JPH07256531A - ドライブシャフト組立装置 - Google Patents

ドライブシャフト組立装置

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JPH07256531A
JPH07256531A JP6047020A JP4702094A JPH07256531A JP H07256531 A JPH07256531 A JP H07256531A JP 6047020 A JP6047020 A JP 6047020A JP 4702094 A JP4702094 A JP 4702094A JP H07256531 A JPH07256531 A JP H07256531A
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boot
drive shaft
band
joint
tightening
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Yoshio Yamada
良雄 山田
Yasuhisa Shiragami
康久 白神
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性の大幅な向上が図れるコンパクトなド
ライブシャフト組立装置を提供する。 【構成】 ベッド60上に立設したコラム61の前面部
に、長短二本のドライブシャフト11を上下方向に立て
た状態で保持し得る左右方向へスライド可能な取付治具
12を設けると共に、該取付治具12上方のコラム前面
部をACサーボモータ70及びボールネジ69により上
下方向に移動し得るヘッド63に、ドライブシャフト1
1の軸端に連結された等速ジョイント12の引抜検査を
行うジョイント引抜検査装置71と、等速ジョイント1
2に対する樹脂又はゴム製のブーツ14又は15の組付
高さを確認するブーツ組付位置検出装置75と、ブーツ
外周に予め仮締めされたブーツバンド23又は24を本
締めするゴムブーツ用締付装置76及び樹脂ブーツ用締
付装置77とを設けた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等車両のドライ
ブシャフト組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図24に車両のフロントアクスルを表す
一部切欠斜視、図25に等速ジョイント及び防塵用ブー
ツ等が固定されたドライブシャフトの断面、図26にド
ライブシャフトに装着される樹脂製の防塵用ブーツの締
付方法を表す概略、図27にドライブシャフトに装着さ
れるゴム製の防塵用ブーツの締付方法を表す概略を示
す。
【0003】図24及び図25に示すように、ドライブ
シャフト11はホイール側の端部に等速ジョイント(バ
ーフィールドジョイント−Birfield Joint)12が装着
される一方、デファレンシャル側の端部には等速ジョイ
ント(トリポードジョイント−Tripod Joint)13が装
着されており、各等速ジョイント12,13にはそれぞ
れ防塵用ブーツ14,15が取付けられている。また、
ドライブシャフト11の中間部にはダイナミックダンパ
16が取付けられている。そして、ドライブシャフト1
1の一方の等速ジョインド13は図示しないデファレン
シャルを介してトランスミッションに連結されている。
また、ドライブシャフト11の他方の等速ジョインド1
2はナックル17に回転自在に支持されたハブ18に連
結されており、このハブ18に図示しないホイールが取
付けられている。
【0004】一般に、図示した一方の防塵用ブーツ14
は樹脂製で中空の蛇腹状に形成されており、小径部14
aがドライブシャフト11に嵌合して小径ブーツバンド
21により締め付けられて固定され、大径部14bは等
速ジョインド12の外径に嵌合して大径ブーツバンド2
3により締め付けられて固定されている。一方、図示し
た他方の防塵用ブーツ15はゴム製で中空の蛇腹状に形
成されており、小径部15aはドライブシャフト11に
嵌合して小径ブーツバンド22により締め付けられて固
定され、大径部15bは等速ジョインド13の外径に嵌
合して大径ブーツバンド24により締め付けられて固定
されている。また、ダイナミックダンパ16はドライブ
シャフト11に嵌合してクランプバンド25により締め
付けられて固定されている。
【0005】樹脂製の防塵用ブーツ14を締め付ける小
径又は大径ブーツバンド21,23は、図26にも示す
ように、一端側に複数の係止爪21aが形成されて他端
側に複数の係止孔21bが形成された帯状部材21cを
湾曲させ、この係止爪21aを係止孔21bに係止する
ことで環状に成形して構成され、外周部に外方に湾曲突
出した突出部21dが形成されている。一方、ゴム製の
防塵用ブーツ15を締め付ける小径又は大径ブーツバン
ド22,24は、図27にも示すように、環状部材22
aにレバー部22bが折曲自在に固着されると共にこの
折り曲げたレバー部22bの先端を固定する一対の舌片
部22cが形成されて構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した小径又は大径
ブーツバンド21,23は樹脂製の防塵用ブーツ14の
外周面に予め仮締めされており、当該ブーツのドライブ
シャフト11等への組付後に、ペンチ(油圧式ペンチ)
Pを用いて突出部21dを周方向から挾圧してかしめる
