JP4618209B2 - 認証システム、サーチ停止制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ワイヤレスキーと本体側装置とで定期的或いは不定期的に無線の送
受信を行うことによりお互いの存在を確認しあう認証システムを、法規制されている周波数が異なる複数の地域で利用する際の認証システム、サーチ停止制御装置に関するものである。
近年、携帯電話は国内だけでなく海外でも同じ端末が利用できるしくみが構築され、複数の国にまたがって移動した場合、たとえば基地局から送られてくる電波内のエリア情報で移動先の国を判別し、その国における国際電話コードおよび緊急電話番号を自動的に切り替えて使用するものがある(例えば特許文献1参照)。
一方、近年、セキュリティを考慮しながら携帯電話、あるいはパソコンをはじめとする電子機器の操作ロックを、ワイヤレスで制御するようにしたセキュリティシステムが実用化されてきている。
かかるセキュリティシステムの一形態として、携帯電話の盗難を防止するために、携帯電話の使用者が、カード形態の識別信号送信機を所持し、前記の携帯電話と識別信号送信機との間で予め定めた識別コードを相互に通信し、双方で識別コードを確認できた時に前記携帯電話の使用を可能とするものがある(例えば特許文献2参照)。
かかるワイヤレスによる双方向通信システムの特許文献2では、電子機器等の本体側に搭載された機器において、携帯機(ワイヤレスキー)から定期的に発せられる信号を検知する動作を継続して行わせる構成であった。
そして、前記携帯機は一つの電子機器等の本体機器に対してスペアキーのイメージで複数存在することが可能であり、定期的な信号の送信やON/OFFボタン程度の操作部(IO)を持ち、小さく安価なものとなっている。
特許文献2のようなセキュリティシステムでは、携帯機側は常に信号を発信し続けており、海外へ持ち出す場合には、地域によっては違法電波の発信をしてしまうことがありえる。
携帯電話本体は、特許文献1のように国や地域を自動的に検出することができ、その情報をもとにして利用周波数を変更することは可能であり、携帯機にも携帯電話と同様に国や地域を自動的に検出する手段を実装すれば違法電波の発信をおこなうことはなくなるが、その分大型化し携帯機として利用するには高額なものとなる。
また、国や地域情報を取得した携帯電話本体から携帯機に対して情報の設定を行うことも考えられるが、少なくともその情報設定のために短期間であれ違法電波の発信をしてしまうこととなる。
さらに、複数の携帯機を保持したまま海外へ行く場合などは、特定のワイヤレスキーの設定変更は完了していたとしても残りの携帯機の変更のし忘れがあると気づかないうちに違法電波の発信をしてしまうこととなる。
特開平8−186856号公報 特開2004−143806号公報
前記したように、前記従来の方法では、携帯電話の盗難を防止するために、携帯電話の使用者が、カード形態の携帯機(ワイヤレスキー)を所持し、前記の携帯電話と携帯機との間で予め定めた識別コードを相互に通信し、双方で識別コードを確認できた時に前記携帯電話の使用を可能とするような機器では、海外へ持ち出した場合に、携帯機の停止忘れがあった場合や、停止しても誤って起動してしまった場合などに、違法電波の発信を行ってしまう可能性があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、海外など違法電波の周波数が異なる地域でもハード的に大きな変更を必要とせずに携帯機からの違法電波の発信の停止と利用再開を実現することを目的とする。
電源投入時に携帯機が本体機器を探すためのサーチ用の電文を特定の周波数にて一定間隔で送信しつづけ、前記本体機器は前記サーチ用の電文の受信をトリガとして前記携帯機との間で相互に確認を行い確認が取れた時点で前記本体機器の持つ機能の利用を有効とする認証システムにおいて、前記従来の課題を解決するために、本発明の認証システムにおける携帯機は、無線通信にてサーチ用電文の送信周波数指定のための情報の受信処理を行うためのサーチ用情報受信処理部と電源投入時のサーチ用電文の送信規制を行うための情報を保持するサーチ動作規制情報保持部を具備する構成とし、前記携帯機は、サーチ動作停止を要求する信号を受信した時点で、前記サーチ動作規制情報保持部にサーチ動作規制を示す情報の設定を行いサーチ動作を停止するとともに、その後の電源投入時に前記サーチ動作規制情報保持部にて保持する情報がサーチ動作停止を示すものであった場合には、前記携帯機は前記サーチ用の電文の送信を行わず、前記サーチ用情報受信処理部にて前記サーチ動作の再開を指定する電文の受信を待つように構成したものである。
これにより、ハード的に大きな変更も必要とせず海外など使用可能な電波周波数が異なる地域へ携行した場合であっても違法電波を発信することなく、例えば機能の利用再開を行うことができ、違法電波の発信を防止することができる。
本発明により、携帯電話と携帯機のような認証システムを海外など使用可能な電波周波数が異なる地域へ携行した場合であっても違法電波を発信することなく機能の利用再開を行うことができ、電子機器のグローバル利用の利便性を向上させることができる。
第1の発明は、電源投入時に携帯機が本体機器を探すためのサーチ用の電文を特定の周波数にて一定間隔で送信しつづけ、前記本体機器は前記サーチ用の電文の受信をトリガとして前記携帯機との間で相互に確認を行い確認が取れた時点で前記本体機器の持つ機能の利用を有効とする認証システムにおいて、本発明の認証システムにおける携帯機は、無線通信にてサーチ用電文の送信周波数指定のための情報の受信処理を行うためのサーチ用情報受信処理部と電源投入時のサーチ用電文の送信規制を行うための情報を保持するサーチ動作規制情報保持部を具備する構成とし、前記携帯機は、サーチ動作停止を要求する信号を受信した時点で、前記サーチ動作規制情報保持部にサーチ動作規制を示す情報の設定を行いサーチ動作を停止するとともに、その後の電源投入時に前記サーチ動作規制情報保持部にて保持する情報がサーチ動作停止を示すものであった場合には、前記携帯機は前記サーチ用の電文の送信を行わず、前記サーチ用情報受信処理部にて前記サーチ動作の再開を
