JP3150118B2 - 携帯電話機及びその通信方法 - Google Patents

携帯電話機及びその通信方法

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JP3150118B2
JP3150118B2 JP34171298A JP34171298A JP3150118B2 JP 3150118 B2 JP3150118 B2 JP 3150118B2 JP 34171298 A JP34171298 A JP 34171298A JP 34171298 A JP34171298 A JP 34171298A JP 3150118 B2 JP3150118 B2 JP 3150118B2
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体の速度検出機
能を内蔵する携帯電話機に関し、特に、移動速度によっ
てドライブモードや留守番電話サービスの開始または解
除を設定する携帯電話機及びその通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機は、留守番電話機能
や、発信者に対して「現在運転中」である旨のガイダン
スを流すサービスであるいわゆるドライブモード機能を
備えており、携帯電話機の使用者は、自動車などの移動
体によって高速移動するときに、それらの機能を活用す
ることが多い。
【0003】しかし、ドライブモード機能などを使用す
るときには、以下のような問題がある。すなわち、携帯
電話機の使用者は、自動車等に乗る前に、ドライブモー
ドを設定できるように設定専用の特定の番号にダイヤル
し、さらに携帯電話機に備えられているドライブモード
機能を設定する必要がある。そして、自動車等から降り
ることにより、電話に出られる状態になったら、これら
を解除する設定を行う必要がある。
【0004】また、利用者が移動時に携帯電話機を留守
番電話サービスモードに設定しておき、移動をやめたと
きにそのサービスモードを解除することも多い。このよ
うに、留守番電話サービスやドライブモードの開始また
は解除を設定するためには、移動・停止の都度、又は自
動車等の乗り降りの都度、わざわざ設定専用の特定の番
号にダイヤルしなければならなかった。
【0005】上記の問題を解決するために、たとえば、
特開平10−224865号公報に記載の発明は、携帯
電話機が所定の速度より速く移動(以下、高速移動と称
する)中に電話の呼出信号を受信すると、携帯電話機の
移動速度を判定し、高速移動中のときには、留守番電話
に切り替えることとしている。
【0006】上記公報に記載されている携帯電話機につ
いて図4を用いて簡単に説明する。図4において、携帯
電話装置11は、装置全体の制御を行う制御部110
と、「移動速度検出手段」に相当する速度認識部20及
び衛星測位システム(Global Positioning System;以
下、GPSと称する)アンテナ25と、送受信部30
と、電話用アンテナ35と、音声入力部40と、発音部
45と、キー入力部50と、「報知手段」としても機能
する表示部55と、振動部60と、留守番対応部70
と、メッセージ記録部75とを備えている。
【0007】GPSアンテナ25は、本体12内に入出
可能に設けられている。GPSアンテナ25は、GPS
衛星100からの電波を受信し速度認識部20に送る。
速度認識部20は、稼働中のGPS衛星100の電波を
受信し、受信点の位置を取得し、緯度/経度データとし
て一時記憶する。そして、別のタイミングで同様にして
取得した緯度/経度データとから移動速度を算出し、制
御部110に通知する。
【0008】また、電話用アンテナ35も本体12内に
入出可能に設けられている。電話用アンテナ35に接続
された送受信部30は、無線通信電話回線網の基地局と
の間で送受信を行って、音声入力部40に入力された音
声を無線信号として発信したり、受信した無線信号を音
声として発音部45から発声させる。
【0009】また、留守番対応部70は、留守番対応モ
ード時に発呼側へ送出するメッセージ(以下、OGM:
Outgoing Messageと称す。)及び発呼側電話番号等を記
憶するダイナミックRAM(DRAM)等によって構成
される。メッセージ記録部75は留守番対応部70によ
って代替受信を行ったときの、発呼側から送られてきた
入来メッセージ(以下、ICM:Incoming Messageと称
す。)等を記録しておくためのものである。
【0010】さらには、いわゆる「留守番対応」モード
に設定されている場合には、留守番対応部70から代替
受信用のOGMを読み出し、送受信部30を介して発呼
側の携帯電話装置などに送信する。また、その相手から
のICMを受信した場合には、メッセージ記録部75に
そのメッセージを記録する。
【0011】また、携帯電話装置11に着信があると着
信時処理を実行する。着信時処理が開始すると、移動速
度Vを速度認識部20から取得する。移動速度は、記憶
した緯度/経度データから移動速度を算出している。し
たがって、制御部110は、この速度認識部20から移
