JP3149914B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンタクトピラーを
有する半導体装置の製造方法に関し、特にMOSFET
と多層配線構造に用いられるコンタクトピラーを有する
半導体装置の製造方法に関する。
有する半導体装置の製造方法に関し、特にMOSFET
と多層配線構造に用いられるコンタクトピラーを有する
半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていた半導体装置のコンタ
クトピラーの形成方法には、大別して、絶縁膜にピラー
ホールを設けピラーホール内に導体膜を埋め込んでコン
タクトピラーを形成する方法と、導体膜からエッチング
によりコンタクトピラーを形成する方法とがある。
クトピラーの形成方法には、大別して、絶縁膜にピラー
ホールを設けピラーホール内に導体膜を埋め込んでコン
タクトピラーを形成する方法と、導体膜からエッチング
によりコンタクトピラーを形成する方法とがある。
【0003】図7は、従来例のピラーホールを用いたM
OSFETのコンタクトピラーの形成方法の工程を示す
断面図であり、(a)はシリコン基板に拡散層とゲート
酸化膜とパッシベーション膜とを形成した状態、(b)
は上面に積層した絶縁膜にピラーホールを形成した状
態、(c)はピラーホールに導体膜を埋め込んだ状態、
(d)は導体膜を研磨してコンタクトピラーを形成した
状態である。図中符号701はシリコン基板、702は
トレンチ素子分離、703は拡散層、704はゲート酸
化膜、705はゲートポリシリコン、706は層間絶縁
膜、707は導体膜、709はパシベーション膜、71
0はピラーホール、711はコンタクトピラーである。
OSFETのコンタクトピラーの形成方法の工程を示す
断面図であり、(a)はシリコン基板に拡散層とゲート
酸化膜とパッシベーション膜とを形成した状態、(b)
は上面に積層した絶縁膜にピラーホールを形成した状
態、(c)はピラーホールに導体膜を埋め込んだ状態、
(d)は導体膜を研磨してコンタクトピラーを形成した
状態である。図中符号701はシリコン基板、702は
トレンチ素子分離、703は拡散層、704はゲート酸
化膜、705はゲートポリシリコン、706は層間絶縁
膜、707は導体膜、709はパシベーション膜、71
0はピラーホール、711はコンタクトピラーである。
【0004】図7(a)の工程では、シリコン基板70
1の所定の位置を所定の深さ、例えば0.5μmまでエ
ッチングしてトレンチを形成し、HTO(High T
hermal Oxidation 高温熱酸化)等で
形成したシリコン酸化膜を埋め込み、酸化膜研磨によっ
てトレンチ内の酸化膜のみを残してトレンチ素子分離7
02を形成する。その後、ソース・ドレインの形成位置
に不純物を深さ例えば0.02〜0.2μm程度まで打
ち込みRTAや水素アニール等の熱処理を行って拡散層
703を再結晶化する。次にゲート酸化膜704および
ポリシリコン705を全面に積層してドライエッチング
を用いてゲート酸化膜704、ポリシリコン705を所
望のゲート形状にエッチンゲする。次にパッシベーショ
ン膜709を全面に形成し、エッチバックしてゲート酸
化膜704およびポリシリコン705からなるゲートに
サイドウォールを形成する。その後、導体膜を全面に形
成してゲートおよび拡散層703をシリサイド化させ、
導体膜を除去する(図示せず)。
1の所定の位置を所定の深さ、例えば0.5μmまでエ
ッチングしてトレンチを形成し、HTO(High T
hermal Oxidation 高温熱酸化)等で
形成したシリコン酸化膜を埋め込み、酸化膜研磨によっ
てトレンチ内の酸化膜のみを残してトレンチ素子分離7
02を形成する。その後、ソース・ドレインの形成位置
に不純物を深さ例えば0.02〜0.2μm程度まで打
ち込みRTAや水素アニール等の熱処理を行って拡散層
703を再結晶化する。次にゲート酸化膜704および
ポリシリコン705を全面に積層してドライエッチング
を用いてゲート酸化膜704、ポリシリコン705を所
望のゲート形状にエッチンゲする。次にパッシベーショ
ン膜709を全面に形成し、エッチバックしてゲート酸
化膜704およびポリシリコン705からなるゲートに
サイドウォールを形成する。その後、導体膜を全面に形
成してゲートおよび拡散層703をシリサイド化させ、
導体膜を除去する(図示せず)。
【0005】図7(b)の工程では、層間絶縁膜706
を全面に形成し、形成された層間絶縁膜706にピラー
ホール710をソース・ドレインの拡散層に達するまで
開口する。
を全面に形成し、形成された層間絶縁膜706にピラー
ホール710をソース・ドレインの拡散層に達するまで
開口する。
【0006】図7(c)の工程では、全面に導体膜70
7を形成しピラーホール710にも導体膜707を埋め
込む。
7を形成しピラーホール710にも導体膜707を埋め
込む。
【0007】図7(d)の工程では、金属研磨によるポ
リッシュバック、またはドライエッチング等によるエッ
チバックで層間絶縁膜706上の導体膜707を除去
し、コンタクトピラー711を形成する。
リッシュバック、またはドライエッチング等によるエッ
チバックで層間絶縁膜706上の導体膜707を除去
し、コンタクトピラー711を形成する。
【0008】ピラーホールを用いる方法としては特開平
7−283308号公報に、基板上に金属膜と絶縁膜を
積層し、絶縁膜にエッチングによりピラーホールを設け
ピラーホールを含む絶縁膜上に金属膜を積層しピラーホ
ールに埋め込まれたコンタクトピラー部分以外の金属層
を除去し、下層配線位置にレジストパターンを形成して
エッチングにより下層配線を形成し、全面に層間絶縁膜
を形成した後エッチバックしてコンタクトピラーの上面
を露出させることを繰り返して多層配線構造を形成する
方法が開示されている。
7−283308号公報に、基板上に金属膜と絶縁膜を
積層し、絶縁膜にエッチングによりピラーホールを設け
ピラーホールを含む絶縁膜上に金属膜を積層しピラーホ
ールに埋め込まれたコンタクトピラー部分以外の金属層
を除去し、下層配線位置にレジストパターンを形成して
エッチングにより下層配線を形成し、全面に層間絶縁膜
を形成した後エッチバックしてコンタクトピラーの上面
を露出させることを繰り返して多層配線構造を形成する
方法が開示されている。
【0009】図8は特開平8−306779号公報で開
示された導体膜のパターニングによる多層配線用のプラ
グ(コンタクトピラー)形成法の工程を示す断面図であ
り、(a)は下地の層間絶縁膜に下層配線材料膜と第1
のプラグ形成材料膜を積層しプラグ形成位置にレジスト
パターンを設けた状態、(b)は第1のプラグ形成膜を
パターニングしてプラグの一部を形成した状態、(c)
は全面に第2のプラグ形成材料膜を形成した状態、
(d)は下層配線位置にレジストパターンを設けた状
態、(e)は第2のプラグ形成材料膜と下層配線材料膜
をパターニングしプラグと下層配線を形成した状態、
(f)は全面に層間絶縁膜を形成し、プラグの上面が露
出する位置まで層間絶縁膜を除去した状態、(g)は層
間絶縁膜上に上層配線を形成し多層配線構造を得た状態
である。図9は図8(d)、(e)の工程でレジストパ
ターンが目合わせずれを生じたときの状態を示し、
(a)は図8(d)に対応する状態、(b)は図8
(e)に対応する状態を示す。図中符号831は多層配
線構造、832は層間絶縁膜、833は下層配線材料
膜、833aは第1の下層配線材料膜、833bは第2
の下層配線材料膜、834は第1のプラグ形成材料膜、
835はレジストパターン、836はプラグ、836a
はプラグの一部、836bはプラグの残部、837は第
2のプラグ形成材料膜、838はレジストパターン、8
39は下層配線、840は層間絶縁膜、841は上層配
線、842はサイドエッチである。なお、本従来例では
コンタクトピラーをプラグと称している。
示された導体膜のパターニングによる多層配線用のプラ
グ(コンタクトピラー)形成法の工程を示す断面図であ
り、(a)は下地の層間絶縁膜に下層配線材料膜と第1
のプラグ形成材料膜を積層しプラグ形成位置にレジスト
パターンを設けた状態、(b)は第1のプラグ形成膜を
パターニングしてプラグの一部を形成した状態、(c)
は全面に第2のプラグ形成材料膜を形成した状態、
(d)は下層配線位置にレジストパターンを設けた状
態、(e)は第2のプラグ形成材料膜と下層配線材料膜
をパターニングしプラグと下層配線を形成した状態、
(f)は全面に層間絶縁膜を形成し、プラグの上面が露
出する位置まで層間絶縁膜を除去した状態、(g)は層
間絶縁膜上に上層配線を形成し多層配線構造を得た状態
である。図9は図8(d)、(e)の工程でレジストパ
ターンが目合わせずれを生じたときの状態を示し、
(a)は図8(d)に対応する状態、(b)は図8
(e)に対応する状態を示す。図中符号831は多層配
線構造、832は層間絶縁膜、833は下層配線材料
膜、833aは第1の下層配線材料膜、833bは第2
の下層配線材料膜、834は第1のプラグ形成材料膜、
835はレジストパターン、836はプラグ、836a
はプラグの一部、836bはプラグの残部、837は第
2のプラグ形成材料膜、838はレジストパターン、8
39は下層配線、840は層間絶縁膜、841は上層配
線、842はサイドエッチである。なお、本従来例では
コンタクトピラーをプラグと称している。
【0010】図8(a)の工程では、下地層である層間
絶縁膜832上に下層配線材料膜833と第1のプラグ
形成材料膜834とを順次積層し、プラグの一部を形成
する位置にレジストパターン835を設ける。
絶縁膜832上に下層配線材料膜833と第1のプラグ
形成材料膜834とを順次積層し、プラグの一部を形成
する位置にレジストパターン835を設ける。
【0011】図8(b)の工程では、第1のプラグ形成
材料膜833をパターニングしてプラグの一部836a
を形成する。
材料膜833をパターニングしてプラグの一部836a
を形成する。
【0012】図8(c)の工程では、下層配線材料膜8
33上に第2のプラグ形成材料膜837を形成する。
33上に第2のプラグ形成材料膜837を形成する。
【0013】図8(d)の工程では、(c)で形成した
第2のプラグ形成材料膜837の上層にプラグの一部8
