JP2755457B2 - プラスチック製品の壁厚制御方法並びに中空プラスチック製品の射出成形方法およびシステム並びに中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方法 - Google Patents

プラスチック製品の壁厚制御方法並びに中空プラスチック製品の射出成形方法およびシステム並びに中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方法

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JP2755457B2 JP1506046A JP50604689A JP2755457B2 JP 2755457 B2 JP2755457 B2 JP 2755457B2 JP 1506046 A JP1506046 A JP 1506046A JP 50604689 A JP50604689 A JP 50604689A JP 2755457 B2 JP2755457 B2 JP 2755457B2
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Description

【発明の詳細な説明】 関連出願クロス・リファレンス 本件は、1988年6月2日付け出願の米国特許願第07/2
01,690号の一部継続である、1989年4月4日付け出願の
米国特許願第07/347,472号の一部継続である。
発明の背景 本発明は、一般に、プラスチック製品の射出成形に係
り、特に、分離線によって分離されそして鋳型キャビテ
ィを画定するコア部分とキャビティ部分とから構成され
る鋳型の鋳型キャビティ内で製品を射出成形する際にお
ける、所要の鋳型キャビティクランプ力の減少に対する
システムおよび方法の改良、ならびにプラスチック製品
の壁厚制御方法の改良に関する。
射出成形されるプラスチック製品の壁厚の制御に対す
る従来技術は、ソーレンセンの米国特許第4,508,676号
公報、セグミューラーの米国特許第3,737,272号公報、
ヘイダーの米国特許第3,305,892号公報、ボーニスの米
国特許第4,128,381号公報、オーストラリア国特許明細
書第17.577/70号(リレス)およびマツェーニのフラン
ス国特許第962,726号公報に記載されている。
本発明の概要 本発明は、端壁部と円筒形もしくは略円筒形の側壁部
を有する中空プラスチック製品の射出成形方法を達成す
るために用いることができる、改良された射出成形方法
を提供し、そしてこのシステムは、端壁部が側壁部を境
界する周縁部領域を含み、そして、プラスチック材料を
鋳型内に射出する間に必要とされる鋳型クランプ力が減
少されることを特徴とする。
本発明に係る射出成形システムは、製品の内表面を形
成するコア部分と製品の外表面を形成するキャビティ部
分とからなる鋳型キャビティ形成結合体を含み、鋳型キ
ャビティの一部分を画定する円筒形もしくは略円筒形の
側壁部の軸線は鋳型開口方向と同一であり、そして、コ
ア部分が、進退可能な接触要素であってその鋳型キャビ
ティに面する端部が接触面を含む接触要素と、接触要素
を前進位置へ前進させてその接触面を鋳型キャビティの
キャビティ部分もしくはコア部分と接触させる手段と、
第1の分量のプラスチック材料を、接触要素が前進位置
にある間に鋳型キャビティ内に射出する手段と、接触要
素を、その接触面が鋳型キャビティのキャビティ部分も
しくはコア部分との接触を解放される後退位置へ後退さ
せる手段と、および第2の分量のプラスチック材料を、
接触要素が後退位置にある間に鋳型キャビティ内へ射出
する手段、とを含むものにおいて、接触要素は、キャビ
ティ部分の端壁部画定部分における周縁部領域の少なく
とも主要部分に接触し得る接触面を有し、これにより、
接触要素が前進位置へ前進された際に接触面が鋳型キャ
ビティのキャビティ部分の端壁部画定部分における周縁
部領域の少なくとも主要部分と接触して、鋳型開口方向
に対して垂直な平面上に投影される鋳型キャビティ面積
を減少し、そしてこれにより、第1の分量のプラスチッ
ク材料が鋳型キャビティ内へ射出される際に必要とされ
るクランプ力を減少し、およびコア部分の端壁部画定部
分と側壁部画定部分とは双方共に接触要素から構成され
る、ことを特徴とする。
本システムは、前述のような中空プラスチック製品の
射出成形において、プラスチック材料を鋳型内に射出す
る間に必要とされる鋳型クランプ力を減少する方法を達
成するために用いることができる。このような方法は、
下記の工程 (a)製品の内表面を形成するコア部分と製品の外表面
を形成するキャビティ部分を結合して鋳型キャビティを
形成し、この場合、鋳型キャビティの一部分を画定する
円筒形もしくは略円筒形の側壁部の軸線は鋳型開口方向
と同一であり、またコア部分は進退可能な接触要素を含
み、そしてこの接触要素の鋳型キャビティに面する端部
は接触面を備えており、 (b)接触要素を前進位置へ前進させて、接触面を鋳型
キャビティのキャビティ部分と接触させ、 (c)第1の分量のプラスチック材料を、接触要素が前
進位置にある際に鋳型キャビティ内に射出し、 (d)接触要素を、その接触面が鋳型キャビティのキャ
ビティ部分との接触を解放させる後退位置へ後退させ、 (e)第2の分量のプラスチック材料を、接触要素が後
退位置にある際に鋳型キャビティ内に射出する、 からなるものにおいて、 工程(a)が、下記の工程 (f)鋳型キャビティを、キャビティ部分の端壁部画定
部分における周縁領域の少なくとも主要部分に接触でき
る接触面を有する接触要素で形成する、 からなり 工程(b)が、下記の工程 (g)接触要素を前進位置に前進させて、その接触面を
鋳型キャビティのキャビティ部分の端壁部画定部分にお
ける周縁領域の少なくとも主要部分に接触させ、これに
より、鋳型開口方向に対して垂直な平面上に投影される
鋳型キャビティ面積を減少させ、そしてこれにより、第
1の分量のプラスチック材料が鋳型キャビティ内に射出
される際に必要とされるクランプ力を減少させる、 からなり、 工程(a)が、さらに下記の工程 (h)キャビティ部分をコア部分と結合して鋳型キャビ
ティを形成し、この場合、コア部分の端壁部画定部分と
側壁部画定部分とは双方共に接触要素から構成される、 からなることを特徴とする。
本方法が製品の壁厚を制御するために用いられる、本
発明の実施例においては、 工程(b)が、下記の工程 (i)接触要素を、その接触面が鋳型キャビティのキャ
ビティ部分と接触してコア部分をキャビティ部分に対し
て所定位置に固定するようにして、前進位置へ前進し、
これにより、コア部分のキャビティ部分に対する移動が
制止される、 からなり、 工程(c)が、下記の工程 (j)第1の分量のプラスチック材料を、接触要素が前
進位置にある際に射出し、この場合、コア部分とキャビ
ティ部分との間の移動が制止されているので、鋳型キャ
ビティの壁厚が制御される、 からなり、および 工程(d)が、下記の工程 (k)接触要素を、その接触面が鋳型キャビティのキャ
ビティ部分との接触を解放される後退位置へ後退し、こ
の場合、射出された第1の分量のプラスチック材料が少
なくとも部分的に固化されてコア部分のキャビティ部分
に対する移動を制止し、これにより、鋳型キャビティ内
へプラスチック材料がさらに射出される際にキャビティ
の壁厚が制御される、 からなる。
ここで使用される、“固化する”および“少なくとも
部分的に固化する”ならびにこの種の用語は、支持を提
供するのに少なくとも充分な堅さを意味する。
成形された製品の壁厚を制御するよう指向する、本発
明の別の態様における、端壁部および円筒形もしくは略
円筒形の側壁部を有する中空プラスチック製品の射出成
形方法は、前記端壁部が側壁部を境界する周縁部領域を
含み、そして前記方法が、下記の工程 (a)コア部分とキャビティ部分を結合して鋳型キャビ
ティを形成し、この場合、少なくとも1つの部分は進退
可能な接触要素を含み、そしてこの接触要素の鋳型キャ
ビティに面する端部は接触面を備えており、 (b)接触要素をキャビティ部の縦方向軸線に沿って前
進位置へ前進させて、接触面をキャビティ部分に接触さ
せ、 (c)第1の分量のプラスチック材料を、接触要素が前
進位置にある際に鋳型キャビティ内へ射出し、 (d)接触要素を、その接触面が鋳型キャビティのキャ
ビティ部分との接触を解放される後退位置へ後退させ、
および (e)第2の分量のプラスチック材料を、接触要素が後
退位置にある際に鋳型キャビティ内に射出する、 からなるものにおいて、 工程(a)が、下記の工程 (f)キャビティ部分とコア部分とを結合して鋳型キャ
ビティを形成し、この場合、コア部分の端壁部画定部分
と側壁部画定部分とは双方共に接触要素から構成され
る、 からなり、 工程(a)が、さらに下記の工程 (g)接触面を有する接触要素で鋳型キャビティを形成
し、この場合、前記接触面の少なくとも1部分はキャビ
ティ部分の長手方向軸線に対して非垂直であり、そして
接触面の前記非垂直部分は、接触要素が前進された際に
キャビティ部分の端壁部画定部分における少なくとも周
縁部領域の部分に接触可能である、 からなり、および 工程(b)が、下記の工程 (h)接触要素が前進位置へ前進し、この場合、接触面
の非垂直部分がキャビティ部分の端壁部画定部分におけ
る少なくとも周縁部領域の部分に接触してコア部分をキ
ャビティ部分に対して所定位置に固定し、これにより、
第1の分量のプラスチック材料が鋳型キャビティ内へ射
出されている際にコア部分のキャビティ部分縦方向軸線
に対する横方向移動が制止される、 からなることを特徴とする。
本発明は、さらに、下記のような方法を実施するシス
テムを提供する。さらに別の態様においては、本発明は
次のような射出成形方法を提供し、この場合、鋳型キャ
ビティの寸法が、第1の分量のプラスチック材料の射出
の間において、コア部分の横方向の移動が、一方の鋳型
部分における前進された接触要素の非垂直接触面と他方
の鋳型部分における協働非垂直接触面との間の接触手段
によって制止されるよう固定されることにより、制御さ
れる共に、さらに、プラスチック材料の鋳型キャビティ
内への流入が中断された後でかつ接触要素が後退された
後における所定時間の間に行われる、第2の分量のプラ
スチック材料の射出の間においても、コア部分の横方向
の移動が、第1の分量のプラスチック材料の射出の間に
形成された少なくとも部分的に固化された制御厚を有す
る壁部手段によって制止されるよう固定されることによ
り、同様に制御される。
本発明の前記方法は、この方法が、下記の工程 (a)コア部分をキャビティ部分と結合して鋳型キャビ
ティを形成し、この場合、少なくとも1つの部分は進退
可能な接触要素を含み、そしてこの接触要素の鋳型キャ
ビティに面する端部は接触面を有しており、 (b)接触要素を前進位置へ前進させて、接触要素の接
触面を別の鋳型部分の協働接触面に接触させ、 (c)第1の分量のプラスチック材料を射出して、前記
第1の分量のプラスチック材料を接触要素が前進位置に
ある間に鋳型キャビティ内に流入させ、これにより製品
の少なくとも1つの第1プラスチック材料壁部分を形成
し、 (d)射出された鋳型キャビティ内における第1の分量
のプラスチック材料を、プラスチック材料の鋳型内への
流入の中断中に所定時間冷却し、 (e)接触要素を後退位置に後退して、接触要素の接触
面の、別の鋳型部分の協働接触面との接触を解除し、 (f)第2の分量のプラスチック材料を鋳型キャビティ
内に、射出された第1の分量のプラスチック材料が少な
くとも部分的に固化された後でかつ接触要素が後退位置
にある間に、射出し、この場合、第2の分量のプラスチ
ック材料の射出によって引起こされるであろうコア部分
のキャビティ部分に対する横方向の移動は、少なくとも
部分的に固化された第1プラスチック材料壁部分によっ
てすべて制止されており、 からなるものにおいて、 工程(a)が、下記の工程 (g)鋳型キャビティを前記鋳型部分で形成し、この場
合、前記接触要素の接触面の少なくとも一部分はキャビ
ティ部分の縦方向軸線に対して非垂直であり、また前記
協働接触面の少なくとも一部分もキャビティ部分の縦方
向軸線に対して非垂直であり、 からなり、 工程(b)が、下記の工程 (h)接触要素を前進位置に前進させ、この場合、接触
