JP3458203B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3458203B2
JP3458203B2 JP17087895A JP17087895A JP3458203B2 JP 3458203 B2 JP3458203 B2 JP 3458203B2 JP 17087895 A JP17087895 A JP 17087895A JP 17087895 A JP17087895 A JP 17087895A JP 3458203 B2 JP3458203 B2 JP 3458203B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原画像を固体撮像素子
で光電変換して読み取った原画信号にAD変換した画像
データに種々の画像処理を施して像担持体上に画像を形
成する画像処理装置に関し、特に記録速度の高速化を図
った画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置の高速化を実現する方法と
して単純にクロックの周波数を上げる方法が考えられ
る。斯かる手法は、WCLKを回転多面鏡の構成上の理
由から固体撮像素子の読み出しクロックと書き込み装置
を構成する回転多面鏡の回転周波数との応答性を充分に
得られないという課題があるためにレーザダイオードを
2個使用して2ライン同時に出力する装置が提案されて
いる。
【0003】図8は2ライン書き込みを実現した画像処
理装置の要部構成を示すブロック図であり、図9は図8
に示した画像処理回路の要部構成を示したブロック図で
あり、図10は従来の画像処理装置に用いられる画像処
理部と周波数変換処理後の関係を示したタイムチャート
である。
【0004】斯かる画像処理装置は、図8に示すように
デュアルチャネルレジスタタイプのCCD(以下、単に
CCDという)1、A/D変換器2,3、合成回路4、
画像処理回路5、周波数変換回路6、PWM回路7,8
等から構成することにより、2ライン同時記録すること
により高速記録を可能にしたものである。
【0005】CCD1は、奇数番目の画素(以下、奇数
画素)と偶数番目の画素(以下、偶数画素)の原画信号
を読み取ってA/D変換器2,3に転送する。当該A/
D変換器2,3は原画信号にA/D変換処理を施して合
成回路4に送出する。合成回路4は奇数画素の画像デー
タと偶数画素の画像データを合成して、連続する画素デ
ータに変換した後に画像処理回路5に送出する。画像処
理回路5は、必要な数種類の画像処理、例えば輝度−濃
度変換、拡大・縮小処理、空間フィルタ処理等を実行し
て周波数変換回路6に送出するものであり、例えば図9
に示す画像情報の空間周波数特性を変換する空間フィル
タ等で構成してある。斯かる空間フィルタは、例えば5
×5ラインのマトリックス演算を実現するため、ライン
メモリ11〜ラインメモリ14を使用して連続する5ラ
イン分の画像情報を使用して演算する。周波数変換回路
6は、書き込み装置の書き込み周波数と同期させるため
に当該空間周波数変換後の画像データをラインメモリ2
1〜ラインメモリ24に順次書き込み、当該データをラ
インメモリ21とラインメモリ23あるいはラインメモ
リ22とラインメモリ24の組み合わせで同時に読み出
してPWM回路7,8に送出する。PWM回路7,8
は、各々を独立にパルス幅変調を施し、2本のレーザダ
イオードで同時に2ライン分記録する。
【0006】図10において、CONT with
CLKは書き込み用クロックに同期した書き込み装置を
構成する回転多面鏡から得られるタイミング信号であ
り、約4700画素の一走査ラインを書き込むための一
走査期間を示しており、CONT with CLKは
画像処理用クロックに同期したタイミング信号であり、
例えば固体撮像素子の読み取りタイミング信号であり、
約4700画素の一走査ラインの読み取り期間を示して
ある。このように、画像読み取り装置からの画像データ
は通常、ライン単位で、順次クロックに同期して出力さ
れる。この画素データを画像処理するスピードは前記ク
ロックによって決定される。ここで、2本のレーザダイ
オードで同時に2ライン分記録する場合、CLKに対し
てWCLKは遅い周波数でよい。例えば、画像処理用ク
ロックCLKとして、25MHzの周波数を選んだ場
合、A/D変換時の奇数データ、偶数データ用クロック
CLK2は12.5MHzとなる。また、書き込み用ク
ロックWCLKは約16MHz程度のクロックが選ばれ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、さらに