動速度Vを取得することとなる。
【0012】そして移動速度Vと、予め設定されている
判定用参照速度Vrefとを比較し、取得した移動速度
Vが判定用参照速度Vrefよりも大きいかどうかを判
断する。この判定用参照速度Vrefは、例えば人の能
力のみで移動可能な速度という観点で設定されたもので
あり、例えば20〜30km/h程度を設定しておくこ
とが考えられる。
【0013】取得した移動速度Vが判定用参照速度Vr
efよりも大きい場合には、留守番対応を行うモードに
切り替える。
【0014】このように、装置自身が強制的に通話を制
限すれば、人手を介さずに事故防止や公共の障害防止の
実現の点で有効であるとしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の携帯電話装置には、以下に示すような問題点があ
る。
【0016】まず、上記公報に記載されている携帯電話
装置が、移動速度の判定を行うときは、電話の呼出信号
を受信したときである。したがって、たとえば、携帯電
話装置の使用者が、電車に乗車しているときであって
も、駅などで停車している場合には、留守番電話機能な
どが解除されている状態にある。このとき電話がかかっ
てくるとその電話を受けて応答したい場合がある。
【0017】また、上記の公報に記載されている携帯電
話装置は、あらかじめ設定された所望の基準速度よりも
速い速度で移動しているときに、装置自身が高速移動し
ていると判断する。
【0018】しかし、上記の携帯電話装置は、基準速度
を変更できる機能を備えていないため、以下に示すよう
な問題がある。すなわち、たとえば基準速度が時速40
kmに設定されている場合に、携帯電話機の使用者が、
時速30kmで自動車を運転中のときには、自動車を運
転しているにもかかわらず、ドライブモードなどが解除
されている状態であるため、電話を着信して応答せざる
を得ないか、着信音を鳴らし続けてしまう場合がある。
特に、昼間に都心を自動車で移動する場合には、このよ
うな事態が想定される。
【0019】したがって、携帯電話機は、使用者の居住
地域や使用時間帯によって、基準速度を変更できる構成
とする必要がある。
【0020】そこで、本発明は、乗車している移動体が
たまたま停車などしていても、ドライブモードなどの通
話制限を解除しない携帯電話機を提供することを課題と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、本体自身の移動速度を検出する検出手段
と、前記検出手段によって検出した移動速度とあらかじ
め設定した基準速度とを比較・判断する比較手段と、前
記比較手段により前記移動速度の方が前記基準速度より
も速い速度で移動していると判断する場合に通話を制限
する制限手段とを備える携帯電話機において、前記検出
手段は、あらかじめ設定した設定時間ごとに前記本体の
移動速度を検出することを特徴とする。
【0022】また、本発明は、本体自身の移動速度を検
出する検出手段と、前記検出手段によって検出した前記
移動速度を記憶する記憶手段と、前記検出手段によって
検出した前記移動速度とあらかじめ設定されている基準
速度とを比較・判断する比較手段と、前記比較手段によ
り前記移動速度の方が前記基準速度よりも速い速度で移
動していると判断する場合には電話の送信元へ前記本体
自身が着信できない旨を通知して通話制限を行う制限手
段と、を備えた携帯電話機であって前記制限手段は、
前記比較手段で得られる前記本体自身の移動速度の方が
前記基準速度よりも遅いと判断した場合であっても、前
記記憶手段に記憶している前回の前記移動速度が前記基
準速度よりも速い場合に前記通話制限を開始し、前記比
較手段で得られる前記移動速度の方が前記基準速度より
も遅いと判断し、かつ、前記記憶手段に記憶している前
回の前記移動速度が前記基準速度よりも遅い場合に前記
通話制限を解除することを特徴とする。
【0023】さらに、本発明は、本体自身の移動速度を
検出し、検出した前記移動速度を記憶し、検出した前記
移動速度とあらかじめ設定している基準速度とを比較・
判断し、前記移動速度の方が前記基準速度よりも速い速
度で移動していると判断する場合には電話の送信元へ前
記本体自身が着信できない旨を通知して通話制限を行う
携帯電話機の通話方法であって、前記本体自身の移動速
度の方が前記基準速度よりも遅いと判断した場合であっ
ても、前回検出した前記移動速度が前記基準速度よりも
速い場合に前記通話制限を開始し、前記移動速度の方が
前記基準速度よりも遅いと判断し、かつ、前記前回検出
した移動速度が前記基準速度よりも遅い場合に前記通話
制限を解除することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照して詳細に説明する。
【0025】(実施形態1)図1は実施形態1の携帯電
話機及び基地局などからなるシステムブロック図であ
る。本実施形態の携帯電話機及び基地局、衛星は以下に
示すように構成している。
【0026】まず、携帯電話機の構成について説明す
る。図1において、1は携帯電話機の動作の中枢を担う
