JP3151222B2 - クランプの自動組付締付方法およびその装置 - Google Patents
クランプの自動組付締付方法およびその装置Info
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Description
り、締め付けられるべき物体)の周りにクランプを組み
付けて締め付ける方法と装置に関し、特に車軸カバーの
ような被締付物体の周りに開いた状態で供給されるクラ
ンプを全自動で組み付けて締め付ける方法と装置に関す
る。
組み付けて締め付ける装置は、本出願人の米国特許出願
第 07/016,794 号明細書( 1987 年2月 20 日に出願
し、発明の名称「被締付物体にクランプを自動的に組み
付けて締め付ける方法およびその装置」)に、また本出
願人の米国特許出願第 07/160,004 号明細書( 1988 年
2月 24 日に出願し、発明の名称「クランプを自動的に
装着する装置およびその方法」)である。上記出願で
は、平らな未完成品を変形ステーションで変形して被締
付物体の外形にほぼ一致する円形のクランプにする。こ
のように変形されたクランプを変形ステーションで円形
の配置にして固定し、送り機構により変形ステーション
から移し被締付物体の上に置き、最後に所謂「エーティ
ケル」の耳を塑性変形させて被締付物体の周りに締め付
ける。本出願人の上記特許出願に開示された装置は非常
に成功していることが立証されている。しかし、幾つか
の例では、開いたクランプを被締付物体の周りに直接組
み付け、このクランプの重なった両端を機械的に接続
し、クランプを被締付物体の周りに置いた後、このクラ
ンプを締め付けることが望ましい。
題は、開いたクランプを被締付物体に直接全自動的で組
み付けて、このように組み付けたクランプを被締付物体
の上の空間に保持している間にこのクランプを締め付け
る方法と装置を提供することにある。
作に信頼性があり、しかも全自動操作できる、開いたク
ランプを被締付物体の上で自動的に組み付けて締め付け
る装置に提供することにある。
組立部品を形成する摺動可能な支持構造上に空気アクチ
エータと共に担持される旋回可能に組み付けられた顎状
部材を使用する上に述べたタイプの装置を提供すること
にある。
・シリンダユニットを順次作動・非作動させる通常の制
御装置を使用する自動シーケンス制御に役立つ上に述べ
たタイプの装置を提供することにある。
好ましくは予備変形させたクランプを被締付物体の周り
に組み付け、締め付けらるべき物体に一度組み付けたク
ランプを締め付けることのできる比較的少数の簡単な部
品で形成され、構造の簡単な工具を提供することにあ
る。
により、内側ベルト部分を形成することになる締付ベル
トの領域内に外向きに突き出た少なくとも一つの留め金
と、留め金と係合し、被締付物体の周りにクランプ構造
体を組み付けた時、内側ベルト部分に重なる外側ベルト
部分を形成することになる締付ベルトの領域内にある少
なくとも一つの対応する開口部と、被締付物体の周りに
クランプ構造体を締め付けるため締付ベルト内にあり、
外側ベルト部分の自由端とは反対の前記開口部の側にあ
る締付要素とを有する締付ベルトで形成されている開い
たクランプ構造体を被締付物体の上に自動的に固定する
装置にあって、被締付物体に対して所定の位置にクラン
プ構造体を保持する保持装置と、被締付物体の周りに内
側ベルト部分を有する締付ベルトの部分に作用する第一
顎状部材と、被締付物体の周りに外側ベルト部分を有す
る締付ベルトの部分に作用し、開口部に留め金を嵌める
ためにある第二顎状部材と、締付要素に嵌まり、被締付
物体の周りにクランプ構造体を締め付けるためにある少
なくとも一つの他の顎状部材と、前記保持装置、第一顎
状部材、第二顎状部材および他の顎状部材を所定のシー
ケンスで動作させる駆動機構と、を備えていることによ
