JP3154945B2 - 成形方法及び成形物 - Google Patents

成形方法及び成形物

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JP3154945B2 JP27730396A JP27730396A JP3154945B2 JP 3154945 B2 JP3154945 B2 JP 3154945B2 JP 27730396 A JP27730396 A JP 27730396A JP 27730396 A JP27730396 A JP 27730396A JP 3154945 B2 JP3154945 B2 JP 3154945B2
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molded
molding
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランナーに成形品
が取り付けられた形の成形物の成形方法とその成形物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の成形物の成形方法は、成形金型の
成形空間にランナー溝、ゲートを介して合成樹脂素材を
射出注入して成形する方法であり、この成形方法によっ
てランナーに薄い接続部を介して成形品が取り付けられ
た形の成形物が成形される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の成形方法及
びその方法によって成形される成形物は、ランナーの薄
い接続部を切断して成形品をランナーから切り離すが、
切断すると成形品にバリが形成された。バリは、成形品
の外観を悪くし、また成形品の取り付けに際し極めてじ
ゃまになるからやすりで削り落とす必要があった。この
削り落とす作業は、成形品の表面を傷付け易く、商品価
値を落としてしまうという問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み案出したもの
であって、ランナーの接続部を切断する作業と残ったバ
リを削り落とす作業を不要とした成形物とその成形方法
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る成形方法
は、上記課題を解決するため、下記の工程を有する。 (イ)第1の合成樹脂素材を用いて、ランナーと保持部
を一体成形する先の成形工程。 (ロ)前記保持部をインサートするようにして、前記第
1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹脂素材
で成形品を一体成形する後の成形工程。 (ハ)前記成形品より、前記保持部を引き抜くことによ
り、前記成形品と前記ランナーを分離する工程。
【0006】請求項2に係る成形方法は、上記課題を解
決するため、下記の工程を有する。 (イ)第1の合成樹脂素材を用いて、ランナーと保持部
を一体成形する先の成形工程。 (ロ)前記保持部をインサートするようにして、前記第
1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹脂素材
で成形品を一体成形する後の成形工程。 (ハ)前記成形品より、前記保持部を引き抜くことによ
り、前記成形品の表面上に前記保持部により形成された
穴を露出させる工程。
【0007】請求項3に係る成形方法は、上記課題を解
決するため、下記の工程を有する。 (イ)ランナーと、太軸部と太軸部の先端に設けられた
球状部とからなる保持部を第1の合成樹脂素材で一体成
形する先の成形工程。 (ロ)保持部の球状部をインサートするようにして、第
1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹脂素材
で成形品を一体成形する後の成形工程。
【0008】請求項4に係る成形方法は、上記課題を解
決するため、下記の工程を有する。 (イ)ランナーと湾曲した形状の保持部を第1の合成樹
脂素材で一体成形する先の成形工程。 (ロ)湾曲した形状の保持部をインサートするようにし
て、第1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹
脂素材で成形品を一体成形する後の成形工程。
【0009】請求項5に係る成形方法は、上記課題を解
決するため、下記の工程を有する。 (イ)ランナーと凹部を有する保持台を第1の合成樹脂
素材で一体成形する先の成形工程。 (ロ)保持台の凹部内に注入するようにして、第1の合
成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹脂素材で成形
品を一体成形する後の成形工程。
【0010】請求項6に係る成形物は、上記課題を解決
するため、下記の構成を有する。 (イ)第1の合成樹脂素材によって成形されたランナー
と保持部と、前記保持部をインサートするようにして、
前記第1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹
脂素材によって成形され、前記保持部により形成された
穴を有する成形品とからなること。 (ロ)前記成形品は、前記穴に引き抜き可能に嵌合した
前記保持部により支持されていること。
【0011】請求項7に係る成形物は、上記課題を解決
