JP4468202B2 - 葬祭具 - Google Patents

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Description

本発明は葬儀,後飾り(「中陰壇」ともいう。)等に使用される葬祭具に関する。
火葬場へは位牌や骨壷等を持っていく。納めの式,骨上げがなされた後、遺族は遺骨を納めた骨壷を抱き、また位牌をもって葬儀会館或いはそのまま家に向かうことになる。遺骨が帰宅したら、通常、後飾りと呼ばれる祭壇に一旦安置される。通夜,葬式に参列できなかった人が弔問にみえる場合もこの祭壇にお参りする。後飾りは箱や小机などを白布で覆い、この上に火葬場から帰った遺骨,位牌、遺影が安置される。
しかるに、火葬場から葬儀会館等へ向かう折、近年の少子化等で位牌や骨壷を遺族が分担してもつことが困難な場合がある。火葬場への位牌や骨壷等の運搬は未だ遺骨が納まってないことから、一人でも風呂敷等で一つにまとめて運ぶことができるが、骨上げ後に一人で遺骨を納めた骨壷を抱き且つ位牌をもって葬儀会館等に向かうのは困難であった。ここで、位牌と骨壷を一体にした納骨位牌の発明技術の提案がある(例えば特許文献1参照)。
登録実用新案第3038495号公報
しかし、特許文献1は位牌の台部を箱状にして、その箱内に遺骨を納めるようにした納骨位牌であり、各家庭の仏壇等に安置して先祖を供養する位牌として用いられるものであった。この納骨位牌をそのまま骨上げに用いるのは不便であり、また骨上げのしきたりから外れたものとなる。加えて、分骨するときは骨壷を二つ用意しなければならず不合理になっている。結局、火葬場から昔ながらのしきたりで位牌や骨壷を少人数の遺族が持ち帰ることの前記困難さの解決になっていなかった。
一方、後飾りの準備にあたって、白布をかける適当な小机や箱などがない場合、仏壇が未だない場合等があり、肉親等の遺骨に尊敬の念がありながらその遺骨を大切に安置できない問題や、また弔問客に後飾りの祭壇でお参りしていただくうえで不十分な対応しかとれない問題があった。
本発明は上記問題点を解決するもので、骨上げ後に遺骨を納めた骨壷及び位牌を一人で持つことができ、また仏壇が未だなくても厳かな後飾りを形成することができ、さらに後飾りで白布をかける箱や小机等の役割を担える葬祭具を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、位牌(4)と、骨壷入れ(5a)と、分骨容器(5b)と、骨を拾うのに使用される骨上箸(7)と、仕切壁(23)を入れて該位牌と該骨壷入れと該分骨容器該骨上箸を詰め合わせるようにした収納ケース(1)と、を具備し、前記収納ケース(1)が、底板部(21)と側板部(22)とで上面開口(20)の中空直方体状にして仕切壁(23)で内部が区画化され、前記骨壷入れ(5a)と前記分骨容器(5b)と前記位牌(4)を詰め合わせるようにした箱本体(2)と、天壁(31)と側壁(32)とで該箱本体よりも一回り大きくした下面開口(30)の中空直方体状にして、該箱本体(2)にその上縁(221)よりも上方に突き出して収容される前記分骨容器(5b)と共に前記骨壷入れ(5a)と前記位牌(4)が箱詰めされ、さらに、それらの上に前記骨上箸(7)が載せられて、該箱本体(2)に上から被せて嵌合することのできる蓋体(3)と、からなり、且つ前記蓋体(3)の側壁高さ(h)を前記箱本体(2)の側板部高さ(h)より高くすると共に、蓋体(3)に係る天壁内面(31b)側の4つの各角部で、該天壁内面(31b)に上縁が当接するようにし且つ角部を形成する隣り合う側壁部分(32A,32B)