JP3371872B2 - キーボードの引出装置 - Google Patents

キーボードの引出装置

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JP3371872B2
JP3371872B2 JP34555499A JP34555499A JP3371872B2 JP 3371872 B2 JP3371872 B2 JP 3371872B2 JP 34555499 A JP34555499 A JP 34555499A JP 34555499 A JP34555499 A JP 34555499A JP 3371872 B2 JP3371872 B2 JP 3371872B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天板等の下部にキ
ーボードを収納しておくためのキーボードの引出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】サーバラック等においては、棚板や天板
等の支持板にコンピュータやディスプレイ等を載せてお
き、キーボードを、この支持板に設けた引出装置に格納
するようにしたものが知られている。この種のキーボー
ド用引出装置は、棚板などの下部に水平に収納したキー
ボード用の受け台を、前方に引き出したうえで、この受
け台自体を前方に傾斜させることができるように構成し
てあり、キーボードを使いやすくすべく図ったものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものであると、受け台を傾斜させるための回転機構に、
この受け台の傾斜状態を保ちつつ使用者の手などの重量
に耐え得る保持機能という相反する機能を付与しなけれ
ばならない。その結果、引出装置としては、構造が複雑
でなおかつ十分な強度を得にくいものになりがちであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
点に鑑みて、キーボードを載せた受け台を略水平姿勢に
保ちつつ、支持板下面に沿ってスライド移動可能に支持
する支持機構を設けておき、これとは別に受け台を引き
出すことによって、キーボードの後端部を押し上げてキ
ーボードを前傾姿勢にする押し上げ機構を設けることに
より、上述した不具合の解消を図ったものである。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係るキーボー
ドの引出装置は、ディスプレイやコンピュータ等を載せ
る棚板や天板等の支持板に取付けられるものであって、
キーボードを載せるための受け台と、この受け台を略水
平姿勢に保ちつつ、前記支持板の下方に収納する収納位
置とこの収納位置から該支持板の使用端側に引き出した
引出位置との間で支持板下面に沿ってスライド移動可能
に支持する支持機構と、前記キーボードを、前記収納位
置においては、略水平姿勢に維持し、前記引出位置にお
いては、キーボードの後端部を押し上げて前傾姿勢にす
る押し上げ機構とを具備するとともに、前記押し上げ機
構に、受け台により上下動可能に支持され、キーボード
の後端部を上下動させる駆動部材と受け台のスライド動
作を前記駆動部材の上下動動作に変換する変換手段とを
設け、さらに、この駆動部材が、受け台に起倒動作可能
に支持された駆動アームを備えるものであり、前記変換
手段が、受け台に回転動作可能に支持されるとともに、
前記駆動アームの起倒中心に一端部を連結されて、該駆
動アームを起倒動作と連動して回転する回転支軸と、こ
の回転支軸の他端部に連結されて該回転支軸の回転動作
に連動して起倒動作する連結アームと、支持台側に設け
られ前記連結アームを受け台のスライド動作に伴わせて
起倒動作させるカム部材とを備えるように構成したもの
であることを特徴とする。
【0006】このようなものであれば、受け台を支持す
るための支持機構と、キーボードを前傾させるための押
し上げ機構とが、別々のものとなるため、手を乗せてキ
ーボードを使用した際に受け台にかかる荷重を、十分に
支持できる強度を簡単な構造で付与できるうえ、使い勝
手の点でも、押し上げ機構によりキーボードを前傾させ
