JP2001326977A - 携帯電話機及びそれを用いた携帯電話システム - Google Patents

携帯電話機及びそれを用いた携帯電話システム

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JP2001326977A
JP2001326977A JP2000145817A JP2000145817A JP2001326977A JP 2001326977 A JP2001326977 A JP 2001326977A JP 2000145817 A JP2000145817 A JP 2000145817A JP 2000145817 A JP2000145817 A JP 2000145817A JP 2001326977 A JP2001326977 A JP 2001326977A
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Masaki Honma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波を送信してはならないと決められている
場所への入場及び退場時に自動的に送信機能の停止及び
その停止の解除を行い、その旨を利用者に知らせること
が可能な携帯電話機を提供する。 【解決手段】 特定の無線基地局から送信された発信許
可・不許可信号は発信許可・不許可信号検出装置13で
検出され、その検出結果は送信可否レジスタ19に書込
まれる。制御装置14は送信可否レジスタ19に書込ま
れた値に応じて発信許可・不許可処理が行う。制御装置
14は第1の無線基地局からの発信許可・不許可信号
A、第2の無線基地局からの発信許可・不許可信号Bの
順番で受信すると送信停止状態とし、第2の無線基地局
からの発信許可・不許可信号B、第1の無線基地局から
の発信許可・不許可信号Aの順番で受信すると送信停止
状態を解除し、スピーカ18からアラーム音を鳴動さ
せ、表示装置15に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機及びそれ
を用いた携帯電話システムに関し、特にPHS(Per
sonal Handyphone System)を
含む携帯電話機を発信不許可にすることが可能な携帯電
話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機においては、着信音の
鳴動によって着信を知ることができるが、例えば会議中
のような環境において、着信に際して着信音が鳴動する
と、周囲に迷惑をかけることになる。
【0003】この問題を解決するために、特開平04−
281629号公報に開示された技術(以下、第1の技
術とする)では、着信等に際してバイブレータの振動に
よってほぼ無音で感知し、騒音の発生を防止して周囲に
迷惑をかけないようにしている。
【0004】また、従来の携帯電話機では使用者が自動
車を運転している間や、病院等の施設あるいは美術館と
いった公共のマナーを考慮すべき施設にいる場合にも無
条件に着信するため、交通事故や施設内の精密機器の誤
動作を招く恐れがある。
【0005】この問題を解決するために、特開平11−
18159号公報に開示された技術(以下、第2の技術
とする)では、携帯電話機とGPS(Global P
ositioning System)とを複合したG
PS装置付き携帯電話を構成し、位置情報検出部、速度
情報検出部、地図情報記憶部、設定情報記憶部、電話回
線発着信制御部を備えることで、速度情報及び位置情報
を取得し、これらの情報に基づいて携帯電話機の電話回
線通信機能を制御し、使用者の環境が変化した際におけ
る電話の無制約な発着信を制御している。
【0006】さらに、特開平11−127483号公報
に開示された技術(以下、第3の技術とする)では、複
数の通信制御モードを持ち、いずれかの通信制御モード
で他の通信端末と音声データの送受信を行う携帯可能な
通信端末装置と、この通信端末装置に対して通信制御モ
ードの切換えを指示するモード切換信号を無線通信によ
って送信する無線基地局とからなる通信システムについ
て述べている。
【0007】上記の通信システムにおいて、無線基地局
は通信端末装置の使用を禁止する使用禁止エリアの出入
り口付近に設置され、当該使用禁止エリアに進入あるい
は当該使用禁止エリアから退出する通信端末装置に対し
てモード切換信号を送信する。
【0008】通信端末装置は受信手段によって無線基地
局から送信されたモード切換信号を受信すると、制御手
段によって通信制御モードの切換制御を行い、使用禁止
エリアの内と外とで異なる通信制御モードとし、その通
信制御モードに基づいて発信や着信、あるいは通話に対
する制御を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の携帯電
話システムでは、第1の技術の場合、着信時にはもちろ
ん、通常待ち受け時にも基地局と通信をしているので、