高速化を実現する場合、画像処理用クロックCLKをさ
らに高周波にしなければならないことになる。画像演算
素子の動作スピード、また画像処理のために使用してい
るラインメモリの動作スピードは通常30MHz程度が
限界でありこれ以上の周波数にて動作させるのは難しく
なる。また、高周波になればなるほどEMI(電磁放
射)対策も大変になる。
【0008】本発明の目的は、上記に鑑みなされたもの
で、画像処理回路を2個並列に用意し、同時処理を実行
するようにして、低い周波数で2倍の処理速度を得られ
るようにした画像処理装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、画像処理装置をより
実用性の高いものとすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下の
構成によって達成される。
【0011】(1) 光電変換回路が奇数画素と偶数画
素を別々に出力するデュアルチャネルレジスタ型の原画
像を光電変換して読み取る光電変換回路と、当該光電変
換回路からの奇数画素と偶数画素の原画信号をAD変換
して画像データを出力するA/D変換回路と、各々独立
にAD変換した奇数画素データと偶数画素データとを少
なくとも4ライン分のラインメモリを使用して、奇数デ
ータと偶数データとの合成をしながら画像データを奇数
ラインと偶数ラインの二つのグループに分けて送出する
画像分離回路と、当該画像分離回路からの二つの出力デ
ータを並列的に処理する2組の画像処理回路と、画像デ
ータを画像処理用クロックに同期した信号からレーザド
ライブ用クロックに同期した信号に変換する周波数変換
処理部と、当該周波数変換処理部からの画像データで画
像を記録する書き込み装置を備えることを特徴とする画
像処理装置。
【0012】(2) 前記画像分離回路を構成する複数
のラインメモリのうち、第1のラインメモリ、第2のラ
インメモリに奇数画素を書き込み、第3のラインメモリ
と第4のラインメモリに偶数画素を順次書き込み、第1
のラインメモリと第3のラインメモリから画像データを
読み出して合成することにより奇数ライン用画像データ
を生成し、第2のラインメモリと第4のラインメモリか
ら画像データを読み出して合成することにより偶数ライ
ン用画像データを生成することを特徴とする(1)に記
載の画像処理装置。
【0013】(3) 前記周波数変換回路を構成する複
数のラインメモリのうち、第1のラインメモリ、又は
2のラインメモリに偶数ラインデータ画像処理用クロ
ックに基づき書き込み、第3のラインメモリ又は第4の
ラインメモリに奇数ラインデータ画像処理用クロック
に基づき書き込み、第1のラインメモリ又はのライ
ンメモリからレーザドライブ用クロックに基づき既に書
き込まれた画像データを読み出して偶数ライン用画像出
力部に出力し、第のラインメモリ又は第4のラインメ
モリからレーザドライブ用クロックに基づき既に書き込
まれた画像データを読み出して奇数ライン用画像出力部
に出力することを特徴とする(1)又は(2)に記載
画像処理装置。
【0014】(4) 奇数ラインの画素データと偶数ラ
インの画素データが同時に入力され奇数ラインの画素
データをメモリする奇数ラインメモリと、偶数ラインの
画素データをメモリする偶数ラインメモリと、を有し、
奇数ラインメモリは奇数ラインの画像データのN画素×
Mラインのマトリックス演算を行ない空間フィルタ処理
を行う奇数空間フィルタと、偶数ラインの画像データの
N画素×Mラインのマトリックス演算を行ない空間フィ
ルタ処理を行う偶数空間フィルタと、に接続されてお
り、偶数ラインメモリは偶数ラインの画像データのN画
素×Mラインのマトリックス演算を行ない空間フィルタ
処理を行う偶数空間フィルタと、奇数ラインの画像デー
タのN画素×Mラインのマトリックス演算を行ない空間
フィルタ処理を行う奇数空間フィルタと、に接続されて
おり、これにより両空間フィルタが画像データを保持す
るための奇数・偶数両ラインメモリをお互いに共有する
構成としたことを特徴とする(1)〜(3)のいづれか
1つに記載の画像処理装置。
【0015】(5) 画像分離回路を構成する4ライン
分のラインメモリは、データを書き込むと同時に既に書
き込んであるデータを読み出すFIFOメモリであるこ
とを特徴とする(1)〜(4)のいづれか1つに記載の
画像処理装置。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】これにより、請求項1〜記載の発明は、
