈する家具調とし、全体として直方体形状の箱型枠状で正面、裏面が開口する形状に形成した筺体2を具備し、この筺体2内に垂直方向に配置した区画板3を境として、正面側の上部に故人や祖先の位牌を設置する仏壇部12を、その下部に花立、香炉、線香立て、蝋燭立て等の仏具を収納する仏具収納部13を配置した仏壇家具部11と、前記区画板3を境として、裏面側の上部に墓石(又は墓碑)を配置する墓石部22を、その下部に故人や祖先の遺骨箱を収納する納骨部23を配置した墓・納骨家具部21と、を表裏一体に組み込んで構成している。
前記供養家具1の寸法例としては、高さ1700mm、幅800mm、奥行き800mmとする構成、高さ1300mm、幅800mm、奥行き800mmとする構成等を挙げることができる。
前記墓石部22には、戒名等を刻んだ墓石、又は欅又は桧の無垢材に文字を彫り込んだ墓碑を配置するものであり、前記文字は、戒名の他、夢、眠、福、感謝、心等のような故人や祖先を偲ぶ文字とするものである。
前記納骨部23の遺骨箱28には骨壷を収納するが、この場合収納スペースを考慮して遺骨を粉末状とし小さな骨壷に収め、桐箱内に保管して遺骨箱28とするものである。又は、喉仏を別にし粉末状の遺骨の上に置き、小さな骨壷に収め、桐箱内に保管して遺骨箱28とするものである。
また、前記仏壇家具部11及び墓・納骨家具部21の各底部側に、すなわち、前記筺体2の底部側にストッパー付キャスター32を備える移送手段31を配置している。
なお、図1乃至図3に示す実施例の場合、前記仏壇家具部11及び墓・納骨家具部21への各底部側のストッパー付キャスター32を備える移送手段31を設けて構成しても良く、また、当該ストッパー付キャスター32を備える移送手段31を不要として構成しても良い。
そして、本実施例1に係る供養家具1は、図1に示すように、家屋の室内の壁面に設けた前記筺体2全体が挿入可能な直方体状空間を形成する収納部S内に、例えば前記仏壇家具部11の正面が表出し、前記墓・納骨家具部21の正面が収納部Sの最深部となる配置で収納するようにしている。
前記移送手段31としては、前記筺体2の底部にストッパー付キャスター32を取り付ける場合の他、前記筺体2の底部に相当する寸法の図示しない矩形状の載置板にストッパー付キャスター32を取り付け、この載置板上に前記筺体2を載置する構成とすることもできる。
前記仏壇家具部11の仏壇部12は、図2、図4に示すように、公知のような構成で最深部壁面に金箔等を付着させた和紙14aを貼付けることにより形成した仏壇スペース14内に位牌用の位牌載置台15を配備し、その正面側を一対構成で外面側を家具調に造作したフラッパー式ドア16により開閉するように構成している。
すなわち、前記フラッパー式ドア16は、一対のドア体17を、前記仏壇スペース14の両側部にスライド収納可能であるとともに、これらを正面側に引き出して観音開き式に仏壇スペース14の正面側を開閉可能な構成としている。
また、前記仏壇家具部11の仏具収納部13は、図2に示すように、内部に線香立てを具備し、蝋燭立て等の仏具を収納する高さ調整可能な仏具収納棚18を具備するとともに、その正面を外面を家具調に造作した観音開き式の一対の開閉ドア19により開閉可能としている。
前記墓・納骨家具部21の墓石部22は、図3、図4に示すように、公知のような構成の墓石設置スペース24の中央部に、墓石(竿石)25を配置している。
また、墓石部22の正面は、例えば一対の開閉ドア22Aにより開閉するようにしている。
また、前記墓・納骨家具部21の納骨部23は、図3に示すように、内部に遺骨箱28を収納する遺骨収納棚29を備え、その正面を外面を家具調に造作した観音開き式の一対の開閉ドア30により開閉可能としている。
次に、本実施例1に係る供養家具1の作用、効果について説明する。
本実施例1に係る供養家具1によれば、図1に示すように、前記収納部S内に前記仏壇家具部11の仏壇部12の正面が表出し、前記墓・納骨家具部21の正面が最深部となるように配置することにより、この供養家具1を設置した家の家人はまず仏壇部12に設置した位牌を礼拝し、当該故人や祖先の供養を行うことができる。
また、図1に示すように、前記移送手段31を利用して前記仏壇家具部11、墓・納骨家具部21全体を前記収納部Sの前方に引き出すとともに移動・反転し、前記仏壇家具部11の仏壇部12の正面を前記収納部Sの最深部側に位置し、逆に前記墓・納骨家具部21の墓石部22を前記収納部Sの正面側に表出させるようにして前記収納部S内に収納することにより、家人は室内にて墓石部22の墓石を礼拝し、当該故人や祖先の墓参り供養を行うことができる。