携帯電話等を使用する環境への電波が及ぼす影響につい
て考慮する必要が依然として存在するので、バイブレー
タによる着信報知が周囲へのマナーとして有用である
が、いつでも着信できてしまうという問題がある。
【0010】第2の技術の場合には、GPSが衛星から
の電波を受信する必要があるため、遮蔽物があると緯度
経度情報を得ることができないので、GPSによって位
置情報を得ることができない場所ででも着信不可状態に
ならなくてはいけない場合も発生する。
【0011】また、第2の技術の場合には、現在、GP
Sにおいて100〜200mの誤差が意図的に含まれた
電波を受信しているので、GPSの精度によって誤差が
大きくなるという問題がある。例えば、病院内にいるの
にGPSの誤差によって着信が可能となったり、逆に使
用可能な場所にいるのに誤差のために発着信ができない
可能性も発生してしまう。
【0012】さらに、第2の技術の場合には、GPS機
能を実現するにあたって地図情報が必要となり、発信不
許可地点の場所全てを携帯電話内に保存しなければなら
ず、携帯電話本体の物理的容量が大きくなり、コストが
かかってしまうという問題がある。また、発信不許可地
点の情報の更新等については言及されていない。
【0013】一方、第3の技術の場合には、無線基地局
を通過する時に使用禁止エリアに入るのか、あるいは出
るのかの情報がわからないので、外部から使用禁止エリ
アの入り口に近付いた後に中に入らないで戻ると、使用
許可エリアにいるにもかかわらず、発信制御がかかった
ままとなる。また、この逆に、使用禁止エリア内部から
外部に出ようとした後に使用禁止エリアに戻ると、使用
禁止エリアにいるにもかかわらず発信制御が解除されて
しまう。
【0014】また、第3の技術の場合には、通常の無線
基地局からゲート用無線基地局へのハンドオーバの方法
が明記されていないので、受信電界が低いことによっ
て、または妨害波の影響によってハンドオーバする等の
ほかには、他の無線基地局から電波を受けることができ
ないので、ゲート用無線基地局からのモード切換信号を
受信することができない可能性がある。
【0015】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、電波を送信してはならないと決められている場所
への入場及び退場時に自動的に送信機能の停止及びその
停止の解除を行うことができ、その送信不可能状態及び
送信可能状態を利用者に知らせることができる携帯電話
機及びそれを用いた携帯電話システムを提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による携帯電話機
は、予め設定された禁止領域に設置された一対の無線基
地局各々からの発信許可・不許可信号の受信順序に応じ
て前記禁止領域内での送信機能の停止及びその停止の解
除を行う手段を備えている。
【0017】本発明の携帯電話システムは、各々予め設
定された禁止領域に設置されかつ発信許可・不許可信号
を送信する一対の無線基地局と、前記一対の無線基地局
からの発信許可・不許可信号の受信順序に応じて前記禁
止領域内での送信機能の停止及びその停止の解除を行う
携帯電話機とを備えている。
【0018】すなわち、本発明の携帯電話機は、携帯電
話機の送信機能を停止させることができる機能を持つ無
線基地局からの発信不許可信号を受信することによって
送信機能を自動的に停止する機能と、発信許可信号を受
信することによって送信機能の停止を解除する機能とを
有している。
【0019】また、本発明の無線基地局は、携帯電話機
へ発信不許可信号を送ることによって携帯電話機の送信
機能を停止させる機能と、発信許可信号を送ることによ
って携帯電話機の送信機能の停止を解除させる機能とを
有している。
【0020】本発明の携帯電話機では、特定の無線基地
局から送られてくる制御チャネル内の発信不許可信号を
受信することによって送信機能を停止し、利用者へ発信
することができない旨のアラーム音の鳴動と表示器への
表示とを行う。
【0021】また、本発明の携帯電話機では、特定の無
線基地局から送られてくる制御チャネル内の発信許可信
号を受信することによって送信機能の停止を解除し、利
用者へ送信機能の停止状態が解除されたことを示すアラ
ーム音の鳴動と表示器への表示とを行うことで、通常状
態へ自動的に復帰することが可能となる。この利用者へ
の通知は携帯電話機の設定によってアラーム音のみ、一
時的な送信停止状態表示、継続的な送信停止状態表示等
が選択できるようにしてもよい。
【0022】本発明の無線基地局では、携帯電話機の電
波を飛ばしてはならない場所境界付近の入り口、出口に
一対で設置されている。外部に近い所に設置されている
第1の無線基地局は送信禁止エリア周囲に存在する通常
の無線基地局をスキャンし、周囲で使用されている制御
チャネル及び通信チャネルの周波数、タイミングを記憶
する。
【0023】また、第1の無線基地局は発信許可・不許
可に関するメッセージを含む送信データをセル半径数メ
ートルとなるような微弱電波で、かつスキャンして得ら
れる周波数のうちの受信電界の高い周波数で常時送信す
る。
【0024】一方、送信禁止エリアに近い位置に設置さ
れている第2の無線基地局は第1の無線基地局と同期し
ており、送信禁止エリア外で使用されている制御チャネ
ルを利用して携帯電話機に対して発信許可・不許可に関
するメッセージを含む送信データを、第1の無線基地局
と同様に、セル半径数メートルとなるような微弱電波で
常時送信する。
【0025】また、第2の無線基地局は第1の無線基地
局から同期信号、周囲周波数情報、レベルを受取ること
が可能であり、一対で設置された第1及び第2の無線基
地局から発せられる2種類の微弱電波がそれぞれ重なら
ないようにビーム幅が薄くなるように放射されている。
【0026】これによって、現在まで利用者のモラルに
のみ頼っていた電波障害による事故防止を自動的に行う
ことが可能となるので、携帯電話機が航空機器や病院等
の医療機器へ与える電波障害を未然に防ぐことが可能と
なる。
【0027】また、無線基地局を2種類用意することに
よって、確実に送信停止状態への移行と通常運用への移
行とを行うことができるので、携帯電話機が誤って送信
停止状態にならないようにすることが可能となる。
【0028】さらに、無線基地局から送出される制御チ
ャネルに発信不許可信号を追加することによって本機能
が実現可能となるので、既存の携帯電話の形態を変えず
に受信メッセージによる機能制限によって発信不許可状
態を作り出すことが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
による携帯電話機の構成を示すブロック図である。図1
において、PHSを含む携帯電話機1は無線通信を可能
とする無線装置12と、無線装置12で変調された信号
の放射や図示せぬ公衆の無線基地局(以下、公衆基地局
とする)及び本発明の無線基地局からの電波を受信する
アンテナ11と、無線装置12及びその他の周辺回路を
制御する制御装置14と、無線装置12内で復調された
受信信号の中から特定の基地局の発信許可・不許可メ信
号を検出する発信不許可信号検出装置13と、送信許可
・不許可状態に入る時に使用する送信可否レジスタ19
と、ユーザインタフェースとして使用する表示装置1
5、入力装置16、マイク17、スピーカ18とから構
成されている。
【0030】また、携帯電話機1は発信不許可信号検出
装置13が無線基地局からの発信許可・不許可信号を検
出して送信不可能状態に入る時や送信可能状態に戻る時
に、利用者へ送信不可能状態や送信可能状態を通知する
機能を有している。
【0031】図2は本発明の実施の形態による無線基地
局の構成を示すブロック図である。図2において、無線
基地局2はセル半径を数メートルとする微弱電波を発す
る指向性アンテナ21と、無線通信を行うための無線装
置23と、周囲にある公衆基地局の制御チャネルや通話
のために使用している周波数をスキャンするアンテナ2
2と、携帯電話機1に対して発信許可・不許可信号を含
む送信データを送出する発信許可・不許可信号送出装置
24と、無線装置23及びその他の周辺装置を制御する
制御装置25と、周囲の基地局との間で同期をとる周辺
基地局同期回路26と、周囲の基地局で使用されている
周波数を記憶する周囲使用周波数記憶レジスタ27と、
他の無線基地局と接続して同期をとるために使用する外
部インタフェース(I/F)28とから構成されてい
る。
【0032】図3は図1の送信可否レジスタ19の構成
例を示す図である。図3において、送信可否レジスタ1
9はその保持領域としてA面19aとB面19bとの2
面を有している。
【0033】図4は図1の携帯電話機1が公衆基地局の
エリアにいる状態を示す図であり、図5は図1の携帯電
話機1が公衆基地局のエリアから図2の無線基地局2の
エリアに移動してきた状態を示す図であり、図6は図1
の携帯電話機1が図2の無線基地局2のエリアから他の
無線基地局2のエリアに移動してきた状態を示す図であ
り、図7は図1の携帯電話機1が送信禁止エリア内で送
信停止となっている状態を示す図である。
【0034】これら図4〜図7において、51は公衆基
地局(BS_C)、52は公衆基地局(BS_C)51
のエリア、53は携帯電話機(PS)、54は第1の無
線基地局(BS_A)、55は送信禁止エリア(送信禁
止領域)、56は第2の無線基地局(BS_B)をそれ
ぞれ示している。
【0035】図8は図1の携帯電話機1が図2の無線基
地局2を通過して待受け状態から送信停止状態へ移行す
る時の動作を示すフローチャートであり、図9は図1の
携帯電話機1が送信禁止エリア内で送信停止状態から待
受け状態へ移行する時の動作を示すフローチャートであ
り、図10は図1の携帯電話機1が図2の無線基地局2
を通過して送信停止状態になる時の動作を示すフローチ
ャートであり、図11は図4〜図7の第1の無線基地局
(BS_A)54の動作を示すフローチャートであり、
