JP3149805B2 - 天板拡張装置 - Google Patents

天板拡張装置

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JP3149805B2
JP3149805B2 JP35135096A JP35135096A JP3149805B2 JP 3149805 B2 JP3149805 B2 JP 3149805B2 JP 35135096 A JP35135096 A JP 35135096A JP 35135096 A JP35135096 A JP 35135096A JP 3149805 B2 JP3149805 B2 JP 3149805B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机やテーブル等の
天板上のスペースを拡張するために用いられる天板拡張
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時のオフィス内や家庭内におけるOA
化の進展に伴い、机やテーブル等の天板上にコンピュ−
タ等のOA機器を常設する機会が多くなっている。しか
し、通常の標準規格の天板で、天板上にパソコン本体、
ディスプレイ、キーボード等を設置してVDT(Vis
ual Display Terminal)作業を遂
行しようとすると、奥行きが不十分なため天板上が手狭
となり、天板上の有効スペ−スが減少し適正な入力作業
が困難になる等の不具合が生じている。そこで、天板上
の使用スペ−スを拡張し、キ−ボ−ドやマウス等を設置
したまま使用できる天板拡張機能の開発が進められてい
る。従来の技術としては、キ−ボ−ドをテ−ブル等の天
板下面に設けた専用引出しに収納し、使用時に前方へス
ライドさせて専用引出し上で入力作業を行うキーボード
引出しタイプのものや、天板の下面にスライド式の補助
天板を設置して使用時に前方へスライドさせた後に、そ
の補助天板にキ−ボ−ドを載置するようにしたスライド
式補助天板タイプのものや、天板下に持ち出し機構を介
して補助天板を上下動及び前後動可能に取り付けVDT
作業時には補助天板を天板前方に浮上させて作業を行
い、不使用時には補助天板の上面にキーボード等を設置
した状態で天板下面に退避させるキーボードリフタータ
イプのもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のキ−
ボ−ド引出しタイプのものは、可動範囲が前後方向のみ
であるため、例えば、厚型のキ−ボ−ドが使用されるこ
とを想定して専用引出しの深さを設定すると、薄型のキ
−ボ−ドに対しては作業位置が低くなってしまうという
問題点がある。
【0004】また、スライド式補助天板タイプのもの
は、キ−ボ−ドの厚さに拘らず作業位置を一定にできる
ものの、通常の中央引出しを配置するスペ−スがないた
め収納スペースが減少するという不具合がある。また、
入力作業後、補助天板を天板下面に収納する際にその都
度キ−ボ−ドやマウス等の周辺機器を天板に乗せ変える
煩わしさもある。
【0005】一方、上下動及び前後動が可能なキーボー
ドリフタータイプのものは、天板下面に持ち出し機構な
どを取り付ける必要性があり、天板の下肢空間が大幅に
減少するという不具合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために、本発明の天板拡張装置は、引出しの押込位置に
おいては引出しの収納空間に折り畳んで収納され、VD
T作業時には、昇降機構により補助天板を引出しの収納
空間よりも高い位置に浮上して作業に適した位置に保持
されるよう構成されたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係る天板拡張
装置は、机やテーブル等の引出し内に設置して使用され
るものであって、昇降機構に支持された補助天板が引出
しの押込位置でその上面が後方に移行する程漸次下降す
るように傾斜して引出しの収納空間に収納され、引出位
置で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して保持
されることを特徴とするものである。
【0008】このような構成のものにおいて、VDT作
業を行わないときには、補助天板上にキーボードやマウ
ス等を設置した状態で引出し内に収納すれば天板上の使
用スペースを有効に活用することができる。一方、VD
T作業を行うときには、引出しの引出位置において昇降
機構を起立させ補助天板を引出しの収納空間よりも高い
位置に保持すれば、作業者の身体に負担のかからないV
DT作業に適した作業位置が得られるものである。
【0009】また、本発明の天板拡張装置の他の好適な
形態としては、机やテーブル等の引出し内に設置して使
用されるものであって、昇降機構に支持された補助天板
が引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納され、引
出位置でその前壁を引出しの前縁上面に添設した状態で
引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して保持され
ることを特徴とするものが挙げられる。 さらに、本発明