このようにして、本実施例1に係る供養家具1によれば、室内における仏壇として、また、お墓として機能し、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に当該故人や祖先の位牌礼拝、墓参り等の供養を簡略に行うことができる。
また、本実施例1に係る供養家具1によれば、前記筺体2、前記仏壇家具部11、墓・納骨家具部21の外部から視認できる部分を家具調としているので、洋間 日本間を問わず、壁面に設けた前記収納部S内に殆ど隙間を生じさせることなく体裁よく収納することができる。
更に、本実施例1によれば、上述した構成とすることで、重厚感、荘厳感を醸し出すことができるとともに、宗派の如何を問わず故人や祖先の供養することが可能な供養家具1とすることができる。
更に加えて、前記移送手段31をストッパー付キャスター32により構成しているので、供養家具1全体の移動・反転が容易であるとともに、ストッパーにより供養家具1を定位置に固定でき地震等による振動でも動きにくいという利点がある。
次に、図5を参照して本考案の実施例2に係る供養家具1Aについて説明する。
なお、本実施例2の供養家具1Aにおいて、実施例1の供養家具1の場合と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例2に係る供養家具1Aは、図5に示すように、筺体部を家具調とし、上部に仏壇部12を下部に仏具収納部13を配置し、底部側にストッパー付キャスター32を備える移送手段31を備えた仏壇家具部11と、筺体部を家具調とし上部に墓石部22を下部に納骨部23を配置した墓・納骨家具部21とを、一体ではなく別体に構成している。
そして、前記仏壇家具部11の正面側が表出し、前記墓・納骨家具部21の正面側が仏壇家具部11の背面側に対向するように前後配置として壁面に設けた収納部Sに収納する構成としたものである。
なお、前記墓・納骨家具部21の底部側についてもストッパー付キャスター32を備える移送手段31を配置する構成とすることももちろん可能である。
本実施例2に係る供養家具1Aによれば、収納部Sの前側に位置する仏壇家具部11を移送手段31を利用して収納部Sから前方に引き出し、収納部Sの開口部分から側方に移送することにより、収納部S内において墓・納骨家具部21の正面を完全に表出させることができる。
このような本実施例2の供養家具1Aによれば、必要に応じて仏壇家具部11、墓・納骨家具部21の双方を収納部S内に前後配置に納めた状態で室内における仏壇として機能させ、また、仏壇家具部11を収納部Sから前方に引き出し、収納部Sの開口部分から側方に移送した状態で室内におけるお墓として機能させることができ、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に当該故人や祖先の位牌礼拝、墓参り等の供養を簡略に行うことができる。
また、仏壇家具部11における上部の仏壇部12と下部の仏具収納部13、墓・納骨家具部21における上部の墓石部22と、下部の納骨部23とを各々上下分割可能とする構成とすることもでき、これにより、供養家具1Aの収納部Sへの設置の便宜、引っ越し時における供養家具1Aの移送の便宜を図ることができる。この他の効果は、実施例1の場合と同様である。
図6は本実施例2の供養家具1Aの変型例である供養家具1Bを示すものであり、この供養家具1Bは、筺体部を家具調とし、上部に仏壇部12を下部に仏具収納部13を配置し、底部側にストッパー付キャスター32を備える移送手段31を備えた仏壇家具部11と、筺体部を家具調とし上部に墓石部22を下部に納骨部23を配置し、底部側にストッパー付キャスター32を備える移送手段31を備えた墓・納骨家具部21とを、別体に構成するとともに、前記仏壇家具部11、墓・納骨家具部21の一方の背面端部同士を連結する蝶番33を備えている。更に前記仏壇家具部11、墓・納骨家具部21の一方の背面端部同士は、掛け止め具34により係止又は分離可能にしている。
そして、前記仏壇家具部1の正面側が表出し、前記墓・納骨家具部21の正面側が最後端となるように表裏配置に壁面に設けた収納部Sに収納し、前記仏壇家具部11、墓・納骨家具部21を移送手段31を利用して図6に示すように収納部Sから引き出すとともに、掛け止め具34を外した後前記蝶番33を利用して墓・納骨家具部21を仏壇家具部11に対して展開移動し、更に前記仏壇家具部11、墓・納骨家具部21の各正面が横方向に並ぶ並列配置となるように構成したものである。
