JP3152869B2 - イメージデータの書込み制御機構 - Google Patents

イメージデータの書込み制御機構

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JP3152869B2
JP3152869B2 JP25332695A JP25332695A JP3152869B2 JP 3152869 B2 JP3152869 B2 JP 3152869B2 JP 25332695 A JP25332695 A JP 25332695A JP 25332695 A JP25332695 A JP 25332695A JP 3152869 B2 JP3152869 B2 JP 3152869B2
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高橋  清
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式文字読取装
置(以下OCR」という。)におけるイメージデータ
書込み制御機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のOCRの基本構成を示す
ブロック図である。このOCRは、上位装置1からの指
示に基づき、帳票2に記載された事項の文字認識を行う
ものであり、光源3と、集光用レンズ4と、例えばCC
Dセンサ等のラインセンサで構成された受像素子5と
を、備えている。光源3が帳票2に投光し、帳票2の反
射光がレンズ4を介して受像素子5に与えられる構成
なっている。受像素子5は光電変換を行うものであり、
帳票2のイメージに対応するアナログセンサデータSA
を順に出力するようになっている。受像素子5の出力側
は、アナログセンサデータSAをデジタルセンサデータ
SDに変換するアナログ/ディジタル変換部(以下
/D変換部という)6を介して、イメージメモリ7
に接続されている。イメージメモリ7の出力側に前処理
部8が接続され、その前処理部8の出力側が文字認識部
9に接続されている。文字認識部9の出力する文字認識
結果が、主制御部10に与えられ、主制御部10が文字
認識結果を上位装置1に与える構成になっている。主制
御部10は上位装置1の命令に応じて機構制御部11に
指示を与え、機構制御部11が駆動系12を制御し、駆
動系12が帳票2を搬送する構成になっている。また、
機構制御部11は、イメージメモリ7の動作も制御する
ようになっている。
【0003】図3は、図2中のイメージメモリの内部
を示す構成ブロック図である。イメージメモリ7は、帳
票2全体に対応するセンサデータSDを、イメージデー
タIm として格納するイメージメモリ回路20と、A/
D変換部6からのセンサデータSDをセンサクロックC
1に同期してラッチするラッチ回路21とを備えてい
る。ラッチ回路21の出力側が、イメージメモリ回路2
0に接続されている。また、イメージメモリ7には、イ
メージメモリ回路20にセンサデータSDを書込む際の
アドレスを設定するライトXアドレスカウンタ22及び
ライトYアドレスカウンタ23と、データIm を読出す
際のアドレスを設定するリードXアドレスカウンタ2
及びリードYアドレスカウンタ25とが、設けられてい
る。
【0004】各カウンタ22〜25は、入力された該セ
ンサクロックC1に同期してカウント動作をそれぞれ行
うようになっている。ライトXアドレスカウンタ22及
びライトYアドレスカウンタ23の出力側は、セレクタ
26とセンサ制御回路27に接続されている。リードX
アドレスカウンタ24及びリードYアドレスカウンタ2
5には、機構制御部11を介してXアドレスAx及びY
アドレスAyが与えられる構成になっており、これらの
カウンタ24,25の出力側は、読出し制御回路28と
セレクタ26に接続されている。セレクタ26は、書込
み用アドレスと読出し用アドレスを切替えて、イメージ
メモリ回路20に与えるものであり、該セレクタ26に
は、書込みと読出しの切替え信号W/Rが入力される構
成になっている。センサ制御回路27は、センサデータ
SDの転送開始を指示するシフトゲート信号SGを受像
素子5に送出すると共に、ライトXアドレスカウンタ2
2をクリアするクリア信号CLR1 を供給する機能を有
している。
【0005】次に、図2の基本動作を説明する。OCR
は上位装置1からの読取り指示に基づき、機構制御部1
1によって駆動系12を制御し、これにより、帳票2が
搬送路を搬送される。帳票2が光源3の下を通過すると
き、光源3からの光が帳票2の表面で反射し、帳票2の
イメージがレンズ4を介して受像素子5に集められる。
受像素子5により、帳票のイメージがアナログセンサ
データSAに変換される。アナログセンサデータSA
は、A/D変換部6でデジタルセンサデータSDに変換
される。それがシフトゲート信号SGの指示するタイミ
ングでイメージメモリ7に転送される。
【0006】図4は、図2によるセンサデータの転送タ
イミングを説明するタイムチャートである。シフトゲー
ト信号SGは、A/D変換部6及び受像素子5に対し
て、受像素子5の1ライン分のデータの転送の開始を指
示する信号であり、この信号SGをトリガとして、A/
D変換部6を介して、受像素子5に入力するセンサクロ
ックC1に同期して1ライン分のセンサデータSDが、
イメージメモリ7に順に転送される。転送されたセンサ
データSDは、センサクロックC1に同期してラッチ回
路21にラッチされる。シフトゲート信号SGは、イメ
ージメモリ7中のセンサ制御回路27にて生成されてい
る。センサ制御回路27は、センサデータSDが有効に
なるタイミング、クリア信号CLR1 を出力する。こ
れにより、ライトXアドレスカウンタ22がクリアされ
