JPH09233394A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09233394A
JPH09233394A JP8040984A JP4098496A JPH09233394A JP H09233394 A JPH09233394 A JP H09233394A JP 8040984 A JP8040984 A JP 8040984A JP 4098496 A JP4098496 A JP 4098496A JP H09233394 A JPH09233394 A JP H09233394A
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JP
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column
signal
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JP8040984A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Yanai
敏和 柳井
Nobuhiro Takeda
伸弘 竹田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像素子の垂直画素数より少ない垂直画
素数を有するビューファインダで表示速度に同期して撮
影画面を表示する。 【解決手段】 縦横に多数配列された画素1の電荷は垂
直転送レジスタ2に転送後、水平転送レジスタ3に転送
される。水平ドレイン5は制御電極4を介して水平転送
レジスタ3内のライン電荷列を列毎に選択的に掃き出し
て、掃き出されなかったライン電荷列が出力部6より信
号Vsigとして出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を用
いる撮像装置において、固体撮像素子の垂直方向画素数
より少ない垂直方向画素数を有する電子ビューファイン
ダや液晶ディスプレイ等を用いる場合等に用いて好適な
撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に従来のインターライン型固体撮像
素子の概略図を示す。1は水平方向及び垂直方向に所定
個数ずつ配列された光電変換素子としての画素、2は垂
直電荷転送レジスタ、3は水平電荷転送レジスタ、6は
信号Vsigの出力部である。画素1で光電変換された
信号電荷は、垂直電荷転送レジスタ2に送られ、4相駆
動パルスφV1、φV2、φV3およびφV4により水
平電荷転送レジスタ3へ順に転送される。水平電荷転送
レジスタ3は、垂直電荷転送レジスタ2から転送されて
来た水平一列分の信号電荷を2相駆動パルスφH1およ
びφH2により出力部6に転送し、出力部6で電圧に変
換され信号Vsigとして出力される。
【0003】図10に固体撮像素子が1回の撮影動作で
出力可能な画素数より垂直方向の画素数が少ない画像表
示装置をビューファインダとして搭載した従来の固体撮
像装置のブロック図を示す。7は固体撮像素子、8は固
体撮像素子7の駆動回路、9は信号処理回路、12は固
体撮像素子7が1回の撮影動作で出力した全画素数の信
号を記憶できる画像メモリ、10は固体撮像素子7が1
回の撮影動作で出力可能な画素数より垂直方向の画素数
が少ない画像表示装置、11は固体撮像装置全体を制御
する同期制御回路である。
【0004】従来、図10のように、固体撮像素子7が
1回の撮影動作で出力可能な画素数より垂直方向の画素
数が少ない画像表示装置10を搭載した固体撮像装置に
おいては、固体撮像素子7が1回の撮影動作で出力した
全画素数の信号を画像メモリ12のような記憶手段に一
旦記憶した後、画像メモリ12から垂直方向の画素列を
間引いて読み出すことにより、画像表示装置10と同じ
垂直画素数にして画像表示装置10に出力したり、ある
いは固体撮像素子7が1回の撮影動作で出力した全画素
数の信号から信号処理回路9により画像表示装置10と
同じ垂直画素数に間引いて画像メモリ12のような記憶
手段に記憶した後、これを読み出して画像表示装置10
に出力したりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固体撮像素子が1回の撮影動作で出力可能な画素数より
垂直方向の画素数が少ない画像表示装置を搭載した固体
撮像装置においては、固体撮像素子は1回の撮影動作で
読み出すことのできる全画素数の信号を必ず出力しなけ
ればならないので、1回の撮影動作にかかる時間が長い
だけでなく、画像メモリへの書き込みと読み出しを行う
ため、上記画像表示装置で連続的に画像を表示する場
合、次の画像がなかなか更新されず、このため撮影を行
う前にビューファインダを覗きながら構図を合わせるの
が難しいという問題があった。さらに、固体撮像素子と
画像表示装置の垂直画素数が異なるので、画像表示装置
との同期をとるための画像メモリや垂直間引き手段が必
要になり、回路構成が複雑になるとともに、コストアッ
プになるという問題があった。