図12は図4〜図7の第2の無線基地局(BS_B)5
6の動作を示すフローチャートである。これら図1〜図
12を参照して本発明の実施の形態による携帯電話シス
テムの動作について説明する。
【0036】携帯電話機1において、無線基地局2等か
ら発せられた電波はアンテナ11で受信され、無線装置
12にて処理される。処理された信号のうちの特定の無
線基地局2から送信された発信許可・不許可信号は発信
許可・不許可信号検出装置13で検出される。
【0037】発信許可・不許可信号検出装置13はその
検出結果を送信可否レジスタ19に書込み、制御装置1
4は送信可否レジスタ19に書込まれた値に応じて発信
許可・不許可処理が行う。
【0038】送信可否レジスタ19は携帯電話機1の電
源がオンになった時に“0”に初期化され、公衆基地局
と通信している間“0”に保たれている。送信可否レジ
スタ19は第1の無線基地局(BS_A)54からの発
信許可・不許可信号Aを受信するとA面19aに“1”
が書込まれ、その後に第2の無線基地局(BS_B)5
6からの発信許可・不許可信号Bを受信するとB面19
bに“1”が書込まれる。
【0039】携帯電話機1の制御装置14は送信可否レ
ジスタ19においてA面19aからB面19bの順序で
“1”が書込まれた時に送信停止状態とし、数秒間アラ
ーム音を鳴動させて送信停止状態となったことを通知
し、表示装置15に利用不可能な旨を利用者に通知す
る。
【0040】また、制御装置14は送信可否レジスタ1
9においてB面19bからA面19aの順序で“1”が
書込まれた時に送信停止状態を解除し、アラーム音を鳴
動させて送信停止状態が解除されたことを通知し、表示
装置15に送信可能な旨を利用者に通知する。
【0041】制御装置14は送信可否レジスタ19のA
面19a及びB面19bの両方に“1”が書込まれる
と、利用者への通知を終了した後に送信可否レジスタ1
9を“0”にクリアし、A面19aのみが“1”の状態
またはB面19bのみが“1”の状態が数秒間続き、他
方の面に“1”が書込まれない状態になると、自己リセ
ットをはたらかせてA面19a及びB面19bを“0”
にクリアする。
【0042】本発明の実施の形態では図2に示す無線基
地局2が、図4〜図7に示すように、第1の無線基地局
(BS_A)54及び第2の無線基地局(BS_B)5
6を常に一対で使用される。つまり、第1の無線基地局
(BS_A)54及び第2の無線基地局(BS_B)5
6はそれぞれ図2に示すような構成となっている。
【0043】第1の無線基地局(BS_A)54は制御
装置25で生成された送信データに、発信許可・不許可
信号送出装置24で生成される発信許可・不許可信号A
を付加し、無線装置23で変調して指向性アンテナ21
から放射する。
【0044】また、第1の無線基地局(BS_A)54
のアンテナ22は周囲の公衆基地局(BS_C)51の
制御チャネルをスキャンする目的と、周囲で使用されて
いる通話チャネルを捕捉する目的とに用いられている。
【0045】第1の無線基地局(BS_A)54で受信
された電波は無線装置23にて復調され、周囲で使用さ
れている制御チャネルに対して周辺基地局同期回路26
にて同期をとり、制御チャネル/通話チャネルで使用さ
れている周波数及び受信レベルを周囲使用周波数記憶レ
ジスタ27に記憶する。
【0046】制御装置25は周囲使用周波数記憶レジス
タ27に記憶されている周波数及び受信レベルを基に周
辺基地局同期回路26のタイミングで特定の周波数の全
タイムスロットに対して発信許可・不許可信号Aを含む
送信データを無線装置22で変調し、指向性アンテナ2
1によってセル半径が数メートルとなる微弱電波として
放射する。
【0047】第1の無線基地局(BS_A)54及び第
2の無線基地局(BS_B)56は外部インタフェース
28によって接続され、周辺基地局同期回路26にて同
期がとられた同期信号及び周囲使用周波数記憶レジスタ
27に記憶されているデータが第1の無線基地局(BS
_A)54から第2の無線基地局(BS_B)56へと
渡される。
【0048】第2の無線基地局(BS_B)56では周
囲で使用されている制御チャネルや通話チャネルのスキ
ャンを行わず、制御装置25で生成された送信データ
に、発信許可・不許可信号送出装置24で生成される発
信許可・不許可信号Bを付加し、無線装置23で変調し
て指向性アンテナ21から放射する。
【0049】以下、第1の無線基地局(BS_A)54
における動作について図11を参照して説明する。第1
の無線基地局(BS_A)54は電源がオフからオンの
状態になると(図11ステップS61)、周辺で使用さ
れている公衆基地局(BS_C)51との同期を確立す
る動作を行う(図11ステップS62)。これは公衆基
地局(BS_C)51から送信される制御チャネルをア
ンテナ22でスキャンすることによって行われる。
【0050】第1の無線基地局(BS_A)54は公衆
基地局(BS_C)51に同期したタイミングで動作し
始めると(図11ステップS63)、第2の無線基地局