要素の接触面の非垂直接触面が別の鋳型部分の協働非垂
直接触面に対して接触固定されるようにして、コア部分
のキャビティ部分に対する横方向の移動を、接触要素が
前進している間制止し、 からなり 工程(c)が、下記の工程 (i)第1の分量のプラスチック材料を鋳型キャビティ
内に、接触要素の非垂直接触面が別の鋳型部分内の協働
非垂直接触面と接触してこれにより固定されている間
に、射出し、これにより、制御された厚さを有する第1
プラスチック材料壁部分が、コア部分のキャビティ部分
に対する横方向移動が非垂直接触面の前記接触により制
止されている結果、形成される、 からなり、 工程(d)が、下記の工程 (j)制御された厚さを有する壁部分を少なくとも部分
的に固化して、コア部分のキャビティ部分に対する横方
向移動を制止し、 からなり、 工程(f)が下記の工程 (k)第2の分量のプラスチック材料を鋳型キャビティ
内に、コア部分のキャビティ部分に対する横方向移動
が、制止された厚さを有する少なくとも部分的に固化さ
れた壁部分によって制止されている間に、射出する、 からなることを特徴とする。
別の態様においては、本発明は次のような射出成形方
法を提供し、この場合、鋳型キャビティの寸法が、第1
の分量のプラスチック材料−これは鋳型の分離線を完全
にはカバーしないが、の射出の間において、コア部分の
横方向の移動が、一方の鋳型部分における前進された接
触要素の非垂直接触面と他方の鋳型部分における協働非
垂直接触面との間の接触手段によって制止されるよう固
化されることにより、制御される共に、さらに、接触要
素が後退された後に行われる、第2の分量のプラスチッ
ク材料の射出の間においても、コア部分の横方向の移動
が、第1の分量のプラスチック材料の射出の間に形成さ
れた少なくとも部分的に固化された制御厚を有する壁部
手段によって制止されるよう固定されることにより、同
様に制御される。
本発明の前記態様の方法は、この方法が、下記の工程 (a)コア部分をキャビティ部分と結合して鋳型キャビ
ティを形成し、この場合、少なくとも1つの部分は進退
可能な接触要素を含み、そしてこの接触要素の鋳型キャ
ビティに面する端部は接触面を有しており、 (b)接触要素を前進位置へ前進させて、接触要素の接
触面を別の鋳型部分の協働接触面に接触させ、 (c)第1の分量のプラスチック材料を、接触要素が前
進位置にある際に鋳型キャビティ内へ射出し、この場
合、射出された第1の分量のプラスチック材料は分離線
を完全にはカバーしないようにして、製品の少なくとも
1つの第1プラスチック材料壁部分に形成し、 (d)射出された鋳型キャビティ内の第1プラスチック
材料を冷却し、 (e)接触要素を後退位置に後退して、接触要素の接触
面の別の鋳型部分の協働接触面との接触を解除し、 (f)第2の分量のプラスチック材料を鋳型キャビティ
内に、射出された第1の分量のプラスチック材料が少な
くとも部分的に固化された後でかつ接触要素が後退位置
にある間に、射出し、この場合、第2の分量ののプラス
チック材料の射出によって引起こされるであろうコア部
分のキャビティ部分に対する横方向の移動は、少なくと
も部分的に固化された第1プラスチック材料壁部分によ
ってすべて制止されており、 からなるものにおいて、 工程(a)が、下記の工程 (g)鋳型キャビティを前記鋳型部分で形成し、この場
合、前記接触要素の接触面の少なくとも一部分はキャビ
ティ部分の縦方向軸線に対して非垂直であり、また前記
協働接触面の少なくとも一部分もキャビティ部分の縦方
向軸線に対して非垂直であり、 からなり、 工程(b)が、下記の工程 (h)接触要素を前進位置へ前進させ、この場合、接触
要素の接触面の非垂直接触面が別の鋳型部分の協働非垂
直接触面に接触してこれにより固定されるようにして、
コア部分のキャビティ部分に対する横方向の移動を、接
触要素が前進している間制止し、 からなり 工程(c)が、下記の工程 (i)第1の分量のプラスチック材料を鋳型キャビティ
内に、接触要素の非垂直接触面が別の鋳型部分内の協働
非垂直接触面と接触してこれにより固定されている間
に、射出し、これにより、制御された厚さを有する第1
プラスチック材料壁部分が、コア部分のキャビティ部分
に対する横方向移動が非垂直接触面の前記接触により制
止されている結果、形成される、 からなり、 工程(d)が、下記の工程 (j)制御された厚さを有する壁部分を少なくとも部分
的に固化して、コア部分のキャビティ部分に対する横方
向移動を制止し、 からなり、 工程(f)が、下記の工程 (k)第2の分量のプラスチック材料を鋳型キャビティ
内に、コア部分のキャビティ部分に対する横方向移動
が、制御された厚さを有する少なくとも部分的に固化さ
れた壁部分によって制止されている間に、射出する、 からなることを特徴とする。
付加的な態様においては、本発明は、第1の鋳型キャ
ビティと第2の鋳型キャビティとを用いて、積層された
壁部を有する中空プラスチック製品をサイクル的に射出
成形する方法を提供し、ここで、第1の鋳型キャビティ
は第1の共通鋳型部分と第1の補助鋳型部分とにより画
定されており、第2の鋳型キャビティは前記第1の共通
鋳型部分と第2の補助鋳型部分とから画定されており、
そしてその方法が、下記の工程 (a)第1の共通鋳型部分を第1の補助鋳型部分と結合
して、第1の鋳型キャビティを構成し、 (b)第1次のプラスチック材料を第1の鋳型キャビテ
ィ内へ射出し、 (c)射出された第1次のプラスチック材料を固化し
て、第1のプラスチック壁部を形成し、 (d)第1の共通鋳型部分を第2の補助鋳型部分と結合
して、第1のプラスチック壁部が第1の共通鋳型部分に
付着された状態の第2の鋳型キャビティを構成し、すな
わち、第2の鋳型キャビティが構成される際に第1のプ
ラスチック壁部が第2の鋳型キャビティ内に保持される
ようにし、 (e)第2次のプラスチック材料を、第1のプラスチッ
ク壁部が保持されている第2の鋳型キャビティ内へ射出
し、および (f)射出された第2次のプラスチック材料を固化し
て、第1のプラスチック壁部と溶融する第2のプラスチ
ック壁部を形成するようにし、そしてこれにより、積層
壁部を有する中空プラスチック製品を製造する、 からなるものにおいて、 工程(b)が、下記の工程 (g)第1の分量のの第1次プラスチック材料を第1の
鋳型キャビティ内へ射出し、 (h)射出された第1の分量の第1次プラスチック材料
を第1の鋳型キャビティ内で冷却し、 (i)第1の分量の第1次プラスチック材料の射出の後
に、第2の分量の第1次プラスチック材料を第1の鋳型
キャビティ内へ射出し、この場合、第1の鋳型キャビテ
ィ内における冷却された第1の分量の既射出第1次プラ
スチック材料が、第2の分量の第1次プラスチック材料
が射出されることによって引起こされる、第1の共通鋳
型部分の第1の補助鋳型部分に対する移動を制止するこ
とにより、第1の鋳型キャビティの寸法を固定するよう
にし、これにより、第2の分量の第1次プラスチック材
料が、冷却された第1の分量の既射出第1次プラスチッ
ク材料と溶融される、 からなることを特徴とする。
本発明の付加的な特徴は、好適な実施例に関連して説
明する。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の方法のある好適な実施例を達成す
るための−システムの、接触要素が前進位置にある状態
を示す断面図。
第2図は、第1図に示すシステムの、接触要素が後退
位置にある状態を示す断面図。
第3図は、第1および2図に示すシステムの、第1図
における線3−3に沿う断面図。
第4図は、第1図および第2図に示すシステムの、第
2図における線4−4に沿う断面図。
第5図は、第1図から第4図に示すシステムにおい
て、射出された第1の分量のプラスチック材料が鋳型の
分離線をカバーしていない状態における鋳型キャビティ
を示す説明図。
第6図は、第1図から第4図に示すシステムにおい
て、射出された第1の分量のプラスチック材料が鋳型の
分離線をカバーしている状態における鋳型キャビティを
示す説明図。
第7図は、本発明のある好適な実施例を達成するため
の代案としての−システムの、接触要素が前進位置にあ
る状態を示す断面図。
第8図は、第7図に示すシステムの、接触要素が後退
位置にある状態を示す断面図。
第9A乃至9D図は、本発明の方法の好適な実施例を実施
する際における一連の工程を説明する説明図。
好適な実施例の説明 第1図から第6図を参照して、本発明の方法の好適な
一実施例を実施するシステムは、キャビティ部分10、コ
ア部分12、ゲート13、固定ベース部材14、滑動可能な楔
形状部材17および離間バー17を含む。コア部分12は結合
要素18および進退可能なラム形状接触要素20を含む。接
触要素20のキャビティ部分10に対面する端部は接触面22
を有する。キャビティ部分10は協働接触面23を有し、こ
の接触面は接触要素20の接触面22と合致する。
キャビティ部分10とコア部分12とは結合されて鋳型キ
ャビティ24を画定する。結合された際には、キャビティ
部分10とコア部分12とはその間に分離線25を有する。
結合要素18と固定ベース部材14とは、離間バー17によ
り相互に固定位置に保持される。
楔形状部材16は、第3図に示すようにばち形形状の横
断面を有し、そして接触要素20と固定ベース部材14とは
楔形状部材16を受け入れるための対応するばち形形状の
スロットを有し、これにより、楔形状部材16は接触要素
20および固定ベース部材14の双方に対して重複結合され
る。従って、楔形状部材16が前進すると接触要素20は前
進位置へ前進され、楔形状部材16が後退すると接触要素
20は固定位置へ後退される。
接触要素20の接触面22の少なくとも1部分は、キャビ
ティ部分10の縦方向軸線32に対して非垂直である。キャ
ビティ部分10の協働接触面23の少なくとも1部分も、キ
ャビティ部分10の縦方向軸線32に対して同様に非垂直で
ある。第4図を参照すると、接触要素20の接触面22は一
般に円錐形状を有すると共に複数の流動溝26を含み、こ
の溝は、円錐の頂点から半径方向へ延在している。各接
触面は幾つかの非連結部分、例えば第4図に示されるよ
うな分離部分33を含むことができる。
接触要素20は、キャビティ部分10の鋳型キャビティ画
定部分の全体を形成する。
第1図から第4図を参照すると、鋳型キャビティ24は
中空プラスチック製品27を画定し、この製品は一般に円
錐形の端壁部28と円筒形もしくは略円筒形の側壁部30と
を有する。キャビティ部分10の縦方向軸線32は、鋳型キ
ャビティ24の円筒形もしくは略円筒形の側壁部画定部分
の軸線であると共に、また鋳型開口方向の軸線でもあ
る。
第1図から第4図に示されるシステムは、本発明方法
の好適な一実施例を、以下のような方法で実施するため
に用いられる。
第2図を参照して、鋳型キャビティ24はコア部分12を
キャビティ部分10と結合することにより形成される。コ
ア部分12は鋳型キャビティ24によって画定される製品27
の内表面を形成し、そしてキャビティ部分10は製品の外
表面を形成する。
可動楔形状部材16が接触要素20と固定ベース部材14と
の間に前進されて接触要素20をキャビティ部分10の縦方
向軸線32に沿って前進位置へ強制的に前進させ、これに
より接触要素20の接触面22の非垂直部分がキャビティ部
分10の協働接触面23の円錐形状非垂直部分と接触する。
このような接触は、接触要素接触面22の外縁部領域と協
働接触面23の外縁部領域との間で達成される。接触面2
2,23の外縁部領域は、それぞれの接触面22あるいはキャ
ビティ部分10の側壁部画定部分を境界する部分である。
代案としての好適な実施例(図示せず)では、キャビ
ティ部分は前進ならびに後退可能な接触要素を含む。
接触要素が第1図および第2図に示されるようにコア
部分に、あるいはキャビティ部分(図示せず)に含まれ
ても、接触要素は、第1図および第2図に示されるよう
に、キャビティ部分の縦方向軸線に沿って前進可能であ
ってもあるいはそうでなくてもよい。
接触要素の前進位置への前進は、接触面22の非垂直部
分をキャビティ部分10の協働接触面の非垂直部分と接触
せしめて固定し、これによりコア部分10がキャビティ部
分10の縦方向軸線32に関して横方向に移動するのを制止
する。
第1の分量のプラスチック材料がゲート13を通して射
出され、そして接触要素20の接触面22の流動溝26を通っ
て鋳型キャビティ24内へ流入され、一方、接触要素は楔
形状部材16により前進位置に保持されていて、これによ
り製品27の少なくとも1つの第1プラスチック材料部分
34,35が形成される。一実施例においては、射出された
第1の分量のプラスチック材料34は、第5図に示される
ように、分離線25を全くカバーしない。代案としての実
施例では、射出された第1の分量のプラスチック材料35
は、第6図に示されるように、分離線25を完全にカバー
する。
鋳型キャビティ24の壁厚は、第1の分量のプラスチッ
ク材料が射出される間制御される。何となれば、前述し
たように、コア部分12のキャビティ部分10に対する横方
向の移動は、接触要素20の接触面22の非垂直部分がキャ
ビティ部分10の協働接触面23の対応する非垂直部分に接
触してこれを固定することにより制止されているからで
ある。接触要素の接触面22の周縁部領域と協働接触面23
の周縁部領域との間のこのような固定接触を効果的にす
るために、このような接触をさらに延長面まで拡大する
とこのような横方向の移動はさらに良好に制止される。
好適な一実施例においては、射出された第1の分量の
プラスチック材料34,35は鋳型キャビティ24内で冷却さ
れ、この間プラスチック材料の流動は一定時間中断され
る。
次いで、可動楔形状部材16が後退されて、接触要素20
が、第2図に示されるように固定位置へ後退し、接触面
22はキャビティ部分10との接触を断たれ、一方、射出さ
れた第1のプラスチック材料は少なくとも部分的に固化
される。
少なくとも部分的に固化プラスチック材料の壁部分3
4,35は、第1の分量のプラスチック材料34,35が射出さ
れる間コア部分12の横方向への移動が非垂直壁面22,23
との固定接触により制止されている結果、制御された壁
厚を有している。
第2の分量のプラスチック材料が鋳型キャビティ24内
へ射出され、一方、接触要素20は楔−形状部材16により
後退位置に保持されていて、プラスチック製品の残部が
形成される。第5図の実施例においては、射出された第
2の分量のプラスチック材料が分離線25へ流入し、プラ
スチック製品27の側壁部30の形成を完了すると同時にプ
ラスチック製品27の端壁部28も形成する。この実施例に
おいては、少なくとも部分的に固化されたプラスチック
材料壁部分34は、射出された第2の分量のプラスチック
材料を鋳型キャビティ24の残部内へ導入する流動溝37を
画定する。第6図の実施例においては、射出された第2
の分量のプラスチック材料は、プラスチック製品27の端
壁部28を形成する。
少なくとも部分的に固化されたプラスチック材料34,3
5は、第2の分量のプラスチック材料が射出されている
間、コア部分12のキャビティ部分10縦方向軸線32に対す
る横方向の移動をすべて制止し、そしてこれにより、鋳
型キャビティ24の壁厚を、第2の分量のプラスチック材
料の鋳型キャビティ24内への射出の間制御する。
このようにコア部分12の横方向移動が第2の分量のプ
ラスチック材料の射出の間制止されているので、第2の
分量のプラスチック材料は、第1の分量のプラスチック
材料34が射出された圧力に対して同一かあるいは高い圧
力で射出することができる。第5図の実施例において、
この場合射出された第1の分量のプラスチック材料は分
離線25を全くカバーしないが、第2の分量のプラスチッ
ク材料は典型的にはある高い圧力で射出される。第6図
の実施例においては、この場合射出された第1の分量の
プラスチック材料が分離線25を完全にカバーするが、第
2の分量のプラスチック材料は、第1の分量のプラスチ
ック材料が射出された圧力に対してある高い圧力が同一
かあるいはある低い圧力で射出される。第2の分量のプ
ラスチック材料をある高い圧力で射出すると、第1およ
び第2の分量のプラスチック材料の間の接着が増進され
る。またプラスチック材料は、所要クランプ力をさらに
低減するためには、鋳型キャビティ24内へ第1の分量の
プラスチック材料よりある低い圧力で射出される。
このようにして、本発明の上記実施例により、制御さ
れた壁厚を有するプラスチック製品27の成形が完了され
る。製品27が固化された後、鋳型が解放されて製品27が
取出される。次いで、前記サイクルが繰返えされる。
代案としての好適な一実施例においては、その方法の
工程は、プラスチック材料の鋳型キャビティ内への流動
が第1の分量のプラスチック材料の射出と第2のプラス
チック材料の射出との間で中断されないことを除いて
は、上述の工程と同一である。しかしながら、この代案
としての実施例においては、第1の分量のプラスチック
材料は分離線を完全にカバーするようには流動されな
い。このように第1の分量のプラスチック材料の制限さ
れた流動は第5図に示されており、そしてここでは、第
1の分量のプラスチック材料は壁部部34を形成するため
に少なくとも部分的に固化する。
接触要素20を前進位置へ前進させて、接触面22の非垂
直をキャビティ部分10の協働接触面23と接触させること
は、また、鋳型開口方向に垂直な平面に投影される鋳型
キャビティ24の面積を減少し、従って、プラスチック材
料の鋳型キャビティ24内への射出の間の必要とされるク
ランプ力を減少させる。接触要素20が第1図および第3
図に示されるように、前進位置へ前進された際には、協
働接触面23はキャビティ部分10の端壁部画定部分の略全
体をカバーし、従って、鋳型開口方向に垂直な平面に投
影される鋳型キャビティ面積は鋳型キャビティの側壁部
画定部分の断面積に略減少されるが、この断面積は、製
品27が円筒形もしくは略円筒形の側壁部30を有するの
で、比較的小さい。
本発明の方法の別の好適な実施例は、第7図および第
8図のシステムを用いて実施される。第7図および第8
図のシステムは、キャビティ部分40、コア部分42および
ゲート43を含む。コア部分42は進退可能なラム形状の接
触要素50を含む。キャビティ部分40に対面する接触要素
50の端部は接触面52を有する。キャビティ部分40は協働
接触面53を有し、この接触面は接触要素50の接触面52と
合致する。
キャビティ部分40とコア部分42とは結合されて鋳型キ
ャビティ54を画定する。結合された際には、キャビティ
部分40とコア部分12とはその間に分離線60を有する。
接触要素50の接触面52の少なくとも一部分は、キャビ
ティ部分40の縦方向軸線62に対して非垂直である。キャ
ビティ部分40の協働接触面53の少なくとも1部分も、キ
ャビティ部分40の縦方向軸線62に対して同様に非垂直で
ある。接触要素50の接触面52は一般的に円錐形状を有す
ると共に複数の流動溝56を含み、この溝は円錐の頂点か
ら半径方向へ延在する。各接触面は幾つかの非連動部分
を含むことができる。
鋳型キャビティ54は、さらに、端部領域55、この端部
領域55に隣接する側部領域56およびこの側部領域56に隣
接する円筒形もしくは略円筒形の側壁部画定領域57を画
定する。側部領域56は負の傾斜を有する。さらに、鋳型
キャビティ54は、ゲート43と端部領域55との間に流動領
域58を画定する。
キャビティ部分40の縦方向軸線62は、鋳型キャビティ
54の円筒形もしくは略円筒形の側壁部画定部分の軸線で
あると共に、また鋳型開口方向の軸線でもある。
第7図および第8図に示されるシステムは、本発明の
方法の好適な一実施例を、以下の方法で実施するために
用いられる。
鋳型キャビティ54はコア部分42をキャビティ部分40と
結合することにより形成される。コア部分42は鋳型キャ
ビティ54によって画定される製品の内表面を形成し、そ
してキャビティ部分40は製品の外表面を形成する。
接触要素60は、第1図から第6図の実施例における楔
形状部材16のような手段によりキャビティ部分50の縦方
向軸線62に沿って前進位置へ前進され、これにより、接
触要素50の接触面52の非垂直部分がキャビティ部分40の
協働接触面53の対応非垂直部分と接触する。このような
接触は、接触要素の接触面52の外縁部領域と協働接触面
53の外縁部領域との間で達成される。接触面52,53の外
縁部領域は、それぞれ接触要素52あるいはキャビティ部
40の側壁部画定部分を境界する部分である。
接触要素50の前進位置への前進は、接触面52の非垂直
部分をキャビティ部分40の協働接触面53の非垂直部分と
接触せしめて固定し、これによりコア部分40のキャビテ
ィ部分40の縦方向軸線62に対する横方向移動を制止す
る。
第1の分量のプラスチック材料がゲート43を通して射
出され、そして流動領域58ならびに接触要素50の接触面
52内の流動溝56を通って鋳型キャビティ54内へ流入して
分離線60を完全にカバーし、一方、接触要素50は前進位
置に保持されていて、これにより製品の少なくとも1つ
の第1プラスチック材料部分が形成される。
鋳型キャビティ54の壁厚は、第1の分量のプラスチッ
ク材料が射出される間制御される。何となれば、前述し
たように、コア部分42のキャビティ部分40に対する横方
向の移動は、接触要素50の接触面52の非垂直部分がキャ
ビティ部分40の協働接触面53の対応する非垂直部分に接
触してこれを固定することにより制止されているからで
ある。接触要素50の接触面52の周縁部領域と協働接触面
53の周縁部領域との間のこのような固定接触を効果的に
するために、このような接触をさらに延長面まで拡大す
ると、このような横方向の移動はさらに良好に制止され
る。
射出された第1の分量のプラスチック材料は鋳型キャ
ビティ54内において冷却され、この間プラスチック材料
の流動は一定時間中断される。
次いで、接触要素20が、第8図に示すように後退位置
に後退され、これにより接触面52はキャビティ部分40と
の接触を断たれ、一方、射出された第1の分量のプラス
チック材料は少なくとも部分的に固化される。
少なくとも部分的に固化されたプラスチック材料の壁
部分は、第1の分量のプラスチック材料が射出される間
コア部分42の横方向への移動が非垂直壁面52,53の固定
接触により制止されている結果、制御された壁厚を有し
ている。
側部領域56は負の傾斜を有するので、第1プラスチッ
ク材料壁部分は、接触要素50が後退位置に後退する際に
押圧され、そしてこれにより鋳型キャビティ54を側部領
域56においてシールし、引き続いて射出されたプラスチ
ック材料の側部領域56外への流動を防止する。
次いで、第2の分量のプラスチック材料が、接触要素
50が後退位置に保持されている間に射出される。射出さ
れた第2の分量のプラスチック材料はプラスチック製品
の端壁部を形成する。
流動領域58は、第1の分量のプラスチック材料が冷却
されている間に流動領域58に滞留している第1の分量の
プラスチック材料の部分が、鋳型キャビティ54内へのプ
ラスチック材料の流動が中断されてから次いで射出され
た第2の分量のプラスチック材料により鋳型キャビティ
54内へ圧入されるまでの予め定められた時間の間固化さ
れることがないような、寸法および/もしくは温度に設
定される。このような流動領域は、第1図から第5図を
参照して上述した実施例のような、すなわち、射出され
た第1の分量のプラスチック材料がプラスチック製品を
全くカバーしない本発明の実施例に対しても同様に使用
することができる。
第1の分量のプラスチック材料によって形成された少
なくとも部分的に固化されたプラスチック材料壁部分
は、第2の分量のプラスチック材料が射出されている
間、コア部分42のキャビティ部分40縦方向軸線62に対す
る横方向の移動をすべて制止し、そしてこれにより、鋳
型キャビティ54の壁厚を、第2の分量のプラスチック材
料の鋳型キャビティ54内への射出の間制御する。
このように、コア部分42の横方向移動が第2の分量の
プラスチック材料の射出の間制止されているので、第2
の分量のプラスチック材料は、第1のプラスチック材料
が射出された圧力に対してある高い圧力か同一の圧力か
あるいは低い圧力で射出される。第2の分量のプラスチ
ック材料をある高い圧力で射出すると、第1および第2
の分量のプラスチック材料の間の接着が増進される。
このようにして、制御された壁厚を有するプラスチッ
ク製品が、第7図および第8図を参照して説明した本発
明の実施例によって完了される。製品の固化された後、
鋳型が開放されて製品が取出される。次いで、上記サイ
クルが繰返される。