画像読み取り装置からの画像データを奇数ラインと偶数
ラインにわけて各々処理することにより、結果的に画素
転送用クロックの2倍の処理スピードを得る。また、特
に空間フィルタ等のN画素×Mラインのマトリックス演
算を行う画像処理は、奇数ライン用ラインメモリと偶数
ライン用メモリを共有することにより、ラインメモリの
節約を実現できる。
【0020】
【実施例】図5は原画像の読み取り走査を示す模式図で
ある。
【0021】1頁を構成する画像データは主走査方向n
画素、副走査方向lラインで構成される2次元データで
あり、400dpiの解像度でA3原稿を読み取った場
合、n=4677画素、l=6617ラインで構成され
る。
【0022】ここで、以下に用いる奇数画素、偶数画
素、奇数ライン、偶数ラインについて説明をする。隣合
う画素の最初の画素を奇数画素、次の画素を偶数画素と
呼ぶことにする。図5において、nが偶数値の場合、
1,3,・・・,(n−1)番目の画素を奇数画素、
2,4,・・・,n番目の画素を偶数画素と呼ぶ。
【0023】また、隣合う最初のラインを奇数ライン、
次のラインを偶数ラインと呼ぶこととして、図5におい
て、lが偶数値の場合、1,3,・・・,(l−1)番
目のラインを奇数ライン、2,4,・・・,l番目のラ
インを偶数ラインと呼ぶ。
【0024】図1は本発明の画像処理装置の一実施例を
示すブロック図である。
【0025】本実施例の画像処理装置は、デュアルチャ
ネルレジスタタイプのCCD(以下、単にCCDとい
う)10、A/D変換器21,22、画像分離回路3
0、画像処理回路40,50、周波数変換回路60、P
WM回路70,80、半導体レーザLD1,LD2から
構成して2ライン同時記録することにより高速記録を可
能にしたものである。以下に各部構成を説明する。
【0026】画像情報を光電変換する手段として、デュ
アルチャネルレジスタ型のCCDを使用して、奇数番目
の画素と偶数番目の画素を同時に読みだし、A/D変換
後画像分離回路に入力させる。光電変換部の光量ばらつ
きを補正するシェーディング補正は画像分離回路の前後
どちらで実行してもかまわない。画像分離回路により分
離された奇数ラインデータと偶数ラインデータは各々2
組の画像処理ブロックに入力され、同じ処理が施された
後、画像出力部に入力される。
【0027】画像出力部においては、2個のレーザダイ
オードにて奇数ライン及び偶数ラインを同時に記録す
る。レーザダイオードは例えば画像データに基づき、P
WM回路70,80でパルス幅変調(PWM)された信
号にてドライブされる。一般にレーザをドライブするた
めの規準クロックWCLKと画像処理部でのクロックは
異なるので、2ライン分のラインメモリを2組用意した
周波数変換処理部にて画像データをCLKに同期した信
号からWCLKに同期した信号に変換する。変換方法は
各々ラインメモリ21、ラインメモリ23に奇数ライン
データ、偶数ラインデータを各々クロックCLKで書き
込み、既に書き込まれているその前の奇数ラインデー
タ、偶数ラインデータを各々もう一方のラインメモリ2
2、ラインメモリ24から、クロックWCLKで読みだ
し、次のラインではラインメモリ22、ラインメモリ2
4に書き込み、ラインメモリ21、ラインメモリ23で
読み出すように制御する。以上が請求項6,7に記載の
説明に対応する。
【0028】なお、図1は読み取り装置から書き込み装
置までを例示したが、書き込み装置がなく画像メモリ等
に一旦画像を格納するような装置、あるいは読み取り装
置を除いて外部から画像が入力されるような画像処理装
置であっても画像処理回路を並列的に処理することは有
効である。
【0029】図2は画像分離回路の具体例を示すブロッ
ク図である。
【0030】画像分離回路30は、ラインメモリ31〜
34と、セレクタ35,36とNOT回路37とから構
成して、奇数ラインデータと偶数ラインデータを出力す
るものである。各部機能を以下に説明する。
【0031】ラインメモリ31〜34は、FIFOであ
り、データを書き込むと同時に既に書き込んであるデー
タを読み出すようになっている。ラインメモリ31,3
2はデータ入力端子DINに奇数画素データを入力し、
ラインメモリ33,34はデータ入力端子DINに偶数
画素データを入力する。ラインメモリ31及びラインメ
モリ33の出力端子DOUTはセレクタ35の入力端子
A,Bに接続してあり、ラインメモリ32及びラインメ
モリ33の出力端子はセレクタ36の入力端子A,Bに
接続してある。出力データDOUT1及び出力データD