に両側縁(33a,33b)を支持させて高さ(h)を同じくする補強リブ(33)がさらに設けられ、箱本体(2)に蓋体(3)で蓋をしたときに蓋体(3)の側壁下縁(321)が箱本体(2)の底板部(21)よりも上方に位置する一方、蓋体(3)を仰向けにしてその上面開口(30)から該蓋体内に箱本体(2)が底板部(21)を下にして収納されたときに該箱本体(2)が前記補強リブ(33)上に載置されて前記側板部(22)が前記側壁(32)よりも上方に露出してなり、さらに、前記蓋体(3)の天壁内面(31b)の全域及び側板(32)の内面側に仏画(34)が描かれると共に、これら以外の天壁外面(31a),側板(32)で、外観に現れる部分の地色を全て黄金色とし、また前記箱本体(2)も、外面のみならず箱本体(2)の内面も併せて外観に現れる部分の地色を全て黄金色とし、加えて、前記仕切壁(23)も外面になる部分を全て黄金色とすることを特徴とする葬祭具にある。
請求項1の発明のごとく骨壷と該位牌を詰め合わせるようにした収納ケースを具備すると、位牌,骨壷を一人で楽に持てるようになる。位牌の他に骨壷が2つがあっても、骨上げ後に、これらを一人で楽に持てる。また、このような箱本体と蓋体からなる収納ケースであると、取り扱い易く、しかも安定して且つ確実に持ち運べる。さらに、斯る箱本体,蓋体であると、仏壇が未だなくても仏画を祭壇に飾り、厳かな後飾りを用意できる。また、このような蓋体と箱本体の構成にすると、後飾りの準備にあたって、白布をかける適当な小机や箱などがなくても、蓋体の上に箱本体を載せることによって、箱本体が一段高くなるので、収納ケース自体が白布をかける箱や小机等の役割を果たせるようになる。
加えて、箱本体(2)にその上縁(211)よりも上方に突き出して分骨容器(5b)が収容されても、前記蓋体(3)の側壁高さ(h )を前記箱本体(2)の側板部高さ(h )より高くすると共に、補強リブ(33)が設けられ、箱本体(2)に蓋体(3)で蓋をしたときに蓋体(3)の側壁下縁(321)が箱本体(2)の底板部(21)よりも上方に位置するので、不都合なく骨壷入れ(5)を箱本体(2)に納めた状態で蓋することができる。さらに、前記蓋体(3)の天壁内面(31b)の全域及び側板(32)の内面側に仏画(34)が描かれると、仏壇が未だなくても厳かな後飾りを形成できる。蓋体の内面が見えるように起立させることによって、仏画を拝むことができるので厳粛な後飾りになる。遺骨,位牌,遺影の背後に蓋体を起立させ、蓋体内面に描かれた阿弥陀如来等の仏画が礼拝する人達の方へ向けられると、後飾りの前に坐ったときに正面に阿弥陀如来等を臨むことになるので、たとえ仏壇がなくても十分なもてなしができる。さらにいえば、前記蓋体(3)の天壁内面(31b)の全域及び側板(32)の内面側に仏画(34)が描かれると共に、これら以外の天壁外面(31a),側板(32)で、外観に現れる部分の地色を全て黄金色とし、また前記箱本体(2)も、外面のみならず箱本体(2)の内面も併せて外観に現れる部分の地色を全て黄金色とし、加えて、仕切壁(23)も外面になる部分を全て黄金色とすると、厳かな容器に仕上がる。
請求項2に記載の葬祭具は、請求項1で、故人の喉仏が収納される舎利箱(6)をさらに備え、該舎利箱(6)と、前記位牌(4)と、前記骨壷入れ(5a)と、前記分骨容器(5b)と、前記骨上箸(7)と、前記仕切壁(23)を入れて該舎利箱(6)と該位牌と該骨壷入れ(5a)と該分骨容器(5b)と該骨上箸を詰め合わせるようにした収納ケース(1)と、を具備し、前記収納ケース(1)が、該舎利箱(6)と前記骨壷入れ(5a)と前記分骨容器(5b)と前記位牌(4)を詰め合わせるようにした前記箱本体(2)と、該箱本体(2)に該舎利箱(6)と前記骨壷入れ(5a)と前記分骨容器(5b)と前記位牌(4)が箱詰めされ、さらに、それらの上に前記骨上箸(7)が載せられて、該箱本体(2)に上から被せて嵌合することのできる前記蓋体(3)と、からなり、加えて、前記箱本体(2)の底板部(21)と側板部(22)の外面に蓮の図柄が描かれ、また前記蓋体(3)の天壁外面(31a)と側壁(32)の外面にも蓮の図柄が描かれることを特徴とする。
請求項2の発明のごとく舎利箱(6)をさらに備えても、一人で持ち運べるので、少人数の遺族にあって非常に助かる葬祭具となる。さらに前記箱本体(2)の底板部(21)と側板部(22)の外面に蓮の図柄が描かれ、また前記蓋体(3)の天壁外面(31a)と側壁(32)の外面にも蓮の図柄が描かれると、葬儀の厳粛な雰囲気を醸し出す。
本発明の葬祭具は、骨上げ後に遺骨を納めた骨壷及び位牌を一人で楽に持ち運ぶことができ、また仏壇が未だなくても厳かな後飾りを形成でき、さらには後飾りで白布をかける箱や小机等の代役をも担うことができるなど優れた効果を発揮する。
以下、本発明に係る葬祭具について詳述する。図1〜図6は本発明の葬祭具の一形態で、図1はその全体斜視図、図2は骨壷と位牌と舎利箱とを箱本体内に詰め合わせる様子を示す説明斜視図、図3は図1の骨上箸を箱本体に入れた後、蓋体で箱本体を蓋した状態の全体斜視図、図4は仰向け状態した蓋体の斜視図、図5は蓋体を仰向けにしてその上面開口から箱本体の底板部を下にして該箱本体を収納した様子を示す斜視図、図6は蓋体の裏面図である。図4では図6に描かれている仏画の図示を省略する。
本葬祭具は収納ケース1と位牌4と骨壷50と舎利箱6と骨上箸7とを備える。
収納ケース1は仕切壁23を入れて骨壷50と位牌4を詰め合わせるようにした容器である。ここでの収納ケース1は段ボール製で、箱本体2と蓋体3とからなる。箱本体2は図1,図2に示すごとく、底板部21と側板部22とで上面開口20の中空直方体状にして仕切壁23で内部が区画化され、骨壷50と位牌4を詰め合わせるための収納ケース主部になっている。一枚ものの段ボール紙を裁断加工した後、底板部21から延設する側板形成部を上面開口縁221で内折りして、上面を除き、周りを長方形の板部からなる底板部21,側板部22で囲む上面開口20の中空直方体を形成する。そして、別途、骨壷50,舎利箱6と位牌4とを区分けする板状の仕切壁23aを設け、また骨壷50,舎利箱6を仕切る板状の仕切壁23bを設けて、それぞれ区画化された空所S〜Sに位牌4と骨壷50と舎利箱6が収まる大きさの箱本体2とする。箱本体2の側板部高さhは骨壷50を納める白木の箱51の高さにほぼ同じくする。符号24は所定空所に納められる位牌4がガタツキなく収納されるようにする係止部材で、符号25は位牌4が底板部21から所定高さ位置で見栄え良く収められるようにするための底上げ部材を示す。符号26は舎利箱6がガタツキなく収納されるよう調整するスペーサを示す。
本実施形態の中空直方体状に形成する箱本体2は、外面のみならず箱本体2の内面も併せて外観に現れる部分の地色を全て黄金色とし、さらに仕切壁23、係止部材24,底上げ部材25,スペーサ26等も外面になる部分を全て黄金色とする。厳かな容器に仕上げるためである。そして、図示を省略するが、箱本体2の底板部21と側板部22の外面には蓮の図柄が描かれ、葬祭具としての雰囲気を演出する。
