JP3148596B2 - 巻回型金属化フィルムコンデンサ - Google Patents

巻回型金属化フィルムコンデンサ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流用途に使用
する乾式の巻回型金属化フィルムコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に巻回型の金属化フィル
ムコンデンサでは、各種金属線や金属箔のリード線を、
スポット溶接などの溶接技術やハンダ付け等の技術によ
ってメタリコン部に接着していた。この場合、接触抵抗
を低く設定するとの観点から、接着面積と接着強度は可
能な限り大きく設定することが、よりよい設計であると
されてきた。
【0003】一方、硬化性樹脂でモールドされ、金属化
フィルムの電極を分割電極にすることにより、あるいは
さらに分割電極のメタリコンされる電極縁端に沿って帯
状、線状、または間欠状に他の電極部分より電流容量を
小さく設定したヒューズ部を設けることを組み合わせた
保安機能付きコンデンサが開発され実用に供されてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンデ
ンサの温度が高温、特に100℃を超えると熱要因によ
るコンデンサの破壊が顕著となり、この問題を解決する
に足る高い信頼性の保安機能が求められるようになっ
た。この発明は、高温度で安全に使用できる保安機能を
実現できる巻回型金属化フィルムコンデンサを提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の巻回型金
属化フィルムコンデンサは、第1の誘電体フィルム,第
1の蒸着電極,第2の誘電体フィルム,および第2の蒸
着電極を順次重ねて巻回したコンデンサ素子の両側にメ
タリコン部を形成し、このメタリコン部にリード線を接
着し、樹脂モールドした巻回型金属化フィルムコンデン
サであって、第1および第2の誘電体フィルムの収縮率
がTD方向に0.3%以上であり、リード線のメタリコ
ン部に対する接着部の面積が0.5〜50mm2 であ
り、接着強度が0.01〜10kg/mm2 であり、か
つ、コンデンサ素子の巻回半径Rに対するコンデンサ素
子の巻回中心からリード線の接着部の中心までの距離r
の割合r/Rを、0.3≦r/R≦0.95としたこと
を特徴とする。この構成により、異常な高温度になる
と、誘電体フィルムの収縮に起因したコンデンサ素子の
特定の変形が起こり、リード線がメタリコン部から容易
に剥離し、剥離距離が確保され、結果としてコンデンサ
素子が回路から切り離される。このように異常な高温度
により自発的に断路状態となりコンデンサの保安性を達
成することができる。
【0006】請求項2記載の巻回型金属化フィルムコン
デンサは、請求項1記載の巻回型金属化フィルムコンデ
ンサにおいて、リード線をメタリコン部にスポット溶接
している。このスポット溶接が断路性の面からより好ま
しい。請求項3記載の巻回型金属化フィルムコンデンサ
は、請求項1または2記載の巻回型金属化フィルムコン
デンサにおいて、第1および第2の蒸着電極のうち少な
くとも一方を分割電極としている。これにより、従来の
分割電極による保安性も得られる。
【0007】請求項4記載の巻回型金属化フィルムコン
デンサは、請求項3記載の巻回型金属化フィルムコンデ
ンサにおいて、分割電極に、メタリコンされる電極縁端
に沿って帯状、線状、または間欠状に他の電極部分より
電流容量を小さく設定したヒューズ部を設けている。こ
れにより、従来のヒューズ部を設けた分割電極による保
安性も得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の実施の
形態の巻回型金属化フィルムコンデンサの保安機能を示
す断面図であり、1,1′はリード線、2はリード線
1,1′の接着部、3は硬化性樹脂、4はケース、5は
コンデンサ素子6の変形により生じた空隙、10は巻芯
部、11はメタリコン部である。
【0009】この巻回型金属化フィルムコンデンサは、
蒸着電極を形成した誘電体フィルムを巻回したコンデン
サ素子6の両側にメタリコン部11を形成し、このメタ
リコン部11にリード線1,1′を接着し、それを金属
や樹脂のケース4に入れて硬化性樹脂3でモールドして
いる。その特徴は、誘電体フィルムの収縮率がTD方向
に0.3%以上であり、リード線1,1′のメタリコン
部11に対する接着部2の面積が0.5〜50mm2
あり、接着強度が0.01〜10kg/mm2であり、
かつ、コンデンサ素子6の巻回半径Rに対するコンデン
