JP4039329B2 - 画像読取装置及び画像読取装置におけるデータ出力方法 - Google Patents

画像読取装置及び画像読取装置におけるデータ出力方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一次元イメージセンサの端部から中間部までの画像データを各両端から順次出力して合成する画像読取装置及び画像読取装置におけるデータ出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像読取装置で読み取った画像データに基づいてプリンタ部で印字を行うデジタル複写機等の画像形成装置では、複写速度を高速化するために、画像読取装置の読み取り速度を高める必要がある。このため、一次元CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いた画像読取装置において、一次元CCDイメージセンサの電荷転送部が中間部から2つに分割され、両端から同時に画像データを出力するものが使用されている。2つの出力部からは、それぞれ一次元CCDイメージセンサの端部を先頭として、中間部に向かう順に画像データが出力されるため、一端から他端まで順次出力される場合と比較して、約半分の時間でデータの転送を行うことができる。
【0003】
例えば、4出力型CCDセンサは、イメージセンサの画素配列方向に沿って端から順に画素番号を振った場合、イメージセンサの一端から主走査前半分の奇数画素の画像データと偶数画素の画像データが昇順に出力され、他端から主走査後半分の奇数画素の画像データと偶数画素の画像データが降順に出力される。主走査前半分の奇数画素の画像データと偶数画素の画像データとが合成されて、主走査前半分の画像データが画素配列方向に沿って連続した前端データが生成され、主走査後半分の奇数画素の画像データと偶数画素の画像データとが合成されて、主走査後半分の画像データが画素配列方向に沿って連続した後端データが生成される。
【0004】
ここで、前端データは昇順に出力され、後端データは降順に出力されるので、これらを合成して連続したデータにするためには、降順に出力されるデータの順序を逆にする必要がある。そこで、LIFO(Last In First Out)を用いて、降順に出力される画像データを昇順になるように補正した後、合成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
図8に、4出力型CCDセンサ28により得られる画像データの合成方法を示す。主走査前半分の奇数画素の画像データOS1と偶数画素の画像データOS2を合成した前端データと、主走査後半分の奇数画素の画像データOS3と偶数画素の画像データOS4を合成した後端データそれぞれに、アナログ信号処理、AD変換が施される。その後、前端データはFIFO(First In First Out)29を用いて出力タイミングを補正され、後端データはLIFO30を用いてデータの順序が昇順になるよう補正され、FIFO29の出力とLIFO30の出力のタイミングを合わせて画像データが合成される。
【0006】
図9に、FIFO29、LIFO30の書き込み及び読み出しのタイミングの例を示す。FIFO29、LIFO30からの読み出しは、FIFO29、LIFO30への書き込みの2倍の速度で行われる。LIFO30では最後に書き込んだものから順に読み出されるため、図9に示すように、1ライン分の画像データをLIFO30へ書き込み終了後、読み出しが開始されることになる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−245101号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図9に示すように、特許文献1に開示された方法では、メモリへの書き込みと読み出しのタイミングに半周期程度のずれが生じるために、メモリの動作時と非動作時の状態の差がノイズとなってアナログ信号に影響を与え、画像が劣化するという問題があった。
【0009】
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、メモリへの書き込みと読み出しのタイミングをずらすことなく、画像データの並べ替えを行うことができる画像読取装置及び画像読取装置におけるデータ出力方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1に記載の発明は、端部から中間部までの画像データを各両端から順次出力する一次元CCDイメージセンサと、前記一次元CCDイメージセンサから出力された2系統の画像データを出力順に交互に並べて合成して出力する合成部と、前記合成された画像データの出力順にメモリに書き込み、前記メモリから前記一次元CCDイメージセンサの画素配列方向に沿って連続した順序に画像データを読み出す順序復元部と、を備えることを特徴とする画像読取装置である。