JP2638678B2 - 中空プラスチック製品の寸法を制御する方法およびプラスチック製品を製造するのに必要なクランプ力を低減する方法 - Google Patents

中空プラスチック製品の寸法を制御する方法およびプラスチック製品を製造するのに必要なクランプ力を低減する方法

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JP2638678B2 JP2508549A JP50854990A JP2638678B2 JP 2638678 B2 JP2638678 B2 JP 2638678B2 JP 2508549 A JP2508549 A JP 2508549A JP 50854990 A JP50854990 A JP 50854990A JP 2638678 B2 JP2638678 B2 JP 2638678B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 本発明は一般にプラスチック製品の射出成形に係り、
特に、射出成形中におけるプラスチック製品の壁厚の規
制方法の改良および射出成形中におけるプラスチック製
品の所要クランプ力の低減方法の改良に指向される。
射出成形中におけるプラスチック製品の壁厚規制およ
び射出成形中におけるプラスチック製品の所要クランプ
力低減に関する従来技術の方法は、ブルーマの米国特許
第3,375,554号公報、セグミュラーの米国特許第3,737,2
72号公報、スピーゲルベルグの米国特許第3,995,007号
公報、ヒングレイの米国特許第4,264,295号公報および
ソーレンセンの米国特許第4,381,275号、同第4,467,994
号、同第4,508,675号公報に開示されている。
〔発明の要約〕
本発明は、鋳型キャビティを間に画定すると共に分離
線から分離されるコア部分とキャビティ部分とからなる
鋳型のキャビティ内で射出成形される中空プラスチック
製品の寸法を規制する方法を提供するものであって、こ
の方法は、コア部分がキャビティ部分に対して安定性を
備えると共に、 次の工程 (a)第1のプラスチック材料を鋳型キャビティの一部
分にのみ充填されるようにして鋳型キャビティ内へ射出
し、 (b)射出された第1のプラスチック材料を鋳型キャビ
ティ内で冷却し、 (c)第1のプラスチック材料の射出に続き第2のプラ
スチック材料を鋳型キャビティ内へ射出するに際し、鋳
型キャビティの前記部分におけるコア部分とキャビティ
部分との間に延在する冷却された射出第1プラスチック
材料が充分に固化されて、第2のプラスチック材料の射
出によるコア部分のキャビティ部分に対する移動を阻止
することによりコア部分をキャビティ部分に対して安定
するようにし、これにより射出された第2のプラスチッ
ク材料を鋳型キャビティ内に充満し、および (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
で冷却して製品を固化すること、 からなるものにおいて、 前記方法が次の付加的な工程、すなわち 工程(a)が (e)第1のプラスチック材料の射出に続いて中断する
ことなく第2のプラスチック材料を射出し、 工程(b)が (f)第1のプラスチック材料の一部分を冷却するに際
し、前記部分を少なくとも部分的に固化すると共に第1
のプラスチック材料の他の部分は流動を保持し、 工程(c)が (g)第2のプラスチック材料の射出に際し、前記第2
のプラスチック材料が流動第1プラスチック材料の幾分
かを排除して第2のプラスチック材料の鋳型キャビティ
充満のための少なくとも1つの流動通路を用意すると共
に、少なくとも部分的に固化された第1のプラスチック
材料の幾分かがコア部分をキャビティ部分に対して安定
させること、 からなることを特徴とする。
別の観点からすれば、本発明は、製品の鋳型キャビテ
ィを間に画定すべく結合されると共に、分離線から分離
される鋳型部分とキャビティ鋳型部分とを用いて射出成
形される、周側壁部を有する中空プラスチック製品の寸
法を規定する方法を提供し、この場合鋳型キャビティは
底部領域に設けられるゲートとこのゲート領域から製品
の側壁部を画定するキャビティ領域を通って延在する流
動通路とを有し、そして前記方法は次の工程、すなわち
プラスチック材料をゲートから鋳型キャビティ内へ連続
射出して鋳型キャビティを前記プラスチック材料で充満
するに際し、前記射出は、最初に射出されたプラスチッ
ク材料が薄肉キャビティ領域内で固化されこれにより鋳
型キャビティが射出プラスチック材料で充満される以前