(BS_B)56に対して同期信号を渡し(図11ステ
ップS64)、第2の無線基地局(BS_B)56との
同期をとる。
【0051】また、第1の無線基地局(BS_A)54
はこのタイミングで、周囲で使用されている周波数及び
受信レベルのスキャンを行い(図11ステップS6
5)、そのスキャンで得た周波数及び受信レベルを周囲
使用周波数記憶レジスタ27に記憶する(図11ステッ
プS66)。
【0052】その後、第1の無線基地局(BS_A)5
4は周囲使用周波数記憶レジスタ27に記憶されている
スキャンデータを第2の無線基地局(BS_B)56へ
と渡す(図11ステップS67)。
【0053】このとき同時に、第1の無線基地局(BS
_A)54はこれらのデータを基に発信許可・不許可信
号Aを含む送信データを、周囲使用周波数記憶レジスタ
27に記憶されている制御チャネルの周波数で微弱電波
として放射し(図11ステップS68)、同様に発信許
可・不許可信号Aを含む送信データを特定の周波数の通
話チャネルに対して送信する(図11ステップS6
9)。
【0054】以後、送信禁止エリア55の入り口に設け
られた第1の無線基地局(BS_A)54は上記の処理
動作を繰り返すことによって、携帯電話機1に対して発
信許可・不許可信号Aを送出し続ける。
【0055】次に、第2の無線基地局(BS_B)56
における動作について図12を参照して説明する。第2
の無線基地局(BS_B)56は電源がオフからオンの
状態になると(図12ステップS71)、第1の無線基
地局(BS_A)54からの同期信号を待ち(図12ス
テップS72)、第1の無線基地局(BS_A)54と
の同期確立を行う(図12ステップS73)。
【0056】第2の無線基地局(BS_B)56は第1
の無線基地局(BS_A)54との同期が確立される
と、第1の無線基地局(BS_A)54からの周囲使用
周波数及び受信レベルを受信し(図12ステップS7
4)、その周囲使用周波数を基に特定の周波数の制御チ
ャネルに対して発信許可・不許可信号Bを含む送信デー
タを送信し(図12ステップS75)、特定の周波数の
通話チャネルに対しても発信許可・不許可信号Bを含む
送信データを送信する(図12ステップS76)。
【0057】以後、第2の無線基地局(BS_B)56
は上記の処理動作を繰り返すことによって、携帯電話機
1に対して発信許可・不許可信号Bを送出し続ける。
【0058】携帯電話機1が待受け状態で第1の無線基
地局(BS_A)54のセルを通過し、第2の無線基地
局(BS_B)56のセルを通過した後に送信禁止エリ
ア55に入った時の動作を図1と図4〜図6と図8とを
参照して説明する。
【0059】携帯電話機(PS)53は電源がオンにな
った後に(図8ステップS1)、制御チャネルを使用し
て公衆基地局をスキャンして自機のいるエリア52内の
公衆基地局(BS_C)51に位置登録を行う(図8ス
テップS2)(図4参照)。
【0060】携帯電話機(PS)53は送信禁止エリア
55の入り口にある第1の無線基地局(BS_A)54
のセルに入り、第1の無線基地局(BS_A)54から
の発信許可・不許可信号Aを受信すると(図8ステップ
S3)、送信可否レジスタ19のA面19aに“1”を
書込む(図8ステップS6)(図5参照)。
【0061】続いて、携帯電話機(PS)53は第2の
無線基地局(BS_B)56のセルに通過し、第2の無
線基地局(BS_B)56からの発信許可・不許可信号
Bを受信すると(図8ステップS7)、送信可否レジス
タ19のB面19bに“1”を書込む(図8ステップS
10)(図6参照)。
【0062】ここで、携帯電話機(PS)53の制御装
置14は送信可否レジスタ19においてA面19aから
B面19bの順序で“1”が書込まれたと判断し、利用
者に対してスピーカ18からのアラーム音を鳴動させる
とともに(図8ステップS11)、表示装置15に利用
不可能な旨を表示して利用者に通知する(図8ステップ
S12)。
【0063】この後、制御装置14は送信可否レジスタ
19のA面19a及びB面19bの両方を“0”にクリ
アし(図8ステップS13)、送信停止状態を保持し、
送信機能を停止する(図8ステップS14)。
【0064】一方、携帯電話機(PS)53は位置登録
を行った後に、第1の無線基地局(BS_A)54のセ
ルに入らず、第1の無線基地局(BS_A)54からの
発信許可・不許可信号Aを受信しなければ(図8ステッ
プS3)、公衆基地局(BS_C)51に対して認証確
認を行い(図8ステップS4)、認証確認が成功すると
待受け状態となる(図8ステップS5)。
【0065】また、携帯電話機(PS)53は第1の無
線基地局(BS_A)54からの発信許可・不許可信号
Aを受信した後に、第2の無線基地局(BS_B)56
からの発信許可・不許可信号Bを受信しなければ(図8
ステップS7)、予め設定された一定のウェイト時間が
経過する間に発信許可・不許可信号Bを受信しなければ
(図8ステップS7,S8)、送信可否レジスタ19の