なお、図6に示す実施例の場合、前記仏壇家具部11及び墓・納骨家具部21への各底部側のストッパー付キャスター32を備える移送手段31は、これを必ず必要とするものではなく、当該ストッパー付キャスター32を備える移送手段31を不要な構成として実施しても良い。
このような変型例に係る供養家具1Bによれば、前記収納部S内に前記仏壇家具部11、墓・納骨家具部21を前後縦列配置に収納した状態での前記仏壇家具部11に対する礼拝による供養と、前記仏壇家具部11、墓・納骨家具部21の各正面が横方向に並ぶ並列配置の状態での前記仏壇家具部11に対する礼拝及び前記墓・納骨家具部21に対する礼拝による墓参り供養とを室内において随時選択的に実行することができる。
また、上述した場合と同様、前記仏壇家具部11における上部の仏壇部12と下部の仏具収納部13、墓・納骨家具部21における上部の墓石部22と、下部の納骨部23とを各々上下分割可能とする構成とすることもでき、これにより、供養家具1Bの収納部Sへの設置の便宜、引っ越し時における供養家具1Bの移送の便宜を図ることができる。この他の効果は、実施例1の場合と同様である。
次に、図7乃至図13を参照して本考案の実施例3に係る供養家具1Cについて説明する。
なお、本実施例3の供養家具1Cにおいて、実施例1の供養家具1の場合と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例3に係る供養家具1Cは、例えば図7乃至図9に示すように、筺体2Aを家具調とし、上部に仏壇部12を下部に仏具収納部13を配置した直方体状の仏壇家具部11と、筺体2Aを家具調とし、上部に墓石部22を下部に納骨部23を配置した直方体状の墓・納骨家具部21とを、一体ではなく別体に構成し、室内の壁面に沿って前記墓・納骨家具部21を向かって左側、前記仏壇家具部11を向かって右側とする横方向並列配置に構成したものである。
なお、図7乃至図13に示す実施例の場合、前記仏壇家具部11及び墓・納骨家具部21への各底部側のストッパー付キャスター32を備える移送手段31を設けて構成しても良く、また、当該ストッパー付キャスター32を備える移送手段31を不要として構成しても良い。
但し、本実施例3においては、前記墓石部22の正面側を一対構成で外面側を家具調に造作したフラッパー式ドア26により開閉するように構成している。
すなわち、前記フラッパー式ドア26は、一対のドア体27を、前記墓石設置スペース24の両側部にスライド収納可能であるとともに、これらを正面側に引き出して観音開き式に墓石設置スペース24の正面側を開閉可能な構成としている。
前記仏壇家具部11及び前記墓・納骨家具部21の寸法例としては、高さ1700mm、幅800mm、奥行き400mmとする構成、高さ1300mm、幅800mm、奥行き400mmとする構成等を挙げることができる。
なお、図8は、前記墓・納骨家具部21のフラッパー式ドア26及び開閉ドア30、並びに、前記仏壇家具部11のフラッパー式ドア16及び開閉ドア19を各々閉じた状態を示している。
また、図9は、前記墓・納骨家具部21のフラッパー式ドア26及び開閉ドア30を開いた状態、並びに、前記仏壇家具部11のフラッパー式ドア16及び開閉ドア19を開いた状態を各々概略的に示している。更に、図10は、前記墓・納骨家具部21、仏壇家具部11の横断面を各々概略的に示している。
更にまた、図11は前記墓・納骨家具部21の縦断面を、図12は前記仏壇家具部11の縦断面を各々概略的に示している。
本実施例3に係る供養家具1Cは、上述したように、室内の壁面に沿って前記墓・納骨家具部21を向かって左側、前記仏壇家具部11を向かって右側とする横方向並列で、かつ、固定配置に構成したものであり、比較的広い部屋に設置して好適なものである。
そして、前記墓・納骨家具部21に対する礼拝による故人や祖先の墓参り供養と、前記仏壇家具部11に対する礼拝による故人や祖先の供養とを室内において随時実行することができる。
すなわち、本実施例3の供養家具1Cによれば、室内におけるお墓として、また、仏壇として機能し、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に当該故人や祖先の墓参り供養、仏壇による供養を簡略に行うことができる。
本実施例3においても、前記仏壇家具部11における上部の仏壇部12と下部の仏具収納部13、墓・納骨家具部21における上部の墓石部22と下部の納骨部23とを各々図9に示すジョイント部を境とした上下分割可能な構成とすることも可能である。
このような構成とすることにより、供養家具1Cの引っ越し時における移送の便宜を図ることができる。
