JP3030801B2 - ドライブシャフト組立装置 - Google Patents

ドライブシャフト組立装置

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JP3030801B2
JP3030801B2 JP7133290A JP13329095A JP3030801B2 JP 3030801 B2 JP3030801 B2 JP 3030801B2 JP 7133290 A JP7133290 A JP 7133290A JP 13329095 A JP13329095 A JP 13329095A JP 3030801 B2 JP3030801 B2 JP 3030801B2
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    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • B23P19/08Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members
    • B23P19/084Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members for placing resilient or flexible rings, e.g. O-rings, circlips
    • B23P19/086Non-metallic protective bellows

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等車両のドライ
ブシャフト組立装置に係り、一層詳細にはドライブシャ
フトに互いに装着される等速ジョイントとブーツとの自
動組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は車両のフロントアクスルを表す
一部切欠斜視図、図13は等速ジョイント及び防塵用ブ
ーツ等が装着されたドライブシャフトの断面図である。
【0003】図12及び図13に示すように、ドライブ
シャフト1はホイール側の端部にバーフィールドジョイ
ント(等速ジョイント)2が装着される一方、デファレ
ンシャル側の端部にはトリポードジョイント(等速ジョ
イント)3が装着されており、各ジョイント2,3には
それぞれ防塵用ブーツ4,5が取り付けられている。ま
た、ドライブシャフト1の中間部にはダイナミックダン
パ6が取り付けられている。そして、前記トリポードジ
ョイント3は図示しないデファレンシャルを介してトラ
ンスミッションに連結されている。また、バーフィール
ドジョイント2はナックル7に回転自在に支持されたハ
ブ8に連結されており、このハブ8に図示しないホイー
ルが取り付けられる。
【0004】一般に、図示した一方の防塵用ブーツ4は
樹脂製で中空の蛇腹状に形成されており、小径部4aが
ドライブシャフト1に嵌合して小径ブーツバンド9によ
り締め付けられて固定され、大径部4bはバーフィール
ドジョイント2の外径に嵌合して大径ブーツバンド10
により締め付けられて固定されている。一方、図示した
他方の防塵用ブーツ5はゴム製で中空の蛇腹状に形成さ
れており、小径部5aはドライブシャフト1に嵌合して
小径ブーツバンド11により締め付けられて固定され、
大径部5bはトリポードジョイント3の外径に嵌合して
大径ブーツバンド12により締め付けられて固定されて
いる。また、ダイナミックダンパ6はドライブシャフト
1に嵌合してクランプバンド13により締め付けられて
固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したド
ライブシャフト1の組立は、従来、作業者の手作業で行
っていた。例えば、ドライブシャフト1に装着されたゴ
ム製で柔らかな防塵用ブーツ5の大径部5aと金属製で
硬いトリボードジョイント3のケース3aとの組付にあ
たっては、前記大径部5aの一部を捲りながら且つスパ
イダ14との位相合わせをしながら前記ケース3aの開
口端部を大径部5aに嵌合した後、この嵌合部分に千枚
通し等を差し込んで前記防塵用ブーツ5及びケース3a
内のエアー抜きを行っていた。
【0006】そのため、組付作業に熟練を要し、熟練者
がいない場合は、組付作業に多大な時間が掛り、生産性
が大幅に低下するという問題点があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、ジョイントケー
スとブーツの自動組付を図り、生産性を向上させること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のドライブシャフト組立装置は、支持柱に、
ドライブシャフトを上下方向に立てた状態で保持し得る
取付治具と、該取付治具上方に位置して前記ドライブシ
ャフトに装着されたブーツの芯出しを行えるブーツ芯出
し装置と、前記ブーツに対し進退自在に設けられて該ブ
ーツにジョイントケースを嵌合する際にジョイントケー
スの案内とブーツ内のエアー抜きを行える案内兼エアー
抜き装置と、前記嵌合の際にジョイントケースに係合し
て同ケースを揺動させつつブーツ内に押込み得る揺動押
込み装置と、をそれぞれ設けたことを特徴とする。ま
た、前記ブーツ芯出し装置において、左右一対の開閉爪
とこれを開閉するシリンダとを載置した支持板が支持柱
に対しアクチュエータにより上下移動可能に構成される
と、寸法の異なるブーツにも容易に対応できて好適であ
る。また、前記案内兼エアー抜き装置が複数枚のへらを
有して開閉爪の何れか一方に一体的に組み付けられる
と、駆動手段が兼用できる等で装置の簡略化の面で好適
である。また、前記揺動押込み装置において、ジョイン
トケースの軸部に係合する二股状の係合板を揺動自在に
支持すると共に該係合板を揺動させるシリンダを載置し
た支持板が支持柱に対しアクチュエータにより前後及び
上下移動可能に構成されると、揺動と押込み動作が同時
に行えて作業時間の面で好適である。
【0009】
【作用】前記構成によれば、ドライブシャフトを立てた
状態で、ブーツの芯出しとこのブーツ内へのジョイント
ケースの揺動・押込みとこの揺動・押込みの際のブーツ
内のエアー抜きが自動的に行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図1は本発明に係るドライブシャフト組立
装置の全体斜視図、図2はブーツ芯出し装置部の側面
図、図3は同じく平面図、図4は同じく正面図、図5は
揺動押込み装置部の正面図、図6は同じく平面図、図7
は同じく側面図、図8は案内兼エアー抜き装置部の平面
図、図9は同じく正面図、図10は組付工程図、図11
は本実施例のドライブシャフト組立装置を含むドライブ
シャフトの組付ラインを示す平面図である。
【0012】まず、本実施例のドライブシャフトの組付
ラインを説明する。図11に示すように、フロアの一端
部には長さの異なる2種類のドライブシャフト1を供給
する供給台20,21が並設されており、この各供給台
20,21にはドライブシャフト1を水平状態で搬送す
る第1搬送装置22が接続されている。この第1搬送装
置22の一側にはダイナミックダンパ6(図12及び図
13参照)を供給する供給台23及び2種類のブーツ
4,5(図12及び図13参照)を供給する供給台2
4,25が接続されると共に、供給台23のダイナミッ
クダンパ6、各供給台24,25のブーツ4,5を第1
搬送装置22上のドライブシャフト1に装着する多関節
装着ロボット26が設けられている。
【0013】そして、第1搬送装置22上には多関節装
着ロボット26の前後に位置してダイナミックダンパ6
をクランプバンド13(図13参照)により締め付けて
固定するクランプバンド締付装置27及びブーツ4,5
の小径部をブーツバンド9,11(図13参照)により
締め付けて固定するブーツバンド締付装置28が設けら
れている。
【0014】また、フロアにはドライブシャフト1を垂
直状態で搬送するシャトル式の第2搬送装置29Aが設
置されており、第1搬送装置22の下流側と第2搬送装
置29Aの上流側との間には第1搬送装置22上にある
水平状態のドライブシャフト1を垂直状態として第2搬
送装置29Aに移送する多関節移送ロボット30が設け
られている。この第2搬送装置29Aと次工程における
シャトル式の第3搬送装置29Bとの間には垂直状態に
支持されたドライブシャフト1を上下に180°反転さ
せる反転装置31が設置されている。
【0015】そして、第2搬送装置29A側にはバーフ
ィールドジョイント2(図12及び図13参照)を供給
する供給台32が接続されると共に、該供給台32上の
バーフィールドジョイント2を第2搬送装置29A上の
ドライブシャフト1に装着する多関節装着ロボット33
が設けられ、更に、この多関節装着ロボット33に隣接
してバーフィールドジョイント2の引抜検査を行った
り、ブーツ4の大径部4bをブーツバンド10により締
め付けて固定する(図13参照)ジョイント引抜検査・
バンドかしめ装置34が設けられている。
【0016】第3搬送装置29B側には、図示しないス
パイダを供給する供給台35及びトリボードジョイント
3(図12及び図13参照)を供給する供給台36が接
続されている。そして、供給台35に近接してスパイダ
14(図13参照)を第3搬送装置29B上のドライブ
シャフト1に装着する多関節装着ロボット37及びスパ
イダ引抜検査装置38が設けられ、供給台36に近接し
てトリボードジョイント3(厳密にはケース3a(図1
3参照))を第3搬送装置29B上のドライブシャフト
1に装着する多関節装着ロボット39が設けられてい
る。
【0017】更に、この多関節装着ロボット39に隣接
してブーツ5の大径部5bをブーツバンド12により締
め付けて固定する(図13参照)バンドかしめ装置40
が設けられている。また、第3搬送装置29Bの下流側
の端部には、組み付けられた第3搬送装置29B上のド
ライブシャフト1を搬出する多関節搬出ロボット41が
設けられている。
【0018】従って、ドライブシャフト1が供給台2
0,21から第1搬送装置22に搬入され、この第1搬
送装置22によって水平状態で搬送されると、まず、多
関節装着ロボット26が供給台23上のダイナミックダ
ンパ6をドライブシャフト1に装着してクランプバンド
締付装置27がクランプバンド13を締め付けてダイナ
ミックダンパ6を固定する。
【0019】次に、多関節装着ロボット26が供給台2
4及び25上のブーツ4及び5をドライブシャフト1に
装着してブーツバンド締付装置28がブーツバンド9,
11を締め付けてブーツ4及び5の各小径部を固定す
る。ダイナミックダンパ6、ブーツ4及び5が固定され
たドライブシャフト1は多関節移送ロボット30によっ
て水平状態から垂直状態として第2搬送装置29Aに移
送される。
【0020】そして、この第2搬送装置29Aの上流側
では多関節装着ロボット33が供給台32上のバーフィ
ールドジョイント2をドライブシャフト1に装着し、次
に、ジョイント引抜検査・バンドかしめ装置34により
ジョイント引抜検査を行った後ブーツバンド10を締め
付けてブーツ4の大径部を固定する。
【0021】ドライブシャフト1の一端部の組付作業が
完了すると、反転装置31はドライブシャフト1を上下
に180°反転させる。そして、第3搬送装置29Bで
は多関節装着ロボット37が供給台35上のスパイダを
ドライブシャフト1に装着すると共にスパイダ引抜き検
査装置38がその引抜検査作業を行う。
【0022】更に、多関節装着ロボット39が供給台3
6上のトリボードジョイント3をドライブシャフト1に
装着し、バンドかしめ装置40がブーツバンド12を締
め付けてブーツ5の大径部5bを固定する。最後に、多
関節搬出ロボット41が全ての組付が完了した第3搬送
装置29B上のドライブシャフト1をこの第3搬送装置
29Bから所定の位置に搬出する。
【0023】ここで、上述したドライブシャフトの組付
ラインに組み込まれた本発明に係る多関節装着ロボット
39部におけるドライブシャフト組立装置について説明
する。
【0024】図1に示すように、支持柱50に、ドライ
ブシャフト1を上下方向に立てた状態で保持し得る取付
治具51と、該取付治具51上方に位置して前記ドライ
ブシャフト1に装着されたブーツ5の芯出しを行えるブ
ーツ芯出し装置52と、前記ブーツ5に対し進退自在に
設けられて該ブーツ5(大径部5b)にトリボードジョ
イント3(ケース3a)を嵌合する際にトリボードジョ
イント3の案内とブーツ5内のエアー抜きを行える案内
兼エアー抜き装置53と、前記嵌合の際にトリボードジ
ョイント3に係合して同トリボードジョイント3を揺動
し且つブーツ5内に押込み得る揺動押込み装置54と、
がそれぞれ設けられる。
【0025】前記取付治具51は、図3でもわかるよう
に、二車種分即ち、上下一対のクランプ部55がドライ
ブシャフト1の長短二組宛それぞれ隣接して設けられて
いる。そして、取付治具51は、図2でもわかるよう
に、リニアガイド56及びシリンダ57により支持柱5
0に対し左右方向(水平方向)に移動可能に設けられて
おり、図示しない所定のストッパにより規制されて所定
のドライブシャフト1を作業位置に位置決めするように
なっている。
【0026】前記ドライブシャフト1には、前述したよ
うに、前工程で、所定のブーツ4,5とバーフィールド
ジョイント2とダイナミックダンパ6とスパイダ14と
が組み付けられている。
【0027】前記ブーツ芯出し装置52は、図2乃至図
4に示すように、前後方向に長い支持台60上に、左右
一対の開閉爪61がヒンジピン62でそれぞれ左右(水
平)方向に開閉可能に枢支されると共に、これらの開閉
爪61を開閉駆動する左右一対のシリンダ63が前向き
に取り付けられ、シリンダ63の伸長で開閉爪61が閉
じることで、ブーツ5の大径部5bが左右方向から挾持
されてセンタリングがなされるようになっている。
【0028】前記支持台60は、縦プレート64及びL
Mガイド65を介して支持柱50に対し上下動可能に支
持され、この支持台60を運動変換機構66を介して上
下動させるリニアアクチュエータ67が支持柱50に横
向きに取り付けられる。
【0029】前記運動変換機構66は、リニアアクチュ
エータ67により左右方向へ移動するプレート68と、
該プレート68の前面上部に付設された上下一対の斜め
ガイド69と、この斜めガイド69間を転動すべく前記
縦プレート64の後面に枢支されたカムフォロア70と
から構成される。
【0030】従って、リニアアクチュエータ67により
