JP3207277U - 位牌載置用台座 - Google Patents

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Abstract

【課題】位牌を載せることができると同時に故人の遺品等を収納しておくことができ、位牌としての既存の構成を損なわずに、載せられた位牌と共に代用墓としての価値も付与できる位牌載置用台座を提供する。【解決手段】法名を表示する札部と札部を立設する脚部とからなる位牌を載せるための矩形筐体状の位牌載置用台座1を備え、位牌載置用台座1の後部に蓋部材2によって開閉可能な収納部Sを設け、収納部Sには故人を偲ぶ遺品や身体の一部である遺品物Qを収納可能とする。蓋部材2は、収納部Sの開口縁の左右対向位置に穿設したスライド溝3に沿って上下にスライド可能として、例えば落とし蓋構造とする。位牌載置用台座1の前部下縁側には、故人の遺影を収納した遺影額を立掛けるための左右一対の掛止片5を付設する。【選択図】図3

Description

この考案は、法名を表示する札部と札部を立設する脚部とからなる位牌を載せ、故人の遺品等を収納可能とし、また載せられた位牌と共に代用墓ともなり得るようにした位牌載置用台座に関する。
近年、使用済み墓石である所謂廃墓の総数は、概ね200万余りあり、さらに現存する先祖代々の墓の所有権者は、およそ7割が維持しないという調査結果が得られている。このような廃墓の残骸は、例えば道路下地材として再利用するために粉砕化されることがあるが、これを用いた場合には遺族の感情を損なうばかりでなく、従事する工事作業者にとっても少なからず嫌悪の感情を生じる。また、累代にわたって尊崇を受けてきた墓石が廃墓となった場合にも産業廃棄物として扱われることがあり、そうすると「墓払い」といった問題が生じる。
こうした点を解消すべく、従来では、共同墓地が選ばれて「埋め墓」とするが、この「埋め墓」は遠方で僻地に設けられることが多く、そのため不便であるから、遺族、関係者にとっては日常での参詣を考えると近隣が良いのである。そこで「詣り墓」は都心の人口密集地が便利であるが、都心に墓地や納骨堂を建てるのは極めて困難であるため、本堂兼用の「位牌堂」を建立し、これを「詣り墓」とすることもある。このように日本古来からからの風習の「両墓制」の復活改良を目指すべく新規な位牌が数多く提案されている。
例えば、特許文献1に開示されているように、位牌自体に墓としての価値が与えられるように、互いに一体化されてなる脚部と戒名等の札部との間に立上がり部を設け、この立上がり部の内側に設けた中空室内に故人の遺髪・遺品等を収納できるようにした位牌が提案されている。
特開平11−276338号公報
しかしながら、上記した特許文献1の場合、脚部と戒名等の表示部との間に、故人の遺髪・遺品等を収納可能とする立上がり部を設けて一体化された構造となると、この構造では位牌自体の構成を従来のものとは大きく変えることになる。このため、既に現存する法名を表示する札部と札部を立設する脚部とからなる位牌を、上記立上がり部を設けた位牌に変更するには経済的にも無駄が多く、面倒であり、しかも従来の位牌は産業廃棄物として扱うことになるから、遺族、関係者には感情的にも耐え難いものである。
そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、その目的は既に現存する法名を表示する札部と札部を立設する脚部とが一体となって構成されている位牌を、故人の遺髪・遺品等を収納可能な別物に替えることなく、既存の位牌を載せることができると同時に故人の遺品等を収納可能となし、これによって位牌としての既存の構成を損なわずに位牌と共に墓としての価値も付与させることができるようにした位牌載置用台座を提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、法名を表示する札部12と札部12を立設する脚部13とからなる位牌11を載せるための矩形筐体状の位牌載置用台座1であって、位牌載置用台座1の後部に蓋部材2によって開閉可能な収納部Sを設け、収納部Sには故人を偲ぶ遺品や身体の一部である遺品物Qを収納可能としてなることを特徴とする。
蓋部材2は、前記収納部Sの開口縁の左右対向位置に穿設したスライド溝3に沿って上下にスライド可能としてなして形成されているものとすることができる。
位牌載置用台座1の前部下縁側には、故人の遺影を収納した遺影額14を立掛けるための例えば左右一対に配した掛止片5を付設してなるものとすることができる。
以上のように構成されたこの考案に係る位牌載置用台座1にあって、位牌載置用台座1の後部に設けた蓋部材2によって開閉可能な収納部Sは、故人を偲ぶ遺品や身体の一部である遺品物Qを収納可能とすることで、位牌11としての既存の構成を損なわずに位牌11自体に墓としての価値を付与可能にさせる。
収納部Sにおける蓋部材2は、スライド溝3に沿って上下にスライドさせるだけで収納部Sの開閉を容易にさせ、しかも上下スライド式であるが故に閉蓋時においては収納部Sの不用意な開放を防止させる。
前部下縁側に付設した掛止片5は、故人の遺影を収納した遺影額14が立掛けられることで、位牌11としての価値観を向上させる。
この考案は以上説明したように構成されているため、既に現存する法名を表示する札部12と札部12を立設する脚部13とが一体となって構成されている位牌11を、故人の遺髪・遺品等を収納可能な別物に替えることなく、既存の位牌11を載せることができると同時に故人の遺品等を収納可能であるから、墓代用としての価値も付与させることができる。