の天板拡張装置の他の好適な形態としては、机やテーブ
ル等の引出し内に設置して使用されるものであって、昇
降機構に支持された補助天板が引出しの押込位置で引出
しの収納空間に収納され、引出しの引き出し操作と連動
して自動的に浮上して引出位置で引出しの収納空間より
も高い位置にせり出して保持されるものが挙げられる。
【0010】さらに、本発明の天板拡張装置の他の好適
な形態としては、机やテーブル等の引出し内に設置して
使用されるものであって、昇降機構に支持された補助天
板が引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納され、
引出位置で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出し
て保持されるものであり、前記昇降機構が、上端を補助
天板の前後端部に枢支され下端を引出し側の対応部位に
枢着された第1、第2リンクであり、両リンクが略同時
に起倒動作を行うことによって補助天板を相対的に略平
行移動可能に支持し得るものであり、第1、第2リンク
の少なくとも一方が、弾性部材によって起立方向に弾性
付勢されているものが挙げられる。
【0011】また、引出しの押込位置で補助天板を引出
しの収納空間に安定保持するには、引出しの押込位置で
補助天板を引出しの収納空間に保持する保持機構を備え
ることが望ましい。
【0012】保持機構の具体的な一実施の形態として
は、保持機構が、第1、第2リンクの一方に回動可能に
軸着され一端に操作部を有し他端に係合爪を有する操作
手段と、前記係合爪と係合すべく引出し側から突設され
た起立爪とを具備してなるものが挙げられる。また、保
持機構の他の実施の形態として、引出しの押込操作と連
動して補助天板を収納空間内に収納するには、保持機構
が、引出しを引出位置から押込位置へと収納する際にテ
ーブル等の天板の前縁下端に当接し第1、第2リンクを
倒伏方向へ案内支持するガイド部材であるとよい。
【0013】ガイド部材の具体的な実施の形態として
は、ガイド部材が、天板の前縁下端に当接する位置に設
けられたガイドローラと、前記ガイドローラを一端に軸
着し該ガイドローラの回転に伴って引出し側に軸着され
た他端を支点として回動するアーム部と、前記アーム部
に設けられアーム部の回動に伴って第2リンクを倒伏方
向へ案内支持するガイド溝とを具備してなるものを挙げ
ることができる。
【0014】さらに、部品点数の削減を計るには、アー
ム部が第2リンクの役割を兼ねるように構成するとよ
い。また、引出しの引出位置で格別な保持機構を設けず
補助天板を安定保持するには、第1リンクの起立動作
が、下端を支点とする思案点を越えてなされるように設
定され、補助天板が、引出しの引出位置で上載荷重によ
り第1リンクを介してその前壁を引出しの前縁上面に添
設して安定保持されるように構成されることが望まし
い。第1、第2リンクの回転速度を適切に抑制し急激な
立上がりを防止するには、第1、第2リンクの少なくと
も一方側に、第1、第2リンクの立上がりの挙動を適切
に抑制するダンパー機構を設けることが望ましい。
【0015】さらに、本発明の天板拡張装置の好適な実
施形態として、昇降機構が、ベースに取り付けられ前記
ベースが引出しに対して着脱可能であるものや、昇降機
構が、引出しに一体に組み込まれたものを挙げることが
できる。前者は、既存の引出しに格別の取付改良を行う
こと無くそのまま設置することが可能であり、引出し内
を通常の収納スペースとして使用したい際には簡単に取
り外すことができる。一方、後者も、既存の引出しを有
する机にオプションとして備え、場合に応じて引出しご
と交換するようにすれば、作業状況に応じた好適な作業
環境が容易に得られるものである。 昇降機構の好適な実
施の形態としては、昇降機構が、前記補助天板を相対的
に略平行移動可能に支持してなるものを挙げる事ができ
る。さらに、この場合の昇降機構の具体的な実施の形態
としては、昇降機構が、上端を補助天板の前後端部に枢
支され下端を引出し側の対応部位に枢着された第1、第
2リンクを具備し、両リンクが略同時に起倒動作を行う
ことによって補助天板を略平行移動可能に支持している
ものを挙げることができる。
【0016】
【実施例】
<第1実施例>以下、本発明の第1実施例について図1
〜図6を参照して説明する。本実施例に係る天板拡張装
置1は、図1に示すような天板2の下面に前後方向にス
ライド可能に設けてなる引出し3を有する机4におい
て、前記引出し3の底板3a上に着脱可能に設置して使
用されるものであり、図2〜図4に示すように、引出し
3の底板3a上に設置されるベース5と、前記ベース5
の上方に配設される補助天板6と、前記ベース5に対し
て前記補助天板6の前後端部を相対的に略平行移動可能
に支持してなる昇降機構たる第1、第2リンク7、8と
を具備してなるものである。
【0017】ベース5は、図2〜図4に示すように、引
出し3の平面視形状に略対応した矩形状の薄板であり、
その前端部5aに突設してなるブラケット軸受17を介
して第1リンク7の下端たる回転部材19の基端部19
aを、後端部5b付近に取着してなる取付金具26を介
して第2リンク8の下端たる支軸23を枢着している。
【0018】補助天板6は、ベース5の平面視形状に略
