JP3149642B2 - チェーンガイド取付構造 - Google Patents
チェーンガイド取付構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、チェーンガイド取付
構造に係り、特にクランクロアケースのコンパクト化等
を図り得るチェーンガイド取付構造に関する。
構造に係り、特にクランクロアケースのコンパクト化等
を図り得るチェーンガイド取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンにおいては、オイルポンプを駆
動するために、クランク軸の回転に連動してオイルポン
プを駆動するオイルポンプ駆動用チェーンが、クランク
軸に取付けたクランクスプロケットとオイルポンプのオ
イルポンプ軸に取付けたポンプスプロケットとに巻掛け
られている。
動するために、クランク軸の回転に連動してオイルポン
プを駆動するオイルポンプ駆動用チェーンが、クランク
軸に取付けたクランクスプロケットとオイルポンプのオ
イルポンプ軸に取付けたポンプスプロケットとに巻掛け
られている。
【０００３】即ち、図８、９に示す如く、エンジン１０
２は、シリンダブロック１０４の下部位にクランクロア
ケース１０６が取付けられ、このクランクロアケース１
０６の下部位にオイルパン１０８が取付けられ、シリン
ダブロック１０４とクランクロアケース１０６との間に
はクランク軸１１０が軸支され、さらに、オイルパン１
０８内にはクランクロアケース１０６の下部位に取り付
けたオイルポンプ１１２を配置して構成されている。
２は、シリンダブロック１０４の下部位にクランクロア
ケース１０６が取付けられ、このクランクロアケース１
０６の下部位にオイルパン１０８が取付けられ、シリン
ダブロック１０４とクランクロアケース１０６との間に
はクランク軸１１０が軸支され、さらに、オイルパン１
０８内にはクランクロアケース１０６の下部位に取り付
けたオイルポンプ１１２を配置して構成されている。
【０００４】クランク軸１１０には、図９に示す如く、
クランクロアケース１０６によって形成されたケース室
１１４内で、オイルポンプ駆動スプロケット１１６が取
付けられている。また、オイルポンプ１１２のオイルポ
ンプ軸（図示せず）には、ポンプスプロケット１１８が
取付けられている。このオイルポンプ駆動スプロケット
１１６とポンプスプロケット１１８とには、オイルポン
プ駆動用チェーン１２０が巻掛けられている。
クランクロアケース１０６によって形成されたケース室
１１４内で、オイルポンプ駆動スプロケット１１６が取
付けられている。また、オイルポンプ１１２のオイルポ
ンプ軸（図示せず）には、ポンプスプロケット１１８が
取付けられている。このオイルポンプ駆動スプロケット
１１６とポンプスプロケット１１８とには、オイルポン
プ駆動用チェーン１２０が巻掛けられている。
【０００５】また、オイルポンプ駆動用チェーン１２０
の揺動を防止するために、クランクロアケース１０６に
は、チェーンガイド１２２が、第１、第２取付ボルト１
２４、１２６によって取付けられている。
の揺動を防止するために、クランクロアケース１０６に
は、チェーンガイド１２２が、第１、第２取付ボルト１
２４、１２６によって取付けられている。
【０００６】このチェーンガイド１２２は、オイルポン
プ駆動用チェーン１２０の外表面を押え付けるシュー部
１２８と、このシュー部１２８に連設した腕部１３０
と、この腕部１３０に連設したガイド取付部１３２とか
らなる。このガイド取付部１３２は、クランクロアケー
ス１０６の端側ジャーナル部である第１ジャーナル部１
３４よりも内側に設置してチェーンラインＰ上で、クラ
ンクロアケース１０６の外側段壁１３６に固設されてい
る。
プ駆動用チェーン１２０の外表面を押え付けるシュー部
１２８と、このシュー部１２８に連設した腕部１３０
と、この腕部１３０に連設したガイド取付部１３２とか
らなる。このガイド取付部１３２は、クランクロアケー
ス１０６の端側ジャーナル部である第１ジャーナル部１
３４よりも内側に設置してチェーンラインＰ上で、クラ
ンクロアケース１０６の外側段壁１３６に固設されてい
る。
【０００７】また、このようなチェーンガイド取付構造
としては、例えば、特開昭６３−２１３１２号公報に開
示されている。この公報に記載のものは、チェーンガイ
ドの一端側をピンヒンジにするとともにチェーンガイド
の他端側をシリンダブロックに位置調整可能に設けた構
成であり、ポンプカバーを締結するボルトにはチェーン
ガイドの一端側の取付片を軸支する軸部を一体に設けて
いる。
としては、例えば、特開昭６３−２１３１２号公報に開
示されている。この公報に記載のものは、チェーンガイ
ドの一端側をピンヒンジにするとともにチェーンガイド
の他端側をシリンダブロックに位置調整可能に設けた構
成であり、ポンプカバーを締結するボルトにはチェーン
ガイドの一端側の取付片を軸支する軸部を一体に設けて
いる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、図８
に示す如く、オイルポンプ駆動用チェーンガイド１２２
のガイド取付部１３２がチェーンラインＰ上に位置する
ので、このガイド取付部１３２が外側に大きく張出して
しまい、このため、図７に示す如く、六角ソケット１３
８の存在のために、直径Фのスペースを必要とし、第１
取付ボルト１２４の中心Ｃからクランク軸１１０寄り
に、つまり、図７に示す取付ボルト１２４の中心Ｃより
も左側に、ガイド取付部１３２を設置することができな
くなり、クランクロアケース１０６を大型にする必要が
あり、もって、クランクロアケース１０６が大型化する
という不都合があった。また、チェーンガイド１２２の
腕の長さ、つまり、ガイド取付部１３２の中心Ｃと外側
段壁１３６の内面との交点Ｏからシュー部１２８の裏部
位１２８Ｆまでの長さである腕の長さＬｏが大となり、
剛性が低下するとともに、重量が大となり、しかも、大
なる騒音が発生するという不都合があった。
に示す如く、オイルポンプ駆動用チェーンガイド１２２
のガイド取付部１３２がチェーンラインＰ上に位置する
ので、このガイド取付部１３２が外側に大きく張出して
しまい、このため、図７に示す如く、六角ソケット１３
８の存在のために、直径Фのスペースを必要とし、第１
取付ボルト１２４の中心Ｃからクランク軸１１０寄り
に、つまり、図７に示す取付ボルト１２４の中心Ｃより
も左側に、ガイド取付部１３２を設置することができな
くなり、クランクロアケース１０６を大型にする必要が
あり、もって、クランクロアケース１０６が大型化する
という不都合があった。また、チェーンガイド１２２の
腕の長さ、つまり、ガイド取付部１３２の中心Ｃと外側
段壁１３６の内面との交点Ｏからシュー部１２８の裏部
位１２８Ｆまでの長さである腕の長さＬｏが大となり、
剛性が低下するとともに、重量が大となり、しかも、大
なる騒音が発生するという不都合があった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、エンジンのシリンダブロ
ックとオイルパンとの間にクランクロアケースを設け、
前記シリンダブロックと前記クランクロアケースとの間
にクランク軸を軸支して設け、前記クランクロアケース
の前記オイルパンが取り付けられるオイルパン取付面側
には前記オイルパン内に配置したオイルポンプを設け、
前記クランク軸の回転を前記オイルポンプに伝達するオ
イルポンプ駆動用チェーンを設け、このオイルポンプ駆
動用チェーンの揺動を防止するチェーンガイドを前記ク
ランクロアケースに取付けたチェーンガイド取付構造に
おいて、前記チェーンガイドには前記オイルポンプ駆動
用チェーンの外表面を押え付けるシュー部とこのシュー
部に連設した腕部とこの腕部に連設してボルト取付孔が
形成されたガイド取付部とを設け、前記クランクロアケ
ースへの取付状態において前記ガイド取付部は前記シュ
ー部に対して前記クランク軸の軸方向側方にずらして突
設され、前記クランクロアケースの端側ジャーナル部の
クランク軸直交方向横部位のジャーナル外側部には前記
オイルパン取付面よりも前記シリンダブロック側に位置
するチェーンガイド取付面を設け、前記ガイド取付部は
前記オイルパン取付面側から前記ボルト取付孔に挿通し
た取付ボルトによって前記クランクロアケースの前記チ
ェーンガイド取付面に固設されたことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、エンジンのシリンダブロ
ックとオイルパンとの間にクランクロアケースを設け、
前記シリンダブロックと前記クランクロアケースとの間
にクランク軸を軸支して設け、前記クランクロアケース
の前記オイルパンが取り付けられるオイルパン取付面側
には前記オイルパン内に配置したオイルポンプを設け、
前記クランク軸の回転を前記オイルポンプに伝達するオ
イルポンプ駆動用チェーンを設け、このオイルポンプ駆
動用チェーンの揺動を防止するチェーンガイドを前記ク
ランクロアケースに取付けたチェーンガイド取付構造に
おいて、前記チェーンガイドには前記オイルポンプ駆動
用チェーンの外表面を押え付けるシュー部とこのシュー
部に連設した腕部とこの腕部に連設してボルト取付孔が
形成されたガイド取付部とを設け、前記クランクロアケ
ースへの取付状態において前記ガイド取付部は前記シュ
ー部に対して前記クランク軸の軸方向側方にずらして突
設され、前記クランクロアケースの端側ジャーナル部の
クランク軸直交方向横部位のジャーナル外側部には前記
オイルパン取付面よりも前記シリンダブロック側に位置
するチェーンガイド取付面を設け、前記ガイド取付部は
前記オイルパン取付面側から前記ボルト取付孔に挿通し
た取付ボルトによって前記クランクロアケースの前記チ
ェーンガイド取付面に固設されたことを特徴とする。
【００１０】
【作用】この発明の構成によれば、クランクロアケース
への取付状態においてガイド取付部はシュー部に対して
クランク軸の軸方向側方にずらして突設され、クランク
ロアケースの端側ジャーナル部のクランク軸直交方向横
部位のジャーナル外側部にはポンプ取付面よりもシリン
ダブロック側に位置するチェーンガイド取付面を設け、
ガイド取付部はオイルパン取付面側からボルト取付孔に
挿通した取付ボルトによってクランクロアケースのチェ
ーンガイド取付面に固設されるので、チェーンガイドの
ガイド取付部がチェーンライン上に位置しなくなってガ
イド取付部が外側に大きく張出すことがなくなり、ま
た、組付用工具のスペースを確保させ、クランクロアケ
ースをコンパクトにすることができ、また、チェーンガ
イドの腕部を短くすることができるので、剛性を向上す
るとともに、軽量化や低騒音化を図ることができる。
への取付状態においてガイド取付部はシュー部に対して
クランク軸の軸方向側方にずらして突設され、クランク
ロアケースの端側ジャーナル部のクランク軸直交方向横
部位のジャーナル外側部にはポンプ取付面よりもシリン
ダブロック側に位置するチェーンガイド取付面を設け、
ガイド取付部はオイルパン取付面側からボルト取付孔に
挿通した取付ボルトによってクランクロアケースのチェ
ーンガイド取付面に固設されるので、チェーンガイドの
ガイド取付部がチェーンライン上に位置しなくなってガ
イド取付部が外側に大きく張出すことがなくなり、ま
た、組付用工具のスペースを確保させ、クランクロアケ
ースをコンパクトにすることができ、また、チェーンガ
イドの腕部を短くすることができるので、剛性を向上す
るとともに、軽量化や低騒音化を図ることができる。
【００１１】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図１〜６は、この発明の実施例
を示すものである。図１、２において、２はエンジン、
４はシリンダブロック、６はクランクロアケース、８は
ケース室、１０はオイルパン、１２はオイルストレー
ナ、１４はオイル吸入管である。クランクロアケース６
は、シリンダブロック４とオイルパン１０との間に設け
られている。また、オイルパン１０は、クランクロアケ
ース６の下方の一側、他側オイルパン取付面１５−１、
１５−２に接合して取り付けられる。
且つ具体的に説明する。図１〜６は、この発明の実施例
を示すものである。図１、２において、２はエンジン、
４はシリンダブロック、６はクランクロアケース、８は
ケース室、１０はオイルパン、１２はオイルストレー
ナ、１４はオイル吸入管である。クランクロアケース６
は、シリンダブロック４とオイルパン１０との間に設け
られている。また、オイルパン１０は、クランクロアケ
ース６の下方の一側、他側オイルパン取付面１５−１、
１５−２に接合して取り付けられる。
【００１２】シリンダブロック４とクランクロアケース
６との間には、クランク軸１６が軸支して設けられてい
る。このクランク軸１６の前面側端部には、ケース室８
内でオイルポンプ駆動スプロケット１８が固定して取付
けられている。
６との間には、クランク軸１６が軸支して設けられてい
る。このクランク軸１６の前面側端部には、ケース室８
内でオイルポンプ駆動スプロケット１８が固定して取付
けられている。
【００１３】また、クランクロアケース６のオイルパン
取付面１５側の下部位には、オイルパン１０内に配置し
たオイルポンプ２０が固定して取付けられている。この
オイルポンプ２０には、前記オイル吸入管１４が連結さ
れている。
取付面１５側の下部位には、オイルパン１０内に配置し
たオイルポンプ２０が固定して取付けられている。この
オイルポンプ２０には、前記オイル吸入管１４が連結さ
れている。
【００１４】このオイルポンプ２０のオイルポンプ軸
（図示せず）には、ポンプスプロケット２２が固定して
取付けられている。
（図示せず）には、ポンプスプロケット２２が固定して
取付けられている。
【００１５】オイルポンプ駆動スプロケット１８とポン
プスプロケット２２とには、クランク軸１６の回転をオ
イルポンプ２０に伝達するオイルポンプ駆動用チェーン
２４が巻掛けられている。
プスプロケット２２とには、クランク軸１６の回転をオ
イルポンプ２０に伝達するオイルポンプ駆動用チェーン
２４が巻掛けられている。
【００１６】ケース室８内においては、このオイルポン
プ駆動用チェーン２４の揺動を防止するために、チェー
ンガイド２６がクランクロアケース６に取り付けられ
る。
プ駆動用チェーン２４の揺動を防止するために、チェー
ンガイド２６がクランクロアケース６に取り付けられ
る。
【００１７】このチェーンガイド２６は、図３〜５に示
す如く、オイルポンプ駆動用チェーン２４の外表面を押
え付けるシュー部２８と、このシュー部２８に連設した
腕部３０と、この腕部３０に連設したガイド取付部３２
とからなる。このガイド取付部３２には、第１、第２ボ
ルト取付孔３４、３６が形成されている。
す如く、オイルポンプ駆動用チェーン２４の外表面を押
え付けるシュー部２８と、このシュー部２８に連設した
腕部３０と、この腕部３０に連設したガイド取付部３２
とからなる。このガイド取付部３２には、第１、第２ボ
ルト取付孔３４、３６が形成されている。
【００１８】ガイド取付部３２は、図１、２に示す如
く、チェーンラインＰ上に位置するのではなく、クラン
クロアケース６の端側ジャーナル部である第１ジャーナ
ル部３８の横部位でジャーナル外側部４０に位置するよ
うに、つまり、図５に示す如く、クランクロアケース６
への取付状態においてシュー部２８に対してクランク軸
１６の軸心１６Ｃと同じ方向の軸方向Ｘの側方に距離Ａ
だけずれるように突設して腕部３０に連設されている。
即ち、クランクロアケース６の第１ジャーナル部３８に
は、クランク軸１６の軸方向Ｘに対して直交するクラン
ク軸直交方向Ｙの横部位にジャーナル外側部４０が形成
されている。そして、このジャーナル外側部４０には、
オイルパン取付面１５よりも距離Ｍだけ上方のシリンダ
ブロック４側で且つ該オイルパン取付面１５と平行に、
ガイド取付部３２を固設するチェーンガイド取付面４１
が形成されている。
く、チェーンラインＰ上に位置するのではなく、クラン
クロアケース６の端側ジャーナル部である第１ジャーナ
ル部３８の横部位でジャーナル外側部４０に位置するよ
うに、つまり、図５に示す如く、クランクロアケース６
への取付状態においてシュー部２８に対してクランク軸
１６の軸心１６Ｃと同じ方向の軸方向Ｘの側方に距離Ａ
だけずれるように突設して腕部３０に連設されている。
即ち、クランクロアケース６の第１ジャーナル部３８に
は、クランク軸１６の軸方向Ｘに対して直交するクラン
ク軸直交方向Ｙの横部位にジャーナル外側部４０が形成
されている。そして、このジャーナル外側部４０には、
オイルパン取付面１５よりも距離Ｍだけ上方のシリンダ
ブロック４側で且つ該オイルパン取付面１５と平行に、
ガイド取付部３２を固設するチェーンガイド取付面４１
が形成されている。
【００１９】このガイド取付部３２は、ケース室８内に
おいて、クランクロアケース６の第１ジャーナル部３８
の横でジャーナル外側部４０のチェーンガイド取付面４
１に、シュー部２８に対してクランク軸１６の軸方向Ｘ
の側方に突設され、クランクロアケース６の下方のオイ
ルパン取付面１５側から第１、第２ボルト取付孔３４、
３６に挿通した第１、第２取付ボルト４２、４４によっ
て固設される。この第１、第２取付ボルト４２、４４
は、第１、第２ボルト取付孔３４、３６に挿通され、そ
して、ジャーナル外側部４０のチェーンガイド取付面４
１に形成した第１、第２ねじ穴（図示せず）に螺着され
る。なお、図６において、４６は組付用工具としての六
角ソケットである。
おいて、クランクロアケース６の第１ジャーナル部３８
の横でジャーナル外側部４０のチェーンガイド取付面４
１に、シュー部２８に対してクランク軸１６の軸方向Ｘ
の側方に突設され、クランクロアケース６の下方のオイ
ルパン取付面１５側から第１、第２ボルト取付孔３４、
３６に挿通した第１、第２取付ボルト４２、４４によっ
て固設される。この第１、第２取付ボルト４２、４４
は、第１、第２ボルト取付孔３４、３６に挿通され、そ
して、ジャーナル外側部４０のチェーンガイド取付面４
１に形成した第１、第２ねじ穴（図示せず）に螺着され
る。なお、図６において、４６は組付用工具としての六
角ソケットである。
【００２０】次に、この実施例の作用を説明する。
【００２１】チェーンガイド２６のガイド取付部３２の
第１、第２ボルト取付孔３４、３６にクランクロアケー
ス６の下方のオイルパン取付面１５側から第１、第２取
付ボルト４２、４４を挿通し、この第１、第２取付ボル
ト４２、４４をクランクロアケース６のジャーナル外側
部４０のチェーンガイド取付面４１に形成した各ねじ穴
に螺着すると、シュー部２８がオイルポンプ駆動用チェ
ーン２４の外表面を押し付けるようにして、チェーンガ
イド２６のガイド取付部３２がクランクロアケース６に
取付けられる。このとき、チェーンガイド２６のガイド
取付部３２は、第１ジャーナル部３８の横部位でジャー
ナル外側部４０に位置して、つまり、シュー部２８に対
してクランク軸１６の軸方向Ｘの側方に距離Ａだけずれ
るように突設して取付けられる。
第１、第２ボルト取付孔３４、３６にクランクロアケー
ス６の下方のオイルパン取付面１５側から第１、第２取
付ボルト４２、４４を挿通し、この第１、第２取付ボル
ト４２、４４をクランクロアケース６のジャーナル外側
部４０のチェーンガイド取付面４１に形成した各ねじ穴
に螺着すると、シュー部２８がオイルポンプ駆動用チェ
ーン２４の外表面を押し付けるようにして、チェーンガ
イド２６のガイド取付部３２がクランクロアケース６に
取付けられる。このとき、チェーンガイド２６のガイド
取付部３２は、第１ジャーナル部３８の横部位でジャー
ナル外側部４０に位置して、つまり、シュー部２８に対
してクランク軸１６の軸方向Ｘの側方に距離Ａだけずれ
るように突設して取付けられる。
【００２２】従って、チェーンガイド２６のガイド取付
部３２が、クランクロアケース６内でチェーンラインＰ
から外れて位置し（図１参照）、外側に大きく張出すこ
とがなく、また、組付用工具のスペースを確保させ、こ
れにより、クランクロアケース６をコンパクトにするこ
とができる。
部３２が、クランクロアケース６内でチェーンラインＰ
から外れて位置し（図１参照）、外側に大きく張出すこ
とがなく、また、組付用工具のスペースを確保させ、こ
れにより、クランクロアケース６をコンパクトにするこ
とができる。
【００２３】また、図６に示す如く、第１、第２取付ボ
ルト４２、４４のねじボス部位が第１ジャーナル部３８
のハウジング内に納まり、第１取付ボルト４２の中心Ｃ
とジャーナル外側部４０の内面との交点Ｏとシュー部２
８の裏部位２８Ｆとの距離である腕の長さＬ1 を従来の
図７に示す腕の長さＬｏよりも短かくし、もって、腕部
３０の長さを小さくすることができ、これにより、剛性
を向上するとともに、軽量化や低騒音化を図ることがで
きる。
ルト４２、４４のねじボス部位が第１ジャーナル部３８
のハウジング内に納まり、第１取付ボルト４２の中心Ｃ
とジャーナル外側部４０の内面との交点Ｏとシュー部２
８の裏部位２８Ｆとの距離である腕の長さＬ1 を従来の
図７に示す腕の長さＬｏよりも短かくし、もって、腕部
３０の長さを小さくすることができ、これにより、剛性
を向上するとともに、軽量化や低騒音化を図ることがで
きる。
【００２４】なお、この実施例においては、チェーンと
してオイルポンプ駆動用チェーン２４のチェーンガイド
２６について説明したが、エンジン２において、他のチ
ェーンにもこの実施例のチェーンガイド２６の取付構造
を適用し得ることは、勿論である。
してオイルポンプ駆動用チェーン２４のチェーンガイド
２６について説明したが、エンジン２において、他のチ
ェーンにもこの実施例のチェーンガイド２６の取付構造
を適用し得ることは、勿論である。
【００２５】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、クランクロアケースへの取付状態におい
てガイド取付部はシュー部に対してクランク軸の軸方向
側方にずらして突設され、クランクロアケースの端側ジ
ャーナル部のクランク軸直交方向横部位のジャーナル外
側部にはオイルパン取付面よりもシリンダブロック側に
位置するチェーンガイド取付面を設け、ガイド取付部は
オイルパン取付面側からボルト取付孔に挿通した取付ボ
ルトによってクランクロアケースのチェーンガイド取付
面に固設されることにより、チェーンガイドのガイド取
付部がチェーンライン上に位置しなくなってガイド取付
部が外側に大きく張出すことがなくなり、また、組付用
工具のスペースを確保させ、クランクロアケースをコン
パクトにし得る。
発明によれば、クランクロアケースへの取付状態におい
てガイド取付部はシュー部に対してクランク軸の軸方向
側方にずらして突設され、クランクロアケースの端側ジ
ャーナル部のクランク軸直交方向横部位のジャーナル外
側部にはオイルパン取付面よりもシリンダブロック側に
位置するチェーンガイド取付面を設け、ガイド取付部は
オイルパン取付面側からボルト取付孔に挿通した取付ボ
ルトによってクランクロアケースのチェーンガイド取付
面に固設されることにより、チェーンガイドのガイド取
付部がチェーンライン上に位置しなくなってガイド取付
部が外側に大きく張出すことがなくなり、また、組付用
工具のスペースを確保させ、クランクロアケースをコン
パクトにし得る。
【００２６】また、チェーンガイドの腕部を短くするこ
とができるので、剛性を向上するとともに、軽量化や低
騒音化を図り得る。
とができるので、剛性を向上するとともに、軽量化や低
騒音化を図り得る。
【図１】図２の矢印Ｉによるクランクロアケースの底面
図である。
図である。
【図２】エンジンのクランクロアケースとオイルパンと
の側面図である。
の側面図である。
【図３】チェーンガイドの側面図である。
【図４】図３のチェーンガイドの背面図である。
【図５】図３のチェーンガイドの平面図である。
【図６】チェーンガイドの取付部位の構成図である。
【図７】従来におけるチェーンガイドの取付部位の構成
図である。
図である。
【図８】従来のエンジンで図９の矢印ＶＩＩＩによるク
ランクロアケースの底面図である。
ランクロアケースの底面図である。
【図９】従来のエンジンのクランクロアケースとオイル
パンとの側面図である。
パンとの側面図である。