更には、上述した構成とすることにより、図13に示すように、前記供養家具1Cにおける仏壇部12と納骨部23とを上下配置に、前記墓石部22と仏具収納部13とを上下配置に組み替え、これらを並列配置とした供養家具1Dを構成することもでき、前記供養家具1Cの所有者の好みに応じた設置態様を選択できるという効果を奏する。この他の効果は、実施例1の場合と同様である。
次に、図14を参照して本考案の実施例4に係る供養家具1Eについて説明する。なお、本実施例3の供養家具1Cにおいて、実施例1の供養家具1の場合と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例4に係る供養家具1Eは、図14に示すように、筺体2Bを家具調とし、この筺体2B内の上部に小型化した仏壇部12Aを、下部に小型化し、遺骨箱28を収納する納骨部23Aを設けた仏壇・納骨家具部41と、筺体2Bを家具調とした仏具収納部42との上下配置の組み合せからなるものである。
なお、図14に示す実施例の場合、前記仏壇家具部11及び墓・納骨家具部21への各底部側のストッパー付キャスター32を備える移送手段31を設けて構成しても良く、また、当該ストッパー付キャスター32を備える移送手段31を不要として構成しても良い。
前記仏壇・納骨家具部41の寸法例としては、高さ900mm、幅800mm、奥行き400mmとする構成等を挙げることができる。
本実施例4に係る供養家具1Eによれば、仏壇・納骨家具部41内の上部に小型化した仏壇部12Aを、下部に遺骨箱28を収納する小型化した納骨部23Aを有するものであるから、室内におけるコンパクトな仏壇として、また恰もお墓として機能し、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に当該故人や祖先の仏壇による供養、墓参り供養を簡略に行うことができる。
また、本実施例4に係る供養家具1Eによれば、全体としてコンパクト化されているため、比較的狭い部屋に設置して好適であるという利点もある。
更に、前記仏壇・納骨家具部41のみを室内に設置するだけでも、室内における小型の仏壇として、また恰もお墓として機能し、遠距離の地に存在する墓地にわざわざ出かける必要もなく、また、高齢者であっても、室内において簡略に当該故人や祖先の仏壇による供養、墓参り供養を簡略に行うことができる。
なお、上述した各実施例の供養家具において、照明器具を組み込んだ構成とすることももちろん可能であり、また、各実施例の供養家具を構成する木製素材としては、黒檀、紫檀、欅等の無垢材、更には低価格を図るための集成材等を挙げることができる。
本考案は、故人や祖先の供養のための供養家具として適用する場合の他、例えば愛玩していた犬や猫等のペットが亡くなった場合の供養家具としても好適に適用できる。
1 供養家具
1A 供養家具
1B 供養家具
1C 供養家具
1D 供養家具
1E 供養家具
2 筺体
2A 筺体
2B 筺体
3 区画板
11 仏壇家具部
12 仏壇部
12A 仏壇部
13 仏具収納部
14 仏壇スペース
14a 和紙
15 位牌載置台
16 フラッパー式ドア
17 ドア体
18 仏具収納棚
19 開閉ドア
21 墓・納骨家具部
22 墓石部
22A 開閉ドア
23 納骨部
23A 納骨部
24 墓石設置スペース
26 フラッパー式ドア
27 ドア体
28 遺骨箱
29 遺骨収納棚
30 開閉ドア
31 移送手段
32 ストッパー付キャスター
33 蝶番
34 掛け止め具
41 仏壇・納骨家具部
42 仏具収納部
S 収納部

Claims (11)

  1. 上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を配置した仏壇家具部と、上部に墓石部を配置し下部に納骨部を配置した墓・納骨家具部とを表裏一体構成とするとともに、前記仏壇家具部、墓・納骨家具部の底部側に移送手段を備え、
    前記移送手段を利用した前記仏壇家具部、墓・納骨家具部全体の壁面に設けた収納部に対する移動・反転によって、前記仏壇部又は前記墓石部のいずれかが正面に表出可能に構成したことを特徴とする供養家具。
  2. 筺体を家具調とし、上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を配置した直方体状の仏壇家具部と、上部に墓石部を配置し下部に納骨部を配置した直方体状の墓・納骨家具部とを表裏一体構成とするとともに、前記仏壇家具部、墓・納骨家具部の底部側にストッパー付キャスターを備える移送手段を備え、
