JPH0223581A - テープカセット並びにその成形方法及びその成形用型 - Google Patents

テープカセット並びにその成形方法及びその成形用型

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JPH0223581A
JPH0223581A JP17225888A JP17225888A JPH0223581A JP H0223581 A JPH0223581 A JP H0223581A JP 17225888 A JP17225888 A JP 17225888A JP 17225888 A JP17225888 A JP 17225888A JP H0223581 A JPH0223581 A JP H0223581A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透明窓部を有するテープカセット並びにその成
形方法及びその成形用型に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、二色成形され透明窓部を有するテープカセッ
トであって、第1の樹脂による本体部の成形における樹
脂流動経路を考慮することによって!2の樹脂による窓
部の成形時に本体部の成形の際発生する樹脂ガスの影響
を無くすようになし、透明窓部の曇り、クレージング等
の不良発生が防止された状態で成形されるテープカセッ
ト並びにその成形方法及びその成形用型を改良するもの
である。
〔従来の技術〕
樹脂ニより成形されるテープカセットの成形時には、射
出成形用樹脂は加熱溶融とするとオリゴマー、内添剤や
内包されている空気等がいわゆる樹脂ガスとなって発生
し、この樹脂ガスは樹脂の最終充填側へ押され、成形金
型の接合部であるノ々−ティングラインから外部に逃げ
るようになされている。
この樹脂ガスの成形金型内、即ちキャビティからのガス
抜きが容易に行えるように従来、実開昭61−1560
84号公報に開本されるように金型にガス復路を形成す
ることが提案されている。
この従来提案されているものは上金型と下金型で囲まれ
るキャビティの周縁−側にゲートを設定し、このゲート
位置に対し他側寄りの樹脂最終充填側に位置して下金型
に気孔が連続する多孔体により形成した入子を取外し自
在に組付けてこの入子の連続気孔群をガス復路として構
成し、成形時に発生する樹脂ガスを樹脂の充填圧により
入子のガス復路を通して外部に排出するようになされて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
テープカセットには収納するテープの送行状態。
巻取り材料を目視により確認できるように透明窓部が設
けられており、このテープカセットの成形は金型のキャ
ビティ内の本体部成形部に不透明樹脂材を射出注入して
充填した後、窓部成形部をいわゆるコアパック等の手段
により空間部となした状態で、この空間部に透明樹脂材
を射出注入して本体部の成形樹脂材と一体化するいわゆ
る二色成形法が使用されている。
この二色成形法によりテープカセットを成形する場合、
本体部に対して透明窓部を比較的広く取るものは本体部
の樹脂の最終充填部となる後部側、即ち、窓部より後方
側は幅狭となることにより樹脂の充填量が少なく樹脂ガ
スは金型の後部パーティングラインから外部に逃げろこ
とになる。
しかし、透明窓部を幅狭に形成するテープカセットにお
いては樹脂の最終充填部となる後部側は幅広となるので
樹脂の充填量が多くこれに伴い樹脂ガスの発生も多くな
って、この樹脂ガスは、金型の後部パーティングライン
はもとより、窓部の成形部側、即ち本体部の樹脂充填後
、窓部成、形空間を形成するスライドコアとの接合部側
へも逃げてこの部分に溜ることになる。特に本体成形部
に窓部成形時における変形を防止するために窓部成形部
の近傍に位置して変形防止溝を形成する場合は金型には
凸形状部を形成するのでこの凸形状部が樹脂経路を形成
することになり、窓部形成側が本体部の樹脂最終充填部
となって樹脂ガス発生の増加に繋がる。
このように窓部形成側に樹脂ガスが溜るとこの樹脂ガス
の影響により窓部成形用のスライドコアが腐食し、また
窓部成型空間へ充填した透明樹脂に曇が生じ、しかも本
体部と窓部との樹脂接合強度が弱くなる等の不具合があ
る。
そこで、窓部形成側に溜る樹脂ガスを外部に逃がすため
に前述した従来例の如く連続気孔群を有する入子を窓部
の形成部近傍に配することが考えられるが、窓部の成形
は金型(下金型)に対して摺動するスライドコアを用い
るのでこのスライドコアを金型に対して取外し自在の入
子に慴接させることは動作上不安定になり易く、また金
型の構造が複雑になる等の不興合がある。
本発明は、二色成形され透明窓部に曇りが生じたり、本
体部と窓部の接合に不良が生じることのないテープカセ
ットを得ることを目的とし、さらにこのテープカセット
の成形に!&通の成形方法及び成形型を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前述した目的を達成するために、本発明は第1と第2の
樹脂材による二色成形により成形される本体部と透明窓
部とから成るテープカセットであって、第1の樹脂によ
り成形される本体部は樹脂の最終充填部が窓部形成部の
後部外周側となるように樹脂を流動させて成形されて成
るものである。
また、このテープカセットの成形において本体部を成形
する第1の樹脂を窓部成形部の後側境界部から本体部の
後部外周側へ流動させて本体部を成形した後、窓部成形
部に第2の樹脂を充填させて窓部を成形するものである
また、このテープカセットを成形する成形型は本体部を
