JPH04150164A - 原稿読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ファクシミリ装置などの拡大出力がなされる
原稿読取装置に関する。

（従来の技術） 従来、インチ系の原稿読取装置、例えば２００ｄｐｉの
読取密度で原稿を読み取り、ミリ系の出力装置、例えば
８　ｄｐｍの書込密度で出力するものでは、読取系と出
力系とで画素密度が異なるため、変倍機能により画像密
度を合せる必要がある。

ファクシミリ装置などの通信装置では、受信側の画素密
度に合せて送信側で変倍して送信する必要があり、簡易
的に縮小モードでは間引きを行い、また拡大モードでは
２度書きを行っていた。

上記の処理は、Ａ３サイズからＢ４．Ａ４サイズ、ある
いはＢ４サイズからＡ４サイズへの縮小モード、またＡ
４サイズからＢ４サイズ、あるいはＢ４．Ａ４サイズか
らＡ３サイズへの拡大モードにおいて同様に行われる。

ところで従来の拡大モードは、２値化後に２度書きをす
る方法と、メモリに１度蓄積した後、画像処理回路に取
り込む時に２度同じデータを取り込む方法とがあるが、
前者の方法では、デイザ法などの処理を行う場合、デイ
ザマトリックスが乱れてしまうため、ハーフトーン画質
が劣化するという現象が発生していた。

第３図は従来のメモリを使用する原稿読取装置の構成を
示すブロック図、第４図は第３図の従来例の拡大処理時
のタイミングチャートであり、１は光電変換素子、２は
入力信号を量子化するためのアナログ／デジタル・コン
バータ（Ａ／Ｄ　−Ｃ）、３はメモリであるラインバッ
ファ、４は画像処理回路、５は走査信号、読取信号など
のタイミング信号を発生する信号発生器であって、前記
光電変換素子ｌから連続して出力される画像信号は、Ａ
／Ｄ　−Ｃ２により量子化され、量子化信号Ｓとしてラ
インバッファ３に蓄積される。このラインバッファ３は
、入力と出力とが非同期で駆動可能なタイプのものであ
り、前記量子化信号Ｓ　を入力中に量子化信号Ｓ２を画
像処理回路４へ出力する。

そして拡大モードにおいて、第４図に示すように、ライ
ンバッファ３への読畠信号を一時停止しくＡ部、Ａ′部
）、また画像処理回路４での取り込みは連続して行うこ
とにより、例えば、量子化信号Ｓ２の＋＋　４　＋＋と
＋＋　１０１＋が画像処理回路４においてｕ　４　＋＋
　　　１１４　／　＋＋と”１０’″　　１１１０／Ｉ
＋として取り込まれ、同一画素が２度読み取られる。こ
の処理により拡大処理が行われることになる。

（発明が解決しようとする課題） 上記の従来技術において、既述したように２値化後に２
度書きする方法ではハーフトーン画質において問題があ
り、また第３図、第４図で説明した方法では、ラインバ
ッファなどのメモリが必要であって、回路構成が複雑に
なるという問題がある。

本発明の目的は、メモリを必要としない簡単な回路構成
でもハーフトーン画質の劣化がない拡大処理が行える原
稿読取装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明の第１の手段は、走
査信号に同期して光電変換した信号を出力する光電変換
素子と、この光電変換素子からの出力信号を処理する画
像処理回路とを備えた原稿読取装置において、前記光電
変換素子の走査信号を一時停止し、前記画像処理回路の
取込信号は停止させないように制御する手段を備え、拡
大出力処理を可能にしたことを特徴とする。

また第２の手段は、光電変換素子と、この光電変換素子
からの出力信号を処理する画像処理回路と、駆動信号に
応じて原稿を搬送する原稿搬送用モータとを備えた原稿
読取装置において、前記原稿搬送用モータの駆動信号を
一時停止し、前記画像処理回路の取込信号は停止させな
いようにする手段を備え、拡大出力処理を可能にしたこ
とを特徴とする。

（イ乍　用） 上記の第１の手段によれば、主走査方向の拡大処理時に
、光電変換素子の走査信号を一時停止させて画像信号を
取り込むため、アナログ信号の状態で画像信号の拡大が
できるので、メモリを必要とせずに良好な拡大画像信号
が得られる。