するため、下記の構成を有する。 (イ)第1の合成樹脂素材によって成形された、太軸部
と太軸部の先端に設けられた球状部とからなる保持部を
有するランナーと、保持部の球状部をインサートするよ
うにして第2の合成樹脂素材によって成形された成形品
とからなること。 (ロ)第2の合成樹脂素材は、第1の合成樹脂素材より
も融点の低い素材であること。
【0012】請求項8に係る成形物は、上記課題を解決
するため、下記の構成を有する。 (イ)第1の合成樹脂素材によって成形された湾曲した
形状の保持部を有するランナーと、湾曲した形状の保持
部をインサートするようにして第2の合成樹脂素材によ
って成形された成形品とからなること。 (ロ)第2の合成樹脂素材は、第1の合成樹脂素材より
も融点の低い素材であること。
【0013】請求項9に係る成形物は、上記課題を解決
するため、下記の構成を有する。 (イ)第1の合成樹脂素材によって成形された保持台を
有するランナーと、保持台の凹部内に一部が保持される
ようにして第2の合成樹脂素材によって成形された成形
品とからなること。 (ロ)第2の合成樹脂素材は、第1の合成樹脂素材より
も融点の低い素材であること。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に係る成形方法の実施の
形態を図1,2に基づいて説明する。先の成形工程にお
いて、第1の合成樹脂素材Aを用いて、ランナー5と保
持部3を一体成形する。後の成形工程において、前記
持部3をインサートするようにして、前記第1の合成樹
脂素材Aよりも融点の低い第2の合成樹脂素材Bで成形
品7を一体成形する。次の工程において、前記成形品7
より、前記保持部3を引き抜くことにより、前記成形品
7と前記ランナー5を分離する。
【0015】請求項2に係る成形方法の実施の形態を図
1,2に基づいて説明する。先の成形工程において、
1の合成樹脂素材Aを用いて、ランナー5と保持部3を
一体成形する。後の成形工程において、前記保持部3を
インサートするようにして、前記第1の合成樹脂素材A
よりも融点の低い第2の合成樹脂素材Bで成形品7を一
体成形する。次の工程において、前記成形品7より、前
記保持部3を引き抜くことにより、前記成形品7の表面
上に前記保持部3により形成された穴7aを露出させ
る。
【0016】上記請求項1又は2の成形方法によって、
請求項6の成形物1が成形される。この成形物1は、第
1の合成樹脂素材Aによって成形されたランナー5と保
持部3と、前記保持部3をインサートするようにして、
前記第1の合成樹脂素材Aよりも融点の低い第2の合成
樹脂素材Bによって成形され、前記保持部3により形成
された穴7aを有する成形品7とからなる。前記成形品
7は、前記穴7aに引き抜き可能に嵌合した前記保持部
3により支持されている。
【0017】第2の合成樹脂素材Bは、第1の合成樹脂
素材Aよりも融点の低い素材である。従って、成形品7
は、保持部3に溶着しないので、保持部3から簡単に
離することができる。成形品7は、保持部3が引き抜か
れた形となり、後に穴7aが露出することになる。この
穴7aを利用して、靴、帽子、上着、ズボン、防護服、
プロテクター等を装着させることができる。
【0018】請求項3に係る成形方法の実施の形態を図
3乃至図7に基づいて説明する。先の成形工程におい
て、ランナー15と、太軸部14bと太軸部14bの先
端に設けられた球状部14aとからなる保持部14を第
1の合成樹脂素材Aで一体成形する。後の成形工程にお
いて、保持部14の球状部14aをインサートするよう
にして、第1の合成樹脂素材Aよりも融点の低い第2の
合成樹脂素材Bで成形品17を一体成形する。
【0019】上記請求項3の成形方法によって、請求項
7の成形物11が成形される。請求項7に係る成形物1
1は、第1の合成樹脂素材Aによって成形された、太軸
部14bと太軸部14bの先端に設けられた球状部14
aとからなる保持部14を有するランナー15と、保持
部14の球状部14aをインサートするようにして第2
の合成樹脂素材Bによって成形された成形品17とから
なる。第2の合成樹脂素材Bは、第1の合成樹脂素材A
よりも融点の低い素材である。
【0020】なお、先の成形工程において、ランナー1
5と保持部13,14を第1の合成樹脂素材Aで一体成
しても良い。保持部13は、前記実施の形態と同様
に、ランナー15と同じ太さで軸状に成形する。保持部
14は、図5に示すように、ランナー15より太い太軸
部14bと太軸部14bの先端に球状部14aが設けら
れるように成形する。後の成形工程において、図3に示
すように、保持部13を足の裏側に、球状部14aを脚
部の上部にインサートするようにして、第1の合成樹脂
素材Aよりも融点の低い第2の合成樹脂素材Bで、脚状
の成形品17を一体成形する。
【0021】上記成形方法によって、成形物11が成形
される。この成形物11は、第1の合成樹脂素材Aによ
って成形された保持部13,14を有するランナー15
と、保持部13を足の裏にインサートし、保持部14の
球状部14aを脚部の上部にインサートするようにして
第2の合成樹脂素材Bによって成形された成形品17と
からなる。第2の合成樹脂素材Bは、第1の合成樹脂素
材Aよりも融点の低い素材である。従って、成形品17
は、保持部13,14に溶着しないので、保持部13,
14から簡単に外すことができる。成形品17は、保持
部13,14が引き抜かれた形となり、後に穴18,1