36aと下層配線位置を覆った状態でレジストパターン
838を形成する。
第2のプラグ形成材料膜837の上層にプラグの一部8
36aと下層配線位置を覆った状態でレジストパターン
838を形成する。
【0014】図8(e)の工程では、第2のプラグ形成
材料837と下層配線材料833とをパターニングし、
プラグ残部836bを形成してプラグ836を形成する
とともに下層配線839を形成した後、レジストパター
ン838を除去する。
材料837と下層配線材料833とをパターニングし、
プラグ残部836bを形成してプラグ836を形成する
とともに下層配線839を形成した後、レジストパター
ン838を除去する。
【0015】図8(f)の工程では、(e)に続いて層
間絶縁膜832上に層間絶縁膜840を形成し、続いて
プラグ836の上面が露出するまで層間絶縁膜840除
去する。
間絶縁膜832上に層間絶縁膜840を形成し、続いて
プラグ836の上面が露出するまで層間絶縁膜840除
去する。
【0016】図8(g)の工程では、層間絶縁膜840
の上面に上層配線841を形成し、多層配線構造831
を得る。
の上面に上層配線841を形成し、多層配線構造831
を得る。
【0017】導体膜のパターニングによるコンタクトピ
ラーの形成方法としては、この他に特開平8−1625
32号公報に層間絶縁膜が埋め込まれ平坦化した下層配
線上全体に導電体層を形成しエッチングによってコンタ
クトピラー以外の導電体層を除去してコンタクトピラー
を形成し、全面に層間絶縁膜を形成した後コンタクトピ
ラーの上面が露出するまで層間絶縁膜を研磨あるいはエ
ッチバックによって除去する方法が、特開平7−457
06号公報には基板上の全面に絶縁膜を形成し、下層配
線に相当する溝をエッチングで形成し、全面に導体膜を
積層し、コンタクトピラー位置にレジストパターンを設
け絶縁膜上面まで導体膜をエッチングすることにより下
層配線とコンタクトピラーを形成する方法が、特開平4
−345053号公報にはシリコン基板上の全面に導電
層を形成し、拡散層上のピラーホールの予定位置にレジ
ストパターンを設けシリコン基板表面まで導電層をエッ
チングすることによりピラーホールを形成する方法が開
示されている。
ラーの形成方法としては、この他に特開平8−1625
32号公報に層間絶縁膜が埋め込まれ平坦化した下層配
線上全体に導電体層を形成しエッチングによってコンタ
クトピラー以外の導電体層を除去してコンタクトピラー
を形成し、全面に層間絶縁膜を形成した後コンタクトピ
ラーの上面が露出するまで層間絶縁膜を研磨あるいはエ
ッチバックによって除去する方法が、特開平7−457
06号公報には基板上の全面に絶縁膜を形成し、下層配
線に相当する溝をエッチングで形成し、全面に導体膜を
積層し、コンタクトピラー位置にレジストパターンを設
け絶縁膜上面まで導体膜をエッチングすることにより下
層配線とコンタクトピラーを形成する方法が、特開平4
−345053号公報にはシリコン基板上の全面に導電
層を形成し、拡散層上のピラーホールの予定位置にレジ
ストパターンを設けシリコン基板表面まで導電層をエッ
チングすることによりピラーホールを形成する方法が開
示されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来技術で
は、以下に述べる課題があった。ピラーホールを用いて
コンタクトピラーを形成する第1の方法では、配線構造
が微細なピラーホールを形成する場合、高アスペクト比
のピラーホールの加工および、ピラーホールの金属膜の
埋め込みが困難であるという問題点がある。さらにピラ
ーホールを形成するドライエッチングでは、基板面内ば
らつきやマイクロローディング効果と呼ばれる加工の不
均一性等をカバーするため、時間的に過剰なエッチング
を行うが、高アスペクト比のコンタクト孔を形成する酸
化シリコンのエッチングではこの過剰エッチングがより
多くなり、ドライエッチングダメージによる拡散層の結
晶欠陥が大きくなる。
は、以下に述べる課題があった。ピラーホールを用いて
コンタクトピラーを形成する第1の方法では、配線構造
が微細なピラーホールを形成する場合、高アスペクト比
のピラーホールの加工および、ピラーホールの金属膜の
埋め込みが困難であるという問題点がある。さらにピラ
ーホールを形成するドライエッチングでは、基板面内ば
らつきやマイクロローディング効果と呼ばれる加工の不
均一性等をカバーするため、時間的に過剰なエッチング
を行うが、高アスペクト比のコンタクト孔を形成する酸
化シリコンのエッチングではこの過剰エッチングがより
多くなり、ドライエッチングダメージによる拡散層の結
晶欠陥が大きくなる。
【0019】導体膜からエッチングにより直接コンタク
トピラーを形成する第2の方法では、高アスペクト比の
プラグをレジストマスクだけで形成した場合、支持面積
に対してコンタクトピラーの高さが高いので基板の搬送
時やエッチング等の衝撃でプラグが物理的に倒れる危険
性がある。
トピラーを形成する第2の方法では、高アスペクト比の
プラグをレジストマスクだけで形成した場合、支持面積
に対してコンタクトピラーの高さが高いので基板の搬送
時やエッチング等の衝撃でプラグが物理的に倒れる危険
性がある。
【0020】また、図8に示したエッチングによりコン
タクトピラーを形成する従来の多層配線形成方法を用い
ることによって、ピラーホールを用いてコンタクトピラ
ーを形成する従来の方法ではエッチングのレジジストパ
ターンが目合わせずれを生じた時に発生する下層配線側
面の層間絶縁膜のエッチングによるスリットを防ぐこと
ができ、レジストパターンが目合わせずれしても図9に
示すようにプラグの残部836bと下層配線809が形
成されることが述べられており、この構造においてはプ
ラグの一部836aと第2のプラグ形成材料膜837を
エッチングする際にレジストマスク838の多少の目ズ
レがあっても支障を生じないとされている。しかし、ド
ライエッチングではサイドエッチと呼ばれる異方エッチ
ング欠陥があり、狭ピッチのピラーおよび配線を形成す
る場合、ドライエッチングによるコンタクトプラグの十
分なコンタクト抵抗が得られないどころか、ドライエッ
チングの条件によってはサイドエッチング342が大き
くなりコンタクトプラグ全体がエッチングされ上下配線
をつなぐプラグの形成が困難となる恐れがある。
タクトピラーを形成する従来の多層配線形成方法を用い
ることによって、ピラーホールを用いてコンタクトピラ
ーを形成する従来の方法ではエッチングのレジジストパ
ターンが目合わせずれを生じた時に発生する下層配線側
面の層間絶縁膜のエッチングによるスリットを防ぐこと
ができ、レジストパターンが目合わせずれしても図9に
示すようにプラグの残部836bと下層配線809が形
成されることが述べられており、この構造においてはプ
ラグの一部836aと第2のプラグ形成材料膜837を
エッチングする際にレジストマスク838の多少の目ズ
レがあっても支障を生じないとされている。しかし、ド
ライエッチングではサイドエッチと呼ばれる異方エッチ
ング欠陥があり、狭ピッチのピラーおよび配線を形成す
る場合、ドライエッチングによるコンタクトプラグの十
分なコンタクト抵抗が得られないどころか、ドライエッ
チングの条件によってはサイドエッチング342が大き
くなりコンタクトプラグ全体がエッチングされ上下配線
をつなぐプラグの形成が困難となる恐れがある。
【0021】ピラーホールを用いてコンタクトピラーを
形成する方法において、層間絶縁膜上の不要の導電層を
研磨で除去してコンタクトピラーを形成する場合、従来
の金属膜の研磨技術では、導電層を形成するタングステ
ンの研磨速度が層間絶縁膜である酸化シリコンの研磨速
度より大きいため、コンタクトピラーに過剰な研磨が起
こって目的の形状が得られないという問題点がある。ま
た、導電層のエッチングによりコンタクトピラーを形成
する方法でも、コンタクトピラーの形成された基板面に
層間絶縁膜を堆積し研磨によりコンタクトピラーの頂部
を露出させる工程において、同様に導電層を形成するタ
ングステンの研磨速度が層間絶縁膜である酸化シリコン
の研磨速度より大きいため、露出したコンタクトピラー
に過剰な研磨が起こって目的の形状が得られないという
問題点がある。
形成する方法において、層間絶縁膜上の不要の導電層を
研磨で除去してコンタクトピラーを形成する場合、従来
の金属膜の研磨技術では、導電層を形成するタングステ
ンの研磨速度が層間絶縁膜である酸化シリコンの研磨速
度より大きいため、コンタクトピラーに過剰な研磨が起
こって目的の形状が得られないという問題点がある。ま
た、導電層のエッチングによりコンタクトピラーを形成
する方法でも、コンタクトピラーの形成された基板面に
層間絶縁膜を堆積し研磨によりコンタクトピラーの頂部
を露出させる工程において、同様に導電層を形成するタ
ングステンの研磨速度が層間絶縁膜である酸化シリコン
の研磨速度より大きいため、露出したコンタクトピラー
に過剰な研磨が起こって目的の形状が得られないという
問題点がある。
【0022】本発明の目的は、安定した高アスペクト比
の微細コンタクトピラーを形成し、MOSFETのソー
ス・ドレイン層に与えるダメージを低減する半導体装置
の製造方法を提供することにある。
の微細コンタクトピラーを形成し、MOSFETのソー
ス・ドレイン層に与えるダメージを低減する半導体装置
の製造方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、層の異なる導電部間を接続するコンタクトピ
ラーを有する半導体装置の製造方法であって、導電部を
有する絶縁膜の基層上にコンタクトピラーの高さよりも
薄い厚さの第2の絶縁膜を形成する工程と、第2の絶縁
膜のコンタクトピラー形成位置にピラーホールを形成す
る工程と、第2の絶縁膜上とピラーホール内に導体膜を
形成する工程と、導体膜のエッチングにより、基部をピ
ラーホール内に有するコンタクトピラーを形成するとと
もに第2の絶縁膜上の導体膜を除去する工程と、第2の
絶縁膜上にコンタクトピラーの頂部を超える厚さで第3
の絶縁膜を形成する工程と、コンタクトピラーの頂部が
露出するまで第3の絶縁膜を除去する工程と、第3の絶
縁膜上にコンタクトピラーと接続する配線を形成する工
程とを備え、コンタクトピラーの材質がタングステンで
