JP3146370B2 - 継目付きメッシュ筒によるプラスチック製フィルタの製造方法 - Google Patents

継目付きメッシュ筒によるプラスチック製フィルタの製造方法

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JP3146370B2 JP2583492A JP2583492A JP3146370B2 JP 3146370 B2 JP3146370 B2 JP 3146370B2 JP 2583492 A JP2583492 A JP 2583492A JP 2583492 A JP2583492 A JP 2583492A JP 3146370 B2 JP3146370 B2 JP 3146370B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】発明は、継目付きメッシュ筒に
よって濾過を行う自動車のトラクションコントロール用
オイルフィルタ、その他の小形で、円筒形のプラスチッ
ク製フィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、線径0.05mmのナイロン6
6による厚さ0.09mm、200メッシュの樹脂製の
メッシュ材で濾過を行うフィルタを製作する場合は
に示すように一枚のメッシュ材の両側縁部を溶着す
るか、二枚のメッシュ材の一方の側縁部同と、他方の
側縁部同とを夫々溶着して軸方向の継目1′,1′を
有するメッシュ筒1を作り、これを二つの割り金型の間
のコアピンに嵌め、その継目1′をフィルタの軸方向の
リブを形成するリブ形成用凹部に向け、両割り金型を閉
じてフィルタをプラスチックで成形し、割り金型を開い
て製品(フィルタ)を脱型する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうして製造したフィ
ルタの一例を図に示し、そのA−B線での断面図を図
に示したが、図6(のようにメッシュ筒1の継
目1′が常にフィルタ2の軸方向のリブ3中に埋まって
いればよい。しかし、継目1′が割り金型のリブ形成用
凹部に正しく向いていないのに割り金型を閉じてフィル
を成形することがあり、そうすると、継目1′はリ
以外の所から図6(に示すように露出してしま
う。この製品を使用するとオイルの内圧で継目1′の
所からメッシュ材が破れ、フィルタの機能は無くなっ
て重大な故障の原因になる。そこで、継目1′が外に露
出した不良品を選別、取り除くため、製品の1つ1つを
仔細に点検する必要があり、その検査に非常に手数を要
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、メッシ
筒の目がフィルタの枠体を構成する軸方向のリブ中
に必ず埋められるようにしたのであって、フィルタの
半体宛を成形する二つの割り金型内に継目付きメッシュ
筒を内装し、この継目付きメッシュ筒の回りにプラスチ
ックでリブを成形する継目付きメッシュ筒によるプラス
チック製フィルタの製造方法において、つの割り金型
のパーティング面にフィルタの軸方向にリブ形成用凹部
と、このリブ形成用凹部に継目付きメッシュ筒の継目の
厚さよりも僅かに広い間隙を介して連通する樹脂だまり
形成用凹部とを設け、継目付きメッシュ筒の継目をリブ
形成用凹部から間隙を通じ樹脂だまり形成用凹部のなか
に突入させ、プラスチックを樹脂まり形成用凹部まで
侵入させるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】図示の実施例において、11A,11Bはフ
ィルタの半体宛を成形する二つの割り金型で、その各
パーティング面12A,12Bにフィルタ2の軸方向の
リブ3を半分宛形成する二つのリブ形成用凹部13A,
13Bと、このリブ形成用凹部13A,13Bに間隙1
4A,14Bを介して連通する樹脂だまり15を半分宛
形成する二つの樹脂だまり形成用凹部15A,15Bが
設けてある。間隙14A,14Bが合わさって形成する
間隙は、メッシュ材が合わさった継目1′の厚さよりも
僅かに厚くする(例えばメッシュ材の厚さが前述の0.
09mmである場合、その2倍の0.18mmよりも僅
かに厚い0.2mmとする
【0006】そして、メッシュ材をメッシュ筒1にする
継目1′の長さは、従来はなるべく短くしていたのを、
リブ形成用凹部13A,13B、間隙14A,14Bを
通り抜け、樹脂だまり形成用凹部15A,15Bの中に
達するように長くする。
【0007】これにより開いている割り金型11A,1
1Bの間でコアピン16にメッシュ筒1を嵌め、割り
型11A,11Bを閉じて行くと、継目1′,1′の向