成形するキャビティに、前面側及び窓部成形部の後方側
における側面部側に位置してゲートを設け、側面部側の
ゲートに対向して樹脂材を優先的に窓部成形部の1&縁
部側に沿って流動させる樹脂案内壁を設けて構成し、本
体部を成形するキャビティにおいてその後面側が樹脂材
の最終充填部となるようにしたものである。
〔作用〕
前述のように二色成形により透明窓部を有して成形され
るテープカセットは第1の樹脂による本体部の成形にお
いて後部外周側がほぼ完全な樹脂の最終充填部となるの
で成形時に発生する樹脂ガスは後部外周側からのみ逃げ
ることになって窓部成形5Ijiにはほとんど溜ること
なく従って、窓部の成形部を形成する型を腐食したり、
窓部成形部内に侵入し第2の樹脂、即ち透明樹脂に混入
して窓部に曇りを生じさせたり、本体部成形樹脂と窓部
成形樹脂との接合が不安定になる等の影響を受けること
はない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明によるテープカセットの一例の斜視図、
第2図は同、カセットハーフの内面側平面図であり、図
において(1)はテープカセットの全体を示し、(2)
は二色成形カセットハーフ、(3)は−次側成形部であ
る本体部、(4)は二次側成形部である透明窓部であり
、本体部(3)には窓部(4)を成形する二次側成形時
において後述する一次側成形部の歪、変形を防止するた
めの凹部(3a) 、  (3b)が窓部(4)の前後
縁部よりやや離れた状態で平行に形成されている。そし
て窓部(4)の後縁側に位置する四部(3b)の−側端
に連続して本体部(3)の後部−側部に対向して後述す
る樹脂の流動を案内するための凹部<30)が形成され
ている。
なお、第1図においてTはテープカセット(1)に収納
された磁気テープである。
第3図は本発明のテープカセットを成形する一例の二色
成形金型の要部の横断平面図、第4図は第3図のA−A
線断面図、第5図は第3図のB−B線拡大断面図で図に
おいて(11)はキャビティを構成する固定側金型(以
下キャビティという)、(12)はコアを構成する可動
側金型(以下コアという)でこのコア(11)にはスラ
イドコア(13)が備えられている。
この両金型、即ちキャビティ (11)とコア(12)
とをその合せ面<lla )と(12a)とを突合せる
ことによってスライドコア(13)の端面(13a)は
キャビティ (11)の内面に当接されてカセットハー
フ(2)の本体部(3)の成形キャビティaが形成され
ることになり、スライドコア(13)を後退させること
により窓部(4)の成形キャビティbが形成されること
になる。
このキャビティ(11)は本体部成形キャビティaの前
面側及び後部−側面側と内面側のスライドコア(13)
の当接部面に夫々導通するゲート(14x )(142
)及び(143)と(144)が形成されている。また
、コア(12)の上面にはスライドコア(13)の突出
部近傍、即ち窓部成形キャビティbの前後縁部よりやや
離れて対応する部位にその前後縁部と平行に複数の凸状
リブ(15a ) 、  (15b )を突設しである
そして、このようにコア(13)の上面側に突設された
凸状リブ(15a ) 、  (15b )のうち窓部
成形キャビティbの後縁に沿う凸状リブ(15b )の
−l111端部、即ちキャビティ (11)の−側部の
ゲート(143) (l’lの端部のリブ(15b)に
連続してゲ−) (143)と相対して樹脂流動案内壁
(16)が突設されている。
このように構成される金型によりカセットハーフ(2)
を形成するにはキャビティ (11)に対してコア(1
2)を合せ面(lla)と(12a)において突合せて
合体すると共にスライドコア(13)を前進(上昇)さ
せて端面(13a)をキャビティ (11)の内面に当
接させることによりカセットハーフ(2)の本体部成形
キャビティaが形成される(第4図A参照)。
そこで、この本体部成形キャビティaにgj41の樹脂
を射出シリンダー(図示せず)からゲート(141) 
、  (142)及び(143)を通して注入する。こ
の動作において前面側のゲート<141 ) 。
(142)を通して注入される樹脂を本体部(3)の前
面側に充填した後、後面側に流入する。一方後部側面側
のゲート(lh)を通して注入される樹脂も本体部(3
)の後面側に流入し充填されるが、この樹脂の流動は、
ゲート(143)からコア(12)の上面側にゲート(
143)と相対して突設された樹脂流動案内壁(16)
によりスライドコア(13)の後面側とこれと平行する
凸状リブ(15b )との間に優先案内されて流動し、
従って本体n(3)の後面側成形部はスライドコア(1
3)の後縁側から充填されてその後部外周側が最終充填
部となり、この樹脂の注入充填時に発生する樹脂ガスは
本体i (3)の後部外周側、即ちキャビティ (11
)とコア(12)の後側接合部(パーティングライン)
から抜脱されることになってスライドコア(13)の後
縁側に溜ることな(、全て外部に抜脱される。
このようにして1次成形が行われる。
このように本体部成形キャビティaに樹脂を充填してこ
れが固化し始めた状態において、即ち一次成形後、コア
(12)に対してスライドコア(13)を後退(下降)
させることによりキャビテ4(11)と、このキャビテ
ィ (11)とコア(12)間において半固化状態にあ
るカセットハーフ(2)の本体部(3)と、スライドコ
ア(13)の端面とにより囲繞される空間、即ち窓部成
形キャビテヘbが形成される(第4図B参照)。
そこで、この窓部成形キャビティbに第2の樹脂(透明
樹脂)をキャビティ (11)の中央ゲート(14→)