対応した平面視矩形状のものであり、上板9と、左右側
壁10と、前壁11から形成され、上板9の左右方向に
上板9の前端部9aから前壁11にかけて開口する一対
の切欠部12を有している。そして、前記切欠部12の
配設位置に対応する上板9の下面に、前記切欠部12の
開口と略対応した開口部13aを有する平面視コ字型の
軸受13を取着し、前記軸受13の開口部13aに横架
させて軸着した軸14に、第1リンク7の上端たる回転
部材19の先端部19bを回動可能に枢着している。一
方、上板9の後端部9bには、取付金具16を介して第
2リンク8の上端たる回転軸24を枢着している。すな
わち、補助天板6は、その上板9の前後端9a、9bに
枢着しているこれらの第1、第2リンク7、8が略同時
に起倒動作を行うことによって、前記ベース5に略平行
移動可能に支持されているものである。
【0019】次に、第1リンク7及び第2リンク8につ
いて詳述すると、第1リンク7は、図4に示すように、
左右一対に配設された回転部材19と、この左右の回転
部材19の基端部19aを同期回動可能に連結してなる
軸20とからなる。回転部材19は、ベース5の前端部
5aに突設してなるブラケット軸受17に軸止された軸
部18にその基端部19aを嵌挿し、その先端部19b
を補助天板6の上板9の前端部9aに軸着された軸14
に回動可能に枢着している。前記回転部材19の基端部
19aには、一端21aをベース5上に接地し、他端2
1bを回転部材19の背面に当接してなる弾性部材たる
ねじりコイルバネ21が巻回されており、このねじりコ
イルバネ21によって回転部材19は起立方向に弾性付
勢されている。なお、一方の回転部材19側の基端部1
9aにはダンパー機構たるオイルダンパー22が設けら
れており、該オイルダンパー22により回転部材19は
その回動速度を適切に抑制されている。
【0020】第2リンク8は、平行に配設してなる支軸
23、回転軸24間を、連結杆25により連結したもの
であり、取付金具26によりベース5上に枢着した支軸
23を支点として、補助天板6の上板9の後端部9bに
枢着した回転軸24を回動させ得るように構成されてい
る。以上のような構成のものにおいて、本実施例の天板
拡張装置1は、図3に示す引出し3の押込位置Pで、ね
じりコイルバネ21の弾性付勢力に抗して前記補助天板
6を前記ベース5上に折り畳んで引出し3の収納空間S
に安定保持する保持機構29を具備している。
【0021】この保持機構29は、図3及び図4に示す
ように、その基端部15cを前記補助天板6に設けられ
た軸14に回動可能に枢着され基端部15cと対向する
一端部に操作部15aを、他端部に係合爪15bを有す
る操作手段15と、ベース5より突設され前記操作手段
15の係合爪15bと係合する起立爪27とを具備して
なるものである。操作手段15は、図4に示すように、
その基端部15cに設けた開口部30に前記回転部材1
9の先端部19bを挿入した状態で回転部材19と共に
軸14に枢着されており、図3に示す引出し3の押込位
置Pにおいては、係合爪15bと起立爪27を係合する
ことによって回転部材19の回動を禁止し、図2に示す
引出位置Qにおいて係合を解除した場合には、該回転部
材19をねじりコイルバネ21の弾性付勢力によって起
立方向に回動するように構成されている。なお、軸14
には、一端を操作手段15に当接させ他端を回転部材1
9に当接させてなるねじりコイルバネ28が巻回されて
おり、操作手段15はこのねじりコイルバネ28により
係合爪15bと起立爪27が係合する方向に弾性付勢さ
れている。
【0022】次に、本実施例の取扱方法について説明す
る。この天板拡張装置1は、VDT作業を行わない時に
は、図3に示すように、第1、第2リンク7、8を倒伏
させ補助天板6をベース5上に折り畳んだ状態で係合爪
15bを起立爪27に係合させて引出し3の収納空間S
に収納されている。VDT作業を行うときには、図5に
示すように、引出し3を引出位置Qまで引き出し、操作
部15aを図中矢印の方向に回動し、係合爪15bと起
立爪27の係合を解除する。係合爪15bと起立爪27
の係合状態が解除されると、回転部材19はねじりコイ
ルバネ21によって起立方向に弾性付勢されているた
め、使用者が操作部15aを僅かな操作力で手前上方に
持ち上げるだけで簡単に前方上部に回動する。補助天板
6の上板9の後端部9bを支持してなる第2リンク8も
図中矢印の方向に回動し、補助天板6は、前方上方に略
平行移動して図6に示すように引出し3の収納空間Sよ
りも高い位置にせり出す。このとき、補助天板6は、そ
の前壁11を引出し3の前縁上面3bに添設し、その上
面にかかる上載荷重により引出し3の引出位置Qで安定
保持される。
【0023】一方、逆に、補助天板6を折り畳むときに
は、操作部15aを把持し第1、2リンク7、8を倒伏
方向へ回動させ、係合爪15bを起立爪27に係合させ
ればよい。このような構成のものならば、VDT作業を
行わないときには、キーボードやマウス等のOA周辺機
器を引出し3内に収納することができ、天板2上の使用
スペースを有効に活用することができる。また、VDT
作業を行うときには、補助天板6が引出し3の収納空間
Sよりも高い位置に保持されるので、作業者に負担のか
