JPH1028618A - 机用サイドチェスト - Google Patents

机用サイドチェスト

Info

Publication number
JPH1028618A
JPH1028618A JP18908996A JP18908996A JPH1028618A JP H1028618 A JPH1028618 A JP H1028618A JP 18908996 A JP18908996 A JP 18908996A JP 18908996 A JP18908996 A JP 18908996A JP H1028618 A JPH1028618 A JP H1028618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side chest
link
main body
plate
surface plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18908996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Kamei
博樹 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chitose Corp
Original Assignee
Chitose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chitose Corp filed Critical Chitose Corp
Priority to JP18908996A priority Critical patent/JPH1028618A/ja
Publication of JPH1028618A publication Critical patent/JPH1028618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な収納性及び作業性を兼ね備えることは
もちろん、上面板上昇状態において良好な美観及び安定
した状態を確保でき、更に上面板昇降時の操作性に優れ
た机用サイドチェストを提供する。 【解決手段】 サイドチェスト本体10と、その上面に
配置される上面板20と、上面板20を本体10に昇降
自在に支持する平行リンク機構30と、上面板20を本
体10に対し水平前後方向に沿ってスライド自在に支持
する水平スライド機構40と、上面板20を本体10に
対しほぼ垂直にガイドするためのガイド手段50とを備
え、平行リンク機構30の昇降による上面板20の水平
前後方向のずれが、水平スライド機構40のスライド動
作によって吸収されて、上面20がガイド手段50のガ
イド方向に沿ってほぼ垂直に昇降するよう構成されてな
る机用サイドチェスト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上面板が昇降自
在に支持された机用サイドチェストに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サイドチェスト本体の上面に上面
板が昇降自在に設けられた机用のサイドチェストが開発
されている。このサイドチェストは、常時は、上面板を
降下させておいて机の天板下方スペース内に収納する一
方、デスク作業時には、上面板を机天板の高さまで上昇
させて、机天板とともに広く平坦な作業面を形成するこ
とにより、良好な収納性及び作業性を兼ね備えたもので
ある。
【0003】このようなサイドチェストにおいて、上面
板を昇降させるための機構としては、平行リンク機構、
Xリンク機構の他、伸縮シリンダ等を利用するのが一般
的であるが、これらの中でも特に、経済性や、機構の信
頼性等を考慮すると、例えば特開平6−343518号
に開示されるように、平行リンク機構を利用したものが
最も優れていると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平行リ
ンク機構により上面板を昇降させるサイドチェストで
は、上面板の昇降時における軌跡が円弧を描くので、そ
の円弧線に沿って上面板を昇降操作する必要があり、昇
降時の操作性に劣るという問題が発生する。
【0005】更に上昇状態の上面板は、降下状態のとき
と比べると、水平方向へ位置ずれしてサイドチェスト本
体に対し水平方向へオーバーハングしてしまう。このよ
うに上面板が水平方向へ突出していると、美観上好まし
くないばかりか、不安定な状態となり、例えば上面板に
おける水平方向に突出した部分に、使用者が手等をおい
て不用意にも体重をかけてしまうと、上面板はその荷重
を支えることができず、サイドチェストが横転してしま
う恐れがある。
【0006】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、良好な収納性及び作業性を兼ね備えることはもちろ