プレート68が左右方向へ移動すると、縦プレート64
が上下動し、該縦プレート64と一体の支持台60も上
下動して左右一対の開閉爪61のブーツ5に対する挾持
位置が上下方向に変化することになり(図2中の想像線
参照)、ブーツ5に対する挾持位置が上下方向に異なる
複数車種に対応できることになる。
【0031】前記案内兼エアー抜き装置53は、図8及
び図9に示すように、前記左右一対の開閉爪61の一方
(図示例では右方の開閉爪61)に一体的に組み付けら
れて、開閉爪61と同期してブーツ5に対し進退するよ
うになっている。
【0032】そして、案内兼エアー抜き装置53は、開
閉爪61上に垂直方向に揺動自在に枢支されたレバー7
1と、該レバー71を揺動すべくロッド先端が同レバー
71の一端にナックル72を介して連結されると共にシ
リンダ部が前記開閉爪61にブラケット73を介して上
向きに取り付けられた薄形シリンダ74と、前記レバー
71の他端に垂直方向に揺動自在に枢支された前後方向
に長いリンク75と、該リンク75の内側面に前後方向
へ所定間隔離間して固定されてブーツ5の大径部5bの
一側内に臨入し得る3枚のへら76と、前記リンク75
を手前側(へら76がブーツ5から後退する方向)に付
勢する引張ばね77とから構成される。尚、図中78は
動作位置を検出する近接スイッチである。
【0033】従って、薄形シリンダ74の伸長でリンク
75部がブーツ5に対し前進されてへら76がブーツ5
内に臨入した状態で、トリボードジョイント3(ケース
3a)がブーツ5(大径部5b)内に揺動・押込みされ
る際には、前記3枚のへら76が所謂靴べらのように案
内すると共に、互いに隣接するへら76間の隙間よりブ
ーツ5内のエアーが抜かれることになる。
【0034】前記揺動押込み装置54は、図5乃至図7
に示すように、前記ケース3aの軸部に係合する二股状
の係合板80と、該係合板80を軸部材81を介して回
動自在に支持する揺動体82と、該揺動体82をヒンジ
ピン83を介して垂直方向に揺動自在に支持するスライ
ダ84と、同揺動体82を揺動すべく一方のロッド先端
がナックル85を介して同揺動体82の上部に連結され
ると共に他方のロッド先端がナックル86を介して前記
スライダ84の上面部に連結される背合せ形シリンダ8
7と、を有する。
【0035】従って、背合せ形シリンダ87の何段階か
の伸縮で揺動体82は図5中左右方向に揺動し、これに
よって、係合板80を介して前記トリボードジョイント
3(ケース3a)も同方向に揺動されることになる。こ
の際、ケース3aの軸部の傾きに追従して前記係合板8
0が揺動体82に対して回動することになる。なお、図
中88は、揺動体82の揺動限界位置を規制する左右一
対の調整ねじである。
【0036】また、前記スライダ84は、LMガイド8
9を介して支持板90上を前後方向に移動可能になって
おり、このスライダ84を移動すべくロッド先端を同ス
ライダ84にナックル91を介して連結したシリンダ9
2が前記支持板90上に前向きに取り付けられている。
【0037】従って、前記シリンダ92の伸縮により前
記スライダ84が前後動して前記係合板80がトリボー
ドジョイント3に対し進退することになる。
【0038】また、前記支持板90は、LMガイド93
を介して支持柱50の後面部を上下動可能になってお
り、この支持板90を上下動すべくロッド先端を同支持
板90の下面部にフローティングジョイント94を介し
て連結したストローク調整形シリンダ95が前記支持柱
50に上向きに取り付けられている。
【0039】従って、前記ストローク調整形シリンダ9
5の収縮により前記支持板90が下降することで、前記
係合板80を介してトリボードジョイント3がブーツ5
内に押し込まれることになる。
【0040】このように構成される本装置の組付工程を
図10を参照して説明する。先ず、図10の(a)に示
すように、ブーツ芯出し装置52における左右一対の開
閉爪61を閉作動させて取付治具51に保持されたドラ
イブシャフト1上のブーツ5のセンタリングを行うと共
に、案内兼エアー抜き装置53におけるレバー71を揺
動させて3枚のへら76をブーツ5内に臨入させる。
【0041】この後、図10の(b)に示すように、多
関節装着ロボット39のロボットハンド39aにより、
トリボードジョイント3を位相合わせ(回転方向)を行
いつつドライブシャフト1上のスパイダ14に組み付け
る。この際、トリボードジョイント3のケース3a口元
に予めロボット等でオイルを塗布しておくと、後述のブ
ーツ5組付時に組付易くなるので好適である。
【0042】次に、図10の(c)に示すように、トリ
ボードジョイント3をロボットハンド39aから揺動押
込み装置54における係合板80に持ち替えて、該係合
板80の揺動によりトリボードジョイント3を前記へら
76臨入側の反対側へ倒しながら係合板80を下降させ
てトリボードジョイント3の片側をそのままブーツ5へ
