JP2017204153A - 貨幣処理システム - Google Patents

貨幣処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017204153A
JP2017204153A JP2016095619A JP2016095619A JP2017204153A JP 2017204153 A JP2017204153 A JP 2017204153A JP 2016095619 A JP2016095619 A JP 2016095619A JP 2016095619 A JP2016095619 A JP 2016095619A JP 2017204153 A JP2017204153 A JP 2017204153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
money
money handling
coin
unit
facing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016095619A
Other languages
English (en)
Inventor
清晃 小林
Kiyoaki Kobayashi
清晃 小林
孝一 西田
Koichi Nishida
孝一 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2016095619A priority Critical patent/JP2017204153A/ja
Priority to EP17795940.0A priority patent/EP3457367A4/en
Priority to CN201780028755.4A priority patent/CN109074700A/zh
Priority to PCT/JP2017/016184 priority patent/WO2017195579A1/ja
Priority to US16/099,899 priority patent/US11222497B2/en
Publication of JP2017204153A publication Critical patent/JP2017204153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/202Depositing operations within ATMs
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/12Containers for valuable papers
    • G07D11/13Containers for valuable papers with internal means for handling valuable papers
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/12Containers for valuable papers
    • G07D11/125Secure containers
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/20Controlling or monitoring the operation of devices; Data handling
    • G07D11/24Managing the stock of valuable papers
    • G07D11/25Relocation of valuable papers within devices
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/40Device architecture, e.g. modular construction
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D13/00Handling of coins or of valuable papers, characterised by a combination of mechanisms not covered by a single one of groups G07D1/00 - G07D11/00
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D7/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
    • G07D7/20Testing patterns thereon
    • G07D7/202Testing patterns thereon using pattern matching
    • G07D7/206Matching template patterns
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D9/00Counting coins; Handling of coins not provided for in the other groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07GREGISTERING THE RECEIPT OF CASH, VALUABLES, OR TOKENS
    • G07G1/00Cash registers
    • G07G1/0018Constructional details, e.g. of drawer, printing means, input means
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07GREGISTERING THE RECEIPT OF CASH, VALUABLES, OR TOKENS
    • G07G1/00Cash registers
    • G07G1/0018Constructional details, e.g. of drawer, printing means, input means
    • G07G1/0027Details of drawer or money-box

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

【課題】貨幣処理装置の水平方向における向きを容易に変えることができる貨幣処理システムを提供する。【解決手段】貨幣処理システムは、貨幣の処理を行う貨幣処理装置(例えば、硬貨処理装置1)と、貨幣処理装置が載置され、当該貨幣処理装置の水平方向における向きを変える向き変更機構が設けられた架台90とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、紙幣や硬貨等の貨幣の処理を行う貨幣処理システムに関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に配置され、売上金としての紙幣や硬貨の入金処理を行うとともに釣銭としての紙幣や硬貨の出金処理を行う貨幣処理システムとして従来から様々なタイプのものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。特許文献1に開示される貨幣処理システムでは、紙幣精算装置および硬貨精算装置が隣接して配置されており、これらの紙幣精算装置および硬貨精算装置がPOSレジスタに接続されている。ここで、従来の貨幣処理システムでは、紙幣精算装置および硬貨精算装置は両方とも店舗の係員側に向けて配置されているか、あるいは両方とも顧客側に向けて配置されている。
特開2013−20301号公報
紙幣精算装置および硬貨精算装置が隣接して配置されるような貨幣処理システムにおいて、通常時は紙幣精算装置および硬貨精算装置の両方を店舗の係員側に向けて配置しておき、繁忙期の時間帯のみ硬貨精算装置だけを顧客側に向けて配置したいという要望がある。しかしながら、特許文献1に開示されるような従来の貨幣処理システムでは、硬貨精算装置の重量が大きいため当該硬貨精算装置の向きを頻繁に変えることが容易ではなかった。とりわけ、複数の精算装置を並べて配置したり、精算装置を他の機器や壁に隣接して配置した場合には、隣接する他の精算装置や機器等が邪魔になるため、精算装置の向きを変えるのは困難であった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、貨幣処理装置の水平方向における向きを容易に変えることができる貨幣処理システムを提供することを目的とする。
本発明の貨幣処理システムは、貨幣の処理を行う貨幣処理装置と、前記貨幣処理装置が載置され、当該貨幣処理装置の水平方向における向きを変える向き変更機構が設けられた架台と、を備えたことを特徴とする。
このような貨幣処理システムによれば、貨幣処理装置が載置される架台には、当該貨幣処理装置の水平方向における向きを変える向き変更機構が設けられているため、貨幣処理装置の水平方向における向きを容易に変えることができる。
本発明の貨幣処理システムは、前記架台に対する前記貨幣処理装置の向きを検知する向き検知部を更に備えていてもよい。
本発明の貨幣処理システムにおいては、前記向き変更機構は、鉛直方向に延びる軸を中心として前記貨幣処理装置を回転させる回転機構を含んでいてもよい。
この場合、前記回転機構は、前記貨幣処理装置の水平方向における向きを180°変えることができるようになっていてもよい。
本発明の貨幣処理システムにおいては、前記架台には、前記貨幣処理装置を水平方向にスライドさせるスライド機構が設けられていてもよい。
本発明の貨幣処理システムにおいては、2つの前記貨幣処理装置が隣接して配置されており、少なくとも一方の前記貨幣処理装置が、前記向き変更機構が設けられた前記架台に載置されていてもよい。
この場合、2つの前記貨幣処理装置として硬貨処理装置および紙幣処理装置が隣接して配置されており、前記硬貨処理装置が、前記向き変更機構が設けられた前記架台に載置されていてもよい。
また、各前記貨幣処理装置の上面の高さレベルが略同一の大きさとなっていてもよい。
また、2つの前記貨幣処理装置が同じ向きに配置される場合にこれらの2つの前記貨幣処理装置における貨幣の投入口および投出口に近い側である前面が揃うようになっていてもよい。
また、少なくとも一方の前記貨幣処理装置が載置される前記架台には、当該貨幣処理装置を水平方向にスライドさせるスライド機構が設けられており、2つの前記貨幣処理装置が逆の向きに配置される場合にこれらの2つの前記貨幣処理装置における顧客側の側面が揃うようになっていてもよい。
また、前記向き変更機構および前記スライド機構が設けられた前記架台に載置される前記貨幣処理装置は、2つの前記貨幣処理装置が逆の向きに配置される場合にこれらの2つの前記貨幣処理装置における顧客側の側面が揃う第1位置と、2つの前記貨幣処理装置が同じ向きに配置される場合にこれらの2つの前記貨幣処理装置における貨幣の投入口および投出口に近い側である前面が揃う第2位置と、水平方向における向きを前記向き変更機構により変えることができる第3位置との間で前記スライド機構によりスライドするようになっていてもよい。
また、2つの前記貨幣処理装置を接続するための配線が設けられており、前記配線は、前記向き変更機構が設けられた前記架台と当該架台に載置される前記貨幣処理装置との間で前記向き変更機構を介して受け渡されるようになっていてもよい。
本発明の貨幣処理システムにおいては、前記架台に対する前記貨幣処理装置の向きに応じて異なる態様で貨幣の処理を行うようになっていてもよい。
この場合、前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には貨幣の装填処理を行うことができるが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には貨幣の装填処理を行うことができないようになっていてもよい。
また、前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合にはオーバーフロー貨幣を収納するオーバーフロー貨幣収納部を使用することができないが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には前記オーバーフロー貨幣収納部を使用することができるようになっていてもよい。
また、前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には貨幣の入金開始の指令が受け付けられないと貨幣の入金処理を開始することができないが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には投入部に貨幣が投入されると貨幣の入金処理を開始することができるようになっていてもよい。
また、前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には筐体の内部に投入された偽貨幣を偽貨幣収納部以外の箇所にも送ることができるようになっているが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には筐体の内部に投入された偽貨幣を偽貨幣収納部のみに送るようになっていてもよい。
また、前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には貨幣の投出部に設けられたシャッターが使用されずに当該投出部に常にアクセス可能な状態となっているが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には前記シャッターが使用されるようになっていてもよい。
また、前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には前記投出部に残存する取り忘れ貨幣が筐体の内部に取り込まれないが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には前記投出部に残存する取り忘れ貨幣を前記筐体の内部に取り込むことができるようになっていてもよい。
また、前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合と前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合とで識別部による貨幣の識別結果に基づいて偽貨幣であるか否かを判別する際の閾値が異なるようになっていてもよい。
また、前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合と前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合とで出金可能な貨幣の枚数の上限値が異なるようになっていてもよい。
本発明の貨幣処理システムによれば、貨幣処理装置の水平方向における向きを容易に変えることができる。
本発明の実施の形態による貨幣処理システムの外観を示す斜視図である。 図1に示す貨幣処理システムにおける硬貨処理装置の内部構成を示す側面図である。 図1に示す貨幣処理システムにおける硬貨処理装置の内部構成を示す正面図である。 図1に示す貨幣処理システムにおける紙幣処理装置の内部構成を示す側面図である。 図1に示す貨幣処理システムにおける硬貨処理装置が載置される架台の構成を示す斜視図である。 図5に示す架台の側面図である。 図1に示す貨幣処理システムの制御系の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す貨幣処理システムの硬貨処理装置の向きを変えるときの動作を示す斜視図である。 図8に示す状態から引き続く、図1に示す貨幣処理システムの硬貨処理装置の向きを変えるときの動作を示す斜視図である。 図9に示す状態から引き続く、図1に示す貨幣処理システムの硬貨処理装置の向きを変えるときの動作を示す斜視図である。 図10に示す状態から引き続く、図1に示す貨幣処理システムの硬貨処理装置の向きを変えるときの動作を示す斜視図である。 図11に示す状態から引き続く、図1に示す貨幣処理システムの硬貨処理装置の向きを変えるときの動作を示す斜視図である。 図1に示す貨幣処理システムにおける紙幣処理装置に対する硬貨処理装置の3つの位置を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図13は、本実施の形態に係る貨幣処理システムを示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による貨幣処理システムの外観を示す斜視図であり、図2および図3は、それぞれ、図1に示す貨幣処理システムにおける硬貨処理装置の内部構成を示す側面図および正面図であり、図4は、図1に示す貨幣処理システムにおける紙幣処理装置の内部構成を示す側面図である。また、図5は、図1に示す貨幣処理システムにおける硬貨処理装置が載置される架台の構成を示す斜視図であり、図6は、図5に示す架台の側面図である。また、図7は、図1に示す貨幣処理システムの制御系の構成を示す機能ブロック図である。また、図8乃至図12は、図1に示す貨幣処理システムの硬貨処理装置の向きを変えるときの動作を順に示す斜視図である。また、図13は、図1に示す貨幣処理システムにおける紙幣処理装置に対する硬貨処理装置の3つの位置を示す側面図である。
本実施の形態による貨幣処理システムは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に配置され、売上金としての紙幣や硬貨の入金処理を行うとともに釣銭としての紙幣や硬貨の出金処理を行うものである。図1に示すように、本実施の形態による貨幣処理システムは、左右に並ぶよう配置された硬貨処理装置1および紙幣処理装置101を備えている。また、紙幣処理装置101にはPOSレジスタ200がLAN等により通信可能に接続されている。ここで、POSレジスタ200は、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101の管理を行う管理装置として用いられるようになっている。また、店舗内に設けられた精算所には、係員側と顧客側とに区切る精算台(テーブルやカウンター)が設置されており、係員は、精算台の一方の側で待機するようになっている。POSレジスタ200は、係員が操作できるように、係員が待機する側に配置されることが多い。一方、顧客は、精算台の他方の側に立ち、購入したい商品を精算台の上に載せる。そして、係員は、精算台の上に載せられた商品の番号や価格をPOSレジスタ200に登録する。また、係員は、顧客から貨幣を受け取り、貨幣処理システムに投入する。ここで、係員が待機する側を係員側と定義し、顧客が立つ側を顧客側と定義する。また、本実施の形態による貨幣処理システムでは、紙幣処理装置101の向きが係員側に向けて固定されているのに対し、硬貨処理装置1の水平方向における向きを180°変え、顧客側に向けることができるようになっている。このようにして、硬貨処理装置1の水平方向における向きを顧客側に向けた場合は、顧客が硬貨を硬貨処理装置1に投入することができるようになる。このような貨幣処理システムの詳細について以下に説明する。
まず、硬貨処理装置1の構成の詳細について図2および図3を用いて説明する。なお、図2における筐体1a(後述)の左側の側面が硬貨処理装置1の前面側(すなわち、図1に示すように硬貨処理装置1を手前側から見たときの正面側)となっており、図2における右方向が筐体1aの奥行き方向となっている。また、図3は、図1に示すように硬貨処理装置1を手前側から見たときの当該硬貨処理装置1の内部構成を示す正面図である。
図2および図3に示すように、硬貨処理装置1は、略直方体形状の筐体1aと、筐体1aの外部から内部に硬貨を投入するための硬貨投入部10と、硬貨投入部10により筐体1aの内部に投入された硬貨が送られて貯留されるとともに貯留された硬貨を1枚ずつ繰り出す貯留繰出部30とを備えている。図3に示すように、貯留繰出部30は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜しており傾斜姿勢で回転させられる回転円盤32と、この回転円盤32の表面32bとの間に硬貨を貯留する硬貨貯留空間33を形成するカバー部材34とを有している。また、本実施の形態では、貯留繰出部30においてカバー部材34を開くことができるようになっている。カバー部材34が開かれると、貯留繰出部30に残存しているクリップ等の異物が自重により当該貯留繰出部30から落下して後述する硬貨投出部72に送られるようになる。また、後述するように、硬貨投出部72とは別に、リジェクト硬貨を機体外に返却するための返却部(リジェクト部)が硬貨投出部72の近傍に設けられている場合には、カバー部材34が開かれることにより貯留繰出部30から自重により落下したクリップ等の異物が返却部に送られるようになっていてもよい。
また、図2に示すように、筐体1a内の上部において、貯留繰出部30から繰り出された硬貨を1枚ずつ搬送する入金搬送部20が設けられており、この入金搬送部20には、当該入金搬送部20により搬送される硬貨の金種、真偽、正損、新旧、表裏、搬送状態等の識別を行う識別部22が設けられている。
また、図2に示すように、入金搬送部20には無端状ベルト20pが設けられている。無端状ベルト20pは複数のプーリに張架されており、一のプーリに取り付けられたモータにより無端状ベルト20pは図2における反時計回りの方向に循環移動させられるようになっている。また、この無端状ベルト20pには複数の突起部材(図示せず)が等間隔で設けられており、一の突起部材に硬貨が1枚引っ掛けられることにより、搬送面上で硬貨が1枚ずつ搬送させられるようになっている。
また、図2に示すように、筐体1a内において入金搬送部20の下方には複数(具体的には6つ)の収納繰出部50が設けられている。各収納繰出部50は、識別部22による硬貨の識別結果に基づいて、入金搬送部20に設けられた収納選別部24によりシュート26を介して当該入金搬送部20から硬貨が送られて収納されるようになっている。また、入金搬送部20には、リジェクト硬貨用の選別部であるリジェクト選別部27が設けられており、識別部22により偽硬貨(偽物の硬貨)であると判別された硬貨はこのリジェクト選別部27によりリジェクト硬貨用のシュート(図示せず)を介して後述する硬貨投出部72に送られるようになっている。また、図示していないが、硬貨投出部72とは別に、リジェクト硬貨を機体外に返却するための返却部(リジェクト部)が硬貨投出部72の近傍に設けられていてもよい。この場合には、識別部22により偽硬貨であると判別された硬貨はリジェクト硬貨としてこのリジェクト選別部27によりリジェクト硬貨用のシュートを介して返却部に送られるようになる。
また、各収納繰出部50は、当該収納繰出部50に収納された硬貨を1枚ずつ繰り出すようになっている。より詳細には、各収納繰出部50は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜しており傾斜姿勢で回転させられる回転円盤52と、この回転円盤52の表面52bとの間に硬貨を収納する硬貨収納空間53を形成するカバー部材54とを有している。
また、図1および図2に示すように、本実施の形態による硬貨処理装置1には、筐体1a外へ硬貨を投出するための硬貨投出部72が当該筐体1aの前面に設けられている。操作者は筐体1aの手前側から硬貨投出部72の内部に手を入れることができるようになっており、このようにして硬貨投出部72の内部に貯留されている硬貨を操作者は手で筐体1aの外部に取り出すことができるようになる。また、硬貨投出部72には、硬貨の投出口を開閉するためのシャッター(図示せず)が設けられていてもよい。また、筐体1a内には、各収納繰出部50から繰り出された硬貨を硬貨投出部72に搬送する出金搬送部70が各収納繰出部50の側方および下方にまたがるよう設けられている。出金搬送部70は、各収納繰出部50の下方に設けられ略水平方向に沿って延びる第1の出金搬送部分70aと、第1の出金搬送部分70aから送られた硬貨を硬貨投出部72に搬送する第2の出金搬送部分70bとを有している。また、出金搬送部70は、複数のプーリに張架された無端状ベルト70pから構成されている。具体的には、1本の無端状ベルト70pが第1の出金搬送部分70aおよび第2の出金搬送部分70bにまたがるよう設けられている。そして、一のプーリに取り付けられたモータにより無端状ベルト70pは図2における時計回りおよび反時計回りの両方向に循環移動させられるようになっている。無端状ベルト70pには複数の突起部材(図示せず)が等間隔で設けられており、一の突起部材に硬貨が1枚以上引っ掛けられることにより、無端状ベルト70pにより硬貨が1枚以上ずつ搬送させられるようになっている。
また、図2に示すように、出金搬送部70の下方には、オーバーフロー硬貨収納部として用いられる回収ボックス(回収部)78が設けられている。回収ボックス78は、筐体1aの下方に設けられた回収ボックス収容部3に対して手前側に水平方向に引き出すことができるようになっている。ここで、無端状ベルト70pが図2における時計回りの方向に循環移動することにより、出金搬送部70における第1の出金搬送部分70aから回収ボックス78に硬貨が送られるようになっている。そして、回収ボックス78に硬貨が収納された後、回収ボックス収容部3から回収ボックス78を手前側に引き出すことにより、硬貨を回収ボックス78ごと回収することができるようになっている。
また、図2に示すように、本実施の形態による硬貨処理装置1において、入金搬送部20から各収納繰出部50を経由することなく出金搬送部70に硬貨を直接送るためのオーバーフローシュート25が設けられている。また、入金搬送部20には、各収納繰出部50に対応する各シュート26に送られる硬貨を選別する収納選別部24とは別に、オーバーフローシュート25に送られる硬貨を選別するオーバーフロー選別部23が設けられている。ここで、オーバーフローシュート25の下端部は出金搬送部70の無端状ベルト70pの上方に位置するようになっている。このような構成により、入金搬送部20により搬送される硬貨のうちオーバーフロー選別部23により選別された硬貨はオーバーフローシュート25を通って出金搬送部70の無端状ベルト70p上に送られるようになる。
このようなオーバーフローシュート25が設けられていることにより、識別部22により識別された硬貨の金種に対応する収納繰出部50がフル状態またはニアフル状態であるときには、入金搬送部20による硬貨の搬送を停止することなく、その金種に対応する収納繰出部50がフル状態またはニアフル状態であるような硬貨をオーバーフロー選別部23により選別してオーバーフローシュート25により出金搬送部70の無端状ベルト70p上に送ることができる。そして、オーバーフローシュート25により出金搬送部70の無端状ベルト70p上に送られた硬貨は、当該無端状ベルト70pにより回収ボックス78に送られるようになっている。このような構成の硬貨処理装置1では、識別部22により識別された硬貨の金種に対応する収納繰出部50がフル状態またはニアフル状態となっても、入金搬送部20による硬貨の搬送を停止することなく回収ボックス78に硬貨を送ることができるようになるため、硬貨の処理速度が低下してしまうことを防止することができるようになる。
次に、紙幣処理装置101の構成の詳細について図4を用いて説明する。なお、図4における筐体101a(後述)の右側の側面が紙幣処理装置101の前面側(すなわち、図1に示すように紙幣処理装置101を手前側から見たときの正面側)となっており、図4における左方向が筐体101aの奥行き方向となっている。
図4に示すように、紙幣処理装置101は略直方体形状の筐体101aを有している。また、紙幣処理装置101は上部ユニット102および下部ユニット103を有しており、上部ユニット102には、筐体101aの外部から内部に紙幣を投入するための紙幣投入部110、紙幣投入部110により筐体101aの内部に投入された紙幣を搬送する搬送部112、搬送部112に設けられ、当該搬送部112により搬送される紙幣を識別する識別部114、筐体101aの内部から外部に紙幣を投出するための紙幣投出部116が設けられている。また、上部ユニット102において、搬送部112には出金リジェクト部118が接続されている。
紙幣投入部110には、フィードローラやキッカローラ等の複数のローラが設けられており、操作者によって紙幣投入部110に積層状態で載置された紙幣のうち最下層の紙幣がキッカローラによりフィードローラに向かって1枚ずつ蹴り出され、この蹴り出された紙幣がフィードローラにより筐体101aの内部に1枚ずつ繰り出されるようになっている。紙幣投入部110により筐体101aの内部に繰り出された紙幣は搬送部112により1枚ずつ搬送されるようになっている。また、識別部114は、搬送部112により搬送される紙幣の金種、真偽、正損、新旧、表裏、搬送状態等の識別を行うようになっている。識別部114により識別された紙幣は搬送部112によって後述する各収納繰出部120に例えば金種毎に送られるようになっている。また、紙幣処理装置101において紙幣の出金処理が行われる際に、後述する各収納繰出部120から搬送部112に繰り出された紙幣のうち筐体101aの外部に投出されるべき紙幣以外の紙幣が出金リジェクト部118に送られ、この出金リジェクト部118に収納されるようになっている。
また、図4に示すように、搬送部112は上部ユニット102および下部ユニット103をまたがるよう設けられており、下部ユニット103において搬送部112には複数(図4に示す例では4つ)の収納繰出部120が接続されている。各収納繰出部120は、搬送部112から送られた紙幣を収納するとともに、収納されている紙幣を1枚ずつ搬送部112に繰り出すことができるようになっている。より詳細には、各収納繰出部120は、1または複数のドラム122を有しており、搬送部112から送られた紙幣を1枚ずつ一対のテープ間に挟み込んだ状態で当該テープを紙幣とともにドラム122に巻き取るようになっている。また、ドラム122がテープの巻き取り方向とは逆方向に回転すると、当該ドラム122からテープが巻き出されることにより一対のテープ間に挟まれている紙幣が搬送部112に1枚ずつ繰り出されるようになる。なお、本実施の形態による紙幣処理装置101では、図4に示すようなテープリール式の収納繰出部120が用いられる代わりに、紙幣を積み重ねて収納するスタッカ式の収納繰出部が用いられるようになっていてもよい。
また、下部ユニット103において搬送部112には回収部130が設けられており、この回収部130は、各収納繰出部120に収納された紙幣を回収する際に用いられるようになっている。より具体的には、回収部130には、紙幣を収納する紙幣収納袋(図示せず)が着脱自在に装着可能となっており、各収納繰出部120から搬送部112を経て回収部130に送られた紙幣が紙幣収納袋の内部に収納されるようになっている。また、各収納繰出部120に割り当てられていない金種の紙幣や、対応する金種の収納繰出部120がフル状態のために収納できないオーバーフロー紙幣も、回収部130に装着された紙幣収納袋の内部に収納されるようになっている。そして、回収部130から紙幣収納袋を取り出すことにより、紙幣処理装置101から紙幣収納袋ごと紙幣の回収を行うようになっている。
また、図1に示すように、本実施の形態による貨幣処理システムでは、硬貨処理装置1は架台90に載置されるようになっており、当該架台90に載置される硬貨処理装置1の水平方向における向きを180°変えることができるようになっている。このような架台90の構成の詳細について図5および図6を用いて説明する。なお、図5は、硬貨処理装置1が載置される架台90の構成を示す斜視図であり、図6は、図5に示す架台90の側面図である。
図5および図6に示すように、架台90は、位置固定で例えば地面に設けられるベース部91と、図5における手前側に引き出し可能となっている引出部94と、ベース部91の上方に設けられ、引出部94が収容される収容部92と、引出部94の上面に設けられたターンテーブル96とを有しており、引出部94は図5における手前側および奥側(すなわち、図6における左右方向)に移動可能となっている。なお、図5および図6は、引出部94が収容部92から手前側に引き出されたときの状態を示す図である。より詳細に説明すると、引出部94の両側面にはガイドレール93が設けられており、各ガイドレール93に沿って引出部94は図5における手前側および奥側に移動するようになっている。また、引出部94の手前側における底面には左右一対のキャスター95が設けられており、各キャスター95により引出部94の前端部分が支えられるようになっている。また、ターンテーブル96は鉛直方向に延びる軸を中心として水平面上で回転自在となっており、当該ターンテーブル96の上面に硬貨処理装置1(図5および図6において二点鎖線で表示)が載置されるようになっている。本実施の形態では、このようなターンテーブル96は、鉛直方向に延びる軸を中心として硬貨処理装置1を回転させる回転機構として機能するようになっている。具体的には、回転機構としてのターンテーブル96は、硬貨処理装置1の水平方向における向きを180°変えることができるようになっている。また、本実施の形態では、各ガイドレール93、引出部94および各キャスター95は、硬貨処理装置1を水平方向にスライドさせるスライド機構として機能するようになっている。
また、本実施の形態による貨幣処理システムには、架台90に対する硬貨処理装置1の向きを検知する向き検知部152(図7参照)が設けられている。具体的には、向き検知部152は、ターンテーブル96の回転位相に基づいて、架台90に対する硬貨処理装置1の向きを検知するようになっている。このような向き検知部152により、硬貨処理装置1が紙幣処理装置101と同じ向きを向いているか(すなわち、硬貨処理装置1の向きが図1に示す状態となっているか)、あるいは硬貨処理装置1が紙幣処理装置101と逆の向きを向いているか(すなわち、硬貨処理装置1の向きが図11や図12に示す状態となっているか)を検知することができるようになっている。
また、図5および図6に示すように、引出部94の内部には可撓性を有する線状のランナーフレックス98が設けられており、紙幣処理装置101から硬貨処理装置1に電力を供給するための配線や硬貨処理装置1と紙幣処理装置101との間で信号の送受信を行うための信号線がランナーフレックス98の内部に収容されるようになっている。このようなランナーフレックス98が設けられていることにより、収容部92から引出部94が引き出されても硬貨処理装置1と紙幣処理装置101との間を結ぶ配線や信号線が破断してしまうことを防止することができる。また、図6に示すように、ターンテーブル96の中心には、当該ターンテーブル96を貫通するよう硬貨処理装置1および引出部94をまたがって延びる配線収容ケース99が設けられており、硬貨処理装置1と紙幣処理装置101との間を結ぶ配線や信号線が配線収容ケース99に収容されている。このことにより、ターンテーブル96が回転しても硬貨処理装置1と紙幣処理装置101との間を結ぶ配線や信号線が破断してしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムでは、架台90に載置される硬貨処理装置1の上面の高さレベルと、紙幣処理装置101の高さレベルとが略同一の大きさとなっている。また、図1に示すように、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が同じ向きに配置される場合にこれらの硬貨処理装置1および紙幣処理装置101における硬貨や紙幣の投入口および投出口に近い側である前面が揃うようになっている。
次に、本実施の形態による貨幣処理システムの制御系の構成について図7を用いて説明する。図7に示すように、硬貨処理装置1の筐体1aの内部には、当該硬貨処理装置1の各構成部材の制御を行うための硬貨制御部80が設けられている。具体的には、硬貨制御部80には、硬貨投入部10、入金搬送部20、識別部22、オーバーフロー選別部23、収納選別部24、リジェクト選別部27、貯留繰出部30、収納繰出部50、出金搬送部70等の各構成部材が接続されている。そして、識別部22による硬貨の識別結果に係る信号が硬貨制御部80に送られるようになっており、また、硬貨制御部80は硬貨投入部10、入金搬送部20、オーバーフロー選別部23、収納選別部24、リジェクト選別部27、貯留繰出部30、収納繰出部50、出金搬送部70等の各構成部材に指令信号を送ることによりこれらの構成部材の制御を行うようになっている。
また、紙幣処理装置101の筐体101aの内部には、当該紙幣処理装置101の各構成部材の制御を行うための紙幣制御部180と、硬貨制御部80および紙幣制御部180にそれぞれ接続される本体制御部150とがそれぞれ設けられている。具体的には、紙幣制御部180には、紙幣投入部110、搬送部112、識別部114、各収納繰出部120等の各構成部材が接続されている。そして、識別部114による紙幣の識別結果に係る信号が紙幣制御部180に送られるようになっており、また、紙幣制御部180は紙幣投入部110、搬送部112、各収納繰出部120等の各構成部材に指令信号を送ることによりこれらの構成部材の制御を行うようになっている。また、硬貨制御部80および紙幣制御部180と本体制御部150とはそれぞれ信号線により接続されている。ここで、上述したように、硬貨制御部80と本体制御部150とを結ぶ信号線は、ランナーフレックス98および配線収容ケース99に収容されるようになっている。
また、図7に示すように、本体制御部150には向き検知部152、記憶部154および通信インターフェース部156がそれぞれ接続されている。上述したように、架台90に対する硬貨処理装置1の向きが向き検知部152により検知されるようになっており、向き検知部152による検知結果が本体制御部150に送られるようになっている。また、記憶部154には、硬貨処理装置1や紙幣処理装置101における硬貨や紙幣の処理内容、および硬貨処理装置1の各収納繰出部50や紙幣処理装置101の各収納繰出部120に収納されている硬貨や紙幣の金種毎の在高に係る情報等が記憶されるようになっている。また、本体制御部150は通信インターフェース部156を介して硬貨処理装置1や紙幣処理装置101とは別に設けられた外部装置(具体的には、例えばPOSレジスタ200)に対して信号の送受信を行うことができるようになっている。また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいて、携帯電話やスマートフォン、iPad(登録商標)等の携帯端末210を使用することができるようになっている場合には、本体制御部150は通信インターフェース部156を介して携帯端末210に対して信号の送受信を行うことができるようになっている。
次に、このような構成からなる貨幣処理システムにおいて硬貨処理装置1の水平方向における向きを変える際の動作について図1および図8乃至図12を用いて説明する。
図1は、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が同じ向きとなっているときの状態を示す斜視図である。より詳細には、上述したように、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が同じ向きに配置される場合に、これらの硬貨処理装置1および紙幣処理装置101における硬貨や紙幣の投入口および投出口に近い側である前面が揃うようになっている。このように、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が同じ向きとなっている場合には、店舗の係員は硬貨処理装置1および紙幣処理装置101において図1における手前側からそれぞれ硬貨および紙幣の処理を行うことができるようになる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムが設置される店舗において、通常時は硬貨処理装置1および紙幣処理装置101の両方を店舗の係員側に向けて配置しておき、繁忙期の時間帯のみ硬貨処理装置1だけを顧客側に向けて配置し、顧客が硬貨処理装置1により硬貨の処理を行うようにしたい場合がある。このような場合には、硬貨処理装置1の水平方向における向きを180°変えることにより、顧客が硬貨処理装置1により硬貨の処理を行うことができるようにする。具体的には、まず、図8に示すように、操作者は手動で架台90の引出部94を収容部92から手前側に引き出し、この引出部94に載置されている硬貨処理装置1を紙幣処理装置101の前面よりも手前側に位置するようにする。その後、図9および図10に示すように、操作者は手動で硬貨処理装置1の水平方向における向きを180°変えるようにする。より詳細には、引出部94の上面にはターンテーブル96が設けられており、このターンテーブル96は鉛直方向に延びる軸を中心として水平面に沿って回転自在となっている。そして、ターンテーブル96の上面に硬貨処理装置1が載置されている。このため、ターンテーブル96が鉛直方向に延びる軸を中心として180°回転すると、硬貨処理装置1の水平方向における向きが180°変わるようになる。
その後、図11に示すように操作者は手動で架台90の引出部94をベース部91に向かって押し込む。このことにより、硬貨処理装置1の後面(すなわち、図11における手前側の面)と、紙幣処理装置101の前面とが揃うようになる。その後、図12に示すように操作者は手動で架台90の引出部94を更に奥側に押し込む。このことにより、硬貨処理装置1の前面(すなわち、図11における奥側の面)と、紙幣処理装置101の後面とが揃うようになる。この場合には、硬貨処理装置1で硬貨の処理を行う顧客側(すなわち、図12における後面側)から見て、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101の側面が揃うようになる。すなわち、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が逆の向きに配置される場合にこれらの2つの硬貨処理装置1および紙幣処理装置101における顧客側の側面が揃うようになる。このことにより、図11に示すような顧客側から見て硬貨処理装置1が紙幣処理装置101よりも奥側に位置するような状態と比較して、図12に示す硬貨処理装置1の状態では顧客は当該硬貨処理装置1により硬貨の処理を行いやすくなる。
このように、本実施の形態による貨幣処理システムでは、硬貨処理装置1は3つの位置の間でスライド機構(具体的には、各ガイドレール93、引出部94および各キャスター95)によりスライドするようになっている。このような硬貨処理装置1の3つの位置について図13を用いて説明する。なお、図13において、左側が店舗の係員側となっており、右側が顧客側となっている。図13に示すように、硬貨処理装置1は、当該硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が逆の向きに配置される場合にこれらの硬貨処理装置1および紙幣処理装置101における顧客側の側面が揃う第1位置P1と、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が同じ向きに配置される場合にこれらの2つの硬貨処理装置1および紙幣処理装置101における硬貨や紙幣の投入口および投出口に近い側である前面が揃う第2位置P2と、水平方向における硬貨処理装置1の向きをターンテーブル96により変えることができる第3位置P3との間で引出部94によりスライドするようになっている。ここで、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が図12に示すような状態となっている場合には、当該硬貨処理装置1は図13における第1位置P1に位置している。また、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が図1に示すような状態となっている場合には、当該硬貨処理装置1は図13における第2位置P2に位置している。また、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が図8に示すような状態となっている場合には、当該硬貨処理装置1は図13における第3位置P3に位置している。このように、硬貨処理装置1が3つの位置の間でスライド機構としての各ガイドレール93、引出部94および各キャスター95によりスライドするようになっている場合には、第1位置P1および第2位置P2において硬貨処理装置1および紙幣処理装置101の側面を顧客側および店舗の係員側でそれぞれ揃えることができることができ、しかも第3位置P3において硬貨処理装置1の水平方向における向きを紙幣処理装置101に衝突することなく180°変えることができるようになる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムでは、架台90に対する硬貨処理装置1の向きが向き検知部152により検知されるようになっており、検知結果に係る情報がPOSレジスタ200のモニタや携帯端末210の表示画面に表示されるようになっている。具体的には、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合には、係員により硬貨処理装置1および紙幣処理装置101において硬貨および紙幣の処理が可能である旨のメッセージ等がPOSレジスタ200のモニタ等に表示されるようになる。また、図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合には、顧客により硬貨処理装置1において硬貨の処理が可能である旨のメッセージ等がPOSレジスタ200のモニタや図示しない外部の表示装置等に表示されるようになる。
また、本実施の形態の貨幣処理システムでは、架台90に対する硬貨処理装置1の向きに応じて異なる態様で貨幣の処理が行われるようになっている。具体的には、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合には硬貨処理装置1や紙幣処理装置101において硬貨や紙幣の装填処理(すなわち、釣銭として用いられるべき硬貨や紙幣を硬貨投入部10や紙幣投入部110により筐体1a、101aの内部に投入して収納繰出部50、120に収納させる処理)を行うことができるが、図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合には硬貨処理装置1において硬貨の装填処理を行うことができないようになっている。上述したように、硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合には顧客によって硬貨処理装置1への硬貨の入金処理として硬貨が投入されるが、この際に、投入された硬貨を、装填処理のために投入された硬貨として誤って処理することを防止するためである。より詳細には、向き検知部152により検知された架台90に対する硬貨処理装置1の向きに基づいて、硬貨処理装置1において硬貨や紙幣の装填処理を実行することができるか否かを本体制御部150が判別するようになっており、このような本体制御部150による判別結果に係る情報が硬貨制御部80に送られるようになっている。そして、硬貨制御部80は、本体制御部150による判別結果に基づいて、硬貨処理装置1の各構成部材を制御することにより、硬貨処理装置1において硬貨の装填処理を行うことが選択的に禁止されるようになっている。
また、本実施の形態では、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合には硬貨処理装置1においてオーバーフロー硬貨を収納するオーバーフロー硬貨収納部としての回収ボックス78を使用することができないが、図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合には硬貨処理装置1においてオーバーフロー硬貨収納部としての回収ボックス78を使用することができるようになっていてもよい。より詳細には、向き検知部152により検知された架台90に対する硬貨処理装置1の向きに基づいて、オーバーフロー硬貨を回収ボックス78に送ることができるか否かを本体制御部150が判別するようになっており、このような本体制御部150による判別結果に係る情報が硬貨制御部80に送られるようになっている。そして、硬貨制御部80は、本体制御部150による判別結果に基づいて、硬貨処理装置1の各構成部材を制御することにより、硬貨処理装置1においてオーバーフロー硬貨を回収ボックス78に送ることが選択的に禁止されるようになっている。具体的には、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いていることが向き検知部152により検知された場合には、出金搬送部70の無端状ベルト70pが図2における反時計回りの方向のみに循環移動するようになり、このことにより出金搬送部70から回収ボックス78に硬貨が送られなくなる。ここで、顧客により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理が行われる際に、各収納繰出部50に収納することができないようなオーバーフロー硬貨が生じた場合にはこのオーバーフロー硬貨を回収ボックス78に送ることによって硬貨の入金処理を中断させないようにする必要がある。一方、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理や装填処理が行われる際に、各収納繰出部50に収納することができないようなオーバーフロー硬貨が生じた場合には、硬貨の入金処理や装填処理を中断させ、入金や装填できない硬貨を、係員に手持ち管理させる。そして、フル状態またはニアフル状態となっている収納繰出部50から硬貨を繰り出して筐体1aの外部に投出することにより、硬貨の回収や釣銭の払い出しを行う。そして、オーバーフロー硬貨であると判別された硬貨の金種に対応する収納繰出部50に空き領域が形成された後に、手持ち管理していた硬貨の入金処理や装填処理を再開させることにより、当該硬貨を収納繰出部50に収納することができるようになる。
また、本実施の形態では、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合には貨幣の入金開始の指令が受け付けられないと硬貨処理装置1において硬貨の入金処理を開始することができないが、図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合には硬貨投入部10に硬貨が投入されたことを検知すると硬貨処理装置1において硬貨の入金処理を開始することができるようになっていてもよい。より詳細には、向き検知部152により検知された架台90に対する硬貨処理装置1の向きに基づいて、硬貨投入部10に硬貨が投入されると硬貨処理装置1において硬貨の入金処理を開始することができるか否かを本体制御部150が判別するようになっており、このような本体制御部150による判別結果に係る情報が硬貨制御部80に送られるようになっている。そして、硬貨制御部80は、本体制御部150による判別結果に基づいて、硬貨処理装置1の各構成部材を制御することにより、硬貨投入部10に硬貨が投入されると硬貨処理装置1において硬貨の入金処理を開始するか、あるいは貨幣の入金開始の指令が受け付けられたことを条件として硬貨処理装置1において硬貨の入金処理を開始するようになる。ここで、顧客により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理が行われる際には、顧客にとっての利便性を向上させるために、当該顧客が硬貨の入金処理の指令を入力しなくても硬貨投入部10に硬貨が投入されるだけで硬貨の入金処理を開始することができるようにすることが望ましい。これに対し、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理や装填処理が行われる際には、誤って硬貨投入部10に硬貨が投入された場合に当該硬貨の入金処理が行われてしまうことを防止するために、また、入金処理と装填処理とを明確に区別するために、貨幣の入金開始の指令が受け付けられたことを条件として硬貨処理装置1において硬貨の入金処理を開始することができるようにすることが望ましい。
また、本実施の形態では、硬貨処理装置1における複数の収納繰出部50のうちある一つの収納繰出部50が偽硬貨を収納するための偽硬貨収納部として用いられるようになっていてもよい。硬貨処理装置1においてこのような運用が行われるときに、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合には筐体1aの内部に投入された偽硬貨を偽硬貨収納部以外の箇所(例えば、硬貨投出部72や回収ボックス78)にも送ることができるようになっているが図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合には筐体1aの内部に投入された偽硬貨を偽硬貨収納部のみに送るようになっていてもよい。より詳細には、向き検知部152により検知された架台90に対する硬貨処理装置1の向きに基づいて、偽硬貨の搬送先を本体制御部150が判別するようになっており、このような本体制御部150による判別結果に係る情報が硬貨制御部80に送られるようになっている。そして、硬貨制御部80は、本体制御部150による判別結果に基づいて、硬貨処理装置1の各構成部材を制御することにより、硬貨処理装置1において偽硬貨を偽硬貨収納部に送るかあるいは偽硬貨収納部以外の箇所(例えば、硬貨投出部72や回収ボックス78)に送るかを決定するようにする。ここで、顧客により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理が行われる際には、筐体1aの内部に投入された偽硬貨を筐体1aの外部に投出させることなく硬貨処理装置1の筐体1aの内部で、真硬貨と区別して保管しておく必要があるため、筐体1aの内部に投入された偽硬貨を偽硬貨収納部のみに送るようにする。これに対し、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理や装填処理が行われる際に、筐体1aの内部に偽硬貨が投入された場合に、この偽硬貨を偽硬貨収納部に送らずに硬貨投出部72に送って、この店舗の係員が偽硬貨を回収して保管しておくようにしてもよい。また、偽硬貨を保管する必要がない場合は、この偽硬貨を回収ボックス78に送り、釣銭貨幣として出金されないようにすることができるようになる。
また、本実施の形態では、硬貨処理装置1の硬貨投出部72において硬貨の投出口を開閉するためのシャッター(図示せず)が設けられているときに、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合にはシャッターが使用されずに硬貨投出部72に常にアクセス可能な状態となっているが、図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合にはシャッターが使用されるようになっていてもよい。より詳細には、向き検知部152により検知された架台90に対する硬貨処理装置1の向きに基づいて、硬貨投出部72に設けられた硬貨の投出口を開閉するためのシャッターを使用するか否かを本体制御部150が判別するようになっており、このような本体制御部150による判別結果に係る情報が硬貨制御部80に送られるようになっている。そして、硬貨制御部80は、本体制御部150による判別結果に基づいて、硬貨処理装置1の各構成部材を制御することにより、硬貨投出部72に設けられた硬貨の投出口を開閉するためのシャッターが選択的に使用されるようになる。ここで、顧客により硬貨処理装置1において硬貨の出金処理が行われる際には、硬貨投出部72において硬貨の投出口を開閉するためのシャッターが用いられることにより、例えば顧客が硬貨投出部72から硬貨を取り忘れた場合にはシャッターを閉じることによって他の顧客によって硬貨投出部72から硬貨が誤って取り出されてしまうことを防止することができるようになる。一方、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の出金処理が行われる際には、硬貨投出部72において硬貨の投出口を開閉するためのシャッターを使用しなくても特段の不都合はないため、シャッターを使用しないことにより店舗の係員にとっての硬貨の処理を簡略化することができるようになる。
また、本実施の形態では、硬貨処理装置1の硬貨投出部72に残存する取り忘れ硬貨を筐体1aの内部に取り込む取込機構(図示せず)が硬貨投出部72に設けられていてもよい。硬貨処理装置1においてこのような取込機構が硬貨投出部72に設けられているときに、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合には硬貨投出部72に残存する取り忘れ硬貨が取込機構によって筐体1aの内部に取り込まれないが、図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合には硬貨投出部72に残存する取り忘れ硬貨を取込機構によって筐体1aの内部に取り込むことができるようになっていてもよい。より詳細には、向き検知部152により検知された架台90に対する硬貨処理装置1の向きに基づいて、硬貨投出部72に設けられた取込機構を使用するか否かを本体制御部150が判別するようになっており、このような本体制御部150による判別結果に係る情報が硬貨制御部80に送られるようになっている。そして、硬貨制御部80は、本体制御部150による判別結果に基づいて、硬貨処理装置1の各構成部材を制御することにより、硬貨投出部72に設けられた取込機構が選択的に使用されるようになる。ここで、顧客により硬貨処理装置1において硬貨の出金処理が行われる際には、顧客が硬貨投出部72から硬貨を取り忘れた場合に、硬貨投出部72に残存する取り忘れ硬貨を取込機構によって筐体1aの内部に取り込むことにより他の顧客によって硬貨投出部72から硬貨が誤って取り出されてしまうことを防止することができるようになる。一方、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の出金処理が行われる際には、硬貨投出部72に残存する取り忘れ硬貨が他の顧客によって誤って取り出されてしまうことがないので、取り忘れ硬貨を取込機構によって筐体1aの内部に取り込まなくても特段の不都合はない。この場合には、取込機構を使用しないことにより店舗の係員にとっての硬貨の処理を簡略化することができるようになる。
また、本実施の形態では、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合と図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合とで識別部22による硬貨の識別結果に基づいて偽硬貨であるか否かを判別する際の閾値が異なるようになっていてもよい。具体的には、顧客により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理が行われる場合における偽硬貨であるか否かを本体制御部150が判別する際の閾値を、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理が行われる場合における偽硬貨であるか否かを本体制御部150が判別する際の閾値よりも厳しい値とすることにより、硬貨処理装置1において硬貨の入金処理が行われる際に顧客が硬貨投入部10に偽硬貨を投入した場合にはこの偽硬貨をより確実に検出することができるようになる。一方、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理が行われる場合に、店舗の係員が硬貨の真偽を目視確認することにより、釣銭として用いられるべき硬貨として偽硬貨が硬貨投入部10に投入される可能性は低いと考えられるため、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の入金処理が行われる場合における偽硬貨であるか否かを本体制御部150が判別する際の閾値を低くしても特段の問題はない。
また、本実施の形態では、図1に示すように硬貨処理装置1が店舗の係員側を向いている場合と図12に示すように硬貨処理装置1が顧客側を向いている場合とで出金可能な硬貨の枚数の上限値が異なるようになっていてもよい。具体的には、顧客により硬貨処理装置1において硬貨の出金処理が行われる場合には、出金可能な硬貨の枚数の上限値を所定の値とすることにより、硬貨が無制限に出金されてしまうことを防止することができる。一方、店舗の係員により硬貨処理装置1において硬貨の出金処理が行われる場合には、出金可能な硬貨の枚数の上限値を設けず、硬貨を無制限に出金することができるようにすることが望ましい。店舗の係員により硬貨処理装置1において例えば硬貨の回収処理が行われる際には、各収納繰出部50から硬貨が全て繰り出されて硬貨投出部72や回収ボックス78に送られるようになるため、出金可能な硬貨の枚数の上限値を設けた場合には各収納繰出部50に収納されている硬貨を全て回収することができなくなるおそれがあるからである。
以上のような構成からなる本実施の形態による貨幣処理システムによれば、貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)が載置される架台90には、当該貨幣処理装置の水平方向における向きを変える向き変更機構が設けられている。この場合には、貨幣処理装置の水平方向における向きを容易に変えることができる。より詳細に説明すると、従来の貨幣処理システムでは、貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置)の重量が大きいため当該貨幣処理装置の向きを頻繁に変えることが容易ではなかった。とりわけ、複数の貨幣処理装置を並べて配置したり、貨幣処理装置を他の機器や壁に隣接して配置した場合には、隣接する他の貨幣処理装置や機器等が邪魔になるため、貨幣処理装置の向きを変えるのは困難であった。これに対し、本実施の形態による貨幣処理システムでは、貨幣処理装置が載置される架台90に、当該貨幣処理装置の水平方向における向きを変える向き変更機構を設けることにより、貨幣処理装置の水平方向における向きを容易に変えることができるようになる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、架台90に対する貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)の向きを検知する向き検知部152が設けられている。この場合には、架台90に対する貨幣処理装置の向きが自動で本体制御部150等により認識されるようになる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、向き変更機構は、鉛直方向に延びる軸を中心として貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)を回転させる回転機構(具体的には、ターンテーブル96)を含んでいる。この場合には、鉛直方向に延びる軸を中心としてターンテーブル96を回転させることにより貨幣処理装置の水平方向における向きを容易に変えることができることができるようになる。また、この場合、ターンテーブル96等から構成される回転機構は、貨幣処理装置の水平方向における向きを180°変えることができるようになっている。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、架台90には、貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)を水平方向にスライドさせるスライド機構(具体的には、各ガイドレール93、引出部94および各キャスター95)が設けられている。この場合には、貨幣処理装置を回転させる前に、並列して設けられた他の貨幣処理装置(具体的には、紙幣処理装置101)から遠ざけるよう当該貨幣処理装置をスライドさせることにより、貨幣処理装置を回転させる際に他の貨幣処理装置と衝突してしまうことを防止することができるようになる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、2つの貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101)が隣接して配置されており、少なくとも一方の貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)が、向き変更機構が設けられた架台90に載置されている。この場合には、通常時は硬貨処理装置1および紙幣処理装置101の両方を店舗の係員側に向けて配置しておき、繁忙期の時間帯のみ一方の貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)だけを顧客側に向けて配置することができるようになる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、各貨幣処理装置の上面の高さレベルが略同一の大きさとなっている。すなわち、架台90に載置された硬貨処理装置1の上面の高さレベルと、紙幣処理装置101の上面の高さレベルとが略同一の大きさとなっている。この場合には、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101から構成される貨幣処理システムの外観の見栄えが良くなる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、2つの貨幣処理装置が同じ向きに配置される場合に(図1参照)、これらの2つの貨幣処理装置における貨幣の投入口および投出口に近い側である前面(すなわち、図1における手前側の側面)が揃うようになっている。この場合には、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101から構成される貨幣処理システムを店舗の係員側から見たときの外観の見栄えが良くなる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、少なくとも一方の貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)が載置される架台90には、当該貨幣処理装置を水平方向にスライドさせるスライド機構(具体的には、各ガイドレール93、引出部94および各キャスター95)が設けられており、2つの貨幣処理装置が逆の向きに配置される場合に(図12参照)、これらの2つの貨幣処理装置における顧客側の側面(すなわち、図12に示す奥側の面)が揃うようになっている。この場合には、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101から構成される貨幣処理システムを顧客側から見たときの外観の見栄えが良くなる。また、図11に示すような顧客側から見て硬貨処理装置1が紙幣処理装置101よりも奥側に位置するような状態と比較して、図12に示す硬貨処理装置1の状態では顧客は当該硬貨処理装置1により硬貨の処理を行いやすくなる。また、この場合には、向き変更機構およびスライド機構が設けられた架台90に載置される貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)は、2つの貨幣処理装置が逆の向きに配置される場合にこれらの2つの貨幣処理装置における顧客側の側面が揃う第1位置P1と、2つの貨幣処理装置が同じ向きに配置される場合にこれらの2つの貨幣処理装置における貨幣の投入口および投出口に近い側である前面が揃う第2位置P2と、水平方向における向きを向き変更機構により変えることができる第3位置P3との間でスライド機構によりスライドするようになっていてもよい。このことにより、第1位置P1および第2位置P2において硬貨処理装置1および紙幣処理装置101の側面を顧客側および店舗の係員側でそれぞれ揃えることができることができ、しかも第3位置P3において硬貨処理装置1の水平方向における向きを紙幣処理装置101に衝突することなく180°変えることができるようになる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、2つの貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101)を接続するための配線が設けられており、この配線は、向き変更機構(具体的には、ターンテーブル96)が設けられた架台90と当該架台90に載置される貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)との間で向き変更機構を介して受け渡されるようになっている。この場合には、2つの貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1および紙幣処理装置101)を配線で接続した状態を維持しながら、向き変更機構により貨幣処理装置の水平方向における向きを変えることができるようになる。