て0になる。
【0007】ライトXアドレスカウンタ22が0になっ
てから、イメージメモリ回路20に対するイメージデー
タIm の書込みが開始される。イメージメモリ回路20
に書込まれるイメージデータIm は、ラッチ回路21の
ラッチしたセンサデータSDであり、その書込みアドレ
スは、カウンタ22,23のカウント値に対応する。ラ
イトXアドレスカウンタ22は、センサクロックC1に
同期してカウント動作し、イメージメモリ回路20のX
アドレスを変更し、1ライン分のセンサデータSDがイ
メージデータIm としてそのイメージメモリ回路20に
順次書込まれる。1ライン分のデータSDの書込が終了
すると、ライトYアドレスカウンタ23の値をプラス1
する。以上の動作を繰り返すことで、帳票2の全体のイ
メージデータIm が、イメージメモリ回路20に書込ま
れる。
【0008】前処理部8は、イメージメモリ回路20に
対するXアドレスAx とYアドレスAy とを、リードX
アドレスカウンタ24とリードYアドレスカウンタ25
とにそれぞれセットすると共に、センサクロックC1に
同期して、読出し制御回路28を介して、読出し領域の
イメージデータIm を読出す。そして、前処理部8は、
読出したデータから1文字分の文字パターンのデータを
切出す。なお、書込と読出しは独立しているため、ライ
ト動作のときのアドレスとリード動作のときのアドレス
とは、セレクタ26によって切替えてイメージメモリ回
路20に与えられる。セレクタ26は、信号W/Rに基
づいて、その切替えを行う。前処理部8によって切出さ
れた文字パターンは、文字認識部9に送られ、文字認識
部9が文字認識を行う。文字認識結果は、主制御部10
を介して、上位装置1に連絡される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OCRでは、次のような課題があった。イメージメモリ
7内の書込動作及び読出し動作は、センサクロックC
1に同期して行われている。そのため、次の(1)〜
(3)に示すような課題がある。 (1) センサクロックC1は、受像素子5の性能によ
って決定され、イメージメモリ7における書込及び読
出し動作は、そのセンサクロックC1の周波数に依存し
ている。そのため、その書込動作及び読出し動作は、
受像素子5の性能に依存し、それ以上高速化する事がで
きなかった。 (2) A/D変換部6を介したセンサデータSDは、
センサクロックC1に同期して転送されるので、途中で
その転送を中断することができない。よって、イメージ
メモリ回路20に、ダイナミックランダムアクセスメモ
リ(以下DRAMという)を使用した場合、一般
的なリフレッシュ方式のCBR(CAS BEFORE RAS REFRE
SH)が採用できないという課題がある。 (3) ライトXアドレスカウンタ22をセンサ制御回
27とイメージメモリ回路20とで兼用しているの
で、使用する受像素子5が変更になった場合、それに伴
って変更する回路構成が大きくる。即ち、イメージメ
モリ回路20の周辺回路も変更する必要があり、汎用回
路として設計することができないという問題もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、イメージデータの書込み制御機構におい
て、帳票の光学的イメージを光電変換して画素毎のアナ
ログセンサデータを生成し、該アナログセンサデータを
周期T1のセンサクロックに同期して順次出力すること
で主走査されたアナログセンサデータを出力する受像素
子と、前記各ア ナログセンサデータをデジタルセンサデ
ータに変換して転送するA/D変換部と、前記受像素子
における主走査分のアドレスを前記センサクロックに基
づき生成するセンサアドレス手段と、前記主走査分のア
ドレスに基づき前記転送のタイミングを制御する制御回
路と、ラインメモリと、イメージメモリ回路と、ウエイ
ト手段とを備えている。
【0011】ここで、前記ラインメモリは、前記センサ
クロックに同期して1ライン分の前記デジタルセンサデ
ータを順に格納し、該デジタルセンサデータの前記受像
素子の前記主走査における最終有効画素が格納された
後、下記の(1)式を有する周期T2のイメージメモリ
クロックに同期して、該格納された1ライン分のデジタ
ルセンサデータを順に読出すものである。 T1×(G1+G2)>T2×(G1+Wt) ・・・(1) 但し、 G1;主走査における有効画素数 G2;主走査における無効画素数 Wt;ラインメモリにおける1ライン当りのウエイト数 前記イメージメモリ回路は、前記イメージメモリクロッ
クに同期して、前記ラインメモリから読出された前記帳
票全面の画素の前記デジタルセンサデータをイメージデ
ータとして格納する回路である。また、前記ウエイト手
段は、前記ラインメモリからのデジタルセンサデータの
読出しと、前記イメージメモリ回路における該デジタル
センサデータの書込みとをウエイトさせるために、前記
イメージメモリクロックを一時的に止めるものである。
【0012】本発明は、以上のようにイメージデータの
書込み制御機構を構成しているので、受像素子からは、
帳票の光学的イメージに対応する主走査されたアナログ
センサデータが順に出力される。アナログセンサデータ
は、A/D変換部によってデジタルセンサデータに変換
されて転送される。そして、転送された帳票全面の画素
に対応するデジタルセンサデータが、イメージデータと
してイメージメモリ回 路中に書込まれる。 ここで、セン
スアドレス手段において、センサクロックに同期して受
像素子における主走査分のアドレスが生成され、そのア
ドレスに基づき、A/D変換部を介した転送のタイミン
グが、制御回路によって制御される。また、センサクロ
ックに同期してデジタルセンサデータが一度ラインメモ
