JP2003177838A - 窓口装置 - Google Patents

窓口装置

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JP2003177838A
JP2003177838A JP2001376929A JP2001376929A JP2003177838A JP 2003177838 A JP2003177838 A JP 2003177838A JP 2001376929 A JP2001376929 A JP 2001376929A JP 2001376929 A JP2001376929 A JP 2001376929A JP 2003177838 A JP2003177838 A JP 2003177838A
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達也 武川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持台に対して装置本体を水平回動させた場
合に生じる偏荷重を安定的に支えて、その装置本体の傾
きや倒れを確実に防止できるとともに、印字/読取書込
部内部の保守、点検を容易化する。 【解決手段】 窓口装置の、装置本体11の上部に設置
された入出力操作部13および印字/読取書込部14
と、床面にレベル調整可能に設置されて、装置本体11
を水平回動可能に安定支持する支持台16とを有し、水
平回転によって生じる入出力操作部13、印字/読取書
込部14および装置本体11の重心の偏りによる偏荷重
を支える安定補助台17を、支持台16の少なくとも一
つの側方へ出入自在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便局や銀行に設
置されるスタンドアローン型の伝票帳票処理機などとし
て用いられる窓口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】窓口装置は、これの設置場所の状況や利
用者の身長などに合わせて最適な高さ、向きに据え付け
る必要がある。このため、床面上を移動できるようにキ
ャスターを設けたり、装置本体を床面に設置される支持
台に水平回動操作可能にしたものが提案されている。ま
た、このような窓口装置では、装置本体の上部に入出力
操作部および帳票等に印字したり帳票を読み取ったりす
る印字/読取書込部を介して表示装置が載置されてお
り、この表示装置を印字/読取書込部の上方に水平回動
するアームに支持させたものも提案されている。従っ
て、印字/読取書込部の保守、点検に当っては、表示装
置をその印字/読取書込部の上部カバー上から降ろした
り、アームをカバーの開閉領域外へ回動させて、その上
部カバーを外して内部を目視により観察できるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の窓口装置にあっては、支持台に対して装置本
体を水平回動可能とすると、その装置本体上に設置され
る入出力操作部や印字/読取書込部の形状やサイズ、重
量により、装置全体の重心が装置本体の中心から大きく
偏ることがあり、支持台がその偏荷重を支え切れずに傾
斜したり倒れたりする場合があるという問題があった。
特に、前記のように偏荷重を支えるために、支持台を偏
荷重が生じる側に延長したものでは、前記水平回動によ
って、その延長方向とは異なる側に倒れる危険があっ
た。
【0004】また、表示装置が印字/読取書込部の上部
または上方に位置する場合に、その印字/読取書込部内
の保守、点検ごとに、その表示装置を移動する作業が極
めて面倒であり、その保守、点検の作業能率が低下する
という問題があった。
【0005】本発明は前記のような従来の問題を解決す
るものであり、支持台に対して装置本体を水平回動させ
た場合に生じる偏荷重を安定的に支えて、その装置本体
の傾きや倒れを確実に防止できるとともに、表示装置を
印字/読取書込部のカバー上に設置したまま、その印字
/読取書込部の内部の保守、点検を容易に行うことがで
きる窓口装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1の発明にかかる窓口装置は、装置本体の上部に設
置された入出力操作部および印字/読取書込部と、床面
にレベル調整可能に設置されて、前記装置本体を水平回
動可能に安定支持する支持台とを有し、前記装置本体の
水平回転によって生じる前記入出力操作部、印字/読取
書込部および装置本体の重心の偏りによる偏荷重を支え
る安定補助台を、前記支持台の少なくとも一つの側方へ
出入自在に設けたものである。これにより、安定補助台
を使って前記入出力操作部、印字/読取書込部および装
置本体の偏荷重を支えて床上に安定保持することができ
る。
【0007】また、請求項2の発明にかかる窓口装置
は、前記支持台に装置本体とともに回動するピニオンを
設け、前記安定補助台には前記ピニオンに噛合されて、
前記安定補助台を前記支持台の側方へ出入させるラック
を設けたものである。これにより、極めて単純な構成に
よって窓口装置を床上に所定の方向に向けた状態にて安
定支持できる。
【0008】また、請求項3の発明にかかる窓口装置
は、前記装置本体の下部には前記支持体内に臨んで前記
装置本体とともに回動するドラムを設け、前記安定補助
台の二箇所には前記ドラムに少なくとも一周以上巻き付
けられた索条の各一端をそれぞれ固定したものである。
これにより、ドラムと索条の摩擦抵抗を利用して、静か
に安定補助台を床上に所定の方向に向けた状態にて突出
させ、窓口装置を安定支持することができる。
【0009】また、請求項4の発明にかかる窓口装置
は、前記支持台に前記装置本体とともに回動するスプロ
ケットホイールを設け、前記安定補助台には前記スプロ
ケットホイールに噛合されて前記安定補助台を前記支持
台の側方へ出入させるスプロケットホイールバーを設け
たものである。これにより、高価なギャーやピニオンを
用いることなく動作が確実な回転伝達機構を実現でき
る。
【0010】また、請求項5の発明にかかる窓口装置
は、装置本体の上部に設置された入出力操作部および印
字/読取書込部と、前記装置本体下部に設けられて、該
装置本体を安定支持する支持台と、該支持台を床面に対
して水平回動可能に支持する固定盤とを有し、前記支持
台に補助脚を昇降自在に設け、支持台に、前記補助脚を
床面に接地または浮上させるレバーを手動操作自在に設
けたものである。これにより、窓口装置の向きの調整と
固定(安定保持)を容易に実施することができる。
【0011】また、請求項6の発明にかかる窓口装置
は、装置本体の上部に設置された入出力操作部および印
字/読取書込部と、該印字/読取書込部の上部に、これ
の後端部を支点として開閉操作可能に設けられたカバー
と、該カバーの天面に設けられた表示装置とを有し、摺
動保持装置により前記表示装置を前記カバー上の前後方
向の所定位置へ摺動させて保持可能にしたものである。
これにより、表示装置を最後方位置に摺動させることが
でき、このときカバーの重心が最後部に移動しているた
め、カバーの開閉を小さい力で軽快に行うことができ
る。
【0012】また、請求項7の発明にかかる窓口装置
は、前記摺動保持部材を、前記カバーの天面に前後方向
に亘って設けられたガイド部材と、該ガイド部材に沿っ
て摩擦摺動し、前記表示装置の保持台を支持する移動用
キャリヤとから構成したものである。これによれば、表
示装置を前記カバー上に前後方向を滑らかに摺動させて
位置決めすることができる。
【0013】また、請求項8の発明にかかる窓口装置