ることができるので、十分なものとすることができる。
【0007】受け台の引き出し距離に応じてキーボード
の前傾角度を変えられるようにし、使い勝手をより良好
にするためには、押し上げ機構が、収納位置とこの収納
位置から所定距離引出位置側へ移動させた中間位置との
間においては、キーボードを略水平姿勢に保つととも
に、前記中間位置と引出位置との間においては、受け台
の引き出し動作に伴わせて徐々にキーボード後端部を押
し上げるものであることが望ましい。
【0008】具体的には、押し上げ機構が、受け台によ
り上下動可能に支持され、キーボードの後端部を上下動
させる駆動部材と、受け台の支持機構に対するスライド
移動を前記駆動部材の上下動に変換する変換手段とを具
備するものを挙げることができる。しかして、かかる構
成を簡単な構造で実現するには、駆動部材が、受け台に
起倒動作可能に支持された駆動アームを具備するもので
あり、変換手段が、受け台に回転動作可能に支持される
とともに、前記駆動アームの起倒中心に一端部を連結さ
れて、該駆動アームを起倒動作と連動して回転する回転
支軸と、この回転支軸の他端部に連結されて該回転支軸
の回転動作に連動して起倒動作する連結アームと、支持
台側に設けられ前記連結アームを受け台のスライド動作
に伴わせて起倒動作させるカム部材とを具備するものを
挙げることができる。
【0009】マウスを支持する補助受け台を、マウスを
乗せたままで出し入れできるようにするには、この補助
受け台を、その載置面の使用端側が下方に傾斜する姿勢
に保ちつつ、前記受け台の下面に収容される没入位置
と、受け台から使用端側に引き出した突出位置との間
で、受け台下面に沿ってスライド移動可能に支持する第
2支持機構を設け、前記載置面の少なくとも前端部と受
け台下面との間の離間距離を普通に見られるマウスの高
さよりも大きく設定しておくことが好ましい。
【0010】各種キーボードの奥行き長さの違いに好適
に対応できるようにするには、回転中心軸を軸支持部材
を介して受け台に支持させたものであって、この軸支持
部材を受け台のスライド方向に沿って位置変更可能に設
定しているものが望ましい。キーボードが受け台の中で
大きく移動しないようにするには、軸支持部材がキーボ
ードの後端部に接触することのできるストッパ部を有す
るものであることが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1に示すサーバーラック100は、左
右一対の側部支持体101を、枠体102や梁103に
より連結して自立性を持たせたうえで、前記側部支持体
101に天板104や中間棚106、あるいは上棚10
5を設けるとともに、必要に応じて図示しない配線ダク
ト等も取り付けられるように構成したものであり、複数
のコンピューターや、ディスプレイ等を収容して、会社
等におけるサーバーシステムを構築する際に好適に用い
られる。
【0012】しかして本実施例では、支持板たる前記中
間棚106の左右端部及び中間部の3箇所に、キーボー
ドKB等を収納しておくためのキーボードの引出装置10
7(以下引出装置という)を、それぞれ設けている。こ
の引出装置107は、図2〜図7に示すように、キーボ
ードKBを載せるための受け台1と、この受け台1を略水
平姿勢に保ちつつ、中間棚106の下方に収納する収納
位置Pとこの収納位置Pから中間棚106の使用端側(前
側)に引き出した引出位置Qとの間で、中間棚106の
下面に沿ってスライド移動可能に支持する支持機構2
と、前記キーボードKBを、前記収納位置Pにおいては、
略水平姿勢に維持し、前記引出位置Qにおいては、キー
ボードKBの後端部を押し上げて前傾姿勢にする押し上げ
機構3とを具備している。
【0013】詳述すれば、受け台1は、上方を開口する
扁平箱状のもので、その底板12の前端部には前板を兼
ねるアームレスト11が設けられている。支持機構2
は、中間棚106の下面に固定した対をなすレール21
に、受け台1の各側板上端縁から外側へ延ばした鍔状を
なす慴動板22を、内側からスライド自在に嵌め入れて
なるものである。このレール21は、上板23、中間板
24、下板25及び外側板26とを具備するものであ
り、縦断面形状が対向方向に開口する概略ヨの字型をな
す。そして、その前端が中間棚106の前端に略一致す
るように配置してある。また、その下板25にはローラ
Rが取付けてあり、このローラR上に慴動板22を乗せ
て、受け台1を滑らかにスライドさせることができるよ
うにしてある。なお、中間板24は、受け台1を引き出
したときに、慴動板22の上面にあたって、この受け台
1を略水平姿勢に保つ役割を担う。
【0014】押し上げ機構3は、受け台1により上下動
可能に支持され、キーボードKBの後端部のみに接触して
この後端部を上下動させる駆動部材7と、受け台1の引
出しあるいは格納に係るスライド動作を、前記駆動部材
7の上下動に変換する変換手段8とを具備するものであ
る。この駆動部材7は、先端を前方に倒した倒伏姿勢
(図5参照)と、先端を持ち上げた上動姿勢(図7参
照)との間で基端を中心に起倒動作可能な一対の駆動ア
ーム71と、これら駆動アーム71の先端同士を連結す
るとともに、キーボードKBの後端部下面に接触する線条
体である結合杵72とを具備する。また、変換手段8
は、各駆動アーム71の基端からそれぞれ外側方に延び
る一対の回転支軸81と、各回転支軸81の外方端から
ラジアル方向に延びる一対の連結アーム82と、各レー
ル21に設けられこれら連結アーム82の先端部にそれ
ぞれ係り合う一対のカム部材83とを具備してなるもの
である。そして、これら駆動アーム71、結合杵72、
回転支軸81、連結アーム82は、1本の剛性を有する
金属線条体を屈曲させることにより、一体に形成されて
いる。
【0015】各部について詳述すると、駆動アーム71
は、キーボードKBの後端側部に対応する部位に設けられ
ている。回転支軸81は、受け台1に取付けた軸支持部
材6により回転可能に支持されている。連結アーム82
は、前記駆動アーム71と側面視略90度位相をずらし
て回転支軸81より延びるもので、その先端部を外側方
に屈曲させて、後述するカム部材83の案内溝84に嵌
め入れ可能に構成してなる。そして、駆動アーム71が
倒伏姿勢の時に起立し(図5参照)、上動姿勢の時に後
方に倒れる(図7参照)ように設定してある。
【0016】カム部材83は、直方体状のもので、各レ
ール21の前端部であってその中間板24と上板23と
の間に固定されている。そして、その内側面には、連結
アーム82を嵌め入れ得る幅の案内溝84が開口させて
ある。この案内溝84は、カム部材83の前端部から水
平後方に所定距離延びる下水平部85と、この下水平部
85の後端から連続して後上方に向かって斜めに延びる
傾斜部86と、この傾斜部86の後端から連続して水平
後方に延びる上水平部87から構成されるものであり、
特に上水平部87の後端は、カム部材83の内側面の後
端縁にまで延びて、カム部材83の後面に開口させてあ
る。
【0017】このような構成に加え、本実施例では、前
記回転支軸81を支持する軸支持部材92を、以下のよ
うなものとしている。すなわち、この軸支持部材92
は、図8、図9等に示すように、回転支軸81の軸受を
構成する軸受部62と、この軸受部62の内方に設けた
ストッパ部61とを一体に成形してなる樹脂製のもので
ある。この軸受部62は、横長直方体形状をなすもの
で、左右に延び軸受部62の上面及び外側面に開口する
軸受溝65と、この軸受溝65の内方端から連続して前
方に延び、軸受部62の上面及び前面に開口するアーム
案内溝66とを設けてなる。しかして、この軸受溝65
が回転支軸81を回転可能に支持する。一方、アーム案
内溝66は、駆動アーム71の起倒動作を阻害しないよ
うに設けられたものである。なお、軸受溝65の内側面
には突起68が設けてあり、一旦回転支軸81を嵌めこ
むと、抜けにくくなるように構成されている。一方、ス
トッパ部61は直方体形状のものであり、その上面が、
少なくとも前傾姿勢となったキーボードKBの後端部底面
よりも上方に位置するように設定してある。
【0018】そして、この軸支持部材92の下端各側縁
部から下方に突出する係合い爪63を、受け台1の底板
に、そのスライド方向に沿って間欠的に複数設けた係合
い孔67のいずれかに係合わせることにより、この軸支
持部材92を受け台1のスライド方向に沿って位置変更
可能に取付けられるようにしている。更に、本実施例で
は、マウスMSを載せ動かすための載置面4aを具備する
補助受け台4と、この補助受け台4を、前記受け台1の
下面に収容される没入位置S(図5参照)と、受け台1
から使用端側に引き出した突出位置T(図2参照)との
間で、受け台1の下面に沿ってスライド移動可能に支持
する第2支持機構5とを設けている。より具体的には、
この補助受け台4は、その上面を載置面4aとする平板
状の本体41とその前端縁から起立させたマウスずり落
ち防止用の縁板42とを具備するものであり、対をなす
レール51を受け台1の下面の例えば右側に設けてなる
第2支持機構5により、前記本体41の後端部を、その
使用端側が下方に傾斜する姿勢に保ちつつ、スライド移
動できるように支持させている。しかして、前記載置面
の少なくとも前端部と受け台1の下面との間の上下離間
距離は、マウスMSの高さよりも大きく設定してあり、こ
の補助受け台4を、その上にマウスMSを載せたまま、没
入位置Sに格納することができるようにしてある。な
お、この補助受け台4及び第2支持機構5を、受け台1
の下面の左側に設けてもよい。
【0019】以上のように構成した引出装置107は以
下のようにして使用する。まず、図5に示すように、収
納位置Pに受け台1がある状態において、変換手段8を
構成する連結アーム82は、カム部材83の後方に離間
して位置し、このカム部材83には拘束されていない状
態であるため、駆動アーム71は、キーボードKBの後端
部に上方から押し付けられて前方に倒伏した倒伏姿勢と
なり、連結アーム82は起立姿勢となっている。そし
て、キーボードKBはその底面を受け台1の底板に略密着
させて水平姿勢となっている。
【0020】この状態から、受け台1を使用端側に向か
って引き出していくと、起立姿勢にある連結アーム82
の先端部と略同一高さに設定されているカム部材83の
案内溝84における上水平部87に、この連結アーム8
2の先端部が嵌まり込み、連結アーム82の先端部が、
傾斜部86の後端に至る位置、すなわち中間位置まで、
その状態を維持し続ける。
【0021】さらに、この中間位置からさらに前方に受
け台1を引き出すと、図6に示すように、連結アーム8
2の先端部は、傾斜部86に案内されて後方に倒れてい
く。その結果、この後方倒伏動作が回転支軸81を介し
て駆動アーム71に伝達され、駆動アーム71の先端及
び結合杆72が、連結アーム82の倒れに応じて徐々に
持ち上がる。そして、一対の駆動アーム71の先端及び
結合杵72によりキーボードKBの後端部が徐々に上動す
る。なお、このようにキーボードKBの後端が持ち上がる
過程において、このキーボードKBが中間棚106と干渉
しないように設定してある。
【0022】そして、図7に示すように、最終的に連結
アーム82の先端部が、下水平部85の前端に突き当た
った引出位置Qにおいて、受け台1のそれ以上前方への
引き出し操作は禁止され、キーボードKBはその後端部を
最も高く持ち上げた前傾姿勢となる。しかして、この受
け台1を引出位置Qから後方へ押し込むと、前述とは逆
の動作を経て、受け台1は収納位置Pに収まる。
【0023】なお、補助受け台4は、受け台1を引出位
置Qに引き出してから引き出してもよいし、先に補助受
け台4から引き出しておいてその後、受け台1を引き出
すようにしてもよい。また、補助受け台4のみを引き出
して用いることもできる。したがって、このように構成
した本実施例に係る引出装置107によれば、受け台1
を支持するための支持機構2と、キーボードKBを前傾さ
せるための押し上げ機構3とが、別々のものであるた
め、受け台1に手を乗せてキーボードKBを使用した際
に、受け台1にかかる荷重を十分に支持できる強度を、
簡単な構造で付与できるうえ、使い勝手の点でも、押し
上げ機構3によりキーボードKBを前傾させることができ
るので、十分なものとすることができる。
【0024】また、受け台1の引出し距離に応じてキー
ボードのKBの前傾角度を変えることができるうえ、軸支
持部材92の取付位置を変更することにより、奥行き寸
法の異なる各種のキーボードKBを好適に収容できる。さ
らに、この軸支持部材92に設けたストッパ部61がキ
ーボードKBの受け台1の中での位置ずれを防止する。一
方、マウス用の補助受け台4が、その載置面4aの使用