ここで説明した本発明の方法の種々の実施例の実施に
おいては、説明したものに加えて別のプラスチック材料
を射出することができ、そしてこのような付加的な射出
は、例えば積層製品の製造の場合に、ここで説明した第
1および第2の分量のプラスチック材料のそれぞれの射
出の前か、後かおよび/もしくはその間に行うことがで
きる。また、第2の分量のプラスチック材料は第1の分
量のプラスチック材料とは異なる組成および/もしくは
色彩のものであってよく、そして、第1の分量の材料の
射出に用いられるのとは異なる1つもしくは複数のゲー
トによって鋳型キャビティ内へ射出されてもよい。
積層壁部を有する中空プラスチック製品をサイクル的
に射出成形する、本発明に係る方法の好適な実施例を第
9A乃至9D図を参照して説明する。この方法は、第1の共
通鋳型部分140、第2の共通鋳型部分110、第1の補助鋳
型部分112および第2の補助鋳型部分126を利用する。
第9A図を参照して、第1の共通鋳型部分140は第1の
補助鋳型部分112と結合して第1の鋳型キャビティ142を
構成する。
第1次のプラスチック材料144が、ランナシステム124
およびゲート122を通して第1の鋳型キャビティ142内へ
射出される。
射出された第1次のプラスチック材料144は、固化さ
れて第1のプラスチック壁部144を形成する。
第1の共通鋳型部分40は、次いで、第9B図に示される
ように、第1の補助鋳型部分112から分離され、そし
て、第9C図に示されるように、第2の補助鋳型部分126
と結合されて、第1のプラスチック材料144が第1の共
通鋳型部分140に付着された状態の第1の鋳型キャビテ
ィ148を構成する。すなわち、第2の鋳型キャビティ148
が構成されると、第1のプラスチック壁部144は第2の
鋳型キャビティ148内に保持されている。
第2次のプラスチック材料150がランナシステム136お
よびゲート134(これらの構成は同一であるので第9A図
を参照)を通して、第9C図に示されるように、第2の鋳
型キャビティ148内へ射出される。
射出された第2次のプラスチック材料は、第1のプラ
スチック材料144と溶融される第2のプラスチック材料1
50を形成するよう固化され、これにより積層壁部を有す
る第1の中空プラスチック製品152が製造される。
第1の共通鋳型部分140が、次いで、第9D図に示され
るように第2の補助鋳型部分126から分離され、そして
プラスチック製品152が取出される。
本発明の壁部厚さ制御態様によれば、第1次のプラス
チック材料144の第1の鋳型キャビティ142内への射出操
作は、次の工程を含むことができる。
(a)第1の分量の第1次のプラスチック材料144を第
1の鋳型キャビティ142内へ、第5図に示される第1の
分量のプラスチック材料34のようにして、射出する工
程、 (b)射出された第1の分量の第1次のプラスチック材
料144を第1の鋳型キャビティ142内において冷却する工
程、および (c)第1の分量の第1次のプラスチック材料144の射
出後に第2の分量の第1次のプラスチック材料144を第
1の鋳型キャビティ142内へ、第1の鋳型キャビティ内
において冷却された第1の分量の第1次の既射出プラス
チック材料が第1の鋳型キャビティ142の寸法を固定す
ることにより、第1の共通鋳型部分140が第1の補助鋳
型部分112に対して第2の分量の第1次のプラスチック
材料の射出によって移動されないようにして、射出し、
これにより第2の分量の第1次のプラスチック材料144
が冷却された第1の分量の第1次の既射出プラスチック
材料144と溶融する工程。
また、本発明の壁部厚さ制御態様によれば、第2次の
プラスチック材料150の第2の鋳型キャビティ148内への
射出操作は、次の工程を含むことができる。
(a)第1の分量の第1次のプラスチック材料150を第
2の鋳型キャビティ148内へ射出する工程、 (b)射出された第1の分量の第2次のプラスチック材
料150を第2の鋳型キャビティ148内において冷却する工
程、および (c)第1の分量の第1次のプラスチック材料150の後
に第2の分量の第2次のプラスチック材料150を第2の
鋳型キャビティ148内へ、第2の鋳型キャビティ148内に
おいて冷却された第1の分量の第2次の既射出プラスチ
ック材料150が第2の鋳型キャビティ148の寸法を固定す
ることにより、第1の共通鋳型部分140が第2の補助鋳
型部分126に対して第2の分量の第2次のプラスチック
材料150の射出によって移動されないようにして、射出
し、これにより第2の分量の第2次のプラスチック材料
150が冷却された第1の分量の第2次の既射出プラスチ
ック材料150と溶融する工程。
第9A乃至9D図のシステムによる、複数の製品138,152
の同時製造について以下説明する。
再び第9C図を参照して、第2の共通鋳型部分110は第
1の補助鋳型部分112と結合されて第3の鋳型キャビテ
ィ114を構成する。
第3次のプラスチック材料120がランナシステム124お
よびゲート122を通して第3の鋳型キャビティ114内へ射
出され、一方、第2次のプラスチック材料150はランナ
システム136およびゲート134を通して第2の鋳型キャビ
ティ148内に射出されている。
射出された第3次のプラスチック材料120は第3の鋳
型キャビティ114内で固化されて第1のプラスチック壁
部120を形成し、一方、射出された第2次のプラスチッ
ク材料150は第2の鋳型キャビティ148内で固化されて積
層プラスチック製品52の第2の壁部を形成する。
第2の共通鋳型部分110は、次いで、第9D図に示され
るように、第1の補助鋳型部分112から分離され、そし
て第9A図に示されるように、第2の補助鋳型部分126と
結合されて、第1のプラスチック壁部120が第2の共通
鋳型部分110に付着された状態の第4の鋳型キャビティ1
28を構成する。すなわち、第4の鋳型キャビティ128が
構成されると、第1のプラスチック壁部120は第4の鋳
型キャビティ128内に保持されている。
第4次のプラスチック材料132がランナシステム136お
よびゲート134を通して、第1のプラスチック壁部120が
保持されている第4の鋳型キャビティ128内へ射出さ
れ、一方、第1次のプラスチック材料144は第1の鋳型
キャビティ142内に射出されている。
射出された第1次のプラスチック材料が第1の鋳型キ
ャビティ142内で固化される間に、射出された第4次の
プラスチック材料132は第4の鋳型キャビティ128内にお
いて、第1のプラスチック壁部120と溶融される第2の
プラスチック壁部128を形成するよう固化され、これに
より、積層壁部を有する第2の中空プラスチック製品13
8が製造される。
第2の共通鋳型部分110が、次いで、第9B図に示され
るように、第1の補助鋳型部分126から分離され、そし
てプラスチック製品138が取出される。
本発明の壁部厚さ制御態様によれば、第3次のプラス
チック材料120の第3の鋳型キャビティ114内への射出お
よび第4次のプラスチック材料132の第4の鋳型キャビ
ティ128内への射出操作は、第1次のプラスチック材料1
44の第1の鋳型キャビティ142内への射出および第2次
のプラスチック材料150の第2の鋳型キャビティ148内へ
の射出に係る前記工程(a),(b)および(c)を含
む。
この方法は、第1次のプラスチック材料が第2次のプ
ラスチック材料と異なりそして第3のプラスチック材料
が第4のプラスチック材料と異なる場合に、特に有利で
ある。例えば、本発明は、側壁部が湿気およびガス(酸
素など)の双方に対して障壁機能を備えていなければな
らない中空、薄壁プラスチック製品の成形に対して理想
的に適応する。このような製品を成形するためには、所
望の湿度障壁機能を有するプラスチック材料が一方の射
出プラスチック材料として選定され、そして所望のガス
−障壁機能を有するプラスチック材料が他方の射出プラ
スチック材料として選定される。
プラスチック製品138がプラスチック製品152と同一組
成であるべき場合には、第1次のプラスチック材料144
は第3次のプラスチック材料120と同一であり、そして
第2次のプラスチック材料150は第4次のプラスチック
材料132と同一である。
好適には、各鋳型キャビティ114,128,142,148を画定
する鋳型部分の少なくとも一方は、先に第1図から第6
図を参照して説明したような、鋳型キャビティに面して
一端部にラム形状部分を有する進退可能なラム形状要素
を含む。従って、前述した射出操作の工程(a)の間
は、ラム形状要素は前進位置に前進し、ラム形状要素が
前進位置にある間に第1の分量のプラスチック材料が鋳
型キャビティ内に射出され、そして、前述した射出操作
の工程(c)の間は、ラム−形状要素は後退位置に後退
され、ラム形状要素が後退位置にある間に第2の分量の
プラスチック材料が鋳型キャビティ内へ射出される。

Claims (56)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック製品を鋳型キャビティ内で射
    出成形する間に前記プラスチック製品の壁厚を制御する
    方法であって、前記鋳型キャビティを構成する鋳型部分
    がコア部分とキャビティ部分とから成り、これらコア部
    分およびキャビティ部分は分離線によって分離されてい
    ると共に両者の間に前記鋳型キャビティを画定し、 (a)前記コア部分を前記キャビティ部分と結合するこ
    とにより縦方向軸を有する鋳型キャビティを形成し、少
    なくとも一方の鋳型部分が縦方向に進退可能な接触要素
    を備え、前記鋳型キャビティに面する前記接触要素の端
    部が接触面を備える工程と、 (b)前記接触要素を前進位置へ前進させ、前記接触要
    素の前記接触面を他方の鋳型部分の対応する接触面に接
    触させる工程と、 (c)前記接触要素が前進位置にある間に第1分量のプ
    ラスチック材料を射出して前記第1分量のプラスチック
    材料を前記鋳型キャビティ内に流入させ、前記プラスチ
    ック製品の少なくとも1つの第1プラスチック材料壁部
    分を形成する工程と、 (d)プラスチック材料の前記鋳型キャビティ内への流
    入を所定時間だけ中断させる間に、前記鋳型キャビティ
    内に射出された前記第1分量のプラスチック材料を冷却
    させる工程と、 (e)前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触要
    素の前記接触面が他方の鋳型部分の対応する接触面に接
    触するのを中断させる工程と、 (f)射出された前記第1分量のプラスチック材料が少
    なくとも部分的に固化した後、前記接触要素が後退位置
    にある間に、第2分量のプラスチック材料を前記鋳型キ
    ャビティ内に射出し、前記第2分量のプラスチック材料
    の射出によって引き起こされ得る、前記鋳型キャビティ
    に関係する前記コア部分の横方向運動を、少なくとも部
    分的に固化した第1分量プラスチック材料の壁部分によ
    って全て抑止する工程とを備え、 前記工程(a)が、 (g)前記鋳型キャビティを前記鋳型部分によって形成
    し、前記鋳型キャビティ内で前記接触要素の接触面の少
    なくとも一部を前記キャビティ部分の縦方向軸に対して
    非垂直にすると共に、前記鋳型部分の対応する接触面の
    少なくとも一部を前記キャビティ部分の縦方向軸に対し
    て非垂直とする工程を含み、 前記工程(b)が、 (h)前記接触要素を前進位置に前進させ、前記接触要
    素の非垂直の接触面を他方の鋳型部分の対応する非垂直
    の接触面に接触させて固定し、前記接触要素を前進位置
    に前進させる間、前記鋳型部分に関係する、前記コア部
    分の横方向運動を抑止する工程 を含み、 前記工程(c)が、 (i)前記接触要素の非垂直の接触面を他方の鋳型部分
    の対応する非垂直の接触面に接触させて固定している間
    に、前記第1分量のプラスチック材料を前記鋳型キャビ
    ティ内に射出し、前記接触要素の非垂直の接触面と前記
    鋳型部分の対応する非垂直の接触面とを固定することに
    より、前記キャビティ部分に関係する、前記コア部分の
    横方向運動を抑止することによって、制御された厚さを