にコア鋳型部分がキャビティ鋳型部分に対して安定する
ような、射出圧力、射出プラスチック材料温度、鋳型キ
ャビティ壁部温度、流動通路長さ、流動通路間隔、流動
通路厚さおよび流動通路間の薄肉キャビティ両域内の壁
厚さの条件下で行われる、ことからなることを特徴とす
る。換言すれば、前記条件を適宜設定することにより、
請求の範囲1に規定される工程(f)および(g)を達
成することができる。
ここで、射出圧力、射出プラスチック材料温度および
鋳型キャビティ壁部温度の条件を適切に組合わせると、
流動通路長さの流動通路間隔に対する比を、流動通路厚
さの流動通路間薄肉キャビティ領域の壁厚に対する比の
2乗で除した商が2以下となる場合に、前記方法によっ
て製品寸法が規制され得ることが確認された。これらの
比は、寸法規定が要求される鋳型キャビティの部分に適
用することができる。
本発明は、また、鋳型キャビティを間に画定すると共
に分離線から分離される第1の鋳型部分と第2の鋳型部
分とからなる鋳型のキャビティ内で射出成形されるプラ
スチック製品を製造するのに必要な、クランプ力を低減
する方法を提供するものであって、この方法は、 次の工程 (a)第1のプラスチック材料を鋳型キャビティの一部
分にのみ充填されるようにして鋳型キャビティ内へ射出
し、 (b)射出された第1のプラスチック材料を鋳型キャビ
ティ内で冷却して、第1の鋳型部分と第2の鋳型部分と
の間に延在する鋳型キャビティ部分内における第1のプ
ラスチック材料の一部分を固化させ、 (c)第1のプラスチック材料の前記一部分の固化に続
き第2のプラスチック材料を圧力下で鋳型キャビティ内
へ射出するに際し、鋳型キャビティの前記部分における
冷却された射出第1プラスチック材料が第2のプラスチ
ック材料の射出による射出圧力の伝播を阻止して、この
第2のプラスチック材料の射出の間、射出圧力のために
第1および第2の鋳型が分離されようとする力に対抗す
るためのクランプ力を低減することにより、射出された
第2のプラスチック材料を鋳型キャビティ内に充満し、
および (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
において冷却して製品を固化すること、 からなるものにおいて、 前記方法が次の付加的な工程、すなわち 工程(a)が (e)第1のプラスチック材料の射出に続いて中断する
ことなく第2のプラスチック材料を射出し、 工程(b)が (f)第1のプラスチック材料の一部分を冷却するに際
し、前記部分を少なくとも部分的に固化すると共に第1
のプラスチック材料の他の部分は流動を保持し、 工程(c)が (g)第2のプラスチック材料を射出するに際し、前記
第2のプラスチック材料が流動第1プラスチック材料の
幾分かを排除して第2のプラスチック材料の鋳型キャビ
ティ充満のための少なくとも1つの流動通路を用意する
と共に、少なくとも部分的に固化された第1のプラスチ
ック材料の幾分かが第1の鋳型部分を第2の鋳型部分か
ら分離するよう作用する射出圧力の伝播を阻止するこ
と、 からなることを特徴とする。
さらに別の観点からすれば、本発明は、製品の鋳型キ
ャビティを間に画定すべく結合されると共に、分離線か
ら分離される第1の鋳型部分と第2の鋳型部分とを用い
て射出される中空プラスチック製品を射出成形する時に
作用する、鋳型部分同士を分離する力を低減する方法を
提供し、この場合、鋳型キャビティはゲートとおよびキ
ャビティ領域を通って延在する流動通路とを有し、鋳型
キャビティ内へ射出されたプラスチック材料は、この射
出プラスチック材料が流動状態を保持されている間は鋳
型部分に対して前記分離力が作用する。そして、前記方
法は、次の工程、すなわちプラスチックをゲートから鋳
型キャビティ内へ連続射出して鋳型キャビティを前記射
出プラスチック材料で充満するに際し、前記射出は、最
初に射出されたプラスチック材料が、鋳型キャビティを
充満する以前に薄肉キャビティ領域内で固化され、これ
により前記分離力が低減されるような、射出圧力、射出
プラスチック材料温度、鋳型キャビティ壁部温度、流動
通路長さ、流動通路間隔、流動通路厚さおよび流動通路
間の薄肉キャビティ領域内の壁厚さの条件下で行われ
る、ことからなることを特徴とする。換言すれば、前記
条件を適宜設定することにより、請求の範囲2に規定さ
れる各工程を達成することができる。
ここで、射出圧力、射出プラスチック材料温度および
鋳型キャビティ壁部温度の条件を適切に組合わせると、
流動通路長さの流動通路間隔に対する比を、流動通路厚
さの流動通路間薄肉キャビティ領域の壁厚に対する比の
