JPH08195881A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH08195881A
JPH08195881A JP7022330A JP2233095A JPH08195881A JP H08195881 A JPH08195881 A JP H08195881A JP 7022330 A JP7022330 A JP 7022330A JP 2233095 A JP2233095 A JP 2233095A JP H08195881 A JPH08195881 A JP H08195881A
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JP
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image signal
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JP7022330A
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English (en)
Inventor
Takashi Ogamichi
隆司 小河路
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 A/D変換手段の使用個数を減らすことがで
き、コストダウンを図ることができる画像読取り装置を
提供する。 【構成】 画像を読み取り、アナログ画信号を出力する
イメージセンサ12と、アナログ信号を所定ビット数の
ディジタル情報に変換するA/D変換器15と、前記イ
メージセンサ12から出力されるアナログ画信号を含む
複数種のアナログ信号から1種類を選択して前記A/D
変換器15に入力するマルチプレクサ14と、ライン同
期信号(LNSYCB)等の画像の読取りライン情報に
基づき前記マルチプレクサ14を制御するシステム制御
部1とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置やデ
ィジタル複写機あるいはイメージスキャナ等に用いられ
る画像読取り装置に係り、特にそのA/D(アナログ/
ディジタル)変換処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取り装置においては、例え
ば、特開昭63−26079号公報、特開平1−221
062号公報、特開平3−23772号公報等に示され
ているように、画像処理用のA/D変換手段には常に読
取り画信号のみが入力されており、画像処理専用として
用いられている。また、読取り画像の各ラインにおける
画信号の前後に生じる無効画信号期間や、原稿ページ間
等の無効ラインにおいても、A/D変換手段が画信号の
量子化動作を行っている。
【0003】一方、1つのA/D変換手段により複数の
アナログ情報をディジタル情報に変換する従来技術とし
て、例えば、特開平4−122649号公報に示された
「記録装置」がある。この従来例は、複数の入力情報を
時分割で順次切り換えて選択し、切り換えられたアナロ
グ情報をディジタル情報に変換することにより、複数の
情報を簡単な検出系で容易に検出できるようにしたもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
画像読取り装置においては、画像処理用のA/D変換手
段には常に読取り画信号のみが入力されていたため、画
信号以外のアナログ情報を量子化するためにはA/D変
換手段を別に設ける必要があり、コストアップを招いて
いた。また、無効画信号期間や無効ライン等においても
A/D変換手段が画信号の量子化動作を行っているた
め、動作効率を低下させるという問題点があった。
【0005】一方、上記特開平4−122649号公報
に開示されている従来技術は、1つのA/D変換手段で
同一属性の複数の信号を時分割で一律に量子化するもの
であり、異なる属性の信号に対しては、入力信号数に係
らず、異なる属性毎のA/D変換器が必要になるという
問題点がある。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、A/D変換手段の使用
個数を減らすことができ、コストダウンを図ることがで
きる画像読取り装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】また、無効画信号期間等においてA/D変
換手段を効率良く使用することができる画像読取り装置