指定する電文の受信を待つように構成したものである。
これによりハード的に大きな変更も必要とせず海外など使用可能な電波周波数が異なる地域へ携行した場合であっても違法電波を発信することなく機能の利用再開を行うことができ、違法電波の発信を防止することができる。
第2の発明は、第1の発明のサーチ動作規制情報保持部へのサーチ動作規制を示す情報の設定を、サーチ動作停止要求を受信した時点で行うように構成するものである。
これにより、携帯機側に新たにハード的なスイッチ等を設ける必要が無く形状の変更無しで違法電波を発信することなく機能の利用再開を行うことができる。
第3の発明は、第1の発明のサーチ動作規制情報保持部へのサーチ動作規制を示す情報の設定を、一定時間サーチ動作が継続した時点で行うように構成するものである。
これにより、サーチ動作停止要求を送信する端末の存在無しに、且つ形状の変更も無で違法電波を発信することなく機能の利用再開を行うことができる。
第4の発明は、第1から第3の発明のサーチ用情報受信処理部において、物理的に受信設定可能な複数の周波数を順次切り替えてサーチ動作再開のための電文の受信を待ち、前記切り替えはサーチ動作再開のための電文がくるまで繰り返し行うように構成するものである。
これにより、サーチ動作再開のための電文が送信される周波数情報を別途設定する必要が無くなる。
第5の発明は、第1から第4の発明のサーチ用情報受信処理部において、物理的に受信設定可能な複数の周波数を順次切り替えてサーチ動作再開のための電文の受信を待ち、サーチ動作再開のための電文を受信できた周波数でサーチ動作を再開するように構成するものである。
これにより、サーチ動作再開のための電文に周波数情報を入れる必要がなくなり、電文長を短くでき使用電流量の削減ができる。
第6の発明は、第1から第5の発明のサーチ用情報受信処理部によるサーチ動作再開のための電文は本体機器を示すID情報を持つ構成とし、前記サーチ動作規制情報保持部の情報の動作規制解除となる情報の書き換え処理は、前記本体機器を示すID情報が、ワイヤレスキー(携帯機)が保持している通信相手のID情報と一致した段階で行うように構成する。
これにより、自身の保有する携帯電話などの本体機器からの設定のみが可能となり、悪意の第三者による違法となる周波数の設定を防ぐことができる。
第7の発明は、前記サーチ動作再開のための電文は、前記本体機器との間で共有された鍵を用いて暗号化するものとし、第1から第6の発明のサーチ用情報受信処理部は受信した電文を前記共有かしている鍵にて復号化して内容を判断するように構成する。
これにより、基本的に自身の保有する携帯電話からの設定のみが可能となり、悪意の第三者による違法となる周波数の設定防止効果を高めることができる。
第8の発明は、サーチ信号の規制状況を保持するサーチ動作制限情報保持部と、無線通信にてサーチ用電文の周波数指定のための情報の送信処理を行うサーチ再開情報送信処理部を本体機器にて具備する構成とし、前記本体機器は、前記サーチ動作制限情報保持部にて保持する情報がサーチ動作停止を示すものであった場合には、前記サーチ再開情報送信処理部は前記携帯機へサーチ動作再開のための電文の送信を平文または暗号文にて行うように構成したものである。また、暗号文を用いたときは、自身の保有する携帯機のみを設定可能とでき、誤って移動準備中などの第三者の携帯機の設定を行ってしまい、意識せずに悪意の第三者になってしまうということを防ぐことができる。
これにより利用周波数の異なる地域へ行く前に予め例えば携帯電話のKEY操作などでサーチ動作制限情報保持部にサーチ動作停止を示す情報を書き込んでおけば、移動後の電源投入などの自然な操作により自動的に携帯機に向けてサーチ動作再開のための電文の送信を開始することとなり、利用者の利便性向上が可能となる。
第9の発明は、第8の発明のサーチ再開情報送信処理部は、利用者による本体機器の操作にて動作起動し、前記携帯機へサーチ動作再開のための電文の送信を平文または暗号文にて行うように構成したものである。
これにより本体機器は、携帯機の利用周波数設定のために余分な情報を保持する必要が無くなり、本体機器のサイズアップを防げるなどの本体機器の負荷軽減となる。また、暗号文を用いたときは、自身の保有する携帯機のみを設定可能とでき、誤って移動準備中などの第三者の携帯機の設定を行ってしまい、意識せずに悪意の第三者になってしまうということを防ぐことができる。
第10の発明は、第8から第9の発明のサーチ再開情報送信処理部は、前記サーチ動作再開のための電文の送信周波数を、サーチ信号の送受信にて使用する周波数とするように構成したものである。
これにより、サーチ動作再開のための電文に周波数情報を入れる必要がなくなり、電文長を短くでき使用電流量の削減ができる。
第11の発明は、携帯機からのサーチ信号を受信するサーチ信号受信処理部と、サーチ動作停止を指定する電文の送信を行うサーチ動作停止処理部をサーチ停止制御装置にて具備する構成とし、前記サーチ信号受信処理部でサーチ信号を受信した時点でサーチ動作停止処理部を介してサーチ信号の送信停止を指示する電文を送信するようにする。
これにより、例えば、空港の出国ロビーや飛行機内などにこの装置を設置することにより、携帯機の設定変更忘れなどによる異なる地域へ移動後の違法周波数の発信を防止することができる。
第12の発明は、携帯機からのサーチ信号を受信するサーチ信号受信処理部と、サーチ動作停止を指定する電文の送信を行うサーチ動作停止処理部を出国ゲート装置にて具備する構成とし、前記サーチ信号受信処理部でサーチ信号を受信した時点でサーチ動作停止処理部を介してサーチ信号の送信停止を指示する電文を送信するとともに、音や光による警告を発して利用者に認識させるようにする。
これにより、出国時点で携帯機の設定変更忘れに気づくことができ、利用周波数が異なる地域へ移動後の違法周波数の発信を防止することができる。