また第２の手段によれば、副走査方向の拡大処理時に、
原稿搬送用モータの駆動を一時停止させて画像信号を取
り込むため、アナログ信号の状態で画像信号の拡大がで
きるので、メモリを必要とせずに良好な拡大画像信号が
得られる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
り、１０は光電変換素子、１１は入力信号を量子化する
ためのアナログ／デジタル・コンバータ（Ａ／Ｄ−Ｃ）
、１２は画像処理回路、Ｉ３は走査信号、取込クロック
などのタイミング信号を発生する信号発生器である。

上記の実施例において、走査信号を光電変換素子ＩＯに
入力することにより、光電変換素子１０から画像信号が
出力される。画像処理回路１２は、画像信号を取り込み
、シェーディング補正、ＭＴＦ補正、２値化処理などの
画像処理を行い２値出力を出力する。通常の等倍モード
では、走査信号は連続して出力され、さらに画像信号も
連続して出力されて前記画像処理が行われる。

第２図は本実施例の拡大処理時のタイミングチャートで
あり、主走査側における拡大モードでは拡大率に応じて
走査信号を停止させる。例えば、７／６に拡大する場合
には、走査信号は６パルスに１回停止させる（８部　Ｂ
　／部）。従って、画像信号は、走査信号に呼応して出
力されるため、走査信号が６パルスに１回停止すること
で、同様に６パルスに１回停止する。すなわち、画像信
号におけるＬｒ　４　ＩＩとＩＩＩ○′″の部分のよう
に、６信号に１回ごとに同じデータが保持されたままに
なる。

一方、画像処理回路１２は、画像信号を連続して取り込
むことにより、走査信号が停止した時には同じ画像信号
を２回取り込む。すなわち、ＬＬ　４　ＩＩＩＩ　４　
／　ＴＴとｌ１１ｏ＋＋　　　ＩＪｏ／　ｕとして取り
込み、アナログ画像信号の状態で拡大が行われるため、
デイザ処理なども拡大処理が行われた後に行える。この
ためデイザマトリックスが乱れることなく処理されるこ
とになる。

また副走査側の拡大処理も原理的には同じである。副走
査側において、走査信号は原稿搬送用モータ（図示せず
）の駆動信号となり、画像信号は１ライン分の画像信号
となる。

例えば、７／６に拡大する場合には、原稿を６ライン分
搬送するごとに１ライン分停止させる。

この時、画像処理回路１２は、７ライン分連続して画像
信号を取り込むことにより、アナログ画像信号の状態で
拡大処理が行われることになる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の第１の手段によれば、主
走査方向の拡大処理時に走査信号を一時停止し、また第
２の手段によれば、副走査方向の拡大処理時に原稿搬送
用モータの駆動信号を一時停止することで、メモリを必
要とせずに良好な拡大画像信号が得られ、簡単な回路構
成で拡大処理が行える原稿読取装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原稿読取装置の一実施例の構成を示す
ブロック図、第２図は本実施例の拡大処理時のタイミン
グチャート、第３図は従来の原稿読取装置の構成を示す
ブロック図、第４図は第３図の従来装置の拡大処理時の
タイミングチャートである。 １０・・　光電変換素子、　１１　・・・アナログ／デ
ジタル・コンバータ、１２・・・画像処理回路、１３・
・・信号発生器。 特許呂願人　株式会社　リ　コ 第１区 丈畳侶芳 ２優憤う

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）走査信号に同期して光電変換した信号を出力する
   光電変換素子と、この光電変換素子からの出力信号を処
   理する画像処理回路とを備えた原稿読取装置において、
   前記光電変換素子の走査信号を一時停止し、前記画像処
   理回路の取込信号は停止させないように制御する手段を
   備え、拡大出力処理を可能にしたことを特徴とする原稿
   読取装置。
2. （２）光電変換素子と、この光電変換素子からの出力信
   号を処理する画像処理回路と、駆動信号に応じて原稿を
   搬送する原稿搬送用モータとを備えた原稿読取装置にお
   いて、前記原稿搬送用モータの駆動信号を一時停止し、
   前記画像処理回路の取込信号は停止させないようにする
   手段を備え、拡大出力処理を可能にしたことを特徴とす
   る原稿読取装置。