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像を読み取り、アナログ画信号を出力する画像読
取り手段と、アナログ信号を所定ビット数のディジタル
情報に変換するA/D変換手段と、前記画像読取り手段
から出力されるアナログ画信号を含む複数種のアナログ
信号から1種類を選択して前記A/D変換手段に入力す
る選択手段と、画像の読取りライン情報に基づき前記選
択手段を制御する制御手段とを備えたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記制御手段
が、前記選択手段を制御して、各画像読取りラインの有
効画信号期間に画像読取り手段からのアナログ画信号を
選択し、無効画信号期間では前記アナログ画信号以外の
アナログ信号を選択して、それぞれ前記A/D変換手段
に入力するようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記制御手段
が、前記選択手段を制御して、各画像読取りラインのう
ち、有効ラインで画像読取り手段からのアナログ画信号
を選択し、無効ラインでは前記アナログ画信号以外のア
ナログ信号を選択して、それぞれ前記A/D変換手段に
入力するようにしたものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記制御手段
が、前記選択手段を制御して、A/D変換対象の各アナ
ログ信号を画像読取りの1ライン毎に周期的に選択し、
それぞれ前記A/D変換手段に入力するようにしたもの
である。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記アナログ画
信号以外のアナログ信号の選択期間を各信号毎に任意に
設定可能としたものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記制御手段
が、画信号のA/D変換時のリファレンスレベルを基準
白波形特性に包絡させることにより画信号のシェーディ
ング歪みを補正し、画信号以外のアナログ信号のA/D
変換時には、該リファレンスレベルを一定とするように
したものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、画信号以外のア
ナログ信号の前記リファレンスレベルを信号毎に任意に
設定可能としたものである。
【0015】請求項8に記載の発明は、前記選択手段に
より選択されたアナログ信号を、設定された増幅度で増
幅してA/D変換手段に入力する増幅手段と、アナログ
画信号に対しては画素毎に前記増幅手段の増幅度を変更
してシェーディング歪みを補正し、画信号以外のアナロ
グ信号に対しては信号毎に前記増幅手段の増幅度を一定
とする増幅度設定手段とを備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1記載の構成によれば、ライン同期信号
等の画像の読取りライン情報に基づき、読取り画信号を
含む複数種のA/D変換対象信号の中から1種類を選択
してA/D変換手段に入力しているので、A/D変換手
段の使用個数を減らすことができる。
【0017】請求項2記載の構成によれば、無効画信号
期間では画信号以外のアナログ信号を量子化しているの
で、A/D変換手段の使用個数を減らせるとともに、A
/D変換手段を効率良く使用することができる。
【0018】請求項3記載の構成によれば、画信号無効
ラインでは画信号以外のアナログ信号を量子化している
ので、A/D変換手段の使用個数を減らせるとともに、
A/D変換手段を効率良く使用することができる。
【0019】請求項4記載の構成によれば、読取り画信
号を含むA/D変換対象信号の選択を画像読取りの1ラ
イン毎に周期的に行っているので、画信号以外の各アナ
ログ信号を無効画信号期間にて毎ライン量子化すること
ができ、A/D変換手段をさらに効率良く利用すること
ができる。
【0020】請求項5記載の構成によれば、画信号以外
のアナログ信号入力の選択期間は信号毎に任意に設定可
能であるため、選択手段の特性に合わせた選択期間の設
定を行うことができる。
【0021】請求項6記載の構成によれば、A/D変換
時のリファレンスレベルを基準白波形特性に包絡させる
ことにより画信号のシェーディング歪みを補正するが、
画信号以外のアナログ信号量子化時には該リファレンス
レベルを一定としているので、画信号以外のアナログ信
号に対して精度良く安定した量子化を行うことができ
る。
【0022】請求項7記載の構成によれば、画信号以外