あり、第3の絶縁膜が酸化シリコンであり、前記コンタ
クトピラーの頂部が露出するまで前記コンタクトピラー
の頂部を覆う酸化シリコン膜およびタングステン膜の何
れかを除去する工程が研磨液を用いる研磨によって行わ
れ、研磨液はスラリーに電解質とpH調整剤と酸化剤と
が添加され、酸化シリコンの研磨速度がタングステンの
研磨速度よりも大きい研磨液である。
造方法は、層の異なる導電部間を接続するコンタクトピ
ラーを有する半導体装置の製造方法であって、導電部を
有する絶縁膜の基層上にコンタクトピラーの高さよりも
薄い厚さの第2の絶縁膜を形成する工程と、第2の絶縁
膜のコンタクトピラー形成位置にピラーホールを形成す
る工程と、第2の絶縁膜上とピラーホール内に導体膜を
形成する工程と、導体膜のエッチングにより、基部をピ
ラーホール内に有するコンタクトピラーを形成するとと
もに第2の絶縁膜上の導体膜を除去する工程と、第2の
絶縁膜上にコンタクトピラーの頂部を超える厚さで第3
の絶縁膜を形成する工程と、コンタクトピラーの頂部が
露出するまで第3の絶縁膜を除去する工程と、第3の絶
縁膜上にコンタクトピラーと接続する配線を形成する工
程とを備え、コンタクトピラーの材質がタングステンで
あり、第3の絶縁膜が酸化シリコンであり、前記コンタ
クトピラーの頂部が露出するまで前記コンタクトピラー
の頂部を覆う酸化シリコン膜およびタングステン膜の何
れかを除去する工程が研磨液を用いる研磨によって行わ
れ、研磨液はスラリーに電解質とpH調整剤と酸化剤と
が添加され、酸化シリコンの研磨速度がタングステンの
研磨速度よりも大きい研磨液である。
【0024】
【0025】
【0026】研磨液のスラリーに添加する電解質が、塩
化アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム
のいずれかであり、pH調整剤が塩酸、硝酸、氷酢酸、
燐酸のいずれかであり、酸化剤が過酸化水素であっても
よい。研磨液のスラリーに添加する電解質の添加量が
7.7g/l以上、過酸化水素の添加量が20ml/l
以上、pH調整剤の添加量が混合液のpHを5〜1に調
整する量であってもよい。
化アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム
のいずれかであり、pH調整剤が塩酸、硝酸、氷酢酸、
燐酸のいずれかであり、酸化剤が過酸化水素であっても
よい。研磨液のスラリーに添加する電解質の添加量が
7.7g/l以上、過酸化水素の添加量が20ml/l
以上、pH調整剤の添加量が混合液のpHを5〜1に調
整する量であってもよい。
【0027】本発明では、パッシベーション膜にピラー
ホールを形成し、ピラーホールに金属膜を埋め込みその
後レジストマスクを用いてピラーを形成するので、基部
がパッシベーション膜に埋め込まれ安定した高アスペク
ト比のコンタクトピラーを形成できる。
ホールを形成し、ピラーホールに金属膜を埋め込みその
後レジストマスクを用いてピラーを形成するので、基部
がパッシベーション膜に埋め込まれ安定した高アスペク
ト比のコンタクトピラーを形成できる。
【0028】ピラーホールのアスペクト比を5以下とす
ることにより、ピラーホールへの金属膜の埋め込みが安
定し、コンタクトピラーの倒れに対しても安定する。
ることにより、ピラーホールへの金属膜の埋め込みが安
定し、コンタクトピラーの倒れに対しても安定する。
【0029】また、パッシベーション膜にピラーホール
を形成し、ピラーホールに金属膜を埋め込みその後レジ
ストマスクを用いてピラーを形成することによって、ド
ライエッチングの不均一性を改善するために行う過剰エ
ッチングが直接ソース・ドレイン層に影響を及ぼさず、
ソース・ドレイン層に与えるダメージを抑制できる。ピ
ラーホールに合わせて導体膜からドライエッチング等で
ピラーホールを形成する時、ピラーの直径をピラーホー
ルの直径よりも大きくする事により、目合わせずれによ
る障害が抑制される。
を形成し、ピラーホールに金属膜を埋め込みその後レジ
ストマスクを用いてピラーを形成することによって、ド
ライエッチングの不均一性を改善するために行う過剰エ
ッチングが直接ソース・ドレイン層に影響を及ぼさず、
ソース・ドレイン層に与えるダメージを抑制できる。ピ
ラーホールに合わせて導体膜からドライエッチング等で
ピラーホールを形成する時、ピラーの直径をピラーホー
ルの直径よりも大きくする事により、目合わせずれによ
る障害が抑制される。
【0030】スラリーに電解質およびpH調整材や酸化
剤を添加し、金属膜の研磨速度1に対して非金属膜の研
磨速度が1以上の研磨速度の研磨材を用いた選択研磨法
を用いてコンタクトピラーを埋め込んだ層間絶縁膜や層
間絶縁膜上に堆積した導電膜を研磨することによって、
層間絶縁膜の上面に対してピラーが突出するように研磨
することができ、配線とピラーの接続が容易になる。
剤を添加し、金属膜の研磨速度1に対して非金属膜の研
磨速度が1以上の研磨速度の研磨材を用いた選択研磨法
を用いてコンタクトピラーを埋め込んだ層間絶縁膜や層
間絶縁膜上に堆積した導電膜を研磨することによって、
層間絶縁膜の上面に対してピラーが突出するように研磨
することができ、配線とピラーの接続が容易になる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の半導体装置の製造方法のコンタクトピラーの形
成方法の工程を示す断面図であり、(a)はシリコン基
板にトレンチ素子分離と拡散層とゲート酸化膜とゲート
ポリシリコンを形成した状態、(b)は上面にパッシベ
ーション膜を堆積した状態、(c)はパッシベーション
膜にピラーホールを形成した状態、(d)はパッシベー
ション膜上とピラーホール内に導体膜を堆積しコンタク
トピラー用のレジストパターンを配置した状態、(e)
は導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを形成し
た状態、(f)は層間絶縁膜を堆積した状態、(g)は
層間絶縁膜を研磨してコンタクトピラーの頂部を露出さ
せた状態である。図中符号101はシリコン基板、10
2はトレンチ素子分離、103は拡散層、104はゲー
ト酸化膜、105はゲートポリシリコン、106は層間
絶縁膜、107は導体膜、108はレジストパターン、
109はパシベーション膜、110はピラーホール、1
11はコンタクトピラーである。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の半導体装置の製造方法のコンタクトピラーの形
成方法の工程を示す断面図であり、(a)はシリコン基
板にトレンチ素子分離と拡散層とゲート酸化膜とゲート
ポリシリコンを形成した状態、(b)は上面にパッシベ
ーション膜を堆積した状態、(c)はパッシベーション
膜にピラーホールを形成した状態、(d)はパッシベー
ション膜上とピラーホール内に導体膜を堆積しコンタク
トピラー用のレジストパターンを配置した状態、(e)
は導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを形成し
た状態、(f)は層間絶縁膜を堆積した状態、(g)は
層間絶縁膜を研磨してコンタクトピラーの頂部を露出さ
せた状態である。図中符号101はシリコン基板、10
2はトレンチ素子分離、103は拡散層、104はゲー
ト酸化膜、105はゲートポリシリコン、106は層間
絶縁膜、107は導体膜、108はレジストパターン、
109はパシベーション膜、110はピラーホール、1
11はコンタクトピラーである。
【0032】図1(a)の工程では、シリコン基板10
1の所定の位置を所定の深さ例えば0.5μmまでドラ
イエッチングしてトレンチを形成し、HTO(High
Thermal Oxidation 高温熱酸化)
等で形成したシリコン酸化膜を埋め込み、酸化膜研磨に
よってトレンチ内の酸化膜のみを残してトレンチ素子分
離102を形成する。次にゲート酸化膜104およびポ
リシリコン105を全面に積層してレジストマスクを用
いてドライエッチングし、ゲート酸化膜104、ポリシ
リコン105を所望のゲートの形状にエッチングする。
その後、ソース・ドレインの形成位置に不純物を深さ例
えば0.02〜0.2μm程度まで打ち込み、RTAや
水素アニール等の熱処理を行って拡散層103を再結晶
化し活性化する。
1の所定の位置を所定の深さ例えば0.5μmまでドラ
イエッチングしてトレンチを形成し、HTO(High
Thermal Oxidation 高温熱酸化)
等で形成したシリコン酸化膜を埋め込み、酸化膜研磨に
よってトレンチ内の酸化膜のみを残してトレンチ素子分
離102を形成する。次にゲート酸化膜104およびポ
リシリコン105を全面に積層してレジストマスクを用
いてドライエッチングし、ゲート酸化膜104、ポリシ
リコン105を所望のゲートの形状にエッチングする。
その後、ソース・ドレインの形成位置に不純物を深さ例
えば0.02〜0.2μm程度まで打ち込み、RTAや
水素アニール等の熱処理を行って拡散層103を再結晶
化し活性化する。
【0033】図1(b)の工程では、パッシベーション
膜109例えばSi3N4、SiO2を0.05〜0.2
μm程度の厚さで全面に形成する。
膜109例えばSi3N4、SiO2を0.05〜0.2
μm程度の厚さで全面に形成する。
【0034】図1(c)の工程では、コンタクトピラー
形成予定位置のパッシベーション膜109に直径0.3
μm程度のピラーホール110を開口する。
形成予定位置のパッシベーション膜109に直径0.3
μm程度のピラーホール110を開口する。
【0035】本実施の形態では上述のようなパッシベー
ション膜の厚さとピラーホールの径としたがピラーホー
ルのアスペクト比は5以下が望ましく、パッシベーショ
ン膜の厚さをコンタクトピラーの径と同程度とするとピ
ラーホールへの導体膜の流れ込みも良くコンタクトピラ
ーの安定性も得られる。
ション膜の厚さとピラーホールの径としたがピラーホー
ルのアスペクト比は5以下が望ましく、パッシベーショ
ン膜の厚さをコンタクトピラーの径と同程度とするとピ
ラーホールへの導体膜の流れ込みも良くコンタクトピラ
ーの安定性も得られる。
【0036】図1(d)の工程では、導体膜107例え
ばタングステン等をコンタクトピラー111が形成でき