A面19aを“0”にクリアし(図8ステップS9)、
ステップS2に戻って位置登録からやり直す。
【0066】携帯電話機(PS)53が送信禁止エリア
55の内部から外部に出る時に行われる送信停止状態か
らの自動復帰について図4〜図7と図9と図11とを参
照して説明する。
【0067】携帯電話機(PS)53は送信停止状態に
ある時(図9ステップS21)、無線装置12が第2の
無線基地局(BS_B)56からの発信許可・不許可信
号Bを受信するためだけに動作している(図7参照)。
【0068】携帯電話機(PS)53は第2の無線基地
局(BS_B)56のセルを通過する際に第2の無線基
地局(BS_B)56からの発信許可・不許可信号Bを
受信すると(図9ステップS22)、送信可否レジスタ
19のB面19bに“1”を書込む(図9ステップS2
3)(図6参照)。
【0069】携帯電話機(PS)53は第2の無線基地
局(BS_B)56のセルを通過して第1の無線基地局
(BS_A)54のセルに入り、第1の無線基地局(B
S_A)54からの発信許可・不許可信号Aを受信する
と(図9ステップS26)、送信可否レジスタ19のA
面19aに“1”を書込む(図9ステップS27)(図
5参照)。
【0070】ここで、携帯電話機(PS)53の制御装
置14は送信可否レジスタ19においてB面19bから
A面19aの順序で“1”が書込まれたと判断し、利用
者に対してスピーカ18からのアラーム音を鳴動させる
とともに(図9ステップS28)、表示装置15に利用
可能な旨を表示して利用者に通知する(図9ステップS
29)。
【0071】この後、制御装置14は送信可否レジスタ
19のA面19a及びB面19bの両方を“0”にクリ
アして初期化する(図9ステップS30)。携帯電話機
(PS)53は公衆基地局(BS_C)51のエリア5
2に入ると、通常の待受け状態となるため、公衆基地局
(BS_C)51に対する位置登録動作及び認証確認動
作を行い(図9ステップS31,S32)、認証確認が
成功すると待受け状態となる(図9ステップS33)
(図4参照)。
【0072】これに対し、携帯電話機(PS)53は第
2の無線基地局(BS_B)56のセルを通過しても予
め設定された一定のウェイト時間内に第1の無線基地局
(BS_A)54のセルに入らなければ(図9ステップ
S24)、送信可否レジスタ19のB面19bを“0”
にクリアし(図9ステップS25)(図6参照)、無線
装置12が第2の無線基地局(BS_B)56からの発
信許可・不許可信号Bを受信するためだけの動作となる
(図7参照)。
【0073】携帯電話機(PS)53が通話状態にあっ
て送信禁止エリア55に入る時の動作について図4〜図
7と図10とを参照して説明する。
【0074】携帯電話機(PS)53は公衆基地局(B
S_C)51のエリア52にいて通話状態にある時、公
衆基地局(BS_C)51を介して通話を行っている
(図10ステップS41)。
【0075】その後、携帯電話機(PS)53は送信禁
止エリア55に入ろうとすると、第1の無線基地局(B
S_A)54からの特定周波数の通信チャネルへの発信
許可・不許可信号Aを含む送信データの送信によって、
通話を強制的に切断する(図10ステップS42,S4
3)。
【0076】この時、携帯電話機(PS)53は第1の
無線基地局(BS_A)54からの発信許可・不許可信
号Aを受信し(図10ステップS44)、送信可否レジ
スタ19のA面19aに“1”を書込む(図10ステッ
プS45)(図5参照)。
【0077】これ以後、携帯電話機(PS)53は、上
述した待受け時に送信禁止エリア55に入る時と同様の
動作を行い、送信停止状態に入る(図10ステップS4
6〜S52)(図6及び図7参照)。
【0078】また、携帯電話機(PS)53は送信可否
レジスタ19のA面19aに“1”を書込んだ後、公衆
基地局(BS_C)51のエリア52に戻る場合、つま
り第1の無線基地局(BS_A)54のセルに入っても
予め設定された一定のウェイト時間内に第2の無線基地
局(BS_B)56のセルに入らなければ(図10ステ
ップS46)、送信可否レジスタ19のA面19aを
“0”にクリアし(図10ステップS53)(図5参
照)、公衆基地局(BS_C)51に対する位置登録動
作及び認証確認動作を行い(図10ステップS54,S
55)、認証確認が成功すると待受け状態となる(図1
0ステップS56)(図4参照)。
【0079】図13は本発明の一実施例による携帯電話
システムの構成を示す図である。図13においては携帯
電話機41と第1の無線基地局42と第2の無線基地局
45とを使用する一般的な状況を示している。ここで、
携帯電話機41はビルに設置された公衆基地局43のエ
リアに存在し、第1の無線基地局42及び第2の無線基
地局45も公衆基地局43のエリアに存在している。
【0080】この図13を参照して本発明の一実施例に
よる携帯電話システムの動作について説明する。尚、以
下の説明では携帯電話機41がビルに設置された公衆基