って解決されている。
体の周りに開いたクランプを自動的に組み付けて締め付
ける方法にあって、以下の過程、クランプを不動に保持
し、内側ベルト部分を形成することになるベルト部分を
嵌めて、この部分を被締付物体の周りに置き、その後、
外側ベルト部分を形成することになるベルト部分を嵌め
て、内側ベルト部分に少なくとも一つの留め金を含む機
械的な接続部が外側ベルト部分にある対応する開口部に
嵌まるように調節してあり、次いで、先に保持されたク
ランプを解き、今度は被締付物体の周りに保持し、その
後、外側ベルト部分にある締付要素により被締付物体の
周りにクランプを締め付ける、から成ることによって解
決されている。
持され油圧動作するアクチエータで駆動させることので
きる第一顎状部材が、先ず内側ベルト部分を形成するこ
とになるベルトの自由端を被締付物体の周りに組み付け
る。第二顎状部材も支持構造体に旋回可能に支持され、
油圧動作するアクチエータで動作すると、この部材は重
なった外側ベルト部分を形成するベルトの反対端部を先
に組み付けた内側ベルト部分と重なる関係にして被締付
物体の周りに組み付けて内側ベルト部分で一つまたはそ
れ以上の外向きに伸びる留め金から成る機械結合部が外
側ベルト部分にある一つまたはそれ以上の対応する開口
部に嵌まる。油圧で動作する共通のアクチエータによ
り、好ましくは協働する他の二つの顎状部材は典型的な
「エーティケル」の塑性変形可能な耳の外向きに伸びる
脚部をペンチ状の突出部分に嵌めて、この外向きに伸び
る一つまたはそれ以上の留め金が一つまたはそれ以上の
対応する開口部に嵌まった後に前記耳を塑性変形させ、
被締付物体の周りにクランプを締め付ける。
の周りにクランプを組み付けるためクランプを保持する
保持装置が油圧動作するアクチエータにより動作し、こ
のアクチエータは反対に配置されたクランプ保持指部材
でアクチエータのほぼ中央部分でクランプを保持する。
前記指部材の一方は固定されていて、他方はクランプを
選択的に保持または離せるように移動可能である。従っ
て、これ等のクランプ保持指部材はベルトの厚さ寸法に
応じて締付ベルトの反対の狭い側に沿ってクランプを嵌
める。
そのアクチエータや保持装置は全て共通の支持構造体上
に組み込まれていて、それ等と共に固定された基礎また
は枠に対して摺動可能な組立部品を形成する。従って、
この組立部品は保持装置で保持されているクランプと共
に被締付物体から離れた非動作初期位置から被締付物体
の方にしかもその直ぐ近くに移動させることができる。
は腎臓形に予備変形されたクランプの丸い部分にほぼ一
致する湾曲した内部嵌合面があり、クランプの予備変形
された湾曲部分も締め付けられるべき円筒物体の外面に
ほぼ一致する。
徴と他の利点をより詳しく説明する。
ける。例えば、図1で参照符号10は相対的に固定され
た機械部品、例えば平らな基礎11によりこの図に模式
的に示す機械枠の一部を一般に表す。この部材は例えば
周知の構造のシーケンス制御部を含み、この発明の一部
を成していない機械のハウジングの上部であってもよ
い。平らな基礎11の左端には台座12があり、ここに
は、以下により詳しく説明するように、クランプを被締
付物体の周りに組み付ける。しかし、平らな基礎11と
台座12はこの発明の装置の動作原理を説明するために
のみ示してあるが、その時の環境にこの装置の要求を合
わせるため適当に修正してもよい。
3,14は支持棒15,16を担持し、それ等の上には
一般に参照符号20を付けたクランプ組付締付工具組立
部品が摺動可能に組み込まれている。この組立部品20
には二つの直立した板状の支持部材21,22があり、
これ等の支持部材は間隔を開けた二つの側板(そのうち
の23のみを示す)の両側に配設されている。組込用の
支持板24は全て適当な厚さであり、直立した支持部材