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、一次元CCDイメージセンサの両端から出力された2系統の画像データを出力順に交互に並べて合成した画像データを出力順にメモリに書き込み、一次元CCDイメージセンサの画素配列方向に沿って連続した順序に画像データを読み出すので、メモリへの書き込みと読み出しのタイミングをずらすことなく、画像データの並べ替えを行うことができる。したがって、メモリの動作時と非動作時の状態の差によるノイズを防ぎ、画像の劣化を防止することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記順序復元部は、前記メモリからの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置である。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、メモリからの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うので、使用するメモリの容量を抑え、効率よく画像データの並べ替えを行うことができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、一次元CCDイメージセンサの端部から中間部までの画像データを各両端から順次出力し、その2系統の画像データを出力順に交互に並べた順にメモリに書き込み、前記メモリから前記一次元CCDイメージセンサの画素配列方向に沿って連続した順序に画像データを読み出して出力することを特徴とする画像読取装置におけるデータ出力方法である。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、一次元CCDイメージセンサの両端から出力された2系統の画像データを出力順に交互に並べた順にメモリに書き込み、一次元CCDイメージセンサの画素配列方向に沿って連続した順序に画像データを読み出すので、メモリへの書き込みと読み出しのタイミングをずらすことなく、画像データの並べ替えを行うことができる。したがって、メモリの動作時と非動作時の状態の差によるノイズを防ぎ、画像の劣化を防止することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、前記メモリからの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置におけるデータ出力方法である。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、メモリからの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うので、使用するメモリの容量を抑え、効率よく画像データの並べ替えを行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0019】
図1に、本実施の形態における画像読取装置1の概略構成を示す。画像読取装置1は、4出力型一次元CCDイメージセンサ(以下、CCDセンサという。)2、レンズ3、ランプ4等を備える。画像読み取りの対象となる原稿5にランプ4が照射され、その反射光がレンズ3を介してCCDセンサ2に入射し、電気信号に変換される。主走査方向はCCDセンサ2の電気的な走査によって、副走査方向はCCDセンサ2、レンズ3、ランプ4等を搭載したキャリッジ(図示せず)又は原稿5の移動による機械的な走査によって、原稿全体の読み取りが行われる。
【0020】
図2に、CCDセンサ2を模式的に示す。図2に示すように、CCDセンサ2は、照射された光によって電荷を生ずるフォトダイオード6と、その電荷を転送する電荷転送部7a,7b,7c,7dから構成されている。電荷転送部7a,7b,7c,7dは、フォトダイオード6の両側に設けられ、さらにそれぞれが中間部から2つに分割され、4つに分割されている。図2に示すように、電荷転送部7aを通って、7400画素分のうち主走査前半分の奇数画素(1番目〜3699番目の画素)の画像データOS1が昇順に出力され、電荷転送部7bを通って主走査前半分の偶数画素(2番目〜3700番目の画素)の画像データOS2が昇順に出力される。また、電荷転送部7cを通って主走査後半分の奇数画素(3701番目〜7399番目の画素)の画像データOS3が降順に出力され、電荷転送部7dを通って主走査後半分の偶数画素(3702番目〜7400番目の画素)の画像データOS4が降順に出力される。
【0021】
図3に、画像読取装置1のブロック図を示す。図3に示すように、画像読取装置1は、CCDセンサ2、合成部8,9、アナログ信号処理部10,11、AD変換部12,13、合成部14、順序復元部15、タイミング制御部16、クロック発生部17、CPU(Central Processing Unit)18等を備えて構成される。
【0022】