【0006】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、撮像素子の垂直方向画素数より少な
い垂直方向画素数で表示する場合に、簡単な回路構成
で、画像表示装置の表示速度に同期して撮影画面の表示
を行うことのできる撮像装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、水平
方向及び垂直方向に所定個数配列された複数個の光電変
換素子と、上記垂直方向の光電変換素子列毎に設けら
れ、垂直方向に電荷を転送する複数の垂直電荷転送手段
と、上記複数の垂直電荷転送手段からそれぞれ転送され
る電荷を水平方向に転送する水平電荷転送手段と、上記
水平電荷転送手段における水平方向電荷列を列単位で掃
き出す電荷掃き出し手段と、上記電荷掃き出し手段が掃
き出す上記水平方向電荷列を選択する制御手段と、上記
水平電荷転送手段における上記水平方向電荷列に応じた
信号を出力する出力手段とを設けている。
【0008】
【作用】本発明によれば、電荷掃き出し手段により制御
手段で選択された水平電荷列が掃き出されるので、画像
メモリや間引き手段等を用いることなく画像表示装置の
表示速度に同期して撮影画面の表示が行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に用いられる固体撮
像素子の構成を示す。図1において、1、2、3、6は
図9の同一番号部分と対応するので重複する説明は省略
する。5は垂直電荷転送レジスタ2と反対側にあり、水
平電荷転送レジスタ3内の電荷を掃き出す水平ドレイ
ン、4は水平電荷転送レジスタ3から水平ドレイン5へ
の電荷の掃き出しを制御する水平ドレイン制御電極、φ
Hdは水平ドレイン制御電極4に加えられる水平ドレイ
ン制御パルス、VHdは水平ドレイン5に加えられるバ
イアス電圧を示している。
【0010】次に動作について説明する。垂直電荷転送
レジスタ2から転送されて来た水平一列分の信号電荷
は、出力信号Vsigとして読み出される場合には出力
部6に水平転送される。また、水平ドレイン5に掃き出
される場合には、2相駆動パルスφH1及びφH2が加
える前に水平ドレイン制御電極4に水平ドレイン制御パ
ルスφHdを加えて水平ドレイン5に掃き出される。
【0011】図2は固体撮像素子7が1回の撮影動作で
出力可能な画素数より垂直方向の画素数が少ない画像表
示装置10をビューファインダとして搭載した固体撮像
装置のブロック図を示す。図2においては図10の画像
メモリ12が省略されており、他の7〜11の部分は図
10と同一に構成されているので、重複する説明を省略
する。
【0012】上記構成において、同期制御回路11から
の制御信号により、駆動回路8は必要な垂直画素数の信
号が出力されるように固体撮像素子7の駆動パルスを発
生する。固体撮像素子7から出力された信号は、同期制
御回路11からの制御信号により、信号処理回路9で信
号処理されるとともに、必要に応じて画像表示装置10
の水平表示画素数に合わせて水平方向の間引き処理や補
間処理が行われる。その後、同期制御回路11からの制
御信号により、2次元の画像となるように画像表示装置
10に表示される。
【0013】図3は固体撮像素子7が1回の撮影動作で
出力可能な垂直画素数を10、画像表示装置10の垂直
表示画素数を4として、自然数Nが5、かつ自然数Mが
2の時、垂直画素数を5分の2(M/N)に間引く場合
を示している。図3(a)は、固体撮像素子7のうち一
本の垂直電荷転送レジスタ3に送られた信号電荷を水平
電荷転送レジスタ3に近い方から1から10まで番号を
付けたもので、各信号電荷は4相駆動パルスφV1、φ
V2、φV3およびφV4が、それぞれ1回加えられる
ことにより、水平電荷転送レジスタ3へ順に転送され
る。
【0014】ここで、同図(a)は、1から10までの
番号はすべての垂直電荷転送レジスタ2に共通であるか
ら、水平画素列の1列目から10列目までを代表してい
ることになる。同図(b)は、1から12まで番号を付
けた信号電荷のうち、画像表示装置10の表示画素数に
合わせて、1、3、6、8番目の4個の信号電荷を読み
出し、表示されていない2、4、5、7、9、10番目
の信号電荷を水平ドレイン5に掃き出すことを示してい
る。同図(c)は、1から10まで番号を付けた信号電
荷のうち、画像表示装置10の表示画素数に合わせて、
1、4、6、9番目の4個の信号電荷を読み出し、表示
されていない2、3、5、7、8、10番目の信号電荷
を水平ドレイン5に掃き出すことを示している。
【0015】図4および図5は、図3(b)および
(c)のように読み出す場合のタイミングチャートを示
す。HDは水平同期信号で、Highが水平有効期間、
Lowが水平ブランキング期間を示している。φV1
は、垂直4相駆動パルスφV1、φV2、φV3および
φV4の加わるタイミングを代表して示し、1回のパル
スが垂直方向の1回の転送を示している。φHdは、水
平電荷転送レジスタ3に転送されている信号電荷を水平
ドレイン5に掃き出すタイミングパルスを示している。