21,22に固定された前記側板により保持されてい
る。
には一般に参照符号30を付けたほぼ三角形の第一顎状
部材がある(図4)。第一顎状部材30の一方の脚部3
1には被締付物体の形状の一部にほぼ一致する丸めたク
ランプ嵌合内面32がある。この内面32には、例えば
本出願人の米国特許第 4,299,012号明細書に示すように
内側ベルト部分の留め金32,31のような外向きに突
き出た一つまたはそれ以上の留め金を入れる窪み33が
ある。第一顎状部材30の他方の脚部34は支持板24
に固定組込された中心旋回支持部35の周りに旋回可能
に接続している。ほぼ三角形状の第一顎状部材30の頂
点36は参照符号37のところで一般に参照符号39を
付けた空気ピストン・シリンダユニットのピストン棒3
8の自由端に旋回可能に接続している。このユニットは
第一顎状部材用のアクチエータを形成し、そのシリンダ
・ハウジングは参照符号26のところで支持板24に固
定された支持ラグもしくはブラケット27に旋回可能に
接続している。
の第二顎状部材にも、所謂段差のない部分を形成する本
出願人の前記米国特許第 4,299,012号明細書の中心窪み
63のようなチャンネル状の窪みを入れるため、参照符
号43のところで窪んでいる丸めたクランプ嵌合内面4
2を有する脚部41がある。ほぼ三角形状にされた第二
顎状部材40の他方の脚部44も中心旋回支持部35の
周り旋回可能に接続しているが、第二顎状部材40の頂
点46は参照符号47のところで一般に参照符号49を
付けた空気ピストン・シリンダユニットのピストン棒4
8の自由端に旋回可能に接続し、このユニットは第二顎
状部材用のアクチエータを形成し、そのシリンダ・ハウ
ジングは参照符号28のところで支持板24に固定され
たラグもしくはブラケット29に旋回可能に接続してい
る。
の二つの顎状部材50,50′があり、それ等の部材の
一方の脚部51,51′に「エーティケル」の耳を塑性
変形させるために働くペンチ状の突起部分52,52′
がある。他の顎状部材50,50′の他方の脚部53,
53′の各々も中心旋回支持部35のところで旋回可能
に接続している。この他の顎状部材50,50′の頂点
54,54′は参照符号55,55′のところで接続ラ
グ56,56′にそれぞれ旋回可能に接続し、接続ラグ
56,56′の反対の端部は共通の旋回接続部57のと
ころで一般に参照符号59を付けた空気ピストン・シリ
ンダユニットのピストン棒58の自由端に旋回可能に接
続している(図1)。前記ユニットは支持棒62を用い
て支持ブラケット60,61により直立した支持部材2
2に支持され、二つの他の顎状部材50,50′用のア
クチエータを形成する。
装置には、下部の固定クランプ保持指部材71(図2と
3)と、縦方向に伸びる部材75により旋回接続部74
でハウジング73内に旋回可能に接続している上部の可
動クランプ保持指部材72とがある(図2)。可動クラ
ンプ保持構造体72,75はバネ76で保持装置70の
上向きの解除方向に付勢されている。締付ベルト101
をその反対の狭い側に沿って保持装置70内の適当な場
所に保持するため逆行防止部77が設けてあり、クラン
プ保持指部材71,72のクランプ嵌合表面78,79
が締付ベルト101を逆行防止部77に対して押し当て
るように傾けてある。
する一般に参照符号80を付けた空気動作するピストン
・シリンダユニットはボルト81で支持板24に止めて
あり、ピストン棒82の伸び運動によりそれに応動して
可動クランプ保持構造体72,75を嵌合方向、つまり
時計方向の旋回方向に移動させる。
シリンダユニット85で摺動可能に選択的に移動するよ
うにされていて(図1),そのピストン棒86は横枠部
材14を貫通して伸び、その自由端で直立した支持部材
22に接続している。
は、図示する実施例の場合、シリコンゴムまたは「ハイ
