JP2000129959A - 墓 - Google Patents

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JP2000129959A
JP2000129959A JP10319811A JP31981198A JP2000129959A JP 2000129959 A JP2000129959 A JP 2000129959A JP 10319811 A JP10319811 A JP 10319811A JP 31981198 A JP31981198 A JP 31981198A JP 2000129959 A JP2000129959 A JP 2000129959A
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JP10319811A
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Takahisa Nakamoto
隆久 中本
Seizo Nakamoto
清三 中本
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ISEYA KK
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ISEYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 墓所の広さの限定をクリヤし、核家族化の進
行に伴い誰が供養するか定かでない人や身寄りのない人
にも、年忌・法事などの供養の執行を長期間にわたって
継続できるようにした墓を提供する。 【解決手段】 画定された墓所内にシンボル碑を立設す
るとともに、複数の墓碑板を敷設し、前記シンボル碑又
はシンボル碑前の拝石の下に散骨室を、前記各墓碑板の
下に納骨室をそれぞれ設け、全体として一つの墓を構成
するとともに、複数の墓碑板下の納骨室にはそれぞれ個
人や夫婦などの焼骨を納め、墓碑板にはその死者の人な
りを記名し、一定期間の供養(例えば、死後33年〔3
3回忌〕)を行った後、納骨室から取り出してシンボル
碑又は拝石下の散骨室に納め、それまで使用していた納
骨室を空け、別の個人や夫婦ために墓碑板を改め、合同
供養及び供養の継続が長期的スムーズに行えるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合同供養を継続的に行
えるようにした墓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人間の死は、自然的・生物学的な現象で
ある以上に文化的・社会的な現象である。この意味づけ
は死を契機として行われる一連の儀式の存在によって支
えられている。死及び死者にかかわる儀礼は、死の直後
だけでなく、服喪の順守や年忌・法事の執行に現れてい
るように長期間にわたって継続される。この儀礼の執行
法は当該社会の親族組織や地縁組織のあり方などにより
異なっているのが普通である。
【0003】現代日本においては、死体は火葬に付し、
火葬後の焼骨を壺に入れて墓石の下側に備えた納骨室に
安置するというようになっている。しかして、この納骨
室には夫婦を合葬する他、その夫婦の親や子供や孫子ま
でも合葬されることが多いものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、核家族
化の進行に伴い誰が供養するか定かでない人や身寄りの
ない人には墓が持てない社会的な現実がある。無縁墓と
なることを墓地の管理や経営的理由により寺が嫌うため
である。また、墓所の面積を一定広さに定め、その定め
た広さ以下は墓所として認めないという条例のある自治
体も存在する。
【0005】本発明は、上記問題を解決することを課題
とするものであり、全体として一つの墓を構成すること
により上記墓所の広さの限定をクリヤし、核家族化の進
行に伴い誰が供養するか定かでない人や身寄りのない人
にも、供養の執行を長期間にわたって継続できるように
した墓を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画定された墓所内にシンボル碑を立設す
るとともに、複数の墓碑板を敷設し、前記シンボル碑又
はシンボル碑前の拝石の下に散骨室を、前記各墓碑板の
下に納骨室をそれぞれ設けたことを特徴とし、全体とし
て一つの墓を構成するとともに、複数の墓碑板下の納骨
室にはそれぞれ個人や夫婦などの焼骨を納め、墓碑板に