    有する前記第1プラスチック材料壁部分を形成する工程 を含み、 前記工程(d)が、 (j)制御された厚さを有する前記第1プラスチック材
    料壁部分を少なくとも部分的に固化させ、前記キャビテ
    ィ部分に関係する、前記コア部分の横方向運動を抑止す
    る工程 を含み、 前記工程(f)が、 (k)制御された厚さを有する少なくとも部分的に固化
    した前記第1プラスチック材料壁部分によって、前記キ
    ャビティ部分に関係する、前記コア部分の横方向運動が
    抑止している間に、第2分量のプラスチック材料を前記
    キャビティ内に射出する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項において、 前記工程(a)が、 (l)前記鋳型キャビティを前記鋳型部分によって形成
    し、前記鋳型キャビティ内で前記接触要素の非垂直の接
    触面を他方の鋳型部分の非垂直の対応する接触面に一致
    させる工程を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項において、 前記工程(a)が、 (l)前記接触要素を備えたコア部分によって前記鋳型
    キャビティを形成する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  4. 【請求項4】請求の範囲第3項において、 前記工程(a)が、 (l)コア部分によって前記鋳型キャビティを形成し、
    この鋳型キャビティ内で前記接触要素が前記コア部分の
    全鋳型キャビティ側壁部画定部分を形成する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  5. 【請求項5】請求の範囲第3項において、 前記工程(a)が、 (l)ゲート、このゲートに隣接する端部領域、および
    この端部領域に隣接する円筒形領域を画定する鋳型部分
    によって前記鋳型キャビティを形成し、前記工程(e)
    の間前記接触要素を後退位置に後退させる際に、前記第
    1プラスチック材料壁部分を前記コア部分および前記キ
    ャビティ部分の双方に接触させ、前記工程(f)の間前
    記第2分量のプラスチック材料を射出する際に、前記キ
    ャビティ部分に関係する、前記コア部分の横方向運動を
    抑止する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  6. 【請求項6】請求の範囲第3項において、 前記工程(a)が、 (l)ゲート、このゲートに隣接する端部領域、および
    この端部領域に隣接する円筒形領域を画定する鋳型部分
    によって前記鋳型キャビティを形成し、前記工程(e)
    の間前記接触要素を後退位置に後退させる際に、前記第
    1プラスチック材料壁部分を前記コア部分および前記キ
    ャビティ部分の双方に接触させ、前記工程(f)の間前
    記第2分量のプラスチック材料を射出する際に、前記第
    1プラスチック材料壁部分が積層するのを防止する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  7. 【請求項7】請求の範囲第3項において、 前記工程(a)が、 (l)ゲート、このゲートに隣接する端部領域、および
    この端部領域に隣接する側部領域を画定する鋳型部分に
    よって前記鋳型キャビティを形成し、前記側部領域が負
    の傾斜を有し、前記工程(e)の間前記接触要素を後退
    位置に後退させる際に、前記工程(c)の間に形成した
    前記第1プラスチック材料壁部分を圧縮する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  8. 【請求項8】請求の範囲第7項において、 前記工程(c)が、 (l)前記接触要素が前進位置にある間に前記第1分量
    のプラスチック材料を前記鋳型キャビティ内に射出し、
    射出された前記第1分量のプラスチック材料が分離線を
    完全にカバーする工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  9. 【請求項9】請求の範囲第1項において、 前記工程(c)が、 (l)前記第1分量のプラスチック材料を第1射出圧力
    で射出する工程と、 (m)前記第2分量のプラスチック材料を少なくとも前
    記第1射出圧力と同じの第2射出圧力で射出する工程と を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  10. 【請求項10】請求の範囲第1項において、 工程(a)が、 (l)前記接触要素を前記工程(e)に従って後退させ
    た後、射出された前記第2分量のプラスチック材料を前
    記工程(f)の間、前記鋳型キャビティの所定領域内へ
    指向させる少なくとも1つの流動溝を画定する鋳型部分
    によって前記鋳型キャビティを形成する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  11. 【請求項11】請求の範囲第1項において、 前記工程(a)が、 (l)前記接触要素を前進位置に前進させるときに流動
    領域を画定する鋳型部分によって前記鋳型キャビティを
    形成し、前記流動領域を、前記工程(d)の間に前記流
    動領域内に滞留する前記第1分量のプラスチック材料が
    所定時間の間固化せず、前記工程(f)の間に射出され
    た前記第2分量のプラスチック材料によって前記鋳型キ
    ャビティ内にさらに押し込まれる寸法および/または温
    度に設定する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  12. 【請求項12】請求の範囲第1項において、 前記工程(c)が、 (l)前記第1分量のプラスチック材料を所定のゲート
    から射出する工程 を含み、 前記工程(f)が、 (m)前記第2分量のプラスチック材料を前記所定のゲ
    ートから射出する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  13. 【請求項13】請求の範囲第12項において、 前記工程(c)が、 (l)前記第1分量のプラスチック材料を唯1つの所定
    のゲートから射出する工程 を含み、 前記工程(f)が、 (m)前記第2分量のプラスチック材料を前記唯1つの
    所定のゲートから射出する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  14. 【請求項14】請求の範囲第1項において、さらに、 (l)前記接触要素を前進させて、前記射出されたプラ
    スチック材料を加圧下に保持する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  15. 【請求項15】請求の範囲第1項において、 前記工程(c)が、 (l)前記接触要素が前進位置にある間に前記第1分量
    のプラスチック材料を前記鋳型キャビティ内に射出し、
    射出された第1分量のプラスチック材料によって前記分
    離線を完全にカバーする工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  16. 【請求項16】プラスチック製品を鋳型キャビティ内で
    射出成形する間に前記プラスチック製品の壁厚を制御す
    る方法であって、前記鋳型キャビティを構成する鋳型部
    分がコア部分とキャビティ部分とから成り、これらコア
    部分およびキャビティ部分は分離線によって分離されて
    いると共に両者の間に前記鋳型キャビティを画定し、 (a)前記コア部分を前記キャビティ部分と結合するこ
    とにより縦方向軸を有する鋳型キャビティを形成し、少
    なくとも一方の鋳型部分が縦方向に進退可能な接触要素
    を備え、前記鋳型キャビティに面する前記接触要素の端
    部が接触面を備える工程と、 (b)前記接触要素を前進位置へ前進させ、前記接触要
    素の前記接触面を他方の鋳型部分の対応する接触面に接
    触させる工程と、 (c)前記接触要素が前進位置にある間に第1分量のプ
    ラスチック材料を前記鋳型キャビティ内に射出し、射出
    された第1分量のプラスチック材料は分離線をカバーせ
    ず、前記プラスチック製品の少なくとも1つの第1プラ
    スチック材料壁部分を形成する工程と、 (d)前記鋳型キャビティ内で射出された前記第1分量
    のプラスチック材料を冷却させる工程と、 (e)前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触要
    素の前記接触面が他方の鋳型部分の対応する接触面に接
    触するのを中断させる工程と、 (f)射出された前記第1分量のプラスチック材料が少
    なくとも部分的に固化した後、前記接触要素が後退位置
    にある間に、第2分量のプラスチック材料を前記鋳型キ
    ャビティ内に射出し、前記第2分量のプラスチック材料
    の射出によって引き起こされ得る、前記鋳型キャビティ
    に関係する前記コア部分の横方向運動を、少なくとも部
    分的に固化した第1分量のプラスチック材料の壁部分に
    よって全て抑止する工程と を備え、 前記工程(a)が、 (g)前記鋳型キャビティを前記鋳型部分によって形成
    し、前記鋳型キャビティ内で前記接触要素の接触面の少
    なくとも一部を前記キャビティ部分の縦方向軸に対して
    非垂直にすると共に、前記鋳型部分の対応する接触面の
    少なくとも一部を前記キャビティ部分の縦方向軸に対し
    て非垂直とする工程 を含み、 前記工程(b)が、 (h)前記接触要素を前進位置に前進させ、前記接触要
    素の非垂直の接触面を他方の鋳型部分の対応する非垂直
    の接触面に接触させて固定し、前記接触要素を前進位置
    に前進させる間、前記鋳型部分に関係する、前記コア部
    分の横方向運動を抑止する工程 を含み、 前記工程(c)が、 (i)前記接触要素の非垂直の接触面を他方の鋳型部分
    の対応する非垂直の接触面に接触させて固定している間
    に、前記第1分量のプラスチック材料を前記鋳型キャビ
    ティ内に射出し、前記接触要素の非垂直の接触面と前記
    鋳型部分の対応する非垂直の接触面とを固定することに
    より、前記キャビティ部分に関係する、前記コア部分の
    横方向運動を抑止することによって、制御された厚さを
    有する前記第1プラスチック材料壁部分を形成する工程 を含み、 前記工程(d)が、 (j)制御された厚さを有する前記第1プラスチック材
    料壁部分を少なくとも部分的に固化させ、前記キャビテ
    ィ部分に関係する、前記コア部分の横方向運動を抑止す
    る工程 を含み、 前記工程(f)が、 (k)制御された厚さを有する少なくとも部分的に固化
    した前記第1プラスチック材料壁部分によって、前記キ
    ャビティ部分に関係する、前記コア部分の横方向運動が
    抑止している間に、第2分量のプラスチック材料を前記
    キャビティ内に射出する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  17. 【請求項17】請求の範囲第16項において、 前記工程(a)が、 (l)前記鋳型キャビティを鋳型部分によって形成し、
    前記鋳型キャビティ内で前記接触要素の前記非垂直接触
    面を、他の前記鋳型部分の対応する非垂直の被接触面に
    一致させる工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  18. 【請求項18】請求の範囲第16項において、 前記工程(a)が、 (l)前記鋳型キャビティを前記接触要素を備えたコア
    部分によって形成する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  19. 【請求項19】請求の範囲第18項において、前記工程