2乗で除した商が2以下となる場合には、前記方法によ
って分離力が低減され得ることが確認された。これらの
比は、分離力低減が要求される鋳型キャビティの部分に
適用することができる。
これらの方法は、前記“発明の背景”の項で述べた従
来技術に反して、鋳型部分の引込み可能部や、複式ゲー
トや、キャビティ部分のコア部分に対する一時的接触
や、スロットル、弁あるいは縮小通路等の助けを借りる
ことなく、また補足的形状構成を用いることなく達成す
ることができる。しかしながら、本発明は、前記構成要
件の1つもしくは幾つかと結合して達成されないという
ことを意味するものではない。
本発明の方法は、積層壁部を有する製品の射出成形
に、特に好適である。この場合には、鋳型キャビティ
は、第1図および第2のプラスチック材料が射出される
際に前以て射出されたプラスチック製品を収容して、前
記壁部の1つが前記前以て射出されたプラスチック製品
を被覆するようにする。
本発明は、また、冷却キャビティを間に画定すると共
に分離線から分離されるコア部分とキャビティ部分とか
らなる鋳型キャビティ内で射出成形される積層壁部を有
する中空プラスチック製品の寸法を規制する方法を提供
し、この場合コア部分はキャビティ部分に対して安定性
を備え、そして鋳型キャビティ内には積層プラスチック
製品の初期層が前以て包囲されていると共に、さらに次
の工程、 (a)初期層を包囲する第1のプラスチック材料を鋳型
キャビティ内へ、初期層の一部領域のみが射出された第
1のプラスチック材料によって被覆されるように射出
し、 (b)射出された第1プラスチック材料を鋳型キャビテ
ィ内で冷却し、 (c)第1のプラスチック材料の射出に続き第2のプラ
スチック材料を鋳型キャビティ内へ射出するに際し、前
記領域の初期層と結合される冷却された射出第1プラス
チック材料が充分に固化されて、第2のプラスチック材
料の射出による移動を阻止することにより、コア部分を
キャビティ部分に対して安定となるようにし、これによ
り射出された第2のプラスチック材料を、鋳型キャビテ
ィ内にさらに充満して初期層をさらに被覆し、および (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
で冷却して積層製品を固化する、ことからなることを特
徴とする。なお、積層製品の寸法は、コア部分がキャビ
ティ部分に対して安定となる〔前記工程(c)〕ことに
より、確実に規制することができる。
本発明は、さらに冷却キャビティを間に画定すると共
に分離線から分離される第1鋳型部分と第2鋳型部分と
からなる鋳型のキャビティ内で射出成形される積層壁部
を有するプラスチック製品を製造するのに必要な、クラ
ンプ力を低減する方法を提供し、この場合、鋳型キャビ
ティ内には前以て積層プラスチック製品の初期層が包囲
されていると共に、さらに次の工程、 (a)初期層を包囲する第1のプラスチック材料を鋳型
キャビティ内へ、初期層の一部領域のみが射出された第
1のプラスチックによって被覆されるようにして射出
し、 (b)射出された第1プラスチック材料を鋳型キャビテ
ィ内で冷却し、 (c)第1のプラスチック材料の射出に続き第2のプラ
スチック材料を鋳型キャビティ内へ射出するに際し、鋳
型キャビティの前記部分における前記領域の初期層と結
合される冷却された射出第1プラスチック材料が充分に
固化されて、第1鋳型部分を第2鋳型部分から分離する
ように作用する第2プラスチック材料の射出による射出
圧力が初期層および第1プラスチック材料へ伝播される
のを阻止するようにし、これにより射出された第2のプ
ラスチック材料を鋳型キャビティ内へさらに充満して初
期層をさらに被覆し、および (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
で冷却して製品を固化する、ことからなることを特徴と
する。なお、第1および第2の鋳型部分間のクランプ力
は、第2のプラスチック材料の射出による前記両鋳型部
分間の分離作用力が、前以て固化されている第1のプラ
スチック材料の作用〔前記工程(c)〕力によって消去
されることにより、大幅に低減することができる。
本発明は、またさらに、鋳型キャビティを間に画定す
ると共に分離線から分離されるコア部分とキャビティ部
分とからなる鋳型のキャビティ内で射出成形される積層
壁部を有する中空プラスチック製品の寸法を規制する方
法を提供し、この場合、コア部分はキャビティ部分に対
して安定性を備え、そして下記の工程、 (a)第1のプラスチック材料を鋳型キャビティの一部
分のみに充填されるようにして鋳型キャビティ内に射出
