JP3143626B2 - 布製品のためのプリーツ加工方法 - Google Patents

布製品のためのプリーツ加工方法

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JP3143626B2
JP3143626B2 JP2000155250A JP2000155250A JP3143626B2 JP 3143626 B2 JP3143626 B2 JP 3143626B2 JP 2000155250 A JP2000155250 A JP 2000155250A JP 2000155250 A JP2000155250 A JP 2000155250A JP 3143626 B2 JP3143626 B2 JP 3143626B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリーツ加工を施した
衣服等の、布製品を製造するためのプリーツ加工方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、衣服にプリーツを施すこと
は、種々な方法によって行われており、このプリーツを
部分的に施すことは勿論、近年においては衣服の全体に
プリーツ加工を施すことも行われている。
【0003】プリーツ加工を部分的に行うものの具体的
技術としては、例えば特開平8−218213号公報に
みられる「しわ加工を施した衣服およびその製造方法」
がある。この従来の技術では、上記公報の段落13及び
14で述べられているように、「…先ず生地を所定の型
に裁断して縫製し衣服に仕立てた後、衣服を構成する生
地のしわ加工を施したい領域に収縮性水溶性糸を使用し
て縫い目模様を形成する。(以上段落13、以下段落1
4)…(この)生地を水に浸漬して収縮性水溶性糸を収
縮させて、…布地に発生させたしわを熱固定する…」も
のである。
【0004】ところが、本発明者等の検討によると、こ
の従来技術では、次のような難点がある。すなわち、上
記の技術では、衣服に仕立てた生地にしわ加工を施すの
であるから、「しわ」分を見込んで仕立て上げることは
非常に困難である(場合によっては、しわ加工が不要な
他の部分を、しわ加工後に引き込んでしわを生じさせて
しまう)。
【0005】一方、衣服の全体にプリーツ加工を施す技
術としては、例えば特開平10−168747号公報に
て提案されているような「グラフィックプリーツの作製
方法」がある。この公報に示されている加工方法は、上
記公報のフロントページに記載されているように、「布
地の浮き沈みや、ミシンやジャガード刺繍を施した針の
穴による模様をつくる」ことを解決課題として、「熱収
縮性を有するシート1に、熱可塑性を有する生地あるい
は半製品2を重ね合わせた積層体100を得、この積層
体100を、水溶性の糸5により所望のパターンに縫製
し、縫製がなされた積層体6を加熱し、湯浴を行い、水
溶性の糸5を溶解し、熱収縮性を有するシート1と生
地、あるいは半製品2とを剥離し、乾燥させる」ことを
解決手段するものである。
【0006】この特開平10−168747号公報の技
術によれば、前述した部分的なしわ加工をする場合の問
題は殆んどないが、次のような点が問題となると考えら
れる。
【0007】この特開平10−168747号公報に示
された技術では、段落14〜16に記載されているよう
に、シートと、生地あるいは半製品とを水溶性糸により
縫製した積層体を、生地が痛まない程度に加熱したロー
ラー間に挟み込むことにより、数十秒間加熱するもので
ある。この場合、ローラー間の積層体の「送り」は、両
ローラーの挟み込みによって行っている結果、積層体と
ローラーとの間の隙間は殆んどない。つまり、「シワ」
を生じさせる「縮み」のための「余裕空間」が両ローラ
ー間にはないため、十分な「シワ加工」が行えないもの
と考えられる。
【0008】換言すれば、シートの熱収縮によって平面
的な生地等にプリーツ加工をするためには、ッシートの
熱収縮に応じて細かい凹凸が生地等にできなければなら
ない。この凹凸ができるためには、平面的な生地等の少
なくとも片面にその分の空間がなければならない。それ
なのに、この従来技術では、積層体の両面を2つのロー
ラーで挟み込んでしまっているため、言わば立体的な凹
凸のできる余地が殆んどないのである。
【0009】また、積層体をローラーによって挟み込ん
で送るということは、ローラーの軸方向に対するシワ加
工が十分行えないおそれがあることを意味している。何
故なら、縮む前にローラーによって挟み込まれているの
であるため、積層体が縮もうとしても、ローラーの挟持
力によって、その縮み作用が阻止されるのであるからで
ある。従って、ローラーの「半径方向」の加工はとも
角、「軸方向」のシワ加工は十分とはならないものと考
えられる。
【0010】また、近年のプリーツ加工技術は、所謂
「ひだ付け」に利用するだけでなく、布や衣服の「デザ
イン」や「風合い」を向上させるための手段としても用
いられるようになってきており、如何にしてそのプリー
ツによるデザインや風合い向上を図るかに着目されても
きている。
【0011】そこで、本発明者等は、従来技術の上記難
点を解消しながら、しかも衣服に仕立てたとき、そのデ
ザインや風合いをも向上させることができるようにする
にはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた
結果、本発明を完成したのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、収縮を均等に生じさせるようにして、期待したプリ
ーツ加工を確実かつ十分に行え、しかもデザイン及び風
合いを十分なものとなるようにすることである。
【0013】すなわち、本発明の目的とするところは、
熱収縮性の収縮帯を利用してプリーツ加工を行うにあた
って、この収縮帯の生地あるいは半製品に対する一体化
の仕方を工夫しながら、「縮み」のための空間を確実に
確保して、生地や半製品に対するプリーツ加工を確実に
行うことができ、しかもプリーツを基調プリーツとその
間の細片プリーツの二種類のものとすることによって、
デザイン及び風合いの向上も図ることのできるプリーツ
加工方法を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的とするところは、
熱収縮性の収縮布を利用してプリーツ加工を行うにあた
って、この収縮布の生地あるいは半製品に対する一体化
の仕方を工夫しながら、「縮み」のための空間を確実に
確保して、生地や半製品に対するプリーツ加工を確実に
行うことができ、しかもプリーツを基調プリーツとその
間の細片プリーツの二種類のものとすることによって、
デザイン及び風合いの向上も図ることのできるプリーツ
加工方法を提供することにある。
【0015】そして、本発明のさらに他の目的とすると
ころは、熱収縮性の収縮ひもを利用してプリーツ加工を
行うにあたって、この収縮ひもの生地あるいは半製品に
対する一体化の仕方を工夫しながら、「縮み」のための
空間を確実に確保して、生地や半製品に対するプリーツ
加工を確実に行うことができ、しかもプリーツを基調プ
リーツとその間の細片プリーツの二種類のものとするこ
とによって、デザイン及び風合いの向上も図ることので
きるプリーツ加工方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「衣服等を構成するための生地あるいは半製
品11に、プリーツ模様30の基調線となる複数の基調
プリーツ31と、これらの基調プリーツ31の間にラン
ダムに散在する細片プリーツ32とを、次の各工程を経
て形成するようにした布製品のためのプリーツ加工方
法。 (1)生地あるいは半製品11を線状につまんで、その
周囲に熱収縮性を有する収縮帯12を重ねて両者を水溶
性糸13で縫製することにより被加工体10を形成する
工程; (2)この被加工体10を、テーブル板21とプレス板
22との間に配置させる工程; (3)これらのテーブル板21またはプレス板の少なく
とも一方から供給される熱によって、被加工体10と少
なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存在させ
ながら、この隙間C内にて収縮帯12を収縮させること
により、この収縮帯12と一体化されている部分の生地
あるいは半製品11を収縮させて基調プリーツ31を形
成するとともに、この基調プリーツ31の間に位置する