のアナログ信号量子化時のリファレンスレベルを信号毎
に任意に設定可能としているため、処理するアナログ信
号に応じて最適な量子化を行うことができる。
【0023】請求項8記載の構成によれば、アナログ信
号毎に増幅手段の増幅度を可変とし、アナログ画信号の
ときは画素毎に変更し、画信号以外のアナログ信号のと
きは信号毎に一定としているので、入力信号に応じてA
/D変換手段への入力レベルを最適に設定することがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0025】図1に本発明が適用される一実施例として
ファクシミリ装置の基本構成をブロック図で示す。図1
において、1は装置各部の制御処理、及びファクシミリ
伝送制御手順の処理を行うシステム制御部であり、CP
U(中央処理装置)等によって実現されている。2はシ
ステム制御部1が実行する制御処理プログラム及び当該
制御処理プログラムを実行するときに必要な各種データ
などを記憶するとともに、システム制御部1のワークエ
リアを構成するシステムメモリ、3はG3ファクシミリ
装置に固有な各種の情報を記憶するためのパラメータメ
モリ、4は所定の解像度で原稿を走査して画像を読み取
り、この読取り画像に所定の各種画像処理を施すスキャ
ナ、5は前記画像処理が施された画像データまたは他の
ファクシミリ装置から受信した画像データを所定の解像
度で記録するプロッタ、6は本装置を操作するための操
作パネルで、各種操作キーや各種表示器から成る。
【0026】7は読み取った画像データを符号化圧縮し
たり、符号化圧縮されている画像データを元の画像デー
タに復号化する符号化復号化部、8は符号化圧縮された
状態の画像データを記憶するための画像蓄積装置、9は
G3ファクシミリ装置のモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやり取りするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および主に画像データをや
り取りするための高速モデム機能(V.29モデム、
V.27terモデム)を備えたモデム、10は本ファ
クシミリ装置を公衆回線に接続するためのもので、自動
発着信機能を備えた網制御装置(NCU;Network Cont
roll Unit)である。
【0027】これらのシステム制御部1、システムメモ
リ2、パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、
操作パネル6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、モ
デム9、及び網制御装置10はシステムバス11に接続
されており、これらの各要素間でのデータのやり取りは
主として当該システムバス11を介して行われるが、モ
デム9と網制御装置10との間のデータのやり取りは直
接行われている。
【0028】図2は本発明による画像読取り装置の一実
施例を示すブロック図であり、前記図1と同一符号は同
一又は相当部分を示している。図2において、12は原
稿からの反射光情報を電気信号に変換することにより、
画像を読み取ってアナログ画信号を出力するイメージセ
ンサ(画像読取り手段)、131〜13Nはサーミスタ
やフォトトランジスタ等からなる装置各部の状態監視用
センサで、例えば、原稿セットの有無や原稿のサイズ等
を検知するセンサがある。14はイメージセンサ12及
び各状態監視用センサ131〜13Nからの複数のアナ
ログ信号のうち1種類をシステム制御部1からの制御信
号に基づいて選択するマルチプレクサ(選択手段)、1
5はマルチプレクサ14から出力されたアナログ信号を
所定のビット数に量子化してディジタル情報に変換する
A/D変換器、16はA/D変換器15からのディジタ
ル画情報に各種画像処理を施すディジタル画像処理部で
ある。ここで、前記マルチプレクサ14、A/D変換器
15、及びディジタル画像処理部16は、システム制御
部1により前述した制御処理プログラム及び各種データ
に基づき、ライン同期信号(LNSYCB)に同期して
制御され、システム制御部1により本願の制御手段が実
現されている。
【0029】以上の構成において、イメージセンサ12
からの読取りアナログ画信号および機器各部の状態監視
センサ131〜13Nからのアナログセンサ信号はマル
チプレクサ14に入力される。システム制御部1は、ラ
イン同期信号(LNSYCB)等に基づき画信号のライ
ン内有効/無効期間、有効ライン/無効ライン等を判断
してマルチプレクサ14に制御信号を出力する。