また、携帯機からのサーチ信号を受信するサーチ信号受信処理部と、サーチ動作停止を
指定する電文の送信を行うサーチ動作停止処理部をチェックインカウンターの手荷物チェック装置にて具備する構成とし、前記サーチ信号受信処理部でサーチ信号を受信した時点でサーチ動作停止処理部を介してサーチ信号の送信停止を指示する電文を送信するとともに、音や光による警告を発して利用者に認識させるようにする。
これにより、携帯機の設定変更を忘れて預ける荷物に入れてしまっている場合などによる異なる地域へ移動後の違法周波数の発信を防止することができる。
第13の発明は、第11の発明のサーチ停止制御装置において、携帯電話の電波により地域情報を取得する地域情報取得処理部と、サーチ信号周波数マップ情報保持部と、携帯機からのサーチ信号受信処理部と、サーチ動作停止を指定する電文の送信を行うサーチ動作停止処理部を具備する構成とし、前記サーチ信号受信処理部は、前記地域情報取得処理部で取得した情報を元に前記サーチ信号周波数マップ情報保持部の情報から特定したサーチ信号の周波数でサーチ信号待ちを行い、サーチ信号を受信した時点でサーチ動作停止処理部を介してサーチ信号の送信停止を指示する電文を送信するように構成する。
これにより、例えば、空港の出国ロビーなどに設置して携帯機の設定変更忘れなどによる異なる地域へ移動後の違法周波数の発信を防止する装置を、国毎に設定変更することなく利用することができる。
第14の発明は、第1〜13の発明の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとする。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の適用される認証システム構成例を示すものである。
図1において、10は携帯機を携帯する旅行者、11、14、15はカードKEYなどの携帯機、12は携帯電話などの本体機器、13は旅行者10がチェックインカウンターで預けるスーツケースなどの荷物を示すものである。携帯機14、15は、スーツケース13内に入っているものとする。
図2は本発明の第一の実施の形態における携帯機11、14、15の本発明に関る機能の構成例を示すものである。
図2において、20は無線通信部、21はサーチ動作規制情報保持部、22はサーチ動作制御処理部、23はサーチ用情報受信処理部、24はサーチ信号送信処理部を示す。
図3は本発明の第一の実施の形態における携帯機11、14、15のサーチ動作制御処理部24の電源投入時の処理フロー例を示すものである。
図3において、F31は判断処理を示し、F32、F33は判断以外の処理を示す。
図4は本発明の第一の実施の形態における携帯機11、14、15のサーチ用情報受信処理部21の処理フロー例を示すものである。
図4において、F41は判断処理を示し、F42、F43は判断以外の処理を示す。
図5は本発明の第一の実施の形態における携帯機11、14、15のサーチ信号送信処理部23の処理フロー例を示すものである。
図5において、F52、F53は判断処理を示し、F51、F54、F55は判断以外の処理を示す。
図6は本発明の第一の実施の形態におけるサーチ動作停止時の通信手順(シーケンス)の一例を示すものである。
図6において、S63、S64は携帯機11、14、15での本発明に関る処理、S61は携帯機11、14、15の送信電文、S62は携帯機11、14、15の受信電文である。
図7は本発明の第一の実施の形態におけるサーチ動作再開時の通信手順(シーケンス)の一例を示すものである。
図7において、S72は携帯機11、14、15での本発明に関わる処理、S71は携帯機11、14、15の受信電文、S73は携帯機11、14、15の送信電文である。
図8は本発明の第一の実施の形態におけるサーチ動作停止要求のための電文の構成例を示すものである。
81a、82a、83a、84aは電文受信用の同期信号、81b、82b、83b、84bはサーチ動作停止要求電文であることを示す電文種別、83c、84cは動作停止後にサーチ再開時のサーチ用周波数情報、82d、84dは携帯機の相手機器である本体機器のID情報である。
図9は本発明の第一の実施の形態におけるサーチ動作再開指定のための電文の構成例を示すものである。
91a、92a、93a、94aは電文受信用の同期信号、91b、92b、93b、94bはサーチ動作再開指示電文であることを示す電文種別、91c、92cはサーチ再開時のサーチ用周波数情報、92d、94dは携帯機の相手機器である本体機器のID情報である。
図1〜図9を参照しながら動作について説明する。なお、本実施の形態の前提として、携帯機と本体機器との間では予めお互いのID情報の交換が完了しており相互に通信相手の情報を保持しているものとする。また、携帯機がカードKEYであり本体機器が携帯電話である場合を例として示す。
通常、利用者10が持つ携帯電話(本体機器)12は、認証用のカードKEY(携帯機)11或いは14或いは15が一定の距離内にあり通信で相互に認証が取れた場合に機能を利用できるようになるものであり、カードKEY(携帯機)11、14、15は、携帯電話(本体機器)12との通信が途切れると、携帯電話(本体機器)12を探すためのサーチ信号を送信する。
カードKEY(携帯機)11、14、15のサーチ動作規制情報保持部21は、海外な
どにカードKEY(携帯機)11、14、15を持ち出した場合で電源ONされた際に、違法となりうるサーチ信号の送信を規制するための情報の保持部である。
保持情報としては、サーチ信号送信時の周波数情報とし、周波数が0x00であればサーチ信号の送信規制(サーチ信号送信停止)を示すように規定することができる。また、保持情報としては、サーチ信号の送信規制の有無だけを2値で示すように規定してもよい。
前者のように周波数情報を利用する場合には、サーチ信号送信時の周波数情報を別途保持する必要が無いなどの効果がでる。