OUT3は奇数ライン用データとなり、出力データDO
UT2及び出力データDOUT4は偶数ライン用データ
となる。
【0032】CLKはラインメモリの書き込みクロック
wclkでもあり、読み出しクロックrclkでもあ
る。/RRESはラインメモリ31〜34の読み出し用
内部アドレスカウンタをリセットする信号である。/W
RES1,/WRES2はラインメモリ31〜34の書
き込み用内部アドレスカウンタをリセットする信号であ
る。
【0033】sel信号は読み出しをするラインメモリ
を選択するものであり、NOT回路37で論理を反転し
てラインメモリ33,34に入力してある。
【0034】セレクタ35,36は、sel信号″0″
レベルの際に奇数画素に相当するデータDOUT1,デ
ータDOUT2を選択的に送出し、sel信号″1″レ
ベルの際に偶数画素に相当するデータDOUT3,デー
タDOUT4を選択的に送出するものであり、sel信
号をレベルを変化させることにより交互に選択的に出力
することにより奇数ラインデータ、偶数ラインデータを
生成して画像処理回路40,50に送出する。
【0035】次に画像分離回路30の動作を詳細に説明
する。
【0036】図3は画像分離回路の動作タイミングを示
すタイムチャートである。
【0037】クロックCLKに同期して、奇数画素デー
タ、偶数画素データが入力される。1ラインの画素数が
nとすれば、各々n/2の画素数が1ライン分に相当す
る。奇数ラインに対しては/WRES1をディセーブル
(Highレベル)にし、書き込み用内部アドレスカウ
ンタをCLKに同期してカウントアップさせながらライ
ンメモリ31,33に奇数ラインデータを書き込む。ラ
インメモリ31に奇数画素データが書き込まれ、ライン
メモリ33には偶数画素データが書き込まれる。/WR
ES1、/WRES2のディセーブル期間はn/2クロ
ックである。次の偶数ラインに対しては/WRES2を
ディセーブル(Highレベル)にし、書き込み用内部
アドレスカウンタをCLKに同期してカウントアップさ
せながらラインメモリ32,34に偶数ラインデータを
書き込む。ラインメモリ32に奇数画素データが書き込
まれ、ラインメモリ34に偶数画素データが書き込まれ
る。偶数ラインを書き込んでいる最中に/RRESをデ
ィセーブル(Highレベル)にし、読み出し用内部ア
ドレスカウンタをsel信号に従ってカウントアップを
開始させ、次の奇数ラインの書き込み期間が終了する前
にアクティブ(Lowレベル)に戻すようにタイミング
制御を行い、既に書き込まれているデータを読み出す。
アクティブ期間はnクロック幅である。sel信号のL
owレベルにてラインメモリ31,32(奇数画素)の
データを読み出し、sel信号のHighレベルにてラ
インメモリ33,34(偶数画素)のデータを読み出
し、セレクタ35,36にてこれらのデータを交互に切
り替えることにより、奇数ラインデータ、偶数ラインデ
ータを得る。また、このように処理することにより、同
一クロック周波数でA/D変換部から画像処理部までを
制御でき、等価的に演算スピードはこのクロックCLK
の2倍の性能が得られる。以上が請求項2〜4に記載の
発明に対応している。
【0038】このようにして、画像処理回路を並列処理
しようとしたときに、画像情報の空間周波数特性を変換
する空問フィルタ処理などは、各々独立に処理を行う場
合、副走査方向の参照ラインが奇数ラインは奇数ライン
のみ、偶数ラインは偶数ラインのみとなり、飛び飛びの
ラインで処理を行わなければならなくなり、本来の空間
周波数特性が得られないという問題が発生する。これを
解決するために、図4に示したように互いのラインデー
タを共有するようにしてある。
【0039】図4は(5×5)の空間フィルタ処理を実
現するブロック図である。
【0040】画素データ1(奇数ラインデータ)からは
(M+2)ライン目の画像データが入力されている時、
ラインメモリ41からその前に書き込まれたMライン目
のデータが読み出され、ラインメモリ42からは(M−
2)ライン目のデータが読み出される。同様に、画素デ
ータ2(偶数ラインデータ)から(M+3)ライン目の
画像データが入力され、ラインメモリ43、ラインメモ
リ44からはそれぞれ(M+1)ライン目のデータ、
(M−1)ライン目のデータが読み出され、これらのデ
ータを空間フィルタ45、空間フィルタ46の該当する
入力部に入力することにより、期待する空間フィルタ処
理が実行できる。ここでは(5×5)の空間フィルタ処
理について説明したが、もちろん(N×L)[N,L:
自然数]の空間フィルタ処理、またはその他のマトリッ