    (a)が、 (l)前記鋳型キャビティをコア部分によって形成し、
    前記鋳型キャビティ内で前記接触要素が前記コア部分の
    全鋳型キャビティ画定部分を形成する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  20. 【請求項20】請求の範囲第16項において、 前記工程(c)が、 (l)前記第1分量のプラスチック材料を第1射出圧力
    で射出する工程 を含み、 前記工程(f)が、 (m)前記第2分量のプラスチック材料を少なくとも前
    記第1射出圧力と同じの第2射出圧力で射出する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  21. 【請求項21】請求の範囲第16項において、 前記工程(a)が、 (l)前記接触要素を前記工程(e)に従って後退させ
    た後、射出された前記第2分量のプラスチック材料を前
    記工程(f)の間、前記鋳型キャビティの所定領域内へ
    指向させる少なくとも1つの流動溝を画定する鋳型部分
    によって前記鋳型キャビティを形成する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  22. 【請求項22】請求の範囲第16項において、 前記工程(a)が、 (l)前記接触要素を前進位置に前進させるときに流動
    領域を画定する鋳型部分によって前記鋳型キャビティを
    形成し、前記流動領域を、前記工程(d)の間に前記流
    動領域内に滞留する前記第1分量のプラスチック材料が
    固化せず、前記工程(f)の間に射出された前記第2分
    量のプラスチック材料によって前記鋳型キャビティ内に
    さらに押し込まれる寸法および/または温度に設定する
    工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  23. 【請求項23】請求の範囲第16項において、さらに、 (l)前記接触要素を前進させて、前記射出されたプラ
    スチック材料を加圧下に保持する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  24. 【請求項24】請求の範囲第16項において、 前記工程(c)が、 (l)前記第1分量のプラスチック材料を所定のゲート
    から射出する工程 を含み、 前記工程(f)が、 (m)前記第2分量のプラスチック材料を前記所定のゲ
    ートから射出する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  25. 【請求項25】請求の範囲第24項において、 前記工程(c)が、 (l)前記第1分量のプラスチック材料を唯1つの所定
    のゲートから射出する工程 を含み、 前記工程(f)が、 (m)前記第2分量のプラスチック材料を前記唯1つの
    所定のゲートから射出する工程 を含むプラスチック製品の壁厚制御方法。
  26. 【請求項26】端壁部および円筒形または略円筒形の側
    壁部を有する中空プラスチック製品の射出成形方法であ
    って、前記端壁部は側壁部を境界する周縁部領域を備
    え、 (a)前記プラスチック製品の内表面を形成するコア部
    分と、前記プラスチック製品の外表面を形成するキャビ
    ティ部分とを結合して鋳型キャビティを形成し、前記鋳
    型キャビティの円筒形または略円筒形の側壁を画定する
    部分の軸を鋳型開口方向と同一にし、前記コア部分が進
    退可能な接触要素を備え、前記鋳型キャビティに面する
    前記接触要素の端部が接触面を備える工程と、 (b)前記接触要素を前進位置に前進させ、前記接触面
    を前記鋳型キャビティのキャビティ部分またはコア部分
    に接触させる工程と、 (c)前記接触要素が前記前進位置にある間に、第1分
    量のプラスチック材料を前記鋳型キャビティ内に射出す
    る工程と、 (d)前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触面
    が前記鋳型キャビティの前記キャビティ部分に接触する
    のを中断させる工程と、 (e)前記接触要素が前記後退位置にある間に、第2分
    量のプラスチック材料を前記鋳型キャビティ内に射出す
    る工程とを備え、 前記工程(a)が、 (f)前記キャビティ部分の端壁部画定部分の周縁部領
    域の少なくとも大部分に接触することのできる接触面を
    有する接触要素によって鋳型キャビティを形成する工程 を含み、 前記工程(b)が、 (g)前記接触要素を前進位置に前進させ、前記接触面
    が前記鋳型キャビティの前記キャビティ部分の前記端壁
    部画定部分の周縁部領域の少なくとも大部分に接触し、
    前記鋳型開口方向と垂直な面に投影した前記鋳型キャビ
    ティの面積を減少させ、前記第1分量のプラスチック材
    料が前記鋳型キャビティ内に射出される際に必要なクラ
    ンプ力を低減させる工程 を含み、 前記工程(a)が、さらに、 (h)前記キャビティ部分とコア部分とを結合して前記
    鋳型キャビティを形成し、この鋳型キャビティ内で前記
    コア部分の前記端壁部画定部分および前記コア部分の前
    記側壁部画定部分の双方が前記接触要素から成る工程 を含む中空プラスチック製品の射出成形方法。
  27. 【請求項27】請求の範囲第26項において、 前記工程(e)が、 (h)第2分量のプラスチック材料を、第1分量のプラ
    スチック材料より低い圧力で射出し、必要な前記クラン
    プ力をさらに低減させる工程 を含む中空プラスチック製品の射出成形方法。
  28. 【請求項28】請求の範囲第26項において、前記中空プ
    ラスチック製品の壁厚を制御し、 前記工程(b)が、 (i)前記接触要素を前進位置に前進させ、前記接触面
    が前記鋳型キャビティの前記キャビティ部分に接触し、
    前記コア部分を前記鋳型キャビティに関係する所定の位
    置に固定し、前記キャビティ部分に関係する、前記コア
    部分の運動を抑止する工程 を含み、 前記工程(c)が、 (j)前記接触要素が前記前進位置にある間に、第1分
    量のプラスチック材料を前記鋳型キャビティ内に射出
    し、前記コア部分および前記キャビティ部分の間の相対
    運動を抑止して、前記鋳型キャビティの壁厚を制御する
    工程 を含み、 前記工程(d)が、 (k)前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触面
    が前記鋳型キャビティのキャビティ部分に接触するのを
    中断させ、射出された前記第1分量のプラスチック材料
    を少なくとも部分的に固化させ、前記キャビティ部分に
    関係する、前記コア部分の運動を抑止し、前記鋳型キャ
    ビティ内へさらにプラスチック材料を射出する間に、前
    記鋳型キャビティの壁厚を制御する工程 を含む中空プラスチック製品の射出成形方法。
  29. 【請求項29】請求の範囲第28項において、 前記工程(i)が、 (l)滑動可能な楔形状部材を前記接触要素と固定ベー
    ス部材との間に前進させ、前記接触要素を強制的に前記
    前進位置に前進させる工程 を含み、 前記工程(k)が、 (m)前記滑動可能な楔形状部材を後退させ、前記接触
    要素を後退させ得るようにする工程 を含む中空プラスチック製品の射出成形方法。
  30. 【請求項30】請求の範囲第29項において、前記工程
    (l)および前記工程(m)が前記楔形状部材を前進さ
    せる工程および後退させる工程を備え、前記楔形状部材
    は前記接触要素および前記固定ベース部材の双方に滑動
    可能かつ保持可能に結合されており、前記工程(g)の
    間に、前記楔形状部材を後退させることにより、前記接
    触要素を後退させる中空プラスチック製品の射出成形方
    法。
  31. 【請求項31】端壁部および円筒形または略円筒形の側
    壁部を有する中空プラスチック製品の射出成形システム
    であって、前記端壁部は前記端壁部を境界する周縁部領
    域を備え、 前記プラスチック製品の内表面を形成するコア部分と、
    前記プラスチック製品の外表面を形成するキャビティ部
    分とを結合する鋳型キャビティ結合体であって、前記鋳
    型キャビティの円筒形または略円筒形の側壁を画定する
    部分の軸を鋳型開口方向と同一にし、前記コア部分が進
    退可能な接触要素を備え、前記鋳型キャビティに面する
    前記接触要素の端部が接触面を備える鋳型キャビティ結
    合体と、 前記接触要素を前進位置に前進させ、前記接触面を前記
    鋳型キャビティの前記キャビティ部分または前記コア部
    分に接触させる手段と、 前記接触要素が前記前進位置にある間に、第1分量のプ
    ラスチック材料を前記鋳型キャビティ内に射出する手段
    と、 前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触面が前記
    鋳型キャビティの前記キャビティ部分に接触するのを中
    断させる手段と、 前記接触要素が前記後退位置にある間に、第2分量のプ
    ラスチック材料を前記鋳型キャビティ内に射出する手段
    と を備え、 前記接触要素は、前記キャビティ部分の端壁部画定部分
    の周縁部領域の少なくとも大部分と接触することのでき
    る接触面を有し、前記接触要素が前進位置に前進させら
    れているときに、前記接触面が前記鋳型キャビティの前
    記キャビティ部分の前記端壁部画定部分の少なくとも大
    部分と接触して、前記鋳型開口方向と垂直な面に投影さ
    れた前記鋳型キャビティの面積を減少させ、前記第1分
    量のプラスチック材料が前記鋳型キャビティ内に射出さ
    れるときに必要なクランプ力を低減させ、 前記コア部分の前記端壁部画定部分および側壁部画定部
    分の双方が前記接触要素から成る 中空プラスチック製品の射出成形システム。
  32. 【請求項32】請求の範囲第31項において、 前記第2分量のプラスチック材料を射出する手段が、前
    記第2分量のプラスチック材料を前記第1分量のプラス
    チック材料より低い圧力で射出して必要なクランプ力を
    低減させる手段を備える 中空プラスチック製品の射出成形システム。
  33. 【請求項33】請求の範囲第31項において、 前記接触要素を前進位置に前進させ、前記接触面が前記
    鋳型キャビティの前記キャビティ部分に接触し、前記キ
    ャビティ部分に関係して前記コア部分を所定位置に固定
    し、前記キャビティ部分に関係する、前記コア部分の運
    動を抑止する手段と、 前記接触要素が前進位置にある間に前記鋳型キャビティ
    内に第1分量のプラスチック材料を射出し、前記コア部
    分と前記キャビティ部分との間の相対運動を抑止して前
    記鋳型キャビティの壁厚を制御する手段と、 前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触面が前記
    鋳型キャビティのキャビティ部分と接触するのを中断さ
    せ、射出された前記第1分量のプラスチック材料を少な
    くとも部分的に固化させ、前記鋳型キャビティに関係す
    る、前記コア部分の運動を抑止して、前記鋳型キャビテ
    ィ内にプラスチック材料がさらに射出される間に前記鋳
    型キャビティの壁厚を制御する手段と を備えた中空プラスチック製品の射出成形システム。
  34. 【請求項34】請求の範囲第33項において、 滑動可能な楔形状部材と、 前記楔形状部材を、前記接触要素と固定ベース部材との
    間に前進させて、前記接触要素を前記前進位置に強制的
    に前進させる手段と、 前記楔形状部材を後退させて、前記接触要素を後退でき
    るようにする手段と を備えた中空プラスチック製品の射出成形システム。
  35. 【請求項35】請求の範囲第34項において、 前記楔形状部材が、前記接触要素および前記固定ベース