ことで、小径又は大径ブーツバンド21,23の内径が
縮小して本締めされ、防塵用ブーツ14をドライブシャ
フト11等に固定することができる(図26参照)。一
方、小径又は大径ブーツバンド22,24は、上記バン
ドと同様に、ゴム製の防塵用ブーツ15の外周面に予め
仮締めされており、当該ブーツのドライブシャフト11
等への組付後に、作業者による手作業でレバー部22b
を周方向へ折り曲げることで、小径又は大径ブーツバン
ド22,24の内径が縮小して本締めされ、防塵用ブー
ツ15をドライブシャフト11等に固定することができ
る。なお、レバー部22bの先端は一対の舌片部22c
をハンマー等で軸方向へかしめることで固定される(図
27参照)。
【0007】ところが、前述した従来のブーツバンド締
付方法にあっては、締付け前のジョイント引抜検査やブ
ーツ組立位置の確認作業も含めて、作業者による手作業
等で行うこととなるので、作業者にかかる負担が大き
く、作業時間も長くかかってしまうという問題があっ
た。
【0008】このような問題を解決するために、かしめ
加工を自動化するものとして、実開平2−104929
号公報に開示されたものがある。これは、等速ジョイン
ト等の自在継手組立体に用いられるブーツバンドをかし
めるブーツバンドかしめ装置に関し、支持手段に支持さ
れる自在継手組立体を回転させてブーツバンドのかしめ
部を位置決めし、押圧手段でブーツバンド側に押圧され
るかしめ手段でかしめ部のかしめ加工を行うものであ
る。
【0009】しかしながら、上記装置にあっては、等速
ジョイント等の自在継手組立体を横にした状態でかしめ
加工がなされるため、装置が大型化するという欠点があ
ると共に、かしめ加工のみ自動化しただけであり、締付
け前のジョイント引抜検査やブーツ組立位置の確認作業
は依然として作業者が行っていたため、未だ作業性が悪
かった。
【0010】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、作業性の大幅な向上が図れるコンパクトなドラ
イブシャフト組立装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のドライブシャフト組立装置は、下記のよう
に構成される。 ベッド上に立設したコラムの前面部に、ドライブシ
ャフトを上下方向に立てた状態で保持し得る取付治具を
設けると共に、該取付治具上方のコラム前面部をアクチ
ュエータにより上下方向に移動し得るヘッドに、ドライ
ブシャフトの軸端に連結されたジョイントの引抜検査を
行うジョイント引抜検査装置と、ジョイントに対するブ
ーツの組付高さを確認するブーツ組付位置検出装置と、
ブーツ外周に予め仮締めされたブーツバンドを本締めす
るブーツバンド締付装置とを設けたことを特徴とする。
【0012】 取付治具は、アクチュエータにより左
右方向に移動可能に設けられて二本以上のドライブシャ
フトを左右方向に所定間隔離間して保持し得るものであ
る。
【0013】 ジョイント引抜検査装置は、ヘッドに
上下方向へ移動可能でかつ上方付勢状態で支持された中
空シャフトと、該中空シャフトに上下方向へ移動可能で
かつ上方付勢状態で挿入された昇降バーと、該昇降バー
を付勢力に抗して下降し得るアクチュエータと、同昇降
バーの下端に連繋して昇降バーの上方付勢状態で縮径し
てジョイントをクランプすると共に前記アクチュエータ
による下降動作で拡径してジョイントをアンクランプす
るコレットチャックとを備えることを特徴とする。
【0014】 ブーツ組付位置検出装置は、ヘッド下
面部をアクチュエータにより上下方向へ移動し得るブラ
ケットと、該ブラケットに上下方向へ移動可能に支持さ
れると共にジョイントに組み付けられたブーツの端面に
当接して上昇し得る軸方向位置決め部材と、該軸方向位
置決め部材の位置を検出する検出センサと、該検出セン
サの出力に基づいて前記ブラケットの下降を停止する停
止手段とを有することを特徴とする。
【0015】 ブーツバンド締付装置は、ゴムブーツ
用締付装置と樹脂ブーツ用締付装置とが、ヘッド下面部
に水平方向へ摺動可能に設けられたスライドテーブルに
並設されてなることを特徴とする。
【0016】 ゴムブーツ用締付装置は、ドライブシ
ャフトを回転させてブーツバンドの周方向の位置決めを
行う周方向位置決め手段と、当該手段でブーツバンドが
位置決めされた状態でゴムブーツを仮押さえするゴムブ
ーツ仮押さえ手段と、前記位置決めされたブーツバンド
のレバー部を周方向へ折り曲げることでブーツバンドの
内径を縮径させて締め付ける折曲締付手段と、当該手段
で折り曲げられたレバー部の先端をブーツバンドの舌片
部を軸方向へかしめることで固定するレバー部固定手段
とを備えることを特徴とする。
【0017】 樹脂ブーツ用締付装置は、ドライブシ
ャフトを回転させてブーツバンドの周方向の位置決めを
行う周方向位置決め手段と、当該手段で位置決めされた
ブーツバンドを仮押さえするブーツバンド仮押さえ手段
と、当該手段で仮押さえされたブーツバンドの外方突出
部を周方向からかしめることでブーツバンドの内径を縮
径させて締め付けるかしめ締付手段とを備えることを特
徴とする。
【0018】
【作用】 の構成によれば、ドライブシャフトを立てた状態で、
ジョイントの引抜検査とブーツの組付高さの確認を自動
的に行い、その後同じ状態で、ブーツバンドが自動的に
本締めされる。
【0019】の構成によれば、取付治具を移動させる
