JP3541341B2 - 情報処理装置用卓のキーボード収容装置 - Google Patents

情報処理装置用卓のキーボード収容装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータやワードプロセッサその他の情報処理装置を設置するのに適した情報処理装置用卓において、該情報処理装置の入力装置であるキーボードを、使用しない場合には適宜に収容できる情報処理装置用卓のキーボード収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、コンピュータのシステムは、情報処理装置であるコンピュータ本体とCRTモニタ、キーボード、マウスなどが組み合わされて構成されている。一般的には、コンピュータ本体とモニタ、キーボード、マウスを卓上に設置して、モニタを視認しながらキーボードやマウスによって入力してシステムを運転している。コンピュータ本体への入力は、キーボードとマウスのいずれをも操作して行なわれる場合もあるが、マウス主体やキーボード主体で行なわれる場合もある。マウス主体で入力操作される場合にはキーボードが卓上の有効スペースを無駄に占有することになってしまい好ましくない。また、当該卓上で文書類に対する作業を行なう場合にはキーボードが邪魔になってしまい、例えばモニタの上など一時的に邪魔にならない場所へ移動させたりしている。
【0003】
そこで、使用しないときにはキーボードを所定の位置に収容して卓上を有効に利用できるようにした情報処理装置用卓がある。この種の情報処理装置用卓として、例えば実開昭63−143926号公報に記載されたキーボードの収容構造がある。このキーボードの収容構造は、デスクの天板の下にキーボードを収容する収容空間を形成し、該収容空間を覆う天板を手前側に摺動させたのち手前側に回動させることにより、該天板がデスクの手前側端部から下方に吊り下げられた状態となるような構造としてある。キーボードは前記収容空間に収容され、キーボードを使用しないときには、前記天板で収容空間を覆った状態とし、キーボードを使用するときには、天板をデスクの手前側端部に移動させてキーボードを露呈させるようにする。
【0004】
また、実開平5−4568号公報に記載された情報処理機器用卓がある。この情報処理機器用卓は、シート型キーボードを天板に引き出し可能に収容し、該キーボードを引き出し状態で天板に保持可能に構成されたものである。キーボードを使用するときは、天板からキーボードを引き出して天板に保持させ、使用しないときは、天板に収容しておくようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の情報処理装置用卓のキーボード収容装置では、次のような問題がある。
【0006】
前記実開昭63−143926号公報に記載されたキーボードの収容構造では、キーボードを使用するときには天板が卓の手前側端部から吊り下がった状態にあるため、操作者が椅子に座った状態で吊り下がった天板に脚が突き当ってしまってそれ以上前進し難く、そのため腕を伸ばさなければ手がキーボードに届かず、操作性が悪くなるおそれがある。
【0007】
また、前記実開平5−4568号公報に記載された情報処理機器用卓では、キーボードの使用時には、卓の手前側からキーボードが引き出され、その手前側に操作者が位置するから、モニタまでの距離が大きくなってしまい、小型のモニタでは見えにくくなるおそれがある。また、キーボードと共にマウスを使用する場合には、該マウスはキーボードとモニタとの間の天板面で操作されるから、操作の際に腕を伸ばす必要があり、操作性が悪くなるおそれがある。
【0008】
そこで、この発明は、キーボードの不使用時には天板面を有効に利用することができ、使用時には操作性がよい位置にキーボードを設置することができる情報処理装置用卓のキーボード収容装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するための技術的手段として、この発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置は、天板の適宜位置に凹部によって形成したキーボード収容部と、前記キーボード収容部に昇降自在に設けたキーボードステージと、前記キーボードステージの昇降を行なわせる昇降手段と、前記昇降手段を操作する操作手段と、前記キーボード収容部を覆う着脱自在な蓋体と、前記キーボード収容部に隣接して設けられ該キーボード収容部と区画壁によって区画した操作手段収容部とからなり、最下位まで下降した前記キーボードステージにキーボードを載置して、前記蓋体を前記キーボード収容部に被せた状態で、該蓋体の上面が天板面とほぼ一致し、前記キーボードステージが所定位置まで上昇したときに、該キーボードステージの上面が天板面とほぼ一致することを特徴とし、かつ前記操作手段を前記操作手段収容部に収容させ、前記蓋体は前記キーボード収容部と共に前記操作手段収容部も覆うことを特徴とする。