２ エンジン ４ シリンダブロック ６ クランクロアケース １０ オイルパン １６ クランク軸 ２０ オイルポンプ ２４ オイルポンプ駆動用チェーン ２６ チェーンガイド ２８ シュー部 ３０ 腕部 ３２ ガイド取付部 ３８ 第１ジャーナル部 ４０ ジャーナル外側部
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジンのシリンダブロックとオイルパ
ンとの間にクランクロアケースを設け、前記シリンダブ
ロックと前記クランクロアケースとの間にクランク軸を
軸支して設け、前記クランクロアケースの前記オイルパ
ンが取り付けられるオイルパン取付面側には前記オイル
パン内に配置したオイルポンプを設け、前記クランク軸
の回転を前記オイルポンプに伝達するオイルポンプ駆動
用チェーンを設け、このオイルポンプ駆動用チェーンの
揺動を防止するチェーンガイドを前記クランクロアケー
スに取付けたチェーンガイド取付構造において、前記チ
ェーンガイドには前記オイルポンプ駆動用チェーンの外
表面を押え付けるシュー部とこのシュー部に連設した腕
部とこの腕部に連設してボルト取付孔が形成されたガイ
ド取付部とを設け、前記クランクロアケースへの取付状
態において前記ガイド取付部は前記シュー部に対して前
記クランク軸の軸方向側方にずらして突設され、前記ク
ランクロアケースの端側ジャーナル部のクランク軸直交
方向横部位のジャーナル外側部には前記オイルパン取付
面よりも前記シリンダブロック側に位置するチェーンガ
イド取付面を設け、前記ガイド取付部は前記オイルパン
取付面側から前記ボルト取付孔に挿通した取付ボルトに
よって前記クランクロアケースの前記チェーンガイド取
付面に固設されたことを特徴とするチェーンガイド取付
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23881093A JP3149642B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | チェーンガイド取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23881093A JP3149642B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | チェーンガイド取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0771546A JPH0771546A (ja) | 1995-03-17 |
| JP3149642B2 true JP3149642B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17035628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23881093A Expired - Fee Related JP3149642B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | チェーンガイド取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3149642B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4638291B2 (ja) * | 2005-06-28 | 2011-02-23 | 川崎重工業株式会社 | エンジン |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP23881093A patent/JP3149642B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0771546A (ja) | 1995-03-17 |
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