からないVDT作業に適した作業位置が得られる。通
常、作業者に身体的負担のかからないVDT作業に適し
たキーボード設置位置は、通常の机の天板の高さよりも
3cm程低い位置であるという報告があるが、本実施例
によると、まさにこの適切な作業位置が得られるもので
ある。また、第1、第2リンク7、8、補助天板6、保
持機構29等が、ベース5上に取り付けられているの
で、該天板拡張装置1を好適なカートリッジ構造のもの
とすることができる。さらに、このように着脱可能なカ
ートリッジ構造であるため、既存の引出し3に格別の取
付改良を行うこと無く設置して使用することが可能であ
り、引出し3内を通常の収納スペースとして使用したい
際にはベース5ごと簡単に取り外すことができる。
【0024】さらに、両リンク7、8が略同時に起倒動
作を行うことによって補助天板6を略平行移動可能に支
持しているので、簡単な構成で的確な作動を営ましめる
ことができる。しかも、第1リンク7を形成してなる回
転部材19が、ねじりコイルバネ21によって起立方向
に弾性付勢されているので、大きな操作力を要せず容易
に補助天板6を引出し3の収納空間Sよりも高い位置に
せり出させることが可能となる。
【0025】また、引出し3の押込位置Pで補助天板6
をねじりコイルバネ21の弾性付勢力に抗して引出し3
の収納空間Sに保持する保持機構29を備えているの
で、引出し3の押込位置Pで該天板拡張装置1を安定保
持することが可能となる。そして、この保持機構29
が、回転部材19と共に回動可能に軸着され一端に操作
部15aを有し他端に係合爪15bを有する操作手段1
5と、前記係合爪15bと係合するベース5から突設さ
れた起立爪27とを具備しているので、簡単な構成で確
実なロック状態が得られる。
【0026】補助天板6が、その前壁11を引出し3の
前縁上面3bに添設させその上面に第1、第2リンク
7、8の反倒伏方向への上載荷重がかかるように構成し
ているので、別途に保持機構を設けることなく引出し3
の引出位置Qで該補助天板6を安定保持することができ
る。また、回転部材19の回転速度を適切に抑制するオ
イルダンパー22を設けているので、第1、第2リンク
7、8の急激な立上がりを防止することができる。な
お、本実施例では、ベース5上にすべての機構を取り付
け、該ベース5を引出し3に対して着脱可能な構造とし
ているが、引出し3の底板3aに第1、第2リンク7、
8等の機構を直接組み込んで構成するようにしてもよ
い。この場合には、既存の引出しとともにオプションと
して天板拡張装置を備えた引出しを備え場合に応じて引
出しごと交換すれば、作業状況に応じた適切な環境が容
易に得られるものである。その他の各部の具体的な構成
も、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0027】<第2実施例>次に、本発明の第2実施例
について図7〜図9を参照して説明する。なお、第1実
施例と共通する部分には同一の符号を符すものである。
本実施例に係る天板拡張装置201は、第1実施例と同
様、天板2の下面に前後方向にスライド可能に設けてな
る引出し3を有する机4において、前記引出し3の底板
3a上に着脱可能に設置して使用されるものであり、図
7〜図9に示すように、引出し3の底板3a上に設置さ
れるベース5と、前記ベース5の上方に配設される補助
天板6と、前記ベース5に対して前記補助天板6の前後
端部を相対的に略平行移動可能に支持してなる昇降機構
たる第1、第2リンク7、8とを具備してなるものであ
る。
【0028】ベース5は、図7に示すように、引出し3
の平面視形状に略対応した矩形状の薄板であり、その前
端部5aに突設してなるブラケット軸受17を介して第
1リンク7の下端たる回転部材19の基端部19aを、
後端部5b付近に取着してなる取付金具26を介して第
2リンク8の下端たる支軸23を枢着している。補助天
板6は、ベース5の平面視形状に略対応した平面視矩形
状のものであり、上板9と、左右側壁10と、前壁11
から形成され、上板9の左右方向に上板9の前壁11に
開口する一対の切欠部33を有している。そして、前記
切欠部33の配設位置に対応する上板9の下面に、平面
視コ字型の軸受13を取着し、前記軸受13に軸着した
軸14に、第1リンク7の上端たる回転部材19の先端
部19bを回動可能に枢着している。一方、上板9の後
端部9bには、取付金具16を介して第2リンク8の上
端たる回転軸24を枢着し、補助天板6は、上板9の前
後端9a、9bに枢着しているこれらの第1、第2リン
ク7、8が略同時に起倒動作を行うことによって前記ベ
ース5に略平行移動可能に支持されている。次に、第1
リンク7及び第2リンク8について詳述すると、第1リ
ンク7は、左右一対に配設された回転部材19と、この
左右の回転部材19の基端部19aを同期回動可能に連
結してなる軸20とからなる。
【0029】回転部材19は、ベース5の前端部5aに
突設してなるブラケット軸受17に軸止された軸部18
にその基端部19aを嵌挿し、その先端部19bを補助
天板6の上板9の前端部9aに軸着された軸14に回動
可能に枢着している。前記回転部材19の基端部19a
には、一端21aをベース5上に接地し、他端21bを
回転部材19の背面に当接してなる弾性部材たるねじり
コイルバネ21が巻回されており、このねじりコイルバ
ネ21によって回転部材19は起立方向に弾性付勢され
ている。なお、一方の回転部材19側にはダンパー機構
たるオイルダンパー22が設けられ、回転部材19は該
オイルダンパー22によりその回動速度を適切に抑制さ
れている。
【0030】第2リンク8は、平行に配設してなる支軸
23、回転軸24間を、連結軸25により連結したもの
であり、取付金具26によりベース5上に枢着した支軸
23を支点として、補助天板6の上板9の後端部9bに
枢着した回転軸24を回動させ得るように構成されてい
る。このような構成において、本実施例の天板拡張装置
201は、図7〜図9に示すように、引出し3を引出位
置Qから押込位置Pへと収納する際に机4の天板2の前
縁下端2aに当接し第1、第2リンク7、8を倒伏方向
へ案内支持する保持機構たるガイド部材202を具備し
てなるものである。
【0031】ガイド部材202は、図7〜図9に示すよ
うに、天板2の前縁下端2aに当接する位置に設けられ
たガイドローラ203と、前記ガイドローラ203を一
端部204aに軸着し該ガイドローラ203の回転に伴
ってベース5に軸着された他端部204bを支点として
回動するアーム部204と、第2リンク8を構成してな
る回転軸24の端部24aと係合してなる、前記アーム
部204に設けたガイド溝205とを具備してなるもの
である。すなわち、ガイドローラ203が天板2の前縁
下端2aに当接し回転することによってアーム部204
の回動が促され、このアーム部204の回動に伴って回
転軸24の端部24aはガイド溝205内を第1係合部
205aから第2係合部205bへと摺動し、第2リン
ク8は倒伏方向へ案内支持されるものである。
【0032】次に、本実施例の取扱方法について説明す
る。図8に示す引出し3の引出位置Qにおいては、補助
天板6は、その前壁11を引出し3の前縁上面3bに添
設し補助天板6の上面にかかる上載荷重によって安定保
持されている。そして、引出し3をこの引出位置Qから
押込位置Pへと押し込むと、ガイドローラ203が天板
2の前縁下端2aに当接しながら回転し、その回転に伴
ってアーム部204がベース5に軸着された他端部20
4bを支点として図中矢印の方向に回動する。それに伴
い、回転軸24の端部24aはガイド溝205内を第1
係合部205aから第2係合部205bへと摺動する。
この作動により第1、2リンク7、8は倒伏し補助天板
6は図9に示すように、引出し3の押込位置Pにおいて
収納空間Sに安定保持される。
【0033】逆に、引出し3を天板2下から引き出す
と、ガイドローラ203が天板2の前縁下端2aに当接
して回転し、アーム部204はベース5に軸着された他
端部204bを支点として前方上部に回動する。この回
動に伴い、回転軸24の端部24aはガイド溝205内
を第2係合部205bから第1係合部205aへと摺動
しながら前方上部に案内支持されて回動し、補助天板6
の前端6aを支持している第1リンク7と連動して補助
天板6を前方上部に平行移動させる。したがって、引出
し3の引き出し操作と連動して自動的に補助天板6を前
方上部に浮上し、前壁11を引出し3の前縁上面3bに
添設させてVDT作業に適した位置に保持することがで
きる。
【0034】このような構成のものならば、VDT作業
を行わないときには、キーボードやマウス等のOA周辺
機器を設置したままで引出し3内に収納することがで
き、天板2上の使用スペースを有効に活用することが可
能となる。また、VDT作業を行うときには、補助天板
6が引出し3の収納空間Sよりも高い位置に保持される
ので、作業者に負担のかからないVDT作業に適した作
業位置が得られる。通常、作業者に身体的負担のかから
ないVDT作業に適したキーボード設置位置は、通常の
机等の天板高さよりも3cm程低い位置であるという報
告があるが、本実施例によると、まさにこの適切な作業
位置が得られるものである。また、第1、第2リンク
7、8、補助天板6、ガイド部材202等が、すべてベ
ース5上に取り付けられているので、該天板拡張装置2
01を好適なカートリッジ構造のものとすることができ
る。さらに、このように着脱可能なカートリッジ構造で
あるため、既存の引出し3に格別の取付改良を行うこと
無く設置して使用することが可能であり、引出し3内を
通常の収納スペースとして使用したい際にはベース5ご
と簡単に取り外すことができる。
【0035】さらに、両リンク7、8が略同時に起倒動
作を行うことによって補助天板6を略平行移動可能に支
持しているので、簡単な構成で的確な作動を営ましめる
ことができる。しかも、第1リンク7を形成してなる回
転部材19が、ねじりコイルバネ21によって起立方向
に弾性付勢されているので、大きな操作力を要せず容易
に補助天板6を引出し3の収納空間Sよりも高い位置に
せり出させることが可能となる。
【0036】また、引出し3の押込位置Pで補助天板6
をねじりコイルバネ21の弾性付勢力に抗して引出し3
の収納空間Sに保持する保持機構たるガイド部材202
を備えているので、引出し3の押込位置Pで該天板拡張
装置201を安定保持することが可能となる。保持機構
が、引出し3を引出位置Qから押込位置Pへと収納する
際に机4等の天板2の前縁下端2aに当接し第1、第2