ことで、複数本のドライブシャフトが速やかに組み立て
られる。
【0020】の構成によれば、アクチュエータによる
昇降バーの昇降動作でジョイントのクランプ、アンクラ
ンプがワンタッチで行われ、コレットチャックでジョイ
ントをクランプした後、ヘッド全体を上昇させること
で、ジョイントの引抜検査が自動的に行われる。
【0021】の構成によれば、アクチュエータでブラ
ケットを加工させ、軸方向位置決め部材をブーツの端面
に当接させることで、検出センサによりブーツの組付位
置が自動的に検出される。
【0022】の構成によれば、スライドテーブルの移
動により、ゴムブーツ用締付装置と樹脂ブーツ用締付装
置とが車種に対応して自動的に選択される。
【0023】の構成によれば、ブーツバンドが周方向
に位置決めされ、ゴムブーツが仮押さえされた後、ブー
ツバンドのレバー部を折り曲げることで、ゴムブーツが
締付け固定され、最後にレバー部の先端が舌片部でかし
められて固定される。
【0024】の構成によれば、ブーツバンドが周方向
に位置決めされ、仮押さえされた後、外方突出部をかし
めることで、樹脂ブーツが締付け固定される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例に係るドライブシ
ャフト組立装置の正面図、図2に同じく側面図、図3に
同じく平面図、図4にジョイント引抜検査装置部の縦断
面図、図5に同じく側面図、図6に同じく平面図、図7
に同じく要部作用状態図、図8はゴムブーツ仮押さえ手
段部の側面図、図9は同じく平面図、図10はブーツ組
付位置検出装置部の正面図、図11は同じく側面図、図
12は同じく平面図、図13はゴムブーツ用締付装置部
の右側面図、図14は同じく平面図、図15は同じく正
面図、図16は同じく左側面図、図17は樹脂ブーツ用
締付装置部の側面図、図18は同じく平面図、図19は
同じく正面図、図20は同じく要部作用状態図、図21
は同じくかしめ部の平面図、図22は同じくかしめ部の
作用状態図、図23は本実施例のドライブシャフト組立
装置を含むドライブシャフトの組付ラインを示す平面図
である。
【0027】まず、本実施例のドライブシャフトの組付
ラインを説明する。図23に示すように、フロアの一端
部には長さの異なる2種類のドライブシャフト11を供
給する供給台31,32が並設されており、この各供給
台31,32にはドライブシャフト11を水平状態で搬
送する第1搬送装置33が接続されている。この第1搬
送装置33の一側にはダイナミックダンパ16を供給す
る供給台34及び2種類のブーツ14,15を供給する
供給台35,36が接続されると共に、供給台34のダ
イナミックダンパ16、各供給台35,36のブーツ1
4,15を第1搬送装置33上のドライブシャフト11
に装着する多関節装着ロボット37が設けられている。
【0028】そして、第1搬送装置33上には多関節装
着ロボット37の前後に位置してダイナミックダンパ1
6をクランプバンド23により締め付けて固定するクラ
ンプバンドの締付装置38及びブーツ14,15の小径
部をブーツバンド21,22により締め付けて固定する
ブーツバンド締付装置39が設けられている。
【0029】また、フロアにはドライブシャフト11を
垂直状態で搬送するシャトル式の第2搬送装置40Aが
設置されており、第1搬送装置33の下流側と第2搬送
装置40Aの上流側との間には第1搬送装置33上にあ
る水平状態のドライブシャフト11を垂直状態として第
2搬送装置40Aに移送する多関節移送ロボット41が
設けられている。この第2搬送装置40Aと次工程にお
けるシャトル式の第3搬送装置40Bとの間には垂直状
態に支持されたドライブシャフト11を上下に180°
反転させる反転装置42が設置されている。そして、第
2搬送装置40A側には等速ジョイント12を供給する
供給台43が接続されると共に、該供給台43の等速ジ
ョイント12を第2搬送装置40A上のドライブシャフ
ト11に装着する多関節装着ロボット45が設けられ、
更に、この多関節装着ロボット45に隣接して等速ジョ
イント12の引抜検査を行ったり、ブーツ14又は15
の大径部14b又は15bをブーツバンド23又は24
により締め付けて固定するドライブシャフト組立装置4
6が設けられている。
【0030】第3搬送装置40B側には、図示しないス
パイダを供給する供給台47及び等速ジョイント13を
供給する供給台48が接続されている。そして、供給台
47に近接してスパイダを第3搬送装置40B上のドラ
イブシャフト11に装着する多関節装着ロボット49及
びスパイダ引抜検査装置50が設けられ、供給台48に
近接して等速ジョイント13を第3搬送装置40B上の
ドライブシャフト11に装着する多関節装着ロボット5
1が設けられている。更に、この多関節装着ロボット5
1に隣接してブーツ15の大径部15bをブーツバンド
24により締め付けて固定するブーツバンド締付装置5
2が設けられている。また、第3搬送装置40Bの下流
側の端部には組付けられた第3搬送装置40B上のドラ
イブシャフト11を搬出する多関節搬出ロボット53が
設けられている。
【0031】従って、ドライブシャフト11が供給台3
1,32から第1搬送装置33に搬入され、この第1搬
送装置33によって水平状態で搬送されると、まず、多
関節装着ロボット37が供給台34上のダイナミックダ
ンパ16をドライブシャフト11に装着してクランプバ
ンドの締付装置38がクランプバンド25を締め付けて
ダイナミックダンパ16を固定する。次に、多関節装着
ロボット37が供給台35又は36上のブーツ14又は
15をドライブシャフト11に装着してブーツバンド締
付装置39がブーツバンド21,22を締め付けてブー
ツ14又は15の各小径部を固定する。ダイナミックダ
ンパ16及びブーツ14又は15が固定されたドライブ
シャフト11は多関節移送ロボット41によって水平状
態から垂直状態として第2搬送装置40に移送される。
そして、この第2搬送装置40の上流側では多関節装着
ロボット45が供給台43上の等速ジョイント12をド
ライブシャフト11に装着し、次に、ドライブシャフト
組立装置46によりジョイント引抜検査を行った後ブー
ツバンド23を締め付けてブーツ14の大径部を固定す
る。
【0032】ドライブシャフト11の一端部の組付作業
が完了すると、反転装置42はドライブシャフト11を
上下に180°反転させる。そして、第3搬送装置40
Bでは多関節装着ロボット49が供給台47上のスパイ
ダをドライブシャフト11に装着すると共に引抜き検査
装置50がその引抜検査作業を行う。更に、多関節装着
ロボット51が供給台48上の等速ジョイント13をド
ライブシャフト11に装着し、ブーツバンド締付装置5
2がブーツバンド24を締め付けてブーツ15の大径部
を固定する。最後に、多関節搬出ロボット53が全ての
組付が完了した第3搬送装置40B上のドライブシャフ
ト11をこの第3搬送装置40Bから所定の位置に搬出
する。
【0033】ここで、上述したドライブシャフトの組付
ラインに組み込まれた本発明に係るドライブシャフト組
立装置46について説明する。図1乃至図3に示すよう
に、ベッド60上にコラム61が立設され、このコラム
61の前面部には、長短二本のドライブシャフトフト1
1を上下方向(垂直方向)に立てた状態で保持し得る取
付治具62が設けられると共に、この取付治具62の上
方に位置してヘッド63が昇降自在に設けられる。
【0034】前記取付治具62は、図示例では、二車種
分即ち、上下一対のクランプ部64がドライブシャフト
11の長短二組宛それぞれ隣接して設けられている。そ
して、取付治具62はリニアガイド65及びシリンダ6
6により左右方向(水平方向)に移動可能に設けられて
おり、所定のストッパ67により規制されて所定のドラ
イブシャフト11を作業位置に位置決めするようになっ
ている。
【0035】前記ドライブシャフト11には、前述した
ように、前工程で、所定のブーツ14,15と等速ジョ
イント12とダイナミックダンパ16とが組み付けられ
ている。そして、同じく前述したように、前後左右に移
動し得るシャトル式の第二搬送装置40Aにより、長短
二本のドライブシャフト11が一組となって本ドライブ
シャフト組立装置46に搬送されて前記取付治具62の
クランプ部64に取り付けられる。
【0036】前記ヘッド63は、コラム61に対してリ
ニアガイド68及びボールネジ69を介してACサーボ
モータ70により昇降駆動される本体部63aに前記等
速ジョイント12の引抜検査を行うジョイント引抜検査
装置71が組み付けられると共に、本体部63aの下面
部をリニアガイド72及びシリンダ73により左右方向
に移動可能なスライドテーブル74に、等速ジョイント
12に対するブーツ14又は15の組付高さを確認する
ブーツ組付位置検出装置75とこれらブーツ外周に予め
仮締めされたブーツバンド23又は24を本締めするゴ
ムブーツ用締付装置76と同じく樹脂ブーツ用締付装置
77とが並設されてなる。
【0037】また、前記取付治具62とヘッド63との
間に位置したコラム61には、等速ジョイント12の位
置出しを行うジョイント位置出し装置78とゴム製のブ
ーツ15の仮押さえを行うゴムブーツ仮押さえ装置79
とが設けられている。
【0038】前記ジョイント位置出し装置78は、図8
及び図9に示すように、コラム61の前面にスペーサ8
0を介して前向きに取り付けられたシリンダ81の伸縮
により図示しないリンク機構を介して左右一対の爪82
が開閉する所謂広角ハンドで構成され、爪82が閉じる
ことでふらふらした状態の等速ジョイント12の軸部1
2aを作業位置に固定するもので、前記ジョイント引抜
検査装置71の一構成要素である。
【0039】前記ゴムブーツ仮押さえ装置79は、図8
及び図9に示すように、コラム61の前面に同じくスペ
ーサ83を介して前向きに取り付けられたシリンダ84
の伸縮により図示しないリンク機構を介して左右一対の
非対称の爪85が開閉する所謂広角ハンドで構成され、
爪85が閉じることでブーツバンド24を本締めする際
にブーツ15を押さえて捩れ等を防止するもので、前記
ゴムブーツ用締付装置76の一構成要素である。
【0040】前記ジョイント引抜検査装置71は、図4
ないし図6に示すように、前記ジョイント位置出し装置
78に加えて、ヘッド63の本体部63aに上下両ブラ
ケット90を介して回転可能でかつ上下方向へ移動可能
に支持されると共に常時圧縮ばね91で上方へ付勢され
た中空シャフト92と、該中空シャフト92に上下方向
へ移動可能でかつ前記圧縮ばね91よりばね荷重が小さ
い圧縮ばね93により上方へ付勢されて挿入された昇降
バー94と、前記本体部63aにL字ブラケット95を
介して下向きに取り付けられてその伸長により前記昇降
バー94を付勢力に抗して下降し得るシリンダ96と、
同昇降バー94の下端に連繋して昇降バー94の前記付