生地あるいは半製品11を収縮させて細片プリーツ32
を形成する工程; (4)水溶性糸13を溶解せて収縮帯12を外して、生
地あるいは半製品11を乾燥させることにより、プリー
ツ模様30を完成させる工程。」である。
【0017】すなわち、この請求項1の発明は、前述し
た特開平10−168747号公報に示された技術に比
較して、熱をかけたとき収縮する収縮帯12によってプ
リーツ加工を行うようにしたことについては同様である
が、 (イ)プリーツ模様30は、その基調線となる複数の基
調プリーツ31と、これらの基調プリーツ31の間にラ
ンダムに散在する細片プリーツ32とからなるものとす
ること。 (ロ)収縮帯12は、生地あるいは半製品11を線状に
つまんで、その周囲に重ねられて、生地あるいは半製品
11と共に水溶性糸13で縫製されること。 (ハ)被加工体10と少なくともプレス板22との間に
所定の隙間Cを存在させて、収縮帯12を隙間C内にて
収縮させること。 の三点において異なるものである。
【0018】本発明のプリーツ加工方法によって形成し
ようとしているプリーツ模様30は、図1及び図4に示
すように、稜線あるいは谷線のような基調線となる基調
プリーツ31と、これらの基調プリーツ31の間にラン
ダムに散在する細片プリーツ32とからなるものであ
る。特に、各基調プリーツ31のプリーツは、図4の
(B)に示すように、生地あるいは半製品11のつまみ
上げられた部分によって、図1に示すように、遠くから
みたときに分かる稜線あるいは谷線を形成するものであ
り、しかも、この稜線あるいは谷線は細片プリーツ32
よりも細かなプリーツの集合体となっているものであ
る。
【0019】このような各基調プリーツ31は、図2に
詳細に示したように、つまみ上げられた生地あるいは半
製品11(当然二重になっている)の両側に一体化させ
た収縮帯12の熱収縮によって形成されるものである。
つまり、収縮帯12を熱収縮させることにより、この収
縮帯12の長さ方向は勿論、幅方向に対しても生地ある
いは半製品11が押し縮められるため、この縮められた
状態の生地あるいは半製品11にプリーツ加工を施せ
ば、図4等に示した基調プリーツ31が形成されるので
ある。
【0020】この基調プリーツ31は、生地あるいは半
製品11のどの部分をつまみ上げるかによって、その形
成位置が決定されるが、このことが、完成された衣服の
デザインを決定するのである。換言すれば、これらの基
調プリーツ31は、稜線あるいは谷線のような基調線と
なるものであるから、その形成位置を、例えば図1に示
すように決定することにより、衣服全体のデザインを決
定することができるのである。
【0021】これに対して、各基調プリーツ31間に位
置する生地あるいは半製品11は、各収縮帯12の特に
長さ方向の縮みによってランダムに縮められるのであ
り、その状態でプリーツ加工を程こすことによって細片
プリーツ32となるのである。つまり、これら各細片プ
リーツ32は、稜線あるいは谷線となる基調プリーツ3
1間に存在して、完成された衣服全体の風合いを決定す
ることになるものである。
【0022】さて、この請求項1に係るプリーツ加工方
法では、まず生地あるいは半製品11を線状につまん
で、その周囲に熱収縮性を有する収縮帯12を重ねて両
者を水溶性糸13で縫製することにより、被加工体10
を形成するのである。そして、この被加工体10を、テ
ーブル板21とプレス板22との間に配置させて、これ
らのテーブル板21またはプレス板の少なくとも一方か
ら供給される熱によって、被加工体10と少なくともプ
レス板22との間に所定の隙間Cを存在させながら、こ
の隙間C内にて収縮帯12を収縮させることにより、基
調プリーツ31と細片プリーツ32とを形成するのであ
る。
【0023】このプリーツ加工において、被加工体10
と、プレス機20のプレス板22との間に隙間Cが存在
することにより、まず、テーブル板21あるいはプレス
板22からの熱による収縮帯12の収縮が隙間C内にて
確実になれるのである。つまり、収縮帯12は、図2に
示すように、生地あるいは半製品11のつまみ上げられ
た部分を包み込んで、基調プリーツ31となる基調部分
31aを形成しているものであるから、生地あるいは半