9が残ることになる。
【0022】保持部13が引き抜かれて形成された足の
裏の穴18には、図6に示すように、靴71の係合突起
72を差し込んで、足に靴71を固定させることができ
る。保持部14が引き抜かれて形成された脚部上部の穴
19は、図7に示すように、球状部14aによって形成
された球状穴19aと、太軸部14bによって形成され
た開口19bとからなっている。この開口19bを通し
て、人形玩具の股関節73のボールジョイント73aを
球状穴19aに装着すれば、人形玩具に脚状の成形品1
7を容易に装着することができる。
【0023】請求項4に係る成形方法の実施の形態を図
8乃至図11に基づいて説明する。先の成形工程におい
て、ランナー25と湾曲した形状の保持部24を第1の
合成樹脂素材Aで一体成形する。後の成形工程におい
て、湾曲した形状の保持部24をインサートするように
して、第1の合成樹脂素材Aよりも融点の低い第2の合
成樹脂素材Bで成形品27を一体成形する。
【0024】上記請求項4の成形方法によって、請求項
8の成形物21が成形される。請求項8に係る成形物2
1は、第1の合成樹脂素材Aによって成形された湾曲し
た形状の保持部24を有するランナー25と、湾曲した
形状の保持部24をインサートするようにして第2の合
成樹脂素材Bによって成形された成形品27とからな
る。第2の合成樹脂素材Bは、第1の合成樹脂素材Aよ
りも融点の低い素材である。
【0025】なお、先の成形工程において、ランナー2
5と保持部23,24を第1の合成樹脂素材Aで一体成
しても良い。保持部23は、上記実施の形態と同様
に、ランナー25と同じ太さで軸状に成形する。保持部
24は、図10に示すように、湾曲した形状に成形す
る。後の成形工程において、図8に示すように、保持部
23を足の裏側に、保持部24を脚部の上部にインサー
トするようにして、第1の合成樹脂素材Aよりも融点の
低い第2の合成樹脂素材Bで、脚状の成形品27を一体
成形する。
【0026】上記成形方法によって、成形物21が成形
される。この成形物21は、第1の合成樹脂素材Aによ
って成形された保持部23,24を有するランナー25
と、保持部23を足の裏にインサートし、保持部24を
脚部の上部にインサートするようにして第2の合成樹脂
素材Bによって成形された成形品27とからなる。第2
の合成樹脂素材Bは、第1の合成樹脂素材Aよりも融点
の低い素材である。従って、成形品27は、保持部2
3,24に溶着しないので、保持部23,24から簡単
に外すことができる。成形品27は、保持部23,24
が引き抜かれた形となり、後に穴28,溝29が残るこ
とになる。
【0027】保持部23が引き抜かれて形成された足の
裏の穴28には、図6に示すように、靴71の係合突起
72を差し込んで、足に靴71を固定させることができ
る。保持部24が引き抜かれて形成された脚部上部の溝
29は、図11に示すように、人形玩具の股部に形成さ
れた湾曲状の係合突起75に嵌め込んで、人形玩具に脚
状の成形品27を容易に装着することができる。なお、
図9に示すように、ランナー25に薄肉部25aを形成
しておけば、その薄肉部25aを切り離すことによって
ランナー25を簡単に分離することができ、成形品27
をより簡単にランナー25から取り外すことができる。
【0028】請求項5に係る成形方法の実施の形態を図
12,13に基づいて説明する。先の成形工程におい
て、ランナー35と凹部33aを有する保持台33を第
1の合成樹脂素材Aで一体成形する。後の成形工程にお
いて、保持台33の凹部33a内に注入するようにし
て、第1の合成樹脂素材Aよりも融点の低い第2の合成
樹脂素材Bで成形品37を一体成形する。
【0029】上記請求項5の成形方法によって、請求項
9の成形物31が成形される。この成形物31は、第1
の合成樹脂素材Aによって成形された保持台33を有す
るランナー35と、保持台33の凹部33a内に一部が
保持されるようにして第2の合成樹脂素材Bによって成
形された成形品37とからなる。第2の合成樹脂素材B
は、第1の合成樹脂素材Aよりも融点の低い素材であ
る。成形品37は、保持台33に溶着しないので、保持
台33から簡単に外すことができる。成形品37は、保
持台33の凹部33aから引き離された形となるが、後
は全く残ることがない。保持台33の凹部33aによっ
て、成形品37の一部が保持されるとともに、その一部
が成形されるから、保持台33は雌型にもなる。
【0030】
【実施例】以下、成形物1を成形する成形装置の実施例
を図14乃至図17に基づいて説明する。101は成形
装置であって、移動金型本体103と固定金型本体10
5とで構成されている。移動金型本体103は、公知の
射出成形装置の移動側に取り付けられる。固定金型本体
105は、射出成形装置の固定側に取り付けられる。
【0031】移動金型本体103の略中心には、これを
貫通するようにして回転軸107が回動自在かつ軸方向
に摺動可能に設けられている。この回転軸107の前端
には突出軸107aが形成され、この突出軸107aに
は回転台109が固定して取り付けられている。
【0032】移動金型本体103の表面103aには、
図17に示すように、回転軸107を中心にして対称に
保持部3を成形するための第1の移動側駒体111と、
成形品7を成形するための第2の移動側駒体113がボ
ルト等によって固定して取り付けられている。これらの