トレル(Hytrell)」プラスチック材料の軸カバーであっ
て、円筒状の表面91を有し、この表面の周りに固定さ
れた部材93の周りに物体90を締め付けるように前記
表面の周りにクランプを組み付ける。
(図5)は、本出願人の米国特許第 4,299,012号明細書
に示して開示するようなタイプのもの、あるいは米国特
許出願第 06/922,473 号明細書( 1986 年 10 月 23 日
出願、発明の名称は「ホースクランプ」、この内容はそ
の中に記載されている)に示して開示するようなタイプ
のものである。例えば本出願人の米国特許第 4,425,781
号明細書に開示されているような装置を使用し、好まし
くは腎臓状に予備変形されたクランプ構造体は保持装置
70により狭い側に沿って保持されているようにされた
締付ベルトであり、この保持装置は直線状の締付ベルト
部分101のほぼ中心に締付ベルトを嵌める。締付ベル
トの内側端部を形成するようにされ、被締付物体90の
構造にほぼ予備変形させた締付ベルトの予備変形した端
部102には、重なった外側ベルト部分となる予備変形
された締付ベルトの端部103の自由端部分103′に
ある対応する開口部(図示せず)に嵌まるようにされて
いる外向きに突き出た一つまたはそれ以上の留め金10
4がある。重なった外側ベルト部分には、本出願人の米
国特許出願第 06/922,408 号明細書( 1986 年 10 月 2
3 日に出願、発明の名称「クランプ用の変形可能な耳」
この内容がその中に記載されている)に開示されている
ような、主に補強溝または浅い窪みを備えた典型的な
「エーティケル」の耳105がある。所謂段差のない形
状、即ち段差や隙間なく装着されたクランプ構造体の内
面を与えるため、内側ベルト部分102には本出願人の
米国特許第4,299,012号明細書に詳しく開示したような
段差109,109′で定まる中心押出チャンネル10
8に嵌まるようにされた舌状の延長部107がある。
他の顎状部材50,50′を同じ旋回接続部35の周り
に相互干渉なしに自由に旋回運動させ、しかもクランプ
嵌合部品31,41,51,51′を同じ水平面で動作
させるため、顎状部材30,40に段差130,140
が設けてある(図4〜8)。段差130は図1の斜視図
にも示してある。更に、顎状部材30,40の脚部3
4,44が参照符号35のところで旋回する領域は垂直
方向に互いにずれている。同様に顎状部材40,40′
の脚部53,53′が参照符号35のところで旋回する
領域も垂直方向に互いにずれている。これは、例えば前
記領域内で顎状部材の通常の厚さを約半分低減させて達
成できる(図示せず)ので、顎状部材30,40の主要
部は一方の水平面内で動作し、他の顎状部材50,5
0′の主要部は顎状部材30,40の前記水平面の下に
ある他方の水平面内で動作する。簡単のため、これ等の
ずらした配置は図面に示していない。
一部とはならない適当な通常のシーケンス制御により制
御される空気媒体を利用して全自動的に動作する。この
ためおよび簡単のため、この発明による装置の種々の可
動部品用のアクチエータを形成する空気ピストン・シリ
ンダユニットに接続する導管の端部のみ図面に模式的に
示す。
するように右の最終位置にあり、顎状部材30,40,
50,50′が全て全開位置にあるこの発明による機械
工具組立部品20を示す。この位置では、好ましくは腎
臓状に予備変形させたクランプが手動でまたは通常の自
動化手段で保持装置70に供給され、空気アクチエータ
80を動作させて保持されている(図示せず)。前記ア
クチエータはピストン棒82が伸びると可動クランプ保
持指部材72を旋回接続部74の周りに時計方向に旋回
させる。その結果、締付ベルトはクランプ嵌合面78,
79により逆行防止装置77に対して直線部101の位
置にに確実に保持される(図5)。
て工具組立部品20を被締付物体90に向けて、つまり
図5に矢印Aで示すように、図1の左に向けて移動させ
る。この動作工程中に伸びた左端位置に達した後の工具
組立部品20の位置が図5に示されている。
気アクチエータ39を動作させる。このピストン棒は、
第一顎状部材30の旋回接続と配置によりこの顎状部材
を内側ベルト部分を形成することになるベルト部分10
2に嵌める。この動作工程を図6に矢印B,B′で示
す。図6はピストン棒38とそれに伴う第一顎状部材3
0の伸びた最終位置を示す。
を動作させてピストン棒48を図7の矢印Cで示すよう
に伸ばす。この結果、第二顎状部材40をベルト部分1
03に嵌め、図7に示すような位置で被締付物体の周り
にこのベルト部分103を置く。図7では留め金(図
5)が整列し、通常重なった外側ベルト部分103にあ
る対応する開口部(図示せず)に嵌まる。
を止めて保持装置70の動作を止める。この保持装置は
クランプが第一と第二の顎状部材30,40で被締付物
体90の周りに緩く保持されているためもにはや必要で
はない。次いで、空気アクチエータ59を動作させてピ
ストン棒58を伸ばす。その結果、ペンチ状の突起部分
52,52′を「エーティケル」の耳の脚部に嵌めるよ
うに、二つの他の顎状部材50,50′の部分に結合部
56,56′により旋回運動させる。従って、突起部分
52が対応する脚部に接触する直前に、突起部分52′
が「エーティケル」の耳の対応する脚部に接触し、クラ
ンプを締め付ける前に外向きに突き出た留め金104が
対応する開口部に嵌まることを保証するように配置され
ている。このような嵌合は図7の動作工程C,C′の完
了で生じるべきものではない。他の顎状部材50,5
0′の最終位置は図9に示してあり、ペンチ状の突起部
分52,52′が通常のように「エーティケル」の耳1
05を塑性変形させている。この時点で、クランプは被
締付物体90の周りしっかりと装着される。装着が終わ
ると、先ず空気アクチエータ59を止めてピストン棒5
8を引っ込めるので、顎状部材50,50′が開く。そ
の後、空気アクチエータ49,39をこの順に止めて、
先ず顎状部材40を、次に顎状部材30を開く、次いで
空気アクチエータ85を止めて、工具組立部品20を図
4の初期位置に引っ込める。
車軸カバーの円筒面92の周りに装着すべきなら、より
大きい寸法の円筒面92に合わせて設計されている似た
ような自動組付締付装置の工具組立部品を設けた他の位
置に被締付物体90を移動させる必要があるだけであ
る。従って、図1は必要なだけ多数のステーションを備
え、動作の原理やそれに付随してこの明細書中に開示す
るような原理に基づき部品を使用しているこの発明によ
る自動装置の一つのステーションを幾分模式的に示すに
過ぎないと解すべきである。更に、この発明による装置
で締め付ける物体のタイプは車軸のカバーに限定される
ものでなく、この発明の装置と共に利用できるタイプの
クランプ構造体で締め付けるべき他のどんな物体にも適
用できる。更に、クランプ構造体は上に述べたものに制
限するものでなく、例えば本出願人の米国特許出願第 0
7/446,700 号明細書( 1989 年 11 月6日に出願、発明
の名称「バランスのとれたクランプ構造体」)に開示さ
れているようなバランスのとれたクランプ構造体でもよ
い。前記明細書によれば、例えば図3で反対側に配設さ
れた耳とクランプ構造体のバランス条件を保証する他の
目盛を設けた開いたクランプを説明している。最後に述
べた出願の内容はこの明細書中に引用されている。
明細書に開示されているような変形装置をこの発明の自
動装置に組み込むことができる。その場合、変形された
クランプは、説明した動作サイクルを始める前に、何ら
かの手段で図4に示す位置の機械工具組立部品20に供
給される。
示して説明したが、発明をその実施例に限定するもので
なく、当業者に知られているように、多くの修正や改良