クス演算を実行する際に有効である。以上が請求項5記
載の発明である。
【0041】図6は周波数変換回路の具体例を示すブロ
ック図である。
【0042】ラインメモリ61〜64が画像処理用クロ
ックCLKに同期して画像データを書き込まれる。/W
RES3及び/WRES4は1ライン単位で交互に有効
画素(例えば、4677画素)分だけディセーブル(H
ighレベル)になり、ラインメモリ61〜64の内部
書き込み用カウンタをカウントアップし、ラインメモリ
61,63に奇数ラインデータ、偶数ラインデータをそ
れぞれ書き込み、次のラインではラインメモリ62,6
4に奇数ラインデータ、偶数ラインデータを書き込むよ
うに制御する。
【0043】図7は図6に示す周波数変換回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【0044】ラインメモリ61〜64の読み出し用クロ
ックとしてWCLKが使用される。ここでは半導体レー
ザLD1変調用基準クロックとしてWCLK1、半導体
レーザLD2変調用基準クロックとしてWCLK2を使
用した場合を示してある。WCLK1とWCLK2は一
般に同一周波数で位相を半導体レーザLD1と半導体レ
ーザLD2との走査方向の位置関係によって相対的に変
わるように制御したクロックである。
【0045】/RRES3,/RRES4はWCLK1
に同期して生成され、1ライン単位で交互に有効画素数
(例えば、4677画素)分の期間だけディセーブル
(Highレベル)になり、ラインメモリ(FIFO)
の内部読み取り用カウンタをカウントアップし、ライン
メモリ61から奇数ラインデータを読み出し、次のライ
ンでラインメモリ62を読み出すように制御する。
【0046】同様に/RRES5,/RRES6はWC
LK2に同期して生成され、1ライン単位で交互に有効
画素数(例えば、4677画素)分の期間だけディセー
ブル(Highレベル)になり、ラインメモリ(FIF
O)の内部読み取り用カウンタをカウントアップし、ラ
インメモリ63から偶数ラインデータを読み出し、次の
ラインでラインメモリ64を読み出すように制御する。
【0047】ラインメモリ61,62の/RE端子はL
owレベル期間中にDOUTをイネーブルにし、Hig
hレベル期間中にトライステートに制御するので、SE
LWRにてラインメモリ61,62の出力信号を交互に
イネーブルすることにより、半導体レーザLD1用デー
タを読み出している。同様にラインメモリ63,64の
出力信号を交互にイネーブルにして半導体レーザLD2
用データを読み出している。
【0048】
【発明の効果】本発明は、上記構成を備えることによ
り、2ライン同時に並列的に画像処理を実行することが
できるので、画像転送用クロックの2倍の処理スピード
を達成できる。結果として、演算素子の最高動作スピー
ドの2倍の演算スピードが得られ、またラインメモリを
共有することにより、ラインメモリ数は従来とほぼ同じ
で達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】画像分離回路の具体例を示すブロック図であ
る。
【図3】画像分離回路の動作タイミングを示すタイムチ
ャートである。
【図4】(5×5)の空間フィルタ処理を実現するブロ
ック図である。
【図5】原画像の読み取り走査を示す模式図である。
【図6】周波数変換回路の具体例を示すブロック図であ
る。
【図7】図6に示す周波数変換回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】2ライン書き込みを実現した画像処理装置の要
部構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示した画像処理回路の要部構成を示した
ブロック図である。
【図10】従来の画像処理装置に用いられるクロックの
位相関係を示したタイムチャートである。
【符号の説明】
10 デュアルチャネルレジスタ型のCCD 21,22 A/D変換回路 30 画像分離回路 40,50 画像処理回路 60 周波数変換回路 70,80 PWM回路 WCLK 画像記録用クロック CLK 画像処理用クロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−20467(JP,A) 特開 平6−253091(JP,A) 特開 平6−253098(JP,A) 特開 昭62−146067(JP,A) 特開 平5−328039(JP,A) 特開 昭63−283356(JP,A) 特開 平7−104734(JP,A) 特開 平6−229941(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 107 H04N 1/19 H04N 1/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換回路が奇数画素と偶数画素を別