きが図3に示すようにリブ形成用凹部13A,13B
向いていなくても継目1′,1′は割り金型11A,
11Bで押されてコアピン16上で回動し、割り金型
1A,11Bが閉じたときに継1′,1′の外端部は
樹脂だまり形成用凹部15A,15B中に位置する
(図1参照)。
【0008】そこで、割り金型11A,11B中に樹脂
を射出してフィルタ2を成形すると、樹脂の一部はリブ
形成用凹部13A,13B中を満たしたのち、間隙14
A,14Bを通って樹脂だまり形成用凹部15A,15
Bを満たす。
【0009】成形後に割り金型11A,11Aを開いて
フィルタ2を脱型すると、軸方向のリブ3に薄肉14
で樹脂だまり15が連接している(図2参照)。上記薄
肉部14はメッシュ筒の継目1′と、これに付着した
プラスチック膜とからなり、容易に切断できるため、こ
ゝで切断して樹脂だまり15をフィルタから切り離
し、製品とする。
【0010】フィルタ2は軸方向の一端に円筒形の開放
枠部4、他端に閉鎖端部5を有し、メッシュ筒の各端
部はその開放枠部4と、閉鎖端部5とに浅く埋まってい
る。従って、割り金型11A,11Bの開放枠部4と、
閉鎖端部5を形成するための各凹部に連通する間隙14
A,14Bと、樹脂だまり形成用凹部15A,15Bを
パーティング面12A,12Bに設け、軸方向のリブ形
成用凹部13A,13Bに設けた14A,14Bと、1
5A,15Bと一連に連ねてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明ではメッ
シュ筒の継目をフィルタの軸方向のリブ中に埋めてフ
ィルタを成形するため、継目がリブ以外の所から露出し
た不良品が生じる余地がない。従って、面倒で、手数、
時間がかゝる検査作業を省略することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によりフィルタを成形している状態の断
面図である。
【図2】割り金型を開き、脱型したフィルタの斜視図で
ある。
【図3】コアピンにメッシュ筒を被せ、割り金型を閉じ
て行く状態の断面図である。
【図4】メッシュ筒の斜視図である。
【図5】フィルタの斜視図である。
【図6】従来のフィルタの、図5のA−B線での断面図
である。
【符号の説明】
1 メッシュ筒 1′ メッシュ筒の継目 2 フィルタ 3 フィルタの軸方向のリブ 4 開放枠部 5 閉鎖端部 11A 割り金型 11B 割り金型 12A パーティング面 12B パーティング面 13A リブ形成用凹部 13B リブ形成用凹部 14 薄肉部 14A 間隙 14B 間隙 15 樹脂だまり 15A 樹脂だまり形成用凹部 15B 樹脂だまり形成用凹部 16 コアピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタの半体宛を成形する二つの割り
    金型内に継目付きメッシュ筒を内装し、この継目付き
    ッシュ筒の回りにプラスチックでリブを成形する継目付
    きメッシュ筒によるプラスチック製フィルタの製造方法
    において、 つの割り金型のパーティング面にフィルタの軸方向に
    リブ形成用凹部と、このリブ形成用凹部に継目付きメッ
    シュ筒の継目の厚さよりも僅かに広い間隙を介して連通
    する樹脂だまり形成用凹部とを設け、継目付きメッシュ
    筒の継目をリブ形成用凹部から間隙を通じ樹脂だまり形
    成用凹部のなかに突入させ、プラスチックを樹脂まり
    形成用凹部まで侵入させるようにした ことを特徴とする継目付きメッシュ筒によるプラスチッ
    ク製フィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の継目付きメッシュ筒に
    よるプラスチック製フィルタの製造方法において、 成形したフィルタの樹脂だまりをリブから切り離す ことを特徴とする継目付きメッシュ筒によるプラスチッ
    ク製フィルタの製造方法。
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JP2002355509A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Nifco Inc メッシュとその製造方法、及びメッシュを用いたフィルタとその製造方法
JP5728460B2 (ja) * 2012-11-26 2015-06-03 株式会社武井樹脂製作所 ストレーナ製造用金型およびこれを用いたストレーナの製造方法

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