リンク7、8を倒伏方向へ案内支持するガイド部材20
2であるので、引出し3の押込操作と連動して補助天板
6を収納空間S内に収納することができる。
【0037】ガイド部材202が、天板2の前縁下端2
aに当接する位置に設けられたガイドローラ203と、
前記ガイドローラ203を一端部204aに軸着し該ガ
イドローラ203の回転に伴ってベース5に軸着された
他端部204bを支点として回動するアーム部204
と、前記アーム部204に設けられアーム部204の回
動に伴って第1、第2リンク7、8を倒伏方向へ案内支
持するガイド溝205とを具備してなるものなので、簡
単な構成で的確な作動を営ましめることができる。 さ
らに、補助天板6が、引出し3の引出位置Qにおいてそ
の前壁11を引出し3の前縁上面3bに添設させその上
面に第1、第2リンク7、8の反倒伏方向への上載荷重
がかかるように構成しているので、別途に保持機構を設
けることなく引出し3の引出位置Qで該補助天板6を安
定保持することができる。
【0038】そして、回転部材19の回転速度を適切に
抑制するオイルダンパー22を設けているので、第1、
第2リンク7、8の急激な立上がりを防止することがで
きる。なお、本実施例では、ベース5上にすべての機構
を取り付け、該ベース5を引出し3に対して着脱可能な
構造としているが、引出し3の底板3aに第1、第2リ
ンク7、8等の機構を直接組み込んで構成するようにし
てもよい。この場合には、既存の引出しとともにオプシ
ョンとして天板拡張装置を備えた引出しを備え場合に応
じて引出しごと交換すれば、作業状況に応じた適切な環
境が容易に得られるものである。その他、各部の具体的
な構成も、上述した実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。例えば、上記第2実施例において第2リンク8を省
略し、アーム部204に第2リンク8の役割を兼任させ
てもよい。また、ガイド部材202として、上述したガ
イドローラ203を使用する以外に、サスペンションガ
イド等を使ってリンクを案内支持してもよいのは勿論で
ある。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明に係る天板拡張装置は、机やテーブル等の引
出し内に設置して使用されるものであって、昇降機構に
支持された補助天板が引出しの押込位置でその上面が後
方に移行する程漸次下降するように傾斜して引出しの収
納空間に収納され、引出位置で引出しの収納空間よりも
高い位置にせり出して保持されることを特徴とするもの
である。
【0040】このような構成のものであれば、VDT作
業を行わないときには、補助天板上にキーボードやマウ
ス等を設置したままで引出し内に収納することができ、
天板上の使用スペースを有効に活用することが可能とな
る。また、VDT作業を行うときには、補助天板が、引
出しの収納空間よりも高い位置に保持されるので、作業
者に負担のかからないVDT作業に適した作業位置が得
られる。
【0041】さらに、机やテーブル等の引出し内に設置
して使用されるものであって、昇降機構に支持された補
助天板が引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納さ
れ、引出位置でその前壁を引出しの前縁上面に添設した
状態で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して保
持されることを特徴とするものの場合にも、VDT作業
を行わないときには、補助天板上にキーボードやマウス
等を設置したままで引出し内に収納することができ、天
板上の使用スペースを有効に活用することが可能とな
る。また、VDT作業を行うときには、補助天板が引出
しの収納空間よりも高い位置に保持されるので、作業者
に負担のかからないVDT作業に適した作業位置が得ら
れる。さらに、机やテーブル等の引出し内に設置して使
用されるものであって、昇降機構に支持された補助天板
が引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納され、引
出しの引き出し操作と連動して自動的に浮上して引出位
置で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して保持
されるものの場合にも、同様の効果が得られる。
【0042】机やテーブル等の引出し内に設置して使用
されるものであって、昇降機構に支持された補助天板が
引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納され、引出
位置で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して保
持されるものであり、前記昇降機構が、上端を補助天板
の前後端部に枢支され下端を引出し側の対応部位に枢着
された第1、第2リンクであり、両リンクが略同時に起
倒動作を行うことによって補助天板を相対的に略平行移
動可能に支持し得るものであり、第1、第2リンクの少
なくとも一方が、弾性部材によって起立方向に弾性付勢
されているものの場合には、上記効果に加えて大きな操
作力を要せず容易に補助天板を引出しの収納空間よりも