端側を下方に傾斜させた姿勢のまま、スライド移動する
ので、この補助受け台4を、マウスMSを乗せたままで出
し入れできるという効果も奏する。
【0025】なお、本発明はこの実施例に限られない。
例えば、本引出装置は、サーバラックの中間棚に限られ
ず、上棚や天板にも取り付け得る。もちろんデスク天板
等にも装着可能であるのはいうまでもない。その他各部
の具体的な構成は、上述した実施例に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可
能である。
【0026】
【発明の効果】したがって、以上に詳述した本発明によ
れば、受け台を支持するための支持機構と、キーボード
を前傾させるための押し上げ機構とが、別々のものとな
るため、手を乗せてキーボードを使用した際に受け台に
かかる荷重を、十分に支持できる強度を簡単な構造で付
与できるうえ、使い勝手の点でも、押し上げ機構により
キーボードを前傾させることができるので、十分なもの
とすることができる。
【0027】この補助受け台を、その載置面の使用端側
が下方に傾斜する姿勢に保ちつつ、前記受け台の下面に
収容される没入位置と、受け台から使用端側に引き出し
た突出位置との間で、受け台下面に沿ってスライド移動
可能に支持する第2支持機構を設け、前記載置面の少な
くとも前端部と受け台下面との間の離間距離をマウスの
高さよりも大きく設定しておけば、マウスを支持する補
助受け台を、マウスを乗せたままで出し入れできる。
【0028】押し上げ機構が、収納位置とこの収納位置
から所定距離引出位置側へ移動させた中間位置との間に
おいては、キーボードを略水平姿勢に保つとともに、前
記中間位置と引出位置との間においては、受け台の引き
出し動作に伴わせて徐々にキーボード後端部を押し上げ
るものであれば、受け台の引き出し距離に応じてキーボ
ードの前傾角度を自在に変えることができ、使い勝手を
より良好にすることができる。
【0029】具体的には、押し上げ機構が、受け台によ
り上下動可能に支持され、キーボードの後端部を上下動
させる駆動部材と、受け台の支持機構に対するスライド
移動を前記駆動部材の上下動に変換する変換手段とを具
備するものを挙げることができる。しかして、この駆動
部材が、受け台に起倒動作可能に支持された駆動アーム
を具備するものであり、変換手段が、受け台に回転動作
可能に支持されるとともに、前記駆動アームの起倒中心
に一端部を連結されて、該駆動アームを起倒動作と連動
して回転する回転支軸と、この回転支軸の他端部に連結
されて該回転支軸の回転動作に連動して起倒動作する連
結アームと、支持台側に設けられ前記連結アームを受け
台のスライド動作に伴わせて起倒動作させるカム部材と
を具備するものであれば、簡単な構造で実現することが
できる。
【0030】回転中心軸を軸支持部材を介して受け台に
支持させたものであって、この軸支持部材を受け台のス
ライド方向に沿って位置変更可能に設定しているもので
あれば、各種キーボードの奥行き長さの違いに好適に対
応できる。軸支持部材がキーボードの後端部に接触する
ことのできるストッパ部を有するものであれば、キーボ
ードの受け台の中での位置ずれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すサーバラックを示す全
体斜視図。
【図2】同実施例における引出装置を示す全体斜視図。
【図3】同実施例における引出装置を示す分解斜視図。
【図4】同実施例における引出装置を示す正断面図。
【図5】同実施例における引出装置を示す側断面図。
【図6】同実施例における引出装置を示す側断面図。
【図7】同実施例における引出装置を示す側断面図。
【図8】同実施例における軸支持部材を示す斜視図。
【図9】図8とは逆方向から見た軸支持部材を示す斜視
図。
【符号の説明】