サーチ動作制御処理部22は、図3に示すように電源投入時にサーチ動作規制情報保持部21内の情報を確認し(F32)、サーチ動作規制有りを示す情報の場合にはサーチ用情報受信処理部23を起動(F32)し、サーチ動作規制無を示す情報の場合にはサーチ信号送信処理部24を起動(F33)する。
サーチ用情報受信処理部23は、図4に示すように無線通信部20からのサーチ動作再開指定電文の受信があるかどうかを判断(F41)し、受信があればサーチ動作規制情報保持部21に規制を解除する情報(サーチ用周波数情報や、解除を示す2値情報など)を設定(F42)し、サーチ動作制御部24を起動(F43)する。
サーチ信号送信処理部24は、図5に示すように処理部が起動されると無線通信部20を介してサーチ信号の送信を行い(F51)一定時間応答を待つ(F52)。応答が無い場合には、サーチ信号送信と応答待ちを繰り返す。
応答があった場合には、それがサーチ停止要求かどうかを判断(F53)し、停止要求であった場合にはサーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作を規制する情報(サーチ用周波数0x00設定や、規制を示す2値情報など)を設定し(F54)、サーチ動作を停止(F55)する。
ここでは応答ありの場合を示したが、一定時間の間サーチを継続した場合にサーチ停止要求を受信した場合と同様の動作を行うように構成してもよい。
前記した構成を持つ予備のカードKEY(携帯機)11、14、15のサーチ規制に関わる動作の通信シーケンスを図6、図7に示す。
図6に示すように、カードKEY(携帯機)11、14、15が、送信したサーチ信号61に対してサーチ動作停止要求62を受け取った場合、前記サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制を示す情報(サーチ用周波数0x00設定や、規制を示す2値情報など)を設定し、サーチ再開指定電文の受信を行うための受信周波数を設定し(S64)サーチ再開指定電文の受信待ちを行う。
サーチ再開指定電文の受信待ちにおいて、図7に示すようにサーチ動作再開指定電文71を受信すると、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制を解除する情報(サーチ用周波数情報や、解除を示す2値情報など)を設定しサーチ信号73の送信を行い、サーチを再開する。
図7の例では、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制を解除する情報を設定後にサーチ信号73を送信するようにしたが、電源OFFし、起動は利用者が行うようにしてもよい。
図8にサーチ動作停止用の電文例を示す。
図8(a)は、同期信号81aとサーチ動作停止要求を示す電文種別81bのみの構成である。この電文によるサーチ信号送信処理部24の動作としては、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制を示す情報としてサーチ用周波数0x00設定や、規制を示す2値情報を設定してサーチ動作を停止するように構成することができる。
図8(c)は、同期信号83aとサーチ動作停止要求を示す電文種別83bとサーチ用情報受信処理部23が受信待ちを行う周波数情報としてサーチ動作再開指示周波数情報83cを具備する構成である。この電文によるサーチ信号送信処理部24の動作としては、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制を示す情報としてサーチ用周波数0x00設定や、規制を示す2値情報とサーチ動作再開指示周波数情報83cを設定する。
サーチ用受信処理部23は、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作再開指示周波数情報83cが設定されている場合には、サーチ動作再開指示電文を指定された周波数で待つことができ、複数の周波数での受信が可能な場合などは周波数を限定することができ、無用な切り替え動作をしなくてもよくなる。
図8(b)(d)は、(a)(c)それぞれの電文構成に加えて、携帯機の相手である本体機器ID情報82d、84dも具備する構成である。この電文によるサーチ信号送信処理部24の動作としては、本体機器ID情報82d、84dの情報が自携帯機の相手である本体機器のID情報と一致する場合にのみ、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制を示す情報を設定してサーチ動作を停止するように構成することができる。これにより、悪意の第三者が無差別にサーチ信号送信を停止して本来機能の動作を妨害することの防止ができる。
図9にサーチ動作再開指定用の電文例を示す。
図9(a)は、同期信号91aとサーチ動作再開指示を示す電文種別91bとサーチ動作再開時のサーチ信号送信周波数を示すサーチ用周波数情報91cを具備する構成である。この電文によるサーチ用受信処理部23の動作としては、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制を解除を示す情報として電文内で指定されているサーチ用周波数情報91cを設定する。これによりサーチ再開時のサーチ信号送信処理部21は、サーチ信号送信じに前記サーチ動作規制情報保持部21に設定されている周波数情報でのサーチ信号の送信を行う。
図9(c)は、同期信号91aとサーチ動作再開指示を示す電文種別91bのみの構成である。この電文によるサーチ用受信処理部23の動作としては、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制を解除する情報として電文を受信した周波数を設定する。これによりサーチ再開時のサーチ信号送信処理部21は、サーチ信号送信じに前記サーチ動作規制情報保持部21に設定されている周波数情報でのサーチ信号の送信を行う。この構成では、電文サイズを小さくすることができることにより、送受信にかかる時間の短縮=使用電流の低減が期待できる。