は、前記表示装置の保持台と移動用キャリヤとを一体に
したものである。これによれば、表示装置の支持部の構
成とデザイン性を単純化することができる。
【0014】また、請求項9の発明にかかる窓口装置
は、前記ガイド部材を、前記移動キャリヤに設けられた
ガイド孔に挿通されたガイドシャフトとしたものであ
る。これにより、簡単な構造により移動用キャリヤをス
ムースにカバーの前後方向に移動させることができる。
【0015】また、請求項10の発明にかかる窓口装置
は、前記ガイド部材を、前記移動キャリヤに設けられた
楔形ガイド突起と摺動自在に嵌合する前記カバー上の蟻
溝としたものである。これにより、カバーと一体の頑丈
なガイド手段にて移動キャリヤをスムースにガイドする
ことができる。
【0016】また、請求項11の発明にかかる窓口装置
は、前記移動用キャリヤおよびガイド部材間に、前記ガ
イド部材上での移動用キャリヤの位置をロックする移動
ロック装置を設けたものである。これにより、カバーを
開ける場合や表示装置を使用する場合にその表示装置を
カバー上に安定支持することができる。
【0017】また、請求項12の発明にかかる窓口装置
は、前記表示装置がカバー上の使用可能位置にあるとき
カバーを閉止ロックし、一方、カバー上の最後部にある
ときカバーの前記閉止ロックを解除するカバーロック機
構を設けたものである。これにより、表示装置を載せた
状態にてカバーの開閉を軽快かつ安全に行うことができ
る。
【0018】また、請求項13の発明にかかる窓口装置
は、前記移動キャリヤに、該移動キャリヤのガイド部材
に対する移動量を微調整する微調整装置を設けたもので
ある。これにより、表示装置の使用位置にかかる個人差
に対応して、使い易い位置にその表示装置をセットする
ことができる。
【0019】また、請求項14の発明にかかる窓口装置
は、前記表示装置の保持台に、前記表示装置を水平方向
に回動調整可能にするスイーベル機構と、前記表示装置
を垂直方向に回動調整可能にするチルト機構とを設けた
ものである。これにより表示装置の使用角度にかかる個
人差に対応して、使い易い角度にその表示装置をセット
することができる。
【0020】また、請求項15の発明にかかる窓口装置
は、複数の連結部材からなり、カバーの天面においてそ
の天面の後端部から前端部に向って伸長する伸縮自在の
移動用キャリヤを有し、該移動用キャリヤにおける最前
部の前記連結部材上に表示装置を取り付けたものであ
る。
【0021】また、請求項16の発明にかかる窓口装置
は、前記表示装置をチルト機構を介して垂直回動自在に
取り付けたものである。これにより、表示装置を前後方
向のいずれかに倒すことができ、容積の縮小化による梱
包や輸送の容易化を図ることができる。
【0022】また、請求項17の発明にかかる窓口装置
は、前記チルト機構を、最前部の前記連結部材上にスイ
ーベル機構を介して水平回動自在に取り付けたものであ
る。これにより、外来光の反射を避ける場合などに表示
装置の向きを任意に変えることができる。
【0023】また、請求項18の発明にかかる窓口装置
は、前記印字/読取書込部に長孔を持ったアームの一端
を回動自在に軸支し、前記カバーにはガススプリングの
一端を軸支し、該ガススプリングの他端を前記アームの
長孔に摺動自在に挿入したものである。これにより、作
業スペースが不十分な場合でも、カバーを半開き状態に
して印字/読取書込部の保守、点検を行うことができ
る。
【0024】また、請求項19の発明にかかる窓口装置
は、前記カバーに一端が軸支されたステーと、前記印字
/読取書込部に設けられたガイドプレートと、該ガイド
プレートの前後方向に設けられて、前記ステーの他端に
取り付けられたローラを案内するガイド孔と、該ガイド
孔に連設されて前記ローラが落ち込むロック切欠部と、
前記ガイド孔の前端部付近に移動自在に設けられてダン
パスプリングにより常時後方に付勢されたダンパローラ
とを設けたものである。これにより、カバーを半開き状
態から全閉状態の間で静かに、かつ緩やかに閉じること
ができる。
【0025】また、請求項20の発明にかかる窓口装置
は、前記カバーの天面側に設けられた前後方向に長いガ
イド孔と、該ガイド孔に沿ってガイドされ、上部に保持
台を介して表示装置を取り付けている移動用キャリヤと
を有し、前記カバー内に二枚の膜状のコストンスプリン
グの各一端を巻回状態にて支持し、各他端を前記ガイド
孔を塞ぐようにして、前記移動用キャリヤの前部および
下部にそれぞれ固定したものである。これにより、表示
装置に導くケーブルなどがカバーの外から露見されない
ようにすることができるとともに、移動用キャリヤのガ
イド部をカバーの外へ突出させて、デザイン性を向上す
ることができる。
【0026】また、請求項21の発明にかかる窓口装置
は、前記表示装置用のケーブルを前記保持台および移動
用キャリヤにそれぞれ設けられた配線孔を通じてカバー
内に導出したものである。これにより、ケーブルを人の
目に触れることなく表示装置へ導くことができ、表示装
置周辺のデザインをシンプルにできる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
について説明する。図1は本発明の窓口装置の全体を示
す斜視図であり、これが、装置本体11と、この装置本
体11上に取り付けられてテンキーなどの操作部12を
有する入出力操作部13と、この入出力操作部13上に
設置された印字/読取書込部14と、この印字/読取書
込部14のカバー14a上に設置された表示装置15
と、前記装置本体11の下部に設けられて、この装置本
体11を水平回動可能に支持する支持台16とからな
る。
【0028】なお、入出力操作部13の操作部12およ
び印字/読取書込部14の帳票挿入部14b付近は、装
置本体11の前面よりも前方に突出しており、従って、
この窓口装置全体の重心が前方の高い位置に偏ってい
る。そして、この重心の偏りにより装置本体11が前方
へ傾いたり、倒れたりしないように、支持台16は前方
に大きく延長する延長部16aを有する。
【0029】また、前記支持台16の前端部を除く、両
側面部および背面部の少なくとも一つ、例えば右側面部
には安定補助台17が出入自在に設けられている。この
安定補助台17は、例えば図2に示すように、支持台1
6に対し装置本体11が角度90°だけ矢印方向に水平
回動させた場合などに、支持台16の右側面部から引き
出されて用いられる。
【0030】こうすることにより、入出力操作部13の
操作部12や印字/読取書込部14の帳票挿入部14b
が右方に臨んで、その右方へ重心が移動し、装置本体1
1を傾かせたり、倒したりする可能性がある場合でも、
前記安定補助台17がその傾きや倒れ方向の荷重を支え
ることとなる。つまり、床上の支持台16に対して装置
本体11を所定角度分水平回動させたときに発生する重
心の偏りによって、装置本体が傾いたり倒れたりするの
を、引き出した安定補助台17を利用して、防止するこ
とができる。なお、安定補助台17の下面にはこれを床
面に対して安定支持する接地部材18が突設されてい
る。
【0031】図3は前記安定補助台17の出入構造を示
し、図4に示すような窓口装置をA−A線方向で切断し
た状態で示す。また、図5は要部の縦断面図である。図
3および図5において、支持台16は安定補助台17が
出入できるような容器形をなし、その内部に左右方向に
延びる一対のレール取付板19が取り付けられている。
【0032】これらのレール取付板19には、スライド
レール20を介して断面が平角筒状をなす前記安定補助
台17が摺動自在に支持されている。また、この安定補