リに順に書込まれる。そして、センサクロックとは異な
る速度のイメージメモリクロックに同期して、そのライ
ンメモリに格納されたデジタルセンサデータが、順に読
出される。即ち、センサクロックとイメージメモリクロ
ック間の速度差が、この段階で吸収される。ラインメモ
リから読出されたデジタルセンサデータは、イメージメ
モリクロックに同期してイメージメモリ回路中に書込ま
れる。つまり、イメージメモリ回路における動作は、受
像素子の性能に依存するセンサクロックから独立する。
一方、センサクロックの周期T1とイメージメモリクロ
ックの周期T2の関係は、主走査における有効画素数を
G1、無効画素数をG2、ラインメモリにおける1ライ
ン当りのウエイト数をWtとすると、(1)式を満たし
ている。そして、ラインメモリは、デジタルセンサデー
タの受像素子の主走査における最終有効画素が書込まれ
た後、該書込まれた1ライン分のデジタルセンサデータ
を順に読出す。そのため、ラインメモリに書込まれたセ
ンサデータが、上書きされる前に読出される。 さらに、
ウエイト手段により、イメージメモリクロックが一時的
に止められ、ラインメモリからのデジタルセンサデータ
の読出しと、イメージメモリ回路におけるデジタルセン
サデータの書込とをウエイト状態にできる。
【0013】
【発明の実施の形態】(参考例)は、本発明の参考例を示すOCRの構成ブロック図
である。このOCRは、従来と同様に、上位装置1から
の指示に基づき、帳票2上の記載事項に対する文字認識
を行うものであり、光源31と、集光用レンズ32と、
例えばラインセンサであるCCDセンサ等で形成された
受像素子33を備えている。光源31が走行中の帳票2
に投光し、その投光された光が帳票2で反射し、それが
レンズ32を介して集光されて受像素子33に与えられ
る構成になっている。受像素子33は光電変換を行うも
のであり、帳票2のイメージに対応するアナログセンサ
データSAを出力するようになっている。受像素子33
の出力側は、センサデータSAをデジタルセンサデータ
SDに変換して転送するA/D変換部34に接続されて
いる。A/D変換部34の出力側には、該A/D変換部
34の転送したセンサデータSDと受像素子33の制御
を行うと共に、1ライン分のセンサデータSDを蓄える
機能を有するセンサ制御部35が、接続されている。セ
ンサ制御部35の出力側に、イメージメモリ36が接続
されている。イメージメモリ36の出力側には前処理部
37が接続され、その前処理部37の出力側が文字認識
部38に接続されている。文字認識部38の出力する文
字認識結果が、主制御部39に与えられる構成になって
り、その主制御部39が、その文字認識結果を上位装
置1に与える構成になっている。主制御部39は、上位
装置1との通信及びOCR全体を制御する機能を有して
いる。主制御部39には機構制御部40が接続され、主
制御部39は上位装置1の命令に応じてその機構制御部
40に指示を与え、機構制御部40が駆動系41を制御
する構成になっている。駆動系41は、帳票2を搬送す
るようになっている。また、機構制御部40は、イメー
ジメモリ36の動作も制御するようになっている。
【0014】図は、図中のセンサ制御部35とイメ
ージメモリ36の構成ブロック図である。本参考例のO
CRの特徴は、センサ制御部35を設けたことである。
センサ制御部35は、ラッチ回路31 と、A/D変換
部34からのセンサデータSDを1ライン分格納するラ
インメモリ352 と、ラッチ回路33 と、カウンタで
形成されたセンサアドレス手段34 と、センサ制御回
路355 を備えている。ラッチ回路351 は、受像素
子33の性能に対応するように機構制御部40で設定さ
れたセンサクロックC1に同期して、センサデータSD
をラッチするものであり、該ラッチ回路351 の出力側
に、ラインメモリ352 が接続されている。ラインメモ
リ352 は、非同期にセンサデータSDを入出力する先
入れ先出し型(FIFO)メモリであり、そのライト動
作とリード動作を独立して行うために、センサクロック
C1と、該センサクロックC1とは独立したイメージメ
モリクロックC2とを入力する構成になっている。即
ち、ラインメモリ352 の図示しない内部アドレスカウ
ンタにおいて、センサクロックC1がラインメモリ35
2 のライトクロックとなり、イメージメモリクロックC
2がリードクロックとなっている。また、ラインメモリ
352 の内部アドレスカウンタは、独立のリセット機構
を有し、各クロックによって1番地ずつ増加し、リセッ
トによって0番地に戻る機能を有している。
【0015】ラインメモリ352 の出力側には、イメー
ジメモリクロックC2に同期して、該ラインメモリ35
2 から読出したセンサデータSDをラッチするラッチ回
路353 が、接続されている。センサアドレス手段35
4 は、センサクロックC1をカウントすることで、受像
素子33における主走査分のアドレスを生成してセンサ
制御回路355 へ与えるものである。センサ制御回路3
5 はその主走査分のアドレスに基づき、受像素子33
を制御するシフトゲート信号SGを生成すると共に、セ
ンサアドレス手段354 をクリアするクリア信号CLR
2 と、イメージメモリ36に対するライトXアドレスク
リア信号CLR3 とを、生成して出力する機能を有して
いる。イメージメモリ36は、センサ制御部35中のラ
ッチ回路353 の出力側に接続され、帳票2全体のセン
サデータSDをイメージデータIm として格納するイメ
ージメモリ回路361 と、イメージメモリクロックC2
を発生する発振器(OSC)362 とを、備えている。
また、イメージメモリ36には、イメージメモリ回路3
1 にセンサデータSDを書込む際の、Xアドレスを設