る高さに堆積し、ピラーホール110の位置の上部にコ
ンタクトピラー111形成用にピラーホール110の直
径よりレジストパターンの目合わせずれ精度、およびサ
イドエッチング等のマージンを含めた例えば0.15μ
m程度大きい外径のレジストパターン108を配置す
る。
ばタングステン等をコンタクトピラー111が形成でき
る高さに堆積し、ピラーホール110の位置の上部にコ
ンタクトピラー111形成用にピラーホール110の直
径よりレジストパターンの目合わせずれ精度、およびサ
イドエッチング等のマージンを含めた例えば0.15μ
m程度大きい外径のレジストパターン108を配置す
る。
【0037】図1(e)の工程では、導体膜107の異
方性エッチングによりコンタクトピラー111を形成す
る。コンタクトピラー111の径はピラーホール110
の径よりも大きく設計されているので多少の目合わせず
れがあってもピラーホール110内部と外部のコンタク
トピラーが喰い違うことはない。
方性エッチングによりコンタクトピラー111を形成す
る。コンタクトピラー111の径はピラーホール110
の径よりも大きく設計されているので多少の目合わせず
れがあってもピラーホール110内部と外部のコンタク
トピラーが喰い違うことはない。
【0038】図1(f)の工程では、層間絶縁膜106
をコンタクトピラー111の高さより例えば0.1μm
以上厚くなるように形成する。
をコンタクトピラー111の高さより例えば0.1μm
以上厚くなるように形成する。
【0039】図1(g)の工程では、コンタクトピラー
111、ゲートポリポリシリコン105、トレンチ素子
分離102等で層間絶縁膜106の上面にできた段差
を、研磨液を用いて平坦化を行うとともに、コンタクト
ピラー111の上面が露出するまでCMP(Chemi
cal Mechanical Polishing化
学的機械研磨法)により選択研磨を行う。この時の選択
研磨の研磨液には、研磨速度をタングステンに対して1
としたとき酸化シリコンの研磨速度が少なくとも1以上
大きい研磨速度比を有する電解液とpH調整剤と酸化剤
とをスラリーに加えた研磨液を用いる。
111、ゲートポリポリシリコン105、トレンチ素子
分離102等で層間絶縁膜106の上面にできた段差
を、研磨液を用いて平坦化を行うとともに、コンタクト
ピラー111の上面が露出するまでCMP(Chemi
cal Mechanical Polishing化
学的機械研磨法)により選択研磨を行う。この時の選択
研磨の研磨液には、研磨速度をタングステンに対して1
としたとき酸化シリコンの研磨速度が少なくとも1以上
大きい研磨速度比を有する電解液とpH調整剤と酸化剤
とをスラリーに加えた研磨液を用いる。
【0040】層間絶縁膜106上にコンタクトピラー1
11の頂部と接続する配線を形成して半導体装置のソー
ス・ドレイン層と接続する配線構造が完成する。このと
き選択研磨によって露出したコンタクトピラー311の
上面が層間絶縁膜306の表面より突出しているので配
線との接続が確実となる。
11の頂部と接続する配線を形成して半導体装置のソー
ス・ドレイン層と接続する配線構造が完成する。このと
き選択研磨によって露出したコンタクトピラー311の
上面が層間絶縁膜306の表面より突出しているので配
線との接続が確実となる。
【0041】この研磨速度がタングステンを1としたと
き酸化シリコンの研磨速度が少なくとも1以上大きい研
磨速度比を有する電解液とpH調整剤と酸化剤とをスラ
リーに加えた研磨液を用いてコンタクトピラーの頂部が
層間絶縁膜から露出するまで研磨する選択研磨の方法は
本発明の一つの構成要素であり、本発明の第1の実施の
形態であるパッシベーション膜に基部を埋め込んでコン
タクトピラーを形成する方法のみならず、第3の実施の
形態で説明するような拡散層に直接コンタクトピラーを
形成する方法における層間絶縁膜の研磨や、層間絶縁膜
にピラーホールを形成し、ピラーホールの内部と層間絶
縁膜の上部に導体膜を堆積してコンタクトピラーを形成
する方法における層間絶縁膜の上部の導体膜の研磨によ
る除去にも適用できる。
き酸化シリコンの研磨速度が少なくとも1以上大きい研
磨速度比を有する電解液とpH調整剤と酸化剤とをスラ
リーに加えた研磨液を用いてコンタクトピラーの頂部が
層間絶縁膜から露出するまで研磨する選択研磨の方法は
本発明の一つの構成要素であり、本発明の第1の実施の
形態であるパッシベーション膜に基部を埋め込んでコン
タクトピラーを形成する方法のみならず、第3の実施の
形態で説明するような拡散層に直接コンタクトピラーを
形成する方法における層間絶縁膜の研磨や、層間絶縁膜
にピラーホールを形成し、ピラーホールの内部と層間絶
縁膜の上部に導体膜を堆積してコンタクトピラーを形成
する方法における層間絶縁膜の上部の導体膜の研磨によ
る除去にも適用できる。
【0042】選択研磨の研磨液の具体的な構成として
は、例えばコロイダルシリカスラリーに塩(NHCl
等)を添加し、pH調整剤としてHClをpH5〜6に
なるように添加した研磨液が用いられる。図2はコロイ
ダルシリカスラリーに塩(NHCl等)を添加した研磨
液のpHによるタングステンと酸化膜との加工速度の変
化を示すグラフである。pH9ではタングステンと酸化
膜とでほぼ同じであった加工速度がpH5では酸化膜の
加工速度がタングステンの加工速度の約4倍となってい
ることが理解できる。
は、例えばコロイダルシリカスラリーに塩(NHCl
等)を添加し、pH調整剤としてHClをpH5〜6に
なるように添加した研磨液が用いられる。図2はコロイ
ダルシリカスラリーに塩(NHCl等)を添加した研磨
液のpHによるタングステンと酸化膜との加工速度の変
化を示すグラフである。pH9ではタングステンと酸化
膜とでほぼ同じであった加工速度がpH5では酸化膜の
加工速度がタングステンの加工速度の約4倍となってい
ることが理解できる。
【0043】図3は本発明の選択研磨の方法を用いて形
成した基板上に形成された微細なパターンであるコンタ
クトピラーの形状を示すSEM顕微鏡写真であり、
(a)は2,500倍の顕微鏡写真、(b)は断面を示
す50,000倍の顕微鏡写真である。本発明の選択研
磨の方法によってコンタクトピラーの頂部が層間絶縁膜
の表面より突出していることが判る。
成した基板上に形成された微細なパターンであるコンタ
クトピラーの形状を示すSEM顕微鏡写真であり、
(a)は2,500倍の顕微鏡写真、(b)は断面を示
す50,000倍の顕微鏡写真である。本発明の選択研
磨の方法によってコンタクトピラーの頂部が層間絶縁膜
の表面より突出していることが判る。
【0044】選択研磨の研磨液の構成を具体的に説明す
ると、通常のコロイダルシリカスラリーに微細粒子の凝
集作用をもった電解質例えば塩化アンモニウム、硝酸ア
ンモニウム、酢酸アンモニウム、等を加えた後、pH調
整剤例えば塩酸、硝酸、氷酢酸、燐酸等を加え、酸化剤
として例えば過酸化水素等を混合した研磨液である。
ると、通常のコロイダルシリカスラリーに微細粒子の凝
集作用をもった電解質例えば塩化アンモニウム、硝酸ア
ンモニウム、酢酸アンモニウム、等を加えた後、pH調
整剤例えば塩酸、硝酸、氷酢酸、燐酸等を加え、酸化剤
として例えば過酸化水素等を混合した研磨液である。
【0045】この場合、電解質の添加量は7.7g/l
以上、過酸化水素H2O2を例えば20ml/l以上、p
H調整剤は電解質の濃度や電解度によって異なるがpH
が5〜1程度になるように加える。
以上、過酸化水素H2O2を例えば20ml/l以上、p
H調整剤は電解質の濃度や電解度によって異なるがpH
が5〜1程度になるように加える。
【0046】次に本発明の第2の実施の形態を図4を参
照して説明する。図4は本発明の第2の実施の形態の半
導体装置の製造方法のコンタクトピラーの形成方法の工
程を示す断面図であり、(a)はシリコン基板にトレン
チ素子分離と拡散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコ
ンを形成し上面にパッシベーション膜を堆積した状態、
(b)はパッシベーション膜にピラーホールを形成し活
性不純物を打ち込んだ状態、(c)はパッシベーション
膜上とピラーホールに導体膜を堆積した状態、(d)は
導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを形成した
状態、(e)は層間絶縁膜を堆積した状態、(f)は層
間絶縁膜を研磨してコンタクトピラーの頂部を露出させ
た状態である。図中符号201はシリコン基板、202
はトレンチ素子分離、203は拡散層、204はゲート
酸化膜、205はゲートポリシリコン、206は層間絶
縁膜、207は導体膜、209はパシベーション膜、2
10はピラーホール、211はコンタクトピラー、21
2は第2の拡散層、213はシリサイド層である。
照して説明する。図4は本発明の第2の実施の形態の半
導体装置の製造方法のコンタクトピラーの形成方法の工
程を示す断面図であり、(a)はシリコン基板にトレン
チ素子分離と拡散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコ
ンを形成し上面にパッシベーション膜を堆積した状態、
(b)はパッシベーション膜にピラーホールを形成し活
性不純物を打ち込んだ状態、(c)はパッシベーション
膜上とピラーホールに導体膜を堆積した状態、(d)は
導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを形成した
状態、(e)は層間絶縁膜を堆積した状態、(f)は層
間絶縁膜を研磨してコンタクトピラーの頂部を露出させ
た状態である。図中符号201はシリコン基板、202
はトレンチ素子分離、203は拡散層、204はゲート
酸化膜、205はゲートポリシリコン、206は層間絶
縁膜、207は導体膜、209はパシベーション膜、2
10はピラーホール、211はコンタクトピラー、21
2は第2の拡散層、213はシリサイド層である。
【0047】図4(a)の工程では、シリコン基板20
1の所定の位置を所定の深さ例えば0.5μmまでドラ
イエッチングしてトレンチを形成し、HTO等で形成し
たシリコン酸化膜を埋め込み、酸化膜研磨によってトレ
ンチ内の酸化膜のみを残してトレンチ素子分離202を