ん、上面板上昇状態において良好な美観及び安定した状
態を確保でき、更に上面板昇降時の操作性に優れた机用
サイドチェストを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の机用サイドチェストは、サイドチェスト
本体と、前記サイドチェスト本体の上面に配置される上
面板と、一端が前記サイドチェスト本体の上面側に回転
自在に取り付けられ、他端が前記上面板の下面側に回転
自在に取り付けらて、前記サイドチェスト本体上面にお
いて起倒自在な起倒リンクを前後に有し、それらのリン
クを起倒させることにより、前記上面板を水平状態を保
ったまま昇降させるとともに、前記起倒リンクを起立状
態に保持することにより、前記上面板を上昇状態に保持
する平行リンク機構と、前記上面板を前記サイドチェス
ト本体に対し水平前後方向にスライド自在に支持する水
平スライド機構と、前記上面板を前記サイドチェスト本
体に対しほぼ垂直にガイドするためのガイド手段とを備
え、前記平行リンク機構と前記水平スライド機構とが連
動することにより、前記起倒リンクの起倒による前記上
面板の水平前後方向のずれが、前記水平スライド機構の
スライド動作によって吸収されて、前記上面板が前記ガ
イド手段のガイド方向に沿ってほぼ垂直に昇降するよう
構成されてなるものを要旨としている。
【0008】本発明の机用サイドチェストは、上面板を
ほぼ垂直方向に沿って昇降させるものであるため、上面
板昇降時において良好な操作性を得ることができ、更に
上昇状態の上面板がサイドチェスト本体の垂直上方に配
置される。
【0009】一方、本発明においては、前記ガイド手段
を、一端が前側の起倒リンクの一端側に回転自在に取り
付けられるとともに、他端が前記上面板の後端に回転自
在に取り付けられたリンク部材により構成するのが好ま
しい。
【0010】更に本発明において、前記水平スライド機
構によって、前記起倒リンクの他端が前記上面板に対し
前後方向に沿ってスライド自在に構成されてなり、前記
起倒リンクが起立した状態において、そのリンクの他端
側を前記上面板に対しスライドさせることにより、前記
起倒リンクの倒伏開始動作を助成する上面板降下誘導機
構が設けられてなる構成を採用するのが良い。
【0011】また本発明においては、前記起倒リンクを
起立させる方向へ付勢するための付勢手段が設けられて
なる構成を採用するのが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図5はそれぞれこの発
明の実施形態である机用サイドチェストを示す図であ
る。これらの図に示すように、このサイドチェストは、
引き出し(15)や移動用キャスター(16)を具備し
たボックス形状のサイドチェスト本体(10)と、サイ
ドチェスト本体(10)の上面に配置される上面板(2
0)と、上面板(20)をサイドチェスト本体(10)
に昇降自在に支持する平行リンク機構(30)と、上面
板(20)を水平前後方向に沿ってスライド自在に支持
する水平スライド機構(40)と、昇降する上面板(2
0)をサイドチェスト本体(10)に対し、ほぼ垂直方
向に沿ってガイドするためのガイド手段(50)と、上
面板(20)の降下動作をスムーズに行わせるための上
面板降下誘導機構(60)とを基本的な構成要素として
備えている。
【0013】上面板(20)は、サイドチェスト本体
(10)の平面形状に倣って、矩形状に形成されてお
り、下面側の前後両側4箇所に、上面板(20)をサイ
ドチェスト本体(10)上に載置した際に、サイドチェ
スト本体(10)の側板上端面に当接するゴム製ストッ
パー(21)が取り付けられている。
【0014】上面板(20)の下面側に設けられる水平
スライド機構(40)は、左右一対のシャフト(41)
(41)を具備しており、このシャフト(41)(4
1)が、互いに平行で前後方向に沿うように配置された
状態で、上面板(20)の下面側に取り付けられてい
る。更に各シャフト(41)(41)には、スライド自
在にスライダー(42)(42)が取り付けられてい
る。
【0015】また、一方側のスライダー(42)の前端
位置と、上面板(20)における一方側のシャフト(4
1)の後端位置との間には、付勢手段を構成する引っ張
りばね(43)が架け渡されており、通常状態では引っ
張りばね(43)の付勢力によりスライダー(42)が
後方へ付勢されている。更に左右の両シャフト(42)
(42)の前端部には、シャフト(42)(42)に外
嵌するようにして緩衝ばね(44)(44)がそれぞれ
設けられている。
【0016】平行リンク機構(30)は、互いに平行に
配置される略U字状のリンク構成部材(31)を前後に
2本有している。各リンク構成部材(31)(31)
は、その両側片により構成される起倒リンク(31a)
(31a)と、起倒リンク(31a)(31a)の端部
同士を連結する連結軸片(31b)とを具備している。