助台17にはこれを上下に貫通する上部長孔17aおよ
び下部長孔17bが設けられている。これらの上部長孔
17aおよび下部長孔17bは左右方向に長く、下部長
孔17bの一方の長縁にはラック21が設けられてい
る。
【0033】一方、支持台16を構成する上部取付板1
6aの中央部には、ベアリング22が取り付けられてお
り、このベアリング22に、装置本体11の底板11a
の下面に図6に示すように突設された主軸23が、水平
回転可能に挿通されている。この主軸23は前記上部長
孔17aを貫通して安定補助台17内に臨み、下端に大
形のギャ24が取り付けられている。また、前記装置本
体11の底板11aと支持台16の上面との間に、ボー
ルを持った大形のリング状の回転盤25が介装されてい
る。従って、装置本体11はこの回転盤25によって支
持台16上に水平回転自在に支承される。
【0034】前記支持台の上部取付板16aには、前記
ボールベアリング22から離れた位置にベアリング26
が取り付けられており、このベアリング26には、下端
に小径の小径ギャ27およびピニオン28を一体に取り
付けた回転軸29が水平回転自在に支持されている。そ
して、小径ギャ27は前記ギャ24に噛合され、ピニオ
ン28は前記ラック21に噛合されている。
【0035】このような安定補助台17の出入構造で
は、床面に設置された支持台16に対し、装置本体11
を図2の矢印に示す方向に回動操作すると、主軸23が
ギャ24とともに同方向に回動する。このギャ24の回
動によりこれに噛合されている小径ギャ27が、ピニオ
ン28とともに、ギャ24とは逆方向に回動する。この
ピニオン28の回動により、これに噛合されているラッ
ク21が送り出され、安定補助台17が図2および図3
に示すように支持台16の外へ突出する。こうすること
によって、装置本体11の回動による重心の偏りによっ
て装置本体11がその回動した方向に傾きまたは倒れよ
うとする偏荷重を、その安定補助台17により支えるこ
とができる。これにより、設置環境や操作者の個人差な
どの諸事情に合った向きで、本発明の窓口装置を設置お
よび利用でき、サービス性が向上する。
【0036】図7および図8は安定補助台17の他の出
入構造を示す。これは、支持台16の略中央部にベアリ
ング22を設け、このベアリング22に装置本体11の
底板11aに突設された主軸23を水平回転自在に支持
させ、さらに支持台16上面に設置した回転盤25上に
底板11aの下面を支承させたものからなり、この構成
は図5に示したものと略同一である。一方、上部長孔1
7aを貫通して安定補助台17内に臨む主軸23の下端
には、回転ドラム30が固定されている。また下部長孔
17bの一方の長縁には起立片17cが設けられ、この
起立片17cの両端部に索条としてのベルト31の両端
が止着され、このベルト31の途中は前記回転ドラム3
0に緩みなく例えば二回程度巻き付けられている。な
お、必要に応じベルト31に代えてワイヤを用いること
は任意である。
【0037】この安定補助台17の出入構造にあって
は、装置本体11を図7の矢印方向に角度90°分回転
させると、主軸23とともに、回転ドラム30が同方向
に回動する。このため、この回転ドラム30に巻き付け
られているベルト31はその回動方向に雑音の発生なく
静かに送り出され、従って安定補助板17は図7に示す
ように支持台16の右方へ突出する。これにより、装置
本体11の回動に伴って生じる重心移動による偏荷重
を、床に支持された安定補助板によって支えることがで
きる。
【0038】図9および図10は安定補助台17の他の
出入構造を示す。これは支持台16の略中央部にベアリ
ング22を設け、このベアリング22に装置本体11の
底板11aに突設された主軸23を水平回転自在に支持
させてある。また、支持台16上面に設置した回転台2
5上に底板11aの下面を支承させてある。一方、主軸
23の下端には周面に複数の小孔を持ったスプロケット
ホールホイール32が固定されている。また、上部取付
板16bには、前記ベアリング22から離れた位置に他
のベアリング26が取り付けられ、このベアリング26
には小径のスプロケットホイール33aおよび大径のス
プロケットホイール33bを下端に持つ回転軸29が水
平回転可能に支持されている。そして、図11に示すよ
うに小径のスプロケットホイール33aは前記スプロケ
ットホールホイール32に噛合され、大径のスプロケッ
トホイール33bは、下部長孔の一つの長縁に設けられ
たスプロケットホールバー34に噛合されている。
【0039】この安定補助台17の出入構造にあって
は、装置本体11を図7の矢印方向に角度90°分回動
させると、主軸23とともにスプロケットホールホイー
ル32が同方向に回転する。このため、このスプロケッ
トホールホイール32に噛合されている小径のスプロケ
ットホイール33aが大径のスプロケットホイール33
bとともに回転し、このスプロケットホイール33bに
噛合されているスプロケットホールバー34を、図9中
において右方へ送り出す。これにより、装置本体11の
回動に伴って生じる重心移動による偏荷重を、床に支持
された前記突出中の安定補助台17により支えることが
できる。
【0040】図12乃至図16は設置の向きを変えても
床上に安定設置できる窓口装置を示す。図12および図
13はその方向が異なる設置例であり、全体として支持
台16、装置本体11、入出力操作部13、印字/読取
書込部14および表示部15を有するが、支持台16上
に装置本体11が固定されている。しかし、この支持台
16は、下面側が図16に示すように開口しており、装
置本体11直下のこの開口部35内には中心部に接地部
材36を有する固定盤37が設置されている。そして、
この固定盤37の上部にはリング状の回転台38を介し
て支持台16の上部取付板16bが支承されている。な
お、固定盤37の下面の四箇所にもねじ付きの接地部材
36が取り付けられており、これらのねじ込み量を調整
することにより、床面に対する固定盤37の傾きやレベ
ル調整が可能になっている。
【0041】一方、支持台16の延長部16a先端に
は、左右に垂直軸39を中心に回動操作可能なレバー4
0がそれぞれ設けられ、このレバー40に形成された長
円弧孔41が前脚部材としての補助脚42の首部(図示
しない)を支持している。なお長円弧孔41付近ではレ
バー40の厚みが変化している。従って、操作レバー4
0を図13および図15に示すように延長部16aの先
端から前方へ引き出すと長円弧孔41に首部が支持され
ている補助脚42は床面から浮上する。また、操作レバ
ー40を延長部16a内に押し戻すと、補助脚42は下
降し、下端が床に密着する。
【0042】従って、この窓口装置の向きを変える場合
には、まず、レバー40を引き出して補助脚42を床上
から浮上させ、装置本体11や入出力操作部14などを
両手で持ち、接地環境や使用者の利便に応じた方向に回
動操作する。これにより支持台16や筺体11が床上に
設置された固定盤37上に載った状態で滑らかに回動す
る。こうして方向が決まった後は、レバー40を押し戻
すと、補助脚42は再び下降し、床面に密着する。この
ため、支持台16の固定盤37上での回動が阻止され、
窓口装置はその配置位置に安定保持される。
【0043】図17および図18は印字/読取書込部1
4のカバー14aに対する前記表示装置15の取付構造
を示す。カバー14aの天面には前後方向に亘って配置
されたガイド部材としての一対のレール43が固定され
ており、これらのレール43には、移動用キャリヤ44
の左右端面に刻設されたガイド溝44aが嵌合してお
り、これにより、移動用キャリヤ44は各レール43に
沿って摺動自在とされている。
【0044】また、この移動用キャリヤ44上には表示
装置用の保持台45が一体に設けられており、この保持
台45上に表示装置15が支持されている。なお、ガイ
ド部材としての前記レール43および移動用キャリヤ4
4は、表示装置15をカバー14a上の所定位置に摺動
させて保持する摺動保持装置Hを構成している。また前
記カバー14aは印字/読取書込部14の後端部を支点
として開閉操作可能となっている。
【0045】この表示装置15の取付構造にあっては、
移動用キャリヤ44をレール43に沿って移動させて、
所定位置にて保持できる。従って、図18に鎖線で示す
ように、表示装置15をカバー14aの最後部へ移動さ
せた場合には、カバー14aの後部の重量が他より顕著
に大きくなるため、表示装置15が前方に位置する場合
に比べて、より小さい力でカバー14aの開閉が行える
ようになる。従って、カバー14aを開いて印字/読込
書込部14a内部の保守、点検作業が行い易くなる。従
って、表示装置15のみをカバー14a上から降ろすと
いう従来における面倒な作業もなくなる。
【0046】なお、前記のような移動用キャリヤ44お
よび保持台45を、図19に示すように一体化した保持
台付移動用キャリヤ46とすることもでき、これにより
表示装置移動構造の単純化とデザイン性の向上を図るこ
とができる。また、図17に示したレール43に代え
て、図20に示すような一対の丸棒状のガイドシャフト
47を用い、これに移動用キャリヤ44に設けられたガ
イド孔48を挿通することで、移動用キャリヤ44をガ
イドシャフト47に沿って前後方向の所定位置にスムー
スに移動させることができる。なお、49は表示装置1
5に導出された表示信号出力用のケーブルである。これ
により表示装置移動構造の単純化とローコスト化を実現
できる。
【0047】さらに、図19に示すような保持台付移動
用キャリヤ46の楔状ガイド突起46aの楔形ガイド突
起46aを、図21に示すように、カバー14a上にお
いて前後に形成した一対の蟻溝50に沿って摺動させる
ような構造を採用することもできる。なお、各蟻溝50
端間には保持台46の後方への脱抜を規制するストッパ
51が固定されている。これによれば、カバー14a自
体を保持台付移動用キャリヤ46のガイドとして利用す
ることとなるため、ガイド構造が堅牢で折曲または破損
するなどの問題をなくすることができる。
【0048】図22乃至図25は表示装置15を支持す
る移動用キャリヤ44をカバー14a上の最前部および
最後部の位置にてロックするストッパロック機構の一例
を示す。同図において、カバー14a上の前後位置には
一対のシャフトホルダ52が固定されており、前後に対
向する各シャフトホルダ52間には二本のガイドシャフ
ト47が架設、固定されている。また、これらのガイド
シャフト47には、図20に示したものと同じく、移動
用キャリヤ44が摺動自在に取り付けられ、この移動用
キャリヤ44上に保持台45を介して表示装置15が取
り付けられている。
【0049】また、移動用キャリヤ44における一方の
ガイドシャフト47の貫通部付近には縦孔53が穿設さ
れ、この縦孔53内に丸棒形のロック解除部材54が昇
降可能に挿入されている。また、このロック解除部材5
4外周に突設したフランジ部55と縦孔53内の下部に
設けた突縁56との間には、ロック解除部材54を常時
上方に付勢するコイルスプリング57が介装されてい
る。58はロック解除部材54の上方への抜け止めをす
る抜け止め部である。なお、図示しないが、このロック
解除部材54の縦孔53内への組み付けを可能とするよ
うに、この抜け止め部は、例えば縦孔53にねじ込み可
能なリング部材とされる。
【0050】一方、移動用キャリヤ44の底面には、L
字状の板スプリング59の一端部がねじ60により固定
されており、この板スプリング59の角部付近の上面に
は前記ロック解除部材54の下端が接触または対向する
ように臨んでいる。また、板スプリング59の他端は前
記ガイドシャフト47の下方に臨み、その他端にはロッ
クピン61が上方に向って突出するように固定されてい
る。なお、このロックピン61の先端は円弧状にかつ円
滑に形成されている。そして、このロックピン61は、
ガイドシャフト47の両端部に形成されたロック孔62
内に嵌合可能とされている。このロックピン61および
ロック孔62は移動ロック装置L1を構成している。な
お、63はカバー14aと印字/読取書込部14の各後
端部間のヒンジ部である。
【0051】このような移動用キャリヤ44のロック機
構によれば、表示装置15が最前部にあるとき、図2
3、図24に示すように、コイルスプリング57によっ
てロック解除部材54が上方に押し上げられているた
め、板スプリング59が平坦な状態となる。従って、ロ
ックピン61がロック孔62内に嵌まり込み、表示装置
15はその最前部の位置に安定保持される。一方、カバ
ー14aを開放する場合には、ロック解除部材54を前
記コイルスプリング57の反発力に抗して押し下げなが
ら、移動用キャリヤ44を、ガイドシャフト47に沿っ
てカバー14aの最後部まで移動させる。このとき、ロ
ック解除部材54の下端は板スプリング59を押し下げ
て撓ませるため、ロックピン61がロック孔62から脱
出する。そして、前記最後部位置に至ったとき、ロック
解除部材54の押し下げを止め、これをコイルスプリン
グ57および板スプリング59の反発力を利用してフリ
ー状態にして、上方に復帰させる。このとき板スプリン
グ59も元の平坦な状態へ復帰し、従ってロックピン6
1が最後部にあるロック孔62に嵌まり込む。これによ
り、表示装置15はその最後部の位置に安定保持され、
カバー14aのヒンジ部63を中心とする開閉操作が軽
快に行えるとともに、表示装置15がカバー14a上で
位置ずれすることがなくなる。
【0052】図26乃至図29は移動用キャリヤの他の
ストップロック機構を示す。これが図22乃至図25に
示したものと異なるところは、L字状の平坦な板スプリ
ング59に代えて、先端に三角山形に屈曲した係止部6
4を有するL字状の板スプリング65を用い、これの他
端を前記同様にねじ60により移動用キャリヤ44の下
面に固定したことと、一方のガイドシャフト47の前後
端部に、前記係止部64が脱抜自在に嵌まり込む三角溝
形の係止溝66を設けたことの二点である。係止部64
および係止溝66は移動ロック装置L2を構成してい
る。このストップロック機構にあっては、係止溝66に
係止部64が嵌まり込んでいる状態では、移動用キャリ
ヤ44はガイドシャフト47上に安定保持され、従っ
て、表示装置15はガイドシャフト47上の前後端の二
つの位置に安定的に停止している。一方、その位置の一
方から他方へ移動される場合には、移動用キャリヤ44
をガイドシャフト47方向に強く押し出す。これによ
り、係止溝66内の係止部64は下方へ押し出されるた
め、その後は前記移動がスムースに行われる。また、移
動用キャリヤ44が最他端にくると、係止部64はその
最他端にある係止溝66に嵌まり込むため、その位置で
停止保持される。つまり、係止部64と係止溝66との
嵌合および嵌合解除によるクリック動作によって、移動
用キャリヤは二つの位置に安定に保持され、表示装置1
5がこうして最後部に保持されたとき、カバー14aの
開閉が小さい操作力でスムースに行える。
【0053】図30乃至図34はカバー14aの開閉ロ
ック機構を示す。これは印字/読取書込部14の上部
に、カバー14a内に突出するロックスタッド67を設