【0030】例えば、システム制御部1は、1ライン内
の有効画信号期間または有効ラインであると判断する
と、イメージセンサ12からのアナログ画信号を選択す
るようマルチプレクサ14を制御する。マルチプレクサ
14からの出力信号は、A/D変換器15で量子化され
た後、ディジタル画像処理部16で所定の画像処理が施
される。
【0031】逆に、システム制御部1は、1ライン内の
無効画信号期間または無効ラインであると判断すると、
状態監視用センサ131〜13Nからの入力アナログセ
ンサ信号を所定の順序で選択するようマルチプレクサ1
4を制御する。マルチプレクサ14からの出力信号は同
様にA/D変換器15で順次量子化された後、システム
制御部1に取り込まれ、その結果に基づいて各種制御が
行われる。このように、読取り画信号を含む複数のA/
D変換対象アナログ信号の中から1種類を選択してA/
D変換器15に入力しているので、A/D変換器の使用
個数を減らすことができ、コストダウンを図ることがで
きる。
【0032】図3、図4にシステム制御部1によるマル
チプレクサ14の制御例を示す。図3は、無効画信号期
間/有効画信号期間によりマルチプレクサ14を制御す
る例であり(請求項2対応)、有効画信号期間ではアナ
ログ画信号が、無効画信号期間ではアナログセンサ信号
が選択される。従って、1つのA/D変換器15を効率
良く使用することができる。
【0033】図4は、画信号有効ライン/無効ラインに
よりマルチプレクサ14を制御する例であり(請求項3
対応)、有効ラインではアナログ画信号が、無効ライン
ではアナログセンサ信号がそれぞれライン単位に選択さ
れている。ファクシミリ装置においては、全稼働時間に
対して原稿を読み取る時間の割合がかなり小さく、A/
D変換器を含む画像処理回路の遊休時間はかなり長いも
のとなる。この遊休時間を他の信号のA/D変換用に使
用することにより、A/D変換器の動作効率を高めるこ
とができる。また、送信動作中には、原稿読取り中であ
っても通信速度からの律速により読み取りを停止する場
合があり、その間、読み取ったデータはシステム側には
取り込まれず、読み捨てられる。すなわち、無効ライン
となる。そのような無効ラインをアナログセンサ信号の
量子化に割り当てることにより、更に使用効率を高める
ことできる。
【0034】図5に本願の請求項4に対応する制御例を
示す。図5においては、説明の便宜上、画信号以外のア
ナログセンサ信号は3系統とし、各々に該当するマルチ
プレクサ内切り換えスイッチをSW1〜SW4に割り付
けている。
【0035】ライン同期信号(LNSYCB)が入力さ
れると、システム制御部1はマルチプレクサ14内の読
取り画信号選択スイッチSW1をオンにし、A/D変換
器15にはアナログ画信号が入力される。有効画信号期
間が終了すると当該SW1をオフにし、所定時間t1
後、#1センサ信号選択スイッチSW2をオンにする。
この後t2期間、A/D変換器15には#1センサ13
1からのアナログセンサ信号が入力される。同様に、#
2センサ信号選択スイッチSW3,#3センサ信号選択
SW4が順次開閉して、#2センサ、#3センサからの
アナログセンサ信号がA/D変換器15に入力される。
マルチプレクス後のアナログ信号はA/D変換器15で
順次量子化され、読取り画情報はディジタル画像処理部
16へ、アナログセンサ情報はシステム制御部1へ取り
込まれる。
【0036】このように、読取り画信号を含むA/D変
換対象信号の選択を原稿読取りの1ライン毎に周期的に
行っているので、画信号以外の各アナログ信号を無効画
信号期間にて毎ライン量子化することができ、1つのA
/D変換器15を効率良く利用することができる。ま
た、これら一連の動作は、マルチプレクサ(SW1〜S
W4)14の切り換え制御信号をハードウエアで生成す
ることにより、ソフトウエアの負荷を増大することなく
実現可能である。
【0037】また、画信号以外のアナログ信号入力選択
期間(t2〜t4)は、任意または所定ステップの期間
をハードウエアで設定可能とすることにより、種々のア
ナログスイッチに対応することができる。すなわち、切
り換え速度の遅いスイッチを使用する場合にはt2〜t
4を長くとらないと量子化データが安定しないが、これ
らを信号毎に任意に設定可能とすることで、スイッチ特
性に合わせた選択期間の設定を行うことができる(請求
項5対応)。
【0038】また、アナログセンサ信号の入力チャネル
毎に選択/非選択を設定可能とすることにより、センサ
数の異なる複数のシステムに対応でき、汎用性を高める
ことができる。すなわち、アナログセンサ信号は無効画