形成する。次にゲート酸化膜204およびポリシリコン
205を全面に積層してレジストマスクを用いてドライ
エッチングし、ゲート酸化膜204、ポリシリコン20
5を所望のゲートの形状にエッチングする。その後、ソ
ース・ドレインの形成位置に不純物を深さ例えば0.0
2〜0.2μm程度まで打ち込み、RTAや水素アニー
ル等の熱処理を行って拡散層203を再結晶化し活性化
し、パッシベーション膜209例えばSi3N4、SiO
2を0.05〜0.2μm程度の厚さで全面に形成す
る。
1の所定の位置を所定の深さ例えば0.5μmまでドラ
イエッチングしてトレンチを形成し、HTO等で形成し
たシリコン酸化膜を埋め込み、酸化膜研磨によってトレ
ンチ内の酸化膜のみを残してトレンチ素子分離202を
形成する。次にゲート酸化膜204およびポリシリコン
205を全面に積層してレジストマスクを用いてドライ
エッチングし、ゲート酸化膜204、ポリシリコン20
5を所望のゲートの形状にエッチングする。その後、ソ
ース・ドレインの形成位置に不純物を深さ例えば0.0
2〜0.2μm程度まで打ち込み、RTAや水素アニー
ル等の熱処理を行って拡散層203を再結晶化し活性化
し、パッシベーション膜209例えばSi3N4、SiO
2を0.05〜0.2μm程度の厚さで全面に形成す
る。
【0048】図4(b)の工程では、コンタクトピラー
形成予定位置のパッシベーション膜209に直径0.3
μm程度のピラーホール210を開口する。次にパッシ
ベーション層209をマスクとして活性不純物をイオン
打ち込み法によってシリコン基板の拡散層203に深さ
0.lμm程度まで注入し、熱処理を行って再結晶化し
第2の拡散層212を形成する。
形成予定位置のパッシベーション膜209に直径0.3
μm程度のピラーホール210を開口する。次にパッシ
ベーション層209をマスクとして活性不純物をイオン
打ち込み法によってシリコン基板の拡散層203に深さ
0.lμm程度まで注入し、熱処理を行って再結晶化し
第2の拡散層212を形成する。
【0049】図4(c)の工程では、導体膜207例え
ばタングステン等をコンタクトピラー211が形成でき
る高さ例えば0.3〜0.5μm程度堆積し、RTA
(Rapid Thermal Anneal)または
水素アニールによって導体膜207と第2の拡散層21
2とを400℃〜900℃程度で反応させてシリサイド
層213を形成する。導体膜207は単層でも良いが、
Ti/TiN等の積層膜を導体膜207と拡散層203
の間に作成しても良い。ピラーホール210の位置の上
部にコンタクトピラー211形成用にピラーホール21
0の直径より例えば0.15μm大きい外径のレジスト
パターン(不図示)を配置する。
ばタングステン等をコンタクトピラー211が形成でき
る高さ例えば0.3〜0.5μm程度堆積し、RTA
(Rapid Thermal Anneal)または
水素アニールによって導体膜207と第2の拡散層21
2とを400℃〜900℃程度で反応させてシリサイド
層213を形成する。導体膜207は単層でも良いが、
Ti/TiN等の積層膜を導体膜207と拡散層203
の間に作成しても良い。ピラーホール210の位置の上
部にコンタクトピラー211形成用にピラーホール21
0の直径より例えば0.15μm大きい外径のレジスト
パターン(不図示)を配置する。
【0050】図4(d)の工程では、導体膜207の異
方性エッチングによりコンタクトピラー211を形成す
る。コンタクトピラー211の径はピラーホール210
の径よりも大きく設計されているので多少の目合わせず
れがあってもピラーホール210内部と外部のコンタク
トピラーが喰い違うことはない。
方性エッチングによりコンタクトピラー211を形成す
る。コンタクトピラー211の径はピラーホール210
の径よりも大きく設計されているので多少の目合わせず
れがあってもピラーホール210内部と外部のコンタク
トピラーが喰い違うことはない。
【0051】図4(e)の工程では、層間絶縁膜206
をコンタクトピラー211の高さより0.1μm以上厚
くなるように形成する。
をコンタクトピラー211の高さより0.1μm以上厚
くなるように形成する。
【0052】図4(f)の工程では、コンタクトピラー
211、ゲートポリポリシリコン205、トレンチ素子
分離202等で層間絶縁膜206の上面にできた段差
を、研磨液を用いて平坦化を行うとともに、コンタクト
ピラー211の上面が露出するまで選択研磨を行う。こ
の時の選択研磨の研磨液には、第1の実施の形態と同じ
く研磨速度をタングステンに対して1としたとき酸化シ
リコンの研磨速度が少なくとも1以上大きい研磨速度比
を有する電解液とpH調整剤と酸化剤とをスラリーに加
えた研磨液を用いる。
211、ゲートポリポリシリコン205、トレンチ素子
分離202等で層間絶縁膜206の上面にできた段差
を、研磨液を用いて平坦化を行うとともに、コンタクト
ピラー211の上面が露出するまで選択研磨を行う。こ
の時の選択研磨の研磨液には、第1の実施の形態と同じ
く研磨速度をタングステンに対して1としたとき酸化シ
リコンの研磨速度が少なくとも1以上大きい研磨速度比
を有する電解液とpH調整剤と酸化剤とをスラリーに加
えた研磨液を用いる。
【0053】層間絶縁膜206上にコンタクトピラー2
11の頂部と接続する配線を形成して半導体装置のソー
ス・ドレイン層と接続する配線構造が完成する。
11の頂部と接続する配線を形成して半導体装置のソー
ス・ドレイン層と接続する配線構造が完成する。
【0054】第2の実施の形態ではパッシベーション膜
209のピラーホール210を利用して拡散層203を
拡大して第2の拡散層212を形成し、さらに導体膜2
07と第2の拡散層212とを400℃〜900℃程度
で反応させてシリサイド層213を形成するのでエッチ
ングによるソース・ドレイン層に与えるダメージを低減
できる。また選択研磨によって露出したコンタクトピラ
ー211の上面が層間絶縁膜206の表面より突出し配
線との接続が確実となる。
209のピラーホール210を利用して拡散層203を
拡大して第2の拡散層212を形成し、さらに導体膜2
07と第2の拡散層212とを400℃〜900℃程度
で反応させてシリサイド層213を形成するのでエッチ
ングによるソース・ドレイン層に与えるダメージを低減
できる。また選択研磨によって露出したコンタクトピラ
ー211の上面が層間絶縁膜206の表面より突出し配
線との接続が確実となる。
【0055】次に本発明の第3の実施の形態を図5を参
照して説明する。図5は本発明の第3の実施の形態の半
導体装置の製造方法のコンタクトピラーの形成方法の工
程を示す断面図であり、(a)はシリコン基板にトレン
チ素子分離と拡散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコ
ンを形成した状態、(b)は単体導体膜を全面に堆積し
熱処理によってゲートおよび拡散層をシリサイド化させ
た状態、(c)は導体膜をエッチングしてコンタクトピ
ラーを形成し不純物のイオン打ち込みと熱処理により拡
散層を拡大した状態、(d)は層間絶縁膜を堆積した状
態、(e)は層間絶縁膜を研磨してコンタクトピラーの
頂部を露出させた状態である。図中符号301はシリコ
ン基板、302はトレンチ素子分離、303は拡散層、
304はゲート酸化膜、305はゲートポリシリコン、
306は層間絶縁膜、307は導体膜、311はコンタ
クトピラー、312は第2の拡散層、313はシリサイ
ド層である。
照して説明する。図5は本発明の第3の実施の形態の半
導体装置の製造方法のコンタクトピラーの形成方法の工
程を示す断面図であり、(a)はシリコン基板にトレン
チ素子分離と拡散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコ
ンを形成した状態、(b)は単体導体膜を全面に堆積し
熱処理によってゲートおよび拡散層をシリサイド化させ
た状態、(c)は導体膜をエッチングしてコンタクトピ
ラーを形成し不純物のイオン打ち込みと熱処理により拡
散層を拡大した状態、(d)は層間絶縁膜を堆積した状
態、(e)は層間絶縁膜を研磨してコンタクトピラーの
頂部を露出させた状態である。図中符号301はシリコ
ン基板、302はトレンチ素子分離、303は拡散層、
304はゲート酸化膜、305はゲートポリシリコン、
306は層間絶縁膜、307は導体膜、311はコンタ
クトピラー、312は第2の拡散層、313はシリサイ
ド層である。
【0056】図5(a)の工程では、シリコン基板30
1の所定の位置を所定の深さ例えば0.5μmまでドラ
イエッチングしてトレンチを形成し、HTO等で形成し
たシリコン酸化膜を埋め込み、酸化膜研磨によってトレ
ンチ内の酸化膜のみを残してトレンチ素子分離302を
形成する。その後、ソース・ドレインの形成位置に不純
物を深さ例えば0.02〜0.2μm程度まで打ち込
み、拡散層303を形成し、次にゲート酸化膜304お
よびポリシリコン305を全面に積層してレジストマス
クを用いてドライエッチングし、ゲート酸化膜304、
ポリシリコン305を所望のゲートの形状にエッチング
する。
1の所定の位置を所定の深さ例えば0.5μmまでドラ
イエッチングしてトレンチを形成し、HTO等で形成し
たシリコン酸化膜を埋め込み、酸化膜研磨によってトレ
ンチ内の酸化膜のみを残してトレンチ素子分離302を
形成する。その後、ソース・ドレインの形成位置に不純
物を深さ例えば0.02〜0.2μm程度まで打ち込
み、拡散層303を形成し、次にゲート酸化膜304お
よびポリシリコン305を全面に積層してレジストマス
クを用いてドライエッチングし、ゲート酸化膜304、
ポリシリコン305を所望のゲートの形状にエッチング
する。
【0057】図5(b)の工程では、単層導体膜307
例えばタングステン等を0.3〜0.5μm形成し、R
TAまたは水素アニールによって導体膜307とゲート
および拡散層303とを400〜900℃程度で反応さ
せてシリサイド化させシリサイド層313を形成する。
導体膜307は単層でも良いが、Ti/TiN等の積層
膜を導体膜307と拡散層303およびゲートの間に作
成してもよい。
例えばタングステン等を0.3〜0.5μm形成し、R
TAまたは水素アニールによって導体膜307とゲート
および拡散層303とを400〜900℃程度で反応さ