はその死者の人なりを記名し、一定期間の供養(例え
ば、死後33年〔33回忌〕迄)を行った後、納骨室か
ら取り出してシンボル碑又は拝石下の散骨室に納め、そ
れまで使用していた納骨室を空け、別の個人や夫婦ため
に墓碑板を改め、合同供養及び供養の継続が長期的スム
ーズに行えるように構成した。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、前記墓碑
板下の納骨室が、床下に散骨室を有するものであること
を特徴とし、複数の墓碑板下の納骨室に入る個人や夫婦
などが身内の焼骨を保持している場合において、その焼
骨を納める場所を確保できるように構成した。
【0008】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。図1は本願墓の外観斜視図、図2
は同、一部断面図である。
【0009】本願墓1は、画定された墓所2内にシンボ
ル碑3を立設するとともに、複数の墓碑板4、4…を敷
設し、前記シンボル碑3又はシンボル碑3の前にある拝
石5の下に散骨室6を、また、前記各墓碑板4、4…の
下に納骨室7をそれぞれ設けてなる。
【0010】前記墓所2は縁石2aによって画定し、縁
石2aの正面中央には必要に応じて石段2bを設けてい
る。前記シンボル碑3は画定された墓所2の奥側中央に
立設されている。勿論、奥側中央に限定するものではな
い。該シンボル碑3の前正面には拝石5が設けられ、該
拝石5の上には図面上では花台5aと香炉5bが載置さ
れている。図中、Sは芝生を示す。
【0011】前記シンボル碑3の形状は、図示の場合に
は御影石や大理石などの石材或いは他の素材からなる基
礎石3aの上面に円柱材3bを介して球状石3cを載置
してなるが、限定されず、他の形体・デザインのもので
もよいことは勿論である。
【0012】前記墓碑板4は御影石や大理石などの石
材、コンクリート板、ブロンズ板その他の板状の素材か
らなり、前記シンボル碑3を中央にして図示の例では両
脇に敷設されている。該墓碑板4は死者の名前や人なり
を刻設4aするためのものであり、図示の如く単純扁平
なものばかりでなく、自由な形状・デザインにしたもの
でもよい。
【0013】また、前記墓碑板4の敷設は図示の例では
墓所2の両脇にそれぞれ1列になっているが、墓所2の
広さや墓碑板4の大きさにより一方を1列、他方を2列
にしたり、両方2列にしたり、またはそれ以上とするこ
とは自由である。また、図示の如く、常に水平でなくて
もよく、必要に応じて両脇の墓碑板4が互いに向かい合
うように傾斜状に設けてもよい。さらに、その敷設レベ
ルも自由に決定してよい。
【0014】前記シンボル碑3又はシンボル碑前の拝石
5の下の散骨室6は、図2の例では拝石5の下の場合を
示している。散骨室6の周囲壁6aは石材、コンクリー
トなどの素材により形成され、底部6bは小石などを敷
き詰めて浸透面を構成している。即ち、散骨した遺骨が
自然な状態で土に返るように構成してなる。
【0015】前記墓碑板4はその下の納骨室7の蓋板を
兼ねている。納骨室7の周囲壁7aは石材、コンクリー
トなどの素材により形成されている。また、該納骨室7
の床板7bの下には散骨室8を図示の如く設けることも
ある。該散骨室8の底部8aも小石などを敷き詰めて浸
透面にするとよい。
【0016】なお、前記シンボル碑3又はシンボル碑前
の拝石5の下に散骨室6は、シンボル碑3又は拝石5の
何れか一方の下のみに限定されず、双方の下に構築され
ていても、双方の下より更に拡張されて構築されていて
もよいことは勿論である。
【0017】上記実施態様において、各墓碑板4、4…
の下の納骨室7には葬式後、焼骨を入れた壺9が納めら
れ、当該墓碑板4にその死者の名前や人なりが刻設4a
される。従って、核家族化の進行に伴い誰が供養するか
定かでない人や身寄りのない人も予め管理者等と契約で
本願墓の利用が許されているときは合同供養の法要が長
期間にわたって継続されることとなる。
【0018】各墓碑板4、4…の下の納骨室7がそれぞ
れ個人や夫婦により占められ、それぞれに一定期間
(例:死後33年迄)の供養が行われ、その期間を経過
した焼骨は、納骨室7から取り出してシンボル碑又は拝
石下の散骨室6に入れられる。
【0019】また、納骨室7に納骨する個人や夫婦が、
身内(子どもや親など)の焼骨を保持している場合にお
いて、納骨室7の下に散骨室8が設けられているときは
該散骨室8に身内の焼骨を入れ、合同供養が受けられる
ようになる。
【0020】なお、納骨室7の下の散骨室8に納めた散
骨は、期間経過した焼骨(壺9に入っている)と共に散