蓋体3は天壁31と側壁32とで箱本体2よりも一回り大きくした下面開口30の中空直方体状にして、箱本体2に上から被せて嵌合することのできる上蓋である。段ボール製で、一枚ものの段ボール紙を裁断加工した後、天壁31から延設する側壁形成部を下面開口縁321で内折りして、下面開口30を除き、周りを長方形の板部からなる天壁31,側壁32で囲む下面開口30の中空直方体に形成する(図1,図4)。そして、天壁31の内面側の4つの各角部で、内折りされた側壁部分32Aに一側33aがつながる舌片状の補強リブ33を設け、該補強リブ33の上縁が天壁内面31bに当接するようにし且つ角部を形成する隣の側壁32に両側縁を支持させる蓋体3とする。詳しくは、蓋体3が仰向け状態にある図4において、下面開口縁321から蓋体3の側壁32の約1/2ほど中へ入った天壁内面31b側の4つの各角部で、内折りされた側壁部分32Aに一側33aがつながる四角形の舌片からなる補強リブ33ができるよう水平カット部分32aを設け、また該側壁部分32Aとで角部を形成する隣りの側壁部分32Bに縦長の切欠き32bを設ける。そして、前記補強リブ33の他側33bを該切欠き32bに挿入,係止させて、補強リブ33の両側縁33a,33bが角部を形成する隣り合う側壁部分32A,32Bに起立状態で支持されるようにしている。ここでは、各角部に設けられた4つの補強リブ33の高さhを同じにし、さらに蓋体3の側壁高さhを箱本体2の側板部高さhよりも高く設定し、箱本体2に蓋体3で蓋したときに蓋体3の側壁下縁321が箱本体2の底板部21よりもh分(図3)だけ上方に位置する一方、蓋体3を仰向けにしてその上面開口30から蓋体3内へ箱本体2が底板部21を下にして収納されたときに箱本体2が補強リブ33上に載置されて側板部22を側壁32よりもh分(図5)だけ上方に露出させるようにする。本実施形態は、h≒h/2<h<hとして、h=h−(h−h)≒h−h/2、h=hで、上記要件を満たすようにしている。箱本体2に蓋体3を被せたとき、補強リブ33の下縁33cが箱本体2の上縁221に当接し、図3のように蓋されても箱本体2の上縁221と蓋体3の天壁内面31bとの間に補強リブ高さhに相当する空間ができる。
本実施形態の中空直方体状に形成する蓋体3は、図6のごとく蓋体3の天壁31の内面31bの全域及び側板32の内面側に阿弥陀如来等の仏画34が描かれる。そして、これら以外の天壁外面31a,側板32で、外観に現れる部分の地色を全て黄金色とする。厳かな容器に仕上げるためである。また図示を省略するが、天壁外面31aと側壁32の外面には、葬祭具の雰囲気を演出する蓮の図柄が描かれる。
位牌4は葬儀の際に用いる木地のままの白木の位牌4である。位牌4は例えば図1,図4,図5のごとく包装紙92に包まれて、仕切壁23aで区画化された箱本体2の縦長空所Sに納められる。空所Sに底上げ部材25を敷き、係止部材24を置いた後、包装紙92に包まれた位牌4が箱本体2内の空所Sに納められる。係止部材24が位牌4を挟持して横ブレを防ぐ。
骨壷50は火葬後に残った遺骨を入れる陶磁器製からなる壷形,瓶形等の容器である。骨壷50は桐やモミの白木等の箱に納まる骨壷入れ5の状態で、仕切壁23で区画化された箱本体2の所定空所Sに納められる。箱詰めされた状態の骨壷入れ5aの上面は箱本体2の上縁221にほぼ一致する。本実施形態の葬祭具では墓用の主たる骨壷入れ5aの他に、本山用の分骨容器5bも備えられている。骨壷50の入った分骨袋52が半球状のガラス容器53に納まる格好で、仕切壁23によって区画化された箱本体2の所定空所Sに納められる。分骨容器が箱本体2に収容された際、ガラス容器の上部が箱本体2の上縁221よりも上方に突き出す。しかし、前述のごとく箱本体2が蓋体3で蓋された状態でも、箱本体上縁221と蓋体3の天壁内面31bとの間に補強リブ高さhがある空間ができているので、不都合なく骨壷入れ5を箱本体2に納めた状態で蓋することができる。