が行えると理解すべきである。従って、図示し説明した
詳細に制限するのでなく、特許請求の範囲に規定する構
成の全ての改良・変更もこの発明の範囲にあることは言
うまでもない。
装置の著しい利点は、装置の構造が単純で、動作に信頼
性があり、シーケンス動作により自動化されているので
製造コストや運転コストが低減する。
め付けるこの発明の装置を示す幾分模式的な斜視図であ
る。
大して一部を断面図にした側面図である。
分平面図で、特にクランプを保持装置に供給する前に引
っ込んだ初期位置にある機械工具組立部品を示す平面図
である。
た位置に向けて被締付物体の近くに移動している時の機
械工具組立部品を示し、保持装置で保持された腎臓状に
予備変形されたクランプを示す図4の機械工具組立部品
の部分平面図である。
とするクランプするベルトの端部を被締付物体の周りに
当てる機械工具組立部品の次の動作工程を示す図5のよ
うな平面図である。
うとする他のベルト部分を被締付物体の周りに置く機械
工具組立部品の次の動作工程を示す図6のような平面図
である。
部材が塑性変形可能な「エーティケル」の耳の脚部に丁
度嵌まっている機械工具組立部品の次の動作段階を示す
図7のような平面図である。
物体の周りにクランプするベルトを完全に締め付ける
時、他の二つの顎状部材のペンチ状突起部分の位置を示
す被締付物体の前方から見た拡大部分斜視図である。
組立部品 30 顎状部材 31,32,41,42 脚部 31,32 留め金 38,48,58,82 ピストン棒 39,49,80,85 空気アクチエータ 40 顎状部材 49,80 空気ピストン・シリンダ
ユニット 50,50′ 顎状部材 52,52′ ペンチ状の突起部分 56,56′ ラグ 70 クランプ保持装置 72 クランプ保持指部材 74 旋回接続部 77 逆行防止装置 90 被締付物体(締め付けら
れるべき物体) 100 クランプ 101 締付ベルト 102 内側ベルト部分 103 外側ベルト部分 103′ 開口部 104 留め金 105 「エーティケル」の耳
Claims (12)
- 【請求項1】 内側ベルト部分(102)を形成するこ
とになる締付ベルトの領域内に外向きに突き出た少なく
とも一つの留め金(104)と、留め金(104)と係
合し、被締付物体の周りにクランプ構造体を組み付けた
時、内側ベルト部分に重なる外側ベルト部分(103)
を形成することになる締付ベルトの領域内にある少なく
とも一つの対応する開口部(103′)と、被締付物体
の周りにクランプ構造体を締め付けるため締付ベルト内
にあり、外側ベルト部分の自由端とは反対の前記開口部
の側にある締付要素(105)とを有する締付ベルト
(101)で形成されている開いたクランプ構造体(1
00)を被締付物体(90)の上に自動的に固定する装
置において、 被締付物体に対して所定の位置にクランプ構造体を保持
する保持装置(70)と、 被締付物体の周りに内側ベルト部分を有する締付ベルト
の部分に作用する第一顎状部材(30)と、 被締付物体の周りに外側ベルト部分を有する締付ベルト
の部分に作用し、開口部に留め金を嵌めるためにある第
二顎状部材(40)と、 締付要素(105)に嵌まり、被締付物体の周りにクラ
ンプ構造体を締め付けるためにある少なくとも一つの他
の顎状部材(50,50′)と、 前記保持装置、第一顎状部材、第二顎状部材および他の
顎状部材を所定のシーケンスで動作させる駆動機構(8
0,39,49,59)と、 を備えていることを特徴とする装置。 - 【請求項2】 締付要素は橋絡部分で相互接続された外
向きに伸びる二つの脚部のある塑性変形可能な耳(10
5)を有し、他の顎状部材(50,50′)には耳(1
05)の脚部に嵌まりこの耳を塑性変形させてクランプ
構造体を収縮させるために働く互いに反対に向くペンチ
状の突起部分(52,52′)があることを特徴とする
請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 駆動機構には第一顎状部材(30)用の
第一アクチエータ(39),第二顎状部材(40)用の
第二アクチエータ(49),保持装置(70)用の第三
アクチエータ(80)および他の顎状部材(50,5
0′)用の少なくとも一つの他のアクチエータ(59)
があり、前記他のアクチエータ(59)は他の顎状部材
(50,50′)の二つのペンチ状の突起部分(52,
52′)を一緒に駆動させるように働くことを特徴とす
る請求項1または2に記載の装置。 - 【請求項4】 クランプ構造体(100)は、保持装置
(70)で保持されるように、被締付物体の対応する部
分の外形に近似的に合致するように少なくとも部分的に
予備変形され、被締付物体(90)は円筒状の表面を有
し、第一と第二の顎状部材(30,40)は円筒状の表
面に少なくとも近似的に一致する内部表面部分(32,
42)を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか
1項に記載の装置。 - 【請求項5】 クランプ構造体(100)は、保持装置
(70)で保持されるように、腎臓状で、保持装置(7
0)は腎臓状のクランプ構造体をその直線部分(10
1)の中心領域内に確実に保持するように働き、締付ベ
ルト(101)は所定の幅と厚さを有し、保持装置(7
0)はその厚さで形成される締付ベルトの反対の狭い側
に嵌めてクランプ構造体を保持するように働くことを特
徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の装置。 - 【請求項6】 ピストン棒(58)の伸びにより二つの
ペンチ状の突起部分(52,52′)がそれ等の自由端
と共にペンチ状の接近運動を行うように、他のアクチエ
ータ(59)のピストン・シリンダユニットのピストン
棒(58)を二つの他の顎状部材(50,50′)に旋
回可能に接続し、しかも二つの他の顎状部材(50,5
0′)を工具組立部品(20)に接続し、ピストン棒
(38)の伸びにより第一顎状部材(30)が締付ベル
ト(100)の対応する部分(102)に嵌まるよう
に、第一アクチエータ(39)のピストン・シリンダユ
ニットのピストン棒(38)を第一顎状部材(30)に
接続し、しかもこの第一顎状部材(30)を工具組立部
品(20)に接続して被締付物体の周りに対応する部分
(102)を置いて一時的に保持し、ピストン棒(4
8)の伸びにより第二顎状部材(40)が締付ベルト
(100)の対応する部分(103)に嵌まるように、
第二アクチエータ(49)のピストン・シリンダユニッ
トのピストン棒(48)を第二顎状部材(40)に接続
し、しかも第二顎状部材(40)を工具組立部品(2
0)に接続し、被締付物体の周りに前記の対応する部分
を置き、外側ベルト部分(103)をその開口部(10
3′)と共に内側ベルト部分(102)と重なる関係に
して開口部(103′)の留め金(104)に嵌めるこ
とを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の装
置。 - 【請求項7】 相対的に固定された枠(10,13,1
4,15,16),枠(10)の上で摺動する工具組立
部品(20)を有し、第一と第二の顎状部材(30,4
0),他の顎状部材(50,50′)および保持装置
(70)と第一、第二、第三および他のアクチエータ
(39,49,80,59)は工具組立部品(20)の
上に組み込まれていて、更に別なアクチエータ(85)
は被締付物体(90)に対して工具組立部品(20)を
往復摺動運動させることを特徴とする請求項1〜5の何
れか1項に記載の装置。 - 【請求項8】 駆動機構には、保持装置(70)のアク