骨室8から取り出され、シンボル碑又は拝石下の散骨室
6に入れられて供養されることとなるので、その取り出
し易い状態、例えば、合成繊維からなる布帛や網状袋な
どの長期間腐食することのない被包材10で被包して散
骨されることとが好ましい。
【0021】前述の如く、期間経過した焼骨は納骨室7
から出されてシンボル碑又は拝石下の散骨室6に納めら
れることにより空いた納骨室7には別の個人や夫婦の焼
骨を入れた壺9が納められ、墓碑板4が当該焼骨主に改
められ、追加供養が長期的スムーズ行われるようにな
る。
【0022】前記シンボル碑又は拝石下の散骨室6は同
一墓内にあるため、これに散骨した古い遺骨も墓碑板4
下の納骨室7内の新しい遺骨とともに、縁故者、関係
者、管理者等の全体によって代々永く供養されることと
なり、死及び死者にかかわる儀礼は継続されることとな
り、わが国の葬制に合致することとなる。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、画定された墓所
内にシンボル碑を立設するとともに、複数の墓碑板を敷
設し、前記シンボル碑又はシンボル碑前の拝石下に散骨
室を、前記各墓碑板の下に納骨室をそれぞれ設けたこと
を特徴としているから、全体として一つの墓を構成する
とともに、複数の墓碑板下の納骨室にはそれぞれ個人や
夫婦などの焼骨を納め、該墓碑板にはその死者の人なり
を記名し、一定期間の供養が行われた後、納骨室から取
り出してシンボル碑又はシンボル碑下の散骨室に納めて
納骨室を空け、別の個人や夫婦のために墓碑板及び納骨
室を改め、追加的な供養を長期的スムーズに行え、従っ
て、核家族化の進行に伴い誰が供養するか定かでない人
や身寄りのない人も予め管理者等との契約で本願墓の利
用が許されているときは合同供養の法要が長期間にわた
って継続されるという各種の優れた効果を奏するもので
ある。
【0024】また、請求項2に記載の発明は、前記墓碑
板下の納骨室が、床下に散骨室を有するものであること
を特徴としているから、複数の墓碑板下の納骨室に入る
個人や夫婦などが身内の焼骨を保持している場合におい
て、その焼骨を納める場所を確保できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願墓の外観斜視図である。
【図2】本願墓の一部断面図である。
【符号の説明】
1 本願墓 2 画定された墓所 2a 縁石 2b 石段 3 シンボル碑 3a 基礎石 3b 円柱 3c 球状石 4 墓碑板 4a 刻設 5 拝石 5a 花台 5b 香炉 6 散骨室 6a 散骨室の周囲壁 6b 底部 7 各墓碑板下の納骨室 7a 納骨室の周囲壁 7b 床板 8 納骨室下の散骨室 8a 底部 9 焼骨を入れた壺 10 被包材 S 芝生

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画定された墓所内にシンボル碑を立設す
    るとともに、複数の墓碑板を敷設し、前記シンボル碑又
    はシンボル碑前の拝石の下に散骨室を、前記各墓碑板の
    下に納骨室をそれぞれ設けたことを特徴とする墓。
  2. 【請求項2】 前記墓碑板下の納骨室が、床下に散骨室
    を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    墓。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2314800A1 (fr) * 2009-10-26 2011-04-27 M. Marc Zouari Espace d'épandage et d'évacuation des cendres d'incinération d'un défunt
CN103243964A (zh) * 2013-04-10 2013-08-14 贝珉 橱窗式墓碑
JP2015151689A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 株式会社松戸家 墓構造
JP2020105868A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 加西商事株式会社 コンクリート部材よりなる墓構造物、及びその劣化防止構造
JP2023118419A (ja) * 2022-02-15 2023-08-25 千代石株式会社 骨壺納骨型墓地構造

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