図9(b)(d)は、(a)(c)それぞれの電文構成に加えて、携帯機の相手である本体機器ID情報92d、94dも具備する構成である。この電文によるサーチ用受信処理部23の動作としては、本体機器ID情報92d、94dの情報が自携帯機の相手である本体機器のID情報と一致する場合にのみ、サーチ動作規制情報保持部21にサーチ動作の規制の解除を示す情報を設定してサーチ動作を再開するように構成することができる
。これにより、悪意の第三者が無差別にサーチ信号送信を再開して、使用者に違法行為をさせることの防止ができる。
このように構成した携帯機を持つことにより、例えば、利用周波数の異なる地域への旅行など移動において、携帯機の設定変更を忘れてしまった場合でも、空港や港など主要な出国ターミナルにサーチ信号61に反応してサーチ動作停止要求62を送信する機能を持つ機器を置くことで、移動先の地域での違法行為防止が行えることとなる。
また、このような構成では、携帯機では新たなスイッチなど物理的な構成変更をする必要がない。
(実施の形態2)
図10は本発明の第二の実施の形態における携帯機11、14、15の本発明に関る機能の構成例を示すものである。図10において、101はサーチ用情報受信処理部、102は設定可能周波数情報保持部を示し、その他の構成は第一の実施の形態における図2と同じである。
図11は本発明の第二の実施の形態における携帯機11、14、15のサーチ用情報受信処理部101の本発明に関わる処理フロー例を示すものである。
図11において、F112、F114、F115は判断処理を示し、F111、F113、F115、F117、F118は判断以外の処理を示す。
図12は本発明の第二の実施の形態におけるサーチ動作再開時の通信手順(シーケンス)の一例を示すものである。
図12において、S121、S122、S123、S124は携帯機11、14、15での本発明に関わる処理、125、126、127は携帯機11、14、15への電文、128は携帯機11、14、15の送信電文である。
図1、図2、図10〜図12を参照しながら動作について説明する。なお、本実施の形態2はカードKEY(携帯機)11、14、15が利用可能周波数情報保持部102を具備する点と、サーチ用情報受信処理部23の処理が実施の形態1と異なるだけであり、その他の構成は実施の形態1と同じである。
設定可能周波数情報保持部102は、本実施の形態2のカードKEY(携帯機)11、14、15が複数の周波数を設定可能な場合の複数の周波数情報の保持部である。本実施の形態2の動作説明においては、たとえば3つの周波数(周波数A、B、C)の情報を保持しているものとする。
サーチ用情報受信処理部101は、設定可能周波数情報保持部102に設定されている周波数情報の一つである周波数Aを無線通信部20に設定(F111)し、周波数Aでサーチ動作再開指定電文の受信があるかどうかを判断(F112)し、受信があればサーチ動作規制情報保持部21に規制を解除する情報(サーチ用周波数情報や解除を示す2値情報など)を設定(F117)し、サーチ動作制御部24を起動(F118)する。
受信がなければ、設定可能周波数情報保持部102に設定されている次の周波数Bを無線通信部20に設定(F113)し、周波数Bでサーチ動作再開指定電文の受信があるかどうかを判断(F114)し、受信があればサーチ動作規制情報保持部21に規制を解除する情報(サーチ用周波数情報や、解除を示す2値情報など)を設定(F117)し、サ
ーチ動作制御部24を起動(F118)する。
受信がなければ、設定可能周波数情報保持部102に設定されているさらに次の周波数Cを無線通信部20に設定(F115)し、周波数Bでサーチ動作再開指定電文の受信があるかどうかを判断(F116)し、受信があればサーチ動作規制情報保持部21に規制を解除する情報(サーチ用周波数情報や解除を示す2値情報など)を設定(F117)し、サーチ動作制御部24を起動(F118)する。
受信がなければ、設定可能周波数情報保持部102に設定されている最初の周波数Aを設定する処理(F111)に戻る。
サーチ用情報受信処理部101では、サーチ動作再開指示電文の受信があるまで、或いは決められた時間の間周波数を変更しての受信待ちを繰り返す。
図12に示すように、サーチ動作再開指定電文が周波数Cで送信されている場合には、周波数A設定で受信待ち(S121)の場合および周波数B設定で受信待ち(S122)の場合には、サーチ動作再開指示電文125及び126は受信されないが、周波数C設定で受信待ち(S123)とした時点で受信したサーチ動作再開指示電文126は受信できる。
受信した電文内容或いは、受信した周波数でサーチ用周波数を設定(S124)し、サーチ動作制御処理部24を起動し、サーチ信号128の送信を開始する。
このように構成した携帯機を持つことにより、サーチ動作再開指定電文受信用の周波数があらかじめ指定されていないなどの場合であっても携帯機が利用可能などれかの周波数での通信によりサーチ動作再開を行えることとなる。
(実施の形態3)
図13は本発明の第三の実施の形態における携帯電話(本体機器)12の本発明に関る機能の構成例を示すものである。
図13において、130は無線通信部、131は携帯機側のサーチ動作制限情報保持部、132はサーチ信号受信処理部、133はサーチ再開情報送信処理部を示す。
図14は本発明の第三の実施の形態における携帯電話(本体機器)12のサーチ再開情報送信処理部133の本発明に関る処理フロー例を示すものである。
図14において、F142は判断処理を示し、F141、F143、F144は判断以外の処理を示す。
図15は本発明の第三の実施の形態における携帯電話(本体機器)12のサーチ信号受信処理部132の本発明に関る処理フロー例を示すものである。
図15において、F151、F153は判断処理を示し、F152、F154、F155は判断以外の処理を示す。
図1、図9、図13〜図15を参照しながら動作について説明する。なお、本実施の形態の前提として、携帯機と本体機器との間では予めお互いのID情報の交換が完了しており相互に通信相手の情報を保持しているものとする。また、携帯機がカードKEYであり本体機器が携帯電話である場合を例として示す。