【0010】
キーボードを使用しない場合には、前記キーボードステージを最下位まで下降させて前記蓋体を被せれば、該蓋体の上面が天板面と一致し、天板の全域を文書類に対する作業に利用することができる。また、マウスのみを利用した入力作業を行なう場合でも、モニタの正面でマウスを操作できるので操作性が向上する。キーボードによって入力作業を行なう場合には、前記蓋体を取り外し、前記操作手段を操作し昇降手段を作動させて、前記キーボードステージを所定位置まで上昇させる。これによりキーボードステージに載置されたキーボードが天板上に現出し、キーボードを操作して入力作業を行なうことができる。また前記操作手段は、このキーボード収容装置を備えた情報処理装置用卓の外周部に配設しても構わないが、その場合には常時該操作手段が露呈した状態となり、該情報処理装置用卓の外観を損うおそれがある。このため、前記操作手段を前記蓋体で覆うことができる位置、即ち前記キーボード収容部に隣接した前記操作手段収容部に設ければ、該操作手段が露呈せず、情報処理装置用卓の外観を損うことがない。
【0011】
また、請求項2の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置は、前記キーボード収容部の壁面にステージ案内手段を設けて、該ステージ案内手段によって前記キーボードステージの昇降を案内することを特徴としている。
【0012】
前記キーボード収容部の内壁自体で前記キーボードステージの昇降を案内させることもできるが、該キーボードステージを円滑に昇降させるために、例えばキーボード収容部の壁面に適宜数のローラを、キーボードステージの昇降方向と直交する方向に沿った軸を中心として回動自在に並設して支持させたいわゆる直動軸受などを配して案内すれば、該キーボードステージを安定して円滑に昇降させることができる。あるいは、キーボード収容部に鉛直な案内ロッドを適宜本数設けて、キーボードステージをこの案内ロッドで案内するようにすることもできる。
【0013】
また、請求項3の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置によれば、前記ステージ案内手段は、先端部に配した回転自在な球体からなる案内ボールと、該案内ボールを先端部から突出させる方向に付勢した付勢手段とを備えた案内用構造体を、前記キーボード収容部の壁面に適宜数設け、前記案内ボールを前記キーボードステージの壁面に押圧してなることを特徴としている。
【0014】
前述したように、キーボードステージの案内手段を設けることにより、該キーボードステージを安定して円滑に昇降させることができるが、前記案内ボールと付勢手段とからなる案内用構造体を適宜数用いれば、その設置個数を変更することによりキーボードステージの案内を確実に行なえるように調整することができる。しかも、それぞれの案内用構造体のキーボードステージに対する位置を変更してキーボードステージに対する押圧力を調整することにより、キーボードステージの昇降時における水平度を調整することができ、より安定した昇降動作を行なわせることができる。さらに、前述した直動軸受などに比べて安価なステージ案内手段とすることができる。
【0015】
また、請求項4の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置は、前記操作手段を前記操作手段収容部に配設して構成した場合には、前記案内構造体を前記区画壁にも設けたことを特徴としている。
【0016】
前記区画壁にも前記案内構造体を設けることにより、キーボードステージは周壁面の全体に亙って案内手段によって案内されることになり、より安定した昇降動作を行なわせることができる。
【0017】
また、請求項5の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置は、前記昇降手段は、キーボードステージの長手方向に沿って該キーボードステージの内部に回動自在に配設した駆動ロッドと、該駆動ロッドに適宜角度を開いて嵌着させた一対の駆動アームを備えた適宜数の押上機構とからなり、駆動ロッドの回動による前記駆動アームの揺動により、該駆動アームの先端部がキーボードステージを押上げることを特徴としている。
【0018】
前記駆動ロッドを回動させると前記駆動アームが揺動するから、この揺動域内にキーボードステージの天井板の下面を位置させておけば、該駆動アームの揺動によってキーボードステージが押上げられる。逆の方向に回動させれば、駆動アームの揺動に伴われてキーボードステージがその自重によって降下する。そして、前記操作手段を前記駆動ロッドに連繋させて、回動させる構造とすればよい。
【0019】
そして、請求項6の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置は、前記駆動ロッドに倍力機構を付加したことを特徴としている。
【0020】
したがって、僅かな力で駆動ロッドを回動させることができ、キーボードステージの昇降を容易に行なうことができる。なお、この倍力機構による付勢の方向を駆動ロッドの回動の一方の方向のみとし、キーボードステージを上昇させるときに付勢され、下降させるときにはこの付勢力に抗するようにしておけば、キーボードステージを迅速に上昇させることができ、他方下降時にはゆっくりとなって衝撃が緩和されるので好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図示した好ましい実施の形態に基づいて、この発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置を具体的に説明する。
【0024】
図1はこの発明に係るキーボード収容装置1を備えた情報処理装置用卓2の側面図で、キーボード収容装置1を想像線で示してある。また、図2は平面図であり、図1及び図2に示すように、この情報処理装置用卓2には図示しないコンピュータ本体が組み込まれ、該情報処理装置用卓2の天板2aには該コンピュータ本体に接続されたCRTモニタ3とマウス4及びマウス4の操作用マウスパッド4aとが載置され、前記キーボード収容装置1にはキーボード5が収容されている。このキーボード収容装置1は、天板2aの一部であってキーボード5を使用した入力作業に良好となる位置に形成された開口2bに取り付けられており、このキーボード収容装置1には昇降手段30が組み込まれている。また、該開口2bには蓋体6が着脱自在に被せられるようにしてある。この蓋体6を開口2bに被せた状態では、該蓋体6の上面が天板2aの上面とほぼ一致して、天板2aの上面を平面に形成することができるようにしてある。蓋体6の適宜位置には指穴6aが形成されており、この指穴6aに指先を挿入して蓋体6を引き上げられるようにしてある。
【0025】
前記キーボード収容装置1を、図5〜図12を参照して説明する。図5は前記キーボード収容装置1をユニット化したものを示す平面図で、図6はこのキーボード収容装置1を情報処理装置用卓2に組み込んだ状態の天板2aの右側面を切断して示す断面図である。このキーボード収容装置1は、図5に示すように外形がほぼ矩形をした枠状で、キーボード収容部を構成するステージハウジング11内に、前記キーボード5が載置されるキーボードステージ12を摺動自在に遊挿してあり、このキーボードステージ12の下方に位置させて前記昇降手段30が組み込まれている。また、図5に示すように、前記ステージハウジング11の側部には、後述する操作手段を収容する操作手段収容部としてのレバーボックス13が隣接して設けられており、キーボードハウジング11の側壁の1つ、即ち区画壁11a によってこれらキーボードハウジング11とレバーボックス13とが区画されている。
【0026】
前記キーボードハウジング11の上縁部には、図6に示すように、外側に張り出させた止着用フランジ部11b が形成されており、このフランジ部11b には適宜数の止着孔11c が形成されている。また、キーボードハウジング11の下縁部には、内側に張り出させた受けフランジ部11d が形成されている。そして、前記止着用フランジ部11b の上面を天板2aの上面を形成する上部パネル2cの下側面に当接させ、該上部パネル2cの内側面に植設した止着ボルト14a を前記止着孔11c に貫通させてナット14b を締め付けることにより、キーボードハウジング11が天板2aに固定されている。なお、前記止着用フランジ部11b と上部パネル2cとの間に適宜な肉厚のスペーサ15を介在させて、止着フランジ11b の上面と上部パネル2cの上面、即ち天板面2dとの段差の距離が前記蓋体6の肉厚とほぼ等しくなるように調整されている。また、止着フランジ部11b の基部側が開口2bの縁部よりも適宜に内側に位置するようにしてある。したがって、該蓋体6を開口2bに被せた状態では、該蓋体6は止着フランジ部11b に載置されて保持され、その上面と天井面2dとで平面が形成されるようにしてある。また、前記受けフランジ部11d の内側面にはスポンジゴムその他の弾性体で形成した緩衝部材16が設けられている。
【0027】
前記キーボードステージ12は、図6に示すように、下側が開放された筐体によって形成されており、下縁部には内側に張り出させた支持フランジ部12a が形成されている。このキーボードステージ12は、図5に示すように、前記キーボードハウジング11の内面に沿って遊挿されるように、該キーボードハウジング11の内側形状よりも僅かに小さいほぼ矩形に形成されている。キーボードステージ12の適宜位置には、キーボード5とコンピュータ本体とを接続するキーボードケーブルを挿通させるためのケーブル孔12b が形成されている。
【0028】