起倒リンク(31a)(31a)は、先端部が屈曲され
て側面視L字状に形成され、その屈曲部(31c)(3
1c)先端がサイドチェスト本体(10)の上面におけ
る前後両側にそれぞれ回転自在に取り付けられるととも
に、各リンク構成部材(31)(31)の連結軸片(3
1b)(31b)が、上記左右一対のスライダー(4
2)(42)の前端部間及び後端部間に架け渡されるよ
うにして、スライダー(42)(42)に回転自在に取
り付けられる。そして、上面板(20)を後方へ回転さ
せるように持ち上げると、リンク構成部材(31)(3
1)の各起倒リンク(31a)が後方へ回転しながら起
き上がり、上面板(20)が水平姿勢を保ったまま上昇
するよう構成されている。なお起倒リンク(31a)が
起立した状態においては、起倒リンク(31a)の先端
屈曲部(31c)がサイドチェスト本体(10)の上面
に沿うように配置され、安定した起立状態が確保される
よう構成されている。
【0017】ガイド手段(50)は、リンク部材(5
1)からなり、そのリンク部材(51)の前端が、前側
のリンク構成部材(31)の一方側の起倒リンク(31
a)の先端部に、取付部材(52)を介して回転自在に
取り付けられるとともに、リンク部材(51)の後端が
上面板(20)の下面側における一方側のシャフト(4
1)の後端位置に回転自在に取り付けられている。
【0018】なおリンク部材(51)の前端側には、指
詰め等を防止するためのカバーを設けるようにしても良
い。
【0019】また上面板(20)の下面側前部中央に設
けられる上面板降下誘導機構(60)は、図6ないし図
8に示すように取付用部材(61)と、スライド部材
(62)と、回転部材(63)とで構成されている。ス
ライド部材(62)には、長さ方向に沿って長孔(62
a)が形成されており、上面板(20)の下側におい
て、スライド部材(62)を下から覆うようにして取付
用部材(61)が配置され、ねじ(61a)(61a)
が取付用部材(61)及びスライド部材(62)の長孔
(62a)に挿入されて、上面板(10)の下面に螺着
される。これにより、スライド部材(62)が前後方向
に沿ってスライド自在に取り付けられる。回転部材(6
3)は、押込み片(63a)と、係止片(63b)とを
有し、押込み片(63a)が、上記スライド部材(6
2)の後端に回転自在に取り付けられて、係止片(63
b)が、上記取付用部材(61)の後端部に設けられた
係止片(61b)に位置的に対応して配置される。そし
て図7に示すように、スライド部材(62)が後退した
状態から、同図想像線に示すようにスライド部材前端の
指掛け部(62b)に指を掛けて、スライド部材(6
2)を手前にスライドさせると、回転部材(63)の係
止片(63b)が、取付用部材(61)の係止片(61
b)に係止することにより、回転部材(63)が前方へ
スライドしながら、図7(b)の紙面に向かって反時計
方向に回転するよう構成されている。
【0020】以上の構成の机用サイドチェストにおい
て、机の天板下方スペースに収納する場合には、スライ
ド機構(40)のスライダー(42)(42)が引っ張
りばね(43)の付勢力に抗して前方にスライドした位
置に配置された状態で、リンク構成部材(31)の各起
倒リンク(31a)が前方に倒伏して、上面板ストッパ
ー(21)がサイドチェスト本体(10)の側板上端面
に当接係止することにより、上面板(20)がサイドチ
ェスト本体(10)に載置されている。
【0021】この収納状態(上面板降下状態)において
サイドチェストは、机の天板下方スペースに収納し得る
高さとなる。
【0022】そして、この収納状態から、上面板(2
0)を上方へ持ち上げると、平行リンク機構(30)に
おけるリンク構成部材(31)の各起倒リンク(31
a)が後方へ回転しながら起き上がるとともに、それに
連動するようにして、水平スライド機構(40)のスラ
イダー(42)(42)が後方へスライドしていく。こ
のとき各起倒リンク(31a)の他端側端部(上端側端
部)における水平方向の移動量に相当する量だけ、スラ
イダー(42)が水平方向に沿って移動することによ
り、ガイド手段(50)の後端の運動軌跡、すなわち略
垂直方向に沿って、上面板(20)が上昇する。そして
リンク構成部材(31)の各起倒リンク(31a)が最
上位点を少し越えるまで後方へ回転し、各起倒リンク
(31a)の下端屈曲部(31c)がサイドチェスト本
体(10)の上面に沿うように配置されるとともに、ス
ライダー(42)(42)が後端位置までスライドした
ところで、上面板(20)の上昇動作が完了する。
【0023】この上面板上昇状態においては、上面板ガ
イド用リンク部材(51)が、上面板(20)の後端位
置と、前側のリンク構成部材(31)の一側片(31
a)下端位置との間に突っ張り状に配置されることによ
り、起倒リンク(31a)の前方回転が防止されて上面
板(20)の降下が防止され、上面板(20)が所定の