け、その上端には後方に開口する係止溝68が形成され
ている。また、カバー14a内には、前後方向に長いロ
ックプレート69が、図32に示すようなガイド70に
よって摺動案内されるように設けられ、その後端に近い
位置に係止突起71が設けられている。ロックスタッド
67およびロックプレート69はカバーロック機構Mを
構成している。
【0054】さらに、一対のガイドシャフト47の両端
を支持するシャフトホルダ52のうち、後端部のシャフ
トホルダ52内には、前記ロックプレート69の後端面
に接触し、かつ円弧状に膨らんだ板スプリング72が保
持されている。また、ガイドシャフト47に沿って摺動
する移動用キャリヤ44内にはロック解除プレート73
が垂下固定され、これが係止突起71の前部に位置して
いる。
【0055】このようなカバー14aの開閉ロック機構
では、表示装置15を支持する移動用キャリヤ44が、
そのカバー14a上の最後部の位置を除く部位、例えば
最前部や中央部にあるときには、ロック解除プレート7
3が係止突起71から右方に離れた位置にある。このた
め、係止突起71はフリー状態であり、ロックプレート
69の後端は円弧状に突出する板スプリング72によっ
て図30中右方へ押される。従って、ロックプレート6
9は右方へ付勢されて、右端がロックスタッド67の係
止溝68内に図33に示すように嵌まり込んでいる。な
お、ロックスタッド67は印字/読取書込部14内の機
構部74にねじ75により固定されている。従って、表
示装置15が最前部や中央部にある場合には、カバー1
4aの開閉を行うことができない。
【0056】しかし、表示装置15を移動用キャリヤ4
4とともに最後部に移動させると、ロック解除プレート
73も同方向に移動し、これが係止突起71を図30に
おいて左方向へ押し出す。このため、ロックプレート6
9は同方向へ移動し、これの後端部が板スプリング72
をこれの膨らみをつぶす方向に後退する。この後退動作
によりロックプレート69の右端が、図34に示すよう
にロックスタッド67の係止溝68から外れる。従っ
て、表示装置15がカバー14a上の最後端に位置する
ときのみ、カバー14aの開閉を安全かつ軽快に行える
こととなる。
【0057】図35はカバー14a上での表示装置15
の前後位置に対する個人差に対応して、移動用キャリヤ
44の移動位置をガイドシャフト47上で微調整可能に
したものを示す。同図において、76は移動用キャリヤ
44内に回転自在に設けられた摩擦ローラであり、これ
の外周面がガイドシャフト47に対して所定の摩擦抵抗
をもって接触している。また、77は移動用キャリヤ4
4の外側面に突設された回転操作自在の微調ダイヤルで
あり、この微調ダイアル77の回転軸77aと前記摩擦
ローラ76の回転軸76aに取り付けられて各スプロケ
ット(図示しない)との間には、エンドレスチェーン7
8が懸架されている。摩擦ローラ76および微調ダイヤ
ル77は微調整装置Nを構成している。従って、微調ダ
イヤル77を指で回転操作することにより、エンドレス
チェーン78を介して摩擦ローラ76が回転し、その回
転量だけ移動用キャリヤ44がガイドシャフト47上を
少しずつ移動することとなる。
【0058】図36は前記表示装置15の角度調整機構
を示す。ガイドシャフト47に沿って摺動する移動用キ
ャリヤ44には保持台45が一体に取り付けられてい
る。この保持台45上に立設された垂直軸79には、こ
の垂直軸79とともに、スイーベル機構Sを構成する略
半円形の水平回動台80が支持されている。また、この
水平回動台80の一部に切欠81が形成されており、こ
の切欠81を貫通する水平軸82には、この水平軸82
とともにチルト機構Tを構成する垂直回動台83が支持
されている。この垂直回動台83には表示装置15が固
定されている。従って、これらのスイーベル機構Sおよ
びチルト機構Tによる表示装置15の傾き調整によっ
て、個人差に応じた表示装置の利用が可能となる。
【0059】図37乃至図43は前記表示装置15の移
動用キャリヤを示す。この移動用キャリヤ44Aは前記
と異なり、カバー14A後端の配線カバー84に連続す
るように、スライドイン/スライドアウト機構を構成す
る三個の薄形の連結部材85a、85b、85cを相互
に出入自在に連結したものからなる。そして、最前部の
連結部材85a上には、図36に示したものと同様に、
スイーベル機構Sおよびチルト機構Tを介して表示装置
15が取り付けられている。
【0060】このような移動キャリヤ44Aによれば、
表示装置15がカバー14a上の最後部に位置するよう
に、連結部材85a、85bを連結部材85c内に収納
した場合には、表示装置の重心が後方にあるため、カバ
ー14aの小さな操作力による開閉が容易になる。ま
た、このとき、表示装置15をチルト機構Tを利用して
カバー14a上に図40の矢印方向および図41に示す
ように倒すことにより、カバー14a上部の表示装置1
5の占有空間を小さく抑えることができる。従って、梱
包および運搬が容易になる。
【0061】また、図39に示すように表示装置15を
カバー14a上の最前部に位置させて状態にて、スイー
ベル機構Sを利用して図42に示すように180°の角
度回動させて、表示装置15をその表示面が下方に向く
ように、回動操作し、さらに図42、図43に示すよう
に連結部材85b上に重ねることによっても、表示装置
15全体の占有空間を小さく抑えることができる。
【0062】図44乃至図46はカバー14aの開閉支
持機構を示す。これによれば、前記印字/読取書込部1
4内に支持ブラケット86を取り付け、このブラケット
86に取り付けられた軸87に対し、長孔88を持った
アーム89の一端を回動自在に軸支してある。一方、カ
バー14a内にはガススプリング90のシリンダ側の一
端がピン91によって軸支され、ピストンロッド側の一
端部が、前記長孔87内にスライドピン92を介して摺
動自在に取り付けられている。なお、93はアーム89
が印字/読取書込部14の底部14bに撃突するのを防
止するクッションである。
【0063】このようなカバー14aの開閉支持機構は
ガススプリング90を有するため、所定の印加荷重以下
では、ビストンロッドのシリンダに対する所定のストロ
ーク位置を保持し、一方、前記所定の印加荷重以上の操
作力を加えることにより、ガススプリング90は伸長ま
たは収縮し、その操作力を解除した位置で停止する。従
って、カバー14aを印字/読取書込部14に対し、ヒ
ンジ部63を中心として角度90°分開いた場合には、
スライドピン92がアーム89における長孔88の最上
端に至り、さらにガススプリング90は最大伸長する。
このとき、カバー14aは最大開き、自重により落下す
ることはない。
【0064】一方、カバー14aを例えば40°〜50
°の角度に半開きする場合には、スライドピン92のみ
を、図45に示すように前記長孔88の最下端に位置さ
せた状態にて、ガススプリング90のみを最大伸長させ
ればよい。さらに、カバー14aを全閉状態にする場合
には、スライドピン92を、図46に示すように前記長
孔の最下端(図中、左端)に位置させるとともに、ガス
スプリング14aを最大収縮させればよい。この場合に
おいて、ガススプリング90は操作力を加えることによ
ってシリンダ内のガス反力を受けて緩慢に伸縮するた
め、表示装置15などを載置したカバー14aの開閉を
静かに、かつスムースに、さらに安全に行うことができ
る。また、印字部のインクリボンカートリッジの交換や
消耗品の保守点検を、窓口装置の設置環境や作業スペー
スなどに応じて、カバー14aを任意に半開または全開
して行うことができる。