また、本実施の形態による貨幣処理システムにおいては、上述したように、架台90に対する貨幣処理装置(具体的には、硬貨処理装置1)の向きに応じて異なる態様で貨幣の処理を行うようになっていてもよい。この際に、向き検知部152により検知された架台90に対する硬貨処理装置1の向きに基づいて、貨幣の処理を行う際の態様が自動で変えられるようになっていてもよい。
なお、本実施の形態による貨幣処理システムは、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、向き変更機構が設けられた架台90に硬貨処理装置1が載置される代わりに、向き変更機構が設けられた架台90に紙幣処理装置101が載置されるようになっており、紙幣処理装置101の水平方向における向きが向き変更機構により変えられるようになっていてもよい。
また、図1に示す貨幣処理システムでは硬貨処理装置1および紙幣処理装置101が左右に並ぶよう設けられているが、硬貨処理装置1または紙幣処理装置101が単体で用いられ、この単体で用いられる硬貨処理装置1または紙幣処理装置101が、向き変更機構が設けられた架台90に載置されるようになっていてもよい。
また、向き変更機構が設けられた架台90において、各ガイドレール93、引出部94および各キャスター95から構成されるスライド機構の設置が省略されるようになっていてもよい。すなわち、スライド機構が設けられず、ターンテーブル96等の向き変更機構のみが設けられ、貨幣処理装置の水平方向における向きを当該向き変更機構により変えることができるような構成の架台が用いられてもよい。
1 硬貨処理装置
1a 筐体
3 回収ボックス収容部
10 硬貨投入部
20 入金搬送部
20p 無端状ベルト
22 識別部
23 オーバーフロー選別部
24 収納選別部
25 オーバーフローシュート
26 シュート
27 リジェクト選別部
30 貯留繰出部
32 回転円盤
32b 表面
33 硬貨貯留空間
34 カバー部材
50 収納繰出部
52 回転円盤
52b 表面
53 硬貨収納空間
54 カバー部材
70 出金搬送部
70a 第1の出金搬送部分
70b 第2の出金搬送部分
70p 無端状ベルト
72 硬貨投出部
78 回収ボックス
80 硬貨制御部
90 架台
91 ベース部
92 収容部
93 ガイドレール
94 引出部
95 キャスター
96 ターンテーブル
98 ランナーフレックス
99 配線収容ケース
101 紙幣処理装置
101a 筐体
102 上部ユニット
103 下部ユニット
110 紙幣投入部
112 搬送部
114 識別部
116 紙幣投出部
118 出金リジェクト部
120 収納繰出部
122 ドラム
130 回収部
150 本体制御部
152 向き検知部
154 記憶部
156 通信インターフェース部
180 紙幣制御部
200 POSレジスタ
210 携帯端末

Claims (21)

  1. 貨幣の処理を行う貨幣処理装置と、
    前記貨幣処理装置が載置され、当該貨幣処理装置の水平方向における向きを変える向き変更機構が設けられた架台と、
    を備えた、貨幣処理システム。
  2. 前記架台に対する前記貨幣処理装置の向きを検知する向き検知部を更に備えた、請求項1記載の貨幣処理システム。
  3. 前記向き変更機構は、鉛直方向に延びる軸を中心として前記貨幣処理装置を回転させる回転機構を含む、請求項1または2記載の貨幣処理システム。
  4. 前記回転機構は、前記貨幣処理装置の水平方向における向きを180°変えることができるようになっている、請求項3記載の貨幣処理システム。
  5. 前記架台には、前記貨幣処理装置を水平方向にスライドさせるスライド機構が設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  6. 2つの前記貨幣処理装置が隣接して配置されており、少なくとも一方の前記貨幣処理装置が、前記向き変更機構が設けられた前記架台に載置されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  7. 2つの前記貨幣処理装置として硬貨処理装置および紙幣処理装置が隣接して配置されており、前記硬貨処理装置が、前記向き変更機構が設けられた前記架台に載置されている、請求項6記載の貨幣処理システム。
  8. 各前記貨幣処理装置の上面の高さレベルが略同一の大きさとなっている、請求項6または7記載の貨幣処理システム。
  9. 2つの前記貨幣処理装置が同じ向きに配置される場合にこれらの2つの前記貨幣処理装置における貨幣の投入口および投出口に近い側である前面が揃うようになっている、請求項6乃至8のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  10. 少なくとも一方の前記貨幣処理装置が載置される前記架台には、当該貨幣処理装置を水平方向にスライドさせるスライド機構が設けられており、2つの前記貨幣処理装置が逆の向きに配置される場合にこれらの2つの前記貨幣処理装置における顧客側の側面が揃うようになっている、請求項6乃至9のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  11. 前記向き変更機構および前記スライド機構が設けられた前記架台に載置される前記貨幣処理装置は、2つの前記貨幣処理装置が逆の向きに配置される場合にこれらの2つの前記貨幣処理装置における顧客側の側面が揃う第1位置と、2つの前記貨幣処理装置が同じ向きに配置される場合にこれらの2つの前記貨幣処理装置における貨幣の投入口および投出口に近い側である前面が揃う第2位置と、水平方向における向きを前記向き変更機構により変えることができる第3位置との間で前記スライド機構によりスライドするようになっている、請求項10記載の貨幣処理システム。
  12. 2つの前記貨幣処理装置を接続するための配線が設けられており、
    前記配線は、前記向き変更機構が設けられた前記架台と当該架台に載置される前記貨幣処理装置との間で前記向き変更機構を介して受け渡されるようになっている、請求項6乃至11のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  13. 前記架台に対する前記貨幣処理装置の向きに応じて異なる態様で貨幣の処理を行う、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  14. 前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には貨幣の装填処理を行うことができるが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には貨幣の装填処理を行うことができないようになっている、請求項13記載の貨幣処理システム。
  15. 前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合にはオーバーフロー貨幣を収納するオーバーフロー貨幣収納部を使用することができないが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には前記オーバーフロー貨幣収納部を使用することができるようになっている、請求項13記載の貨幣処理システム。
  16. 前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には貨幣の入金開始の指令が受け付けられないと貨幣の入金処理を開始することができないが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には投入部に貨幣が投入されると貨幣の入金処理を開始することができるようになっている、請求項13記載の貨幣処理システム。
  17. 前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には筐体の内部に投入された偽貨幣を偽貨幣収納部以外の箇所にも送ることができるようになっているが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には筐体の内部に投入された偽貨幣を偽貨幣収納部のみに送るようになっている、請求項13記載の貨幣処理システム。
  18. 前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には貨幣の投出部に設けられたシャッターが使用されずに当該投出部に常にアクセス可能な状態となっているが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には前記シャッターが使用されるようになっている、請求項13記載の貨幣処理システム。
  19. 前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合には投出部に残存する取り忘れ貨幣が筐体の内部に取り込まれないが前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合には前記投出部に残存する取り忘れ貨幣を前記筐体の内部に取り込むことができるようになっている、請求項13記載の貨幣処理システム。
  20. 前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合と前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合とで識別部による貨幣の識別結果に基づいて偽貨幣であるか否かを判別する際の閾値が異なるようになっている、請求項13記載の貨幣処理システム。
  21. 前記貨幣処理装置が係員側を向いている場合と前記貨幣処理装置が顧客側を向いている場合とで出金可能な貨幣の枚数の上限値が異なるようになっている、請求項13記載の貨幣処理システム。
JP2016095619A 2016-05-11 2016-05-11 貨幣処理システム Pending JP2017204153A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016095619A JP2017204153A (ja) 2016-05-11 2016-05-11 貨幣処理システム
EP17795940.0A EP3457367A4 (en) 2016-05-11 2017-04-24 CURRENCY PROCESSING SYSTEM
CN201780028755.4A CN109074700A (zh) 2016-05-11 2017-04-24 货币处理系统