キーボードハウジング11の周囲壁には、図5及び図6に示すように、ステージ案内手段を構成する案内構造体としての案内部材20が設けられている。この案内部材20は、図7に示すように、外周面に雄ねじが螺刻された本体部21の先端部に、該先端部から脱落しない状態に案内ボール22が回転自在に設けられ、本体部21に圧縮コイルばねからなる付勢手段としての押圧ばね23が収容されて構成されている。この押圧ばね23の復元力を受けて、前記案内ボール22が先端部から突出する方向に移動するようにしてある。また、本体部21の基端部側の端面には、ねじ回しを差し込むための溝部24が形成されている。そして、この案内部材20が、本体部21の雄ねじ部を、キーボードハウジング11の周囲壁の適宜位置に設けられた雌ねじ部11e に螺合させて設けられている。また、案内部材20をキーボードハウジング11に設けた状態で、前記案内ボール22がキーボードステージ12の側壁に適宜に押圧されて、キーボードステージ11の昇降が安定するようにしてある。その押圧力は、本体部21の雄ねじ部とキーボードハウジング11の雌ねじ部11e との螺合位置を変更することにより調整される。
【0029】
次に、図8〜図13を参照して前記昇降手段30を説明する。図9及び図10に示すように、前記キーボードハウジング11の奥行方向の中央部には、前記区画壁11a とこれに対向した側壁との間に駆動ロッド31が回動自在に掛け渡されており、区画壁11a 側の端部は、適宜長さ前記レバーボックス13の内部に突出している。この突出した先端部に、操作手段としての操作レバー41の基端部が嵌着されている。なお、例えば駆動ロッド31の先端形状を多角形に形成し、操作レバー41に該多角形に合致する透孔を形成して、これらを係合させることにより操作レバー41を揺動させると駆動レバー31が回動するようにしてある。
【0030】
前記操作レバー41の側面には、前記駆動ロッド31の軸方向と平行な方向を長手方向とした掛止バー42が、区画壁11a とは反対の方向を指向して突設されており、図10に示すように、その先端部がレバーボックス13の側壁13a の外側に位置している。他方、該側壁13a の適宜位置には掛止ピン43が、外方を指向して突設されており、この掛止ピン43の先端部と前記掛止バー42の先端部とに引張りコイルばねからなる倍力機構を構成するトグルばね44が掛け渡されている。この掛止ピン43の突設位置を、図8に示すように、前記駆動ロッド31を通る鉛直線に対して、キーボードステージ12を上昇させた場合の操作レバー41が位置する側に偏倚させておくことが、後述する動作を円滑に行なえるので好ましい。なお、前記掛止バー42と掛止ピン43とをそれぞれ、操作レバー41と側壁13a とにねじ込み式とし、そのねじ孔を複数個形成することにより、これら掛止バー42と掛止ピン43との位置を変更できるようにして、前記トグルばね44の復元力の大きさを調整できるようにしてあれば好ましい。そして、操作レバー41が収容されたレバーボックス13の上部は、天井板13b によって閉鎖されており、この天井板13b に形成されたスリット13c に操作レバー41の先端部を挿通させて、該先端部を天井板13b の上方に位置させてある。なお、前記側壁13a には操作レバー41の揺動による掛止バー42の旋回を許容するスリットが形成されている。
【0031】
前記駆動ロッド31の適宜位置には、図8及び図9に示すように、一対の駆動アーム32を備えた押上機構が適宜数設けられている。この駆動アーム32の基端部が駆動ロッド31に嵌着されて、該駆動ロッド31の回動によって揺動するようにしてあり、先端部には支持ローラ33が回動自在に支持されている。図8に示すように、一対の駆動アーム32の間には適宜な角度が設けられており、これら駆動アーム32が起立して鉛直方向から等角度で傾いた位置まで揺動した状態で、支持ローラ33の上端が天板2aの開口2bの縁部を臨むようにしてあり、この支持ローラ33で支持されたキーボードステージ12の天井板12c の上面が天板面2dと一致するようにしてある。図11及び図12はこの押上機構の構造を説明する図で、駆動アーム32の基端部には駆動ロッド31を挿通する透孔32a と、該透孔32a と直交するセット孔32b とが形成されている。他方、駆動ロッド31には所定の位置にねじ孔が形成されており、このねじ孔に前記セット孔32b が合致するよう駆動アーム32を駆動ロッド31に嵌装すれば、図12に示すように、該駆動アーム32が所定の位置に所定の角度で取り付けられるようにしてある。そして、セット孔32b を貫通させた固定ねじ34をねじ孔に螺合させれば、駆動アーム32が駆動ロッド31に固定されることになる。
【0032】
そして、ステージハウジング11にキーボードステージ12や昇降手段30、操作レバー41などを組み込んでユニット化されたキーボード収容装置1が、天板2aに組み込まれて取り付けられる。図6に示すように、天板2aの下部パネル2eには開口2fが形成されており、この開口2fを下方から閉成する裏蓋17が着脱自在に設けられている。この裏蓋17を外した状態で、前記開口2fからアッセンブリされたステージハウジング11を天板2aの内部に差し込み、前述したように、止着用フランジ部11b をナット14b で固定して、裏蓋17を閉じれば、キーボード収容装置1が、図1及び図3に示すように、天板2aに組み込まれた状態となる。