【0065】図47乃至図53はカバー14aの他の開
閉支持機構を示す。これは、印字/読取書込部14の側
板にねじ101により取り付けられた平板状のガイドプ
レート94に水平ガイド孔95aおよび上方に膨らむ円
弧ガイド孔95bを連続するように設け、これらの水平
ガイド孔95aおよび円弧ガイド孔95b内には、ステ
ー96の下端に取り付けられたローラ97が移動自在に
嵌挿されている。またステー96の上端はカバー14a
の側板に支軸98により回動自在に支持されている。さ
らに、水平ガイド孔95aの前後端部には、これらに連
続するとともに斜め下方に落込む各一のロック切欠部9
9、100が設けられ。これらの各ロック切欠部99、
100には前記ローラ97が落ち込んだとき、ステー9
6の上端に支持されたカバー14aを安定支持するよう
になっている。
【0066】また、円弧ガイド孔95b付近のガイドプ
レート94には、支軸102を中心に回動するダンパア
ーム103の中央部が軸支されている。そのダンパアー
ム103の下端とガイドプレート94の前部とにダンパ
スプリング104の両端がそれぞれ取り付けられてい
る。さらに、このダンパアーム103の上端にはダンパ
ローラ105が回転自在に取り付けられており、このダ
ンパローラ105が円弧ガイド孔95b内に移動可能に
嵌挿されている。なお、この円弧ガイド孔95bはダン
パローラ105の支軸102を中心とする回動軌跡に沿
って設けられている。
【0067】106はガイドプレート94の前端に穿設
された係止孔、107はカバー14aの側板前部に取付
台108を介して設けられた板ばね、109はこの板ば
ね107の外側面に突設された係止爪、110は図53
に示すように取付台108に設けられたスプリング収納
孔、111はこのスプリング収納孔110内に収納され
たコイルスプリング、112はこのコイルスプリング1
11によりフランジ部112aが支持されて、一端がカ
バー14aの側部へ突出するラッチレリーズボタンであ
る。なお、このラッチレリーズボタン112の他端は板
ばね107の一側面に接触している。
【0068】このカバー14aの開閉支持構造にあって
は、図49に示すように、カバー14aをヒンジ部63
を中心とする回動操作によって最大開放する場合には、
ステー96端のローラ97が円弧ガイド孔95bの端部
から水平ガイド孔95aの端部に転動し、最後端で僅か
カバー14aを戻し操作すると、そのローラ97はロッ
ク切欠部99内に落ち込む。これにより前記最大開放状
態が維持される。またこの状態からカバー14aを半開
き状態とするには、カバー14aとともにステー96を
少し持ち上げてローラ97をロック切欠部99から出
し、水平ガイド孔95aに沿ってさらに前方に転動させ
る。すると、ローラ97はロック切欠部100内に落ち
込み、カバー14aは半開き状態に保持される。ダンパ
スプリング104はダンパアーム103とガイドプレー
ト94上のピン114との間に張設されて、ダンパアー
ム103を常時半時計方向に付勢している。
【0069】また、前記カバー14aを完全に閉じる場
合には、カバー14aとともにステー96を少し持ち上
げて、ローラ97を水平ガイド孔95aから円弧ガイド
孔95bに向って転動させる。これにより、ステー96
は図51にも示すように次第に大きく傾斜していき、こ
のステー96の下端部が図51および図52に示すよう
に、円弧ガイド孔95b内にあるダンパローラ105を
押し上げる。従って、ダンパアーム103はコイルスプ
リング113に抗して支軸102を中心に時計方向に回
動する。
【0070】従って、ダンパアーム103の上端部はそ
のコイルスプリング113の反発力を受けて回動し、ダ
ンパローラ105はゆっくりと円弧ガイド孔95b内の
端部まで移動する。従って、カバー14aは閉成行程付
近でゆっくりと閉じられる。また、カバー14aが完全
に閉じた状態にあっては、板ばね107に支持された係
止爪109がガイドプレート94の係止孔106に嵌ま
り込み、その閉止状態が安定保持される。
【0071】一方、前記カバー14aの側方に突出する
ラッチレリーズボタン112を図53の矢印方向へ押し
込むと、前記板スプリング107は強制的に押し込ま
れ、この板スプリング107が撓むことによって係止爪
109が係止孔106から外れる。このため、これまで
伸長していたコイルスプリング104の反発力によって
ダンパアーム103が反時計方向に回動付勢されて、ロ
ーラ97を円弧ガイド孔95bから水平ガイド孔95a
へ押し戻そうとする力が働く。従って、ローラ97はゆ
っくりと各孔95bから95aへと移動して、水平ガイ
ド孔95aに差し掛かる位置まで自動的に移動する。こ
のあとは、手動操作によりカバー14aを開放操作する
ことにより、これを前記のように全開または半開の所定
位置に保持させることができる。
【0072】これにより、表示装置を載置したカバー1
4aの開閉を静かに、且つスムーズに、さらに安全に行
なうことができる。また、このメカニカルな構成によ
り、前記のようなガススプリングの使用を回避でき、カ
バー14aの開閉支持機構のコストダウンを図ることが
できる。
【0073】図54乃至図57はカバー14aにおける
表示装置15のガイド構造を示す。このカバー14aは
これの前後方向に亘って幅が広いガイド孔115を有
し、このガイド孔115の各長辺部付近のカバー14a
の内面には、そのカバー14aとの間に板状の移動用キ
ャリ44Aを摺動支持するスライドガイド部材116が
設けられている。また、この移動キャリヤ44Aの前後
端には、前記長孔115より幅の広い膜状のコンストン
スプリング117、118の各一端が固定され、各他端
はカバー14a内の前後両端部に巻回状態にて支持され
ている。従って、前記長孔115は移動用キャリヤ44
Aおよび両コンストンスプリング117、118によっ
て塞がれ、カバー14aの上方からそのカバー14aの
内部を見ることはできない。また、移動用キャリヤ44
Aの前後方向への移動によって、コンストンリング11
7、118の一方が引き出され、他方が巻き取られるよ
うに動作する。
【0074】また、移動用キャリヤ44Aには、保持台
119を介してスイーベル機構の水平回動台80が取り
付けられ、この水平回動台80上にチルト機構の垂直回
動台83が取り付けられている。さらに、この垂直回動
台83に前記同様に表示装置15が支持されている。ま
た、120は印字/読取書込部14内からカバー14a
内を経て表示装置15に導かれるケーブルであり、この
ケーブル120は移動用キャリヤ44Aおよび保持台1
19に設けられた配線孔121、122内にも導かれて
いる。
【0075】従って、このような表示装置15のガイド
構造によれば、ガイド部材116がカバー14aの内側
にあるため、カバー14aにおける表示装置の配置、デ
ザインがシンプルになるとともに、表示装置15に導か
れるケーブル120がコンストンスプリング117、1
18の膜下に隠れ、表示装置回りの構成、デザインが美
しくなるという利点が得られる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば水平回転
によって生じる入出力操作部、印字/読取書込部および
装置本体の重心の偏りによる偏荷重を支える安定補助台
を、支持台の少なくとも一つの側方へ出入自在に設けた
ので、安定補助台を使って前記入出力操作部、印字/読
取書込部および装置本体の偏荷重を支えて床上に安定保
持することができるという効果が得られる。また、印字
/読取書込部の上部に、これの後端部を支点として開閉