製品11から立ち上がった状態にあるものである。従っ
て、この立ち上がった状態にある基調部分31aをプレ
ス板22によって押さえ付けてしまうと、この基調部分
31aにおける収縮帯12の収縮が良好に行えないこと
になるが、本発明ではそのようなことは、隙間Cの存在
でないのである。
【0024】また、この隙間Cの調整は、特に細片プリ
ーツ32の形状に大きな影響を与えるので、製品や生地
等11の仕上がりを想定して行う必要はある。すなわ
ち、隙間Cの間隔を小さくすれば、各細片プリーツCが
非常に細かくなり、隙間Cの間隔を大きくすれば、各細
片プリーツCが比較的大きなものとなるから、このよう
な性質を加味して、隙間Cの調整を行うとよいのであ
る。
【0025】また、収縮帯12の熱収縮によって基調部
分31aが収縮すれば、これらの基調部分31aによっ
て囲まれた生地あるいは半製品11は自動的にたぐり寄
せられることになる。つまり、基調部分31aで囲まれ
た生地あるいは半製品11には、細片プリーツ32とな
る細片部分32aが自動的に形成されることになるので
ある。
【0026】以上のように形成された生地あるいは半製
品11の基調部分31a及び細片部分32aは、テーブ
ル板21またはプレス板22から供給されている熱によ
って固定化されることになる。勿論、この熱による固定
化がなされるためには、生地または半製品11としては
化学繊維によって形成したものであるとよい。あるい
は、この加熱のための時間を長くすることによって、凹
凸の固定化を行うようにしてもよい。なお、プレス機2
0による加熱は、通常170℃〜190℃の蒸気によっ
て行うものであるが、蒸気ではなくて電熱による加熱と
してもよいし、蒸気と電熱を併用するようにしてもよ
い。
【0027】さて、説明が後先になったが、熱収縮する
収縮帯12としては、特開平10−168747号公報
にても例示されているような合成樹脂収縮帯であっても
よいが、熱収縮性材料によって形成した糸を利用する織
物であってもよい。この収縮帯12の収縮率としては、
50%〜80%のものが適しており、この範囲より小さ
いと、十分なプリーツ加工ができないし、この範囲より
大きいと、美しいプリーツとはなりにくい。
【0028】このような収縮帯12を、つまみ上げた製
品や生地等11に一体化するための水溶性糸13として
は、ポリビニルアルコールを主材としたものがよく、加
工性の点から、温水に溶解し得るものが適している。こ
の水溶性糸13による収縮帯12の生地あるいは半製品
11に対する一体化は、図1に示すように、部分的に行
えばよい。むしろ、収縮帯12に対して自由になる部分
がたくさんあった方が、細片プリーツ32のプリーツ加
工を行う上で都合がよい。
【0029】この水溶性糸13は、プリーツ加工後にお
いては、温湯に浸漬することによって溶解されるのであ
り、これにより、プリーツ加工が施された製品や生地等
11を自由にすることになる。この製品や生地等11
は、その後乾燥等の工程を経て、布製品を形成するため
の材料とされることは、従来の技術と同様である。
【0030】なお、この請求項1のプリーツ加工方法で
は、上記(3)の工程を、 (3a)これらのテーブル板21またはプレス板22の
少なくとも一方から供給される熱によって、被加工体1
0と少なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存
在させながら、この隙間C内にて収縮帯12を収縮させ
る工程; (3b)隙間Cを無くしながら、プレス板22をテーブ
ル板21側にさらに押圧することにより、収縮帯12と
一体化されている部分の生地あるいは半製品11をさら
に収縮させて基調プリーツ31を形成するとともに、こ
の基調プリーツ31の間に位置する生地あるいは半製品
11をさらに収縮させて細片プリーツ32を形成する工
程;とに分けて実施してもよいものであり、プレス機2
0のテーブル板21とプレス板22間にて一旦プリーツ
加工した被加工体10に対して、今後はこの被加工体1
0に対して、間隙Cをなくしながらさらにプレス板22
による押圧を行う工程を付加してもよいものである。
【0031】このプレス板22による押圧工程を付加す
ることにより、プレス機20間にての加熱だけではプリ