し、 (b)射出された第1のプラスチック材料を鋳型キャビ
ティ内で冷却し、 (c)第1のプラスチック材料の射出に続き第2のプラ
スチック材料を鋳型キャビティ内へ射出するに際し、鋳
型キャビティの前記部分における冷却された射出第1プ
ラスチック材料が充分に固化されて、第2のプラスチッ
ク材料の射出による移動を阻止することにより、コア部
分をキャビティ部分に対して安定となるようにし、これ
により、射出された第2のプラスチック材料を鋳型キャ
ビティ内に充満し、 (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
で冷却して積層製品を固化し、および (e)初期層を第2の鋳型キャビティ内に包囲して第3
のプラスチック材料を第2の鋳型キャビティ内へ射出
し、これにより初期層を第3のプラスチック材料で被覆
し積層プラスチック製品を形成する、ことからなること
を特徴とする。
本発明は、また付加的に、冷却キャビティを間に画定
すると共に分離線から分離される第1鋳型部分と、第2
鋳型部分とからなる鋳型のキャビティ内で射出成形され
る積層壁部を有するプラスチック製品を製造するのに必
要な、クランプ力を低減する方法を提供し、ここでこの
方法は、その工程が、 (a)第1のプラスチック材料を鋳型キャビティの一部
分にのみ充填されるようにして鋳型キャビティ内へ射出
し、 (b)射出された第1のプラスチック材料を鋳型キャビ
ティ内で冷却し、 (c)第1のプラスチック材料の射出に続き第2のプラ
スチック材料を鋳型キャビティ内へ射出するに際し、鋳
型キャビティの前記部分における冷却された射出第1プ
ラスチック材料が充分に固化されて、第1鋳型部分を第
2鋳型部分から分離するよう作用する第2プラスチック
材料の射出による射出圧力が第1プラスチック材料へ伝
播されるのを阻止するようにし、これにより射出された
第2プラスチック材料を鋳型キャビティ内に充満し、 (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
で冷却して積層製品の初期層を形成し、および (e)初期層を第2鋳型キャビティ内に包囲して第3の
プラスチック材料を第2の鋳型キャビティ内へ射出し、
これにより初期層を第3のプラスチック材料で被覆して
積層プラスチック製品を形成する、ことからなることを
特徴とする。
次に、本発明の特徴をさらに、好適な実施例の説明に
関連して以下説明する。
〔図面の簡単な説明〕
図1は本発明の方法の好適な一実施例を達成するため
の鋳型の断面図である。
図2は図1に示す鋳型の2−2線に沿う断面図であ
る。
図3は図1に示す鋳型の3−3線に沿う断面図であ
る。
ここで図1の断面図は、図2のA−A線および図3の
B−B線に沿う断面を表わす。
図4は積層部を有する中空プラスチック製品を成形す
る本発明の方法の好適な一実施例を達成するための鋳型
の断面図である。
図5は図4に示す鋳型の5−5線に沿う断面図であ
る。
図6は図4に示す鋳型の6−6線に沿う断面図であ
る。
ここで、図4の断面図は、図5のC−C線および図6
のD−D線に沿う断面を表わす。
製品の図示される壁厚は、本発明をより良く示すため
に拡大されている。実際の壁厚は通常ずっと小さく、そ
れは、プラスチック材料の種類、プラスチック材料の温
度、鋳型温度、鋳型壁部材料の熱電導率、流動距離、射
出圧力およびその他の成形特性に依存する。
〔好適な実施例の説明〕
図1,2および3を参照すると、本発明の好適な実施例
が、キャビティ鋳型部分10とコア鋳型部分12とからなる
鋳型5から構成され、そしてその組付けられた状態が示
されている。鋳型5は、周側壁部(完全に成形された輪
郭は示されていないが)を有するプラスチック製品を形
成する鋳型キャビティ16を画定する。鋳型キャビティ16
は、底部領域17と側壁画定領域18とおよび底部領域17か
ら側壁画定領域18へ延在する流動通路19とを有する。
第1および第2の両射出プラスチック材料を冷却する
ために、冷却手段20,21および22が用いられる。溶融プ
ラスチック材料は、鋳型キャビティ16の底部領域17の中
心部に位置するゲート30を通して鋳型キャビティ16内へ
射出することができる。キャビティ部分10とコア部分12
とは分離線35から分離される。鋳型キャビティ16は軸線
40に沿って開放することができ、成形製品が放出され
る。
この好適な実施例の方法は次のようにして達成され
る。第1のプラスチック材料6,7,8,9が鋳型キャビティ1
6の一部分のみを充填するようにして鋳型キャビティ16
内へ射出され、次いで中断することなく第2のプラスチ
ック材料が射出される。第1のプラスチック材料は第2
のプラスチック材料と同じ化学成分を有する。
第1のプラスチック材料7の一部分が流動通路19間の
薄肉キャビティ領域37内で冷却された後に、第2のプラ
スチック材料が、前記プラスチック材料7が少なくとも
部分的に固化されかつ別の部分の第1プラスチック材料
6,8,9,は流動を保持されている状態で射出される。
前記少なくとも部分的に固化された第1のプラスチッ
ク部分は、薄肉キャビティ領域37の壁厚が非常に薄いの
で、第2のプラスチック材料が射出される前に極めて早
く冷却される。別の部分の第1プラスチック材料6,8,9
は、流動通路19の壁厚が比較的厚いので流動状態を保持
される。
第1のプラスチック材料6,7,8,9の射出に続いて、第
2のプラスチック材料がゲート30から鋳型キャビティ内
へ射出される。第2のプラスチック材料は、流動通路19
内の流動状態の第1のプラスチック材料を押しのけ、多
数の流動通路から鋳型キャビティ16内へ充填される。
薄肉キャビティ領域37内の前記少なくとも部分的に固
化された第1プラスチック材料7のある部分は充分に固
化されて、第2のプラスチック材料の射出に起因する移
動を阻止し、コア部分12をキャビティ部分10に対して安
定に支持する。
薄肉キャビティ領域37内の前記少なくとも部分的に固
化された第1プラスチック材料7のある部分は充分に固
化されて、また、コア鋳型部分12をキャビティ鋳型部分
10から分離するよう作用する第2のプラスチック材料の
射出に起因する、射出圧力の第1のプラスチック材料7
への伝播を阻止する。射出されたプラスチック材料は次
いで冷却され、完全に固化された製品に形成される。
第1のプラスチック材料は、分離線35を完全に被覆す
ることがなく、また鋳型キャビティ16を完全に充填する
ことがないようにして射出され、一方第2のプラスチッ
ク材料は、分離線35を完全に被覆すると共に鋳型キャビ
ティ16を完全に充填するようにして射出される。
一例をあげると、薄肉製品の薄肉キャビティ領域37内
の壁厚は0.15mmであり、プラスチック材料は温度300℃
のポリプロピレンもしくはポリスチレンであり、鋳型温
度は10℃であり、鋳型の熱伝導率は鋼と同じであり、流
動通路19内の側壁画定領域18の距離は約150mmであり、
流動通路19の相互間の間隔は約5mmであり、そして射出
圧力は2000バールである。
図4,5および6を参照すると、積層壁部を有する中空
プラスチック製品の成形に用いられる本発明の好適な実
施例が、キャビティ鋳型部分50とコア鋳型部分12とから
なる鋳型45から構成され、そしてその組付けられた状態
が示されている。鋳型45は、積層周側壁部(完全に成形
された輪郭は示されていない)を有するプラスチック製
品を形成する鋳型キャビティ56を画定する。積層製品の
初期層52は、鋳型キャビティ56のコア部分12上に包囲さ
れており、この初期層52は、図1,2および3を参照して
説明した本発明の前記実施例に従って形成されたもので
ある。
鋳型キャビティ56は、底部領域57と側壁画定領域58と
および底部領域57から側壁画定領域58へ延在する流動通
路59とを有する。
第1および第2の両射出プラスチック材料を冷却する
ために、冷却手段20′,21および22′が用いられる。溶
融プラスチック材料は、鋳型キャビティ56の底部領域57
中心部に位置するゲート70を通して鋳型キャビティ56内
へ射出することができる。キャビティ部分50とコア部分
12とは分離線75から分離される。鋳型キャビティ56は軸
線40に沿って開放することができ、成形製品が放出され
る。
この好適な実施例の方法は次のようにして達成され
る。第1のプラスチック材料46,47,48,49が鋳型キャビ
ティ56の一部分のみを充填するようにして鋳型キャビテ
ィ56内へ射出され、次いて中断することなく第2のプラ
スチック材料が射出される。第1のプラスチック材料は
第2のプラスチック材料と同じ化学成分を有する。初期
層52の領域のみが、図4に示されるように、第1のプラ
スチック材料46,47,48,49で被覆される。
第1のプラスチック材料47の一部分が流動通路59間の
キャビティ領域77内で冷却された後、第2のプラスチッ
ク材料が、前記プラスチック材料47が少なくとも部分的
に固化されかつ別の部分のプラスチック材料46,48,49は
流動を保持されている状態で射出される。
前記少なくとも部分的に固化された第1のプラスチッ
ク部分は、薄肉キャビティ領域77の壁厚が非常に薄いの
で、第2のプラスチック材料が射出される前に極めて早
く冷却される。別の部分の第1プラスチック材料46,48,
49は、流動通路59の壁厚が比較的厚いので流動状態を保
持される。
第1プラスチック材料46,47,48,49の射出に続いて、
第2のプラスチック材料がゲート70から鋳型キャビティ
56内へ射出される。第2のプラスチック材料は、流動通
路59内における流動状態の第1プラスチック材料を押し
のけ、多数の流動通路から鋳型キャビティ56内へ充填さ
れると共にさらに初期層52を被覆する。
薄肉キャビティ領域77内の前記少なくとも部分的に固
化された第1プラスチック材料47のある部分は充分に固
化されて充分に固化した初期層52部分と結合し、第2の
プラスチック材料の射出に起因する移動を阻止して、コ
ア部分12をキャビティ部分50に対して安定に支持する。
薄肉キャビティ領域77内の前記少なくとも部分的に固
化された第1プラスチック材料47のある部分は充分に固
化されて充分に固化した初期層52部分と結合し、コア鋳
型部分12をキャビティ鋳型部分50から分離するよう作用
する第2のプラスチック材料の射出に起因する、射出圧
力の第1のプラスチック材料47への伝播を同時に阻止す
る。射出されたプラスチック材料は次いで冷却され、完
全に固化された製品に形成される。
第1のプラスチック材料は、分離線75を完全に被覆す
ることがなく、また鋳型キャビティ56を完全に充填する
ことがないようにして射出され、一方第2のプラスチッ
ク材料は、分離線を完全に被覆すると共に鋳型キャビテ
ィ56を完全に充填するようにして射出される。
以上説明した本発明の殊に好適な実施例においては、
コアを操作する従来のある種の技術に反して、コア部分
および/もしくはキャビティ部分に引込み可能部を設け
て他方の鋳型部分に対して接触させることにより、プラ
スチック材料の連続射出の間、コア部分をキャビティ部
分に対して固定する必要がなく、鋳型部分によって画定
される鋳型キャビティの形状は、プラスチック材料の連
続射出の間変更することなく保持され、鋳型キャビティ
はこの鋳型キャビティを画定する鋳型部分を結合するこ
とにより形成されるが、この鋳型キャビティは底部領域
と側壁画定領域との間には何等のスロットルを有さず、
また、第2のプラスチック材料を鋳型キャビティ内に充
填するための1つあるいはそれ以上の流動経路を作りだ
すために、多数のゲートを用いる必要もない。
本発明の別の好適な実施例においては、第1のプラス
チック材料が1つ以上のゲートから鋳型キャビティ内へ
射出され、そして第2のプラスチック材料が同じゲート
から鋳型キャビティ内へ射出される。
本発明の方法が、製品に対する所要クランプ力の低減
のためにのみ用いられ、コア部分の操作のためには用い
られない場合には、本発明の方法は、コア部分およびキ
ャビティ部分を有しない鋳型内で達成することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−106860(JP,A) 米国特許4867672(US,A) 英国特許2138736(GB,A) 国際公開8805376(WO,A1) 国際公開8805404(WO,A1) 欧州公開100603(EP,A1)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コア部とキャビティ部とこれらの間に画成
    される鋳型キャビティとからなり分離線により分離され
    る鋳型のキャビティ内で射出成形される中空プラスチッ
    ク製品の寸法を制御する方法であって、コア部をキャビ
    ティ部に対して安定させることからなり、次の工程 (a)第1のプラスチック材料を鋳型キャビティ内へ射
    出して鋳型キャビティが部分的に充填されるようにし、 (b)射出された第1のプラスチック材料を鋳型キィビ
    ティ内で冷却し、 (c)第1のプラスチック材料の射出に続き第2のプラ
    スチック材料を鋳型キャビティ内へ射出することによ
    り、鋳型キャビティの前記部分においてコア部とキャビ
    ティ部との間に延在する冷却された射出第1プラスチッ
    ク材料が充分に固化されて第2のプラスチック材料の射
    出に伴うコア部のキャビティ部に対する移動を阻止して
    コア部をキャビティ部に対して安定化し、次いで射出さ
    れた第2のプラスチック材料で鋳型キャビティ内を充満
    し、さらに (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