地局43と通信を行い、位置登録が完了しているものと
する。また、第1の無線基地局42は公衆基地局43の
制御チャネルの周波数のスキャン及び周囲使用周波数の
スキャンが済み、第1の無線基地局42と第2の無線基
地局45との間の同期も確立されているものとする。
【0081】携帯電話機41は待受け状態で、送信禁止
エリア入り口に設置された第1の無線基地局42のセル
44に入ると、第1の無線基地局42から送信される発
信許可・不許可信号Aを含む送信データを公衆基地局4
3と同じ周波数で受信することになる。
【0082】携帯電話機41はその時点まで公衆基地局
43と通信を行っていたが、第1の無線基地局42の存
在を検知し、第1の無線基地局42から受信したデータ
の中にある発信許可・不許可信号Aを受信する。
【0083】その後に、携帯電話機41はそのまま送信
禁止エリア内部に進むと、第2の無線基地局45のセル
46のエリアに入り、上記と同じ周波数で発信許可・不
許可信号Bを受信する。
【0084】携帯電話機41は発信許可・不許可信号
A、発信許可・不許可信号Bと順番に受信することによ
って、送信機能を停止する。このとき、携帯電話機41
は利用者に対して送信不可能な状態になったことを示す
アラーム音を鳴動し、表示装置に送信不可能状態を表示
してその旨を通知する。
【0085】携帯電話機41が送信禁止エリアの内部か
ら外部に移動し、公衆基地局43との通信によって通常
の待受け状態に復帰する場合には、送信停止状態になっ
ている携帯電話機41は第2の無線基地局45のセル4
6に入り、第2の無線基地局45からの発信許可・不許
可信号Bを受信することで、復帰準備段階に入る。
【0086】この後、携帯電話機41は第1の無線基地
局42のセル44を通過すると、第1の無線基地局42
からの発信許可・不許可信号Aを受信することになり、
発信許可・不許可信号B、発信許可・不許可信号Aと順
番に受信するので、利用者に対して送信禁止エリアを出
て送信可能な状態になったことを示すアラーム音を鳴動
し、表示装置に送信可能状態を表示してその旨を通知す
る。
【0087】携帯電話機41は送信禁止エリアを出た
後、公衆基地局43に対して位置登録動作及び認証確認
動作を行い、認証確認が行われると通常の待受け状態に
自動的に復帰する。
【0088】このように、現在まで利用者のモラルにの
み頼っていた電波障害による事故防止を自動的に行うこ
とが可能となるので、携帯電話機1が航空機器や病院等
の医療機器へ与える電波障害を未然に防ぐことができ
る。
【0089】また、送信禁止エリアの入り口に設置され
た第1の無線基地局(BS_A)54,42と、送信禁
止エリアの内部に設置された第2の無線基地局(BS_
B)56,45というように無線基地局2を2種類用意
することによって、確実に送信停止状態への移行と通常
運用への移行とを行うことができるので、携帯電話機が
誤って送信停止状態にならないようにすることができ
る。
【0090】さらに、第1の無線基地局(BS_A)5
4,42及び第2の無線基地局(BS_B)56,45
から送出される制御チャネルに発信許可・不許可信号
A,Bを追加することによって、本機能が実現可能とな
るので、既存の携帯電話機の形態を変えずに受信メッセ
ージによる機能制限によって発信許可・不許可状態を作
り出すことができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め設定された禁止領域に設置された一対の無線基地局各
々からの発信許可・不許可信号の受信順序に応じて記禁
止領域内での携帯電話機の送信機能の停止及びその停止
の解除を行うことによって、電波を送信してはならない
と決められている場所への入場及び退場時に自動的に送
信機能の停止及びその停止の解除を行うことができ、そ
の送信不可能状態及び送信可能状態を利用者に知らせる
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による携帯電話機の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による無線基地局の構成を
示すブロック図である。
【図3】図1の送信可否レジスタの構成例を示す図であ
る。
【図4】図1の携帯電話機が公衆基地局のエリアにいる
状態を示す図である。
【図5】図1の携帯電話機が公衆基地局のエリアから図
2の無線基地局のエリアに移動してきた状態を示す図で
ある。
【図6】図1の携帯電話機が図2の無線基地局のエリア
から他の無線基地局のエリアに移動してきた状態を示す
図である。
【図7】図1の携帯電話機が送信禁止エリア内で送信停
止となっている状態を示す図である。
【図8】図1の携帯電話機が図2の無線基地局を通過し
て待受け状態から送信停止状態へ移行する時の動作を示
すフローチャートである。
【図9】図1の携帯電話機が送信禁止エリア内で送信停
止状態から待受け状態へ移行する時の動作を示すフロー
チャートである。