    々に出力するデュアルチャネルレジスタ型の原画像を光
    電変換して読み取る光電変換回路と、当該光電変換回路
    からの奇数画素と偶数画素の原画信号をAD変換して画
    像データを出力するA/D変換回路と、各々独立にAD
    変換した奇数画素データと偶数画素データとを少なくと
    も4ライン分のラインメモリを使用して、奇数データと
    偶数データとの合成をしながら画像データを奇数ライン
    と偶数ラインの二つのグループに分けて送出する画像分
    離回路と、当該画像分離回路からの二つの出力データを
    並列的に処理する2組の画像処理回路と、画像データを
    画像処理用クロックに同期した信号からレーザドライブ
    用クロックに同期した信号に変換する周波数変換処理部
    と、当該周波数変換処理部からの画像データで画像を記
    録する書き込み装置を備えることを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記画像分離回路を構成する複数のライ
    ンメモリのうち、第1のラインメモリ、第2のラインメ
    モリに奇数画素を書き込み、第3のラインメモリと第4
    のラインメモリに偶数画素を順次書き込み、第1のライ
    ンメモリと第3のラインメモリから画像データを読み出
    して合成することにより奇数ライン用画像データを生成
    し、第2のラインメモリと第4のラインメモリから画像
    データを読み出して合成することにより偶数ライン用画
    像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数変換回路を構成する複数のラ
    インメモリのうち、第1のラインメモリ、又は第2のラ
    インメモリに偶数ラインデータを画像処理用クロックに
    基づき書き込み、第3のラインメモリ又は第4のライン
    メモリに奇数ラインデータを画像処理用クロックに基づ
    書き込み、第1のラインメモリ又はのラインメモ
    リからレーザドライブ用クロックに基づき既に書き込ま
    れた画像データを読み出して偶数ライン用画像出力部に
    出力し、第のラインメモリ又は第4のラインメモリか
    レーザドライブ用クロックに基づき既に書き込まれた
    画像データを読み出して奇数ライン用画像出力部に出力
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 奇数ラインの画素データと偶数ラインの
    画素データが同時に 入力され、奇数ラインの画素データ
    をメモリする奇数ラインメモリと、偶数ラインの画素デ
    ータをメモリする偶数ラインメモリと、を有し、 奇数ラインメモリは奇数ラインの画像データのN画素×
    Mラインのマトリックス演算を行ない空間フィルタ処理
    を行う奇数空間フィルタと、偶数ラインの画像データの
    N画素×Mラインのマトリックス演算を行ない空間フィ
    ルタ処理を行う偶数空間フィルタと、に接続されてお
    り、 偶数ラインメモリは偶数ラインの画像データのN画素×
    Mラインのマトリックス演算を行ない空間フィルタ処理
    を行う偶数空間フィルタと、奇数ラインの画像データの
    N画素×Mラインのマトリックス演算を行ない空間フィ
    ルタ処理を行う奇数空間フィルタと、に接続されてお
    り、これにより両空間フィルタが画像データを保持する
    ための奇数・偶数両ラインメモリをお互いに共有する構
    成としたことを特徴とする請求項1〜3のいづれか1項
    に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像分離回路を構成する4ライン分のラ
    インメモリは、データを書き込むと同時に既に書き込ん
    であるデータを読み出すFIFOメモリであることを特
    徴とする請求項1〜4のいづれか1項に記載の画像処理
    装置。
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