定するライトXアドレスカウンタ33 及びYアドレス
を設定するライトYアドレスカウンタ34 と、データ
m を読出す際のアドレスを設定するリードXアドレス
カウンタ35 及びリードYアドレスカウンタ36
が、設けられている。
【0016】各カウンタ363 〜366 には、イメージ
メモリクロックC2が入力され、各カウンタ363 〜3
6 がそのイメージメモリクロックC2に同期してそれ
ぞれカウント動作を行うようになっている。ライトXア
ドレスカウンタ363 及びライトYアドレスカウンタ3
4 の出力側は、セレクタ367 とメモリ制御回路36
8 に接続されている。リードXアドレスカウンタ365
及びリードYアドレスカウンタ366 には、機構制御部
40を介してXアドレスAxとYアドレスAyがそれぞ
れ与えられる構成になっており、これらのカウンタ36
5 ,366 の出力側が、読出し制御回路369 とセレク
タ367 に接続されている。セレクタ367 は、書込み
用アドレスと読出し用アドレスとを切替えて、イメージ
メモリ回路361 に与えるものであり、セレクタ367
は、入力された書込みと読出しの切替え信号W/Rに基
づいて、その切り替えを行う構成になっている。メモリ
制御回路368 は、ライトXアドレスカウンタ363
クリアするアドレスクリア信号CLR4 を送出すると共
に、後述するデータエンド信号Dend を送出する機能を
有している。アドレスクリア信号CLR4 とライトXア
ドレスクリア信号CLR3 とは、ゲート3610を介して
ライトXアドレスカウンタ363 に与えられる構成にな
っている。即ち、受像素子33、A/D変換部34、セ
ンサ制御部35、カウンタ36 3 〜36 6 及びメモリ制
御回路368 がイメージデータの書込み制御機構を
している。
【0017】次に、図のOCRの動作を説明する。O
CRは上位装置1からの読取り指示に基づき、機構制御
部40で駆動系41を制御する。この駆動系41の制御
により、帳票2が搬送路を搬送される。帳票2が光源3
1の下を通過するとき、光源31から投光された光が帳
票2の表面で反射し、帳票2のイメージがレンズ32を
介して受像素子33に集められる。受像素子33によ
り、帳票2のイメージがアナログセンサデータSAに変
換される。A/D変換部34において、センサデータS
AはデジタルセンサデータSDに変換され、従来の図2
と同様、シフトゲート信号SGの指示するタイミング
で、センサ制御部35に順に転送される。シフトゲート
信号SGは、A/D変換部34及び受像素子33に対し
て、受像素子33の1ライン分のデータの転送の開始を
指示する信号であり、この信号SGがトリガとなり、受
像素子33に入力するセンサクロックC1に同期して、
1ライン分のセンサデータSDがA/D変換部34を介
して、センサ制御部35に転送される。転送されたセン
サデータSDは、センサクロックC1に同期してラッチ
回路351 にラッチされる。シフトゲート信号SGは、
センサ制御部35中のセンサ制御回路355 で生成され
たものである。そのラッチされたセンサデータSDは、
センサクロックC1に同期してラインメモリ352 に順
に書込まれる。1ライン分のセンサデータSDがライン
メモリ352 に書込まれた時点で、そのセンサデータS
Dのうちの有効画素のデータが、イメージデータIm
してイメージメモリ36に順に転送される。
【0018】図は、図のセンサ制御部35からイメ
ージメモリ36へのデータ転送を説明するタイムチャー
トである。センサ制御部35中のセンサ制御回路355
は、1ライン分のセンサデータSDにおける最終有効画
素がラインメモリ352 に書込まれたタイミングで、ラ
インメモリ352 からデータを読出してよいことを示す
データセット信号Dset を有効にする。データセット信
号Dset が有効になることにより、センサ制御回路35
5 は、イメージメモリ36内のライトXアドレスカウン
363 を0にクリアするライトXアドレスクリア信号
CLR3 を、イメージメモリクロックC2の1パルス分
出力すると共に、ラインメモリ352 のデータが有効で
あることを示すデータイネーブル信号Eを有効にする。
【0019】データイネーブル信号Eが有効な期間、イ
メージメモリクロックC2に同期して、ラインメモリ3
2 上のセンサデータSDが順に読出されてラッチ回路
353 にラッチされる。ラッチ回路353 にラッチされ
たセンサデータSDは、イメージメモリクロックC2に
同期して、イメージメモリ回路361 に順に書込まれ
る。このデータイネーブル信号Eが有効な期間におい
て、ライトXアドレスカウンタ363 は、イメージメモ
リ回路361 のアドレスをインクリメントしながら設定
していく共に、書込画素をカウントすることになるの
で、該ライトXアドレスカウンタ363 のアドレスをデ
コードすることにより、メモリ制御回路368 は、1ラ
イン分の最後のデータを書込んでいることを認識するこ
とができる。最後のデータを書込んでいることを認識し
た場合、メモリ制御回路368 は、ラッチ回路353
ら読出しているデータがその最後のデータであることを
示すデータエンド信号Dend を有効にする。センサ制御
回路355 はデータエンド信号Dend が有効になったこ
とを検出してデータイネーブル信号Eを無効にする。こ
れにより、1ライン分のセンサデータSDの有効分が、
イメージメモリ回路361 に書込まれる。
【0020】なお、ラインメモリ352 からデータ
出しを行っている場合も、A/D変換部34を介した受
像素子33からのセンサデータSDを止めることができ
ないので、センサデータSDはラインメモリ352 に継
続的に書込まれていく。ここで、本参考例では、センサ
クロックC1よりもイメージメモリクロックC2の方が