通常、利用者10が持つ携帯電話(本体機器)12は、認証用のカードKEY(携帯機)11或いは14或いは15が一定の距離内にあり通信で相互に認証が取れた場合に機能を利用できるようになるものであり、カードKEY(携帯機)11、14、15は、携帯電話(本体機器)12との通信が途切れると、携帯電話(本体機器)12を探すためのサーチ信号を送信し、携帯電話(本体機器)12はサーチ信号待ちとなる。
携帯電話(本体機器)12のサーチ信号受信処理部132は、携帯機との認証外れや電源投入時点、或いは利用者の操作などにより動作開始した時点で、サーチ動作制限情報保持部131に設定されている情報を確認(F151)し、サーチ動作制限情報保持部131に設定されている情報が規制有りを示すものである場合にはサーチ再開情報送信処理部133を起動(F153)し、サーチ動作制限情報保持部131に設定されている情報が規制有りを示すもので無い場合には通常のサーチ信号待ち(サーチ処理)152を実施するように構成する。
携帯電話(本体機器)12のサーチ再開情報送信処理部133は、図9に示すようなサーチ動作再開指示電文を送信(F141)し、サーチ信号の受信を待つ(F142)。一定時間経過してもサーチ信号の受信が無い場合には再度サーチ動作再開指示電文を送信(F141)し、サーチ信号の受信を待つ(F142)という動作を、サーチ信号の受信があるか、あるいは利用者による停止などのなんらかの指示があるまで繰り返す。
サーチ信号の受信があった場合には、サーチ動作制限情報保持部131の情報を、動作規制解除(動作規制無し)を示す情報に書き換え(F143)、サーチ応答を返信(F144)し、通常の処理へ戻るように構成する。
このように構成した携帯電話(本体機器)を持つことにより、携帯機との間で共有している鍵情報を利用するなどして、暗号化した電文による動作再開指示などが容易に行える。
(実施の形態4)
図16は本発明の第四の実施の形態における携帯電話(本体機器)12の本発明に関る機能の構成例を示すものである。
図16において、160は無線通信部、161は携帯機に対するサーチ動作停止指示の有無の情報を保持するサーチ動作停止指示情報保持部、162はサーチ信号受信処理部、163は携帯機のサーチ動作停止の電文送信を行うサーチ動作停止処理部を示す。
図17は本発明の第四の実施の形態における携帯電話(本体機器)12のサーチ動作停止処理部163の本発明に関る処理フロー例を示すものである。
図17において、F171は判断処理を示し、F172は判断以外の処理を示す。
図18は本発明の第四の実施の形態における携帯電話(本体機器)12のサーチ信号受信処理部162の本発明に関る処理フロー例を示すものである。
図18において、F181は判断処理を示し、F182、F183は判断以外の処理を示す。
図1、図8、図16〜図18を参照しながら動作について説明する。なお、本実施の形態の前提として、携帯機と本体機器との間では予めお互いのID情報の交換が完了してお
り相互に通信相手の情報を保持しているものとする。また、携帯機がカードKEYであり本体機器が携帯電話である場合を例として示す。
通常、利用者10が持つ携帯電話(本体機器)12は、認証用のカードKEY(携帯機)11或いは14或いは15が一定の距離内にあり通信で相互に認証が取れた場合に機能を利用できるようになるものであり、カードKEY(携帯機)11、14、15は、携帯電話(本体機器)12との通信が途切れると、携帯電話(本体機器)12を探すためのサーチ信号を送信し、携帯電話(本体機器)12はサーチ信号待ちとなる。
携帯電話(本体機器)12のサーチ信号受信処理部162は、携帯機との認証外れや電源投入時点、或いは利用者の操作などにより動作開始した時点で、サーチ動作停止指示情報保持部161に設定されている情報を確認(F181)し、サーチ動作停止指示情報保持部161に設定されている情報がサーチ動作停止指示有りを示すものである場合にはサーチ動作停止処理部163を起動(F183)し、サーチ動作停止指示情報保持部161に設定されている情報が規制有りを示すもので無い場合には通常のサーチ信号待ち(サーチ処理)F182を実施するように構成する。
携帯電話(本体機器)12のサーチ動作停止処理部163は、サーチ信号受信処理部162から起動された後、あらかじめ指定された或いは起動時に指定された周波数でのサーチ信号の受信待ち(F171)を行う。サーチ信号の受信があった場合には、図8に示すようなサーチ動作の停止を指示するサーチ動作停止指示電文を送信し(F172)、再度サーチ信号の受信待ち(F171)を行う。
本実施の形態では、サーチ信号の受信待ちをずっと繰り返すようにしたが、サーチ動作停止指示電文の送信が終了した時点や、利用者からの停止指示を受け付けた時点、或いは、一定時間経過後などとしてもよい。
このように構成した携帯電話(本体機器)を持つことにより、特別な装置ではなく自分の携帯電話を利用して携帯機のサーチ動作の停止を行うことができる。
また、本実施の形態ではサーチ信号の受信ですぐにサーチ動作停止指示電文の送信を行うようにしたが、お互いのIDのやり取りを行い相手確認ができた後に送信するようにしてもよい。その場合には、誤って他人の携帯機のサーチ動作停止を行うといったことを防止することができる。
また、本発明の実施の形態4で示したサーチ動作停止処理部の機能を、携帯電話(本体機器)以外の、あらかじめ設定するか或いは設定入力手段により設定する特定の周波数のサーチ信号に対してサーチ動作停止指示の電文の送信を行うことを繰り返す単独装置(サーチ停止制御装置)として構成してもよい。
その場合、出国ロビーや船や飛行機までの搭乗ゲートなどにその装置を配置することにより、サーチ信号を停止し忘れている携帯機のサーチ信号を自動で停止することができ、利用者が移動先の地域で不法電波の送信を行うことの防止となる。
また、本発明の実施の形態4で示したサーチ動作停止処理部の機能を、出国ゲート装置に持たせる構成としてもよい。