合成部8は、主走査前半分の奇数画素の画像データOS1と偶数画素の画像データOS2とを出力順に交互に合成して、主走査前半分の画像データが昇順に並んだ前端データを生成してアナログ信号処理部10へ出力する。同様に、合成部9は、主走査後半分の奇数画素の画像データOS3と偶数画素の画像データOS4とを出力順に交互に合成して、主走査後半分の画像データが降順に並んだ後端データを生成してアナログ信号処理部11へ出力する。
【0023】
アナログ信号処理部10,11は、合成部8,9から入力された2系統の画像データ、すなわち、前端データ、後端データそれぞれにノイズ除去や信号増幅等を行い、AD変換部12,13へ出力する。
【0024】
AD変換部12,13は、アナログ信号処理部10,11から入力されたデータそれぞれにアナログ/デジタル変換を行い、合成部14へ出力する。
【0025】
合成部14は、AD変換部12,13により出力された前端データと後端データとを出力順に交互に並べて合成して、順序復元部15へ出力する。
【0026】
順序復元部15は、合成部14から入力された画像データをCCDセンサ2の画素配列方向に沿って連続した順序に復元して出力する。
【0027】
タイミング制御部16は、CCDセンサ2、合成部8,9、アナログ信号処理部10,11、AD変換部12,13、合成部14、順序復元部15に対して動作タイミングを指示する信号を出力する。タイミング制御部16は、順序復元部15へ、インデックス信号(主走査開始信号)IND、副走査有効信号VV、クロック信号CLKを出力する。
【0028】
クロック発生部17は、一定の周波数のパルス信号をタイミング制御部16へ出力する。
【0029】
CPU18は、図示しないROMに記録されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを図示しないRAMのワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行する。具体的には、CPU18は、合成部8,9、アナログ信号処理部10,11、AD変換部12,13、合成部14、順序復元部15、タイミング制御部16に対して回路動作を制御するための信号等を出力する。
【0030】
図4に、順序復元部15のブロック図を示す。順序復元部15は、アドレス発生部19と2ポートメモリ20等を備えて構成される。
【0031】
アドレス発生部19には、タイミング制御部16からインデックス信号IND、副走査有効信号VV、クロック信号CLKが入力され、また、CPU18によってCCDセンサ2の有効画素数PNが設定入力される。そして、アドレス発生部19は、2ポートメモリ20のデータの読み出し及び書き込みを行うアドレスADと、読み出し及び書き込みを許可するイネーブル信号ENを発生させる。
【0032】
2ポートメモリ20は、別々のポートから書き込みと読み出しが可能な1ライン分のラインメモリである。2ポートメモリ20に前端データと後端データが交互に合成された書き込みデータWDが書き込まれ、2ポートメモリ20から順序が復元された読み出しデータRDが読み出される。
【0033】
図4において、書き込みアドレスWADは、書き込みデータWDが書き込まれるアドレス、読み出しアドレスRADは、読み出しデータRDが読み出されるアドレスである。また、書き込みイネーブル信号WENは、書き込み側のイネーブル信号、読み出しイネーブル信号RENは、読み出し側のイネーブル信号である。書き込みイネーブル信号WENが1のとき、書き込みアドレスWADに書き込みデータWDが書き込まれ、読み出しイネーブル信号RENが1のとき、読み出しアドレスRADから読み出しデータRDが読み出される。
【0034】
なお、2ポートメモリ20は、書き込みと読み出しのアドレスが一致すると誤動作することがあるので、D型フリップフロップ21,22により、書き込みアドレスWAD、書き込みイネーブル信号WENは、それぞれ読み出しアドレスRAD、読み出しイネーブル信号RENより1クロック遅れるように設定されている。すなわち、読み出しが終了したアドレスから順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うようになっている。
【0035】
図5に、2ポートメモリ20へのアクセスタイミングを示す。前端データとして0番目の画素データ、1番目の画素データ、2番目の画素データ、・・・、後端データとして(PN−1)番目の画素データ、(PN−2)番目の画素データ、(PN−3)番目の画素データ、・・・が交互に合成されるので、書き込みデータWDは、0番目の画素データ、(PN−1)番目の画素データ、1番目の画素データ、(PN−2)番目の画素データ、2番目の画素データ、(PN−3)番目の画素データ、・・・の順となる。
【0036】
図5(a)に示すように、主走査1ライン目は、書き込みデータWDの並び順に2ポートメモリ20のアドレス順に1画素ずつ書き込み、読み出す際には、2ポートメモリ20のアドレスを0,2,4,・・・,5,3,1と順に読み出すことにより、画像データをCCDセンサ2の画素配列方向に沿って連続した順序に並べ替えることができる。次に、主走査2ライン目は、図5(b)に示すように、1ライン目の読み出しが終了した2ポートメモリ20のアドレスから順に0,2,4,6,8,10,・・・,と、1つおきにデータを書き込み、読み出す際には、2ポートメモリ20のアドレスを0,4,8,・・・,10,6,2と順に読み出すことにより、画像データをCCDセンサ2の画素配列方向に沿って連続した順序に並べ替えることができる。主走査3ライン目は、2ライン目の読み出しが終了した2ポートメモリ20のアドレスから順に0,4,8,・・・,と、3つおきにデータを書き込むことになる。
【0037】
このように、とびとびのアドレスでデータを読み書きすると、途中でアドレスの最大値に到達してしまうので、アドレスを折り返す必要が生じる。図6及び図7を用いて、アドレス発生部19におけるアドレスの生成方法について説明する。
【0038】
図6に、アドレス発生部19の回路図を示す。アドレス発生部19は、MAX生成回路23、主走査開始検出回路24、EN生成回路25、DIST生成回路26、AD生成回路27から構成される。
【0039】
MAX生成回路23は、有効画素数PNから基準値MAXを生成する。ここで、MAX=PN×2−1である。
【0040】
主走査開始検出回路24は、入力されるインデックス信号INDに基づいて主走査開始検出信号SETを出力する。
【0041】
EN生成回路25は、有効画素数PN及び主走査開始検出信号SETに基づいて、データの書き込み及び読み出しを許可するイネーブル信号ENを生成する。
【0042】
DIST生成回路26は、基準値MAX、副走査有効信号VV及び主走査開始検出信号SETに基づいて、アドレス間隔DISTを生成する。
【0043】
AD生成回路27は、有効画素数PN、基準値MAX及びアドレス間隔DISTに基づいて、データの書き込み及び読み出しを行うアドレスADを生成する。
【0044】
図7を参照して、有効画素数PN=10(MAX=19)の場合を例にして、具体的なアドレス生成方法について説明する。
【0045】
図7(a)に、副走査有効信号VV、インデックス信号IND、アドレス間隔DISTを示す。主走査iライン目の書き込みに対応するアドレス間隔をDIST(i)とすると、アドレス間隔DIST(i)は、下記の式で表される。
DIST(1)=1
DIST(i+1)=2×DIST(i)
なお、主走査iライン目の読み出しは、主走査(i+1)ライン目の書き込みに対応するアドレス間隔DIST(i+1)と同じアドレス間隔で行われる。
【0046】
ただし、アドレス間隔DISTが大きくなると、後述する計算が複雑になるため、有効画素数PNに応じて小さくしてもよく、DIST(i+1)≧MAXの場合には、
DIST(i+1)=DIST(i+1)−MAX
とする。すなわち、図7(a)に示すように、アドレス間隔DISTは順に1、2、4、8、16、13、7、14、9、1、・・・となる。
【0047】
図7(b)に、主走査1ライン分に対応するクロック信号CLK、インデックス信号IND、主走査開始検出信号SET及びイネーブル信号ENを示す。インデックス信号INDに基づいて出力される主走査開始検出信号SETに応じて、書き込み及び読み出しを許可するイネーブル信号ENが出力される。
【0048】
図7(c)に、PN=10の場合に、各アドレス間隔DISTに対して生成されるアドレスADを示す。書き込み及び読み出しを行うアドレスADを順にAD(0)、AD(1)、AD(2)、・・・とすると、AD(0)=0として、
AD(n+1)=AD(n)+DIST
により求められる。例えば、DIST=1の場合には、アドレスADは順に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9となる。
【0049】
DISTが2以上のときは、途中でアドレスの最大値を越えてしまうので、AD(n+1)≧PNのときは、
AD(n+1)=MAX−AD(n+1)
とし、次からは、
AD(n+1)=AD(n)−DIST
とする。例えば、DIST=2の場合には、アドレスADは順に0、2、4、6、8、と順に生成され、次は、8+2=10≧PNであるので、AD=9となる。そして、以下、7、5、3、1と生成される。
【0050】
アドレスADをアドレス間隔DISTずつ減少させていく際に、アドレスADがアドレスの最小値より小さくなる場合もあり、AD(n+1)<0のときは、AD(n+1)=0−AD(n+1)
とし、次からは、再び
AD(n+1)=AD(n)+DIST
とする。
【0051】
以上の方法によって生成されたアドレスADに従って、前端データ、後端データを交互に並べて合成した書き込みデータWDを出力順に2ポートメモリ20に書き込み、CCDセンサ2の画素配列方向に沿って連続した順序に読み出しデータRDを読み出すことにより、2ポートメモリ20への書き込みと読み出しのタイミングをずらすことなく、画像データの並べ替えを行うことができる。したがって、2ポートメモリ20の動作時と非動作時の状態の差によるノイズを防ぎ、画像の劣化を防止することができる。
【0052】