を通して注入し、本体部(3)に対して窓部(4)を成
形する二次成形を行なう。この二次成形においてこの第
2の樹脂の注入により一次成形の本体部(3)側に圧力
が加わることになるが、コア(12)にスライドコア(
13)の前後縁側、即ち窓部成形キャビティbの前後縁
側に沿って凸状リブ(15a)<15b ) 全突設し
であるのでこの凸状リブ(15a)。
(15b )により二次成形時の圧力を受けてこれを緩
和することになって一次成形の本体部(3)に対する影
響、即ち内部歪、変形が緩和され、また防止される。
以上のようにして一次成形後、二次成形が完了した状態
で金型を開き、即ちキャビティ (11)からコア(1
2)を離隔した後、コア(12)から成形品、即ち成形
されたカセットハーフ(2)を取り出す。
このように成形されたカセットハーフ(2)の本体部(
3)の内面側に窓部(4)の前後縁の近傍に位置してコ
ア(12)の凸状リブ(L5a ) 、  <15b 
)と樹脂案内壁(16)に夫々対応して凹部(3a) 
、  (3b)とく3c)が形成されることになる。
以上のカセットハーフ(2)の成形において一次成形で
ある本体部(3)の成形においては第1の樹脂材を二次
成形である窓部(4)の後縁側から本体部(3)の後部
外周方向へ流動させて後部外周側を最終充填部としたこ
とにより、樹脂材の注入充填時に発生する樹脂ガスは窓
部成形キャビティbの近傍に溜ることなく、従ってこの
窓部成形キャビティbを形成するスライドコア(13)
を腐食させたり、このキャビティb内に侵入して注入さ
れる第2の樹脂材(透明樹脂)に混入して成形後の窓部
(4)に曇りを生じさせ、また本体部(3)と窓部(4
)の接合に不良を生じさせる等の不具合はほぼ完全に解
消される。
以上本発明の一実施例を説明したが、本発明はこの実施
例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸税しな
い範囲で種々変更できるものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、透明窓部を宵し、二色成
形されるテープカセットのカセットハーフの成形におい
て本体部の成形樹脂の流動方向を優先的に窓部成形部側
から本体部の後部外周側方向に設定して樹脂最終充填部
を後部外周側としたことにより、樹脂の注入充填時に発
生する樹脂ガスは後部外周部から外方へ逃げることにな
って窓部側へ樹脂ガスが溜ることによる弊害、例えば窓
部成形キャビティを形成する可動量の腐食、成形された
透明窓部の曇り2本体部と窓部との接合不良等が生じる
ことなく、窓部が透明で確実に形成されたテープカセッ
トを得ることができる。
特に本発明は窓部が本体部に比して幅狭なテープカセッ
トに通用してその効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるテープカセットの一例の斜視図、
第2図は同、カセットハーフの内面側平面図、第3図は
本発明によるテープカセットを成形する一例の二色成形
金型のV!部の横断平面図、第4図は第3図のA−A線
断面図、1ilPls図は第3図のB−B線拡大断面図
である。 図中、(2)はカセットハーフ、13)は本体部、(4
)は窓部、(11)はキャビティ、(12)はコア、(
13)はスライドコア、aは本体部成形キャビティ、b
は窓部成形キャビティ、(lh)〜(144)はゲート
、(15a ) 、  (15b )は凸状リブ、(1
6)は樹脂案内壁である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1と第2の樹脂による二色成形により成形される
    本体部と透明窓部とから成るテープカセットであって、 第1の樹脂により成形される本体部は樹脂の最終充填部
    を本体部の後部外周側として成形されて成るテープカセ
    ット。 2、上記本体部の成形において第1の樹脂を上記本体部
    の前面側から射出すると共に上記窓部の後方側の一側面
    側から上記窓部の後側境界部に沿うように射出して最終
    的に後部外周側に充填し上記本体部を成形した後、上記
    窓部を第2の樹脂により成形することを特徴とするテー
    プカセットの成形方法。 3、上記本体部を成形するキャビティに、前面側及び上
    記窓部を成形するキャビティの後方側における側面部側
    に位置してゲートを設け、 上記側面部側のゲートに対向して樹脂材を優先的に上記
    窓部成形部の後縁部側に沿って流動させる樹脂案内壁を
    設けて成り、 上記本体部を成形するキャビティの後部外周側が樹脂材
    の最終充填部となるようにしたことを特徴とするテープ
    カセットの成形型。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5799009A (en) * 1994-09-20 1998-08-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk cartridge with an inclined groove

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5799009A (en) * 1994-09-20 1998-08-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk cartridge with an inclined groove

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