勢力による上昇動作で縮径して等速ジョイント12の軸
部12aをクランプすると共に前記シリンダ96による
下降動作で拡径して等速ジョイント12の軸部12aを
アンクランプするコレットチャック97とを備える
【0041】従って、前記コレットチャック97で等速
ジョイント12の軸部12aをクランプした状態で前記
本体部63a全体をリニアガイド68及びボールネジ6
9を介してACサーボモータ70によりコラム61に対
して上昇させることで、ドライブシャフト11の軸端に
対する等速ジョイント12のジョイント部12bの引抜
検査が行える。
【0042】図示例では、図7にも示すように、昇降バ
ー94の下端に取り付けた先金具98がブロック99内
を上下動することで、コレットチャック97の弾性爪9
7aが外筒97b内を上下動して拡縮変形するようにな
っていると共に、先金具98の上方移動時には当該先金
具98がコマ100をブロック99の外周から押し出し
て外筒97bの上端部に係止させ、当該ブロック99即
ち、弾性爪97aの外筒97bに対する下方移動を機械
的に阻止するようになっている(図4の状態参照)。
【0043】また、前記下ブラケット90の上面には中
空シャフト92を取り囲むようにしてロードセル101
が設けられ、前記引抜検査時の引抜き力を測定するよう
になっている。
【0044】また、前記中空シャフト92の上部外周に
はギヤ102がナット103で固着され、このギヤ10
2に噛合するギヤ104が本体部63aにブラケット1
05を介して下向きに取り付けられたモータ106の出
力軸に固着されている。このモータ106及び両ギヤ1
02,104がゴムブーツ用締付装置76と樹脂ブーツ
用締付装置77における周方向位置決め手段の一部を構
成するのである。即ち、前記コレットチャック97で等
速ジョイント12の軸部12aをクランプした状態でモ
ータ106が回転すると、前記両ギヤ102,104を
介して中空シャフト92が回転され、これと一体の等速
ジョイント12もブーツバンド23又は24と共に回転
するのである。
【0045】前記ブーツ組付位置検出装置75は、図1
0ないし図12に示すように、スライドテーブル74の
下面に垂設された支持ブラケット110上をリニアガイ
ド111及びシリンダ112により上下方向へ移動可能
な平面視でC字状の取付ブラケット113と、該取付ブ
ラケット113にボス114を介して上下方向に移動可
能でかつ圧縮ばね115で下方付勢状態で支持されると
共に等速ジョイント12に組み付けられたブーツ14又
は15の端面に当接することで前記付勢力に抗して上昇
し得るピン116(軸方向位置決め部材)と、該ピン1
16の上下方向位置を検出する光電スイッチ117と、
該光電スイッチ117の出力に基づいて前記取付ブラケ
ット113の下降を停止する図示しない停止制御手段と
を有する。
【0046】図示例では、前記ピン116が光電スイッ
チ117とともに等速ジョイント12の軸回りに等間隔
で3箇所に設けられ、ブーツ14又は15の略全周にわ
たってその組付位置が検出し得るようになっている。ま
た、前記光電スイッチ117には、二種類のブーツ14
及び15に対応して上下二つの検出部118a,118
bが設けられている。
【0047】前記ゴムブーツ用締付装置76は、図13
ないし図16に示すように、ドライブシャフト11を回
転させてブーツバンド24の周方向の位置決めを行う周
方向位置決め手段として、前述したモータ106及び両
ギヤ102,104とスライドテーブル74にブラケッ
ト120を介して固設されてブーツバンド24の舌片部
22cの位置を検出する光電スイッチ121とを備える
と共に、当該手段でブーツバンド24が位置決めされた
状態でゴムブーツ15を仮押さえする前述したゴムブー
ツ仮押さえ装置79とを備える。
【0048】さらに、前記ゴムブーツ用締付装置76
は、、前記周方向位置決め手段で位置決めされたブーツ
バンド24のレバー部22bを周方向へ折り曲げること
でブーツバンド24の内径を縮径させて締め付ける折曲
締付装置122と、当該装置122で折り曲げられたレ
バー部22bの先端をブーツバンド24の舌片部22c
を軸方向へかしめることで固定するレバー部固定装置1
23とを備える。
【0049】前記折曲締付装置122は、スライドテー
ブル74の下面にアジャストスクリュウ124,アジャ
ストブロック125等で左右方向の取付位置の微調整が
可能に固定された基板126と、該基板126にブラケ
ット127を介してシリンダ基端が枢支されピストンロ
ッド先端がナックル128を介して平面視でL字状の第
一リンク129の一端部にピン130結合した後向きの
第一シリンダ131と、前記第一リンク129の中間部
と他端部とが一端側にそれぞれ別個にピン132結合す
ると共に他端側がそれぞれブラケット133を介して前
記基板126に別個にピン134結合して相互に平行リ
ンクを形成する前後一対の連結リンク135と、これら
連結リンク135に中間部がそれぞれピン136結合さ
れて前記第一リンク129との間で平行リンクを形成す
る第二リンク137と、この第二リンク137の一端部
に中間部がピン138結合されて先端部にカムフォロア
139を備えるレバー140と、このレバー140の基
端部にピストンロッド先端がナックル141を介してピ
ン142結合されシリンダ基端が前記第二リンク137
の他端部に枢支された後向きの第二シリンダ143とか
ら成る。
【0050】従って、第一シリンダ131が伸長し、第