    部材の双方に滑動可能かつ保持可能に結合されている 中空プラスチック製品の射出成形システム。
  36. 【請求項36】端壁部および円筒形または略円筒形の側
    壁部を有する中空プラスチック製品の射出成形方法であ
    って、前記端壁部は前記側壁部を境界する周縁部領域を
    備え、 (a)前記中空プラスチック製品を形成するコア部分と
    キャビティ部分とを結合して鋳型キャビティを形成し、
    前記コア部分は進退可能な接触要素を備え、前記鋳型キ
    ャビティに面する前記接触要素の端部が接触面を備える
    工程と、 (b)前記接触要素を前記キャビティ部分の縦方向軸に
    沿って前進位置へ前進させ、前記接触面を前記キャビテ
    ィ部分に接触させる工程と、 (c)前記接触要素が前記前進位置にある間に、前記鋳
    型キャビティ内に第1分量のプラスチック材料を射出す
    る工程と、 (d)前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触面
    が前記鋳型キャビティのキャビティ部分に接触するのを
    中断させる工程と、 (e)前記接触要素が前記後退位置にある間に、前記鋳
    型キャビティ内に第2分量のプラスチック材料を射出す
    る工程とを備え、 前記工程(a)が、 (f)前記キャビティ部分とコア部分とを結合して前記
    鋳型キャビティを形成し、前記鋳型キャビティ内で、前
    記コア部分の前記端壁部画定部分と前記側壁部画定部分
    との双方が前記接触要素から成る工程 を含み、 前記工程(a)が、さらに、 (g)接触面を有する接触要素によって前記鋳型キャビ
    ティを形成し、前記接触面の少なくとも一部が前記キャ
    ビティ部分の縦方向軸と非垂直であり、前記接触面のこ
    の非垂直部分が、前記接触要素を後退させたときに、前
    記キャビティ部分の前記端壁部画定部分の周縁部領域の
    少なくとも一部に接触可能にする工程 を含み、 前記工程(b)が、 (h)前記接触要素を前進位置に前進させ、前記接触面
    の前記非垂直部分が前記キャビティ部分の前記端壁部画
    定部分の周縁部領域の少なくとも一部に接触し、前記コ
    ア部分を前記キャビティ部分に関係する位置に固定し、
    前記第1分量のプラスチック材料が前記鋳型キャビティ
    内に射出されている間に、前記キャビティ部分の縦方向
    軸に関係する、前記コア部分の横方向運動を抑止する工
    程 を含む中空プラスチック製品の射出成形方法。
  37. 【請求項37】請求の範囲第36項において、 前記工程(c)が、 (i)前記接触要素が前記前進位置にある間に前記鋳型
    キャビティに第1分量のプラスチック材料を射出し、前
    記キャビティ部分に関係する、前記コア部分の横方向運
    動を、前記接触面の非垂直部分と前記キャビティ部分の
    前記端壁部画定部分の周縁部領域との間の接触によって
    抑止することにより、前記鋳型キャビティの壁厚を制御
    する工程 を含み、 前記工程(d)が、 (j)前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触面
    が前記鋳型キャビティの前記キャビティ部分に接触する
    のを中断させ、射出された前記第1分量のプラスチック
    材料を少なくとも部分的に固化させ、前記キャビティ部
    分の縦方向軸に関係する、前記コア部分の横方向運動を
    抑止して、前記鋳型キャビティ内へプラスチック材料が
    さらに射出される間に前記鋳型キャビティの壁厚を制御
    する工程 を含む中空プラスチック製品の射出成形方法。
  38. 【請求項38】請求の範囲第36項において、 前記工程(b)が、 (i)滑動可能な楔形状部材を前記接触要素と固定ベー
    ス部材との間に前進させて、前記接触要素を前記前進位
    置に強制的に前進させる工程 を含み、 前記工程(d)が、 (j)前記楔形状部材を後退させて、前記接触要素を後
    退できるようにする工程を含む中空プラスチック製品の
    射出成形方法。
  39. 【請求項39】請求の範囲第38項において、 前記工程(i)および前記工程(j)が、前記接触要素
    および前記固定ベース部材の双方に滑動可能かつ保持可
    能に結合された前記楔形状部材を前進させる工程および
    後退させる工程を含み、前記工程(j)の間に前記楔形
    状部材を後退させることにより前記接触要素を後退させ
    る 中空プラスチック製品の射出成形方法。
  40. 【請求項40】端壁部および円筒形または略円筒形の側
    壁部を有する中空プラスチック製品の射出成形システム
    であって、前記端壁部は前記側壁部を境界する周縁部領
    域を備え、 鋳型キャビティを形成するコア部分およびキャビティ部
    分から成る鋳型キャビティ形成用の結合体であって、こ
    の結合体は前記中空プラスチック製品を形成する前記コ
    ア部分と前記キャビティ部分とを結合するものであり、
    前記コア部分は進退可能な接触要素を備え、前記鋳型キ
    ャビティに面する前記接触要素の端部が接触面を備える
    結合体と、 前記接触要素を前記キャビティ部分の縦方向軸に沿って
    前進位置に前進させて、前記接触面を前記キャビティ部
    分に接触させる手段と、 前記接触要素が前記前進位置にある間に、前記鋳型キャ
    ビティ内に第1分量のプラスチック材料を射出する手段
    と、 前記接触要素を後退位置に後退させ、前記接触面が前記
    キャビティ部分に接触するのを中断させる手段と、 前記接触要素が前記後退位置にある間に、前記鋳型キャ
    ビティ内に第2分量のプラスチック材料を射出する手段
    と を備え、 前記接触要素は接触面を有し、この接触面の少なくとも
    一部は前記キャビティ部分の縦方向軸に対して非垂直で
    あり、前記接触面の非垂直部分は、前記接触要素が前進
    している間に前記キャビティ部分の前記端壁部画定部分
    の周縁部領域の少なくとも一部に接触することができ、 前進させる手段は前記接触要素を前進位置に前進させる
    手段を備え、前記接触面の非垂直部分は前記キャビティ
    部分の前記端壁部画定部分の周縁部領域の少なくとも一
    部に接触して、前記コア部分を前記キャビティ部分に関
    係する位置に固定し、前記第1分量のプラスチック材料
    が前記鋳型キャビティ内に射出されている間に、前記キ
    ャビティ部分の縦方向軸に関係する、前記コア部分の横
    方向運動を抑止する 中空プラスチック製品の射出成形システム。
  41. 【請求項41】請求の範囲第40項において、 前記第1分量のプラスチック材料を射出する手段が、前
    記接触要素が前記前進位置にある間に前記鋳型キャビテ
    ィ内に前記第1分量のプラスチック材料を射出する手段
    を備え、前記キャビティ部分に関係する、前記コア部分
    の横方向運動を、前記接触面の非垂直部分と前記キャビ
    ティ部分の端壁部画定部分の周縁部領域とを接触させる
    ことにより抑止して、前記鋳型キャビティの壁厚を制御
    し、 後退させる手段は前記接触要素を後退位置に後退させる
    手段を備え、前記接触面は前記鋳型キャビティの前記キ
    ャビティ部分に接触するのを中断し、射出された前記第
    1分量のプラスチック材料が少なくとも部分的に固化し
    て、前記キャビティ部分の縦方向軸に関係する、前記コ
    ア部分の横方向運動を抑止し、前記鋳型キャビティ内に
    プラスチック材料をさらに射出している間に前記鋳型キ
    ャビティの壁厚を制御する 中空プラスチック製品の射出成形システム。
  42. 【請求項42】請求の範囲第40項において、 滑動可能な楔形状部材と、 前記楔形状部材を前記接触要素と前記固定ベース部材と
    の間に前進させて、前記接触要素を前記前進位置に強制
    的に前進させる手段と、 前記楔形状部材を後退させて、前記接触要素が後退でき
    るようにする手段と を備えた中空プラスチック製品の射出成形システム。
  43. 【請求項43】請求の範囲第42項において、 前記楔形状部材が前記接触要素および前記固定ベース部
    材の双方に滑動可能かつ保持可能に結合されており、前
    記楔形状部材を後退させることにより前記接触要素を後
    退させる 中空プラスチック製品の射出成形システム。
  44. 【請求項44】積層壁部を有する中空プラスチック製品
    のサイクル的射出成形方法であって、第1鋳型キャビテ
    ィおよび第2鋳型キャビティを用い、前記第1鋳型キャ
    ビティは第1共通鋳型部分および第1相補鋳型部分によ
    って画定され、前記第2鋳型キャビティは前記第1共通
    鋳型部分および第2相補鋳型部分によって画定されてお
    り、 (a)前記第1共通鋳型部分と前記第1相補鋳型部分と
    を結合して前記第1鋳型キャビティを組み立てる工程
    と、 (b)前記第1鋳型キャビティ内に1次プラスチック材
    料を射出する工程と、 (c)射出された前記1次プラスチック材料を固化し
    て、第1プラスチック壁部を形成する工程と、 (d)前記第1共通鋳型部分と前記第2相補鋳型部分と
    を結合して、前記第1プラスチック壁部が前記第1共通
    鋳型部分に付着された前記第2鋳型キャビティを組み立
    て、前記第2鋳型キャビティを組み立てるときに、前記
    第1プラスチック壁部を前記第2鋳型キャビティ内に含
    ませる工程と、 (e)前記第2鋳型キャビティ内に2次プラスチック材
    料を、前記第1プラスチック壁部が前記第2鋳型キャビ
    ティ内に含まれている間に射出する工程と、 (f)射出された前記2次プラスチック材料を固化させ
    て、第2プラスチック壁部を形成し、この第2プラスチ
    ック壁部が前記第1プラスチック壁部と融合して積層壁
    部を有する中空プラスチック製品を製造する工程と を備え、 前記工程(b)が、 (g)前記第1鋳型キャビティ内に前記1次プラスチッ
    ク材料の第1部分を射出する工程と、 (h)前記第1鋳型キャビティ内で、射出された1次プ
    ラスチック材料の前記第1部分を冷却する工程と、 (i)1次プラスチック材料の前記第1部分の射出に引
    き続き、前記第1鋳型キャビティ内に前記1次プラスチ
    ック材料の第2部分を射出し、前記第1鋳型キャビティ
    内で冷却された射出1次プラスチック材料の前記第1部
    分が、前記第1相補鋳型部分に関係し、1次プラスチッ
    ク材料の前記第2部分の射出によって生じる、前記第1
    共通鋳型部分の運動を抑止することにより、前記第1鋳
    型キャビティの寸法を安定させて、1次プラスチック材
    料の前記第2部分を冷却された前回射出1次プラスチッ
    ク材料の前記第1部分と融合させる工程と を含む中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方
    法。
  45. 【請求項45】請求の範囲第44項において、積層壁部を
    有する複数の中空プラスチック製品のサイクル的射出成
    形方法であって、さらに第3鋳型キャビティおよび第4
    鋳型キャビティを用い、前記第3鋳型キャビティは第2
    共通鋳型部分および前記第1相補鋳型部分によって画定
    され、前記第4鋳型キャビティは前記第2共通鋳型部分
    および前記第2相補鋳型部分によって画定されており、 (j)前記工程(d)の間に、前記第2共通鋳型部分と
    前記第1相補鋳型部分とを結合して前記第3鋳型キャビ
    ティを組み立てる工程と、 (k)前記工程(e)の間に、前記第3鋳型キャビティ
    内に3次プラスチック材料を射出する工程と、 (l)前記工程(f)の間に、射出された前記3次プラ
    スチック材料を固化させて、第3プラスチック壁部を形
    成する工程と、 (m)前記工程(a)の間に、前記第2共通鋳型部分と
    前記第2相補鋳型部分とを結合して、前記第3プラスチ
    ック壁部が前記第2共通鋳型部分に付着された前記第4