せてシリサイド化させシリサイド層313を形成する。
導体膜307は単層でも良いが、Ti/TiN等の積層
膜を導体膜307と拡散層303およびゲートの間に作
成してもよい。
【0058】図5(c)の工程では、導体膜307をコ
ンタクト形状例えば円筒形や正方形にエッチングしてコ
ンタクトピラー311を形成する。次に不純物をイオン
打ち込み法によってシリコン基板301に深さ0.1μ
m程度まで注入し、熱処理を行って再結晶化し第2の拡
散層312を形成する。
ンタクト形状例えば円筒形や正方形にエッチングしてコ
ンタクトピラー311を形成する。次に不純物をイオン
打ち込み法によってシリコン基板301に深さ0.1μ
m程度まで注入し、熱処理を行って再結晶化し第2の拡
散層312を形成する。
【0059】図5(d)の工程では、層間絶縁膜306
を少なくともコンタクトピラー311よりも0.1μm
以上厚くなるように堆積し、コンタクトピラー311を
埋め込む。
を少なくともコンタクトピラー311よりも0.1μm
以上厚くなるように堆積し、コンタクトピラー311を
埋め込む。
【0060】図5(e)の工程では、コンタクトピラー
311、ゲートポリポリシリコン305、トレンチ素子
分離302等で層間絶縁膜306の上面にできた段差
を、研磨液を用いて平坦化を行うとともに、コンタクト
ピラー311の上面が露出するまで選択研磨を行う。こ
の時の選択研磨の研磨液には、第1の実施の形態と同じ
く研磨速度がタングステンに対して1としたとき酸化シ
リコンの研磨速度が少なくとも1以上大きい研磨速度比
を有する電解液とpH調整剤と酸化剤をスラリーに加え
た研磨液を用いる。
311、ゲートポリポリシリコン305、トレンチ素子
分離302等で層間絶縁膜306の上面にできた段差
を、研磨液を用いて平坦化を行うとともに、コンタクト
ピラー311の上面が露出するまで選択研磨を行う。こ
の時の選択研磨の研磨液には、第1の実施の形態と同じ
く研磨速度がタングステンに対して1としたとき酸化シ
リコンの研磨速度が少なくとも1以上大きい研磨速度比
を有する電解液とpH調整剤と酸化剤をスラリーに加え
た研磨液を用いる。
【0061】層間絶縁膜306上にコンタクトピラー3
11の頂部と接続する配線を形成して半導体装置のソー
ス・ドレイン層と接続する配線構造が完成する。
11の頂部と接続する配線を形成して半導体装置のソー
ス・ドレイン層と接続する配線構造が完成する。
【0062】第3の実施の形態ではパッシベーション膜
のピラーホールにコンタクトピラーを埋め込む工程は用
いられていないが、導体膜307と拡散層312とを4
00℃〜900℃程度で反応させてシリサイド層313
を形成し、コンタクトピラー311形成後不純物のイオ
ン打ち込みと熱処理によって拡散層303を拡大して拡
散層312を形成するのでエッチングによるソース・ド
レイン層に与えるダメージを低減できる。また選択研磨
によって露出したコンタクトピラー311の上面が層間
絶縁膜306の表面より突出し配線との接続が確実とな
る。
のピラーホールにコンタクトピラーを埋め込む工程は用
いられていないが、導体膜307と拡散層312とを4
00℃〜900℃程度で反応させてシリサイド層313
を形成し、コンタクトピラー311形成後不純物のイオ
ン打ち込みと熱処理によって拡散層303を拡大して拡
散層312を形成するのでエッチングによるソース・ド
レイン層に与えるダメージを低減できる。また選択研磨
によって露出したコンタクトピラー311の上面が層間
絶縁膜306の表面より突出し配線との接続が確実とな
る。
【0063】次に本発明の多層配線用のコンタクトピラ
ーの形成方法を第4の実施の形態として図6を参照して
説明する。図6は本発明の第4の実施の形態の半導体装
置の製造方法の多層配線用コンタクトピラーの形成方法
の工程を示す断面図であり、(a)は第2の実施の形態
の製造方法によって形成されたシリコン基板上のコンタ
クトピラーと層間絶縁膜の状態、(b)は層間絶縁膜と
コンタクトピラー上の所定の位置に配線が形成された状
態、(c)は層間絶縁膜を堆積した状態、(d)は層間
絶縁膜にピラーホールを形成した状態、(e)は層間絶
縁膜上とピラーホールに導体膜を堆積した状態、(f)
は導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを形成し
た状態、(g)は層間絶縁膜を堆積して研磨し、露出し
たコンタクトピラーと層間絶縁膜上の所定の位置に配線
を形成し、さらに層間絶縁膜を堆積して多層配線を形成
した状態である。図中符号401はシリコン基板、40
2はトレンチ素子分離、403は拡散層、404はゲー
ト酸化膜、405はゲートポリシリコン、406は層間
絶縁膜、409はパシベーション膜、411はコンタク
トピラー、413はシリサイド層、421は第1の配
線、426は第2の層間絶縁膜、427は導体膜、43
0は第2のピラーホール、431は第2のコンタクトピ
ラー、441は第2の配線、446は第3の層間絶縁
膜、456は第4の層間絶縁膜である。
ーの形成方法を第4の実施の形態として図6を参照して
説明する。図6は本発明の第4の実施の形態の半導体装
置の製造方法の多層配線用コンタクトピラーの形成方法
の工程を示す断面図であり、(a)は第2の実施の形態
の製造方法によって形成されたシリコン基板上のコンタ
クトピラーと層間絶縁膜の状態、(b)は層間絶縁膜と
コンタクトピラー上の所定の位置に配線が形成された状
態、(c)は層間絶縁膜を堆積した状態、(d)は層間
絶縁膜にピラーホールを形成した状態、(e)は層間絶
縁膜上とピラーホールに導体膜を堆積した状態、(f)
は導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを形成し
た状態、(g)は層間絶縁膜を堆積して研磨し、露出し
たコンタクトピラーと層間絶縁膜上の所定の位置に配線
を形成し、さらに層間絶縁膜を堆積して多層配線を形成
した状態である。図中符号401はシリコン基板、40
2はトレンチ素子分離、403は拡散層、404はゲー
ト酸化膜、405はゲートポリシリコン、406は層間
絶縁膜、409はパシベーション膜、411はコンタク
トピラー、413はシリサイド層、421は第1の配
線、426は第2の層間絶縁膜、427は導体膜、43
0は第2のピラーホール、431は第2のコンタクトピ
ラー、441は第2の配線、446は第3の層間絶縁
膜、456は第4の層間絶縁膜である。
【0064】図6(a)の工程では、第2の実施の形態
の製造方法で、シリコン基板401にトレンチ素子分離
402とゲート酸化膜404、ゲートポリシリコン40
5、拡散層2を形成し続いてパッシベーション膜409
を形成し、ピラーホールを開口して導体膜を埋め込み、
ドライエッチングによってコンタクトピラー411を形
成する。次に層間絶縁膜406をコンタクトピラー41
1が隠れるまで堆積し、層間絶縁膜下地のゲートやコン
タクトピラーを反映した表面の段差を平担化しコンタク
トピラー411が露出するまで選択研磨法で研磨する。
の製造方法で、シリコン基板401にトレンチ素子分離
402とゲート酸化膜404、ゲートポリシリコン40
5、拡散層2を形成し続いてパッシベーション膜409
を形成し、ピラーホールを開口して導体膜を埋め込み、
ドライエッチングによってコンタクトピラー411を形
成する。次に層間絶縁膜406をコンタクトピラー41
1が隠れるまで堆積し、層間絶縁膜下地のゲートやコン
タクトピラーを反映した表面の段差を平担化しコンタク
トピラー411が露出するまで選択研磨法で研磨する。
【0065】図6(b)の工程では、層間絶縁膜406
とコンタクトピラー411の上面に導体膜を形成し、ド
ライエッチングおよびリソグラフィー技術を用いて第1
の配線421を形成する。
とコンタクトピラー411の上面に導体膜を形成し、ド
ライエッチングおよびリソグラフィー技術を用いて第1
の配線421を形成する。
【0066】図6(c)の工程では、第2の層間絶縁膜
426を形成して第1の配線421を埋め込み、埋め込
んだ層間絶縁膜426を平坦化する。この時第1の配線
421上に残す層間絶縁膜426の膜厚を(d)で後述
する第2のピラーホール430の直径の5倍以下とす
る。この値は、導体膜427の埋め込み限界のアスペク
ト比に依存する。
426を形成して第1の配線421を埋め込み、埋め込
んだ層間絶縁膜426を平坦化する。この時第1の配線
421上に残す層間絶縁膜426の膜厚を(d)で後述
する第2のピラーホール430の直径の5倍以下とす
る。この値は、導体膜427の埋め込み限界のアスペク
ト比に依存する。
【0067】図6(d)の工程では、コンタクトピラー
431の配設位置の層間絶縁膜426に第2のピラーホ
ール430を第1の配線421まで開口する。
431の配設位置の層間絶縁膜426に第2のピラーホ
ール430を第1の配線421まで開口する。
【0068】図6(e)の工程では、第2のピラーホー
ル430および第2の層間絶縁膜426上に導体膜42
7例えばタングステン等を第2のコンタクトピラー43
1が形成できる高さ例えば0.3〜0.5μm程度堆積
する。
ル430および第2の層間絶縁膜426上に導体膜42
7例えばタングステン等を第2のコンタクトピラー43
1が形成できる高さ例えば0.3〜0.5μm程度堆積
する。
【0069】図6(f)の工程では、導体膜407の異
方性エッチングにより第2のコンタクトピラー431を
形成する。
方性エッチングにより第2のコンタクトピラー431を
形成する。
【0070】図6(g)の工程では、第3の層間絶縁膜
446を第2のコンタクトピラー431の高さより0.
1μm以上厚くなるように形成し、第2のコンタクトピ
ラー431で第3の層間絶縁膜446の上面にできた段
差の平坦化を行うとともに、第2のコンタクトピラー4
31の上面が露出するまで研磨液を用いて選択研磨を行
う。ここで図6(b)の工程と同様に第3の層間絶縁膜
446と第2のコンタクトピラー431の上面に導体膜
を形成し、ドライエッチングおよびリソグラフィー技術
を用いて第2の配線441を形成し、図6(c)の工程
と同様に第4の層間絶縁膜456を形成して第2の配線
441を埋め込み、埋め込んだ第4の層間絶縁膜456
を平坦化する。
446を第2のコンタクトピラー431の高さより0.
1μm以上厚くなるように形成し、第2のコンタクトピ
ラー431で第3の層間絶縁膜446の上面にできた段
差の平坦化を行うとともに、第2のコンタクトピラー4
31の上面が露出するまで研磨液を用いて選択研磨を行
う。ここで図6(b)の工程と同様に第3の層間絶縁膜
446と第2のコンタクトピラー431の上面に導体膜
を形成し、ドライエッチングおよびリソグラフィー技術
を用いて第2の配線441を形成し、図6(c)の工程
と同様に第4の層間絶縁膜456を形成して第2の配線
441を埋め込み、埋め込んだ第4の層間絶縁膜456
を平坦化する。
【0071】これで第1と第2の配線が完成したが、さ
らに多層配線が必要な場合は図6(d)〜(g)の工程
を繰り返す。このようにして本発明のコンタクトピラー
形成方法と層間絶縁膜の選択研磨の方法を用いて多層配
線構造の半導体装置が製造できる。
らに多層配線が必要な場合は図6(d)〜(g)の工程
を繰り返す。このようにして本発明のコンタクトピラー
形成方法と層間絶縁膜の選択研磨の方法を用いて多層配
線構造の半導体装置が製造できる。
【0072】第4の実施の形態では第2の実施の形態を
基に多層配線構造の製造方法を説明したが、当然第1や
第3の実施の形態を基に多層配線構造の製造が可能であ
る。
基に多層配線構造の製造方法を説明したが、当然第1や
第3の実施の形態を基に多層配線構造の製造が可能であ
る。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、パッシ
ベーション膜にコンタクトピラーの一部を形成するため
のピラーホールを形成し、パッシベーション膜上に導体
膜を堆積してピラーホールに導体膜を埋め込み、その後
レジストマスクを用いてパッシベーション膜上の導体膜
をエッチングしてピラーを形成するので、パッシベーシ
ョン膜内にコンタクトピラーの一部を形成することがで
き、安定したコンタクトピラーを形成できるという効果
がある。
ベーション膜にコンタクトピラーの一部を形成するため
のピラーホールを形成し、パッシベーション膜上に導体
膜を堆積してピラーホールに導体膜を埋め込み、その後
レジストマスクを用いてパッシベーション膜上の導体膜
をエッチングしてピラーを形成するので、パッシベーシ
ョン膜内にコンタクトピラーの一部を形成することがで
き、安定したコンタクトピラーを形成できるという効果
がある。
【0074】コンタクトピラーの基部がパッシベーショ
ン膜に埋め込まれていることにより製造工程中に倒れる
不安がないので高アスペクト比のピラーを形成すること
ができる。従って高アスペクト比のピラーを有する微細
なMOSFETを形成することができるという効果があ
る。
ン膜に埋め込まれていることにより製造工程中に倒れる
不安がないので高アスペクト比のピラーを形成すること
ができる。従って高アスペクト比のピラーを有する微細
なMOSFETを形成することができるという効果があ
る。
【0075】パッシベーション膜の膜に形成されるピラ
ーホールのアスペクト比を5以下とすることにより、ピ
ラーホールへの導体膜の埋め込みが容易となりかつ安定
したコンタクトピラーを形成することができる。
ーホールのアスペクト比を5以下とすることにより、ピ
ラーホールへの導体膜の埋め込みが容易となりかつ安定
したコンタクトピラーを形成することができる。
【0076】またソース・ドレイン層がパッシベーショ
ン膜で保護されているので、ドライエッチングの不均一
性を改善するために行う過剰エッチングがソース・ドレ
イン層に与えるダメージを抑制できるという効果があ
る。
ン膜で保護されているので、ドライエッチングの不均一
性を改善するために行う過剰エッチングがソース・ドレ
イン層に与えるダメージを抑制できるという効果があ
る。
【0077】ピラーホールをドライエッチング等で形成
する時、エッチングで形成する部分のコンタクトピラー
の直径をピラーホールの直径よりも大きくすることによ
り、レジストパターンの目合わせずれによって発生する
ソース・ドレイン層に与えるエッチング欠陥を抑制でき
る。これにより、目合わせ不良によるソース・ドレイン
層への欠陥が無くなるので信頼性の高いMOSFETを
得ることができる。
する時、エッチングで形成する部分のコンタクトピラー
の直径をピラーホールの直径よりも大きくすることによ
り、レジストパターンの目合わせずれによって発生する
ソース・ドレイン層に与えるエッチング欠陥を抑制でき
る。これにより、目合わせ不良によるソース・ドレイン
層への欠陥が無くなるので信頼性の高いMOSFETを
得ることができる。
【0078】層間絶縁膜からコンタクトピラーの頂部を
露出させるための研磨に用いられる研磨液に、スラリー
に電解質およびpH調整材や酸化剤が添加され、導体膜
の研磨速度1に対して絶縁膜の研磨速度が1以上の研磨
速度を有する研磨液を用いて選択研磨することによって
絶縁膜面に対して頂部が突出したコンタクトピラーを形
成することができ、配線とピラーの接続が容易になる。
これによって、高アスペクト比でありながら信頼性の高
いコンタクトピラーの形成が可能となるとなるという効
果がある。
露出させるための研磨に用いられる研磨液に、スラリー
に電解質およびpH調整材や酸化剤が添加され、導体膜
の研磨速度1に対して絶縁膜の研磨速度が1以上の研磨
速度を有する研磨液を用いて選択研磨することによって
絶縁膜面に対して頂部が突出したコンタクトピラーを形
成することができ、配線とピラーの接続が容易になる。
これによって、高アスペクト比でありながら信頼性の高
いコンタクトピラーの形成が可能となるとなるという効
果がある。
【0079】また、本発明のコンタクトピラーの製造方
法と選択研磨法を用いることによって、安定した形状で
配線との接続が確実に行われるコンタクトピラーが形成
できるので、より微細で信頼性の高い多層配線を形成す
ることができる。
法と選択研磨法を用いることによって、安定した形状で
配線との接続が確実に行われるコンタクトピラーが形成
できるので、より微細で信頼性の高い多層配線を形成す
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
方法のコンタクトピラーの形成方法の工程を示す断面図
である。(a)はシリコン基板にトレンチ素子分離と拡
散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコンを形成した状
態である。(b)は上面にパッシベーション膜を堆積し
た状態である。(c)はパッシベーション膜にピラーホ
ールを形成した状態である。(d)はパッシベーション
膜上とピラーホール内に導体膜を堆積しコンタクトピラ
ー用のレジストパターンを配置した状態である。(e)
は導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを形成し
た状態である。(f)は層間絶縁膜を堆積した状態であ
る。(g)は層間絶縁膜を研磨してコンタクトピラーの
頂部を露出させた状態である。
方法のコンタクトピラーの形成方法の工程を示す断面図
である。(a)はシリコン基板にトレンチ素子分離と拡
散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコンを形成した状
態である。(b)は上面にパッシベーション膜を堆積し
た状態である。(c)はパッシベーション膜にピラーホ
ールを形成した状態である。(d)はパッシベーション
膜上とピラーホール内に導体膜を堆積しコンタクトピラ
ー用のレジストパターンを配置した状態である。(e)
は導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを形成し
た状態である。(f)は層間絶縁膜を堆積した状態であ
る。(g)は層間絶縁膜を研磨してコンタクトピラーの
頂部を露出させた状態である。
【図2】コロイダルシリカスラリーに塩(NHCl等)
を添加した研磨液のpHによるタングステンと酸化膜と
の加工速度の変化を示すグラフである。
を添加した研磨液のpHによるタングステンと酸化膜と
の加工速度の変化を示すグラフである。
【図3】本発明の選択研磨の方法を用いて形成した基板
上に形成された微細なパターンであるコンタクトピラー
の形状を示すSEM顕微鏡写真である。(a)は2,5
00倍の顕微鏡写真である。(b)は断面を示す50,
000倍の顕微鏡写真である。
上に形成された微細なパターンであるコンタクトピラー
の形状を示すSEM顕微鏡写真である。(a)は2,5
00倍の顕微鏡写真である。(b)は断面を示す50,
000倍の顕微鏡写真である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製造
方法のコンタクトピラーの形成方法の工程を示す断面図
である。(a)はシリコン基板にトレンチ素子分離と拡
散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコンを形成し上面
にパッシベーション膜を堆積した状態である。(b)は
パッシベーション膜にピラーホールを形成し活性不純物
を打ち込んだ状態である。(c)はパッシベーション膜
上とピラーホールに導体膜を堆積した状態である。
(d)は導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを
形成した状態である。(e)は層間絶縁膜を堆積した状
態である。(f)は層間絶縁膜を研磨してコンタクトピ
ラーの頂部を露出させた状態である。
方法のコンタクトピラーの形成方法の工程を示す断面図
である。(a)はシリコン基板にトレンチ素子分離と拡
散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコンを形成し上面
にパッシベーション膜を堆積した状態である。(b)は
パッシベーション膜にピラーホールを形成し活性不純物
を打ち込んだ状態である。(c)はパッシベーション膜
上とピラーホールに導体膜を堆積した状態である。
(d)は導体膜をエッチバックしてコンタクトピラーを
形成した状態である。(e)は層間絶縁膜を堆積した状
態である。(f)は層間絶縁膜を研磨してコンタクトピ
ラーの頂部を露出させた状態である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の半導体装置の製造
方法のコンタクトピラーの形成方法の工程を示す断面図
である。(a)はシリコン基板にトレンチ素子分離と拡
散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコンを形成した状
態である。(b)は単体導体膜を全面に堆積し熱処理に
よってゲートおよび拡散層をシリサイド化させた状態で
ある。(c)は導体膜をエッチングしてコンタクトピラ
ーを形成し不純物のイオン打ち込みと熱処理により拡散
層を拡大した状態である。(d)は層間絶縁膜を堆積し
た状態である。(e)は層間絶縁膜を研磨してコンタク
トピラーの頂部を露出させた状態である。
方法のコンタクトピラーの形成方法の工程を示す断面図
である。(a)はシリコン基板にトレンチ素子分離と拡
散層とゲート酸化膜とゲートポリシリコンを形成した状
態である。(b)は単体導体膜を全面に堆積し熱処理に
よってゲートおよび拡散層をシリサイド化させた状態で
ある。(c)は導体膜をエッチングしてコンタクトピラ
ーを形成し不純物のイオン打ち込みと熱処理により拡散
層を拡大した状態である。(d)は層間絶縁膜を堆積し
た状態である。(e)は層間絶縁膜を研磨してコンタク
トピラーの頂部を露出させた状態である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の半導体装置の製造
方法の多層配線用コンタクトピラーの形成方法の工程を
示す断面図である。(a)は第2の実施の形態の製造方
法によって形成されたシリコン基板上のコンタクトピラ
ーと層間絶縁膜の状態である。(b)は層間絶縁膜とコ
ンタクトピラー上の所定の位置に配線が形成された状態
である。(c)は層間絶縁膜を堆積した状態である。
(d)は層間絶縁膜にピラーホールを形成した状態であ
る。(e)は層間絶縁膜上とピラーホールに導体膜を堆
積した状態である。(f)は導体膜をエッチバックして
コンタクトピラーを形成した状態である。(g)は層間
絶縁膜を堆積して研磨し、露出したコンタクトピラーと
層間絶縁膜上の所定の位置に配線を形成し、さらに層間
絶縁膜を堆積して多層配線を形成した状態である。
方法の多層配線用コンタクトピラーの形成方法の工程を
示す断面図である。(a)は第2の実施の形態の製造方
法によって形成されたシリコン基板上のコンタクトピラ
ーと層間絶縁膜の状態である。(b)は層間絶縁膜とコ
ンタクトピラー上の所定の位置に配線が形成された状態
である。(c)は層間絶縁膜を堆積した状態である。
(d)は層間絶縁膜にピラーホールを形成した状態であ
る。(e)は層間絶縁膜上とピラーホールに導体膜を堆
積した状態である。(f)は導体膜をエッチバックして
コンタクトピラーを形成した状態である。(g)は層間
絶縁膜を堆積して研磨し、露出したコンタクトピラーと
