JP2009235697A - 合祀墓 - Google Patents

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Abstract

【課題】故人毎に区切られた納骨室を屋外に設置し、その設置場所で墓参できる屋外の合祀墓を提供する。
【解決手段】合祀墓は、屋外の所定区画内に設置される供養塔20と、前記所定区画内の地面上で格子状に仕切られ、仕切用壁面を介して隣接して配置される複数の納骨室30とを備え、各納骨室30は、上下二段に仕切られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の故人を合祀するための合祀墓に関する。
従来、故人の霊を弔うためには、墓を建立し、墓石の下に設けられた納骨室に、骨壺を納めていた。そして、墓は、「先祖代々の墓」と呼ばれるように、祭祀を継承する家系毎に建立されてきた。
一方で、近年は、「家」制度の崩壊、核家族化、少子化などの影響により家系が絶えたり、また、家系を継ぐという意識の薄れから、墓の維持が困難な社会情勢となりつつある。さらに、大都市圏では、地価の高騰により、墓を建立したくとも墓を建立することが経済的に困難なものとなっている現実もある。
このような社会情勢を反映し、近年では、墓の承継者がいなくても、広い納骨室に多数の故人の骨壺を共同で安置し、比較的安価で寺院や霊園が永代にわたる供養・管理を行う合祀墓の利用が増加しつつある。
しかしながら、従来の合祀墓は、故人の骨壺を納骨室に他人の骨壺と共同で納めるため、他人と同じ納骨室に骨壺が納められることに嫌悪感や抵抗感を抱く人たちがいるのも事実である。また、家よりも個人をより尊重する近年における日本人の意識変化から、家又は家族という枠に縛られず、個人又は夫婦単位での墓を希望する人たちもいる。
納骨堂は、納骨室を個人毎に設けるものとして普及しており、例えば、寺院や霊園の建物内の床面に複数並べられた納骨室を複数段積み上げて形成されるロッカー式の納骨堂が一般的に知られている(例えば実用新案登録第3136546号)。空間利用効率が高く、安価に納骨室を提供することができる。納骨堂の形式は多種多様であり、上述のロッカー式のものをはじめ、上段には仏壇や位牌・下段には遺骨を置くスペースがある納骨壇、また納骨堂の建物のなかに墓石を置くものなど、さまざまなタイプのものがある。
実用新案登録第3136546号
しかしながら、屋内のロッカー式納骨堂は、単に、骨壺を納めるだけの空間であり、遺族が墓参したい場合は、納骨堂とは別の場所に設けられた合祀墓に墓参する必要があり、墓参の際に納骨堂から骨壺を取り出し、合祀墓に納めるなどの手間がかかる。
屋内に納骨壇や墓石を設ける場合、屋外の墓地と同様に、床の専有面積に応じた費用が発生する。また、雨ざらしにならないなどの管理面からのメリットはあるものの、やはり、屋外に設けられた墓地で故人を供養したいという従来からの風習や考え方は、現代においても依然として強く残っている。
そこで、本発明の目的は、故人毎に区切られた納骨室を屋外に設置し、その設置場所で墓参できる屋外の合祀墓を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の合祀墓の第一の構成は、屋外の所定区画内に設置される供養塔と、前記所定区画内の地面上で格子状に仕切られ、仕切用壁面を介して隣接して配置される複数の納骨室とを備え、各納骨室は、仕切棚板により上下二段に仕切られていることを特徴とする。
本発明の合祀墓の第二の構成は、上記第一の構成において、前記納骨室内に侵入した水分を外部に排出するためのパイプを備え、前記パイプの外周面に孔が設けられ、前記パイプは、前記孔が前記納骨室の底面に露出するように敷設されることを特徴とする。
本発明の合祀墓の第三の構成は、上記第一又は第二の構成において、前記納骨室は、隣接する納骨室に通じる通風孔を有することを特徴とする。