    鋳型キャビティを組み立て、前記第4鋳型キャビティを
    組み立てるときに、前記第3プラスチック壁部を前記第
    4鋳型キャビティ内に含ませる工程と、 (n)前記工程(b)の間に、前記第4鋳型キャビティ
    内に4次プラスチック材料を、前記第3プラスチック壁
    部が前記第4鋳型キャビティ内に含まれている間に射出
    する工程と、 (o)前記工程(c)の間に、射出された前記4次プラ
    スチック材料を固化させて、第4プラスチック壁部を形
    成し、この第4プラスチック壁部が前記第3プラスチッ
    ク壁部と融合して積層壁部を有する第2中空プラスチッ
    ク製品を製造する工程と を備え、 前記工程(k)が、 (p)前記第3鋳型キャビティ内に前記3次プラスチッ
    ク材料の第1部分を射出する工程と、 (q)前記第3鋳型キャビティ内で、射出された3次プ
    ラスチック材料の前記第1部分を冷却する工程と、 (r)3次プラスチック材料の前記第1部分の射出に引
    き続き、前記第3鋳型キャビティ内に前記3次プラスチ
    ック材料の第2部分を射出し、前記第3鋳型キャビティ
    内で冷却された射出3次プラスチック材料の前記第1部
    分が、前記第1相補鋳型部分に関係し、3次プラスチッ
    ク材料の前記第2部分の射出によって生じる、前記第2
    共通鋳型部分の運動を抑止することにより、前記第3鋳
    型キャビティの寸法を安定させて、3次プラスチック材
    料の前記第2部分を冷却された前回射出3次プラスチッ
    ク材料の前記第1部分と融合させる工程と を含む中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方
    法。
  46. 【請求項46】請求の範囲第44項において、 前記1次プラスチック材料が前記2次プラスチック材料
    と異なる 中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方法。
  47. 【請求項47】請求の範囲第45項において、 前記1次プラスチック材料が前記3次プラスチック材料
    と同一であり、前記2次プラスチック材料が前記4次プ
    ラスチック材料と同一である 中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方法。
  48. 【請求項48】請求の範囲第45項において、 前記1次プラスチック材料が前記2次プラスチック材料
    と異なり、前記3次プラスチック材料が前記4次プラス
    チック材料と異なる 中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方法。
  49. 【請求項49】請求の範囲第44項において、 前記第1鋳型キャビティを画定する前記鋳型部分の少な
    くとも1つは進退可能なラム形状要素を備え、このラム
    形状要素の一端部は前記第1鋳型キャビティに面してお
    り、 前記工程(g)が、 (j)前記ラム形状要素を前進位置に前進させる工程
    と、 (k)前記ラム形状要素が前記前進位置にある間に、前
    記第1鋳型キャビティ内に1次プラスチック材料の前記
    第1部分を射出する工程と を含み、 前記工程(i)が、 (l)前記ラム形状要素を後退位置に後退させる工程
    と、 (m)前記ラム形状要素が前記後退位置にある間に、前
    記第1鋳型キャビティ内に1次プラスチック材料の前記
    第2部分を射出する工程と を含む中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方
    法。
  50. 【請求項50】請求の範囲第44項において、 前記工程(e)が、 (j)前記第2鋳型キャビティ内に2次プラスチック材
    料の第1部分を射出する工程と、 (k)前記第2鋳型キャビティ内で、射出された2次プ
    ラスチック材料の前記第1部分を冷却する工程と、 (l)2次プラスチック材料の前記第1部分の射出に引
    き続き、前記第2鋳型キャビティ内に前記2次プラスチ
    ック材料の第2部分を射出し、前記第2鋳型キャビティ
    内で冷却された射出2次プラスチック材料の前記第1部
    分が、前記第2相補鋳型部分に関係し、2次プラスチッ
    ク材料の前記第2部分の射出によって生じる、前記第1
    共通鋳型部分の運動を抑止することにより、前記第2鋳
    型キャビティの寸法を安定させて、2次プラスチック材
    料の前記第2部分を冷却された前回射出2次プラスチッ
    ク材料の前記第1部分と融合させる工程と を含む中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方
    法。
  51. 【請求項51】積層壁部を有する中空プラスチック製品
    のサイクル的射出成形方法であって、第1鋳型キャビテ
    ィおよび第2鋳型キャビティを用い、前記第1鋳型キャ
    ビティは第1共通鋳型部分および第1相補鋳型部分によ
    って画定され、前記第2鋳型キャビティは前記第1共通
    鋳型部分および第2相補鋳型部分によって画定されてお
    り、 (a)前記第1共通鋳型部分と前記第1相補鋳型部分と
    を結合して前記第1鋳型キャビティを組み立てる工程
    と、 (b)前記第1鋳型キャビティ内に1次プラスチック材
    料を射出する工程と、 (c)射出された前記1次プラスチック材料を固化し
    て、第1次プラスチック壁部を形成する工程と、 (d)前記第1共通鋳型部分と前記第2相補鋳型部分と
    を結合して、前記第1プラスチック壁部が前記第1共通
    鋳型部分に付着された前記第2鋳型キャビティを組み立
    て、前記第2鋳型キャビティを組み立てるときに、前記
    第1プラスチック壁部を前記第2鋳型キャビティ内に含
    ませる工程と、 (e)前記第2鋳型キャビティ内に2次プラスチック材
    料を、前記第1プラスチック壁部が前記第2鋳型キャビ
    ティ内に含まれている間に射出する工程と、 (f)射出された前記2次プラスチック材料を固化させ
    て、第2プラスチック壁部を形成し、この第2プラスチ
    ック壁部が前記第1プラスチック壁部と融合して積層壁
    部を有する中空プラスチック製品を製造する工程と を備え、 前記工程(e)が、 (j)前記第2鋳型キャビティ内に前記2次プラスチッ
    ク材料の第1部分を射出する工程と、 (k)前記第2鋳型キャビティ内で、射出された2次プ
    ラスチック材料の前記第1部分を冷却する工程と、 (l)2次プラスチック材料の前記第1部分の射出に引
    き続き、前記第2鋳型キャビティ内に前記2次プラスチ
    ック材料の第2部分を射出し、前記第2鋳型キャビティ
    内で冷却された射出2次プラスチック材料の前記第1部
    分が、前記第2相補鋳型部分に関係し、2次プラスチッ
    ク材料の前記第2部分の射出によって生じる、前記第1
    共通鋳型部分の運動を抑止することにより、前記第2鋳
    型キャビティの寸法を安定させて、2次プラスチック材
    料の前記第2部分を冷却された前回射出2次プラスチッ
    ク材料の前記第1部分と融合させる工程と を含む中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方
    法。
  52. 【請求項52】請求の範囲第51項において、積層壁部を
    有する複数の中空プラスチック製品のサイクル的射出成
    形方法であって、さらに第3鋳型キャビティおよび第4
    鋳型キャビティを用い、前記第3鋳型キャビティは第2
    共通鋳型部分および前記第1相補鋳型部分によって画定
    され、前記第4鋳型キャビティは前記第2共通鋳型部分
    および前記第2相補鋳型部分によって画定されており、 (j)前記工程(d)の間に、前記第2共通鋳型部分と
    前記第1相補鋳型部分とを結合して前記第3鋳型キャビ
    ティを組み立てる工程と、 (k)前記工程(e)の間に、前記第3鋳型キャビティ
    内に3次プラスチック材料を射出する工程と、 (l)前記工程(f)の間に、射出された前記3次プラ
    スチック材料を固化させて、第3プラスチック壁部を形
    成する工程と、 (m)前記工程(a)の間に、前記第2共通鋳型部分と
    前記第2相補鋳型部分とを結合して、前記第3プラスチ
    ック壁部が前記第2共通鋳型部分に付着された前記第4
    鋳型キャビティを組み立て、前記第4鋳型キャビティを
    組み立てるときに、前記第3プラスチック壁部を前記第
    4鋳型キャビティ内に含ませる工程と、 (n)前記工程(b)の間に、前記第4鋳型キャビティ
    内に4次プラスチック材料を、前記第3プラスチック壁
    部が前記第4鋳型キャビティ内に含まれている間に射出
    する工程と、 (o)前記工程(c)の間に、射出された前記4次プラ
    スチック材料を固化させて、第4プラスチック壁部を形
    成し、この第4プラスチック壁部が前記第3プラスチッ
    ク壁部と融合して積層壁部を有する第2中空プラスチッ
    ク製品を製造する工程と を備え、 前記工程(n)が、 (p)前記第3鋳型キャビティ内に前記4次プラスチッ
    ク材料の第1部分を射出する工程と、 (q)前記第4鋳型キャビティ内で、射出された4次プ
    ラスチック材料の前記第1部分を冷却する工程と、 (r)3次プラスチック材料の前記第1部分の射出に引
    き続き、前記第4鋳型キャビティ内に前記4次プラスチ
    ック材料の第2部分を射出し、前記第4鋳型キャビティ
    内で冷却された射出3次プラスチック材料の前記第1部
    分が、前記第2相補鋳型部分に関係し、4次プラスチッ
    ク材料の前記第2部分の射出によって生じる、前記第2
    共通鋳型部分の運動を抑止することにより、前記第4鋳
    型キャビティの寸法を安定させて、4次プラスチック材
    料の前記第2部分を冷却された前回射出4次プラスチッ
    ク材料の前記第1部分と融合させる工程と を含む中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方
    法。
  53. 【請求項53】請求の範囲第51項において、 前記1次プラスチック材料が前記2次プラスチック材料
    と異なる 中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方法。
  54. 【請求項54】請求の範囲第52項において、 前記1次プラスチック材料が前記4次プラスチック材料
    と同一であり、前記2次プラスチック材料が前記4次プ
    ラスチック材料と同一である 中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方法。
  55. 【請求項55】請求の範囲第52項において、 前記1次プラスチック材料が前記2次プラスチック材料
    と異なり、前記3次プラスチック材料が前記4次プラス
    チック材料と異なる 中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方法。
  56. 【請求項56】請求の範囲第51項において、 鋳型部分の少なくとも1つは進退可能なラム形状要素を
    備え、このラム形状要素の一つは鋳型キャビティに面し
    ており、 前記工程(g)が、 (j)前記ラム形状要素を前進位置に前進させる工程
    と、 (k)前記ラム形状要素が前記前進位置にある間に、前
    記第2鋳型キャビティ内に2次プラスチック材料の前記
    第1部分を射出する工程と を含み、 前記工程(i)が、 (l)前記ラム形状要素を後退位置に後退させる工程
    と、 (m)前記ラム形状要素が前記後退位置にある間に、前
    記第2鋳型キャビティ内に2次プラスチック材料の前記
    第2部分を射出する工程と を含む中空プラスチック製品のサイクル的射出成形方
    法。
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