駒体111,113は、後述する成形凹部の形状を除
き、同一寸法で形成されている。
【0033】前記回転台109は、裏面109bが移動
金型本体103の表面103aに接合可能であり、これ
の所定位置に前記駒体111,113を密に嵌合する貫
通孔115,117が設けられている。この貫通孔11
5,117の夫々に前記駒体111,113が嵌合可能
となっている。
【0034】移動金型本体103内には、前部空室11
9及び後部空室121が設けられている。後部空室12
1内には、第1のベース123がガイドピン125に沿
って摺動自在に設けられている。この第1のベース12
3には、前記回転軸107の後部が回動自在に取り付け
られている。また、第1のベース123には、移動金型
本体103内を貫通して前記回転台109の裏面109
bを押し上げる押し上げ軸127の後端が固定して取り
付けられている。
【0035】前部空室119内には、第2のベース12
9が前後移動可能に設けられている。第2のベース12
9には、成形品7、ランナー5を前方に突き出す突き出
しピン131・・・の後端が固定して取り付けられてい
る。この第2のベース129は、後部空室121内に設
けられた一対の油圧シリンダ133の駆動軸135の先
端に取り付けられている。この一対の油圧シリンダ13
3は、第1のベース123に設けられた孔137に挿入
され、かつ後部空室121上部に設けられた隙間部13
9内に配置されている。
【0036】移動金型本体103内の略中間部には、中
間空室141が形成されている。この中間空室141内
には、前記回転軸107に図示しないスプラインキーを
介して取り付けられた平歯車143が設けられている。
この平歯車143は、ラック145と噛み合うようにな
っている。このラック145は移動金型本体103に固
定して取り付けられる油圧シリンダ(図示せず)の駆動
ロッドに取り付けられている。
【0037】固定金型本体105の移動金型本体103
側表面147には、前記第1の移動側駒体111と対を
なし、これと接合して一次成形型81を形成する第1の
固定側駒体151と、第2の移動側駒体113と対をな
し、これと接合して二次成形型83を形成する第2の固
定側駒体153が埋め込まれている。
【0038】第1の移動側駒体111の表面には、図1
7に示すように、保持部3を成形する第1の移動側凹部
161が形成され、第1の固定側駒体151の表面に
も、第1の固定側凹部163が形成されている。上記し
たように第1の移動側駒体111と第1の固定側駒体1
51とが接合すると、一次成形型81が形成される。こ
の一次成形型81内に第1の移動側凹部161と第1の
固定側凹部163によって一次成形空間165が形成さ
れ、この一次成形空間165によって保持部3が成形さ
れる。
【0039】回転台109の表面109aであって、第
1の移動側駒体111の周囲には、前記第1の移動側凹
部161と連通するランナー溝167が形成されてい
る。このランナー溝167は、ランナー溝169を介し
て、回転軸107の後端から前端に向かって形成された
素材流通孔171と連通するようになっている。
【0040】第2の移動側駒体113の表面には、第2
の移動側凹部173が形成され、第2の固定側駒体15
3には第2の固定側凹部175が形成されている。前記
したように第2の移動側駒体113と第2の固定側駒体
153とが接合すると二次成形型83が形成される。こ
の二次成形型83内に、第2の移動側凹部173と第2
の固定側凹部175によって、二次成形空間177が形
成され、この二次成形空間177によって、成形品7が
成形される。
【0041】上記二次成形空間177には、一次成形型
81によって成形された保持部3を載置固定するための
固定空間179が形成されている。さらに、固定金型本
体105の表面147には、ランナー溝167によって
成形されたランナー5を載置固定するためのランナー固
定溝181が形成されている。
【0042】第2の固定側駒体153の表面には、上述
した二次成形空間177に第2の移動側駒体113に形
成されたトンネルゲート183を介して第2の合成樹脂
素材Bを流し込むためのランナー溝185が形成されて
いる。このランナー溝185は、固定金型本体105に
取り付けられる射出成形装置の射出ユニット(図示せ
ず)に連通するようになっている。
【0043】上記実施例に係る成形装置101は、以下
のように使用される。射出成形装置の移動側に移動金型
本体103を固定して取り付け、射出成形装置の固定側
に固定金型本体105を固定して取り付けられる。次に
移動金型本体103の回転軸107後端に射出成形装置
の射出ノズル(図示せず)を連結し、さらにランナー溝
185に連通するように固定金型本体105に射出成形
装置の図示しない射出ユニットを接続する。
【0044】射出成形装置を駆動し、図14に示すよう
に、移動金型本体103を固定金型本体105に接合す
る。第1の移動側駒体111が第1の固定側駒体151
に接合して一次成形型81を形成し、第2の移動側駒体
113が第2の固定側駒体153に接合して二次成形型
83を形成する。
【0045】この状態で、射出ノズルから第1の合成樹
脂素材Aを射出すると、この第1の合成樹脂素材Aは、
回転軸107の素材流通孔171、回転台109のラン
ナー溝169、ランナー溝167を通って、一次成形型
81の一次成形空間165に流入する。その結果、ラン
ナー溝169によってランナー187が成形され、ラン
ナー溝167によってランナー5が成形され、一次成形
空間165によって保持部3が成形される。
【0046】射出成形装置を駆動して、図15に示すよ
うに、移動金型本体103を固定金型本体105から離
すと、ランナー187,5、保持部3が移動金型本体1
03に付着した状態になっている。油圧シリンダ133
の駆動軸135を作動させて第2のベース129を前方
に移動させると、複数の突き出しピン131・・・が前
方に突出する。この複数の突き出しピン131・・・の
内の一部が、図15に示すように、ランナー187を押
し出す。二次成形型83においても同様に後記成形物1
等が突き出しピン131・・・によって押し出される。
【0047】油圧シリンダ133の駆動軸135を作動
させて第2のベース129を元の位置に復帰させ、突き
出しピン131・・・を引っ込めた後、図16に示すよ
うに、第1のベース123を前方に移動させる。回転軸
107及び押し上げ軸127が回転台109を前方に押
し出す。回転台109には、ランナー5が付着してい
る。
【0048】図示しない油圧シリンダを作動させてラッ
ク145を動かし、平歯車143、回転軸107を介し
て回転台109を略180度回転させ、第1のベース1
23を元の位置に戻すと、前記保持部3が第2の移動側
駒体113の第2の移動側凹部173上に載置される。
【0049】射出成形装置を駆動して、図14に示すよ
うに、移動金型本体103を固定金型本体105に接合
する。第1の移動側駒体111が第1の固定側駒体15
1に接合して一次成形型81を形成し、第2の移動側駒
体113が第2の固定側駒体153に接合して二次成形
型83を形成する。二次成形型83の二次成形空間17
7内に保持部3が配置される。ランナー5が第2の固定
側駒体153側のランナー固定溝181に固定される。
【0050】射出成形装置の図示しない射出ユニットか
ら一次成形時の第1の合成樹脂素材Aよりも融点の低い
第2の合成樹脂素材Bを射出すると、第2の合成樹脂素
材Bは、ランナー溝185、トンネルゲート183を通
って二次成形空間177に流入する。その結果、ランナ
ー溝185によってランナー189が成形され、二次成
形空間177によって成形品7が成形される。このよう
にして、二次成形型83において、ランナー5の保持部
3をインサートした形の成形品7が成形される。なお、
同時に一次成形型81においてランナー5と保持部3が
成形される。
【0051】射出成形装置を駆動して、図15に示すよ
うに、移動金型本体103を固定金型本体105から離
すと、ランナー189,5、保持部3、成形品7が移動
金型本体103に付着した状態になっている。油圧シリ
ンダ133の駆動軸135を作動させて第2のベース1
29を前方に移動させると、複数の突き出しピン131
・・・が前方に突出する。この複数の突き出しピン13
1・・・が、ランナー189,5、保持部3、成形品7
を押し出す。ランナー189と成形品7は、トンネルゲ
ート183によって接続されているので、ランナー18
9が押し出されると、トンネルゲート183によって切
断される。このようにして、成形物1は、成形され、押
し出される。
【0052】以下、成形物31を成形する成形装置の実
施例を図18乃至図20に基づいて説明する。この成形
装置201は、回転台209と駒体を除き、前記実施例
の成形装置101と同じであるので、共通部分の説明を
省略する。
【0053】移動金型本体103の表面103aには、
図18に示すように、回転軸107を中心にして対称に
保持台33を成形するための第1の移動側駒体211
と、成形品37を成形するための第2の移動側駒体21
3がボルト等によって固定して取り付けられている。こ
れらの駒体211,213は、後述する成形凹部の形状
を除き、同一寸法で形成されている。
【0054】前記回転台209は、裏面209bが移動
金型本体103の表面103aに接合可能であり、これ
の所定位置に前記駒体211,213を密に嵌合する貫
通孔215,217が設けられている。この貫通孔21
5,217の夫々に前記駒体211,213が嵌合可能
となっている。
【0055】固定金型本体105の移動金型本体103
側表面147には、図19に示すように、前記第1の移
動側駒体211と対をなし、これと接合して一次成形型
282を形成する第1の固定側駒体251と、図20に
示すように、第2の移動側駒体213と対をなし、これ
と接合して二次成形型284を形成する第2の固定側駒
体253が埋め込まれている。
【0056】第1の移動側駒体211の表面には、図1
8に示すように、保持台33を成形する第1の移動側凹
部261が形成され、第1の固定側駒体251の表面に
は、第1の固定側凸部263が形成されている。上記し
たように第1の移動側駒体211と第1の固定側駒体2
51とが接合すると、一次成形型282が形成される。
この一次成形型282内に第1の移動側凹部261と第
1の固定側凸部263によって一次成形空間265が形
成され、この一次成形空間265によって凹部33aを
有する保持台33が成形される。
【0057】回転台209の表面209aであって、第
1の移動側駒体211の周囲には、前記第1の移動側凹
部261と連通するランナー溝267が形成されてい
る。このランナー溝267は、ランナー溝269を介し
て、回転軸107の後端から前端に向かって形成された
素材流通孔171と連通するようになっている。
【0058】第2の移動側駒体213の表面には、第2
の移動側凹部273が形成され、第2の固定側駒体25
3には第2の固定側凹部275が形成されている。前記
したように第2の移動側駒体213と第2の固定側駒体
253とが接合すると二次成形型284が形成される。
この二次成形型284内に、第2の移動側凹部273と
第2の固定側凹部275によって、二次成形空間277
が形成され、この二次成形空間277によって、成形品
37が成形される。
【0059】上記二次成形空間277には、一次成形型
282によって成形された保持台33を載置固定するた
めの固定凹部279が形成されている。さらに、固定金
型本体105の表面147には、ランナー溝267によ
って成形されたランナー35を載置固定するためのラン
ナー固定溝281が形成されている。
【0060】第2の固定側駒体253の表面には、上述
した二次成形空間277に第2の移動側駒体213に形
成されたトンネルゲート283を介して第2の合成樹脂
素材Bを流し込むためのランナー溝285が形成されて
いる。このランナー溝285は、固定金型本体105に
取り付けられる射出成形装置の射出ユニット(図示せ
ず)に連通するようになっている。
【0061】上記実施例に係る成形装置201は、以下
のように使用される。射出成形装置の移動側に移動金型
本体103を固定して取り付け、射出成形装置の固定側
に固定金型本体105を固定して取り付けられる。次に
移動金型本体103の回転軸107後端に射出成形装置
の射出ノズル(図示せず)を連結し、さらにランナー溝
285に連通するように固定金型本体105に射出成形
装置の図示しない射出ユニットを接続する。
【0062】射出成形装置を駆動し、図14に示すよう
に、移動金型本体103を固定金型本体105に接合す
る。第1の移動側駒体211が第1の固定側駒体251
に接合して一次成形型282を形成し、第2の移動側駒
体213が第2の固定側駒体253に接合して二次成形
型284を形成する。
【0063】この状態で、射出ノズルから第1の合成樹
脂素材Aを射出すると、この第1の合成樹脂素材Aは、
回転軸107の素材流通孔171、回転台209のラン
ナー溝269、ランナー溝267を通って、一次成形型
282の一次成形空間265に流入する。その結果、ラ
ンナー溝269によってランナー287が成形され、ラ
ンナー溝267によってランナー35が成形され、一次
成形空間265によって保持台33が成形される。
【0064】射出成形装置を駆動して、図15に示すよ
うに、移動金型本体103を固定金型本体105から離
すと、ランナー287,35、保持台33が移動金型本
体103に付着した状態になっている。油圧シリンダ1
33の駆動軸135を作動させて第2のベース129を
前方に移動させると、複数の突き出しピン131・・・
が前方に突出する。この複数の突き出しピン131・・
・の内の一部が、図15に示すように、ランナー287
を押し出す。二次成形型284においても同様に後記成
形物31等が突き出しピン131・・・によって押し出
される。
【0065】油圧シリンダ133の駆動軸135を作動
させて第2のベース129を元の位置に復帰させ、突き
出しピン131・・・を引っ込めた後、図16に示すよ
うに、第1のベース123を前方に移動させる。回転軸
107及び押し上げ軸127が回転台209を前方に押
し出す。回転台209には、ランナー35が付着してい
る。
【0066】図示しない油圧シリンダを作動させてラッ
ク145を動かし、平歯車143、回転軸107を介し
て回転台109を略180度回転させ、第1のベース1
23を元の位置に戻すと、前記保持台33が第2の移動
側駒体213の第2の移動側凹部273の固定凹部27
9に載置される。
【0067】射出成形装置を駆動して、図14に示すよ
うに、移動金型本体103を固定金型本体105に接合
する。第1の移動側駒体211が第1の固定側駒体25
1に接合して一次成形型282を形成し、第2の移動側
駒体213が第2の固定側駒体253に接合して二次成
形型284を形成する。二次成形型284の二次成形空
間277内に保持台33が配置される。ランナー35が
第2の固定側駒体253側のランナー固定溝281に固
定される。
【0068】射出成形装置の図示しない射出ユニットか
ら一次成形時の第1の合成樹脂素材Aよりも融点の低い
第2の合成樹脂素材Bを射出すると、第2の合成樹脂素
材Bは、ランナー溝285、トンネルゲート283を通
って二次成形空間277に流入する。その結果、ランナ
ー溝285によってランナー289が成形され、二次成
形空間277によって成形品37が成形される。このよ
うにして、二次成形型284において、ランナー35の
保持台33の凹部33a内に注入した形の成形品37が
成形される。なお、同時に一次成形型282においてラ
ンナー35と保持台33が成形される。
【0069】射出成形装置を駆動して、図15に示すよ
うに、移動金型本体103を固定金型本体105から離
すと、ランナー289,35、保持台33、成形品37
が移動金型本体103に付着した状態になっている。油
圧シリンダ133の駆動軸135を作動させて第2のベ
ース129を前方に移動させると、複数の突き出しピン
131・・・が前方に突出する。この複数の突き出しピ