位置、すなわち机天板と対応する高さに保持される。
【0024】なお、上面板(20)を上昇させる際に
は、引っ張りばね(43)の付勢力が伴って、上面板
(20)の上昇操作をスムーズに行うことができる。
【0025】一方、上面板上昇状態においては、図7実
線に示すように、上面板降下誘導機構(60)の押込み
片(63a)が、前側のリンク構成部材(31)の連結
軸片(31b)に沿うように配置されている。
【0026】そして上面板上昇状態から、上面板(2
0)を降下させる場合には、上面板降下誘導機構(6
0)におけるスライド部材(62)の指掛け部(62
b)に指を掛けて手前に引っ張り、スライド部材(6
2)を前方へスライドさせる。これにより図7想像線に
示すように回転部材(63)が同図(b)の反時計方向
に回転しながら前方へスライドして、押込み片(63
a)が、前側のリンク構成部材(31)の連結軸片(3
1b)を前方へ押し込んで、リンク構成部材(31)の
各起倒リンク(31a)が最上位点を越えるように前方
へ回転する。こうして上面板ガイド用リンク部材(5
1)による突っ張りが解除されて、各起倒リンク(31
a)を前方へ無理なくに回転できる状態となる。従って
その状態から上面板(20)を降下させるように操作す
れば、各起倒リンク(31a)が無理なく前方へ倒伏す
るように回転するとともに、それと連動して、スライダ
ー(42)(42)が前方へスライドしていき、上面板
(20)が、ガイド用リンク部材(51)後端の運動軌
跡、すなわち略垂直方向に沿って降下する。そして各起
倒リンク(31a)が前伏するとともに、スライダー
(42)(42)が前端位置までスライドしたところ
で、上面板(20)のストッパー(21)がサイドチェ
スト本体(10)の側板上端面に当接し、上面板(2
0)の降下動作が完了する。この上面板降下操作におい
ては、引っ張りばね(43)の付勢力に抗してスライダ
ー(42)をスライドさせることになるので、上面板
(20)の急激な降下が防止され、上面板(20)が適
度な速さで降下する。更に上面板(20)の降下が完了
する直前に、スライダー(42)が、緩衝ばね(44)
に当たってそのばね(44)を圧縮するので、スライダ
ー(42)の移動速度、換言すれば上面板(20)の降
下速度が緩和され、この点においても上面板(20)の
急激な降下を防止することができる。
【0027】なお、上面板降下誘導機構(60)のスラ
イド部材(62)は、上面板降下状態においては、図7
想像線に示すように前方へスライドしたままの状態であ
るが、上面板(20)を上昇させることによって、スラ
イド部材(62)は後方へスライドして初期状態に復帰
する。すなわち、上面板(20)を上昇させることによ
り、スライダー(42)が後方へ移動していき、前側の
リンク構成部材(31)の連結軸片(31b)が回転部
材(63)を図7(b)の時計方向に回転させるように
しながら後方へ押し込み、これにより図7実線に示すよ
うに回転部材(63)及びスライド部材(62)が共に
初期状態に復帰することになる。
【0028】以上のように、この机用サイドチェストに
よれば、上面板ガイド用リンク部材(51)における後
端の運動軌跡、すなわちほぼ垂直方向に沿って、上面板
(20)を昇降させるものであるため、良好な操作性を
得ることができる。
【0029】更に上面板上昇状態においては、上面板
(20)がサイドチェスト本体(10)の垂直上方に正
確に配置されるので、良好な美観を確保できるととも
に、安定した状態を確保できる。従って上面板(20)
の端部に手を置いて体重をかけたとしてもサイドチェス
トが横転するような不具合を確実に防止することができ
る。
【0030】しかも平行リンク機構(30)を利用する
ものであるため、構造がシンプルになり、良好な美観を
得ることができるとともに、装置信頼性も向上させるこ
とができる。
【0031】また上面板(20)は上昇状態において机
天板と同じ高さに保持されるように構成しているので、
机天板とともに広く平坦な作業面を形成でき、良好な作
業性を得ることができる。
【0032】更に上面板(20)を降下させた状態で
は、机の天板下方スペースに収容し得る高さとなるの
で、天板下方スペース内に支障なく収納することがで
き、良好な収納性を得ることができる。
【0033】なお上記実施形態においては、リンク部材
(51)等のガイド手段(50)を、サイドチェストの
左側部のみに設けているが、このようなガイド手段を、
サイドチェストの左右両側、あるいは中央に設けること
により、上面板(20)をバランス良く昇降させること
ができ、より一層良好な操作性を得ることができる。
【0034】また上記実施形態においては、平行リンク
機構(30)上に上面板(20)をスライド自在に支持
するようにして、上面板(20)をサイドチェスト本体
(10)に対しスライドさせるようにしているが、本発
明は、それだけに限られず、例えば平行リンク機構(3
