JP5382842B2 - カロートおよびカロートを備えた墓 - Google Patents
カロートおよびカロートを備えた墓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5382842B2 JP5382842B2 JP2006345352A JP2006345352A JP5382842B2 JP 5382842 B2 JP5382842 B2 JP 5382842B2 JP 2006345352 A JP2006345352 A JP 2006345352A JP 2006345352 A JP2006345352 A JP 2006345352A JP 5382842 B2 JP5382842 B2 JP 5382842B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- caroten
- urn
- carote
- light introduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
お参りするためのお墓という概念に加えて、自分自身が永遠に居る空間という概念を納骨室に持たせた。
納骨室は基礎の一部・閉じ込めるイメージ・収納場所・汚れている場所という、実状に目を背けてきた従来のお墓に、魅力のある納骨室という選択肢を増やし、将来自分が安心して入る・居るというお墓の新しい文化を提供する。
死後、肉体は消え魂だけが残るように考えられている事が多いが、実際にはお骨は樹木葬や散骨などでなければ、通常は土に直接お骨を埋葬することもなく、陶器の骨壷に入れて納骨するので、お骨は肉体の一部として永遠に納骨室に残る。
一族のお墓から、個人・夫婦・核家族だけのお墓を建墓する時代へ変化してきており、親戚・他人の目を意識して高価で立派なお墓を建てる事よりも、自分の納得のいくお墓を望まれる方が増えている。
特にこの態様では、左右の両側壁部のみならず、上壁部と下壁部においても外壁と内壁との間に設けた空隙の空気による断熱層によりカロート内壁への熱の伝達を遮断するので、カロート全体において、外部の温度が壁部を介してカロート内部に伝わりにくくなり、四季を通じての外部温度の変化による影響を受けにくくなる。これにより、より一層結露しにくくなるので、カロート内部が結露などで汚れるのをさらに抑制することができ、さらに長期間にわたって内部の美観を保つことができる。
また、例えば、内壁として用いる石材以外の素材の種類・材質・色などを適宜選択することで、カロート内部が優れた美感のあるカロートを実現できると共に、デザイン選択の自由度が増える。なお、ここにいう「石材以外の素材」は、建物等に用いられる木材や樹脂で作られた内装材、木材製や樹脂製のボードの表面に壁紙などの装飾用紙を貼り付けたもの、タイル、などの各種内装材が含まれる意味で用いる。
世の中には、身内の大事な人、特に幼い子どもが亡くなった場合、その故人の遺骨を真っ暗で冷たいイメージのあるカロートに入れたくないので、自分の近くに置きいたいと思う人が多くいるので、カロート内部にある程度の明るさがあるのが望ましい。
なお透明体としては、例えば強化ガラスを使用することができる。
この態様によると、納骨室内を、睡眠を促す明るさといわれる10〜30ルクス程度の適度な明るさにすることができる。これにより、故人の霊および自分に対して心のこもった温かみのある内部の美しいカロートを実現できる。
(第1の実施形態)
本発明の第1実施形態に係るカロートとこのカロートを備えた墓を、図1乃至図5に基づいて説明する。図1は第1実施形態に係るカロートを備えた墓の全体を示している。図2は図1に示す墓の中央部に沿った縦断面図であり、図3は墓の墓石と拝石と飾り板を外した状態で図1に示すカロートを上から見た平面図である。また、図4は図3のA−A矢視断面図であり、図5は第1実施形態に係るカロートを示す斜視図である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るカロートとこのカロートを備えた墓を、図6乃至図10に基づいて説明する。図6は第2実施形態に係るカロートを備えた墓の中央部に沿った縦断面図である。図7は図6のB−B矢視断面図、図8は図6のC−C矢視断面図、図9は図7のD−D矢視断面図、図10は図6のE−E線に沿った断面図、そして、図11は 図7のF−F線に沿った断面図である。
(1)上記第1実施形態では、前蓋13と共に納骨室8の周壁を形成する左右の側壁部10,11および後壁部12がそれぞれ外壁と内壁とを有する2重壁構造となっている。これに対して、第2実施形態では、納骨室8の周壁を形成する壁部全体が2重壁構造になっている。
(2)カロート2内部に外部光を取り入れて、カロート2内部がある程度の明るさのある環境にしている。
・上記各実施形態では、前蓋13と共に納骨室8の周壁を形成する左右の側壁部10,11および後壁部12がそれぞれ外壁と内壁とを有する2重壁構造となっている。また、左右の側壁部10,11および後壁部12の外壁と内壁の間には、それぞれ空気層を積極的に設けた3重構造になっている。しかし、本発明は、外壁と内壁の間に空気層を積極的に設けない2重壁構造のカロートにも適用可能である。なお、「外壁と内壁の間に空気層を積極的に設けない2重壁構造」には、外壁と内壁を耐震ボンドのような接着剤で接合する際に、外壁と内壁の間に隙間ができた2重壁構造も含まれる。
・上記各実施形態において、納骨室8の周壁を形成する前蓋13、左右の側壁部10,11および後壁部12の各外壁は石材で構成し、それらの各内壁は石材以外の素材で構成した2重壁構造のカロートにも本発明は適用可能である。このような構成のカロートによると、内壁として用いる石材以外の素材の種類・材質・色・などを適宜選択することで、カロート内部が優れた美感のあるカロートを実現できると共に、デザイン選択の自由度が増える。
・上記各実施形態において、外壁と内壁の間の空気層に代えて、断熱層として断熱ボードを配置した構成にも本発明は適用可能である。
10,11…左右の側壁部、12…後壁部、13…前蓋、14…開口部、
15,18,21…外壁、16,19,22…内壁、
17,20,23…空気層、24…上部の開口部、
25,26,27…飾り板、64,65,74,75,84,85…光導入用孔、65,66,75,76,85,86…強化ガラス。
Claims (10)
- 箱型の納骨室を形成する壁部の少なくとも左右両側壁部、前壁部、後壁部、下壁部、及び上壁部が、石材からなる外壁と、前記外壁から僅かに間隔を空けて接着固定された内壁とを備え、
前記外壁と前記内壁との間に空隙による断熱層が設けられていることを特徴とするカロート。 - 前記納骨室の上部に開口部が形成されており、前記開口部は前記壁部の一部を構成する取り外し可能な蓋で塞がれていることを特徴とする請求項1に記載のカロート。
- 前記外壁と内壁は前記スペーサを介して耐震ボンドで接合されていることを特徴とする請求項1に記載のカロート。
- 前記外壁と内壁は異種の材料で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカロート。
- 前記外壁及び内壁のそれぞれに、外部光を前記納骨室内に導入する貫通孔からなる光導入用孔を有しており、前記各光導入用孔を密封するように前記光導入用孔のそれぞれに挿入固定された透明体とを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカロート。