    前記移送手段を利用した前記仏壇家具部、墓・納骨家具部全体の壁面に設けた収納部に対する移動・反転によって、前記仏壇部又は前記墓石部のいずれかが正面に表出可能に構成したことを特徴とする供養家具。
  3. 上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を配置した仏壇家具部と、上部に墓石部を配置し下部に納骨部を配置した墓・納骨家具部とを、仏壇家具部の正面側が表出し、墓・納骨家具部の正面側が仏壇家具部の背面側に対向するように前後配置として壁面に設けた収納部に収納し、
    前記前側の仏壇家具部を収納部から引き出すことにより、後側の墓・納骨家具部の正面側を表出させるようにしたことを特徴とする供養家具。
  4. 筺体を家具調とし、上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を配置し、底部側にストッパー付キャスターを備える移送手段を備えた仏壇家具部と、筺体を家具調とし上部に墓石部を配置し下部に納骨部を配置した墓・納骨家具部とを、前記仏壇家具部の正面側が表出し、墓・納骨家具部の正面側が仏壇家具部の背面側に対向するように前後配置として壁面に設けた収納部に収納し、
    前記前側の仏壇家具部を、移送手段を利用して収納部から引き出すことにより、後側の墓・納骨家具部の正面側を表出させるようにしたことを特徴とする供養家具。
  5. 筺体を家具調とし、上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を上下分割可能に配置し、底部側にストッパー付キャスターを備える移送手段を備えた仏壇家具部と、筺体を家具調とし上部に墓石部を配置し下部に納骨部を上下分割可能に配置した墓・納骨家具部とを、仏壇家具部の正面側が表出し、墓・納骨家具部の正面側が仏壇家具部の背面側に対向するように前後配置として壁面に設けた収納部に収納し、
    前記前側の仏壇家具部を、移送手段を利用して収納部から引き出すことにより、後側の墓・納骨家具部の正面側を表出させるようにしたことを特徴とする供養家具。
  6. 筺体を家具調とし、上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を上下分割可能に配置した仏壇家具部と、
    前記筺体を家具調とし上部に墓石部を配置し下部に納骨部を上下分割可能に配置した墓・納骨家具部と、
    前記仏壇家具部、墓・納骨家具部の背面端部同士を連結する蝶番と、
    を具備し、
    前記仏壇家具部の正面側が表出し、前記墓・納骨家具部の正面側が最後端となるように表裏配置に壁面に設けた収納部に収納し、前記仏壇家具部、墓・納骨家具部を、収納部から引き出すとともに、前記蝶番を利用して前記仏壇家具部、墓・納骨家具部の各正面が横方向に並ぶ並列配置可能としたことを特徴とする供養家具。
  7. 上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を配置した仏壇家具部と、
    上部に墓石部を配置し下部に納骨部を配置した墓・納骨家具部とを並列配置に構成したことを特徴とする供養家具。
  8. 筺体を家具調とし、上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を配置した直方体状の仏壇家具部と、
    前記筺体を家具調とし、上部に墓石部を配置し下部に納骨部を配置した直方体状の墓・納骨家具部とを並列配置に構成したことを特徴とする供養家具。
  9. 筺体を家具調とし、上部に仏壇部を配置し下部に仏具収納部を上下分割可能に配置した直方体状の仏壇家具部と、
    前記筺体を家具調とし、上部に墓石部を配置し下部に納骨部を上下分割可能に配置した直方体状の墓・納骨家具部とを並列配置に構成するとともに、各々分割される前記仏壇部、仏具収納部、墓石部、納骨部の配置組み替えを可能としたことを特徴とする供養家具。
  10. 前記仏壇家具部及び墓・納骨家具部は、底部側にストッパー付キャスターを有する移送手段を備えたことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の供養家具。
  11. 筺体を家具調とし、筺体内の上部に仏壇部を設け、下部に納骨部を設けた仏壇・納骨家具部と、
    前記筺体を家具調とした仏具収納部との組み合せからなることを特徴とする供養家具。
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