制御部であり、以下の部材と接続している。すなわち、
携帯電話機の操作を行うための入力部2と、電話の送受
信データや日時などを表示する表示部3と、符号・復号
器である音声処理部4と、衛星から送信される携帯電話
機の位置情報を処理する位置情報処理部5と、音声処理
部4で符号化される通話情報及び位置情報処理部5で処
理される携帯電話機の位置情報の送受信を行うアンテナ
6と、アンテナ6によって送受信する電波のベースバン
ド信号を高周波信号に変換する無線部7と接続してい
る。
【0027】つづいて、携帯電話機と通話情報を送受信
する基地局9及び位置情報を送受信する衛星8について
説明する。基地局9は、アンテナ10を備えており、携
帯電話機のアンテナ6と無線通路を介して通話情報を送
受信する。
【0028】また、携帯電話機の位置情報は、たとえ
ば、3乃至4個の衛星8から送信されるGPS信号を携
帯電話機の位置情報処理部5によって処理することによ
って得られる。衛星8からの携帯電話機に送信されるG
PS信号には、時間情報と衛星自身の位置情報が含まれ
ている。GPS信号による速度検出については後述す
る。
【0029】つぎに、本実施形態の動作について説明す
る。
【0030】まず、携帯電話機で他の電話と通話しよう
とするときには、発呼者から基地局9に発呼をする。そ
して、基地局9が応答すると、発呼側の携帯電話機と基
地局9とで無線回線が接続される。つづいて、携帯電話
機の使用者が、入力部2から電話番号を入力すると、基
地局9は、その電話番号情報に基づいて、入力アンテナ
10を介して図示しない着呼側の電話機を管轄する基地
局と電波の送受信を行い、基地局間で通話情報などを交
換する交換網ができる。その後、着呼側の基地局と着呼
側の電話機との無線回線を接続される。
【0031】上記のような手順によって、発呼側の携帯
電話機と着呼側の電話機とで通話情報などを交換できる
ようになる。
【0032】なお、通話情報は、使用者が発する音声を
図示しないマイクロフォンなどから入力して、音声処理
部4で符号化する。そして、無線部7でベースバンド信
号に変換して生成する。
【0033】通話情報は、アンテナ6から無線回線を介
して発呼側の基地局9に送信される。その通話情報は、
着呼側の基地局(図示せず)へ送信され、着呼側の携帯
電話機(図示せず)に送信され、着呼側の携帯電話機で
受信する。同様に、着呼側から送信される通話情報も発
呼側の携帯電話機で受信される。
【0034】また、携帯電話機は、たとえば3つの衛星
8から送信されるGPS信号をアンテナ6を介して受信
する。受信したGPS信号は、位置情報処理部5へ入力
し処理する。なお、後述するように、位置情報によって
携帯電話機が高速移動中のときにはドライブモードなど
の通話制限をON状態とし、その状態である旨を表示部
3に表示する。
【0035】なお、上記の一連の動作は、制御部1から
各々の部材に出力される制御信号によって行う。
【0036】つぎに、携帯電話機が高速移動していると
きのドライブモードなどの設定動作について図2のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0037】図2において、まず、例えば3つの衛星8
側から送信されるGPS信号を、携帯電話機側ではアン
テナ6を介して位置情報処理部5に入力する。そして、
既知である衛星8の位置とGPS信号から算出した各衛
星8と受信点との各距離を基にして、携帯電話機の緯度
と経度との位置情報を取得する(ステップS1)。GP
S信号には、時間情報と衛星8自身の位置情報が含まれ
ており、位置情報処理部5は、時間情報から衛星8との
距離を算出する。
【0038】つぎ、取得した位置情報は、位置情報処理
部5内に備える図示しないメモリに取り込み(ステップ
S2)、携帯電話機の最新の位置情報として記憶する。
【0039】つづいて、メモリに取り込んだ携帯電話機
の最新の位置情報と前回記憶した携帯電話機の位置情報
とを比較する。そして、2つの位置情報から携帯電話機
の移動距離を算出して、この移動距離をGPS信号に含
まれる時間情報で除して、携帯電話機自身の移動速度を
算出する(ステップS3)。この移動速度をもとに、携
帯電話機が高速移動中か否かを判断し(ステップS
4)、通話制限をするか否かを定める。
【0040】高速移動中であるか否かの判断は、ステッ
プS3において算出した携帯電話機の移動速度と予め設
定されている基準速度とを比較し、携帯電話機の移動速
度が、基準速度よりも速いか否かを判断する。基準速度
は、例えば、時速40km程度の速度のデフォルト値と
する。移動速度が、基準速度よりも速い場合には、携帯
電話機が高速移動中とみなす。なお、この基準速度値
は、後述するように、使用者が変更することができる。
【0041】携帯電話機が、高速移動中と判断される
と、通話制限を開始し(ステップS5)、高速移動中で
なければ通話制限を解除する(ステップS6)。なお、
前回算出した移動速度が基準速度よりも遅い場合には、
通話制限の解除状態を維持する。なお、通話制限とは、
着信不可を送信元に通知することをいい、ドライブモー
ドなどのモードを開始することをいう。