チエータ(80)を作動させ、クランプ構造体を不動に
保持し、その後、第一顎状部材(30)のアクチエータ
(39)を作動させ、次いで第二顎状部材(40)のア
クチエータ(49)を作動させ、次いで保持装置(7
0)の動作を止め、次いで他の顎状部材(50,5
0′)のアクチエータ(59)を作動させてから、他の
顎状部材(50,50′)のアクチエータ(59)の動
作を止め、その後、第一顎状部材(30)用のアクチエ
ータ(39)を止め、保持装置(70)が駆動した後、
しかも第一アクチエータ(39)が作動する前に、更に
別なアクチエータ(85)が動作し、工具組立部品(2
0)をその上に組み込まれた部品と共に被締付物体(9
0)の方に移動させ、他の全てのアクチエータが止まっ
た後に、更に別なアクチエータ(85)を止めるシーケ
ンス制御が含まれていることを特徴とする請求項1〜7
の何れか1項に記載の装置。 - 【請求項9】 被締付物体(90)の周りに開いたクラ
ンプ(100)を自動的に組み付けて締め付ける方法に
おいて、以下の過程、 クランプを不動に保持し、 内側ベルト部分(102)を形成することになるベルト
部分を嵌めて、この部分を被締付物体の周りに置き、 その後、外側ベルト部分(103)を形成することにな
るベルト部分を嵌めて、内側ベルト部分(102)に少
なくとも一つの留め金(104)を含む機械的な接続部
が外側ベルト部分(103)にある対応する開口部(1
03′)に嵌まるように調節してあり、 次いで、先に保持されたクランプを解き、今度は被締付
物体の周りに保持し、 その後、外側ベルト部分にある締付要素(105)によ
り被締付物体の周りにクランプを締め付ける、 から成ることを特徴とする方法。 - 【請求項10】 動作は引っ込んだ位置にある組立部品
(20)と共に開始され、その後、保持されているクラ
ンプ(100)の部分(101)が被締付物体の直ぐ近
くに来るまで、組立部品(20)を被締付物体(90)
へ移動させ、次いで、クランプを被締付物体の周りで締
め付けるまで、請求項9の動作過程を行うことを特徴と
する請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 内側ベルト部分を形成することになる
ベルト部分(102)を第一顎状部材(30)で嵌めて
内側ベルト部分を被締付物体の周りに置き、次いで、機
械的な接続部(104,103′)となるように、外側
ベルト部分を形成することになるベルト部分(103)
を第二顎状部材(40)で嵌め、その後、他の顎状部材
(50,50′)を嵌めて被締付物体の周りにクランプ
を締め付けることにより、他の顎状部材(50,5
0′)の嵌合で外側ベルト部分にある耳(105)の形
の締付要素を締め付け、被締付物体の周りにクランプを
締め付け、塑性変形可能な耳を閉ざすため閉じている他
の顎状部材(50,50′)を開き、次いで他の顎状部
材を順次開き、最後に工具組立部品を引っ込めることを
特徴とする請求項9または10に記載の方法。 - 【請求項12】 耳(105)を閉ざすために動作する
他の顎状部材(50,50′)のペンチ状の突起部分
(52,52′)を動かして、耳(105)が塑性変形
する前に、内側ベルト部分(102)にある外向きに突
き出た少なくとも一つの留め金(104)を外側ベルト
部分(103)にある対応する開口部(103′)に嵌
めることを確実にし、一方の他の顎状部材(50′)の
ペンチ状の突起部分(52′)は、他方の他の顎状部材
(50)の反対に配設されたペンチ状の突起部分(5
2)が耳(105)の他の脚部に嵌まる前に、外側ベル
ト部分(103)の自由端の反対にある耳(105)の
脚部に嵌まることを特徴とする請求項9〜11の何れか
1項に記載の方法。
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