出国ゲートは必ず利用者が通るところであり、自身が携帯している携帯機でサーチ動作停止忘れがあった場合には、発見しやすくなる。出国ゲートに機能を持たせる構成とする場合には、同時に指示電文の送信を行った時点で警報音を発したり、ランプを光らせると
いう機能を持たせても良い。そうすることにより、利用者は携帯機の設定が変更されたことを認識することができる。
また、本発明の実施の形態4で示したサーチ動作停止処理部の機能を、チェックインカウンターで荷物の預かりを行う手荷物受付装置に持たせる構成としてもよい。
スーツケースなどの預ける荷物に予備の携帯機を入れて設定変更をし忘れて入れていた場合の発見が行える。チェックインカウンターなどの荷物の預かりを行う装置に本発明の機能を持たせるとともに、指示電文の送信を行った時点で警報音を発したり、ランプを光らせるという機能を持たせても良い。そうすることにより、利用者は携帯機の設定が変更されたことを認識することができる。
(実施の形態5)
図19は本発明の第五の実施の形態におけるサーチ停止制御装置190の本発明に関る機能の構成例を示すものである。図19において、191は無線通信部、192は携帯機のサーチ動作停止の電文送信を行うサーチ動作停止処理部、193は携帯電話の電波により地域情報を取得する地域情報取得処理部、194は地域情報に対応するサーチ信号周波数情報を保持するサーチ信号周波数マップ情報保持部である。
図20は本発明の第五の実施の形態におけるサーチ動作停止処理部192の本発明に関る処理フロー例を示すものである。図20において、F204は判断処理を示し、F201〜F203は判断以外の処理を示す。
図1、図19〜図20を参照しながら動作について説明する。尚、携帯機11からみた場合、サーチ停止制御装置190は、図1における携帯電話(本体機器)12に相当(携帯機11と信号のやり取りをするという点)するものである。
サーチ停止制御装置190のサーチ動作停止処理部192は、地域情報取得処理部193から日本や米国といった地域を特定する地域情報コードを取得(F201)し、その情報を元にサーチ信号周波数マップ情報保持部194から地域に対応するサーチ信号の周波数を取得(F201)する。
周波数マップ情報保持部194は地域情報コードに対応するサーチ信号の周波数をマップとして保持しており、地域情報コードが特定されるとそれに対応するサーチ信号の周波数が検索できる構成となっている。
サーチ動作停止処理部192は、前記周波数マップ情報保持部194から取得したサーチ信号の周波数を無線通信部191に受信周波数として設定(F202)し、以降はサーチ信号の受信を待つ(F204)。サーチ信号を受信すると、サーチ動作停止を指示する電文の送信を行い(F203)、次のサーチ信号の受信を待つ(F204)。
これにより、例えば、空港の出国ロビーなどにこの装置を設置することにより、携帯機の設定変更忘れなどによる異なる地域へ移動後の違法周波数の発信を防止することができる。
また、設置する国によりサーチ信号の受信周波数の設定操作を行うことなく、自動で設置した場所にあったサーチ停止制御を行うことができる。
さらに、たとえば、飛行機に本装置を搭載しておき、出発前の登場時点で本装置を動作させることにより停止忘れの携帯機の停止を行うことができ、装置を設置できない国や場
所であってもサーチ停止制御を実施することができる。
なお、実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように本発明は、携帯機と携帯電話のような認証システムを海外など使用可能な電波周波数が異なる地域へ携行した場合であっても違法電波を発信することなく機能の利用再開を行うことができ、電子機器のグローバル利用の利便性を向上させることができる。もちろん、携帯電話や携帯機に限定されず他の機器であてもよい。
本発明の適用される認証システムの一構成例を示す図 本発明の実施の形態1における携帯機の一構成例を示す図 本発明の実施の形態1における携帯機のサーチ動作処理部の処理フローの一例を示す図 本発明の実施の形態1における携帯機のサーチ用情報受信処理部の処理フローの一例を示す図 本発明の実施の形態1における携帯機のサーチ信号送信処理部の処理フローの一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるサーチ動作停止に関する通信手順(シーケンス)の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるサーチ動作再開に関する通信手順(シーケンス)の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるサーチ動作停止処理での使用電文構成例を示す図 本発明の実施の形態1におけるサーチ動作再開処理での使用電文構成例を示す図 本発明の実施の形態2における携帯機の一構成例を示す図 本発明の実施の形態2における携帯機のサーチ用情報受信処理部の処理フローの一例を示す図 本発明の実施の形態2におけるサーチ動作再開に関する通信手順(シーケンス)の一例を示す図 本発明の実施の形態3における本体機器の一構成例を示す図 本発明の実施の形態3におけるサーチ再開情報送信処理部の処理フローの一例を示す図 本発明の実施の形態3におけるサーチ信号受信処理部の処理フローの一例を示す図 本発明の実施の形態4における本体機器の一構成例を示す図 本発明の実施の形態4におけるサーチ動作停止処理部の処理フローの一例を示す図 本発明の実施の形態4におけるサーチ信号受信処理部の処理フローの一例を示す図 本発明の実施の形態5におけるサーチ停止制御装置の一構成例を示す図 本発明の実施の形態5におけるサーチ動作停止処理部の処理フローの一例を示す図
符号の説明
11、14、15 カードKEY(携帯機)
12 携帯電話(本体機器)
20 携帯機での無線通信部
21 サーチ動作規制情報保持部
23、101 サーチ用情報受信処理部
24 サーチ信号送信処理部
61、62、71、72、125〜128 通信シーケンスにおける送受信電文
81a〜84a、91a〜94a 電文を構成する同期信号
81b〜84b、91b〜94b 電文を構成する電文種別
83c、84c、82d、84d、91c、92c、92d、94d 電文を構成する情報データ
102 設定可能周波数情報保持部
130、160 本体機器での無線通信部
131 サーチ動作制限情報保持部
132、162 サーチ信号受信処理部
133 サーチ再開情報送信処理部
161 サーチ動作停止指示情報保持部
163、192 サーチ動作停止処理部
190 サーチ停止制御装置
191 サーチ停止制御装置での無線通信部
193 地域情報取得処理部
194 サーチ信号周波数マップ情報保持部
F31〜F33、F41〜F43、F51〜F55、F111〜F118 携帯機内部の各種処理部での処理
S63、S64、S121〜S124 通信シーケンスにおける携帯機での処理
F141〜F144、F151〜F153、F171、F172、F181〜F183
本体装置内部の各種処理部での処理
F201〜F204 サーチ停止制御装置内部のサーチ動作停止処理部での処理

Claims (12)

  1. 電源投入時に携帯機が本体機器を探すためのサーチ用の電文を特定の周波数にて一定間隔で送信しつづけ、前記本体機器は前記サーチ用の電文の受信をトリガとして前記携帯機との間で相互に確認を行い確認が取れた時点で前記本体機器の持つ機能の利用を有効とする認証システムにおいて、
    前記携帯機は、無線通信にてサーチ用電文の送信周波数指定のための情報の受信処理を行うためのサーチ用情報受信処理部と、電源投入時のサーチ用電文の送信規制を行うための情報を保持するサーチ動作規制情報保持部とを具備し、
    前記携帯機は、サーチ動作停止を要求する信号を受信した時点で、前記サーチ動作規制情報保持部にサーチ動作規制を示す情報の設定を行いサーチ動作を停止するとともに、
    その後の電源投入時に前記サーチ動作規制情報保持部にて保持する情報がサーチ動作停止を示すものであった場合には、前記携帯機は前記サーチ用の電文の送信を行わず、前記サーチ用情報受信処理部にて前記サーチ動作の再開を指定する電文の受信を待つことを特徴とする認証システム。
  2. 前記携帯機は、前記サーチ動作停止要求を受信した時点で前記サーチ動作規制情報保持部へのサーチ動作規制を示す情報の設定を行うことを特徴とする請求項1記載の認証システム。
  3. 前記携帯機は、前記サーチ動作が一定時間経過しても前記本体機器からの応答が無い場合には、前記サーチ動作規制情報保持部へのサーチ動作規制を示す情報の設定を行うことを特徴とする請求項1または2記載の認証システム。
  4. 前記サーチ用情報受信処理部は、使用可能な複数の受信周波数を順次切り替えてサーチ動作再開のための電文の受信を待つことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の認証システム。
  5. 前記サーチ用情報受信処理部は、使用可能な複数の受信周波数を順次切り替えてサーチ動作再開のための電文の受信待ちを行い、受信ができた周波数でサーチ処理を実施することを特徴とする請求項4に記載の認証システム。
  6. 前記サーチ動作再開を指定する電文は、前記本体機器を示すID情報を持つ構成とし、前記サーチ用情報受信処理部による前記サーチ動作規制情報保持部の情報の動作規制解除となる情報の書き換え処理は、前記本体機器を示すID情報が、携帯機が保持している通信相手のID情報と一致した段階で行うようにすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の認証システム。
  7. 前記サーチ動作再開のための電文の一部または全部は、前記本体機器との間で共有された鍵を用いて暗号化するものとし、前記サーチ用情報受信処理部は受信した電文を前記共有化している鍵にて復号化して内容を判断することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の認証システム。
  8. 前記本体機器は、前記サーチ信号の規制状況を保持するサーチ動作制限情報保持部と、
    無線通信にてサーチ用電文の周波数指定のための情報を平文または暗号文で送信処理を行うサーチ再開情報送信処理部を具備し、
    前記サーチ動作制限情報保持部にて保持する情報がサーチ動作停止を示すものであった場合には、前記サーチ再開情報送信処理部は前記携帯機へサーチ動作再開のための電文の送信を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の認証システム。
  9. 前記本体機器の前記サーチ再開情報送信処理部は、ユーザ操作などの外部からの入力情報により起動してサーチ動作再開のための電文の周波数指定のための情報を平文または暗号文で送信処理を行うことを特徴とする請求項8記載の認証システム。
  10. 前記本体機器の前記サーチ再開情報送信処理部にて送信するサーチ動作再開のための電文の送信周波数はサーチ信号の送受信にて使用する周波数であることを特徴とする請求項8または9記載の認証システム。
  11. 携帯機からのサーチ信号受信処理部と、サーチ動作停止を指定する電文の送信を行うサーチ動作停止処理部を具備し、前記サーチ動作停止処理部は、前記サーチ信号受信処理部で受信した前記携帯機からのサーチ用信号に反応し、その応答としてサーチ動作停止を指定する電文の送信を行うことを特徴とするサーチ停止制御装置。
  12. 携帯電話の電波により地域情報を取得する地域情報取得処理部と、サーチ信号周波数マップ情報保持部とを具備し、前記地域情報取得処理部で取得した地域情報を元に前記サーチ信号周波数マップ情報保持部内に保持している情報から、設置されている地域でのサーチ信号の周波数を特定し、前記サーチ信号受信処理部では、受信周波数を前記特定した周波数として受信処理を行うことを特徴とする請求項11のサーチ停止制御装置。
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