【0033】
以上により構成されたこの発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置の実施形態について、その作用を以下に説明する。
【0034】
キーボード5を使用しない場合には、前記操作レバー41を図8において想像線で示す位置に位置させる。この状態では前記駆動アーム32は、同図上想像線で示すように水平に近い位置にあって支持ローラ33が下降している。このため、キーボードステージ12は同図上想像線で示す位置に下降しており、該キーボードステージ12に載置されたキーボード5はキーボードハウジング11に収容されて、天板面2dよりも下がった位置にある。この状態で開口2bに蓋体6を被せば、該蓋体6の上面が天板面2dと一致して天板面2dが全域に亙って平面状となる。このため、この情報処理装置用卓2の天板面2dを有効に利用でき、マウス4による入力を行なったり、文書類に対する作業を行なうのにキーボード5が邪魔になることがない。
【0035】
キーボード5を使用して入力作業を行なう場合には、前記蓋体6の指穴6aに指を挿入して取り外す。そして、図8において想像線で示す位置にある操作レバー41を実線で示す位置まで揺動させる。この揺動により前記駆動ロッド31が同方向に回動するから、該駆動ロッド31に嵌着されている前記駆動アーム32が、図8上想像線で示す位置から実線で示す位置まで揺動する。この揺動の途中で、駆動アーム32に伴われて旋回している支持ローラ33が、キーボードステージ12の天井板12c の下面、即ち天井面に当接する。それ以後は、該支持ローラ33の旋回によってキーボードステージ12が押し上げられて上昇することになる。
【0036】
そして、図8に示すように、前記一対の駆動アーム32が鉛直方向に対して等しい角度で位置した状態でキーボードステージ12の天井板12c の上面が天板面2dと一致する。なお、キーボードステージ12の上昇終端付近では、一対の駆動アーム32のうちの先行する駆動アーム32が鉛直方向と一致した際に最も最上位となり、該駆動アーム32が鉛直方向を通過すると僅かに下降し、図8に示す状態で安定する。しかも、一対の支持ローラ33によって鉛直方向を挟んだ状態で支持されているから、キーボードステージ12に上方から外力が加えられても、駆動アーム32が倒れてしまうことがない。そして、キーボードステージ12が当該位置まで上昇した状態では、これに載置されたキーボード5が天板面2dに載置された場合と同様な状態となってCRTモニタ3に対して適宜位置に位置するから、該キーボード5を使用しての入力を支障なく、良好に行なうことができる。
【0037】
キーボード5が不要となれば、操作レバー41を図8の実線で示す位置から想像線で示す位置まで揺動させる。この揺動によって駆動ロッド31を介して駆動アーム32が、同図上実線で示す位置から想像線で示す位置まで揺動し、該駆動アーム32の先端部の支持ローラ33に支持されていたキーボードステージ12が、実線で示す位置から想像線で示す位置まで下降するから、蓋体6を開口2bに被せばよい。なお、キーボードステージ12が最下位まで下降した際には、前記支持フランジ部12a が前記緩衝部材16に当接するから、下降時の衝撃が緩和される。
【0038】
このキーボードステージ12が昇降する際には、ステージハウジング11の側壁に設けられた前記案内部材20によって案内されるので、キーボードステージ12は傾いたりすることなく安定して昇降する。すなわち、キーボードステージ12の側壁にはこの案内部材20の案内ボール22が押圧されているから、この案内ボール22の回転によってキーボードステージ12が円滑に昇降する。また、この案内部材20の本体部21の雄ねじ部とステージハウジング11の側壁の雌ねじ部11e との螺合位置を調整して、ステージハウジング11とキーボードステージ12との間に形成される間隙をキーボードステージ12の周囲に亙ってほぼ等しくしておけば、キーボードステージ12は案内部材20にほぼ均等に押圧されるので、傾くことなくほぼ水平を維持して昇降することができるのである。
【0039】
また、前記案内手段20は、図6及び図8に示すように、キーボードステージ12がいずれの位置にある場合であっても、鉛直方向においては2つ以上の案内手段20で案内されるように設定して設けてあることが望ましい。すなわち、図6及び図8に示すように、鉛直方向に3つの案内手段20を適宜間隔で設定すれば、キーボードステージ12を2つ以上の案内手段20で押圧することができ、該キーボードステージ12の水平を確実に維持させることができる。
【0040】