サ素子6の巻回中心からリード線1,1′の接着部2の
中心までの距離rの割合r/Rを、0.3≦r/R≦
0.95としたことである。
【0010】以下、具体的なこの巻回型金属化フィルム
コンデンサの構成の一例を、さらに図2〜図5を参照し
ながらその製造方法とともに説明する。まず、誘電体フ
ィルムとして厚さ6μmのポリプロピレン(以下、PP
と略記する)フィルムを用いる。このPPフィルムの熱
収縮率は、フィルムの長さ方向であるMD(Machi
ne Direction)方向に4.8%で、MD方
向に直角な方向(フィルムの幅方向)であるTD(Tr
ansverse Direction)方向に0.6
%であった。熱収縮率は、基本的には、DIN4063
4に準拠して測定し、120℃/60分の値である。こ
のPPフィルムの片面にアルミニウムを真空蒸着した
後、レーザのトリミング技術により図2に示す分割電極
7を形成した第1の片面金属化フィルムを得る。この片
面金属化フィルムは、メタリコンされない縁部には分割
電極7の形成されていないマージン部9を有する。分割
電極7の蒸着膜抵抗値は平均3.5Ω/□であり、分割
電極7には、メタリコンされる電極縁端12に沿って帯
状、線状、または間欠状に他の電極部分より電流容量が
小さく設定されたヒューズ部8を設けている。図2にお
ける各部の寸法は、a=0.8mm,b=0.6mm,
c=60mm,e=57mmとした。一方、図示しない
が、同様のPPフィルムの片面にアルミニウムを真空蒸
着して蒸着電極を形成した第2の片面金属化フィルムを
得る。この第2の片面金属化フィルムの蒸着電極は分割
されていない。このようにして得た第1および第2の片
面金属化フィルムを通常の方法で重ねて、巻取り機によ
り巻回し、コンデンサ素子6(図3参照)とする。
【0011】次に、このコンデンサ素子6の両端に、金
属溶射を施してメタリコン部11を形成する。次に、1
00℃/15時間の真空熱エージングを施した後、厚さ
0.1mmで幅が5mmの金属箔のリード線1,1′を
スポット溶接によりメタリコン部11に接着する(図3
の状態)。このとき図4に示すように、コンデンサ素子
6の半径をR、リード線1,1′の接着部2の中心点の
コンデンサ素子6の中心からの距離をrとすると、R=
18mm,r=12mmで、r/Rは約0.67であ
る。スポット溶接による電気的な接着面積(リード線
1,1′が電気的にメタリコン部11に接触している実
効的な面積)は、約12mm2 であった。この状態で、
図5に示すように、コンデンサ素子6を固定しリード線
1,1′に矢印A方向に荷重をかけて引っ張る引張強度
試験を行うと、リード線1,1′それぞれの接着剥離強
度の最大値(完全剥離するときの全荷重)は1.2kg
であり、リード線1,1′の接着強度は0.1kg/m
2 であることがわかった。
【0012】このようにリード線1,1′を接着したコ
ンデンサ素子6を、図1に示すケース4に格納し、硬化
性樹脂3としてエポキシ樹脂(松下電工株式会社製,製
品名/主剤MDR−4;硬化剤MDH−4)を真空注型
して、95℃で熱硬化し、巻回型金属化フィルムコンデ
ンサを完成した。この巻回型金属化フィルムコンデンサ
を5個作製して、130℃熱風恒温槽中で、AC313
V(1.25×250V)の課電試験を行ったところ、
5時間以内に全数電気的にオープンとなり、電源部から
コンデンサが確実に切り離されることが確認できた。試
験後、コンデンサを分解すると、図1に示すように、コ
ンデンサ素子6が誘電体フィルムの熱収縮により変形
し、空隙5が生じ、リード線1,1′がメタリコン部1
1から剥離して、保安機能が動作していることが確認で
きた。このコンデンサ素子6の熱収縮に伴う図1の変形
量dは、0.2mm以上で保安機能を果たすようにな
り、0.8mm以上で確実となる。
【0013】以上のようにこの実施の形態によれば、異
常な高温度になると、誘電体フィルムの収縮に起因した
コンデンサ素子6の特定の変形が起こり、リード線1,
1′がメタリコン部11から容易に剥離し、剥離距離が
確保され、結果としてコンデンサ素子6が回路から切り
離される。このように異常な高温度により自発的に断路
状態となりコンデンサの保安性を達成することができ
る。
【0014】また、上記発明の実施の形態では、図2に
示すように、コンデンサの二極のうち少なくとも一極を
分割電極7とし、その分割電極7に小電流容量のヒュー
ズ部8を設けた従来の保安機能と組み合わせることによ
り、2重保安機能が形成され、広い破壊モードの破壊に
も対応でき、確実な保安性を実現することになり、格別
に有効である。
【0015】この実施の形態は、誘電体フィルムのTD