    で冷却して製品を固化することを含み、 次の付加的な工程、すなわち 工程(a)が (e)第1のプラスチック材料の射出に続いて中断する
    ことなく第2のプラスチック材料を射出し、 工程(b)が (f)第1のプラスチック材料の一部分を冷却すること
    により、前記部分を少なくとも部分的に固化すると共に
    第1のプラスチック材料の他の部分は流動を保持し、 工程(c)が (g)第2のプラスチック材料の射出に際して前記第2
    のプラスチック材料が流動第1プラスチック材料の幾分
    かを変位させて第2のプラスチック材料の少なくとも1
    つの流動通路を設けることにより鋳型キャビティを充満
    し、さらに少なくとも部分的に固化された第1のプラス
    チック材料の幾分かがコア部をキャビティ部分に対して
    安定させることを含むこと、 からなることを特徴とする中空プラスチック製品の寸法
    を制御する方法。
  2. 【請求項2】分離線により分離される第1の鋳型部と第
    2の鋳型部とこれらの間に画成される鋳型キャビティと
    からなり、鋳型のキャビティ内で射出成形されるプラス
    チック製品を製造するのに必要なクランプ力を低減する
    方法からなり、次の工程 (a)第1のプラスチック材料を鋳型キャビティ内へ射
    出して鋳型キャビティが部分的に充填されるようにし、 (b)射出された第1のプラスチック材料を鋳型キャビ
    ティ内で冷却して、第1の鋳型部と第2の鋳型部との間
    に延在する鋳型キャビティ部内における第1のプラスチ
    ック材料の一部分を固化させ、 (c)第1のプラスチック材料の前記部分の固化に続き
    第2のプラスチック材料を圧力下で鋳型キャビティ内へ
    射出することにより、鋳型キャビティの前記部分におけ
    る冷却された射出第1プラスチック材料が第2のプラス
    チック材料の射出による射出圧力の伝播を阻止して、こ
    の第2のプラスチック材料の射出に際し、射出圧力のた
    めに第1および第2の鋳型が分離されようとする力に対
    抗するのに必要なクランプ力を低減し、射出された第2
    のプラスチック材料で鋳型キャビティ内を充満し、さら
    に (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
    において冷却して製品を固化することを含み、次の付加
    的な工程、すなわち 工程(a)が (e)第1のプラスチック材料の射出に続いて中断する
    ことなく第2のプラスチック材料を射出し、 工程(b)が (f)第1のプラスチック材料の一部分を冷却すること
    により、前記部分を少なくとも部分的に固化すると共に
    第1のプラスチック材料の他の部分は流動を保持し、 工程(c)が (g)第2のプラスチック材料を射出するに際して、前
    記第2のプラスチック材料が流動第1プラスチック材料
    の幾分かを変位させて第2のプラスチック材料の少なく
    とも1つの流動通路を設けることにより鋳型キャビティ
    を充満し、さらに少なくとも部分的に固化された第1の
    プラスチック材料の幾分かが第1の鋳型部を第2の鋳型
    部から分離するよう作用する射出圧力の伝播を阻止する
    ことを含むこと、 からなることを特徴とするプラスチック製品を製造する
    のに必要なクランプ力を低減する方法。
  3. 【請求項3】第2のプラスチック材料を鋳型キャビティ
    内へ充満するための少なくとも1つの流動通路を形成す
    るためにコア(第1)部分および/もしくはキャビティ
    (第2)部分にバイパス部を設けない請求の範囲1また
    は2記載の方法。
  4. 【請求項4】工程(a)が (h)第1のプラスチック材料を、この射出された第1
    プラスチック材料が分離線を完全に被覆しないようにし
    て射出し、さらに (i)第2のプラスチック材料を、この射出された第2
    プラスチック材料が鋳型キャビティを充満して分離線を
    完全に被覆するように射出すること、 からなる請求の範囲1または2記載の方法。
  5. 【請求項5】工程(f)が (h)第1のプラスチック材料の一部分を冷却して少な
    くとも部分的に固化することにより、この部分が比較的
    薄い壁厚さに成形し、 (i)第1のプラスチック材料の一部分を冷却して第1
    プラスチック材料の他の部分が固化することなく流動を
    保持するようにして、比較的厚い壁厚さで前記部分を成