- 前記壁部の底壁部上に設置される骨壷置き台を備え、10〜30ルクス程度の明るさの外部光を、前記骨壷置き台上に載置される骨壷の背後と前記骨壷置き台の周囲との少なくとも一方から、間接照明で前記納骨室内に導入するように構成したことを特徴とする請求項5に記載のカロート。
- 箱型の納骨室を形成する壁部の少なくとも一部が、石材からなる外壁と、前記外壁から僅かに間隔を空けて接着固定された内壁とを備え、前記外壁と前記内壁との間に空隙による断熱層が設けられており、
前記納骨室は上部の開口部を有し、前記左右の側壁部および後壁部の上端内周部には、前記外壁と内壁の接合部を隠すための飾り板が、前記左右の側壁部および後壁部の上端面とそれぞれ同一面を形成するようにそれぞれ固定されていることを特徴とするカロート。 - 前記外壁及び内壁の一部に、外部光を前記納骨室内に導入する貫通孔からなる光導入用孔と、前記光導入用孔を密封するように前記光導入用孔に挿入固定された透明体とを備えることを特徴とする請求項7に記載のカロート。
- 前記壁部の底壁部上に設置される骨壷置き台を備え、10〜30ルクス程度の明るさの外部光を、前記骨壷置き台上に載置される骨壷の背後と前記骨壷置き台の周囲との少なくとも一方から、間接照明で前記納骨室内に導入するように構成したことを特徴とする請求項8に記載のカロート。
- 請求項1乃至9のいずれか一つに記載されたカロートと、前記カロート上に載置される墓石とを備えたことを特徴とする墓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006345352A JP5382842B2 (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | カロートおよびカロートを備えた墓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006345352A JP5382842B2 (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | カロートおよびカロートを備えた墓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008156862A JP2008156862A (ja) | 2008-07-10 |
JP5382842B2 true JP5382842B2 (ja) | 2014-01-08 |
Family
ID=39658085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006345352A Expired - Fee Related JP5382842B2 (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | カロートおよびカロートを備えた墓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5382842B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6639822B2 (ja) * | 2015-08-05 | 2020-02-05 | 株式会社プレジャーライフ | 墓石 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001132276A (ja) * | 1999-11-04 | 2001-05-15 | Noriyuki Honjo | 納骨室及び納骨堂 |
JP2001173273A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-26 | Mitsuzo Yamada | 墓の納骨室 |
JP2001220925A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-17 | Motoharu Hori | 墓の納骨堂内部(納骨棺内)結露防止式耐震性納骨堂 |
JP2002106209A (ja) * | 2001-06-27 | 2002-04-10 | Katsuoki Taya | 墓における納骨室 |
JP2004353344A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Reien Service Center:Kk | 地上墓の納骨口蓋の設置構造 |
JP2006057415A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Daito Seisakusho:Kk | お墓 |
-
2006
- 2006-12-22 JP JP2006345352A patent/JP5382842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008156862A (ja) | 2008-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6076292A (en) | Hybrid grave marker and cremains container | |
WO2014203932A1 (ja) | 多層階構造の霊苑 | |
JP5382842B2 (ja) | カロートおよびカロートを備えた墓 | |
JP2009235697A (ja) | 合祀墓 | |
JPH0689617B2 (ja) | 地下式霊園 | |
JP3122364U (ja) | 墓碑 | |
JP3166679U (ja) | 墓前用水鉢及び花立て・水鉢セット | |
JP3226722U (ja) | 台付き型の仏壇 | |
JP3295666B2 (ja) | 納骨霊牌 | |
KR200173699Y1 (ko) | 화장용 지관 | |
JP5782255B2 (ja) | 慰安台 | |
KR200430546Y1 (ko) | 인물 석상을 이용한 납골함 안치대 | |
KR100339758B1 (ko) | 납골당 | |
JPH11241527A (ja) | 永代納骨用集合型墓石、およびそれを利用した永代供養方法 | |
KR200227287Y1 (ko) | 조립식 석재 납골당 | |
KR200211865Y1 (ko) | 납골당이 내장된 석탑 | |
Modgil | INDIAN TEMPLES TO THE DEAD | |
KR200189920Y1 (ko) | 한국형 납골당 가족묘 공원 | |
KR200316127Y1 (ko) | 유골함 봉안용 조립식 캐비닛 | |
JP3150739U (ja) | 竹木材からなる蔵骨器 | |
JP4787520B2 (ja) | 床下陳列装置 | |
Marriage | The architecture of death | |
KR200380729Y1 (ko) | 자연석을 이용한 납골묘 | |
KR200256508Y1 (ko) | 가족단위 납골묘 | |
JPH0636187Y2 (ja) | 集合墓石構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130927 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |