JP2002079541A - オイルストレーナー及びその製造方法 - Google Patents

オイルストレーナー及びその製造方法

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JP2002079541A
JP2002079541A JP2000271913A JP2000271913A JP2002079541A JP 2002079541 A JP2002079541 A JP 2002079541A JP 2000271913 A JP2000271913 A JP 2000271913A JP 2000271913 A JP2000271913 A JP 2000271913A JP 2002079541 A JP2002079541 A JP 2002079541A
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strainer
oil strainer
flange
divided
pipe
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JP2000271913A
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Inventor
Naohiro Hasegawa
直広 長谷川
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はオイルストレーナー及びその製造方
法に関し、低価格で、且つストレーナーとパイプの間に
隙間ができないように製造できるオイルストレーナー及
びその製造方法を実現することを目的とする。 【解決手段】 3次元屈曲パイプの一方の端部にフラン
ジ11を有し、他方の端部にストレーナー13を有する
樹脂製のオイルストレーナーの製造方法であって、前記
パイプを、縦方向に2分割し、前記分割された一方の分
割体10に前記フランジ11を一体成形すると共に、前
記分割された他方の分割体12に前記ストレーナー13
を一体成形し、前記フランジ11を形成した分割体10
と、ストレーナー13を形成した分割体12とを分割し
た部分で結合し一体化して成るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオイルストレーナー
及びその製造方法に関する。詳しくは、3次元屈曲パイ
プ状のオイルストレーナーを低価格で製造できるオイル
ストレーナー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンオイルをエンジ
ンのヘッド側に供給するために、エンジンのシリンダー
ブロックの下部に設けられたオイルパンに溜まったオイ
ルを吸い上げ且つ濾過するためにオイルストレーナが用
いられている。
【0003】このオイルストレーナはシリンダーブロッ
ク内にあって、回転するクランク、コンロッド等を逃げ
るために3次元的に屈曲した形状をなしている。このた
め、パイプは図4に示すようにパイプ1を縦方向に2分
割し、その分割された一方の分割体1aの一端にフラン
ジ2を、他端にストレーナー取付け部の半分3aが設け
られるように樹脂にて成形し、他方の分割体1bの一端
にはストレーナー取付け部の半分3bが設けられるよう
に樹脂にて形成し、このように形成された両者をその分
割面を合わせてバイブレーション溶接等で溶接し一体化
した後、ストレーナー4をカシメにより取付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオイルスト
レーナーでは、部品点数が多くコスト高となり、またス
トレーナーのパイプへの取付けはカシメによるため、す
きまができ易いという問題があった。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、低価格
で、且つストレーナーとパイプの間に隙間ができないよ
うに製造できるオイルストレーナー及びその製造方法を
実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のオイ
ルストレーナーの製造方法は、3次元屈曲パイプの一方
の端部にフランジ11を有し、他方の端部にストレーナ
ー13を有する樹脂製のオイルストレーナーの製造方法
であって、前記パイプを、縦方向に2分割し、前記分割
された一方の分割体10に前記フランジ11を一体成形
すると共に、前記分割された他方の分割体12に前記ス
トレーナー13を一体成形し、前記フランジ11を形成
した分割体10と、ストレーナー13を形成した分割体
12とを分割した部分で結合し一体化することを特徴と
する。
【0007】この構成を採ることにより、低価格で、且
つストレーナーとパイプの間に隙間ができないように製
造できるオイルストレーナーの製造方法が得られる。
【0008】また、請求項2は、前記フランジ11を形
成した分割体10と、ストレーナー13を形成した分割
体12とを一体化する方法としてダイスライドインジェ
クション法を用いることを特徴とする。この構成を採る
ことにより、3次元屈曲パイプを容易に成形することが
できる。
【0009】また、請求項3のオイルストレーナーは、
請求項1または2のオイルストレーナーの製造方法によ
り製造されたことを特徴とする。この構成を採ることに
より、低価格で、且つフィルターとパイプの間に隙間が
できないオイルストレーナーが得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明のオイルストレーナ
ーの製造方法の実施の形態を示す分解斜視図である。本
実施の形態のオイルストレーナーの製造方法は、3次元
に屈曲されたパイプの一方の端部にフランジ部が設けら
れ、他方の端部にストレーナーが設けられた樹脂製の3
次元屈曲パイプを、図1に示すように、そのパイブ部分
を縦方向に2分割し、その一方の分割体10にはフラン
ジ11が一体成形され、他方の分割体12にはストレー
ナー13が一体成形されるように、それぞれを射出成形
法により形成する。
【0011】その後、フランジ11を形成した分割体1
0と、ストレーナー13を形成した分割体12とを分割
した部分で結合し一体化するのである。この場合の結合
方法は、溶接方法を用いても良いが、周知のDSI法
(ダイスライドインジェクション法)を用いることが更
に好ましい。
【0012】上記DSI法によるオイルストレーナーの
製造方法を図2及び図3を用いて説明する。図2は成形
金型を示す図で、同図(a)は平面図、(b)は(a)
図のb−b線における断面図、(c)は(a)図のc−
c線における断面図、(d)は(a)図のd−d線にお
ける断面図である。
【0013】同図において、符号20は成形金型、21
上型、22は下型、23は第1スライド中子、24は第
2スライド中子である。上型21及び下型22は互いの
型合わせ面20aが平面ではなく、3次元屈曲パイプを
成形するために(b)図及び(c)図に示すように、2
次曲面となっている。そして上型21は下型22に対し
て一旦上方に持ち上げてから右方(矢印A方向)に移動
し、(a)図のb−b線とc−c線が一致したところで
下降させて再び下型22に重ね合わせることができるよ
うになっている。
【0014】また、上型21及び下型22には(a)図
においてb−b線で示す位置にフイルタを有する分割体
を形成することができるキャビティ25が形成され、b
−b線より距離Pだけはなれたc−c線で示す位置にフ
ランジを有する分割体を形成することができるキャビテ
ィ26が形成されている。また、上型21と下型22と
の合せ面の前記フイルタを形成する部分には第1スライ
ド中子23が、前記フランジを形成する部分には第2ス
ライド中子24がそれぞれ摺動可能に設けられている。
なお、第1スライド中子23には図示を省略したがフィ
ルタを形成する多数のピンが設けられており、第2スラ
イド中子24にはパイプ内径の一部を形成する中子24
a及びボルト孔を形成するピン24bが設けられてい
る。
【0015】このような金型を用いたオイルストレーナ
ーの製造方法を次に説明する。先ず、図2(a)の如く
上型21と下型22を組合わせた状態で、キャビテイ2
5及びキャビテイ26に図示なき注入口より樹脂を注入
してそれぞれ分割体を成形する。次に、図3に示すよう
に上型21を第1スライド中子23と共に持ち上げ、右
方に距離Pだけ移動した後、下降させて下型24に組合
わせる。その後上下の分割体の合わせ目に樹脂を注入し
て両者を接合するのである。
【0016】なお、図3(c)に示すように、分割体1
0,12を接合する部分には予め溝27が形成されるよ
うに金型21,22は形成されている。この後、第1ス
ライド中子23を矢印B方向に、第2スライド中子24
を矢印C方向にそれぞれ移動させた後、上型21を上方
に移動させ、下型22より製品を取出すのである。この
ようにして3次元屈曲パイプの一方の端部にフランジ
を、他方の端部にストレーナーを有する樹脂製のオイル
ストレーナーが得られる。
【0017】このようにして形成された本実施の形態の
オイルストレーナーは、その構成部品が2つの分割体の
みで、従来に比して少ないため、製造コストを低減する
ことができる。また本実施の形態の製造方法により製造
されたオイルストレーナーはストレーナーとパイプの接
合部に従来の如く隙間を生ずることがなく、品質の向上
が可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明のオイルストレーナー及びその製
造方法に依れば、フランジとストレーナーをそれぞれ別
のパイプ分割体に設けて形成した後、一体化することに
より部品点数を少なくすることができ、コストを低減す
ることができ、またパイプとストレーナーとの接合部に
隙間を生ずることがなく、品質を向上することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイルストレーナーの製造方法の実施
の形態を説明するための分解斜視図である。
【図2】本発明のオイルストレーナーの製造方法に用い
る成形金型を示す図で、(a)は平面図、(b)は
(a)図のb−b線における断面図、(c)は(a)図
のc−c線における断面図、(d)は(a)図のd−d
線における断面図である。
【図3】図2の成形金型によるオイルストレーナーの製
造方法を説明するための図で、(a)は平面図、(b)
は(a)図のb−b線における断面図、(c)は分割体
の拡大断面図である。
【図4】従来のオイルストレーナーの製造方法を説明す
るための分解斜視図である。
【符号の説明】
10,12…分割体 11…フランジ 13…ストレーナー 20…金型 21…上型 22…下型 23…第1スライド中子 24…第2スライド中子 25,26…キャビティ 27…溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元屈曲パイプの一方の端部にフラン
    ジ(11)を有し、他方の端部にストレーナー(13)
    を有する樹脂製のオイルストレーナーの製造方法であっ
    て、 前記パイプを、縦方向に2分割し、 前記分割された一方の分割体(10)に前記フランジ
    (11)を一体成形すると共に、前記分割された他方の
    分割体(12)に前記ストレーナー(13)を一体成形
    し、 前記フランジ(11)を形成した分割体(10)と、ス
    トレーナー(13)を形成した分割体(12)とを分割
    した部分で結合し一体化することを特徴とするオイルス
    トレーナーの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記フランジ(11)を形成した分割体
    (10)と、ストレーナー(13)を形成した分割体
    (12)とを一体化する方法としてダイスライドインジ
    ェクション法を用いることを特徴とする請求項1記載の
    オイルストレーナーの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のオイルストレーナー
    の製造方法により製造されたことを特徴とするオイルス
    トレーナー。
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