信号期間で切り換えるため、無効画信号期間長、スイッ
チ選択期間により処理数に制約が発生するが、画信号以
外のアナログ信号入力は入力チャネル毎に任意に選択/
非選択を設定できるので、装置毎の処理数の制約に対応
可能となり、装置の汎用性を高めることができ、コスト
ダウンが期待できる。
【0039】さらに、各アナログ信号の切り換えを略同
時に行うとスイッチの動作特性により両入力が一時的に
導通してしまうという不具合が生じる可能性があるが、
本実施例では、各アナログ信号の切換時に所定量の間隔
t1を設定することにより、アナログ入力信号の相互導
通を防止することができ、機器の信頼性を高めることが
できる。
【0040】図6に本願の請求項6に対応する制御例を
示す。本実施例では、画像読取り時、A/D変換器15
のリファレンスレベルに基準白波形を再生することによ
り、光学系に起因するシェーディング歪みを補正してい
る。すなわち、元来、出力レベルの低い画素に対しては
リファレンスレベルを低く設定することにより、量子化
後のディジタルデータは正規化され、歪みが補正された
ものとなる。一方、アナログセンサ信号にはこのような
歪みは重畳していないため、システム制御部1が画信号
以外のアナログ信号量子化時にリファレンスレベルを所
定の一定レベルとすることにより、精度の高い安定した
量子化が行われる。
【0041】図7に本願の請求項7に対応する制御例を
示す。本実施例では、システム制御部1が、アナログセ
ンサ信号量子化時のリファレンスレベルを各チャネル毎
に任意の一定レベルに設定可能としている。これによ
り、センサ毎の入力信号レベルが異なる場合でもダイナ
ミックレンジを最適に設定することができ、処理するア
ナログ信号に応じて最適な量子化を行うことができる。
【0042】図8は、本願による画像読取り装置を画像
処理ASIC(Application Specified Integrated Cir
cuit:特定用途向IC)を用いて実現した構成例を示す
ブロック図であり、前記図1,図2と同一符号は同一又
は相当部分を示している。
【0043】図8において、17はマルチプレクサ14
からのアナログ信号を設定された増幅度で増幅する演算
増幅器(AMP;オペアンプ)、18は前記演算増幅器
17の増幅度(ゲイン)を任意に設定するゲイン設定
部、19はA/D変換器15の量子化リファレンス信号
を発生するD/A変換器、20はセンサ情報をアナログ
信号レベルに変換するためのリファレンス信号を前記D
/A変換器19から各センサに供給するための出力バッ
ファ(Buf)、21はA/D変換器15からの量子化
信号の内、アナログセンサ信号を所定のタイミングで保
持するステータスレジスタであり、センサ信号入力チャ
ネル数に対応する数のレジスタを有する。22はシステ
ムバス11を介して接続されたシステム制御部1とのデ
ータ授受を行うホストインタフェース(I/F)、23
はASIC内外の各種タイミングを生成するタイミング
コントローラ、24はマルチプレクサ14〜タイミング
コントローラ23を内蔵したASICである。なお、2
4はディジタル画像処理部16で参照する各種データが
格納されるラインバッファである。
【0044】これらの構成要素(マルチプレクサ14〜
タイミングコントローラ23)をASIC24に内蔵
し、一体化することにより、プリント基板上の占有面積
を減少することができ、機器の小型化、信頼性の向上を
図ることができる。
【0045】また、画信号以外のセンサ信号のアナログ
信号レベル変換用リファレンス信号をASIC24から
供給しているため、実際のセンサ信号とA/D変換デー
タとの相関精度を高めることができる。
【0046】また、A/D変換器15のリファレンスレ
ベルをD/A変換器19から供給しているので、アナロ
グ入力信号に応じてリファレンスレベルを緻密に制御す
ることができる。
【0047】図9、図10に請求項8に対応する制御例
を示す。図9において、アナログ画信号に対してはオペ
アンプ17により基準白波形の逆特性を持つゲインが掛
けられ、入力画信号の最大値に各画素のレベルが正規化
される。これにより前記シェーディング補正が行われて
いる。
【0048】一方、アナログセンサ信号に対しては、ゲ
インは一定(例えば1倍)に設定され、各アナログ信号
間の大小関係が保たれる。これがA/D変換器15に入
力されて、図示するように一定レベルのリファレンス信
号で量子化される。
【0049】図10においては、アナログセンサ入力
(#1センサ〜#3センサ)信号に対するゲインを信号
毎に変更させて、A/D変換器入力レベルを略同一とし