0)をサイドチェスト本体(10)にスライド自在に支
持するようにして、平行リンク機構(30)とともに上
面板(20)をサイドチェスト本体(10)に対しスラ
イドさせるようにしても良い。
【0035】更に上記実施形態においては、ガイド手段
(50)としてリンク部材からなるものを用いている
が、本発明はそれだけに限られず、上面板(20)を略
垂直方向にガイドできる手段であればどのようなものを
用いても良い。
【0036】また本発明において、引っ張りばね(4
3)や緩衝ばね(44)は、特に必要であるというもの
ではなく、当然のことながら、それらのばね(43)
(44)の取付位置や取付個数も、上記実施形態のもの
に限られることはない。
【0037】また本発明は、サイドチェスト本体の側板
面側や背板面側を、前側として構成されたものも技術範
囲に含まれるものである。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明の机用サイドチ
ェストによれば、平行リンク機構の昇降による上面板の
水平前後方向のずれが、水平スライド機構のスライド動
作によって吸収されて、上面板がガイド用リンク部材等
からなるガイド手段のガイド方向に沿ってほぼ垂直に昇
降するよう構成されるものであるため、上面板昇降時に
おいて良好な操作性を得ることができる上、更に上昇状
態の上面板がサイドチェスト本体の垂直上方に正確に配
置されて、良好な美観を確保できるとともに、安定した
状態を確保できる。また上面板を降下させた状態では、
机の天板下方スペースに収容することができ、良好な収
納性を得ることができるとともに、上面板を上昇させた
状態では、机天板とともに広く平坦な作業面を形成で
き、良好な作業性を得ることができるという効果があ
る。
【0039】本発明において、起倒リンクが起立した状
態において、そのリンクの他端側を上面板に対しスライ
ドさせることにより、起倒リンクの倒伏開始動作を助成
する上面板降下誘導機構が設けられてなる構成を採用す
る場合、上面板の降下操作をスムーズに行えるという利
点がある。
【0040】更に本発明において、起倒リンクを起立さ
せる方向へ付勢するための付勢手段が設けられてなる構
成を採用する場合には、上面板を上昇させる際に、付勢
手段の付勢力が伴って、上面板上昇操作を、よりスムー
ズに行えるとともに、上面板を降下させる際に、付勢手
段が蓄勢することにより、上面板が急激に降下するとい
うような不具合を防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である机用サイドチェスト
を示す斜視図であって、同図(a)は上面板降下状態で
示す斜視図、同図(b)は上面板上昇状態で示す斜視図
である。
【図2】実施形態のサイドチェストの上面板昇降機構を
示す斜視図である。
【図3】実施形態のサイドチェスト上部を上面板上昇状
態で示す側面図である。
【図4】実施形態のサイドチェスト上部を上面板上昇状
態で示す背面図である。
【図5】実施形態のサイドチェスト上部を上面板昇降途
中の状態で示す側面図である。
【図6】実施形態のサイドチェストにおける上面板を示
す裏面図である。
【図7】実施形態のサイドチェストにおける上面板降下
誘導機構を示す図であって、同図(a)は側面図、同図
(b)は下面図である。
【図8】実施形態のサイドチェストにおける上面板降下
誘導機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…サイドチェスト本体 20…上面板 30…平行リンク機構 31a…起倒リンク 40…水平スライド機構 43…引っ張りばね(付勢手段) 50…ガイド手段 51…ガイド用リンク部材 60…上面板降下誘導機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドチェスト本体と、 前記サイドチェスト本体の上面に配置される上面板と、 一端が前記サイドチェスト本体の上面側に回転自在に取
    り付けられ、他端が前記上面板の下面側に回転自在に取
    り付けらて、前記サイドチェスト本体上面において起倒
    自在な起倒リンクを前後に有し、それらのリンクを起倒
    させることにより、前記上面板を水平状態を保ったまま
    昇降させるとともに、前記起倒リンクを起立状態に保持
    することにより、前記上面板を上昇状態に保持する平行
    リンク機構と、 前記上面板を前記サイドチェスト本体に対し水平前後方
    向にスライド自在に支持する水平スライド機構と、 前記上面板を前記サイドチェスト本体に対しほぼ垂直に
    ガイドするためのガイド手段とを備え、 前記平行リンク機構と前記水平スライド機構とが連動す
    ることにより、前記起倒リンクの起倒による前記上面板
    の水平前後方向のずれが、前記水平スライド機構のスラ
    イド動作によって吸収されて、前記上面板が前記ガイド
