JP3152174U - 巻きスカート - Google Patents

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Abstract

【課題】着衣の上から装着可能な新規な巻きスカートを提供することにある。【解決手段】巻きスカート10は、巻きスカート本体20に設けられた第1結び紐30および第3結び紐32と、第3結び紐32寄りに設けられて第1結び紐30と結ばれる第2結び紐31と、巻き第1結び紐30と第2結び紐31の間に設けられて第3結び紐32と結ばれる第4結び紐33とを備えた。また、巻きスカート本体20の内側にパイル状の梳毛50を備えた。【選択図】図3

Description

本願考案は、着衣の上から装着可能な巻きスカートに関するものである。
着衣の上から装着可能な巻きスカートとしては、例えば、以下に示す特許文献1などがある。特許文献1は、妊娠などによって体型の変化が生じても、通常のパンツ、スラックスやスカート等の下衣を無理なく着用できるようにした重ね着用巻きスカートの提供を図ることを目的としたものである。具体的には、巻きスカートの一端側に、下衣aのファスナbを挟んだ一方側身頃cのボタンホールeに対する第1係止部21と、他方側身頃dに対する第2係止部22とを、間隔を隔てて設けるとともに、下衣aのファスナbを開いた状態で、第1係止部21と第2係止部22とをそれぞれ係止し、巻きスカートを下衣aの外側に巻き付けて着用する(符号は、特許文献1の図面のもの)。
特開2008−45251号公報
上記した特許文献1に記載の巻きスカートは、妊娠初期など体型の変化した女性が着用するのに最適な巻きスカートとして発明されているが、本願考案者は、以下の目的を達成できるような巻きスカートを提供すべく、本願考案を完成するに至った。
(1)着脱や調整が容易であるとともに、ずれたり落ちたりしにくく体の動きを邪魔しないこと(扱いやすさ)。
(2)暖かさ・やわらかさを備えていること(着け心地の良さ)。
(3)洗濯機で洗濯できること(清潔さ)。
(4)様々な生活シーンに使用できること(ファッション性)
本願考案に係る第1の考案は、着衣の上から装着可能な巻きスカートであって、巻きスカート本体の上辺両端部に設けられた第1結び紐および第3結び紐と、巻きスカート本体の上辺の第3結び紐寄りに設けられて第1結び紐と結ばれる第2結び紐と、巻きスカート本体の上辺の第1結び紐と第2結び紐の間に設けられて第3結び紐と結ばれる第4結び紐とを備えたことを特徴とするものである。
第2の考案は、巻きスカート本体の内側には、毛足のあるパイル生地又は毛布生地を備えたことを特徴とする同巻きスカートである。
第3の考案は、巻きスカート本体の外側には、ポケットを備えたことを特徴とする同巻きスカートである。
本願考案によれば、以下のような効果を有する。
(1)巻きスカート本体に設けられた第1結び紐と第2結び紐を結び、次に、第3結び紐と第4結び紐を結ぶことで、簡単に着衣の上から巻きスカートを着脱できる。また、結び紐を長めにすることで、サイズの調整が容易に行える。さらに、4本の結び紐で2箇所結ぶことで、ずれたり落ちたりしにくく体の動きを邪魔することがない。
(2)巻きスカート本体の内側に毛足のあるパイル生地又は毛布生地を備えることで、下半身を暖かく、柔らかく包むことができる。また、保湿性があり、チクチク感がないので、手触りも良い。
(3)巻きスカート本体の外側にポケットを備えることで、利便性が高い。
(4)特に洗濯機による洗濯が不可能な材質を使わずに手軽に丸洗いできるので、常に清潔な状態で使用できる。
(5)スタイリッシュな仕上げになっているので、台所仕事を始めとする家事全般、室内だけでなく、ガーデニングや犬の散歩、買い物、オフィスなど様々な生活シーンに使用できる。
本願考案に係る巻きスカートの表側を示す説明図。 本願考案に係る巻きスカートの裏側を示す説明図。 本願考案に係る巻きスカートの使用状態を示す説明図。
本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本願考案に係る巻きスカートの表側と裏側を示す説明図である。
図1は、本願考案に係る巻きスカートの表側(巻きスカート本体の外側)を示している。巻きスカート10は、帯状の巻きスカート本体20に4本の結び紐30〜33を備えるとともに、ポケット40を備えている。
4本の結び紐は、まず、巻きスカート本体20の上辺両端部22,23に設けられた第1結び紐30および第3結び紐32がある。そして、巻きスカート本体20の上辺21の第3結び紐32寄りに設けられて第1結び紐30と結ばれる第2結び紐31がある。また、巻きスカート本体20の上辺21の第1結び紐30と第2結び紐31の間に設けられて第3結び紐32と結ばれる第4結び紐33がある。これら、4本の結び紐30〜33を長めのものにすることで、巻きスカート10のサイズを調整しやすくできる。
図2は、本願考案に係る巻きスカートの裏側(巻きスカート本体の内側)を示している。巻きスカート本体20の内側には毛足のあるパイル生地又は毛布生地としてパイル状の梳毛50を備えている。この梳毛50は、毛足の長さが約3cm程度の長い毛足のものを使用しているので、巻きスカート10に「暖かさ」と「やわらかさ」を提供している。また、梳毛50は、原料を糸にせず、そのまま編み込むスライバーニット製法を採用しているので、原料の良さを引き立てることができる。
図3は、本願考案に係る巻きスカートの使用状態を示す説明図である。まず、梳毛50の部分が腰やヒップに当たるように巻きスカート10を巻き付けて、第1結び紐30と第2結び紐31を結ぶ(図3左図)。その後、残った第3結び紐32と第4結び紐33を結ぶことで、巻きスカート10の装着を完了する(図3右図)。このように、極めて簡単な方法で巻きスカート10は装着できる一方で、簡単にずれたり落ちたりすることがないので、作業性に優れている。
本願考案の巻きスカートは、着衣の上から装着可能な巻きスカート(或いは腰巻き)として幅広く利用されるものである。
10 巻きスカート
20 巻きスカート本体 21 上辺 22,23 上辺端部
30 第1結び紐
31 第2結び紐
32 第3結び紐
33 第4結び紐
40 ポケット
50 梳毛

Claims (3)

  1. 着衣の上から装着可能な巻きスカートであって、
    巻きスカート本体の上辺両端部に設けられた第1結び紐および第3結び紐と、
    巻きスカート本体の上辺の第3結び紐寄りに設けられて第1結び紐と結ばれる第2結び紐と、
    巻きスカート本体の上辺の第1結び紐と第2結び紐の間に設けられて第3結び紐と結ばれる第4結び紐とを備えたことを特徴とする巻きスカート。
  2. 巻きスカート本体の内側には、毛足のあるパイル生地又は毛布生地を備えたことを特徴とする請求項1記載の巻きスカート。
  3. 巻きスカート本体の外側には、ポケットを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の巻きスカート。
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