高い位置にせり出させることが可能となる。
【0043】また、引出しの押込位置で補助天板を弾性
部材の弾性付勢力に抗して引出しの収納空間に保持する
保持機構を備えるならば、引出しの押込位置で該天板拡
張装置を安定保持することが可能となる。
【0044】保持機構が、第1、第2リンクの一方に回
動可能に軸着され一端に操作部を有し他端に係合爪を有
する操作手段と、前記係合爪と係合すべく引出し側から
突設された起立爪とを具備してなるものならば、簡単な
構成で確実なロック状態が得られる。また、保持機構
が、引出しを引出位置から押込位置へと収納する際に机
等の天板の前縁下端に当接し第1、第2リンクを倒伏方
向へ案内支持するガイド部材であるならば、引出しの押
込操作と連動して補助天板を収納空間内に収納すること
ができる。
【0045】ガイド部材が、天板の前縁下端に当接する
位置に設けられたガイドローラと、前記ガイドローラを
一端に軸着し該ガイドローラの回転に伴って引出し側に
軸着された他端を支点として回動するアーム部と、前記
アーム部に設けられアーム部の回動に伴って第2リンク
を倒伏方向へ案内支持するガイド溝とを具備してなるも
のならば、簡単な構成で的確な作動を営ましめることが
できる。
【0046】また、この場合に、アーム部が、第2リン
クの役割を兼ねているように構成するならば、部品点数
の削減を計ることができる。第1リンクの起立動作が下
端を支点とする思案点を越えてなされるように設定さ
れ、補助天板が、引出しの引出位置で上載荷重により第
1リンクを介してその前壁を引出しの前縁上面に添設す
るように構成するならば、別途に保持機構を設けること
なく引出しの引出位置で該補助天板を安定保持すること
ができる。
【0047】第1、第2リンクの少なくとも一方側に、
第1、第2リンクの立上がりの挙動を適切に抑制するダ
ンパー機構を設けるならば、両リンクの回転速度を適切
に抑制し補助天板の急激な立上がりを防止することがで
きる。昇降機構が、ベースに取り付けられ、前記ベース
が引出しに対して着脱可能であるならば、既存の引出し
に格別の取付改良を行うこと無く設置して使用すること
が可能であり、引出し内を通常の収納スペースとして使
用したい際には簡単に取り外すことができる。また、昇
降機構が、引出しに一体に組み込まれたものであるなら
ば、作業状況に応じて引出しごと交換することにより、
適切な作業環境が容易に得られる。昇降機構が、前記補
助天板を相対的に略平行移動可能に支持してなるものな
らば、補助天板上にキーボード等のOA周辺機器を安定
的に載置した状態で、該昇降機構を昇降させることがで
きる。昇降機構が、上端を補助天板の前後端部に枢支さ
れ下端を引出し側の対応部位に枢着された第1、第2リ
ンクであり、両リンクが略同時に起倒動作を行うことに
よって補助天板を略平行移動可能に支持しているものな
らば、簡単な構成で的確な作動を営ましめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における一使用状態を示す斜
視図。
【図2】同一部を遮断した斜視図。
【図3】同斜視図
【図4】同分解斜視図。
【図5】同作用説明図。
【図6】同作用説明図。
【図7】本発明の他の実施例における斜視図
【図8】同作用説明図。
【図9】同作用説明図。
【符号の説明】
1…天板拡張装置 2…天板 3…引出し 3a…底板 3b…前縁上面 4…机 5…補助天板 6…ベース 7…第1リンク 8…第2リンク 11…前壁 15…操作手段 15a…操作部 15b…係合爪 21…弾性部材(ねじりコイルバネ) 22…ダンパー機構(オイルダンパー) 27…起立爪 29…保持機構 202…ガイド部材 203…ガイドローラ 204…アーム部 205…ガイド溝 S…収納空間 P…押込位置 Q…引出位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 1/00 - 97/08

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】机やテーブル等の引出し内に設置して使用
    されるものであって、昇降機構に支持された補助天板が
    引出しの押込位置でその上面が後方に移行する程漸次下
    降するように傾斜して引出しの収納空間に収納され、引
    出位置で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して
    保持されることを特徴とする天板拡張装置。
  2. 【請求項2】机やテーブル等の引出し内に設置して使用
    されるものであって、昇降機構に支持された補助天板が
    引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納され、引出
    位置でその前壁を引出しの前縁上面に添設した状態で引
    出しの収納空間よりも高い位置にせり出して保持される
    ことを特徴とする天板拡張装置。
  3. 【請求項3】机やテーブル等の引出し内に設置して使用
    されるものであって、昇降機構に支持された補助天板が
    引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納され、引出