方向の収縮率が0.3%以上の場合によく機能し、とり
わけ、0.4〜2.5%が好適である。2.5%より大
きなフィルムでも使用できるが、コンデンサ特性にバラ
ツキが生じやすくなるため好ましくない場合がある。リ
ード線1,1′のメタリコン部11に対する接着面積は
特に限定するものでないが、0.5〜50mm2 が適当
であり、とりわけ、1〜20mm2 が好ましい。50m
2 より大きいと、この発明の保安性の動作確率が低下
するため好ましくなく、0.5mm2 より小さいとコン
デンサの通常の組み立て時や動作時に断線事故が発生す
るため好ましくない。また接着強度は、プッシュプルゲ
ージなどで測定でき、0.01〜10kg/mm2 の間
で設定でき、とりわけ、0.05〜0.5kg/mm2
が好適である。10kg/mm2 より大きいと、この発
明の保安性の動作確率が低下するため好ましくなく、
0.01kg/mm2 より小さいとコンデンサの通常の
組み立て時や動作時に断線事故が発生するため好ましく
ない。また、接着部2の中心点の位置は、機能面から、
0.3≦r/R≦0.95となることが望ましいが、と
りわけ、0.5以上が好適である。0.3より小さいと
この発明の保安性の動作確率が低下するため好ましくな
く、0.95より大きいと、場所が縁辺過ぎて、組み立
て歩留まりが低下するため好ましくない。
【0016】また、リード線1,1′のメタリコン部1
1に対する接着方法は特に限定するものではないが、溶
接、スポット溶接、ハンダ付けなどが用いられ、特にス
ポット溶接が断路性の面から好適である。なお、硬化性
樹脂3は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、尿素樹脂などが適
するが、中でも、エポキシ樹脂とウレタン樹脂が適し、
とりわけエポキシ樹脂が好適である。モールド方法は、
金属や樹脂のケース4にコンデンサ素子6を格納して注
型する。この場合、真空注型を行うと保安性の特性がよ
り安定するため好ましい。樹脂の硬化方法は、熱硬化や
UV硬化やEB硬化などの手法が適用できる。また、デ
ィップや粉体コーティングの手法でコンデンサ素子6を
被覆し、熱硬化やUV硬化やEB硬化などの手法で硬化
しても良い。
【0017】なお、誘電体フィルムの種類は特に限定さ
れるものでなく、PP、ポリエチレンテレフタレート、
ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
フッ化ビニリデン、ポリフェニレンサルファイド等が単
独で、また、組み合わされて用いられることができる。
とりわけ、この発明では、PPフィルムが好適である。
PPフィルムでは、片面や両面をコロナ処理したフィル
ムを用いることができる。
【0018】また、フィルムに関しては、片面金属化フ
ィルムを2枚組み合わせて巻回しても、両面金属化フィ
ルムと非金属化フィルムを組み合わせて巻回してもいず
れでも良い。金属化フィルムは主に真空蒸着により形成
されるが、その電極材料としては、特に限定するもので
はないが、アルミニウム、亜鉛、錫、コバルト、ニッケ
ル、銀、銅、金、クロム、モリブデン、チタンなどであ
り、これらの金属を単独で、また組み合わせて、合金
や、多層にして用いられることができる。とりわけ、こ
の発明では、アルミニウムと亜鉛が適し、特にアルミニ
ウムが総合的な特性面から好適である。
【0019】蒸着膜抵抗値は、特に限定されるものでは
なく、電極材料と目的により使い分けられるため1〜1
00Ω/□の範囲で設定されるが、アルミニウムでは、
蒸着膜抵抗値の平均値が2〜5Ω/□が適し、とりわ
け、3〜4Ω/□が好適である。また、亜鉛の電極では
特に、いわゆる段付電極(メタリコン接触部分の膜抵抗
値が主電極部分より低く設計された電極のこと)が有効
であり、この場合は、主電極部が15〜40Ω/□が好
ましく、メタリコン接触部分は2〜6Ω/□にするのが
好適である。
【0020】また、巻芯部10は、樹脂が成型されたボ
ビンであっても、フィルムやシートを何ターンか巻いた
筒状の巻芯状態のものであっても良い。この場合、特
に、コンデンサ素子の中央部の巻芯に当たる部分(筒状
または柱状部分)を形成する部材の熱変形温度が90〜
140℃であることが、この発明のコンデンサの保安機
能の動作性を上げる点から、とりわけ有効である。
【0021】なお、この発明のコンデンサの最高許容温
度は、JIS C4908の方式に準じて規定するもの
とし、この発明では最高許容温度が100℃を超えるこ
とが望ましく、好ましくは105℃以上、より好ましく
は115℃以上とすることにより、好適な効果が期待で
きる。最高許容温度の上限は特に限定するものではない
が、絶縁材料の耐熱性から160℃以下が適当であり、
好ましくは140℃以下が望ましい。
【0022】
【発明の効果】この発明の巻回型金属化フィルムコンデ
ンサは、誘電体フィルムの収縮率がTD方向に0.3%
以上であり、リード線のメタリコン部に対する接着部の
面積が0.5〜50mm2 であり、接着強度が0.01
〜10kg/mm2 であり、かつ、コンデンサ素子の巻
回半径Rに対するコンデンサ素子の巻回中心からリード
線の接着部の中心までの距離rの割合r/Rを、0.3
≦r/R≦0.95としたことにより、異常な高温度に
なると、誘電体フィルムの収縮に起因したコンデンサ素
子の特定の変形が起こり、リード線がメタリコン部から
容易に剥離し、剥離距離が確保され、結果としてコンデ
ンサ素子が回路から切り離される。このように異常な高
温度により自発的に断路状態となりコンデンサの保安性
を達成することができる。
【0023】また、リード線をスポット溶接によりメタ
リコン部に接着すれば、断路性の面からより好ましい。
また、蒸着電極のうち少なくとも一方を分割電極とする
こと、さらには、ヒューズ部を設けることにより、従来
の分割電極による保安性、さらにはヒューズ部による保
安性も得られ、2重の安全機能が作用し、効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の巻回型金属化フィルム
コンデンサの保安機能を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態における金属化フィルム
の一部の平面図である。
【図3】この発明の実施の形態におけるコンデンサ素子
の斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態におけるコンデンサ素子
の側面図である。
【図5】この発明の実施の形態におけるコンデンサ素子
のリード線の引張強度試験の方法を示す図である。
【符号の説明】
1,1' リード線 2 リード線の接着部 3 硬化性樹脂 4 ケース 5 空隙 6 コンデンサ素子 7 分割電極 8 ヒューズ部 9 マージン部 10 巻芯部 11 メタリコン部 12 メタリコンされる電極縁端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西森 敏幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−185535(JP,A) 特開 平4−267511(JP,A) 特開 平1−318223(JP,A) 特開 平7−142284(JP,A) 実開 昭59−36231(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/40 H01G 13/00 - 13/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の誘電体フィルム,第1の蒸着電
    極,第2の誘電体フィルム,および第2の蒸着電極を順
    次重ねて巻回したコンデンサ素子の両側にメタリコン部
    を形成し、このメタリコン部にリード線を接着し、樹脂
    モールドした巻回型金属化フィルムコンデンサであっ
    て、 前記第1および第2の誘電体フィルムの収縮率がTD方
    向に0.3%以上であり、前記リード線の前記メタリコ
    ン部に対する接着部の面積が0.5〜50mm 2 であ
    り、接着強度が0.01〜10kg/mm2 であり、か
    つ、前記コンデンサ素子の巻回半径Rに対する前記コン
    デンサ素子の巻回中心から前記リード線の接着部の中心
    までの距離rの割合r/Rを、0.3≦r/R≦0.9
    5としたことを特徴とする巻回型金属化フィルムコンデ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 リード線をメタリコン部にスポット溶接
    した請求項1記載の巻回型金属化フィルムコンデンサ。
  3. 【請求項3】 第1および第2の蒸着電極のうち少なく
    とも一方を分割電極とした請求項1または2記載の巻回
    型金属化フィルムコンデンサ。
  4. 【請求項4】 分割電極に、メタリコンされる電極縁端
    に沿って帯状、線状、または間欠状に他の電極部分より
    電流容量を小さく設定したヒューズ部を設けた請求項3
    記載の巻回型金属化フィルムコンデンサ。
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