動作速度が早いという条件を満足するようにしている。
即ち、センサクロックC1の周期T1とイメージメモリ
クロックC2の周期T2の関係は、次式を満たすように
している。 T1>T2 のようにすると、ラインメモリ352 からセンサデー
タSDを読出す前に、そのデータが上書されることが
ない。即ち、先にラインメモリ352 の0番地からイメ
ージメモリクロックC2に同期して読出しが始まった後
に、センサクロックC1に同期してラインメモリ352
の0番地からの書込が始まるので、センサクロックC1
がイメージメモリクロックC2よりも遅ければ、ライン
メモリ352 の書込アドレスが読出しアドレスに追付
くことは有り得ない。即ち、センサデータSDが上書
されない。
【0021】ライトYアドレスカウンタ364 を1つ増
加させて、以上のような動作を繰り返すことで、帳票2
のイメージ全体のイメージデータIm が、イメージメモ
リ36に格納される。前処理部37は、帳票2のイメー
ジデータIm の格納されたイメージメモリ36から、1
文字分の文字パターンを切出す。即ち、前処理部37
は、リードXアドレスカウンタ365 リードYアドレ
スカウンタ366 に、XアドレスAxとYアドレスAy
をそれぞれセットし、所望の領域のイメージデータIm
を読出し制御回路369 を介して読出し、その読出した
イメージデータIm から、1文字分の文字パターンデー
タを切出す。なお、イメージメモリ回路361 に対する
書込と読出し動作は独立であるため、セレクタ367
切替え信号W/Rに基づき、ライトアドレスとリード
アドレスを切替えてイメージメモリ回路361 に与え
る。前処理部37は切出した文字パターンデータを文字
認識部38に送り、文字認識部38が文字認識を行う。
文字認識結果は、主制御部39を介して上位装置1に通
信される。
【0022】以上のように、この参考例によれば、イメ
ージメモリ36とA/D変換部34の間にセンサ制御部
35を設け、そのセンサ制御部35には、1ライン分の
センサデータSDを格納するラインメモリ352 を備え
ている。そして、同センサクロックC1に同期してライ
ンメモリ352 にセンサデータSDを格納し、イメージ
メモリクロックC2に同期して、ラインメモリ352
らセンサデータSDを読出してイメージメモリ回路36
1 に格納するようにしている。そのため、イメージメモ
リ36の動作を、受像素子33の性能に依存したセンサ
クロックC1から独立させることができ、イメージメモ
リ36の動作を高速化できる。また、使用する受像素子
33を変更する場合にも、センサ制御部35が受像素子
33に依存する部分を吸収しているので、変更回路規模
は少なくてすみ、イメージメモリ36の汎用化が可能で
ある。なお、センサクロックC1の速度をイメージメモ
リクロックC2よりも遅くしておけば、ラインメモリ3
2 に書込まれたセンサデータSDが、読出される前に
上書されることがないので、ラインメモリ352 は1
ライン分だけのセンサデータSDを格納すればよい。つ
まり、ラインメモリを二つ用意して、その二つに交互に
書込みと読出しをするトグル制御を行なわずともよい。
即ち、ラインメモリ352 の規模を最小にできる。
【0023】実施形態は、本発明の実施形態を示すOCRの構成ブロック
図であり、図中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。このOCRは、従来と同様に、上位装置
1からの指示に基づき、帳票2上の記載事項に対する文
字認識を行うものであり、参考例と同様の光源31と、
集光用レンズ32と、受像素子33とを備えている。光
源31が走行中の帳票2に投光し、その投光された光が
帳票2で反射し、それがレンズ32を介して集光されて
受像素子33に与えられる構成になっている。受像素子
33は光電変換を行うものであり、帳票2のイメージに
対応するアナログセンサデータSAを順に出力するよう
になっている。受像素子33の出力側は、センサデータ
SAをデジタルセンサデータSDに変換して転送するA
/D変換部34に接続されている。A/D変換部34の
出力側には、該A/D変換部34の出力データSDと受
像素子33の制御を行うと共に、1ライン分のセンサデ
ータSDを蓄えるセンサ制御部35が接続されている。
センサ制御部35の出力側に、第1の実施形態とは異な
る動作を行うイメージメモリ50が接続されている。イ
メージメモリ50の出力側に、参考例と同様の前処理部
37が接続され、その前処理部37の出力側が文字認識
部38に接続されている。文字認識部38の出力する文
字認識結果が主制御部39に与えられ、該主制御部39
が、その文字認識結果を上位装置1に与える構成になっ
ている。主制御部39は、上位装置1との通信及びO
R全体を制御する機能を有している。主制御部39には
機構制御部40が接続され、主制御部39は上位装置1
の命令に応じて機構制御部40に指示を与え、機構制御
部40が駆動系41を制御する構成になっている。駆動
系41は、帳票2を搬送するようになっている。また、
機構制御部40は、イメージメモリ50の動作も制御す
るようになっている。
【0024】図は、本発明の実施形態を示す中の
センサ制御部35とイメージメモリ50の構成ブロック
図である。本実施形態のOCRの特徴は、参考例と同様
のセンサ制御部35を設けていることと、イメージデー
タをイメージメモリ50に書込む際に、その動作を中断
する機能を付加したことにある。センサ制御部35は、
ラッチ回路351 と、A/D変換部34からのセンサデ
ータSDを1ライン分格納するラインメモリ352と、
ラッチ回路353 と、カウンタで成されたセンサアド
レス手段354 と、センサ制御回路355 を備えてい