二シリンダ143が収縮した図の状態から、先ず第二シ
リンダ143を伸長させると、レバー140がピン13
8を中心として図14中時計方向に回転する。これによ
り、レバー先端のカムフォロア139が円弧状に前向き
に移動してブーツバンド24のレバー部22bを緩締状
態から緊締状態へと折り曲げる。この状態のまま今度
は、第一シリンダ131を収縮させると、第一リンク1
29が連結リンク135を介してピン134を中心とし
て図14中反時計方向に円運動する。これにより、連結
リンク135に支持された第二リンク137も同じ動作
をし、この結果、レバー先端のカムフォロア139が円
弧状に後向きに移動してブーツバンド24のレバー部2
2bを緊締状態から固定位置へと移動させる(図14中
二点鎖線参照)。
【0051】前記レバー部固定装置123は、スライド
テーブル74の下面にリニアガイド145を介して前後
方向への移動が可能に後向きに取り付けられた広角ハン
ド146と、この広角ハンド146を移動すべくシリン
ダ基端がスライドテーブル74の下面にブラケット14
7を介してピン148結合されピストンロッド先端が広
角ハンド146の側面に取り付けられたブラケット14
9にナックル150を介してピン151結合したシリン
ダ152とから成る。前記広角ハンド146は、シリン
ダ153の伸縮により図示しない楔機構やリンク機構等
を介して上下一対の爪154が開閉する通常のものであ
る。
【0052】従って、、前記折曲締付装置122でブー
ツバンド24のレバー部22bを緩締状態から緊締状態
へと折り曲げた後、シリンダ152を伸長させて広角ハ
ンド146をブーツバンド24に向けて接近させ、爪1
54を閉じることで、ブーツバンド24の舌片部22c
が軸方向へかしめられ、レバー部22bの先端が固定さ
れる(図27参照)。
【0053】一方、樹脂ブーツ用締付装置77は、図1
7ないし図20に示すように、ドライブシャフト11を
回転させてブーツバンド23の周方向の位置決めを行う
周方向位置決め手段として、前述したモータ106及び
両ギヤ102,104とスライドテーブル74にブラケ
ット160を介して固設されてブーツバンド23の突出
部21dの位置を検出する左右一対の光電スイッチ16
1と所定の締付位置で前記突出部21dに係合してブー
ツバンド23の回転を阻止するストッパ装置162とを
備えると共に、当該手段で位置決めされたブーツバンド
23を仮押さえするブーツバンド仮押さえ装置163
と、当該装置163で仮押さえされたブーツバンド23
の突出部21dを周方向からかしめることでブーツバン
ド23の内径を縮径させて締め付けるかしめ締付装置1
64とを備える。
【0054】前記ストッパ装置162は、スライドテー
ブル74の下面にアジャストスクリュウ170,アジャ
ストブロック171等で左右方向の取付位置の微調整が
可能に固定されたブラケット172と、該ブラケット1
72の下面に斜めに取り付けられたプレート173と、
該プレート173の下面に前後一対のブラケット174
を介してシリンダ部が斜め後向きに固定されたシリンダ
175と、該シリンダ175のピストンロッド先端部を
摺動自在に案内すべく前記プレート173の下面に取り
付けられた筒状ガイド176と、同シリンダ175のピ
ストンロッド先端に出没自在でかつ圧縮ばね177で突
出方向に付勢されて支持された先金具178とから成
る。
【0055】前記ブーツバンド仮押さえ装置163は、
前記プレート173の下面に前後一対のブラケット18
0を介してシリンダ部が前記筒状ガイド175の外側に
並んで後向きに固定されたシリンダ181と、該シリン
ダ181のピストンロッド先端に連結されたウレタン付
ストッパボルト182とから成る。
【0056】前記かしめ締付装置164は、スライドテ
ーブル74の下面にリニアガイド185を介して前後方
向への移動が可能に後向きに取り付けられた広角ハンド
186と、この広角ハンド186を移動すべくシリンダ
基端がスライドテーブル74の下面にブラケット187
を介して支持されピストンロッド先端が広角ハンド18
6の側面に取り付けられたブラケット188にナックル
189を介してピン190結合したシリンダ191とか
ら成る。
【0057】前記広角ハンド186は、図21及び図2
2に示すように、シリンダ192の伸縮により楔193
がボス194内を進退して同じくボス194にピン19
5結合された左右一対のレバー196を開閉する通常の
ものである。前記レバー196の先端には爪197がそ
れぞれ固着されると共に、これらの爪197を開き方向
に付勢する圧縮ばね198が先端寄りのレバー196間
に介装される。また、前記レバー196の基端部にはそ
れぞれ前記楔193と転接するローラフォロア199が
取り付けられている。
【0058】従って、先ず、前記ストッパ装置162の
シリンダ175を伸長させ先金具178をブーツバンド
23の突出部21dに係合させてブーツバンド23の周
方向の位置決めが終了すると、前記ブーツバンド仮押さ
え装置163のシリンダ181を伸長させウレタン付ス
トッパボルト182でブーツバンド23を仮押さえす
る。次に、前記シリンダ174を収縮させて先金具17
7を退避させた後、前記かしめ締付装置164のシリン
ダ191を伸長させ広角ハンド186をブーツバンド2
3に向けて接近させ、その後シリンダ192を伸長させ
て爪154を圧縮ばね198の付勢力に抗して閉じるこ
とで、突出部21dが周方向にかしめられてブーツバン
ド23が締め付けられる。
【0059】このように構成されるため、本実施例によ
るドライブシャフト組立装置46によれば、第2搬送装
置40Aが取付治具62に向けて移動して該治具62に
長短二本のドライブシャフト11が取り付けられると、
先ず、ジョイント引抜検査装置71を構成するジョイン
ト位置出し装置(広角ハンド)78の爪82を閉じて作
業位置にある等速ジョイント12の軸部12aの位置出
しを行う。
【0060】この後、上昇位置にあったヘッド63を下
降させ、中空シャフト92に対する昇降バー94の上方
付勢状態を保持してコレットチャック97で等速ジョイ
ント12の軸部12aをクランプする。
【0061】この状態から、ヘッド63を上昇させるべ
く駆動して等速ジョイント12のドライブシャフト11
に対する引抜検査を行う。この時の引抜き力はロードセ
ル101で測定され、所定の引抜き力で引き抜かれなけ
れば引抜検査を合格したものとして、ヘッド63を上昇
させるべく駆動を停止して引抜検査を終了する。
【0062】次に、上記状態からブーツ組付位置検出装
置75における取付ブラケット113を下降させ、ピン
116をブーツ14又は15の端面に当接させて光電ス
イッチ117で所定の組付位置を検出したら前記取付ブ
ラケット113の下降を停止する。
【0063】ブーツ14又は15の組付位置が適正であ
れば、ブーツ14又は15の種別に応じてスライドテー
ブル74をスライドさせ、ゴムブーツ用締付装置76と
樹脂ブーツ用締付装置77の何れかを締付位置に位置決
めした後、モータ106及び両ギヤ102,104を介
して中空シャフト92及びこれとコレットチャック97
を介して一体の等速ジョイント12を回転させてブーツ
バンド23又は24の周方向位置決めを行う。
【0064】ゴム製のブーツ15の場合は、前述したよ
うに、先ず、ブーツバンド24の舌片部22cの位置を
光電スイッチ121で検出したら、前記回転を停止して
位置決めし、この後、ゴムブーツ仮押さえ装置79を作
動させてゴムブーツ15を仮押さえする。
【0065】この後、前記折曲締付装置122でブーツ
バンド24のレバー部22bを緩締状態から緊締状態へ
と折り曲げた後、前記レバー部固定装置123における
シリンダ152を伸長させて広角ハンド146をブーツ
バンド24に向けて接近させ、爪154を閉じること
で、ブーツバンド24の舌片部22cが軸方向へかしめ
られ、レバー部22bの先端が固定されて締付作業が終
了するのは前述した通りである。
【0066】一方、樹脂製のブーツ14の場合は、前述
したように、先ず、前記ストッパ装置162における先
金具178をブーツバンド23の突出部21dに係合さ
せてブーツバンド23の周方向の位置決めをした後、前
記ブーツバンド仮押さえ装置163を作動させてウレタ
ン付ストッパボルト182でブーツバンド23を仮押さ
えする。
【0067】次に、前記シリンダ174を収縮させて先
金具177を退避させた後、前記かしめ締付装置164
を作動させて広角ハンド186をブーツバンド23に向
けて接近させ、その後シリンダ192を伸長させて爪1
54を閉じることで、突出部21dが周方向にかしめら
れて締付作業が終了するのは前述した通りである。
【0068】このようにして、一本目のドライブシャフ
ト11におけるブーツバンド23又は24の締付作業が
終了すると、シリンダ96による下降動作で等速ジョイ
ント12に対しコレットチャック97をアンクランプし
てヘッド63を上昇させた後、取付治具62をスライド
させて二本目のドライブシャフト11を作業位置にセッ
トし、前述したのと同じ動作で組立作業を行えばよい。
【0069】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で取付治具に取り付けら
れるドライブシャフトの本数やアクチュエータ及び広角
ハンドの構造の変更等各種変更が可能なことは言うまで
もない。
【0070】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のドライブシャフト組立装置によれば、ベッ
ド上に立設したコラムの前面部に、ドライブシャフトを
上下方向に立てた状態で保持し得る取付治具を設けると
共に、該取付治具上方のコラム前面部をアクチュエータ
により上下方向に移動し得るヘッドに、ドライブシャフ
トの軸端に連結されたジョイントの引抜検査を行うジョ
イント引抜検査装置と、ジョイントに対するブーツの組
付高さを確認するブーツ組付位置検出装置と、ブーツ外
周に予め仮締めされたブーツバンドを本締めするブーツ
バンド締付装置とを設けたので、ドライブシャフトを立
てた状態で、ジョイントの引抜検査とブーツの組付高さ
の確認を自動的に行い、その後同じ状態で、ブーツバン
ドが自動的に本締めされる。この結果、作業性の大幅な
向上が図れる一方で組立装置がコンパクトで済むという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るドライブシャフト組立
装置の正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】ジョイント引抜検査装置部の縦断面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】同じく要部作用状態図である。
【図8】ゴムブーツ仮押さえ手段部の側面図である。