【0042】上記の手順を設定した時間間隔で繰り返
す。この間隔は、たとえば5分の時間を想定している。
すなわち、たとえば5分ごとにGPS信号を受信して、
携帯電話機が高速移動中であるか否かを算出する。
【0043】時間間隔を例えば5分と設定するのは、通
常、電車が駅に停車している時間や、赤信号などによっ
て自動車が停車している時間がおおよそ1分程度と考え
られるため、この程度の時間間隔で測定するのが相当と
考えられるからである。
【0044】したがって、最大でも携帯電話機が高速移
動しなくなってから5分以内で、通話制限モードが解除
される。なお、この間隔については、携帯電話機の使用
者が自己の生活スタイルなどから勘案して設定・変更す
ることができる。変更時には、携帯電話機の使用者が入
力部2から所望の時間となるように入力することがで
き、制御部1に設けている図示しない記憶部において、
たとえばソフト的に処理される。
【0045】また、携帯電話機の移動速度が高速である
か否かを比較・判断するための基準電圧の変更について
も、携帯電話機の使用者が入力部2から所望の速度とな
るように入力することができ、制御部1に設けている図
示しない記憶部において、たとえばソフト的に処理され
る。
【0046】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば移動速度を検出することによ
り着信呼び出しの方法を変化させる機能にも適用でき
る。例えば、着信音を変えたり、バイブレーション機能
によって呼び出したりすることができる。
【0047】(実施形態2)つぎに、実施形態2の携帯
電話機について説明する。本実施形態の携帯電話機の構
成は実施形態1で説明したものと同様の構成である。た
だし、位置情報処理部5に備えているメモリ(図示せ
ず)は、携帯電話機自身の移動速度を記憶することがで
きるものとする。また、後述するように、制御部1は、
実施形態1で説明した動作に加え、位置情報処理部5の
メモリに記憶する移動速度を検出・確認するなどの動作
も行う。
【0048】つづいて、ドライブモードなどが設定され
ているときに、その状態を維持するか否か判断する手段
について図3のフローチャートを用いて説明する。な
お、図3において、ステップS11からステップS13
までの手順は、図2において説明したステップS1から
ステップS3までの手順と同様の手順を行う。
【0049】図3において、ステップS13までの手順
で、各衛星8から送信されるGPS信号によって、携帯
電話機の位置情報を取得し、この位置情報とGPS信号
に含まれる時間情報とから、携帯電話機の移動速度を算
出する(ステップS11〜ステップS13)。
【0050】そして、携帯電話機の移動速度は、位置情
報処理部5に備えている図示しないメモリに記憶する
(ステップS14)。また、実施形態1において説明し
た判断手法と同様の手法によって、算出した移動速度が
高速であるか否かを判断(ステップS15)する。そし
て、携帯電話機が高速移動中であると判断した場合に
は、移動モードの開始を設定する(ステップS16)。
【0051】一方、携帯電話機が高速移動中でないと判
断した場合には、ステップS17に進み、制御部1は、
ステップS14でメモリに記憶した移動速度情報を確認
する。
【0052】ここで、たとえば移動速度情報として記憶
されている前回の移動速度が高速とされている場合に
は、携帯電話機がたまたま一時停止中であると推定して
(ステップS18)、現状の移動モードを維持する。そ
して、次回の判断時(ステップS16)の移動速度で、
移動モードの設定を変更するか否か判断する。
【0053】具体的には、次回の判断結果によって携帯
電話機が高速移動していると判断する場合には、移動モ
ードの設定状態を維持し(ステップS16)、一方、次
回の判断結果によって携帯電話機が高速移動していない
と判断する場合には、ステップS18で、携帯電話機は
すでに高速移動していないと推定し、移動モードを解除
する(ステップS19)。
【0054】また、上記の手順を設定した時間間隔で繰
り返す。この間隔は、実施形態1と同様にたとえば5分
と設定する。なお、この間隔についても実施形態1と同
様の手法により、携帯電話機の使用者が設定・変更する
ことができる。
【0055】さらに、携帯電話機本体の移動速度が高速
であるか否かを比較・判断するための基準速度について
も、実施形態1と同様の手法により、携帯電話機の使用
者が設定・変更することができる。
【0056】上記実施形態では、特に移動モードとし
て、ドライブモードを開始、又は解除の設定をする場合
の手順について説明したが、留守番電話モードについて
も開始、又は解除の設定をすることができる。すなわ
ち、衛星8から送信されるGPS情報を入手して、移動
速度が高速であるか否かを判断する。そして、留守番電
話サービスセンタなどへ留守番電話モードの開始、又は
解除のための設定を行う。
【0057】
【発明の効果】上述のように本発明の携帯電話機は、携
帯電話機本体の移動速度を一定期間ごとに算出する。し
たがって、携帯電話機を所持した使用者が乗る移動体が