る。ラッチ回路351 は、受像素子33の性能に対応す
るように機構制御部40で設定されたセンサクロックC
1に同期して、センサデータSDをラッチするものであ
り、該ラッチ回路351 の出力側に、ラインメモリ35
2 が接続されている。ラインメモリ352 は、非同期に
センサデータSDを入出力する先入れ先出し型(FIF
O)メモリであり、そのライト動作とリード動作を独立
して行うために、センサクロックC1と、該センサクロ
ックC1とは独立したイメージメモリクロックC2とを
入力する構成になっている。即ち、ラインメモリ352
の図示しない内部アドレスカウンタにおいて、センサク
ロックC1がラインメモリ352 のライトクロックとな
り、イメージメモリクロックC2がリードクロックとな
っている。また、ラインメモリ352 の内部アドレスカ
ウンタは、独立のリセット機構を有し、各クロックによ
って1番地ずつ増加し、リセットによって0番地に戻る
機能を有している。
【0025】ラインメモリ352 の出力側に、イメージ
メモリクロックC2に同期して、該ラインメモリ352
から読出したセンサデータSDをラッチするラッチ回路
353 が接続されている。センサアドレス手段35
4 は、センサクロックC1をカウントすることで、受像
素子33における主走査分のアドレスを生成してセンサ
制御回路355 へ与えるものである。センサ制御回路3
5 は、その主走査分のアドレスに基づき、受像素子3
3を制御するシフトゲート信号SGを生成すると共に、
センサアドレス手段354 をクリアするクリア信号CL
2 と、イメージメモリ50に対するライトXアドレス
クリア信号CLR3 とを、生成して出力する機能を有し
ている。イメージメモリ50は、センサ制御部35中の
ラッチ回路353 の出力側に接続されて帳票2全体のセ
ンサデータSDをイメージデータIm として格納するイ
メージメモリ回路501 と、イメージメモリクロックC
2を発生する発振器(OSC)502 とを、備えてい
る。また、イメージメモリ50には、イメージメモリ回
路501 にセンサデータSDを書込む際のXアドレスを
設定するライトXアドレスカウンタ503 及びYアドレ
スを設定するライトYアドレスカウンタ504 と、イメ
ージデータIm を読出す際のアドレスを設定するリード
Xアドレスカウンタ505 及びリードYアドレスカウン
タ506 とが、設けられている。
【0026】各カウンタ503 〜506 には、ゲート5
7 を介したイメージメモリクロックC2が入力され、
各カウンタ503 〜506 がそのイメージメモリクロッ
クC2に同期してそれぞれカウント動作を行うようにな
っている。ライトXアドレスカウンタ503 及びライト
Yアドレスカウンタ504 の出力側は、セレクタ508
とメモリ制御回路509 に接続されている。リードXア
ドレスカウンタ505及びリードYアドレスカウンタ5
6 には、機構制御部40を介してXアドレスAxとY
アドレスAyが与えられる構成になっており、これらの
カウンタ505,506 の出力側は、読出し制御回路5
10とセレクタ508 に接続されている。セレクタ50
8 は、書込み用アドレスと読出し用アドレスとを切り替
えて、イメージメモリ回路501 に与えるものであり、
セレクタ508 は、書込みと読出しの切り替え信号W/
Rに基づいて、その切り替えを行う構成になっている。
メモリ制御回路509 は、ライトXアドレスカウンタ5
3 をクリアするアドレスクリア信号CLR4 と、デー
タエンド信号Dend を送出すると共に、イメージメモリ
回路501 をリフレッシュするときに、ウエイト信号S
wを有効にして出力する機能を有している。アドレスク
リア信号CLR4 とライトXアドレスクリア信号CLR
3 とは、ゲート5011を介してライトXアドレスカウン
タ503 に与えられる構成になっている。前述のゲート
507 は、ウエイト信号Swが有効なときに、イメージ
メモリクロックC2を送出するものである。即ち、受像
素子33、A/D変換部34、センサ制御部35、カ
ンタ503 〜506 及びメモリ制御回路509 がイメー
ジデータの書込み制御機構を成し、メモリ制御回路5
9 とゲート507 は、イメージメモリ回路501 に対
する書込を一時的に止めるウエイト手段を成してい
る。
【0027】次に、図のOCRの動作を説明する。O
CRは上位装置1からの読取り指示に基づき、機構制御
部40で駆動系41を制御する。制御された駆動系41
は帳票2を搬送し、帳票2が搬送路上を移動する。帳票
2が光源31の下を通過するとき、光源31から投光さ
れた光が帳票2の表面で反射し、帳票2のイメージがレ
ンズ32を介して受像素子33に集められる。受像素子
33により、帳票2のイメージがアナログセンサデータ
SAに変換される。A/D変換部34において、センサ
データSAはデジタルセンサデータSDに変換され、
考例と同様、図のシフトゲート信号SGの指示するタ
イミングで、センサ制御部35に転送される。シフトゲ
ート信号SGは、受像素子33に対して1ライン分のデ
ータの転送の開始を指示する信号であり、この信号SG
がトリガとなり、受像素子33に入力するセンサクロッ
クC1に同期して1ライン分のセンサデータSDが、A
/D変換部34を介してセンサ制御部35に順に転送さ
れる。転送されたセンサデータSDは、センサクロック
C1に同期してラッチ回路351 にラッチされる。その
ラッチされたセンサデータSDは、センサクロックC1
に同期してラインメモリ352 に順に書込まれる。
【0028】1ライン分のセンサデータSDがラインメ
モリ352 に書込まれた時点で、そのセンサデータSD
のうちの有効画素のデータが、イメージデータIm とし
てイメージメモリ50に転送される。センサ制御部35