ン131・・・が、ランナー289,35、保持台3
3、成形品37を押し出す。ランナー289と成形品3
7は、トンネルゲート283によって接続されているの
で、ランナー289が押し出されると、トンネルゲート
283によって切断される。このようにして、成形物3
1は、成形され押し出される。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願請求項
1、2記載の成形方法により成形される請求項6記載の
成形物は、ランナーの保持部を成形品が溶着することな
くインサートした形で、ランナーに成形品が取り付けら
れているので、成形品をランナーから簡単に取り外すこ
とができ、従来のように切断してからバリ取り作業をす
るという手間を省くことが出来るという効果がある。
【0071】本願請求項3記載の成形方法により成形さ
れる請求項7記載の成形物は、上記効果に加えて、ラン
ナーの保持部の太軸部と球状部を引き抜くことによって
形成される成形品の開口と球状穴を利用して、ボールジ
ョイントを備えた部品を取り付けたり、取り付けられた
りすることができるという効果がある。
【0072】本願請求項4記載の成形方法により成形さ
れる請求項8記載の成形物は、上記効果に加えて、ラン
ナーの湾曲した形状の保持部を引き抜くことによって形
成される成形品の湾曲した形状の溝を利用して、湾曲状
の係合突起を備えた部品を取り付けたり、取り付けられ
たりすることができるという効果がある。
【0073】本願請求項5記載の成形方法により成形さ
れる請求項9記載の成形物は、ランナーの保持台に成形
品が溶着することなく取り付けられているので、成形品
を保持台から簡単に取り外すことができ、穴等の跡が残
らないという効果がある。また、成形される保持台の凹
部が雌型となるので、保持台の凹部の形状をいろいろ変
えて、成形品の外観を変えることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る成形物の全体正面図で
ある。
【図2】図1の全体側面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る成形物の全体正面図
である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】上記成形物の一部省略した正面図である。
【図6】成形品の使用説明図である。
【図7】成形品の使用説明図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る成形物の全体正面図
である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】上記成形物の一部省略した正面図である。
【図11】上記成形品の使用説明図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る成形物の全体正面
図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】成形物を成形するための成形装置を示す全体
断面図である。
【図15】上記成形装置を開いた状態の一部省略した全
体側面図である。
【図16】上記成形装置の動きを説明する一部省略した
全体側面図である。
【図17】図1の成形物を成形するための成形装置の平
面図である。
【図18】図12の成形物を成形するための成形装置の
平面図である。
【図19】図18のA−A断面図である。
【図20】図18のB−B断面図である。
【符号の説明】
A 第1の合成樹脂素材 B 第2の合成樹脂素材 1 成形物 3 保持部 5 ランナー 7 成形品 7a 穴 11 成形物 13 保持部 14 保持部 14a 球状部 14b 太軸部 15 ランナー 17 成形品 18 穴 19 穴 19a 球状穴 19b 開口 23 保持部 24 保持部 25 ランナー 25a 薄肉部 27 成形品 28 穴 29 溝 31 成形物 33 保持台 33a 凹部 35 ランナー 37 成形品 71 靴 72 係合突起 73 股関節 73a ボールジョイント 75 係合突起 81 一次成形型 83 二次成形型 101 成形装置 103 移動金型本体 103a 表面 105 固定金型本体 107 回転軸 107a 突出軸 109 回転台 109a 表面 109b 裏面 111 第1の移動側駒体 113 第2の移動側駒体 115 貫通孔 117 貫通孔 119 前部空室 121 後部空室 123 第1のベース 125 ガイドピン 127 押し上げ軸 129 第2のベース 131 突き出しピン 133 油圧シリンダ 135 駆動軸 137 孔 139 隙間部 141 中間空室 143 平歯車 145 ラック 147 表面 151 第1の固定側駒体 153 第2の固定側駒体 161 第1の移動側凹部 163 第1の固定側凹部 165 一次成形空間 167 ランナー溝 169 ランナー溝 171 素材流通孔 173 第2の移動側凹部 175 第2の固定側凹部 177 二次成形空間 179 固定空間 181 ランナー固定溝 183 トンネルゲート 185 ランナー溝 187 ランナー 189 ランナー 201 成形装置 209 回転台 209a 表面 209b 裏面 211 第1の移動側駒体 213 第2の移動側駒体 215 貫通孔 217 貫通孔 251 第1の固定側駒体 253 第2の固定側駒体 261 第1の移動側凹部 263 第1の固定側凸部 265 一次成形空間 267 ランナー溝 269 ランナー溝 273 第2の移動側凹部 275 第2の固定側凹部 277 二次成形空間 279 固定凹部 281 ランナー固定溝 282 一次成形型 283 トンネルゲート 284 二次成形型 285 ランナー溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−128719(JP,A) 特開 昭62−50109(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/14 B29C 45/16