    手段のガイド方向に沿ってほぼ垂直に昇降するよう構成
    されてなることを特徴とする机用サイドチェスト。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段は、一端が前側の起倒リ
    ンクの一端側に回転自在に取り付けられるとともに、他
    端が前記上面板の後端に回転自在に取り付けられたリン
    ク部材をもって構成されてなる請求項1記載の机用サイ
    ドチェスト。
  3. 【請求項3】 前記水平スライド機構によって、前記起
    倒リンクの他端が前記上面板に対し前後方向に沿ってス
    ライド自在に構成されてなり、 前記起倒リンクが起立した状態において、そのリンクの
    他端側を前記上面板に対しスライドさせることにより、
    前記起倒リンクの倒伏開始動作を助成する上面板降下誘
    導機構が設けられてなる請求項1又は2記載の机用サイ
    ドチェスト。
  4. 【請求項4】 前記起倒リンクを起立させる方向へ付勢
    するための付勢手段が設けられてなる請求項1ないし3
    のいずれかに記載の机用サイドチェスト。
JP18908996A 1996-07-18 1996-07-18 机用サイドチェスト Pending JPH1028618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18908996A JPH1028618A (ja) 1996-07-18 1996-07-18 机用サイドチェスト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18908996A JPH1028618A (ja) 1996-07-18 1996-07-18 机用サイドチェスト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1028618A true JPH1028618A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16235151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18908996A Pending JPH1028618A (ja) 1996-07-18 1996-07-18 机用サイドチェスト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1028618A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610625A (en) * 1992-05-20 1997-03-11 Texas Instruments Incorporated Monolithic spatial light modulator and memory package

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610625A (en) * 1992-05-20 1997-03-11 Texas Instruments Incorporated Monolithic spatial light modulator and memory package

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011059058A1 (ja) 天板付き家具
US7017200B2 (en) Convertible furniture
JPH1028618A (ja) 机用サイドチェスト
JP7429134B2 (ja) テーブル
CN209628989U (zh) 一种可升降电脑桌
JP6880831B2 (ja) 可動棚
CN219229304U (zh) 一种书柜书桌
CN109106067A (zh) 可升降电脑桌
JP2960337B2 (ja) 机用サイドチェスト
JP3149805B2 (ja) 天板拡張装置
CN214630794U (zh) 一种阅读架
JPH09295797A (ja) 物体の昇降装置
JP3796314B2 (ja) 折り畳みテーブル
CN111380314B (zh) 搁物架组件及具有其的冰箱
JP3582031B2 (ja) 折畳みテーブル
JP3357344B2 (ja) 上下昇降式講演台
JP3000832U (ja) 机用サイドチェスト
JP2536204Y2 (ja) 机の足載装置
JP3355945B2 (ja) 昇降天板付きワゴンデスク
JPH0636758Y2 (ja) ワークステーションテーブル
JPH11127974A (ja) ワゴン
JP3043935U (ja) 収納庫
JP3371872B2 (ja) キーボードの引出装置
JPH06343518A (ja) 机用サイドチェスト
JPH0956484A (ja) 机用サイドチェスト