    形することからなる請求の範囲1または2記載の方法。
  6. 【請求項6】第1のプラスチック材料は、第2のプラス
    チック材料と同一の化学成分を有する請求の範囲1また
    は2記載の方法。
  7. 【請求項7】第1のプラスチック材料は、少なくとも1
    つのゲートから鋳型キャビティ内へ射出され、そして第
    2のプラスチック材料は同じ少なくとも1つのゲートか
    ら鋳型キャビティ内へ射出される請求の範囲1または2
    記載の方法。
  8. 【請求項8】第2のプラスチック材料を鋳型キャビティ
    内へ充填する少なくとも1つの流動通路を構成するため
    の複数ゲートを構成しない請求の範囲1または2記載の
    方法。
  9. 【請求項9】成形サイクルの間、キャビティ部をコア部
    の鋳型キャビティ底部領域に隣接する自由端部に一時的
    に接触させないようにする請求の範囲1または2記載の
    方法。
  10. 【請求項10】鋳型キャビティのコア(第1)部とキャ
    ビティ(第2)部との間に、スロットル、弁および縮小
    通路を一切設けない請求の範囲1または2記載の方法。
  11. 【請求項11】射出成形中空プラスチック製品は積層壁
    部を有し、鋳型キャビティは、第1および第2のプラス
    チック材料が射出される際に前以て射出されたプラスチ
    ック製品を収容して、前記壁部の1つが前記前以て射出
    されたプラスチック製品を被覆するようにする請求の範
    囲1または2記載の方法。
  12. 【請求項12】鋳型キャビティを間に画定するコア部と
    キャビティ部とからなる鋳型のキャビティ内で射出成形
    される中空プラスチック製品の寸法を制御する方法であ
    って、次の工程 (a)第1のプラスチック材料を鋳型キャビティ内へ射
    出し、 (b)射出された第1のプラスチック材料を鋳型キャビ
    ティ内で冷却し、 (c)第1のプラスチック材料の射出に続き第2のプラ
    スチック材料を鋳型キャビティ内へ射出するに際し、冷
    却された射出第1プラスチック材料を充分に固化し、第
    2のプラスチック材料の射出によるコア部のキャビティ
    部に対する移動を阻止することによりコア部をキャビテ
    ィ部に対して安定するようにし、次いで射出された第2
    のプラスチック材料を鋳型キャビティ内に更に充填し、
    さらに (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
    で冷却して成形製品を固化することを含み、 工程(a)が (e)第1のプラスチック材料の射出に続いて中断する
    ことなく第2のプラスチック材料を射出することを含む
    こと、 からなることを特徴とする中空プラスチック製品の寸法
    を制御する方法。
  13. 【請求項13】分離線により分離される第1の鋳型部と
    第2の鋳型部とこれらの間に画成される鋳型キャビティ
    とからなり、鋳型のキャビティ内で射出成形されるプラ
    スチック製品を製造するのに必要なクランク力を低減す
    る方法からなり、次の工程 (a)第1のプラスチック材料を鋳型キャビティ内へ射
    出し、 (b)射出された第1のプラスチック材料を鋳型キャビ
    ティ内で冷却して、第1の鋳型部と第2の鋳型部との間
    に延在する鋳型キャビティ部内における第1のプラスチ
    ック材料の一部分を固化させ、 (c)第1のプラスチック材料の前記部分の固化に続き
    第2のプラスチック材料を圧力下で鋳型キャビティ内に
    射出することにより、冷却された射出第1プラスチック
    材料が第2のプラスチック材料の射出による射出圧力の
    伝播を阻止して、この第2のプラスチック材料の射出の
    間、射出圧力のために第1および第2の鋳型が分離され
    ようとする力に対抗するためのクランプ力を低減するよ
    うにし、次いで射出された第2のプラスチック材料を鋳
    型キャビティ内に更に充満し、および (d)射出されたプラスチック材料を鋳型キャビティ内
    において冷却して製品を固化することを含み、工程
    (a)が (e)第1のプラスチック材料の射出に続いて中断する
    ことなく第2のプラスチック材料を射出すること、 からなることを特徴とするプラスチック製品を製造する
    のに必要なクランプ力を低減する方法。
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