たまたま停車している場合であっても、携帯電話機本体
が高速移動中であるとみなして、通話制限を開始又は、
通話制限の設定状態を維持することができる。
【0058】また、本発明によると、携帯電話機本体の
移動速度が高速であるか否かを比較・判断するための基
準速度は、携帯電話機の使用者が自己の生活スタイルな
どに合わせて変更することができる。したがって、携帯
電話機を、使用地域や使用時間などに合致した設定状況
下で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の携帯電話機を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施形態1の携帯電話機の動作を示す
フローチャートである。
【図3】本発明の実施形態2の携帯電話機の動作を示す
フローチャートである。
【図4】従来の携帯電話機を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 入力部 3 表示部 4 音声処理部 5 位置情報処理部 6 携帯電話機のアンテナ 7 無線部 8 衛星 9 基地局 10 基地局のアンテナ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/04 - 7/38 H04M 1/64 H04M 1/72 G01S 5/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体自身の移動速度を検出する検出手段
    と、前記検出手段によって検出した前記移動速度を記憶
    する記憶手段と、前記検出手段によって検出した前記移
    動速度とあらかじめ設定されている基準速度とを比較・
    判断する比較手段と、前記比較手段により前記移動速度
    の方が前記基準速度よりも速い速度で移動していると判
    断する場合には電話の送信元へ前記本体自身が着信でき
    ない旨を通知して通話制限を行う制限手段と、前記通話
    制限を開始した旨及び該通話制限を解除した旨を表示す
    る表示部とを備えた携帯電話機であって、 前記制限手段は、前記比較手段で得られる前記本体自身
    の移動速度の方が前記基準速度よりも遅いと判断した場
    合であっても、前記記憶手段に記憶している前回の前記
    移動速度が前記基準速度よりも速い場合に前記通話制限
    維持し、前記比較手段で得られる前記移動速度の方が
    前記基準速度よりも遅いと判断し、かつ、前記記憶手段
    に記憶している前回の前記移動速度が前記基準速度より
    も遅い場合に前記通話制限を解除することを特徴とする
    携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記基準速度は前記本体の使用者が更新
    できるように構成することを特徴とする請求項1に記載
    の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、所定時間内に測位情報
    を送信する複数の衛星から受信する電波により算出する
    複数の位置情報から前記本体自身の移動距離を算出し、
    前記移動距離を前記設定時間で除すことによって前記移
    動速度を検出することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 本体自身の移動速度を検出し、検出した
    前記移動速度を記憶し、検出した前記移動速度とあらか
    じめ設定している基準速度とを比較・判断し、前記移動
    速度の方が前記基準速度よりも速い速度で移動している
    と判断する場合には電話の送信元へ前記本体自身が着信
    できない旨を通知して通話制限を行う携帯電話機の通信
    方法であって、 前記本体自身の移動速度の方が前記基準速度よりも遅い
    と判断した場合であっても、前回検出した前記移動速度
    が前記基準速度よりも速い場合に前記通話制限を維持す
    ると共に、前記通話制限を開始した旨を表示し、 前記移動速度の方が前記基準速度よりも遅いと判断し、
    かつ、前記前回検出した前記移動速度が前記基準速度よ
    りも遅い場合に前記通話制限を解除すると共に、前記通
    話制限を解除した旨を表示することを特徴とする携帯電
    話機の通話方法。
  5. 【請求項5】 前記基準速度は前記本体の使用者が更新
    することを特徴とする請求項4に記載の携帯電話機の通
    話方法。
  6. 【請求項6】 所定時間内に測位情報を送信する複数の
    衛星から受信する電波により算出する複数の位置情報か
    ら前記本体自身の移動距離を算出し、前記移動距離を前
    記設定時間で除すことによって前記移動速度を検出する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の携帯電話機の
    通話方法。
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