からイメージメモリ50へのデータ転送は、参考例と同
様、図のタイミングで行われる。センサ制御部35中
のセンサ制御回路355 は、1ライン分のセンサデータ
SDにおける最終有効画素がラインメモリ352 に書込
まれたタイミングで、ラインメモリ352 からデータを
読出してよいことを示すデータセット信号Dset を有効
にする。データセット信号Dset が有効になることによ
り、センサ制御回路355 は、イメージメモリ50内の
ライトXアドレスカウンタ503 を0にクリアするライ
トXアドレスクリア信号CLR3 を、イメージメモリク
ロックC2の1パルス分出力すると共に、ラインメモリ
352 のデータが有効であることを示すデータイネーブ
ル信号Eを有効にする。
【0029】データイネーブル信号Eが有効な期間、イ
メージメモリクロックC2に同期して、ラインメモリ3
2 上のセンサデータSDが順に読出されてラッチ回路
353 にラッチされる。ラッチ回路353 にラッチされ
たセンサデータSDは、イメージメモリクロックC2に
同期して順に、イメージメモリ回路501 のライトXア
ドレスカウンタ503 及びライトYアドレスカウンタ5
4 によって設定されたアドレスに書込まれる。ただ
し、この書込時に、イメージメモリ回路501のリフ
レッシュサイクルに入った場合、リフレッシュが優先さ
れるので、メモリ制御回路509 は、ウエイト信号Sw
を有効にする。これにより、イメージメモリクロックC
2が停止し、ラッチ回路353 とライトXアドレスカウ
ンタ503及びライトYアドレスカウンタ504 の動作
が停止し、書込がウエイト状態となる。このウエイト
状態で、イメージメモリ回路501 のリフレッシュが
れる。
【0030】データイネーブル信号Eが有効な期間にお
いて、ライトXアドレスカウンタ503 は、イメージメ
モリ回路501 のアドレスをインクリメントしながら設
定していく共に、書込画素をカウントすることになる
ので、該ライトXアドレスカウンタ503 のアドレスを
デコードすることにより、メモリ制御回路509 は、1
ライン分の最後のデータを書込んでいることを認識する
ことができる。最後のデータを書込んでいることを認識
した場合、メモリ制御回路509 は、ラッチ回路353
から読出しているデータがその最後のデータであること
を示すデータエンド信号Dend を有効にする。センサ制
御回路355 はデータエンド信号Dendが有効になった
ことを検出してデータイネーブル信号Eを無効にする。
これにより、1ライン分のセンサデータSDの有効分
が、イメージメモリ回路501 に書込まれる。
【0031】なお、ラインメモリ352 からデータ
出しを行っている場合も、A/D変換部34を介した受
像素子33からのセンサデータSDを止めることができ
ないので、センサデータSDはラインメモリ352 に継
続的に書込まれていく。ここで本実施形態では、センサ
クロックC1の周期T1とイメージメモリクロックC2
の周期T2の関係を、次の()式の条件を満足するよ
うにしている。 T1×(G1+G2)>T2×(G1+Wt) ・・・() 但し、G1;受像素子33の主走査の有効画素数 G2;受像素子33の主走査の無効画素数 Wt;1ライン当りのウエイト数 このようにすると、ラインメモリ352 からセンサデー
タSDを読出す前に、そのデータが上書されること事
がない。即ち、先にラインメモリ352 の0番地からイ
メージメモリクロックC2に同期して読出しが始まった
後に、センサクロックC1に同期してラインメモリ35
2 の0番地からの書込が始まるので、書込アドレス
が読出しアドレスに追付くことは有り得ない。即ち、セ
ンサデータSDが、読出される前に上書されない。
【0032】ライトYアドレスカウンタ504 を1つ増
加させて、以上のような動作を繰り返すことで、帳票2
のイメージ全体のイメージデータIm が、イメージメモ
リ50に格納される。前処理部37は、帳票2のイメー
ジデータIm の格納されたイメージメモリ50から、1
文字分の文字パターンを切出す。即ち、前処理部37
は、リードXアドレスカウンタ505 とリードYアドレ
スカウンタ506 に、XアドレスAxとYアドレスAy
をそれぞれセットし、所望の領域のイメージデータIm
を読出し制御回路5010を介して読出し、その読出した
イメージデータIm から、1文字分の文字パターンデー
タを切出す。なお、イメージメモリ回路501 に対する
書込と読出し動作は独立であるため、セレクタ508
切替え信号W/Rに基づき、ライトアドレスとリード
アドレスを切替えてイメージメモリ回路501 に与え
る。前処理部37は切出した文字パターンデータを文字
認識部38に送り、文字認識部38が文字認識を行う。
文字認識結果は、主制御部39を介して上位装置1に通
信される。
【0033】以上のように、実施形態によれば、イメ
ージメモリ50とA/D変換部34の間にセンサ制御部
35を設け、そのセンサ制御部35には、1ライン分の
センサデータSDを格納するラインメモリ352 を備え
ている。そして、同センサクロックC1に同期してライ
ンメモリ352 にセンサデータSDを格納し、イメージ
メモリクロックC2に同期して、ラインメモリ352
らセンサデータSDを読出してイメージメモリ回路50
1 に格納するようにしている。そのため、イメージメモ
リ50の動作を、受像素子33の性能に依存したセンサ
クロックC1から独立させることができ、イメージメモ
リ50の動作を高速化できる。また、使用する受像素子
33を変更する場合にも、センサ制御部35が受像素子
33に依存する部分を吸収しているので、変更回路はセ
ンサ制御部35だけですみ、イメージメモリ50の汎用
化が可能である。