φH1は、水平2相駆動パルスφH1およびφH2の加
えられるタイミングを代表して示し、水平電荷転送レジ
スタ3に転送されている信号電荷を水平有効期間に出力
部6に転送する。
【0016】まず図3(b)のように読み出す場合につ
いて、図4のタイミングチャートを用いて説明する。H
Dの1回目の水平ブランキング期間には、水平1列目の
信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、その後
に続く水平有効期間内の水平駆動パルス13により出力
部6に転送される。2回目の水平ブランキング期間に
は、水平2列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に
転送される。この水平2列目の信号電荷は、それに続く
水平ドレイン制御パルスφHdにより水平ドレイン5に
掃き出される。同じ水平ブランキング期間に水平3列目
の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、その
後に続く水平有効期間内の水平駆動パルス14により出
力部6に転送される。
【0017】3回目の水平ブランキング期間には、水平
4列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、この水平4列目の信号電荷は、それに続く水平ドレ
イン制御パルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出さ
れる。次に、水平5列目の信号電荷が水平電荷転送レジ
スタ3に転送され、この水平5列目の信号電荷は、それ
に続く水平ドレイン制御パルスφHdにより水平ドレイ
ン5に掃き出される。さらに同じ水平ブランキング期間
に水平6列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転
送され、その後に続く水平有効期間内の水平駆動パルス
15により出力部6に転送される。
【0018】4回目の水平ブランキング期間には、水平
7列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、この水平7列目の信号電荷は、それに続く水平ドレ
イン制御パルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出さ
れる。同じ水平ブランキング期間に水平8列目の信号電
荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、その後に続く
水平有効期間内の水平駆動パルス16により出力部6に
転送される。
【0019】以上の動作により、画像表示装置10の垂
直表示画素数に合わせた図3(b)の1、3、6、8で
示す4列の信号を出力できる。さらに5回目の水平ブラ
ンキング期間には、水平9列目の信号電荷が水平電荷転
送レジスタ3に転送され、この水平9列目の信号電荷
は、それに続く水平ドレイン制御パルスφHdにより水
平ドレイン5に掃き出される。次に、水平10列目の信
号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、この水平
10列目の信号電荷は、それに続く水平ドレイン制御パ
ルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出される。4回
目の水平ブランキング期間までで、画像表示装置10に
必要な4列の信号はすでに出力されているので、5回目
の水平ブランキング期間における水平9列目の信号電荷
および水平10列目の信号電荷の掃き出しは垂直ブラン
キング期間内に行ってもよい。
【0020】次に、図3(c)のように読み出す場合に
ついて、図5のタイミングチャートを用いて説明する。
HDの1回目の水平ブランキング期間には、水平1列目
の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、その
後に続く水平有効期間内の水平駆動パルス13により出
力部6に転送される。
【0021】2回目の水平ブランキング期間には、水平
2列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、この水平2列目の信号電荷はそれに続く水平ドレイ
ン制御パルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出され
る。次に、水平3列目の信号電荷が水平電荷転送レジス
タ3に転送され、この水平3列目の信号電荷は、それに
続く水平ドレイン制御パルスφHdにより水平ドレイン
5に掃き出される。さらに同じ水平ブランキングに水平
4列目の電荷信号が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、その後に続く水平有効期間内の水平駆動パルス14
により出力部6に転送される。
【0022】3回目の水平ブランキング期間には、水平
5列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、この水平5列目の信号電荷は、それに続く水平ドレ
イン制御パルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出さ
れる。同じ水平ブランキング期間に水平6列目の信号電
荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、その後に続く
水平有効期間内の水平駆動パルス15により出力部6に
転送される。
【0023】4回目の水平ブランキング期間には、水平
7列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、この水平7列目の信号電荷は、それに続く水平ドレ
イン制御パルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出さ
れる。次に、水平8列目の信号電荷が水平電荷転送レジ
スタ3に転送され、この水平8列目の信号電荷は、それ
に続く水平ドレイン制御パルスφHdにより水平ドレイ
ン5に掃き出される。さらに同じ水平ブランキング期間
に水平9列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転
送され、その後に続く水平有効期間内の水平駆動パルス
16により出力部6に転送される。
【0024】さらに5回目の水平ブランキング期間に
は、水平10列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3
に転送され、この水平10列目の信号電荷は、それに続
く水平ドレイン制御パルスφHdにより水平ドレイン5
に掃き出される。4回目の水平ブランキング期間まで
で、画像表示装置10に必要な図3(c)に1、4、
6、9として示す4列の信号はすでに出力されているの
で、5回目の水平ブランキング期間における水平10列
目の信号電荷の掃き出しは垂直ブランキング期間内に行
ってもよい。
【0025】本実施の形態によれば、固体撮像素子7が
1回の撮影動作で出力可能な画素数より垂直方向の画素
数が少ない画像表示装置10を用いた場合の固体撮像装
置において、画像メモリ12や特別な垂直間引き手段を
用いずに、画像表示装置10の表示速度に同期して撮影
画面の表示を行うことができる。
【0026】また、上述した各動作を組み合わせること
により図3(b)の水平1列目、水平3列目、水平6列
目、および水平8列目の出力と同様に、水平2列目、水
平4列目、水平7列目、および水平9列目の出力が可能
であり、また、図3(c)の水平1列目、水平4列目、
水平6列目、および水平9列目の出力と同様に、水平2
列目、水平5列目、水平7列目、および水平10列目の
出力が可能であるため、インターレース動作で表示する
画像表示装置にも対応できるという効果も得られる。
【0027】次に第2の実施の形態を図6〜図8を用い
て説明する。尚、固体撮像素子の構成は図1の第1の実
施の形態と同じものを用いる。図6は固体撮像素子7が
1回の撮影動作で出力可能な垂直画素数を10、画像表
示装置10の垂直表示画素数を4として、自然数Nが
5、かつ自然数Mが2の時、垂直画素数を5分の2(M
/N)に間引く場合を示している。同図(a)は、第1
の実施の形態と同じく固体撮像素子7のうちの一本の垂
直電荷転送レジスタ2に送られた信号電荷を水平電荷転
送レジスタ3に近い方から1から10まで番号を付けた
もので、ここで、1から10までの番号はすべての垂直
電荷転送レジスタ3に共通であるから、水平画素列の1
列目から10列目までを代表していることになる。同図
(b)は、1から10まで番号を付けた信号電荷のう
ち、画像表示装置10の表示画素数にあわせて、1番目
の信号電荷、3番目と4番目を加算した信号電荷、6番
目の信号電荷、および8番目と9番目を加算した信号電
荷の4個の信号電荷を読み出し、表示されていない2、
5、7、10番目の信号電荷は水平ドレイン5に掃き出
すことを示している。
【0028】図7は、固体撮像素子7が1回の撮影動作
で出力可能な画素数より垂直方向の画素数が少ない画像
表示装置10を用いた固体撮像装置のブロック図を示
す。図7においては、図1の構成にバッファアンプ18
を追加した構成となっており、他の9〜11の部分は図
1と同一に構成されているので説明は省略する。ここ
で、バッファアンプ18は、信号をそのまま通す1倍モ
ードと信号の振幅を半分にする1/2倍モードとを備
え、各モードは同期制御回路11からの制御信号により
取り換えられるようになっている。
【0029】上記構成において、同期制御回路11から
の制御信号により、駆動回路8は必要な垂直画素数の信
号が出力されるように固体撮像素子7の駆動パルスを発
生する。固体撮像素子7から出力された信号は、バッフ
ァアンプ18において1画素分の水平画素列の信号の時
は1倍モードが選択され、2画素分の信号電荷を加算し
た水平画素列の信号の時は1/2倍モードが選択される
ように、同期制御回路11からの制御信号により制御さ
れる。次に、同期制御回路11からの制御信号により、
信号処理回路9で信号処理されるとともに、必要に応じ
て画像表示装置10の水平表示画素数に合わせて水平方
向の間引き処理や補間処理が行われる。その後、同期制
御回路11からの制御信号により、2次元の画像となる
ように画像表示装置10に表示される。
【0030】図8は図6(b)のように読み出す場合の
タイミングチャートを示し、HD、φV1、φHd、φ
H1は図4、図5の場合と同じである。次に図8のタイ
ミングチャートを用いて、図6(b)のように読み出す
場合について説明する。HDの1回目の水平ブランキン
グ期間には水平1列目の信号電荷が水平電荷転送レジス
タ3に転送され、その後に続く水平有効期間内の水平駆
動パルス13により出力部6に転送される。
【0031】この水平1列目の信号電荷は、同期制御回
路11からの制御信号により1倍モードが選択される。
2回目の水平ブランキング期間には、水平2列目の信号
電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、この水平2
列目の信号電荷は、それに続く水平ドレイン制御パルス
φHdにより水平ドレイン5に掃き出される。次に、水
平3列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、さらに、同じ水平ブランキング期間に水平3列目の
信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、水平電
荷転送レジスタ3において水平3列目の信号電荷に加算
される。そして、その後に続く水平有効期間内の水平駆
動パルス14により出力部6に転送される。この時は、
水平3列目の信号電荷と水平4列目の信号電荷とを加算
した信号として出力されるので、同期制御回路11から
の制御信号により1/2倍モードが選択される。
【0032】3回目の水平ブランキング期間には、水平
5列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、この水平5列目の信号電荷は、それに続く水平ドレ
イン制御パルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出さ
れる。同じ水平ブランキング期間に水平6列目の信号電
荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、その後に続く
水平有効期間内の水平駆動パルス15により出力部6に
転送される。この水平6列目の信号の時は、同期制御回
路11からの制御信号により、1倍モードが選択され
る。
【0033】4回目の水平ブランキング期間には、水平
7列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送さ
れ、この水平7列目の信号電荷は、それに続く水平ドレ
イン制御パルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出さ
れる。次に、水平8列目の信号電荷が水平電荷転送レジ
スタ3に転送され、さらに、同じ水平ブランキング期間
に水平9列目の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転
送され、水平電荷転送レジスタ3において水平8列目の
信号電荷に加算される。そして、その後に続く水平有効
期間内の水平駆動パルス16により出力部6に転送され
る。この時は、水平8列目の信号電荷と水平9列目の信
号電荷を加算した信号として出力されるので、同期制御
回路11からの制御信号により、1/2倍モードが選択
される。
【0034】以上の動作により、画像表示装置10の垂
直表示画素数に合わせた4列の信号を出力できる。さら
に、5回目の水平ブランキング期間には、水平10列目
の信号電荷が水平電荷転送レジスタ3に転送され、この
水平10列目の信号電荷は、それに続く水平ドレイン制
御パルスφHdにより水平ドレイン5に掃き出される。
4回目の水平ブランキング期間までで、画像表示装置1
0に必要な4列の信号はすでに出力されているので、5
回目の水平ブランキング期間における水平10列目の信
号電荷の掃き出しは垂直ブランキング期間内に行っても
よい。
【0035】本実施の形態によれば、固体撮像素子7が
1回の撮影動作で出力可能な画素数より垂直方向の画素
数が少ない画像表示装置10を用いた場合の固体撮像装
置においても、画像メモリ12や特別な垂直間引き手段
を使わずに、画像表示装置10の表示速度に同期して撮
影画面の表示を行うことができる。
【0036】また、垂直画素数を5分2に間引く場合、
たとえば水平1列目の信号を読み出した後、次の信号と
しては、3.5列目の信号を読まなければ画像が歪んで
しまうことになるが、本実施の形態においては、水平3
列目と水平4列目とを加算した信号として読み出し、そ
の信号を1/2にして補間しているので、歪みのない画
像を表示できる。
【0037】さらに、上記各動作を組み合わせると、図
6(b)の水平1列目の信号、水平3列目と水平4列目
とを加算した信号、水平6列目の信号、および水平8列
目と水平9列目とを加算した信号を出力するのと同様
に、水平1列目と水平2列目を加算した信号、水平4列
目の信号、水平6列目と水平7列目とを加算した信号、
および水平9列目の信号を出力することが可能であるた
め、インターレース動作で表示を行う画像表示装置にも
対応できるという効果も得られる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、固
体撮像素子が1回の撮影動作で出力可能な画素数より垂
直方向の画素数が少ない画像表示装置を用いた固体撮像
装置において、1回の撮影動作で読み出すことのできる
全画素数の信号を固体撮像素子内で間引いて出力するこ
とができるので、画像メモリや特別な垂直間引き手段を
使わずに画像表示装置の表示速度に同期した撮影画面の
表示を行うことができる。
【0039】さらに、固体撮像素子と画像表示装置との
同期をとるための画像メモリや垂直間引き手段が必要な
くなり、回路構成が簡単になるとともに、回路規模の縮
小が可能となるため、装置の小型化やコストの低減を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による固体撮像素子を示す
構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置
を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態による間引き動作を示す構成
図である。
【図4】第1の実施の形態による動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】第1の実施の形態による他の間引き動作を示す
タイミングチャートである。
【図6】第2の実施の形態による間引き動作を示す構成
図である。
【図7】第2の実施の形態による固体撮像装置を示すブ
ロック図である。
【図8】第2の実施の形態による動作を示すタイミング
チャートである。
【図9】従来技術による固体撮像素子の概略を示す構成
図である。
【図10】従来技術による固体撮像装置を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 画素(光電変換素子) 2 垂直電荷転送レジスタ 3 水平電荷転送レジスタ 4 水平ドレイン制御電極 5 水平ドレイン 6 出力部 7 固体撮像素子 8 駆動回路 9 信号処理回路 10 画像表示装置 11 同期制御回路 13、14、15、16 水平駆動パルス φV1、φV2、φV3、φV4 垂直4相駆動パルス φH1、φH2 水平2相駆動パルス φHd 水平ドレイン制御パルス VHd 水平ドレインバイアス電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向及び垂直方向に所定個数配列さ
    れた複数個の光電変換素子と、 上記垂直方向の光電変換素子列毎に設けられ、垂直方向
    に電荷を転送する複数の垂直電荷転送手段と、 上記複数の垂直電荷転送手段からそれぞれ転送される電
    荷を水平方向に転送する水平電荷転送手段と、 上記水平電荷転送手段における水平方向電荷列を列単位
    で掃き出す電荷掃き出し手段と、 上記電荷掃き出し手段が掃き出す上記水平方向電荷列を
    選択する制御手段と、 上記水平電荷転送手段における上記水平方向電荷列に応
    じた信号を出力する出力手段とを備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記水平電荷転送手段
    において所定の複数の水平方向電荷列を加算し、加算さ
    れた水平方向電荷列を上記出力手段に転送するように制
    御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記水平電荷転送手段
    において、上記水平方向電荷列を、Nを3以上の自然
    数、MをNより小さい2以上の自然数として、N列毎の
    水平方向電荷列の中から任意のM列の水平方向電荷列の
    み上記出力手段へ転送し、残りは上記電荷掃き出し手段
    により掃き出されるように制御することを特徴とする請
    求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記出力手段から出力される信号を表示
    するように成され、上記垂直方向の光電変換素子数より
    少い垂直方向画素数を有する表示手段を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の撮像装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6593965B1 (en) 1997-09-29 2003-07-15 Nec Corporation CCD data pixel interpolation circuit and digital still camera equipped with it
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