操作可能に設けられたカバーと、該カバーの天面に設け
られた表示装置とを設けて、摺動保持装置により前記表
示装置を前記カバー上の前後方向の所定位置へ摺動させ
て保持可能にしたので、表示装置を最後方位置に摺動さ
せて、カバーの重心を後部に移動させることができるた
め、カバーの開閉を小さい力で軽快に行うことができる
という利点が得られる。
【0077】また、前記表示装置をスイーベル機構およ
びチルト機構を介して移動用キャリヤ上に支持させるよ
うにしたので、表示装置を個人差に応じた適正角度に設
定できるとともに、表示装置の梱包や運送を小さい占有
空間に抑えて実施できる。さらにカバーをガススプリン
グやダンパースプリングなどのスローダウン機構を介し
て支持させるようにしたことで、特にカバーの閉止操作
をゆっくりと安全かつ静かに行うことができる。
【0078】また、カバーに設けたガイド孔内に移動用
キャリヤを摺動自在に設け、この移動用キャリヤに前記
ガイド孔を塞ぐような膜状のコストスプリングを連結し
たので、表示装置へ導くケーブルがカバーの外から露見
せず、また、移動用キャリヤのガイド部材がカバー内に
隠れることで、カバーの天面上のデザインをシンプルに
保つことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による窓口装置を示す斜
視図
【図2】図1に示す窓口装置の一部を方向変換した状態
の斜視図
【図3】図4のA−A線における断面図
【図4】図2に示す窓口装置の側面図
【図5】図1に示す窓口装置の要部の縦断面図
【図6】図5における筺体の底板を示す下面図
【図7】本発明における安定補助台の他の出入構造を概
念的に示す図4のA−A線における断面図
【図8】図7に示す安定補助台の出入構造を示す要部の
縦断面図
【図9】本発明における安定補助台の他の出入構造を示
す図4のA−A線における断面図
【図10】図9に示す安定補助台の出入構造を示す要部
の縦断面図
【図11】図10における要部の拡大斜視図
【図12】本発明の実施の他の形態による窓口装置を示
す斜視図
【図13】図12の窓口装置を方向を変えて示す斜視図
【図14】図12の窓口装置の方向を変えた状態を概念
的に示す下面図
【図15】図13における支持台の要部を示す下面図
【図16】図13における支持台の要部を示す縦断面図
【図17】本発明の窓口装置における表示装置の取付構
造を示す要部斜視図
【図18】図17に示す窓口装置の使用例を示す側面図
【図19】本発明の窓口装置における表示装置の他の取
付構造を示す斜視図
【図20】本発明の窓口装置における表示装置の他の取
付構造を示す斜視図
【図21】本発明の窓口装置における表示装置の他の取
付構造を示す斜視図
【図22】本発明における移動用キャリヤのストップロ
ック機構を示す要部の平面図
【図23】図22におけるストップロック機構の側面図
【図24】図22におけるストップロック機構の詳細を
概念的に示す斜視図
【図25】図22におけるストップロック機構の詳細を
示す要部の縦断面図
【図26】本発明における移動用キャリヤの他のストッ
プロック機構を示す要部の平面図
【図27】図26におけるストップロック機構の側面図
【図28】図26におけるストップロック機構の詳細を
概念的に示す斜視図
【図29】図26におけるストップロック機構の詳細を
示す要部の縦断面図
【図30】本発明におけるカバーの開閉ロック機構を示
す要部の縦断面図
【図31】図1に示すカバーの開閉ロック機構を示す要
部の平面図
【図32】図30における要部のC−C断面図
【図33】図30におけるロックプレートのロックスタ
ッドによる係合状態を示す斜視図
【図34】図30におけるロックプレートのロックスタ
ッドによる係合解除状態を示す斜視図
【図35】本発明における移動用キャリヤの微調整機構
を示す要部の側面図
【図36】本発明における表示装置の角度調整機構を示
す斜視図
【図37】本発明における表示装置の移動用キャリヤを
示す斜視図
【図38】図37における移動用キャリヤを示す平面図
【図39】図37における最伸長時の移動用キャリヤを
示す縦断面図
【図40】図37における最収縮時の移動用キャリヤを
示す縦断面図
【図41】図40における表示装置を倒した状態の縦断
面図
【図42】図40における表示装置を回転させた後傾動
する状態を示す縦断面図
【図43】図40における表示装置を回転させた後倒し
た状態を示す縦断面図
【図44】本発明におけるカバーの開閉支持機構を示す
要部の縦断面図
【図45】図44におけるカバーを半開きした状態の開
閉支持機構を示す要部の縦断面図
【図46】図44におけるカバーを閉止した状態の開閉
支持機構を示す要部の縦断面図
【図47】本発明におけるカバーの他の開閉支持機構を
示す要部の縦断面図
【図48】図47における開閉支持機構を示す要部の平
断面図
【図49】図47における開閉支持機構を示す要部の拡
大斜視図
【図50】図49におけるカバーの半開き状態を示す要
部の斜視図
【図51】図5におけるカバーをさらに閉じた状態を示
す要部の斜視図
【図52】図51におけるカバーを完全に閉止した状態
を示す要部の斜視図
【図53】図52におけるカバーの閉止ロック構造を示
す要部の縦断面図
【図54】本発明における表示装置のガイド構造を示す
要部の斜視図
【図55】図54における表示装置のガイド構造を示す
要部の縦断面図
【図56】図54における表示装置のガイド構造を示す
平面図
【図57】図54における表示装置のガイド構造を示す
要部の縦断背面図
【符号の説明】
11 装置本体 13 入出力操作部 14 印字/読取書込部 14a カバー 15 表示装置 16 支持台 17 安定補助台 21 ラック 30 回転ドラム 31 ベルト(索条) 33b スプロケットホイール 34 スプロケットホールバー 37 固定盤 40 レバー 42 補助脚 43 レール(ガイド部材) 44、44A 移動用キャリヤ 45 保持台 46a 楔形ガイド突起 47 ガイドシャフト 48 ガイド孔 50 蟻溝 85a〜85c 連結部材 89 アーム 90 ガススプリング 94 ガイドプレート 95a 水平ガイド孔 95b 円弧ガイド孔 96 ステー 97 ローラ 99、100 ロック切欠部 104 ダンパスプリング 105 ダンパローラ 115 ガイド孔 117、118 コンストンスプリング 119 保持台 120 ケーブル H 摺動保持装置 L1、L2 移動ロック装置 M カバーロック機構 N 微調整装置 S スイーベル機構 T チルト機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 312T Fターム(参考) 3E040 AA06 AA07 BA09 CA07 FJ02 FK01 FL01 FL10 4E360 AB04 AB05 AB13 AB17 AB20 AB23 AB24 AC05 AC17 BA04 BA08 BB02 BB16 BB19 BB22 BC02 BC03 EA13 EA18 EB03 EC02 EC13 ED03 ED16 ED27 FA03 FA08 GA03 GA41 GA46 GB99

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の上部に設置された入出力操作
    部および印字/読取書込部と、床面にレベル調整可能に
    設置されて、前記装置本体を水平回動可能に安定支持す
    る支持台と、前記支持台の少なくとも一つの側方へ出入
    自在に設けられた安定補助台とを備え、 前記安定補助台は、前記装置本体に作動連結されて、前
    記装置本体が回動して指向した側方の向きに前記支持台
    から前進突出し、前記水平回動によって生じる前記入出
    力操作部、前記印字/読取書込部および前記装置本体の
    重心の偏りによる偏荷重を支えることを特徴とする窓口
    装置。
  2. 【請求項2】 前記支持台には前記装置本体とともに回
    動するピニオンが設けられ、前記安定補助台には前記ピ
    ニオンに噛合されて、前記安定補助台を前記支持台の側
    方へ出入させるラックが設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の窓口装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体の下部には前記支持体内に
    臨んで前記装置本体とともに回動するドラムが設けら
    れ、前記安定補助台の二箇所には前記ドラムに少なくと
    も一周以上巻き付けられた索条の各一端がそれぞれ固定
    されていることを特徴とする請求項1に記載の窓口装
    置。
  4. 【請求項4】 前記支持台には前記装置本体とともに回
    動するスプロケットホイールが設けられ、前記安定補助
    台には前記スプロケットホイールに噛合されて前記安定
    補助台を前記支持台の側方へ出入させるスプロケットホ
    イールバーが設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の窓口装置。
  5. 【請求項5】 装置本体の上部に設置された入出力操作
    部および印字/読取書込部と、前記装置本体下部に設け
    られ、該装置本体を安定支持する支持台と、該支持台を
    床面に対して水平回動可能に支持する固定盤と、前記支
    持台に昇降自在に設けられた補助脚と、前記支持台に手
    動操作自在に設けられ、前記補助脚を床面に接地または
    浮上させるレバーとを備えたことを特徴とする窓口装
    置。
  6. 【請求項6】 装置本体の上部に設置された入出力操作
    部および印字/読取書込部と、該印字/読取書込部の上
    部に、これの後端部を支点として開閉操作可能に設けら
    れたカバーと、該カバーの天面に設けられた表示装置
    と、該表示装置を前記カバー上の前後方向の所定位置へ
    摺動させて保持可能にする摺動保持装置とを備えたこと
    を特徴とする窓口装置。
  7. 【請求項7】 前記摺動保持部材が、前記カバーの天面
    に前後方向に亘って設けられたガイド部材と、該ガイド
    部材に沿って摩擦摺動し、前記表示装置の保持台を支持
    する移動用キャリヤとからなることを特徴とする請求項
    6に記載の窓口装置。
  8. 【請求項8】 前記表示装置の保持台と移動用キャリヤ
    とを一体にしたことを特徴とする請求項7に記載の窓口
    装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイド部材が、前記移動キャリヤ側
    に設けられたガイド孔に挿通されたガイドシャフトであ
    ることを特徴とする請求項7に記載の窓口装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイド部材が、前記移動キャリヤ
    に設けられた楔形ガイド突起と摺動自在に嵌合する前記
    カバー上の蟻溝であることを特徴とする請求項7に記載
    の窓口装置。
  11. 【請求項11】 前記移動用キャリヤおよびガイド部材
    間には、前記ガイド部材上での前記移動用キャリヤの位
    置をロックする移動ロック装置が設けられていることを
    特徴とする請求項7に記載の窓口装置。
  12. 【請求項12】 前記表示装置がカバー上の使用可能位
    置にあるときカバーを閉止ロックし、一方、カバー上の
    最後部にあるときカバーの前記閉止ロックを解除するカ
    バーロック機構を有することを特徴とする請求項6に記
    載の窓口装置。
  13. 【請求項13】 前記移動キャリヤに、該移動キャリヤ
    のガイド部材に対する移動量を微調整する微調整装置が
    設けられていることを特徴とする請求項7に記載の窓口
    装置。
  14. 【請求項14】 前記表示装置の保持台に、前記表示装
    置を水平方向に回動調整可能にするスイーベル機構と、
    前記表示装置を垂直方向に回動調整可能にするチルト機
    構とが設けられていることを特徴とする請求項7に記載
    の窓口装置。
  15. 【請求項15】 装置本体の上部に設置された入出力操
    作部および印字/読取書込部と、該印字/読取書込部の
    上部に、これの後端部を支点として開閉操作可能に設け
    られたカバーと、複数の連結部材からなり、前記カバー
    の天面においてその天面の後端部から前端部に向って伸
    長する伸縮自在の移動用キャリヤと、該移動用キャリヤ
    における最前部の前記連結部材上に取り付けられた表示
    装置とを備えたことを特徴とする窓口装置。
  16. 【請求項16】 前記表示装置が、チルト機構を介して
    垂直回動自在に設けられていることを特徴とする請求項
    15に記載の窓口装置。
  17. 【請求項17】 前記チルト機構が、最前部の前記連結
    部材上にスイーベル機構を介して水平回動自在に取り付
    けられていることを特徴とする請求項16に記載の窓口
    装置。
  18. 【請求項18】 前記印字/読取書込部には長孔を持っ
    たアームの一端が回動自在に軸支され、前記カバーには
    ガススプリングの一端が軸支され、該ガススプリングの
    他端が前記アームの長孔に摺動自在に挿入されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の窓口装置。
  19. 【請求項19】 前記カバーに一端が軸支されたステー
    と、前記印字/読取書込部に設けられたガイドプレート
    と、該ガイドプレートの前後方向に設けられて、前記ス
    テーの他端に取り付けられたローラを案内するガイド孔
    と、該ガイド孔に連設されて前記ローラが落ち込むロッ
    ク切欠部と、前記ガイド孔の前端部付近に移動自在に設
    けられてダンパスプリングにより常時後方に付勢された
    ダンパローラとを設けたことを特徴とする請求項6に記
    載の窓口装置。
  20. 【請求項20】 装置本体の上部に設置された入出力操
    作部および印字/読取書込部と、該印字/読取書込部の
    上部に、これの後端部を支点として開閉操作可能に設け
    られたカバーと、前記カバーの天面側に設けられた前後
    方向に長いガイド孔と、該ガイド孔に沿ってガイドさ
    れ、上部に保持台を介して表示装置を取り付けている移
    動用キャリヤと、前記カバー内に各一端が巻回状態にて
    支持され、各他端が前記ガイド孔を塞ぐように、前記移
    動用キャリヤの前部および下部に固定された膜状のコン
    ストンスプリングとを備えたことを特徴とする窓口装
    置。
  21. 【請求項21】 前記表示装置用のケーブルが前記保持
    台および移動用キャリヤにそれぞれ設けられた配線孔を
    通じてカバー内に導出されるようにしたことを特徴とす
    る請求項20に記載の窓口装置。
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