ている。これにより、入力レベルの異なるアナログセン
サ信号に対してもダイナミックレンジを向上することが
でき、安定した量子化を行うことができる。
【0050】以上のように、入力アナログ信号毎にゲイ
ン設定部18によりオペアンプ17のゲインを可変と
し、アナログ画信号のときは画素毎に変更し、画信号以
外のアナログセンサ信号のときは信号毎に一定としてい
るので、入力アナログ信号に応じてA/D変換器15へ
の入力レベルを最適に設定することができる。
【0051】また、本実施例では、アナログセンサ信号
入力の量子化データを画像処理ASIC24内のステー
タスレジスタ21に逐次保持することにより、システム
制御部1より非同期でアクセスすることができ、安定し
てシステム側に取り込むことができるとともに、ソフト
ウエアの負荷低減を図ることができる。
【0052】図11に本実施例のフローチャートを示
す。本画像読取り装置が起動すると、先ず各部の初期化
が行われる(処理101)。次に、センサのチャネル数
(ここでは、イメージセンサ12と#1センサ131〜
#3センサ133の4チャネル)やマルチプレクサ14
のon/off切り換え周期等の各種設定が行われる
(処理102)。そして、ライン同期信号等に基づき有
効画信号の期間か否かが判定される(判断103)。
【0053】有効画信号期間であれば、アナログ画信号
がマルチプレクサ14で選択され、基準白波形逆特性の
ゲインが設定されたオペアンプ17で増幅された後、A
/D変換器15で量子化され、この画信号量子化データ
をディジタル画像処理部16へ入力する(処理10
4)。入力された画信号量子化データは所定のディジタ
ル画像処理が施される(処理105)。次に、画像読取
りが終了したか否かが判定され(判断109)、終了で
なければ、前記判断103に戻って、有効画信号期間か
否か判定され、有効画信号期間の間、前記処理104,
処理105が繰り返し行われる。
【0054】ここで、1ラインの有効画信号期間が終了
し、無効画信号期間になると、判断103から処理10
6に進む。この処理106では、#1センサ131から
のアナログセンサ信号がマルチプレクサ14で選択さ
れ、当該センサ信号に応じてゲインが設定されたオペア
ンプ17で増幅された後、A/D変換器15で量子化さ
れ、この量子化データをステータスレジスタ21の#1
レジスタに格納する。以降、同様に#2センサ132,
#3センサ133からのアナログセンサ信号が順次選択
されて量子化され、それぞれ対応する#2レジスタ,#
3レジスタに格納される(処理107、処理108)。
これらのレジスタに格納されたセンサ量子化データは、
ホストI/F22、システムバス11を介してシステム
制御部1に読み込まれ、これらのデータに基づき各種制
御が行われる。
【0055】前記処理108が終了すると、判断109
で画像読取りが終了か否かが判定され、終了でなけれ
ば、判断103に戻って、有効画信号期間か否かが判定
される。これにより、有効画信号期間ではアナログ画信
号の量子化が、無効画信号期間ではアナログセンサ信号
の量子化が各ライン毎に繰り返し行われる。
【0056】図12に他の制御例を示す。本実施例にお
いては、読取り画信号以外のアナログセンサ信号の切り
換えは、ライン単位に行うようにしている。また、切り
換え順序に優先順位を設定可能とし、図12では#1セ
ンサのアナログセンサ信号の優先順位を高くしている。
さらに、アナログセンサ信号の量子化用リファレンスレ
ベルは、アナログセンサ信号の切り換えに連動してライ
ン単位に設定可能としている。
【0057】このように、アナログセンサ信号の入力チ
ャネルを原稿読取りのライン単位に切り換えているた
め、チャネル数に起因する各種制約(無効画信号期間や
入力信号選択期間による処理可能チャネル数の制約)を
低減することができる。また、切り換え順序に優先付け
を可能とすることにより、モニタ頻度の高い信号を優先
的に検出することができる。さらに、アナログセンサ信
号の量子化用リファレンスレベルを信号切り変えに連動
してライン単位に設定できるため、各信号入力毎に最適
量子化を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像読取
り手段から出力されるアナログ画信号を含む複数種のア
ナログ信号から1種類を選択してA/D変換手段に入力
する選択手段と、画像の読取りライン情報に基づき前記
選択手段を制御する制御手段とを備え、ライン同期信号
等の画像の読取りライン情報に基づき、読取り画信号を
含む複数種のA/D変換対象信号の中から1種類を選択
してA/D変換手段に入力しているので、A/D変換手
段の使用個数を減らすことができ、コストダウンを図る
ことができる効果がある。
【0059】請求項2記載の発明によれば、前記制御手
段が、前記選択手段を制御して、各画像読取りラインの
有効画信号期間に画像読取り手段からのアナログ画信号
を選択し、無効画信号期間では前記アナログ画信号以外
のアナログ信号を選択して、それぞれ前記A/D変換手
段に入力するようにして、無効画信号期間では画信号以
外のアナログ信号を量子化しているので、A/D変換手
段の使用個数を減らせるとともに、A/D変換手段を効
率良く使用することができる効果がある。
【0060】請求項3記載の発明によれば、前記制御手
段が、前記選択手段を制御して、各画像読取りラインの
うち、有効ラインで画像読取り手段からのアナログ画信
号を選択し、無効ラインでは前記アナログ画信号以外の
アナログ信号を選択して、それぞれ前記A/D変換手段
に入力するようにして、画信号無効ラインでは画信号以
外のアナログ信号を量子化しているので、A/D変換手
段の使用個数を減らせるとともに、A/D変換手段を効
率良く使用することができる効果がある。
【0061】請求項4記載の発明によれば、前記制御手
段が、前記選択手段を制御して、A/D変換対象の各ア
ナログ信号を画像読取りの1ライン毎に周期的に選択
し、それぞれ前記A/D変換手段に入力するようにし
て、読取り画信号を含むA/D変換対象信号の選択を画
像読取りの1ライン毎に周期的に行っているので、画信
号以外の各アナログ信号を無効画信号期間にて毎ライン
量子化することができ、A/D変換手段をさらに効率良
く利用することができる効果がある。
【0062】請求項5記載の発明によれば、前記アナロ
グ画信号以外のアナログ信号の選択期間を各信号毎に任
意に設定可能としたので、選択手段の特性に合わせた選
択期間の設定を行うことができる効果がある。
【0063】請求項6記載の発明によれば、A/D変換
時のリファレンスレベルを基準白波形特性に包絡させる
ことにより画信号のシェーディング歪みを補正する一
方、画信号以外のアナログ信号量子化時には該リファレ
ンスレベルを一定としているので、画信号以外のアナロ
グ信号に対して精度良く安定した量子化を行うことがで
きる効果がある。
【0064】請求項7記載の発明によれば、画信号以外
のアナログ信号の前記リファレンスレベルを信号毎に任
意に設定可能としたので、処理するアナログ信号に応じ
て最適な量子化を行うことができる効果がある。
【0065】請求項8記載の発明によれば、前記選択手
段により選択されたアナログ信号を、設定された増幅度
で増幅してA/D変換手段に入力する増幅手段と、アナ
ログ画信号に対しては画素毎に前記増幅手段の増幅度を
変更してシェーディング歪みを補正し、画信号以外のア
ナログ信号に対しては信号毎に前記増幅手段の増幅度を
一定とする増幅度設定手段とを備え、アナログ信号毎に
増幅手段の増幅度を可変とし、アナログ画信号のときは
画素毎に変更し、画信号以外のアナログ信号のときは信
号毎に一定としているので、入力信号に応じてA/D変
換手段への入力レベルを最適に設定することができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される一実施例としてファクシミ
リ装置の基本構成を示すブロック図。
【図2】本発明による画像読取り装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図3】上記図2のマルチプレクサの制御例を示す図。
【図4】上記図2のマルチプレクサの他の制御例を示す
図。
【図5】画信号以外のセンサが3種類の場合の制御例を
示す図。
【図6】画信号以外のセンサが3種類の場合の他の制御
例を示す図。
【図7】画信号以外のセンサが3種類の場合のさらに他
の制御例を示す図。
【図8】本発明による画像読取り装置を画像処理ASI
Cを用いて実現した構成例を示すブロック図。
【図9】上記図8の制御例を示す図。
【図10】上記図8の他の制御例を示す図。
【図11】上記図8の実施例の処理フローチャート。
【図12】画信号以外のセンサ信号に優先順位をつけた