【図9】同じく平面図である。
【図10】ブーツ組付位置検出装置部の正面図である。
【図11】同じく側面図である。
【図12】同じく平面図である。
【図13】ゴムブーツ用締付装置部の右側面図である。
【図14】同じく平面図である。
【図15】同じく正面図である。
【図16】同じく左側面ずである。
【図17】樹脂ブーツ用締付装置部の側面図である。
【図18】同じく平面図である。
【図19】同じく正面図である。
【図20】同じく要部作用状態図である。
【図21】同じくかしめ部の平面図である。
【図22】同じくかしめ部の作用状態図である。
【図23】本実施例のドライブシャフト組立装置を含む
ドライブシャフトの組付ラインを示す平面図である。
【図24】車両のフロントアクスルを表す一部切欠斜視
図である。
【図25】等速ジョイント及び防塵用ブーツ等が固定さ
れたドライブシャフトの断面図である。
【図26】ドライブシャフトに装着される樹脂製の防塵
用ブーツの締付方法を表す概略図である。
【図27】ドライブシャフトに装着されるゴム製の防塵
用ブーツの締付方法を表す概略図である。
【符号の説明】
11 ドライブシャフト 12 等速ジョイント 14 樹脂製のブーツ 15 ゴム製のブーツ 23 ブーツバンド 24 ブーツバンド 60 ベッド 61 コラム 62 取付治具 63 ヘッド 70 ACサーボモータ 71 ジョイント引抜検査装置 74 スライドテーブル 75 ブーツ組付位置検出装置 76 ゴムブーツ用締付装置 77 樹脂ブーツ用締付装置 78 ジョイント位置出し装置 79 ゴムブーツ仮押さえ装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に立設したコラムの前面部に、
    ドライブシャフトを上下方向に立てた状態で保持し得る
    取付治具を設けると共に、該取付治具上方のコラム前面
    部をアクチュエータにより上下方向に移動し得るヘッド
    に、ドライブシャフトの軸端に連結されたジョイントの
    引抜検査を行うジョイント引抜検査装置と、ジョイント
    に対するブーツの組付高さを確認するブーツ組付位置検
    出装置と、ブーツ外周に予め仮締めされたブーツバンド
    を本締めするブーツバンド締付装置とを設けたことを特
    徴とするドライブシャフト組立装置。
  2. 【請求項2】 取付治具は、アクチュエータにより左右
    方向に移動可能に設けられて二本以上のドライブシャフ
    トを左右方向に所定間隔離間して保持し得る請求項1記
    載のドライブシャフト組立装置。
  3. 【請求項3】 ジョイント引抜検査装置は、ヘッドに上
    下方向へ移動可能でかつ上方付勢状態で支持された中空
    シャフトと、該中空シャフトに上下方向へ移動可能でか
    つ上方付勢状態で挿入された昇降バーと、該昇降バーを
    付勢力に抗して下降し得るアクチュエータと、同昇降バ
    ーの下端に連繋して昇降バーの上方付勢状態で縮径して
    ジョイントをクランプすると共に前記アクチュエータに
    よる下降動作で拡径してジョイントをアンクランプする
    コレットチャックとを備える請求項1又は2記載のドラ
    イブシャフト組立装置。
  4. 【請求項4】 ブーツ組付位置検出装置は、ヘッド下面
    部をアクチュエータにより上下方向へ移動し得るブラケ
    ットと、該ブラケットに上下方向へ移動可能に支持され
    ると共にジョイントに組み付けられたブーツの端面に当
    接して上昇し得る軸方向位置決め部材と、該軸方向位置
    決め部材の位置を検出する検出センサと、該検出センサ
    の出力に基づいて前記ブラケットの下降を停止する停止
    手段とを有する請求項1、2又は3記載のドライブシャ
    フト組立装置。
  5. 【請求項5】 ブーツバンド締付装置は、ゴムブーツ用
    締付装置と樹脂ブーツ用締付装置とが、ヘッド下面部に
    水平方向へ摺動可能に設けられたスライドテーブルに並
    設されてなる請求項1、2、3又は4記載のドライブシ
    ャフト組立装置。
  6. 【請求項6】 ゴムブーツ用締付装置は、ドライブシャ
    フトを回転させてブーツバンドの周方向の位置決めを行
    う周方向位置決め手段と、当該手段でブーツバンドが位
    置決めされた状態でゴムブーツを仮押さえするゴムブー
    ツ仮押さえ手段と、前記位置決めされたブーツバンドの
    レバー部を周方向へ折り曲げることでブーツバンドの内
    径を縮径させて締め付ける折曲締付手段と、当該手段で
    折り曲げられたレバー部の先端をブーツバンドの舌片部
    を軸方向へかしめることで固定するレバー部固定手段と
    を備える請求項5記載のドライブシャフト組立装置。
  7. 【請求項7】 樹脂ブーツ用締付装置は、ドライブシャ
    フトを回転させてブーツバンドの周方向の位置決めを行
    う周方向位置決め手段と、当該手段で位置決めされたブ
    ーツバンドを仮押さえするブーツバンド仮押さえ手段
    と、当該手段で仮押さえされたブーツバンドの外方突出
    部を周方向からかしめることでブーツバンドの内径を縮
    径させて締め付けるかしめ締付手段とを備える請求項5
    記載のドライブシャフト組立装置。
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