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程からなることを特徴とする成
    形方法。 (イ)第1の合成樹脂素材を用いて、ランナーと保持部
    を一体成形する先の成形工程。 (ロ)前記保持部をインサートするようにして、前記第
    1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹脂素材
    で成形品を一体成形する後の成形工程。 (ハ)前記成形品より、前記保持部を引き抜くことによ
    り、前記成形品と前記ランナーを分離する工程。
  2. 【請求項2】 下記の工程からなることを特徴とする成
    形方法。 (イ)第1の合成樹脂素材を用いて、ランナーと保持部
    を一体成形する先の成形工程。 (ロ)前記保持部をインサートするようにして、前記第
    1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹脂素材
    で成形品を一体成形する後の成形工程。 (ハ)前記成形品より、前記保持部を引き抜くことによ
    り、前記成形品の表面上に前記保持部により形成された
    穴を露出させる工程。
  3. 【請求項3】 下記の工程からなることを特徴とする成
    形方法。 (イ)ランナーと、太軸部と太軸部の先端に設けられた
    球状部とからなる保持部を第1の合成樹脂素材で一体成
    形する先の成形工程。 (ロ)保持部の球状部をインサートするようにして、第
    1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹脂素材
    で成形品を一体成形する後の成形工程。
  4. 【請求項4】 下記の工程からなることを特徴とする成
    形方法。 (イ)ランナーと湾曲した形状の保持部を第1の合成樹
    脂素材で一体成形する先の成形工程。 (ロ)湾曲した形状の保持部をインサートするようにし
    て、第1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹
    脂素材で成形品を一体成形する後の成形工程。
  5. 【請求項5】 下記の工程からなることを特徴とする成
    形方法。 (イ)ランナーと凹部を有する保持台を第1の合成樹脂
    素材で一体成形する先の成形工程。 (ロ)保持台の凹部内に注入するようにして、第1の合
    成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹脂素材で成形
    品を一体成形する後の成形工程。
  6. 【請求項6】 下記の要件を備えたことを特徴とする成
    形物。 (イ)第1の合成樹脂素材によって成形されたランナー
    と保持部と、前記保持部をインサートするようにして、
    前記第1の合成樹脂素材よりも融点の低い第2の合成樹
    脂素材によって成形され、前記保持部により形成された
    穴を有する成形品とからなること。 (ロ)前記成形品は、前記穴に引き抜き可能に嵌合した
    前記保持部により支持されていること。
  7. 【請求項7】 下記の要件を備えたことを特徴とする成
    形物。 (イ)第1の合成樹脂素材によって成形された、太軸部
    と太軸部の先端に設けられた球状部とからなる保持部を
    有するランナーと、保持部の球状部をインサートするよ
    うにして第2の合成樹脂素材によって成形された成形品
    とからなること。 (ロ)第2の合成樹脂素材は、第1の合成樹脂素材より
    も融点の低い素材であること。
  8. 【請求項8】 下記の要件を備えたことを特徴とする成
    形物。 (イ)第1の合成樹脂素材によって成形された湾曲した
    形状の保持部を有するランナーと、湾曲した形状の保持
    部をインサートするようにして第2の合成樹脂素材によ
    って成形された成形品とからなること。 (ロ)第2の合成樹脂素材は、第1の合成樹脂素材より
    も融点の低い素材であること。
  9. 【請求項9】 下記の要件を備えたことを特徴とする成
    形物。 (イ)第1の合成樹脂素材によって成形された保持台を
    有するランナーと、保持台の凹部内に一部が保持される
    ようにして第2の合成樹脂素材によって成形された成形
    品とからなること。 (ロ)第2の合成樹脂素材は、第1の合成樹脂素材より
    も融点の低い素材であること。
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