PCT/JP2017/016184 WO2017195579A1 (ja) 2016-05-11 2017-04-24 貨幣処理システム
US16/099,899 US11222497B2 (en) 2016-05-11 2017-04-24 Money handling system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016095619A JP2017204153A (ja) 2016-05-11 2016-05-11 貨幣処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017204153A true JP2017204153A (ja) 2017-11-16

Family

ID=60267031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016095619A Pending JP2017204153A (ja) 2016-05-11 2016-05-11 貨幣処理システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11222497B2 (ja)
EP (1) EP3457367A4 (ja)
JP (1) JP2017204153A (ja)
CN (1) CN109074700A (ja)
WO (1) WO2017195579A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019128913A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 富士電機株式会社 金銭処理装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018049328A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 グローリー株式会社 貨幣処理装置および貨幣処理方法
JP2020190825A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 グローリー株式会社 硬貨処理装置
USD998482S1 (en) * 2020-01-31 2023-09-12 Glory Ltd. Currency processing machine
USD952027S1 (en) * 2020-05-29 2022-05-17 Glory Ltd. Currency processing machine
USD948605S1 (en) * 2020-05-29 2022-04-12 Glory Ltd. Currency processing machine
USD949961S1 (en) * 2020-10-07 2022-04-26 Glory Ltd. Banknote handling machine
USD954144S1 (en) * 2020-12-21 2022-06-07 Glory Ltd. Banknote handling machine

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04172594A (ja) * 1990-11-07 1992-06-19 Omron Corp 電子式キャッシュレジスタの操作方向設定装置
JP2001250142A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Hitachi Ltd 自動機
JP2003177838A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 窓口装置
JP2010020370A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ishida Co Ltd Pos端末装置
JP2012150846A (ja) * 2012-05-17 2012-08-09 Glory Ltd 貨幣取引処理装置
JP2013020301A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Glory Ltd 精算システム
JP2013073347A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Glory Ltd レジシステム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0350694A (ja) 1989-07-19 1991-03-05 Hitachi Ltd ユニット収納装置
US5984177A (en) * 1996-08-16 1999-11-16 Transaction Technology, Inc. Multiple configuration automatic teller machine
GB9811069D0 (en) * 1998-05-23 1998-07-22 Ncr Int Inc Modular self service terminal
US20090057093A1 (en) * 2007-08-27 2009-03-05 Glory Ltd. Bill/coin processing system
AT508901B1 (de) * 2009-10-20 2011-05-15 Keba Ag Fundamentsystem zur lastabtragenden aufnahme eines gehäuses oder von wenigstens einem gehäusemodul eines selbstbedienungsautomaten
JP2011238013A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Nec Computertechno Ltd 棒金収納管理装置
WO2012128083A1 (ja) 2011-03-23 2012-09-27 グローリー株式会社 精算システム、精算方法、及び現金精算装置
CN104574629B (zh) * 2013-10-12 2017-10-03 山东新北洋信息技术股份有限公司 取币机构及使用该机构的硬币卷分发机
CN105225363A (zh) * 2014-06-23 2016-01-06 南京专创知识产权服务有限公司 超市自动收银装置
JP6318969B2 (ja) * 2014-08-18 2018-05-09 沖電気工業株式会社 現金処理装置
JP6471449B2 (ja) * 2014-10-10 2019-02-20 富士電機株式会社 貨幣処理装置及び貨幣処理装置の入金制御方法
KR102426070B1 (ko) * 2015-11-18 2022-07-28 삼성전자 주식회사 전자 장치 및 전자 장치의 디스플레이 설정 방법

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04172594A (ja) * 1990-11-07 1992-06-19 Omron Corp 電子式キャッシュレジスタの操作方向設定装置
JP2001250142A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Hitachi Ltd 自動機
JP2003177838A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 窓口装置
JP2010020370A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ishida Co Ltd Pos端末装置
JP2013020301A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Glory Ltd 精算システム
JP2013073347A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Glory Ltd レジシステム
JP2012150846A (ja) * 2012-05-17 2012-08-09 Glory Ltd 貨幣取引処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019128913A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 富士電機株式会社 金銭処理装置
JP7043851B2 (ja) 2018-01-26 2022-03-30 富士電機株式会社 金銭処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20190147683A1 (en) 2019-05-16
EP3457367A4 (en) 2019-12-25
CN109074700A (zh) 2018-12-21
EP3457367A1 (en) 2019-03-20
WO2017195579A1 (ja) 2017-11-16
US11222497B2 (en) 2022-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017195579A1 (ja) 貨幣処理システム
JP6252056B2 (ja) 紙幣入出金装置及び紙幣取引装置
JP6471449B2 (ja) 貨幣処理装置及び貨幣処理装置の入金制御方法
JP6568704B2 (ja) 有価媒体処理装置
US20230005319A1 (en) Money handling apparatus and money handling method
JP2018081568A (ja) 紙幣収納装置および紙幣処理機
JP2014170386A (ja) 貨幣処理装置および貨幣処理方法
JP2012203666A (ja) 紙幣処理装置および紙幣処理方法
JP6378537B2 (ja) 硬貨回収用部材及び回収用部材付き硬貨処理装置
TW201642227A (zh) 紙幣處理裝置
JP2019003709A (ja) 硬貨処理装置
JP6735107B2 (ja) 貨幣処理装置及び貨幣処理システム
JP2016081283A (ja) 紙葉類処理装置
JP2016040696A (ja) 貨幣処理システム
JP6449597B2 (ja) 硬貨処理装置および貨幣処理システム
JP5933282B2 (ja) 貨幣処理装置
JP6681234B2 (ja) 貨幣処理装置
JPH05334331A (ja) 金銭出納ステーション
JP6478561B2 (ja) 有価媒体処理装置
JP6496591B2 (ja) 硬貨処理装置および処理システム
JP2018036995A (ja) 貨幣処理機、貨幣処理システムおよび貨幣処理方法
JP2017215886A (ja) 貨幣処理システム
JP2016081085A (ja) 貨幣処理装置および貨幣処理方法
JP6761326B2 (ja) 貨幣処理機および貨幣処理方法
JP5584266B2 (ja) 貨幣出金装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201207