これによって、位牌11としての既存の構成を損なわずに位牌11と共に墓代用として用いることができ、例えば故人それぞれのものを多数で纏めて安置保管するようにした「位牌堂」が例えば都心等に建立されることで、広いスペースを要せずに多人数の代用墓を遺族・関係者の身近な、交通至便な場所等に置くことができ、墓参りも容易となって故人・先祖等を偲ぶ機会を数多く持つことの利点も得られる。
すなわちこれはこの考案が、法名を表示する札部12と札部12を立設する脚部13とからなる位牌11を載せるための矩形筐体状の位牌載置用台座1であって、位牌載置用台座1の後部に蓋部材2によって開閉可能な収納部Sを設け、収納部Sには故人を偲ぶ遺品や身体の一部等の遺品物Qを収納可能としてなるからである。
蓋部材2は、前記収納部Sの開口縁の左右対向位置に穿設したスライド溝3に沿って上下にスライド可能として形成されているので、蓋部材2をスライド溝3に沿って上下にスライドさせるだけで収納部Sの開閉が容易に行えると共に、閉蓋時においては収納部Sの不用意な開放を防止することができ、遺品物Qの外部への飛散等を防止することができる利点もある。なお、遺品物Qとして個人の身体の一部とするときには、例えば遺髪、遺爪、臍の緒等であり、その他に故人を偲ぶ縁となるよう故人が愛用していた身飾品や比較的に小形の遺品等とすることができる。
位牌載置用台座1の前部下縁側には、故人の遺影を収納した遺影額14を立掛けるための掛止片5を付設してなるので、この掛止片5に、故人の遺影を収納した遺影額14が立掛けられることで、位牌11としての価値観を向上させることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
この考案を実施するための一形態における使用状態を示す斜視図である。 同じく斜め前方視の斜視図である。 同じく斜め後方視の斜視図である。 同じく後部における蓋部材の開閉動作を示す要部の縦断面図である。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は、法名を表示する札部12と、この札部12を立設する脚部13とからなる位牌11(図1参照)を載せておくための、例えば木製等の矩形筐体状に形成された位牌載置用台座である。
位牌載置用台座1の後部には、図3および図4に示すように、例えば落とし蓋構造による蓋部材2によって開閉可能とされる収納部Sを設け、収納部Sには、故人を偲ぶ遺品や身体の一部、例えば故人が使用・所持していた愛用品等である身飾品等の指輪・ネックレス・宝石・メガネ等の遺品や、故人の遺爪・遺髪・臍の緒等の身体の一部等の遺品物Qが収納可能となっている。
なお、遺品物Qとしては、他の小物ケース(図示せず)内に密封して収納し、接着剤などを用いて確固に固着して外部へ取り出せないようにすることも可能である。
前記蓋部材2は、矩形板状の扉部2Aと、扉部2Aの上端に幅広の角梁部となって横架された引き手2Bとを備えている。これに対応して収納部Sの開口縁S1の左右対向位置には位牌載置用台座1における上下方向に沿っているスライド溝3が凹設されており、このスライド溝3に沿って蓋部材2が上下にスライド可能となって、収納部Sが開閉自在となるようにしている。
また、収納部Sの開口縁S1の上端部における左右対称位置には、引き手2Bの縦の高さサイズ・奥行きサイズと略同じ縦寸法・奥行き寸法の切欠部4が設けられ、蓋部材2の落とし込み閉蓋時に切欠部4に引き手2Bがすっぽりと収まって、位牌載置用台座1の後部において縦横高さがストレートな角部となって良好な体裁となるようにしてある。
さらに、図2に示すように、位牌載置用台座1の前部下縁側における例えば左右対称位置にはL字型板状の掛止片5が付設されており、掛止片5に故人の遺影を収納した遺影額14が立掛けられるようにしてある。
次に、本実施形態の使用について説明すると、先ず、蓋部材2の引き手2Bを手指でもって引き上げて、収納部Sを開放する。そして、故人を偲ぶ遺品や身体の一部である遺品物Qを収納部S内に収納させた後に、引き手2Bによって蓋部材2を押し下げたり、あるいは引き手2Bを手指から放すことで蓋部材2が自重で落下したりすることで、扉部2Aによって収納部Sは閉鎖される。また、位牌載置用台座1の前部下縁側における掛止片5には、故人の遺影を収納した遺影額14を立掛けるのである。図1に示すように、この遺影額14側を前面にして、位牌載置用台座1の上面に位牌11が載せられ、例えば各家庭の不図示の仏壇等に置かれたり、あるいは適宜に建立された本堂兼用の「位牌堂」等に安置されたりする。
特に、各家庭、遺族の住まい等の住所地の近隣に建立された「位牌堂」等に安置されるよう、この「位牌堂」内において例えば多段構成の収納区画域、安置室域等に多数にして収納保管しておくことができ、効率的な土地の利用と、遺族等が頻繁に訪れることが可能なものとなり、故人・先祖等を偲ぶ縁とすることができる。
Q…遺品物 S…収納部
S1…開口縁
1…位牌載置用台座 2…蓋部材
2A…扉部 2B…引き手
3…スライド溝 4…切欠部
5…掛止片
11…位牌 12…札部
13…脚部 14…遺影額

Claims (3)

  1. 法名を表示する札部と札部を立設する脚部とからなる位牌を載せるための矩形筐体状の位牌載置用台座であって、位牌載置用台座の後部に蓋部材によって開閉可能な収納部を設け、収納部には故人を偲ぶ遺品や身体の一部である遺品物を収納可能としてなることを特徴とする位牌載置用台座。
  2. 蓋部材は、前記収納部の開口縁の左右対向位置に穿設したスライド溝に沿って上下にスライド可能として形成されている請求項1記載の位牌載置用台座。
  3. 位牌載置用台座の前部下縁側には、故人の遺影を収納した遺影額を立掛けるための掛止片を付設してなる請求項1または2記載の位牌載置用台座。
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