場合の制御例を示す図。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ 4 スキャナ 5 プロッタ 6 操作パネル 7 符号化復号化部 8 画像蓄積装置 9 モデム 10 網制御装置 11 システムバス 12 イメージセンサ 131〜13N #1センサ〜#Nセンサ 14 マルチプレクサ 15 A/D変換器 16 ディジタル画像処理部 17 演算増幅器(オペアンプ) 18 ゲイン設定部 19 D/A変換器 20 出力バッファ 21 ステータスレジスタ 22 ホストインタフェース(I/F) 24 ASIC 25 ラインバッファ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取り、アナログ画信号を出力
    する画像読取り手段と、 アナログ信号を所定ビット数のディジタル情報に変換す
    るアナログ/ディジタル変換手段と、 前記画像読取り手段から出力されるアナログ画信号を含
    む複数種のアナログ信号から1種類を選択して前記アナ
    ログ/ディジタル変換手段に入力する選択手段と、 画像の読取りライン情報に基づき前記選択手段を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする画像読取り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記選択手段を制御し
    て、各画像読取りラインの有効画信号期間に画像読取り
    手段からのアナログ画信号を選択し、無効画信号期間で
    は前記アナログ画信号以外のアナログ信号を選択して、
    それぞれ前記アナログ/ディジタル変換手段に入力する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記選択手段を制御し
    て、各画像読取りラインのうち、有効ラインで画像読取
    り手段からのアナログ画信号を選択し、無効ラインでは
    前記アナログ画信号以外のアナログ信号を選択して、そ
    れぞれ前記アナログ/ディジタル変換手段に入力するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記選択手段を制御し
    て、アナログ/ディジタル変換対象の各アナログ信号を
    画像読取りの1ライン毎に周期的に選択し、それぞれ前
    記アナログ/ディジタル変換手段に入力することを特徴
    とする請求項2記載の画像読取り装置。
  5. 【請求項5】 前記アナログ画信号以外のアナログ信号
    の選択期間は各信号毎に任意に設定可能としたことを特
    徴とする請求項4記載の画像読取り装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、画信号のアナログ/デ
    ィジタル変換時のリファレンスレベルを基準白波形特性
    に包絡させることにより画信号のシェーディング歪みを
    補正し、画信号以外のアナログ信号のアナログ/ディジ
    タル変換時には、該リファレンスレベルを一定とするこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読取
    り装置。
  7. 【請求項7】 画信号以外のアナログ信号の前記リファ
    レンスレベルは信号毎に任意に設定可能としたこと特徴
    とする請求項6記載の画像読取り装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段により選択されたアナログ
    信号を、設定された増幅度で増幅してアナログ/ディジ
    タル変換手段に入力する増幅手段と、 アナログ画信号に対しては画素毎に前記増幅手段の増幅
    度を変更してシェーディング歪みを補正し、画信号以外
    のアナログ信号に対しては信号毎に前記増幅手段の増幅
    度を一定とする増幅度設定手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の画像読取り装置。
JP7022330A 1995-01-18 1995-01-18 画像読取り装置 Pending JPH08195881A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030023200A (ko) * 2001-09-12 2003-03-19 삼성중공업 주식회사 채널 스위칭 모듈을 이용한 항해기록기의 다중 영상 캡쳐시스템
JP2006059192A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Canon Inc 撮像装置及びカメラ

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Effective date: 20040525