    しの引き出し操作と連動して自動的に浮上して引出位置
    で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して保持さ
    れることを特徴とする天板拡張装置。
  4. 【請求項4】机やテーブル等の引出し内に設置して使用
    されるものであって、昇降機構に支持された補助天板が
    引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納され、引出
    位置で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して保
    持されるものであり、前記昇降機構が、上端を補助天板
    の前後端部に枢支され下端を引出し側の対応部位に枢着
    された第1、第2リンクであり、両リンクが略同時に起
    倒動作を行うことによって補助天板を相対的に略平行移
    動可能に支持し得るものであり、第1、第2リンクの少
    なくとも一方が、弾性部材によって起立方向に弾性付勢
    されていることを特徴とする天板拡張装置。
  5. 【請求項5】引出しの押込位置で補助天板を弾性部材の
    弾性付勢力に抗して引出しの収納空間に保持する保持機
    構を備えていることを特徴とする請求項4記載の天板拡
    張装置。
  6. 【請求項6】引出しの押込位置で補助天板を引出しの収
    納空間に保持する保持機構を備えていることを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の天板拡張装置。
  7. 【請求項7】保持機構が、第1、第2リンクの一方に回
    動可能に軸着され一端に操作部を有し他端に係合爪を有
    する操作手段と、前記係合爪と係合すべく引出 し側から
    突設された起立爪とを具備してなることを特徴とする請
    求項5又は6記載の天板拡張装置。
  8. 【請求項8】保持機構が、引出しを引出位置から押込位
    置へと収納する際にテーブル等の天板の前縁下端に当接
    し第1、第2リンクを倒伏方向へ案内支持するガイド部
    材であることを特徴とする請求項5又は6記載の天板拡
    張装置。
  9. 【請求項9】ガイド部材が、天板の前縁下端に当接する
    位置に設けられたガイドローラと、前記ガイドローラを
    一端に軸着し該ガイドローラの回転に伴って引出し側に
    軸着された他端を支点として回動するアーム部と、前記
    アーム部に設けられアーム部の回動に伴って第2リンク
    を倒伏方向へ案内支持するガイド溝とを具備してなるこ
    とを特徴とする請求項8記載の天板拡張装置。
  10. 【請求項10】アーム部が第2リンクの役割を兼ねてい
    ることを特徴とする請求項9記載の天板拡張装置。
  11. 【請求項11】机やテーブル等の引出し内に設置して使
    用されるものであって、昇降機構に支持された補助天板
    が引出しの押込位置で引出しの収納空間に収納され、引
    出位置で引出しの収納空間よりも高い位置にせり出して
    保持されるものであり、前記昇降機構が、上端を補助天
    板の前後端部に枢支され下端を引出し側の対応部位に枢
    着された第1、第2リンクであり、両リンクが略同時に
    起倒動作を行うことによって補助天板を略平行移動可能
    に支持し得るものであり、第1リンクの起立動作が、下
    端を支点とする思案点を越えてなされるように設定さ
    れ、補助天板が、引出しの引出位置で上載荷重により第
    1リンクを介してその前壁を引出しの前縁上面に添設し
    て安定保持されることを特徴とする天板拡張装置。
  12. 【請求項12】第1、第2リンクの少なくとも一方側
    に、第1、第2リンクの立上がりの挙動を適切に抑制す
    るダンパー機構を設けていることを特徴とする請求項4
    記載の天板拡張装置。
  13. 【請求項13】昇降機構が、ベースに取り付けられ、前
    記ベースが引出しに対して着脱可能であることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11又は12記載の天板拡張装置。
  14. 【請求項14】昇降機構が、引出しに一体に組み込まれ
    たものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9、10、11又は12記載 の天板拡
    張装置。
  15. 【請求項15】昇降機構が、前記補助天板を相対的に略
    平行移動可能に支持してなることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の天板拡張装置。
  16. 【請求項16】昇降機構が、上端を補助天板の前後端部
    に枢支され下端を引出し側の対応部位に枢着された第
    1、第2リンクであり、両リンクが略同時に起倒動作を
    行うことによって補助天板を略平行移動可能に支持して
    いることを特徴とする請求項15記載の天板拡張装置。
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