JP2568843Y2 - エンジンの補機取付装置 - Google Patents

エンジンの補機取付装置

Info

Publication number
JP2568843Y2
JP2568843Y2 JP2600393U JP2600393U JP2568843Y2 JP 2568843 Y2 JP2568843 Y2 JP 2568843Y2 JP 2600393 U JP2600393 U JP 2600393U JP 2600393 U JP2600393 U JP 2600393U JP 2568843 Y2 JP2568843 Y2 JP 2568843Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
cylinder block
alternator
piece
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2600393U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0683925U (ja
Inventor
明 下西
博之 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2600393U priority Critical patent/JP2568843Y2/ja
Publication of JPH0683925U publication Critical patent/JPH0683925U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568843Y2 publication Critical patent/JP2568843Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエンジンの補機取付装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、Vリブドベルトにて駆動される
オルタネータをシリンダブロックに取付ける場合、オル
タネータ側に幅広の取付片を突設し、この取付片を貫通
させた取付ボルトの両端をシリンダブロック側の部材で
支持するようにした構成が支持剛性上有利である。
【0003】そこで従来から、例えば図3に示すよう
に、シリンダブロック21の一側に互いに適当間隔を設
けて対向する一対の取付ボス部22、23を突設し、オ
ルタネータ24に突設した幅広の取付片25をこれら取
付ボス部22、23間に挿入し、これら取付ボス部2
2、23と取付片25を取付ボルト26にて連結したも
のが知られている。
【0004】また、実開平1−85426号公報等に
は、図5に例示するように、一対の取付ボス部33、3
4を突設した取付ブラケット32をシリンダブロック3
1に取付けるようにしたものも知られている。この取付
ブラケット32には、シリンダブロック31の前端に対
する一対の取付部35a、35bと、シリンダブロック
31の一側に対する取付部36とが設けられ、それぞれ
固定ボルト37にて締結固定することによって取付ブラ
ケット32をシリンダブロック31に取付けている。な
お、この取付ブラケット32に対するオルタネータの取
付けは、図3と同様に、取付ボス部33、34間にオル
タネータ側の幅広の取付片を挿入し、取付ボルトにて連
結することによって行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すような構成では、シリンダブロック21の一側に互
いに対向するように一対の取付ボス部22、23が突設
されているので、図4に示すように、後側の取付ボス部
23における取付片25との当接面23aをエンドミル
27等で機械加工する際に、前側の取付ボス部22があ
るために前方からエンドミル27を送って加工すること
ができず、エンドミル27を側方から送り込んで加工す
る必要があり、加工性が悪いという問題があり、また後
側の取付ボス部23に取付ボルト26螺合用のねじ穴2
8を加工する際にも、前側の取付ボス部22に形成した
穴を通してタップ加工する必要があり、加工性が悪いと
いう問題があった。
【0006】一方、図5に示すような構成では、別部品
の取付ブラケット32を設ける必要があるため、部品コ
ストの増加や組付工数の増加を来すとともに、ボルト固
定であるために剛性を確保するためには、図5に示すよ
うに、シリンダブロック31の前端と一側の両面にボル
ト固定するというような複雑な固定構造を採用する必要
があり、その分さらにコスト高となり、かつそうしても
支持剛性の低下は避けられないという問題があった。
【0007】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、加工性が良くかつ別部品を必要とせず、安価で支持
剛性の高い補機の取付装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、シリンダブロ
ックの一側と、シリンダブロックの一端に接合されるチ
ェーンケースやオイルポンプ等のケーシングとに、適当
間隔を設けて互いに対向するように一対の取付ボス部を
設け、補機に一対の取付ボス部間に挿入可能な取付片を
設け、これら取付ボス部と取付片を取付ボルトにて連結
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案によれば、シリンダブロックとケーシン
グにそれぞれ取付ボス部を設けているので、互いに加工
の邪魔になるようなことがなく、容易に機械加工を行う
ことができ、また別にブラケット等の部品を必要としな
いためコストや組付け工数の増加を来さず、支持剛性が
低下することもない。
【0010】
【実施例】以下、本考案をオルタネータの取付装置に適
用した一実施例について図1、図2を参照して説明す
る。
【0011】図1、図2において、1はシリンダブロッ
ク、2はその前端面に接合されたチェーンケース又はオ
イルポンプのケーシングから成るケーシングであり、多
数の固定ボルト(図示せず)にてシリンダブロック1に
締結固定されている。3はシリンダブロック1の前端か
ら適当距離後方位置の一側に突設された後部取付ボス
部、4はケーシング2の外周に後部取付ボス部3に対向
するように突設された前部取付ボス部である。
【0012】5はオルタネータであり、クランクシャフ
ト(図示せず)と連動して回動するVリブドベルトが巻
き掛けられた駆動プーリ12にて駆動される。このオル
タネータ5の下部外面に取付片6が突設され、上部外面
には固定片7(図2参照)が突設されている。取付片6
の前後方向の長さは後部と前部の取付ボス部3、4間に
丁度挿入可能な長さを有している。8は取付ボルトであ
り、前部取付ボス部4を貫通して装着されたスリーブ
9、取付片6に形成された枢支穴10を貫通させ、後部
取付ボス部3に形成されたねじ穴11に螺合される。ス
リーブ9は後部取付ボス部3と前部取付ボス部4の間の
寸法と取付片6の長さ寸法の誤差を、前部取付ボス部4
と取付片6の間の隙間によって吸収するために設けられ
ている。
【0013】図2において、ケーシング2の上部にはオ
ルタネータ5上部の固定片7に当接するアジャストブラ
ケット13が取付けられている。そして、アジャストブ
ラケット13に形成された長穴14を貫通させた固定ボ
ルト15にてアジャストブラケット13の任意の位置と
固定片7を固定することによりVリブドベルトに所定の
テンションを付与するように構成されている。
【0014】以上の構成において、オルタネータ5の組
付時には、シリンダブロック1とケーシング2は接合さ
れており、そのシリンダブロック1の後部取付ボス部3
とケーシング2の前部取付ボス部4の間にオルタネータ
5の取付片6を挿入し、取付ボルト8をスリーブ9、枢
支穴10を通してねじ穴11に螺合し、またアジャスト
ブラケット13とオルタネータ5の上部の固定片7を固
定ボルト15にて仮固定することによってオルタネータ
5の仮組付けを行う。次に、オルタネータ5を取付ボル
ト8の軸心回りに回動させてVリブドベルトにテンショ
ンを付与した後固定ボルト15及び取付ボルト8を締め
付けることによってオルタネータ5の組付けが完了す
る。
【0015】又、Vリブドベルトのテンションを調整す
る場合には、取付ボルト8及び固定ボルト15を一旦緩
めた後、上記のように所定のテンションを付与して固定
ボルト15及び取付ボルト8を締め付ければよい。
【0016】そして本実施例によると、シリンダブロッ
ク1とこれに接合されるケーシング2にそれぞれ後部取
付ボス部3と前部取付ボス部4を設けているので、後部
取付ボス部3の取付片6との当接面を機械加工するとき
に前部取付ボス部4が邪魔になるようなことはなく、容
易に生産性良く加工することができ、またタップによる
ねじ穴11の加工も容易に行うことができる。また、ケ
ーシング2の前部取付ボス部4の加工及びスリーブ9の
装着も勿論容易に行うことができる。さらに、別の取付
ブラケットが必要でなく、その組付工程も省略できるの
で大幅にコスト低下を図ることができる。
【0017】また、オルタネータ5の取付状態で、後部
取付ボス部3がシリンダブロック1に一体的に設けられ
ているので剛性が高く、また前部取付ボス部4が一体的
に設けられているケーシング2もシリンダブロック1の
前端に多数の固定ボルトにて固定されているため剛性の
確保が容易であり、別の取付ブラケットを取付ける場合
に比して十分な剛性を容易かつ安価に確保することがで
きる。
【0018】なお、上記実施例ではオルタネータ5を揺
動可能に枢支してVリブドベルトにテンションを付与す
るようにしたが、オルタネータ5は固定して取付け、別
の箇所にテンション機構を設けてもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案のエンジンの補機取付装置によれ
ば、以上のようにシリンダブロックとこれに接合される
ケーシングにそれぞれ取付ボス部を設けているので、互
いに加工の邪魔になるようなことがなく、容易に機械加
工を行うことができ、また別に取付ブラケット等の部品
を必要としないため部品コストや組付け工数の増加を来
さず、また支持剛性が低下することもなく、従って部品
点数が少なく、加工工数や組付工数も少なく、低コスト
で十分な剛性を有する補機取付装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエンジンの補機取付装置の一実施例の
概略構成を示す分解平面図である。
【図2】同実施例の分解斜視図である。
【図3】従来例のエンジンの補機取付装置の概略構成を
示す分解平面図である。
【図4】従来例における取付ボス部の加工状態を示す平
面図である。
【図5】他の従来例のエンジンの補機取付装置の分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 ケーシング 3 後部取付ボス部 4 前部取付ボス部 5 オルタネータ(補機) 6 取付片 8 取付ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックの一側と、シリンダブ
    ロックの一端に接合されるチェーンケースやオイルポン
    プ等のケーシングとに、適当間隔を設けて互いに対向す
    るように一対の取付ボス部を設け、補機に一対の取付ボ
    ス部間に挿入可能な取付片を設け、これら取付ボス部と
    取付片を取付ボルトにて連結したことを特徴とするエン
    ジンの補機取付装置。
JP2600393U 1993-05-19 1993-05-19 エンジンの補機取付装置 Expired - Fee Related JP2568843Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2600393U JP2568843Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 エンジンの補機取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2600393U JP2568843Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 エンジンの補機取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0683925U JPH0683925U (ja) 1994-12-02
JP2568843Y2 true JP2568843Y2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=12181534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2600393U Expired - Fee Related JP2568843Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 エンジンの補機取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568843Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013083190A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の補機の支持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013083190A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の補機の支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0683925U (ja) 1994-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4666122A (en) Alternator mounting assembly
JP2568843Y2 (ja) エンジンの補機取付装置
JP2001041299A (ja) チェーンドライブ用ガイド
JP3069273B2 (ja) 内燃機関の補機取付装置
JP3012991B2 (ja) 車両用エンジン
US6196182B1 (en) Engine cover structure
JP2007032307A (ja) 内燃機関
JP3109118B2 (ja) エンジンの補機取付構造
JP2002332866A (ja) 補機の取付け構造
JP2546028Y2 (ja) 内燃機関の補機類支持構造
JPH0247243Y2 (ja)
JP2528540Y2 (ja) エンジンの補機取付装置
JP2932777B2 (ja) V型エンジンの補機取付構造
JP2001115852A (ja) エンジン補機の取付構造
JP3077430B2 (ja) V型エンジンのマウントブラケット
JP3039239B2 (ja) エンジン補機の取付け構造
JP2502239Y2 (ja) 内燃機関における補機の取付装置
US20030161736A1 (en) Pump device unifying a reservoir and method for attaching the reservoir to the pump device
JPH05288074A (ja) エンジン補機部品の取付け構造
JPH04166620A (ja) エンジンのオルタネータ駆動装置
JPH0669334U (ja) エンジンの補機取付装置
JP2623981B2 (ja) 内燃機関の補機支持装置
JP3149642B2 (ja) チェーンガイド取付構造
JPS62150031A (ja) カ−ク−ラコンプレツサの設置方法
JP3073385B2 (ja) ジェネレータ取付用ブラケットの構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees