JP3146905B2 - 半導体録音機 - Google Patents

半導体録音機

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JP3146905B2 JP02711795A JP2711795A JP3146905B2 JP 3146905 B2 JP3146905 B2 JP 3146905B2 JP 02711795 A JP02711795 A JP 02711795A JP 2711795 A JP2711795 A JP 2711795A JP 3146905 B2 JP3146905 B2 JP 3146905B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体録音機に関しさら
に詳しくは簡単な操作で僅かなメモリで過去録音ができ
るものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体録音機は、録音するとき、
メモリが一杯になるまで連続して録音するか、または一
意的に一定区間のアドレスを設定し、その一定区間を繰
り返し上書きするエンドレス録音をするのが一般的であ
り、メモリのアドレスを制御するには、カウンタがあれ
ば十分であった。
【0003】図4は従来例のアドレス生成方法を示した
もので、従来例の録音方法では、単純にメモリのアドレ
スの最初から000−099−100−199−200
−299・・・と順番にアドレスを増やして記録してい
くか、またエンドレス録音においても録音する一定区間
を決めてしまえば、アドレスは000−099−000
・・・とエンドレスに録音していくもので、順番にアド
レスを増やし一定値になれば減算するだけであり、アド
レスの管理にはカウンタで事足りるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし半導体録音機に
おいては現在のところメモリは高価であり、必要十分な
大容量のメモリを常に確保できるとは限らない。その限
られたメモリに不必要な音も全て録音され、録音内容の
中で真に大切なものは、その一部に過ぎないという問題
点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を改善するもの
で、少ないメモリを有効に活用できる半導体録音機を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の半導体録音機は、その第1の構成は、録音ボ
タンと、停止ボタンと、半導体メモリと、前記半導体メ
モリのアドレスを生成するアドレス生成部を有して前記
半導体メモリを複数の小ブロックに分割してそれぞれの
スタートアドレスとストップアドレスとを初期値として
記憶する制御部とを備え、前記制御部は前記録音ボタン
の押圧によってディジタル化された入力音声データを前
記半導体メモリに記録する際に前記半導体メモリの複数
のブロック中の1つのブロックに初期値としてのスター
トアドレスとストップアドレス間で周回的に上書き記録
を行い、録音ボタンのイベント入力時のアドレスを周回
録音時のスタートアドレスとし、その直前値をストップ
アドレスとして変更して記憶し、停止ボタンの押圧時の
アドレスを再生時のためのストップアドレスとし、その
直後のアドレスをストップアドレスとしてさらに変更し
確定させて記憶し、再生時には前記再生時のスタートア
ドレスとストップアドレスとによって前記半導体メモリ
のあるブロックの再生時のストップアドレスにつぎのブ
ロックの再生時のスタートアドレスを結合して連続的に
再生するような構成となっている。
【0007】そしてその第2の構成は、前記第1の構成
において、制御部は録音ボタンのイベント入力時のアド
レスから一定値を減算したアドレスを周回録音時のスタ
ートアドレスとし、その直前値から一定値を減算したア
ドレスをストップアドレスとして変更して記憶する。そ
してストップアドレスに達したら自動的に停止すること
もできる構成となっている。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、制御部は前記
録音ボタンの押圧によって半導体メモリへの録音を開始
し、半導体メモリの複数のブロック中の1つのブロック
に初期値のスタートアドレスとストップアドレス間で周
回的に上書き記録を行い、直前の過去録音を残したいと
思ったときは録音ボタンのイベント入力によって、その
時点では最大1ブロック分の過去録音を残し得るもの
で、必要に応じて過去録音の時間を加減して残すことが
可能であり、この録音を再生するときは残したいと思っ
た内容を1つのブロックのストップアドレスから次のブ
ロックのスタートアドレスに結合して重点的に連続的に
再生することができ、会話等の録音時に限られた量のメ
モリに重要な部分だけを的確に録音できるように作用す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の半導体録音機について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例の半導
体録音機のブロック図である。図1に示すように、音響
電気変換器(たとえばマイクロホン)1でアナログ電気
信号に変換された音声信号は、AD変換器2でデジタル
化され、半導体メモリ3に記録される。また半導体メモ
リ3に記録されたデータは、DA変換器4でアナログ電
気信号化されて電気音響変換器(たとえばイヤホンまた
はスピーカ)5で音響信号として再生される。また半導
体メモリ3の書き込み、読み出しを制御する制御部6に
は、アドレス生成部7を含んでいる。また操作用の録音
ボタン8、再生ボタン9、停止ボタン10を備えてい
る。
【0010】図2は本発明の第1の実施例のアドレス生
成方法を説明した説明図である。以下アドレスとはメモ
リ管理における物理的なアドレスの値ではなく概念的な
ものとして10進数で1秒1アドレスと仮定して説明す
る。図2(a)において会話を録音する場合を例として
説明すると、最初に録音ボタン8が押されたとき、制御
部6の制御によりアドレス生成部7はアドレス000か
ら099までを一区間とした半導体メモリの第一のブロ
ック31に周回的な記録、すなわちエンドレス録音を開
始する。制御部6はアドレス000とアドレス099を
録音のスタートポイントとストップポイントとして記憶
する。アドレス099を越えたらアドレス000に戻っ
て上書きしていく。今聞いた会話を録音したかったと思
って録音ボタン8を再度アドレス075のところで押し
てイベント入力をしたとすると、図2(a)のようにア
ドレス生成部はアドレス075から074までを一区間
としたエンドレス録音に入る。このとき、この区間のス
タートポイントは075でストップポイントは074で
あることを制御部6は記憶し直す。この状態でエンドレ
ス録音を続けていくと、一周回ってアドレス074まで
録音すれば、先に録音を残したかったところも消してし
まうことになるので、一周回る少し前で止めなければな
らない。
【0011】この過去録音を確保する方法の一つとして
は、たとえば1つのエンドレス区間を100秒間として
今の例で再度録音釦を押したアドレス075から一定時
間、たとえば95秒経過したアドレスで自動的に録音を
停止するように制御部6を設定するプログラムにしてお
けば、再度録音ボタン8を押した時点から前5秒間の記
録を保証できることになる。もちろん録音の必要のない
内容になったらいつでも停止ボタン10を押して録音を
停止させれば、停止したところからさかのぼって最大1
00秒間分つまりメモリの1ブロック分の過去録音は残
るはずである。
【0012】過去録音を確保する他の方法としては、停
止予告手段として、今の例でいえば再度録音ボタン8を
押したアドレス075から一定時間、たとえば90秒経
過したアドレスでたとえば図示しないLEDなどの表示
手段を10秒間点滅させるように制御部6にプログラム
しておく。LEDが点滅を始めたらすぐ停止ボタンを押
せば、さかのぼった10秒間の過去録音を、気がついて
から5秒で押せば5秒間の過去録音を残すことができる
ものである。いずれの場合も停止ボタン10を押した点
のアドレスをストップポイントとして制御部は記憶して
おき、再生のときはそれ以後は不要な録音として再生し
ないようにする。
【0013】ところで制御部6は、再生のときに備えて
過去録音を再生できるように録音停止時点を基準にして
再生用のアドレスを記憶する。図2(b)のように、今
の例でたとえばアドレス069で録音を停止したとする
と、再生のために第1のブロック31に対してはアドレ
ス070−099−000−069の順で再生できるよ
うに制御部6は、この区間の再生アドレスのスタートポ
イントは070、ストップポイントは069であると記
憶する。ただしアドレス000から録音を開始して、た
とえばアドレス055で、これ以上の録音継続を不必要
として停止ボタン10を押して停止させた場合の再生用
アドレスのスタートポイントはアドレス000でストッ
プポイントはアドレス055となる。
【0014】このように半導体メモリの第1のブロック
31で自動的にまたは手動で停止した後、つぎの録音は
半導体メモリ3の第1のブロック31に残したい録音が
されたことを制御部6が記憶しているので、第2のブロ
ック32から開始するように制御する。つぎの録音開始
は録音ボタン8を押すか、または録音ボタンを押さなく
ても自動的にないしは手動的に停止したことを制御部6
が検出して、開始させることもできる。制御部6は第2
のブロック32に対してアドレス100から始めてアド
レス199まで記録するとアドレス100まで戻るよう
にアドレス生成部7にアドレスを生成させ、エンドレス
録音に入る。ここでまた録音したかったと思ってたとえ
ばアドレス150のところで再度録音ボタン8を押す
と、図2(a)のようにこの区間のスタートポイントは
150でストップポイントは149であることを制御部
6は記憶し直す。そして第1のブロック31の場合と同
じ方法で再度録音ボタン8を押す前の過去録音を確保し
てアドレス144で停止したとする。この場合も停止の
ポイントから、図2(b)のように、たとえば再生のた
めのスタートポイントが145、ストップポイントは1
44と制御部6は記憶する。
【0015】半導体メモリ3の第3のブロック33に対
してもアドレス生成部7はアドレス200から299ま
での区間を指定して同様にエンドレス録音を始めること
ができる。このときも再度録音ボタン8がたとえばアド
レス230で押されたならば、図2(a)のようにアド
レス230からアドレス229までの区間が制御部6に
記憶し直され、前と同様にアドレス224で停止ボタン
が押されたなら図2(b)のように再生スタートポイン
トのアドレス225、ストップポイントのアドレス22
4が制御部6に記憶される。
【0016】つぎにこのようにして録音されたものを再
生する場合の動作の説明を行う。再生時には図2(b)
に示すように制御部6はあるブロックの再生ストップポ
イントから次のブロックの再生スタートポイントにアド
レスを連結する。たとえば上記のように録音されていれ
ば、再生したいときに再生ボタン9を押すと再生アドレ
スは070−099−069−145−199−100
−144−225−299−200−224の順序で連
結して再生されることになる。
【0017】以上は各ブロックが一周以上エンドレス録
音された場合であるが、ブロックの最初に録音ボタン8
が押された後に一周以上録音されず、短時間で停止ボタ
ン10が押された場合は、そのブロックが短いこともあ
る。
【0018】このように第1の実施例によれば、制御部
6は半導体メモリ3を小ブロックに分割してそれぞれの
ブロックで録音ボタン8が押されるとアドレス生成部7
でブロックの頭から最後へ、そして頭に戻るようなアド
レスを生成させ、制御部は最初スタートポイントとして
ブロックの頭と最後のアドレスとを録音区間の初期値と
して記憶し、つぎに再度録音ボタン8が押されたときの
アドレスを基に録音区間を記憶し直し、つぎに停止ボタ
ン10が押されたときのアドレスを基に再生区間のアド
レスを記憶し、再生時には半導体メモリの各ブロックの
再生アドレスを連結して再生するように制御するので、
記録したいと思った各々の部分を連続した一つのフレー
ズとして聞くことができる。
【0019】つぎに本発明の第2の実施例について説明
する。本実施例ではブロック図は図1と同じであり、第
1の実施例と異なる点はアドレス生成部のアドレス発生
方法である。すなわち初期値の決定は第1の実施例と同
様で、図2(a)において、エンドレス録音中に第1の
実施例と同じ点で再度録音ボタン8を押すものとして説
明する。最初に録音ボタン8が押されたとき、アドレス
生成部はアドレス000から099までを一区間とした
半導体メモリの第一のブロック31に周回的な記録、す
なわちエンドレス録音を開始する。この時点では制御部
6の記憶は初期値としてスタートポイントのアドレスは
000、ストップポイントのアドレスは099である。
アドレス099を越えたらアドレス000に戻って上書
きしていく。今聞いた会話を録音したかったと思って録
音ボタン8を再度アドレス075のところで押してイベ
ント入力をしたとすると、アドレス生成部7はエンドレ
ス録音をしながらイベント入力時より一定時間前のアド
レスを記憶する。この場合アドレス075のところで録
音ボタン8の再度押しをしたときに第1の実施例のよう
にアドレス075−074の記憶をせずに、一定値の時
間を逆算したアドレスを記憶する。第1の実施例と値を
合わせるとすれば、この場合制御部はスタートポイント
のアドレス070とストップポイントのアドレス069
とを記憶してエンドレス録音を続ける。そして停止ボタ
ン10を押さなくてもアドレス069で自動的に停止さ
せる。そうすればアドレス070と069間の過去録音
は必ず確保される。もちろん自動停止に限定されずに第
1の実施例のような停止予告手段を用いて手動で停止さ
せてもよい。また、以後全く残す必要のない会話の所が
きたら録音可能なメモリが残っていると思われても停止
ボタン10を押してたとえばアドレス050で停止すれ
ば、制御部6のアドレスの記憶はストップポイントのア
ドレス069に代えてストップポイントのアドレス05
0を記憶する。こうしておけば再生時に不必要な録音を
聞く必要がなく、時間効率が高くなる。このためには手
動停止したときは、スタートポイントのアドレスは書き
換えないことにすればよく、また書き換えるようにして
も差し支えない。
【0020】このように半導体メモリの第1のブロック
31で自動的にまたは手動で停止した後、第1の実施例
と同様に、つぎの録音に備えて録音ボタン8を押すか、
または手動ないしは自動で停止したことを受けて、制御
部6は半導体メモリ3の第1のブロック31に残したい
録音がされたことを記憶しているので、第2のブロック
32に対してアドレス100から始めてアドレス199
まで記録するとアドレス100まで戻るようにアドレス
生成部7にアドレスを生成させ、エンドレス録音に入
る。ここでまた録音したかったと思ってアドレス150
のところで再度録音ボタン8を押すと、この区間のスタ
ートポイントは145でストップポイントは144であ
ることを制御部6は記憶する。そして第1のブロック3
1の場合と同じように再度録音ボタン8を押す前の過去
録音を確保してアドレス144で録音は自動的に停止す
る。
【0021】半導体メモリ3の第3のブロック33に対
してもアドレス生成部7はアドレス200から299ま
での区間を指定して同様にエンドレス録音を始めること
ができる。このときも再度録音ボタン8がアドレス23
0で押されたならば、アドレス225からアドレス22
4までの区間が制御部6に記憶され、前と同様にアドレ
ス224で録音は自動的に停止する。
【0022】つぎにこのようにして録音されたものを再
生する場合の動作の説明を行う。再生時には、第1の実
施例と同様に再生する。図2(b)に示すように制御部
6はあるブロックの再生ストップポイントから次のブロ
ックの再生スタートポイントにアドレスを連結して、た
とえば上記のように途中で手動で停止されずに録音され
ていれば、再生したいときに再生ボタン9を押すと再生
アドレスは070−099−000−069−145−
199−100−144−225−299−200−2
24の順序で連結して再生されることになる。
【0023】このように本実施例によれば、制御部6は
半導体メモリ3を小ブロックに分割してそれぞれのブロ
ックで録音ボタン8が押されるとアドレス生成部7でブ
ロックの頭から最後へ、そして頭に戻るようなアドレス
を初期値として生成させ、制御部は最初スタートポイン
トとしてブロックの頭と最後のアドレスを録音区間とし
て記憶し、つぎに再度録音ボタン8が押されたときのア
ドレスを基に一定時間逆算した点から録音区間を記憶し
なおし、その点から一周回ったアドレスの点で録音を自
動停止させ、再生時には半導体メモリの各ブロックの再
生アドレスを連結して再生するように制御するので、そ
れらの記録したいと思った部分を連続した一つのフレー
ズとして聞くことができる。この逆算時間は制御部6に
対する操作によって任意に変更することが可能である。
【0024】図3は本実施例における会話時間に対する
録音時間の状態を示した図である。図3に示すように本
発明による録音は、連続的な会話を全て録音するのでは
なく、今の部分を録音しておきたいと思ったとき、後か
ら録音ボタンを押すことで残したいと思った所を含む一
定時間以内の会話が記録される。そしてそれらがつなが
った形でアドレスが記憶されているので、再生される時
は、記録したいと思った部分があたかも連続しているか
のごとく再生される。なお、図3におけるT1、T2、
T3の時間は同じになることもあるし、録音ボタン、停
止ボタンを短い時間で繰り返し押すと短い時間になるこ
ともある。
【0025】このように本発明においては、半導体録音
機特有のメカニズム部分がなくエンドレス録音が簡単に
できること、さらにアクセスが非常に速いという特徴を
生かし、かつアドレス管理に特有の手段を講じているた
めに少ないメモリで有効に録音を行うことができる。
【0026】なお、図1における制御部は一般的にはマ
イクロコンピュータを使用し、アドレス生成部はその中
に機能として取り込まれている。
【0027】また半導体メモリは模式的に3ブロックに
分けて示したが実際にはもっと多くのブロックを有して
もよい。さらに実施例では録音ボタン8は1つで、1度
目に押されたか2度目であったかを制御部6が判断する
ものであるが、この機能を2つのボタンに分けても差し
支えない。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明による半導体録
音機は、第1の構成においては録音ボタンと、停止ボタ
ンと、半導体メモリと、半導体メモリのアドレスを生成
するアドレス生成部を有して半導体メモリを複数の小ブ
ロックに分割してそれぞれのスタートアドレスとストッ
プアドレスとを初期値として記憶する制御部とを備えて
いて、制御部は録音ボタンの押圧によってディジタル化
された入力音声データを半導体メモリに記録する際に半
導体メモリの複数のブロック中の1つのブロックに初期
値としてのスタートアドレスとストップアドレス間で周
回的に上書き記録を行い、録音ボタンのイベント入力時
のアドレスを周回録音時のスタートアドレスとし、その
直前値をストップアドレスとして変更して記憶し、停止
ボタンの押圧時のアドレスを再生時のためのストップア
ドレスとし、その直後のアドレスをストップアドレスと
してさらに変更し確定させて記憶し、再生時には再生時
のスタートアドレスとストップアドレスとによって半導
体メモリのあるブロックの再生時のストップアドレスに
つぎのブロックの再生時のスタートアドレスを結合して
連続的に再生する。
【0029】そしてその第2の構成においては、第1の
構成において、制御部は録音ボタンのイベント入力時の
アドレスから一定値を減算したアドレスを周回録音時の
スタートアドレスとし、その直前値から一定値を減算し
たアドレスをストップアドレスとして変更して記憶す
る。そしてストップアドレスに達したら自動的に停止す
ることもできる。
【0030】そのため記録したいと思う部分の記録を後
からの操作で残すことができ、かつ再生時にはそれらの
記録したいと思った重要な部分を連続して一つのフレー
ズとして聞くことができる。このように本発明は録音機
能をインテリジェント化すると共に、高価な半導体メモ
リを節約でき、逆に同じ半導体メモリの容量でも従来よ
り効率よく必要な部分だけを録音することが可能であ
り、安価な製品を供給できるという大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体録音機のブロック図
【図2】同じくそのアドレスの生成方法を示した説明図
【図3】同じくその会話時間に対する録音時間の状態を
示した説明図
【図4】従来例でのアドレスの生成方法を示した説明図
【符号の説明】
1 音響電気変換器 2 AD変換器 3 半導体メモリ 4 DA変換器 5 電気音響変換器 6 制御部 7 アドレス生成部 8 録音ボタン 9 再生ボタン 10 停止ボタン

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録音ボタンと、 停止ボタンと、 半導体メモリと、 前記半導体メモリのアドレスを生成するアドレス生成部
    を有し前記半導体メモリを複数の小ブロックに分割して
    それぞれのスタートアドレスとストップアドレスとを初
    期値として記憶する制御部とを備え、 前記制御部は前記録音ボタンの押圧によってディジタル
    化された入力音声データを前記半導体メモリに記録する
    際に前記半導体メモリの複数のブロック中の1つのブロ
    ックに前記初期値のスタートアドレスとストップアドレ
    ス間で周回的に上書き記録を行い、 録音ボタンのイベント入力時のアドレスを周回録音時の
    スタートアドレスとし、その直前値をストップアドレス
    として変更して記憶し、 停止ボタンの押圧時のアドレスを再生時のためのストッ
    プアドレスとし、その直後のアドレスをスタートアドレ
    スとしてさらに変更し確定させて記憶し、 再生時には前記再生時のスタートアドレスとストップア
    ドレスとによって前記半導体メモリのあるブロックの再
    生時のストップアドレスにつぎのブロックの再生時のス
    タートアドレスを結合して連続的に再生するように構成
    した半導体録音機。
  2. 【請求項2】 録音ボタンと、 停止ボタンと、 半導体メモリと、 前記半導体メモリのアドレスを生成するアドレス生成部
    を有し前記半導体メモリを複数の小ブロックに分割して
    それぞれのスタートアドレスとストップアドレスとを初
    期値として記憶する制御部とを備え、 前記制御部は前記録音ボタンの押圧によってディジタル
    化された入力音声データを前記半導体メモリに記録する
    際に前記半導体メモリの複数のブロック中の1のブロッ
    クに前記初期値のスタートアドレスとストップアドレス
    間で周回的に上書き記録を行い、 録音ボタンのイベント入力時のアドレスから一定数を減
    算したアドレスをストップアドレスとし、そのストップ
    アドレスの直後値をスタートアドレスとして周回録音時
    のスタートアドレスとストップアドレスとを変更して記
    憶し、 停止ボタンの押圧時のアドレスを再生時のためのストッ
    プアドレスとし、その直後のアドレスをスタートアドレ
    スとしてさらに変更し確定させて記憶し、 停止ボタンが押圧されないときは最後に記憶されたスト
    ップアドレスで自動的に録音を停止させ、再生時には前
    記再生時のスタートアドレスとストップアドレスとによ
    って前記半導体メモリのあるブロックの再生時のストッ
    プアドレスにつぎのブロックの再生時のスタートアドレ
    スを結合して連続的に再生するように構成した半導体録
    音機。
  3. 【請求項3】 制御部は録音ボタンのイベント入力時に
    決定して記憶したストップアドレスに接近したことを告
    知する停止告知手段を有する請求項1または2に記載の
    半導体録音機。
  4. 【請求項4】 制御部は停止ボタンが押圧された時はス
    タートアドレスは変更しないものである請求項1または
    2に記載の半導体録音機。
  5. 【請求項5】 制御部は停止ボタンが押圧されたときに
    記録中のブロックが初期値のストップアドレスまで記録
    されていないときは初期値のスタートアドレスは変更し
    ないものである請求項1または2に記載の半導体録音
    機。
  6. 【請求項6】 制御部は停止ボタンが押圧され、または
    制御部による自動停止がされたときは、半導体メモリの
    つぎの小ブロックに対する録音を開始するものである請
    求項1または2に記載の半導体録音機。
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