舎利箱6は白木からなる容器である。喉仏は故人と最も血縁の深かった人が拾うのがしきたりとされているが、この喉仏は舎利箱6に収納される。舎利箱6は箱本体2の所定空所Sに納められる。
骨上箸7は骨を拾うのに使用されるものである。木と竹の箸一組となって包装紙91に包まれる。箱本体2に位牌4,骨壷入れ5,舎利箱6が箱詰めされ、続いて、それらの上に骨上箸7が載せられた後、蓋体3で蓋される。ここでは二組の骨上箸7が組み込まれるようにしている。
このように構成した葬祭具は、骨上げ後に遺骨を納めた骨壷50及び位牌4を一人で楽に持つことができる。収納ケース1に位牌4,骨壷50を一緒に箱詰めできるので、骨上げ後、骨壷50,位牌4を収納ケース1に収めて遺族一人で容易に持ち運ぶことができる。本実施形態のごとく位牌4の他に骨壷50が墓用と本山用の2つがあり、さらに舎利箱6があっても、これらを一人で楽に持てる。火葬場からの帰りは遺影を持つ者も必要であり、従来は最低でも3人を要したが、骨壷50,位牌4を一人で持ち運べるので、少人数の遺族にあって非常に助かる葬祭具となる。位牌4や骨壷50は箱本体2の所定空所S〜Sにきちんと動かぬよう箱詰めでき、また箱詰めされた収納ケース1は持ち易い手頃な大きさの直方体形状になるので、安定して且つ確実に運ぶことができる。
しかも、位牌4,骨壷50が納められた収納ケース1は地色が黄金色であるので、厳かな容器に仕上り、格調高い葬祭儀式用具になる。さらに蓋体3の外面、箱本体2の外面には蓮の図柄が描かれているので、葬儀の厳粛な雰囲気を醸し出す。
また、火葬場から帰った遺骨(骨壷50),位牌4,遺影は後飾り祭壇に、忌明けまで安置されることになるが、本葬祭具は図5のごとく蓋体3の上に箱本体2を置くことによって箱本体2が補強リブ33の高さ分だけ高くなる。その結果、仏壇の前でも位牌4,骨壷50等が一段高い状態で配されるので遺骨等を大切に安置できる。後飾りにおいて、収納ケース1が白布をかける箱や小机等の役割を果たす。
また、本葬祭具は仏壇が未だなくても厳かな後飾りを形成できる。蓋体3の内面31が見えるように起立させることによって、仏画34を拝むことができるので厳粛な後飾りになる。遺骨,位牌4,遺影の背後に、図6のように蓋体3を起立させ、蓋体内面31bに描かれた阿弥陀如来等の仏画34が礼拝する人達の方へ向けられると、後飾りの前に坐ったときに正面に阿弥陀如来等を臨むことになるので、たとえ仏壇がなくても十分なもてなしができる。通夜,葬式に参列できなかった弔問客等に後飾りの祭壇でお参りしていただく際にも失礼のない対応がとれる。
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。収納ケース1,位牌4,骨壷50,舎利箱6,骨上箸7等の形状,大きさ,材質,個数等は用途に合わせて適宜選択できる。実施形態では分骨用骨壷入れ5や舎利箱6を収納ケース1にセットで箱詰めしたが、これらは適宜省略できる。
本発明の葬祭具の一形態で、その全体斜視図である。 骨壷と位牌と骨上箸とを舎利箱内に詰め合わせる様子を示す説明斜視図である。 図1の骨上箸を箱本体に入れた後、蓋体で箱本体を蓋した状態の全体斜視図である。 仰向け状態した蓋体の斜視図である。 蓋体の上面開口から箱本体の底板部を下にして該箱本体を収納した様子を示す斜視図である。 蓋体の裏面図である。
符号の説明
1 収納ケース
2 箱本体
20 上面開口
21 底板部
22 側板部
221 上縁
23 仕切壁
3 蓋体
30 下面開口(上面開口)
31 天壁
31a 天壁外面
31b 天壁内面
32 側壁
321 側壁下縁
321 側壁下縁
33 補強リブ
33a 一側(側縁)
33b 他側(側縁)
4 位牌
5a 骨壷入れ
5b 分骨容器
6 舎利箱
7 骨上箸
側板部高さ
側壁高さ

Claims (2)

  1. 位牌(4)と、骨壷入れ(5a)と、分骨容器(5b)と、骨を拾うのに使用される骨上箸(7)と、仕切壁(23)を入れて該位牌と該骨壷入れと該分骨容器該骨上箸を詰め合わせるようにした収納ケース(1)と、を具備し、前記収納ケース(1)が、底板部(21)と側板部(22)とで上面開口(20)の中空直方体状にして仕切壁(23)で内部が区画化され、前記骨壷入れ(5a)と前記分骨容器(5b)と前記位牌(4)を詰め合わせるようにした箱本体(2)と、天壁(31)と側壁(32)とで該箱本体よりも一回り大きくした下面開口(30)の中空直方体状にして、該箱本体(2)にその上縁(221)よりも上方に突き出して収容される前記分骨容器(5b)と共に前記骨壷入れ(5a)と前記位牌(4)が箱詰めされ、さらに、それらの上に前記骨上箸(7)が載せられて、該箱本体(2)に上から被せて嵌合することのできる蓋体(3)と、からなり、
    且つ前記蓋体(3)の側壁高さ(h)を前記箱本体(2)の側板部高さ(h)より高くすると共に、蓋体(3)に係る天壁内面(31b)側の4つの各角部で、該天壁内面(31b)に上縁が当接するようにし且つ角部を形成する隣り合う側壁部分(32A,32B)に両側縁(33a,33b)を支持させて高さ(h)を同じくする補強リブ(33)がさらに設けられ、箱本体(2)に蓋体(3)で蓋をしたときに蓋体(3)の側壁下縁(321)が箱本体(2)の底板部(21)よりも上方に位置する一方、蓋体(3)を仰向けにしてその上面開口(30)から該蓋体内に箱本体(2)が底板部(21)を下にして収納されたときに該箱本体(2)が前記補強リブ(33)上に載置されて前記側板部(22)が前記側壁(32)よりも上方に露出してなり、さらに、前記蓋体(3)の天壁内面(31b)の全域及び側板(32)の内面側に仏画(34)が描かれると共に、これら以外の天壁外面(31a),側板(32)で、外観に現れる部分の地色を全て黄金色とし、また前記箱本体(2)も、外面のみならず箱本体(2)の内面も併せて外観に現れる部分の地色を全て黄金色とし、加えて、前記仕切壁(23)も外面になる部分を全て黄金色とすることを特徴とする葬祭具。
  2. 故人の喉仏が収納される舎利箱(6)をさらに備え、該舎利箱(6)と、前記位牌(4)と、前記骨壷入れ(5a)と、前記分骨容器(5b)と、前記骨上箸(7)と、前記仕切壁(23)を入れて該舎利箱(6)と該位牌と該骨壷入れ(5a)と該分骨容器(5b)と該骨上箸を詰め合わせるようにした収納ケース(1)と、を具備し、前記収納ケース(1)が、該舎利箱(6)と前記骨壷入れ(5a)と前記分骨容器(5b)と前記位牌(4)を詰め合わせるようにした前記箱本体(2)と、該箱本体(2)に該舎利箱(6)と前記骨壷入れ(5a)と前記分骨容器(5b)と前記位牌(4)が箱詰めされ、さらに、それらの上に前記骨上箸(7)が載せられて、該箱本体(2)に上から被せて嵌合することのできる前記蓋体(3)と、からなり、加えて、前記箱本体(2)の底板部(21)と側板部(22)の外面に蓮の図柄が描かれ、また前記蓋体(3)の天壁外面(31a)と側壁(32)の外面にも蓮の図柄が描かれる請求項1記載の葬祭具。
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