層間絶縁膜上の所定の位置に配線を形成し、さらに層間
絶縁膜を堆積して多層配線を形成した状態である。
【図7】従来例のピラーホールを用いたMOSFETの
コンタクトピラーの形成方法の工程を示す断面図であ
る。(a)はシリコン基板に拡散層とゲート酸化膜とパ
ッシベーション膜とを形成した状態である。(b)は上
面に積層した絶縁膜にピラーホールを形成した状態であ
る。(c)はピラーホールに導体膜を埋め込んだ状態で
ある。(d)は導体膜を研磨してコンタクトピラーを形
成した状態である。
コンタクトピラーの形成方法の工程を示す断面図であ
る。(a)はシリコン基板に拡散層とゲート酸化膜とパ
ッシベーション膜とを形成した状態である。(b)は上
面に積層した絶縁膜にピラーホールを形成した状態であ
る。(c)はピラーホールに導体膜を埋め込んだ状態で
ある。(d)は導体膜を研磨してコンタクトピラーを形
成した状態である。
【図8】特開平8−306779号公報で開示された導
体膜のパターニングによる多層配線用のプラグ(コンタ
クトピラー)形成法の工程を示す断面図である。(a)
は下地の層間絶縁膜に下層配線材料膜と第1のプラグ形
成材料膜を積層しプラグ形成位置にレジストパターンを
設けた状態である。(b)は第1のプラグ形成膜をパタ
ーニングしてプラグの一部を形成した状態である。
(c)は全面に第2のプラグ形成材料膜を形成した状態
である。(d)は下層配線位置にレジストパターンを設
けた状態である。(e)は第2のプラグ形成材料膜と下
層配線材料膜をパターニングしプラグと下層配線を形成
した状態である。(f)は全面に層間絶縁膜を形成し、
プラグの上面が露出する位置まで層間絶縁膜を除去した
状態である。(g)は層間絶縁膜上に上層配線を形成し
多層配線構造を得た状態である。
体膜のパターニングによる多層配線用のプラグ(コンタ
クトピラー)形成法の工程を示す断面図である。(a)
は下地の層間絶縁膜に下層配線材料膜と第1のプラグ形
成材料膜を積層しプラグ形成位置にレジストパターンを
設けた状態である。(b)は第1のプラグ形成膜をパタ
ーニングしてプラグの一部を形成した状態である。
(c)は全面に第2のプラグ形成材料膜を形成した状態
である。(d)は下層配線位置にレジストパターンを設
けた状態である。(e)は第2のプラグ形成材料膜と下
層配線材料膜をパターニングしプラグと下層配線を形成
した状態である。(f)は全面に層間絶縁膜を形成し、
プラグの上面が露出する位置まで層間絶縁膜を除去した
状態である。(g)は層間絶縁膜上に上層配線を形成し
多層配線構造を得た状態である。
【図9】図8(d)、(e)の工程でレジストパターン
が目合わせずれを生じたときの状態を示す。(a)は図
8(d)に対応する状態を示す。(b)は図8(e)に
対応する状態を示す。
が目合わせずれを生じたときの状態を示す。(a)は図
8(d)に対応する状態を示す。(b)は図8(e)に
対応する状態を示す。
101、201、301、401、701 シリコン
基板 102、202、302、402、702 トレンチ
素子分離 103、203、303、403、703 拡散層 104、204、304、404、704 ゲート酸
化膜 105、205、305、405、705 ゲートポ
リシリコン 106、206、306、406、706 層間絶縁
膜 107、207、307、707 導体膜 108 レジストパターン 109、209、409、709 パシベーション膜 110、210、710 ピラーホール 111、211、311、411、711 コンタク
トピラー 212、312 第2の拡散層 213、313、413 シリサイド層 421 第1の配線 426 第2の層間絶縁膜 427 導体膜 430 第2のピラーホール 431 第2のコンタクトピラー 441 第2の配線 446 第3の層間絶縁膜 456 第4の層間絶縁膜 831 多層配線構造 832 層間絶縁膜 833 下層配線材料膜 833a 第1の下層配線材料膜 833b 第2の下層配線材料膜 834 第1のプラグ形成材料膜 835 レジストパターン 836 プラグ 836a プラグの一部 836b プラグの残部 837 第2のプラグ形成材料膜 838 レジストパターン 839 下層配線 840 層間絶縁膜 841 上層配線 842 サイドエッチ
基板 102、202、302、402、702 トレンチ
素子分離 103、203、303、403、703 拡散層 104、204、304、404、704 ゲート酸
化膜 105、205、305、405、705 ゲートポ
リシリコン 106、206、306、406、706 層間絶縁
膜 107、207、307、707 導体膜 108 レジストパターン 109、209、409、709 パシベーション膜 110、210、710 ピラーホール 111、211、311、411、711 コンタク
トピラー 212、312 第2の拡散層 213、313、413 シリサイド層 421 第1の配線 426 第2の層間絶縁膜 427 導体膜 430 第2のピラーホール 431 第2のコンタクトピラー 441 第2の配線 446 第3の層間絶縁膜 456 第4の層間絶縁膜 831 多層配線構造 832 層間絶縁膜 833 下層配線材料膜 833a 第1の下層配線材料膜 833b 第2の下層配線材料膜 834 第1のプラグ形成材料膜 835 レジストパターン 836 プラグ 836a プラグの一部 836b プラグの残部 837 第2のプラグ形成材料膜 838 レジストパターン 839 下層配線 840 層間絶縁膜 841 上層配線 842 サイドエッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768
Claims (10)
- 【請求項1】 層の異なる導電部間を接続するコンタク
トピラーを有する半導体装置の製造方法であって、 前記導電部を有する絶縁膜の基層上に前記コンタクトピ
ラーの高さよりも薄い厚さの第2の絶縁膜を形成する工
程と、前記第2の絶縁膜の前記コンタクトピラー形成位
置にピラーホールを形成する工程と、 記第2の絶縁膜
上と前記ピラーホール内に導体膜を形成する工程と、前
記導体膜のエッチングにより、基部を前記ピラーホール
内に有する前記コンタクトピラーを形成するとともに前
記第2の絶縁膜上の前記導体膜を除去する工程と、前記
第2の絶縁膜上に前記コンタクトピラーの頂部を超える
厚さで第3の絶縁膜を形成する工程と、前記コンタクト
ピラーの頂部が露出するまで前記第3の絶縁膜を除去す
る工程と、前記第3の絶縁膜上に前記コンタクトピラー
と接続する配線を形成する工程と、を備えた半導体装置
の製造方法において、 前記コンタクトピラーの材質がタングステンであり、前
記第3の絶縁膜が酸化シリコンであり、前記コンタクト
ピラーの頂部が露出するまで前記第3の絶縁膜を除去す
る工程が研磨液を用いる研磨によって行われ、前記研磨
液はスラリーに電解質とpH調整剤と酸化剤とが添加さ
れ、酸化シリコンの研磨速度がタングステンの研磨速度
よりも大きい研磨液である、ことを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項2】 前記研磨液のスラリーに添加する電解質
が、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモ
ニウムのいずれかである請求項1に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項3】 前記研磨液のスラリーに添加するpH調
整剤が塩酸、硝酸、氷酢酸、燐酸のいずれかである請求
項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記研磨液のスラリーに添加する酸化剤
が過酸化水素である請求項1に記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項5】 前記研磨液のスラリーに添加する電解質
の添加量が7.7g/l以上、過酸化水素の添加量が2
0ml/l以上、pH調整剤の添加量が混合液のpHを
5〜1に調整する量である請求項1から請求項4のいず
れか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 層の異なる導電部間を接続するコンタク
トピラーを有する半導体装置の製造方法であって、 前記コンタクトピラーの材質がタングステンであり、前
記コンタクトピラーを取り囲む絶縁膜が酸化シリコンで
あり、前記コンタクトピラーの頂部が露出するまで前記
コンタクトピラーの頂部を覆う酸化シリコン膜およびタ
ングステン膜の何れかを除去する工程が研磨液を用いる
研磨によって行われ、前記研磨液はスラリーに電解質と
pH調整剤と酸化剤とが添加され、酸化シリコンの研磨
速度がタングステンの研磨速度よりも大きい研磨液であ
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記研磨液のスラリーに添加する電解質
が、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモ
ニウムのいずれかである請求項6に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項8】 前記研磨液のスラリーに添加するpH調
整剤が塩酸、硝酸、氷酢酸、燐酸のいずれかである請求
項6に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記研磨液のスラリーに添加する酸化剤
が過酸化水素である請求項6に記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項10】 前記研磨液のスラリーに添加する電解
質の添加量が7.7g/l以上、過酸化水素の添加量が
20ml/l以上、pH調整剤の添加量が混合液のpH
を5〜1に調整する量である請求項6から請求項9のい
ずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26291797A JP3149914B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26291797A JP3149914B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1187505A JPH1187505A (ja) | 1999-03-30 |
JP3149914B2 true JP3149914B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17382405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26291797A Expired - Fee Related JP3149914B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 半導体装置の製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149914B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005038884A (ja) | 2003-07-15 | 2005-02-10 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 |
US20050279733A1 (en) * | 2004-06-18 | 2005-12-22 | Cabot Microelectronics Corporation | CMP composition for improved oxide removal rate |
JP2006332533A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Fujitsu Ltd | 半導体素子及びその製造方法 |
US7652335B2 (en) * | 2007-10-17 | 2010-01-26 | Toshiba America Electronics Components, Inc. | Reversely tapered contact structure compatible with dual stress liner process |
KR101834418B1 (ko) * | 2015-10-02 | 2018-03-05 | 유비머트리얼즈주식회사 | 슬러리 및 이를 이용한 기판 연마 방법 |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP26291797A patent/JP3149914B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1187505A (ja) | 1999-03-30 |
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