本発明によれば、屋外に設置される合祀墓において、さらに、最大二名すなわち夫婦単位の納骨室を提供することができる。所定区画内の地面を格子状に仕切り、仕切り用壁面を介して複数の納骨室を隣接して配置することで、屋外の合祀墓において、土地を効率的に利用して、個人又は夫婦の専用空間を提供することができる。
各納骨室には、排水用パイプが敷設されるので、内部に侵入する水を排出することができ、また、隣接する納骨室と通じる通風孔を設けることで、換気も確保できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態における合祀墓の斜視図及び上面図である。本実施の形態の合祀墓は、図示されるように、石塀10などで仕切られた所定区画内に、慰霊用構造物としての供養塔20が設置され、さらにその周囲の区画内地面に、格子状に仕切られた複数の納骨室30とを備えて構成される。後述するように、各納骨室30は、上下二段に石板で仕切られる構成となっており、上面が蓋で閉じられている。各納骨室30は、一人又は二人分の骨壺を収容可能であり、納骨堂のように、個人単位又は夫婦単位で各納骨室20の空間を専有することとなる。従って、合祀墓であっても、他人と同一空間に埋葬されることに対する抵抗感を解消することができる。また、各納骨室30は、骨壺を一つ又は二つ分収納できる程度の空間でよいので、例えば、30cm四方程度の土地面積で足り、納骨室30の利用に対する費用を安価に抑えることがきる。
しかも、本実施の形態の合祀墓は屋外に設置され、従来からの屋外の霊園墓地のように、所定区画内に石材で構成される供養塔20が建立され、その区画内の納骨室30内に骨壺が埋葬されているので、遺族は、屋外の霊園墓地に墓参する感覚で先祖を供養することができる。供養塔20は、図示される形状に限らず、さまざまな形状、模様が採用されうる。また、塔形状に限らず、通常の墓石形状(いわゆる和型)、石碑形状(いわゆる洋型)のような形状であってもよく、本願における「供養塔」は、塔形状のものに限らず、あらゆる形状の慰霊用構造物を含む意味である。
なお、供養塔20の下部には、他人の骨壺と空間を共有する共同納骨室40が設けられてもよい。
図3は、本実施の形態における合祀墓の納骨室の斜視図である。図3は、各納骨室20の蓋を取りはずした状態を示し、また、供養塔20の図示を省略して共同納骨室40の内部を示したものである。納骨室30及び共同納骨室40の側壁は墓石用石材で構成される。納骨室30の側壁は、板状の石材を格子状に組み合わせることで形成され、側壁を介して隣接する複数の納骨室20が形成される。石塀10に隣接する納骨室30は、石塀10と接する側面を石塀10の石材と共有してもよい。石材の種類は、耐久性、安定感、重厚さなどの品質とコストを考慮して適宜選択される。
図4は、本実施の形態における納骨室30の構造を示す図である。納骨室30は、上方が開口しており、蓋31で閉じられる。蓋31も墓石用石材で構成される。
図5は、蓋31の構成例を示す図である。蓋31は、開閉を容易にするための取っ手31aが設けられる。さらに、蓋31の下面には、下に凸の下凸部31bが設けられる。下凸部31bは、納骨室30内に嵌り、蓋31が納骨室30の開口にずれて置かれるのを抑止する。すなわち、下凸部31bが納骨室30の側壁面32(図4参照)に当たることで、それ以上の蓋31の水平面でのずれを抑止することで、蓋31が納骨室30の上方開口部分を確実に覆う。蓋31の上面には、故人の俗名・年齢・没年月日が刻印され、各故人の納骨室30を外部から特定することができる。
図4に戻り、納骨室30の側壁32は、上述したように、板状の墓石用石材を格子状に組むことにより形成され、隣接する納骨室30との仕切壁となり、側壁32を介して隣接する複数の納骨室30が設けられる。互いに直交する側壁32同士は接着剤などで固定される。側壁32の一部には、隣接する納骨室30と通じて通気を確保する通風孔33が設けられる。