【図10】図1の携帯電話機が図2の無線基地局を通過
して送信停止状態になる時の動作を示すフローチャート
である。
【図11】図4〜図7の第1の無線基地局の動作を示す
フローチャートである。
【図12】図4〜図7の第2の無線基地局の動作を示す
フローチャートである。
【図13】本発明の一実施例による携帯電話システムの
構成を示す図である。
【符号の説明】
1,41,53 携帯電話機 2 無線基地局 11,22 アンテナ 12,23 無線装置 13 発信不許可信号検出装置 14,25 制御装置 15 表示装置 16 入力装置 17 マイク 18 スピーカ 19 送信可否レジスタ 19a A面 19b B面 21 指向性アンテナ 24 発信許可・不許可信号送出装置 26 周辺基地局同期回路 27 周囲使用周波数記憶レジスタ 28 外部インタフェース 42,54 第1の無線基地局 43,51 公衆基地局 44 第1の無線基地局のセル 45,56 第2の無線基地局 46 第2の無線基地局のセル 52 公衆基地局のエリア 55 送信禁止エリア

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された禁止領域に設置された一
    対の無線基地局各々からの発信許可・不許可信号の受信
    順序に応じて前記禁止領域内での送信機能の停止及びそ
    の停止の解除を行う手段を有することを特徴とする携帯
    電話機。
  2. 【請求項2】 前記送信機能の停止及びその停止の解除
    を外部に通知する通知手段を含むことを特徴とする請求
    項1記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記通知手段は、アラーム音の鳴動及び
    発光のうちの少なくとも一方によって前記送信機能の停
    止及びその停止の解除を外部に通知するようにしたこと
    を特徴とする請求項2記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記発信許可・不許可信号は、セル半径
    を数メートルとする微弱電波で送出されていることを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の携帯電
    話機。
  5. 【請求項5】 前記発信許可・不許可信号は、前記一対
    の無線基地局各々からの制御チャネルへの送信データ内
    に付加されていることを特徴とする請求項4記載の携帯
    電話機。
  6. 【請求項6】 前記一対の無線基地局各々からの微弱電
    波は、それぞれ重ならないように薄いビーム幅として放
    射されることを特徴とする請求項4または請求項5記載
    の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 各々予め設定された禁止領域に設置され
    かつ発信許可・不許可信号を送信する一対の無線基地局
    と、 前記一対の無線基地局からの発信許可・不許可信号の受
    信順序に応じて前記禁止領域内での送信機能の停止及び
    その停止の解除を行う携帯電話機とを有することを特徴
    とする携帯電話システム。
  8. 【請求項8】 前記送信機能の停止及びその停止の解除
    を外部に通知する通知手段を前記携帯電話機に含むこと
    を特徴とする請求項7記載の携帯電話システム。
  9. 【請求項9】 前記通知手段は、アラーム音の鳴動及び
    発光のうちの少なくとも一方によって前記送信機能の停
    止及びその停止の解除を外部に通知するようにしたこと
    を特徴とする請求項8記載の携帯電話システム。
  10. 【請求項10】 セル半径を数メートルとする微弱電波
    で前記発信許可・不許可信号を送出する指向性アンテナ
    を前記一対の無線基地局各々に含むことを特徴とする請
    求項7から請求項9のいずれか記載の携帯電話システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記発信許可・不許可信号は、前記一
    対の無線基地局各々からの制御チャネルへの送信データ
    内に付加されていることを特徴とする請求項10記載の
    携帯電話システム。
  12. 【請求項12】 前記一対の無線基地局各々からの微弱
    電波は、それぞれ重ならないように薄いビーム幅として
    放射されることを特徴とする請求項10または請求項1
    1記載の携帯電話システム。
  13. 【請求項13】 前記一対の無線基地局のうちの一方
    は、前記禁止領域に対して遠い方に設置され、 前記一対の無線基地局のうちの他方は、前記禁止領域に
    対して近い方に設置されていることを特徴とする請求項
    7から請求項12のいずれか記載の携帯電話システム。
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