【0034】一方、イメージメモリクロックC2を停止
させるために、メモリ制御回路509 とゲート50 7
でウエイト手段を形成し、イメージメモリ回路501
リフレッシュサイクルに入った時に、イメージデータを
イメージメモリ50に書込む動作をウエイトさせるよう
にしたので、イメージメモリ回路501 にDRAMを使
用した場合でも、一般的なリフレッシュ方式のCBRを
採用できる。さらに、センサクロックC1の周期T1と
イメージメモリクロックC2の周期T2の関係を(1)
式の条件に設定しているので、ラインメモリ352 に書
込まれたデータが、読出される前に上書されることが
ないので、ラインメモリ352 は1ライン分だけのセン
サデータSDを格納すればよい。即ち、ラインメモリ3
2 の規模を小さくできる。なお、本発明は、上記参考
例や実施形態に限定されず種々の変形が可能である。
えば、上記参考例や実施形態ではOCRについて説明し
ているが、本発明は、受像素子33を利用してイメージ
データメモリに取込む必要のあるOA機器のファイリン
グ装置或いはイメージスキャナ等にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、発明によ
れば、ラインメモリは、センサクロックに同期してデジ
タルセンサデータを順に書込み、イメージメモリクロッ
クに同期してその書込まれたセンサデータを順に読出す
構成としているので、イメージメモリ回路はセンサクロ
ックに依存しなくなり、イメージメモリにおける動作を
高速化できる。その上、センサクロックに依存する部分
が、すべてセンサアドレス手段、制御回路及びラインメ
モリの部分に吸収されるので、イメージメモリ回路を
用化できる。さらに、ウエイト手段を設けているので、
イメージメモリ回路にDRAMを用いた場合に、一般的
なリフレッシュ方法のCBRを採用できるようになる。
しかも、センサクロックの周期T1とイメージメモリク
ロックの周期T2の関係を、T1×(G1+G2)>T
2×(G1+Wt)にしているので、ラインメモリが1
ライン分だけで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すセンサ制御部とイメー
ジメモリの構成ブロック図である。
【図2】従来のOCRの基本構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2中のイメージメモリの内部を示す構成ブロ
ック図である。
【図4】図2によるセンサデータの転送タイミングを説
明するタイムチャートである。
【図5】本発明の参考例を示すOCRの構成ブロック図
である。
【図6】図5中のセンサ制御部とイメージメモリの構成
ブロック図である。
【図7】図5のセンサ制御部からイメージメモリへのデ
ータ転送を説明するタイムチャートである。
【図8】本発明の実施形態を示すOCRの構成ブロック
図である。
【符号の説明】
1 上位装置 2 帳票 31 光源 32 レンズ 33 受像素子 34 A/D変換部 35 センサ制御部 36,50 イメージメモリ 352 ラインメモリ 354 センサアドレス手段 355 センサ制御回路 361 ,501 イメージメモリ回路 368 ,509 メモリ制御回路50 7 ゲート C1 センサクロック C2 イメージメモリクロック Sw ウエイト信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−152365(JP,A) 特開 平4−170857(JP,A) 特開 平6−83695(JP,A) 特開 平7−79389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/60 G06K 9/20 H04N 1/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票の光学的イメージを光電変換して画
    素毎のアナログセンサデータを生成し、該アナログセン
    サデータを周期T1のセンサクロックに同期して順次出
    力することで主走査されたアナログセンサデータを出力
    する受像素子と、 記各アナログセンサデータをデジタルセンサデータに
    変換して転送するアナログ/デジタル変換部と 記受像素子における主走査分のアドレスを前記センサ
    クロックに基づき生成するセンサアドレス手段と、前記 主走査分のアドレスに基づき前記転送のタイミング
    を制御する制御回路と、前記センサクロックに同期して1ライン分の前記デジタ
    ルセンサデータを順に格納し、該デジタルセンサデータ
    の前記受像素子の前記主走査における最終有効画素が格
    納された後、下記の関係式を有する周期T2のイメージ
    メモリクロックに同期して、該格納された1ライン分の
    デジタルセンサデータを順に読出すラインメモリと、 前記イメージメモリクロックに同期して、前記ラインメ
    モリから読出された前記帳票全面の画素の前記デジタル
    センサデータをイメージデータとして格納するイメージ
    メモリ回路と、 前記ラインメモリからのデジタルセンサデータの読出し
    と、前記イメージメモリ回路における該デジタルセンサ
    データの書込みとをウエイトさせるために、前記イメー
    ジメモリクロックを一時的に止めるウエイト手段と、 を備えたことを特徴とするイメージデータの書込み制御
    機構。 T1×(G1+G2)>T2×(G1+Wt) 但し、 G1;主走査における有効画素数 G2;主走査における無効画素数 Wt;ラインメモリにおける1ライン当りのウエイト数
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