また、キーボードステージ12を上昇させる方向への前記操作レバー41の揺動は、前記トグルばね44の復元力を受けるため、小さな操作力によって行なうことができる。すなわち、操作レバー41を図8上想像線で示す位置から実線で示す位置まで揺動させる場合には、最も伸長した状態にあるトグルばね44が最も収縮した状態になるため、該トグルばね44の復元力は操作レバー41を前記方向に揺動させるように付勢されることになり、操作レバー41の操作力が軽減される。このため、キーボード5が載置されて重量があるキーボードステージ12を容易に上昇させることができる。逆に、キーボードステージ12を下降させる際には、前記トグルばね44の復元力が操作レバー41の操作力に抗する方向に付勢される。このため、キーボードステージ12はゆっくりと下降することになり、キーボード5に衝撃が加えられるのを抑制することができる。
【0041】
なお、ここに説明した実施形態は本発明の好ましい一形態であって、本発明はこれに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施できることは勿論である。例えば、本実施形態では、昇降手段を駆動ロッド31と一対の駆動アーム32を備えた押上機構とによって構成した構造を示したが、他の機構、例えばギヤとラックとを組み合わせて該ギヤの回転によってキーボードステージ12を昇降させる構造とすることもできる。また、倍力機構としてトグルばね44を用いた構造を示したが、リンク機構などによって構成した倍力機構を用いることもできる。また、キーボードステージ12の下降時の緩衝を行なうために、オイルダンパやガスダンパを利用することもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置によれば、キーボードを使用して入力するのに良好な位置に形成したキーボード収容部に、キーボードの不使用時にはキーボードを収容させて蓋体で閉じ、該蓋体で天板面の一部を形成するようにし、キーボードの使用時にはキーボードを上昇させて天板面上に現出するようにしたから、キーボードの不使用時には天板面を無駄なく有効に利用することができて文書類に対する作業の効率を向上させ、キーボードの使用時には、操作にとって良好な位置に設定でき、キーボード入力を効率よく行なうことができる。
【0043】
また、請求項2の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置によれば、キーボードを載置したキーボードステージの昇降をステージ案内手段によって案内するから、キーボードを円滑に安定して昇降させることができる。
【0044】
また、請求項3の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置によれば、キーボードステージの昇降を行なわせる操作手段を、キーボードの不使用時には隠蔽できるから、情報処理装置用卓の外観を損うことがない。
【0045】
また、請求項4の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置によれば、簡単な構造でキーボードステージの昇降を安定して案内できると共に、調整が容易で、且つ、安価なステージ案内手段を提供でき、情報処理装置用卓のコストを低減することができる。
【0046】
また、請求項5の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置によれば、操作手段を隠蔽する構造であってもキーボードステージが周壁面の全域に亙って案内されるから、より安定した昇降動作を行なわせることができる。
【0047】
また、請求項6の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置によれば、使用時にあるキーボードとキーボードステージとを、簡単な構造で安定した状態で確実に保持することができると共に、キーボードステージの昇降を確実に行なわせることができる。
【0048】
そして、請求項7の発明に係る情報処理装置用卓のキーボード収容装置によれば、僅かな操作力でキーボードステージを昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るキーボード収容装置を備えた情報処理装置用卓の側面図であり、キーボードが収容されている状態を示している。
【図2】この発明に係るキーボード収容装置を備えた情報処理装置用卓の平面図であり、キーボードが収容されている状態を示している。
【図3】この発明に係るキーボード収容装置を備えた情報処理装置用卓の側面図であり、キーボードが露呈した状態を示している。
【図4】この発明に係るキーボード収容装置を備えた情報処理装置用卓の平面図であり、キーボードが露呈した状態を示している。
【図5】キーボード収容装置の平面図である。
【図6】キーボード収容装置の側面の断面図である。
【図7】キーボード収容装置に設けたステージ案内手段を示す側面の断面図である。
【図8】キーボード収容装置に設けた昇降手段と操作手段の構成を説明するための側面の断面図である。
【図9】キーボード収容装置に設けた昇降手段と操作手段の構成を説明するための平面図である。
【図10】キーボード収容装置に設けた操作手段の構成を説明するための平面図で、一部を省略して示してある。
【図11】昇降手段が備えたキーボードステージの押上機構の構造を説明する平面図である。
【図12】キーボードステージの押上機構の構造を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 キーボード収容装置
2 情報処理装置用卓
2a 天板
2b 開口
2d 天板面
3 CRTモニタ
4 マウス
5 キーボード
6 蓋体
11 ステージハウジング(キーボード収容部)
11a 区画壁
12 キーボードステージ
13 レバーボックス(操作手段収容部)
16 緩衝部材
20 案内部材(案内構造体)
21 本体部
22 案内ボール
23 押圧ばね(付勢手段)
24 溝部
30 昇降手段
31 駆動ロッド
32 駆動アーム
33 支持ローラ
41 操作レバー(操作手段)
44 トグルばね(倍力機構)

Claims (6)

  1. 天板の適宜位置に凹部によって形成したキーボード収容部と、
    前記キーボード収容部に昇降自在に設けたキーボードステージと、
    前記キーボードステージの昇降を行なわせる昇降手段と、
    前記昇降手段を操作する操作手段と、
    前記キーボード収容部を覆う着脱自在な蓋体と、
    前記キーボード収容部に隣接して設けられ該キーボード収容部と区画壁によって区画した操作手段収容部とからなり、
    最下位まで下降した前記キーボードステージにキーボードを載置して、前記蓋体を前記キーボード収容部に被せた状態で、該蓋体の上面が天板面とほぼ一致し、前記キーボードステージが所定位置まで上昇したときに、該キーボードステージの上面が天板面とほぼ一致することを特徴とし、かつ前記操作手段を前記操作手段収容部に収容させ、前記蓋体は前記キーボード収容部と共に前記操作手段収容部も覆うことを特徴とする情報処理装置用卓のキーボード収容装置。
  2. 天板の適宜位置に凹部によって形成したキーボード収容部と、
    前記キーボード収容部に昇降自在に設けたキーボードステージと、
    前記キーボードステージの昇降を行なわせる昇降手段と、
    前記昇降手段を操作する操作手段と、
    前記キーボード収容部を覆う着脱自在な蓋体と、
    前記キーボード収容部の壁面に設けたステージ案内手段と、
    前記キーボード収容部に隣接して設けられ該キーボード収容部と区画壁によって区画した操作手段収容部とからなり、
    最下位まで下降した前記キーボードステージにキーボードを載置して、前記蓋体を前記キーボード収容部に被せた状態で、該蓋体の上面が天板面とほぼ一致し、前記キーボードステージが所定位置まで上昇したときに、該キーボードステージの上面が天板面とほぼ一致することを特徴とし、かつ該ステージ案内手段によって前記キーボードステージの昇降を案内することを特徴とし、更に前記操作手段を前記操作手段収容部に収容させ、前記蓋体は前記キーボード収容部と共に前記操作手段収容部も覆うことを特徴とし情報処理装置用卓のキーボード収容装置。
  3. 前記ステージ案内手段は、先端部に配した回転自在な球体からなる案内ボールと、該案内ボールを先端部から突出させる方向に付勢した付勢手段とを備えた案内用構造体を、前記キーボード収容部の壁面に適宜数設け、前記案内ボールを前記キーボードステージの壁面に押圧してなることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置用卓のキーボード収容装置。
  4. 前記案内構造体を前記区画壁にも設けたことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置用卓のキーボード収容装置。
  5. 前記昇降手段は、キーボードステージの長手方向に沿って該キーボードステージの内部に回動自在に配設した駆動ロッドと、該駆動ロッドに適宜角度を開いて嵌着させた一対の駆動アームを備えた適宜数の押上機構とからなり、駆動ロッドの回動による前記駆動アームの揺動により、該駆動アームの先端部がキーボードステージを押上げることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置用卓のキーボード収容装置。
  6. 前記駆動ロッドに倍力機構を付加したことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置用卓のキーボード収容装置。
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