106…支持板(中間棚) 1…受け台 2…支持機構 3…押し上げ機構 4a…載置面 4…補助受け台 5…第2支持機構 6…軸支持部材 61…ストッパ部 7…駆動部材 71…駆動アーム 8…変換手段 81…回転支軸 82…連結アーム 83…カム部材 P…収納位置 Q…引出位置 S…没入位置 T…突出位置 KB…キーボード MS…マウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末廣 勝 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コクヨ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−195208(JP,A) 特開 平9−198160(JP,A) 特開 平10−137047(JP,A) 実開 昭59−40929(JP,U) 実開 平3−4732(JP,U) 実開 昭62−63028(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/16 - 1/18 A47B 1/00 - 41/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイやコンピュータ等を載せる棚
    板や天板等の支持板に取付けられるものであって、キー
    ボードを載せるための受け台と、この受け台を略水平姿
    勢に保ちつつ、前記支持板の下側に収納する収納位置と
    この収納位置から該支持板の使用端側に引き出した引出
    位置との間で支持板下面に沿ってスライド移動可能に支
    持する支持機構と、前記キーボードを、前記収納位置に
    おいては、略水平姿勢に維持し、前記引出位置において
    は、キーボードの後端部を押し上げて前傾姿勢にする押
    し上げ機構とを具備するとともに、前記押し上げ機構
    に、受け台により上下動可能に支持され、キーボードの
    後端部を上下動させる駆動部材と受け台のスライド動作
    を前記駆動部材の上下動動作に変換する変換手段とを設
    け、さらに、この駆動部材が、受け台に起倒動作可能に
    支持された駆動アームを備えるものであり、前記変換手
    段が、受け台に回転動作可能に支持されるとともに、前
    記駆動アームの起倒中心に一端部を連結されて、該駆動
    アームを起倒動作と連動して回転する回転支軸と、この
    回転支軸の他端部に連結されて該回転支軸の回転動作に
    連動して起倒動作する連結アームと、支持台側に設けら
    れ前記連結アームを受け台のスライド動作に伴わせて起
    倒動作させるカム部材とを備えるように構成したもので
    あることを特徴とするキーボードの引出装置。
  2. 【請求項2】マウスを載せ動かすための載置面を具備す
    る補助受け台と、この補助受け台を、前記載置面の使用
    端側が下方に傾斜する姿勢に保ちつつ、前記受け台の下
    側に収容される没入位置と、受け台から使用端側に引き
    出した突出位置との間で、受け台下面に沿ってスライド
    移動可能に支持する第2支持機構とを具備し、前記載置
    面の少なくとも前端部と受け台下面との間の離間距離を
    マウスの高さよりも大きく設定している請求項1記載の
    キーボードの引出装置。
  3. 【請求項3】押し上げ機構が、収納位置とこの収納位置
    から所定距離引出位置側へ移動させた中間位置との間に
    おいては、キーボードを略水平姿勢に保つとともに、前
    記中間位置と引出位置との間においては、受け台の引き
    出し動作に伴わせて徐々にキーボード後端部を押し上げ
    るものであることを特徴とする請求項1または2記載の
    キーボードの引出装置。
  4. 【請求項4】回転支軸を軸支持部材を介して受け台に支
    持させたものであって 、この軸支持部材を受け台のスラ
    イド方向に沿って位置変更可能に設定していることを特
    徴とする請求項1、2または3記載のキーボードの引出
    装置。
  5. 【請求項5】軸支持部材がキーボードの後端部に接触す
    ることのできるストッパ部を有するものであることを特
    徴とする請求項4記載のキーボードの引出装置。
JP34555499A 1999-12-03 1999-12-03 キーボードの引出装置 Expired - Fee Related JP3371872B2 (ja)

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