また、2ポートメモリ20からの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うので、使用するメモリの容量を抑え、効率よく画像データの並べ替えを行うことができる。従来と比較して、メモリを追加する必要がないため、コストを抑えることができる。
【0053】
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像読取装置1の一例であり、これに限定されるものではない。画像読取装置1を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、一次元CCDイメージセンサの両端から出力された2系統の画像データを出力順に交互に並べて合成した画像データを出力順にメモリに書き込み、一次元CCDイメージセンサの画素配列方向に沿って連続した順序に画像データを読み出すので、メモリへの書き込みと読み出しのタイミングをずらすことなく、画像データの並べ替えを行うことができる。したがって、メモリの動作時と非動作時の状態の差によるノイズを防ぎ、画像の劣化を防止することができる。
【0055】
請求項2に記載の発明によれば、メモリからの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うので、使用するメモリの容量を抑え、効率よく画像データの並べ替えを行うことができる。
【0056】
請求項3に記載の発明によれば、一次元CCDイメージセンサの両端から出力された2系統の画像データを出力順に交互に並べた順にメモリに書き込み、一次元CCDイメージセンサの画素配列方向に沿って連続した順序に画像データを読み出すので、メモリへの書き込みと読み出しのタイミングをずらすことなく、画像データの並べ替えを行うことができる。したがって、メモリの動作時と非動作時の状態の差によるノイズを防ぎ、画像の劣化を防止することができる。
【0057】
請求項4に記載の発明によれば、メモリからの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うので、使用するメモリの容量を抑え、効率よく画像データの並べ替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像読取装置1の概略構成図である。
【図2】4出力型一次元CCDイメージセンサ2の模式図である。
【図3】画像読取装置1のブロック図である。
【図4】順序復元部15のブロック図である。
【図5】2ポートメモリ20へのアクセスタイミングを示す図である。
【図6】アドレス発生部19の回路図である。
【図7】有効画素数PN=10の場合にアドレス発生部19により生成されるアドレスを示す図である。
【図8】従来の4出力型CCDセンサ28により得られる画像データの合成方法を示す図である。
【図9】従来の書き込み及び読み出しのタイミングの例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置
2 4出力型一次元CCDイメージセンサ
3 レンズ
4 ランプ
5 原稿
6 フォトダイオード
7a,7b,7c,7d 電荷転送部
8,9 合成部
10,11 アナログ信号処理部
12,13 AD変換部
14 合成部
15 順序復元部
16 タイミング制御部
17 クロック発生部
18 CPU
19 アドレス発生部
20 2ポートメモリ
21,22 D型フリップフロップ
23 MAX生成回路
24 主走査開始検出回路
25 EN生成回路
26 DIST生成回路
27 AD生成回路
28 4出力型CCDセンサ
29 FIFO
30 LIFO

Claims (4)

  1. 端部から中間部までの画像データを各両端から順次出力する一次元CCDイメージセンサと、
    前記一次元CCDイメージセンサから出力された2系統の画像データを出力順に交互に並べて合成して出力する合成部と、
    前記合成された画像データの出力順にメモリに書き込み、前記メモリから前記一次元CCDイメージセンサの画素配列方向に沿って連続した順序に画像データを読み出す順序復元部と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記順序復元部は、前記メモリからの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 一次元CCDイメージセンサの端部から中間部までの画像データを各両端から順次出力し、
    その2系統の画像データを出力順に交互に並べた順にメモリに書き込み、
    前記メモリから前記一次元CCDイメージセンサの画素配列方向に沿って連続した順序に画像データを読み出して出力することを特徴とする画像読取装置におけるデータ出力方法。
  4. 前記メモリからの読み出しが終了したメモリ素子順に、次の主走査ラインの画像データの書き込みを行うことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置におけるデータ出力方法。
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