納骨室30の底部34は、コンクリートで形成され、排水用パイプ50が敷かれている。排水用パイプ50の外周面には排水用孔51が設けられ、排水用パイプ50は、その外周面における排水用孔51を含む長手方向幅のみ底部34の表面(底面)に露出するように、コンクリートに覆われ固定される。納骨室30内に入り込んだ水は、排水用孔51から排水用パイプ50に流れ込み外部に排出される。排水用孔51の位置は、底部34の中央部に限られず、排水性を考慮して最適な位置に設けられる。なお、排水用孔51の周囲は、排水用パイプ50の底面に露出している外周円弧分は、他のコンクリート面よりわずかに高くなる。ただし、図示されないが、好ましくは、底部34には、人工芝マットやメッシュ素材のような浸水性を有するマットが敷かれ、その上に骨壺が置かれる。マットを敷くことで実質的に平らな底面となり、安定性が確保されるとともに、見栄え、クッション性などの向上が図られる。
さらに、納骨室30は、内部を上下二段に仕切るための仕切棚板36を搭載可能に形成される。側壁32に段差部32aを設け、その段差部32aに仕切棚板36を載せることで、2つの骨壺を上下二段に納めることができる。納骨室30の深さは、骨壺を上下二段に収容するのに十分な深さを有し、例えば約60cm程度である。なお、納骨室30の縦、横の寸法は例えば約30cm程度である。納骨室30の大きさは、費用や利用者の要望などに応じて如何様にも変更可能である。
内部を二段に仕切ることで、夫婦の二つの骨壺を一つの納骨室30に納めることができ、夫婦単位で墓に入りたい、他人と空間を共有せずに夫婦専用の空間に夫婦二人の骨壺を納めて欲しいという昨今のニーズに対応することができる。
仕切棚板36は、骨壺を載置するのに十分な面積があればよく、納骨室30内部を上下に完全に分離するのではなく、ある程度の隙間を形成することで、納骨室30内の一体性、通気性、排水性が維持される。
図6は、排水用パイプ50の敷設例を示す図である。複数の排水用パイプ50は、合祀墓の区画内に並列に配置され、各排水用パイプ50上に並ぶ複数の納骨室30それぞれの位置毎に、排水用孔51が設けられる。図示されていないが、共同納骨室40に対応する排水用孔51も設けられる。排水用パイプ50の外径は例えば60mmであるが、寸法はこれに限られない。また、例えば、安価で加工が容易な塩化ビニール製パイプを用いることができるが、材質や形状もこれに限られない。例えば、断面形状は円形に限らず、矩形であってもよい。
本発明の実施の形態における合祀墓の斜視図である。 本発明の実施の形態における合祀墓の上面図である。 本実施の形態における合祀墓の納骨室の斜視図である。 本実施の形態における納骨室30の構造を示す図である。 蓋31の構成例を示す図である。 排水用パイプ50の敷設例を示す図である。
符号の説明
10:石塀、20:供養塔、30:納骨室、31:蓋、31a:取っ手、31b:凸部、32:側壁、32a:段差部、33:通風孔、34:底部、36:仕切棚板、40:共同納骨室、50:排水用パイプ、51:排水用孔

Claims (3)

  1. 屋外の所定区画内に設置される供養塔と、
    前記所定区画内の地面上で格子状に仕切られ、仕切用側壁を介して隣接して配置される複数の納骨室とを備え、
    各納骨室は、仕切棚板により上下二段に仕切られていることを特徴とする合祀墓。
  2. 請求項1において、
    前記納骨室内に侵入した水分を外部に排出するためのパイプを備え、前記パイプの外周面に孔が設けられ、前記パイプは、前記孔が前記納骨室の底面に露出するように敷設されることを特徴とする合祀墓。
  3. 請求項1又は2において、
    前記納骨室は、隣接する納骨室に通じる通風孔を有することを特徴とする合祀墓。
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