押し付ける。
【0043】次に、図10の(d)に示すように、係合
板80を反対側に揺動させてトリボードジョイント3を
へら76側に垂直になるまで立て直し、その後係合板8
0を下降させてトリボードジョイント3をブーツ5内へ
押し込む。この際、トリボードジョイント3はへら76
に案内されて円滑にブーツ5内へ嵌合されると共に、ブ
ーツ5内のエアーがへら76間の隙間から外部へ排出さ
れてブーツ5内が大気圧に保持される。
【0044】最後に、前記レバー71を反対側に揺動さ
せてへら76をブーツ5から抜き出せば組立が完了す
る。このようにして、ブーツ5内の適性空気圧の確保と
安定した組立精度の確保が達成される。
【0045】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のドライブシャフト組立装置によれば、支持
柱に、ドライブシャフトを上下方向に立てた状態で保持
し得る取付治具と、該取付治具上方に位置して前記ドラ
イブシャフトに装着されたブーツの芯出しを行えるブー
ツ芯出し装置と、前記ブーツに対し進退自在に設けられ
て該ブーツにジョイントケースを嵌合する際にジョイン
トケースの案内とブーツ内のエアー抜きを行える案内兼
エアー抜き装置と、前記嵌合の際にジョイントケースに
係合して同ケースを揺動させつつブーツ内に押込み得る
揺動押込み装置と、をそれぞれ設けたので、ドライブシ
ャフトを立てた状態で、ブーツの芯出しとこのブーツ内
へのジョイントケースの揺動・押込みとこの揺動・押込
みの際のブーツ内のエアー抜きが自動的に行われ、生産
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライブシャフト組立装置の全体
斜視図である。
【図2】ブーツ芯出し装置部の側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】揺動押込み装置部の正面図である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】案内兼エアー抜き装置部の平面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】組付工程図である。
【図11】本実施例のドライブシャフト組立装置を含む
ドライブシャフトの組付ラインを示す平面図である。
【図12】車両のフロントアクスルを表す一部切欠斜視
図である。
【図13】等速ジョイント及び防塵用ブーツ等が装着さ
れたドライブシャフトの断面図である。
【符号の説明】
1 ドライブシャフト 3 トリポードジョイント 5 ブーツ 14 スパイダ 50 支持柱 51 取付治具 52 ブーツ芯出し装置 53 案内兼エアー抜き装置 54 揺動押込み装置 61 開閉爪 76 へら 80 係合板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 303 B62D 65/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持柱に、ドライブシャフトを上下方向
    に立てた状態で保持し得る取付治具と、該取付治具上方
    に位置して前記ドライブシャフトに装着されたブーツの
    芯出しを行えるブーツ芯出し装置と、前記ブーツに対し
    進退自在に設けられて該ブーツにジョイントケースを嵌
    合する際にジョイントケースの案内とブーツ内のエアー
    抜きを行える案内兼エアー抜き装置と、前記嵌合の際に
    ジョイントケースに係合して同ケースを揺動させつつブ
    ーツ内に押込み得る揺動押込み装置と、をそれぞれ設け
    たことを特徴とするドライブシャフト組立装置。
  2. 【請求項2】 ブーツ芯出し装置は、左右一対の開閉爪
    とこれを開閉するシリンダとを載置した支持板が支持柱
    に対しアクチュエータにより上下移動可能に構成されて
    なる請求項1記載のドライブシャフト組立装置。
  3. 【請求項3】 案内兼エアー抜き装置は、複数枚のへら
    を有して開閉爪の何れか一方に一体的に組み付けられる
    請求項2記載のドライブシャフト組立装置。
  4. 【請求項4】 揺動押込み装置は、ジョイントケースの
    軸部に係合する二股状の係合板を揺動自在に支持すると
    共に該係合板を揺動させるシリンダを載置した支持板が
    支持柱に対しアクチュエータにより前後及び上下移動可
    能に構成されてなる請求項1、2又は3記載のドライブ
    シャフト組立装置。
JP7133290A 1995-05-31 1995-05-31 ドライブシャフト組立装置 Expired - Fee Related JP3030801B2 (ja)

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