ーツの固定化が十分でない素材に対するプリーツ加工を
より完全なものとすることができるものである。つま
り、収縮帯12の熱収縮と、プレス機20間にての加熱
によっては、製品や生地等11に形成されている凹凸の
固定化が十分行われない場合に、プレス板22による押
圧、つまり加熱加圧する工程を付加することによって、
美しいプリーツ加工が完成するのである。
【0032】以上の通り、この請求項1のプリーツ加工
方法は、生地あるいは半製品11を線状につまんで、そ
の周囲に熱収縮性を有する収縮帯12を重ねて両者を水
溶性糸13で縫製して被加工体10を形成し、この被加
工体10をテーブル板21またはプレス板22との間に
隙間Cを積極的に形成するようにしたから、美しいデザ
インと風合いのよいプリーツが施された布製品を確実に
製造することができるのである。
【0033】また、上記課題を解決するために、請求項
2に係る発明の採った手段は、同様に、「衣服等を構成
するための生地あるいは半製品11に、プリーツ模様3
0の基調線となる複数の基調プリーツ31と、これらの
基調プリーツ31の間にランダムに散在する細片プリー
ツ32とを、次の各工程を経て形成するようにした布製
品のためのプリーツ加工方法。
【0034】(1)生地あるいは半製品11を線状につ
まんで、その周囲に熱収縮性を有する収縮帯12を重ね
て両者を水溶性糸13で縫製することにより、被加工体
10を形成する工程; (2)この被加工体10を、テーブル板21とプレス板
22との間に配置させる工程; (3)これらのテーブル板21またはプレス板の少なく
とも一方から供給される熱によって、被加工体10と少
なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存在させ
ながら、この隙間C内にて収縮帯12を収縮させること
により、この収縮帯12と一体化されている部分の生地
あるいは半製品11を収縮させて基調プリーツ31を形
成するとともに、この基調プリーツ31の間に位置する
生地あるいは半製品11を収縮させて細片プリーツ32
を形成する工程; (4a)このプリーツ加工した生地あるいは半製品11
を収縮帯12とともに加熱釜内に挿入して加熱する工
程; (4b)水溶性糸13を溶解させて収縮帯12を外した
生地あるいは半製品11を乾燥させることにより、プリ
ーツ模様30を完成させる工程。である。
【0035】すなわち、この請求項2に係るプリーツ加
工方法は、上記請求項1のプリーツ加工方法の(4)工
程を、(4a)と(4b)に分けたものであり、プレス
機20のテーブル板21とプレス板22間にてプリーツ
加工した被加工体10を、収縮帯12を付けたまま効率
を考慮して多数重ね、これを加熱釜内に挿入して再度加
熱する工程を付加したものである。この加熱釜は、二枚
の型紙の間に折り込んだ生地にプリーツ加工を施す場合
に使用されているものであり、プリーツを安定化させる
ためのものである。
【0036】この加熱釜での温度調整は、プリーツ模様
30の形状に大きな影響を与えるので、当該製品や生地
等11の予定仕上がりを想定して行うとよい。すなわ
ち、加熱釜での温度を高くすると、例えば細片プリーツ
32の折り目が非常にシャープになるし、逆に低めの温
度であれば、細片プリーツ32の折り目が丸みを帯びた
柔らかい感じのするものとなるのである。
【0037】この加熱釜での加熱後に、水溶性糸13を
溶解させて収縮帯12を外し、生地あるいは半製品11
を乾燥させることは、上記の請求項1または請求項2の
プリーツ加工方法と同様である。
【0038】従って、この請求項2に係るプリーツ加工
方法は、前述した請求項1のそれと同様に、プレス機2
0による被加工体10の加熱だけでは十分なプリーツ加
工ができない素材を使用した場合に、十分安定化したプ
リーツを形成することができるのである。
【0039】なお、この請求項2における加熱釜による
加熱工程は、請求項1に係るプリーツ加工方法に対し
て、付加することもできる。この場合には、プリーツの
安定化作業を複数行うことになって、より一層安定化し
たプリーツ加工を行うことができるものである。
【0040】また、以上の課題を解決するために、請求
項3に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の
説明中において使用する符号を付して説明すると、「衣
服等を構成するための生地あるいは半製品11に、プリ
ーツ模様30の基調線となる複数の基調プリーツ31
と、これらの基調プリーツ31の間にランダムに散在す
る細片プリーツ32とを、次の各工程を経て形成するよ
うにした布製品のためのプリーツ加工方法。
【0041】(1)生地あるいは半製品11に熱収縮性
を有する収縮布14を重ねて、両者を水溶性糸13で縫
製することにより、この水溶性糸13からなる折り目ス
テッチ41を線状に形成する工程; (2)互いにひっくり返ったZ型の折り部が連続するよ
うに、選択した各折り目ステッチ41にて交互に折る工
程; (3)これらのZ型の折り部の一方の端を、水溶性糸1
313にて縫着することにより、互いに連続する平坦部
43間に突出部42が現れるように突出部形成ステッチ
44を形成することにより被加工体10を形成する工
程; (4)この被加工体10を、テーブル板21とプレス板
22との間に配置させる工程; (5)これらのテーブル板21またはプレス板の少なく
とも一方から供給される熱によって、被加工体10と少
なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存在させ
ながら、この隙間C内にて収縮布14を収縮させること
により、上記突出部42を収縮させて生地あるいは半製
品11に基調プリーツ31を形成するとともに、上記平
坦部43を収縮させて生地あるいは半製品11に細片プ
リーツ32を形成する工程; (6)水溶性糸13を溶解せて収縮布14を外して、生
地あるいは半製品11を乾燥させることにより、プリー
ツ模様30を完成させる工程。」である。
【0042】すなわち、この請求項3のプリーツ加工方
法も、上述した請求項1及び2のそれと同様に、衣服等
を構成するための生地あるいは半製品11に、プリーツ
模様30の基調線となる複数の基調プリーツ31と、こ
れらの基調プリーツ31の間にランダムに散在する細片
プリーツ32とを形成するものであり、その主たる特徴
は、まず、図5に示すように、生地あるいは半製品11
に熱収縮性を有する収縮布14を重ねることである。そ
して、両者を水溶性糸13で縫製することにより、この
水溶性糸13からなる折り目ステッチ41を線状に形成
するものである。(工程1)
【0043】その後、例えば図6に示すように、図示左
側の各折り目ステッチ41から、山折り、谷折り、谷折
り、山折り、山折りというように、選択した各折り目ス
テッチ41にて交互に折ることを繰り返すことにより、
互いにひっくり返ったZ型の折り部が連続するようにす
るのである。(工程2)
【0044】そして、これらのZ型の折り部の一方の端
を、例えば表裏それぞれにて水溶性糸13にて縫着する
ことにより、図7に示すように、互いに連続する平坦部
43間に突出部42が現れるように突出部形成ステッチ
44を形成するのである。これにより、プリーツを掛け
る被加工体10が形成される。(工程3)
【0045】その後は、上記の請求項1あるいは請求項
2のプリーツ加工方法と同様にして、この被加工体10
を、テーブル板21とプレス板22との間に配置させ
(工程4)、これらのテーブル板21またはプレス板の
少なくとも一方から供給される熱によって、被加工体1
0と少なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存
在させながら、この隙間C内にて収縮布14を収縮させ
るのである。これにより、上記突出部42が収縮して生
地あるいは半製品11に基調プリーツ31が形成される
とともに、上記平坦部43が収縮して生地あるいは半製
品11に細片プリーツ32が形成されるのである(工程
5)。
【0046】そして、水溶性糸13を溶解せて収縮布1
4を外して、生地あるいは半製品11を乾燥させれば、
図8に示すように、プリーツ模様30が完成されるので
ある(工程6)。
【0047】さらに、上記課題を解決するために、請求
項4に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の
説明中において使用する符号を付して説明すると、「衣
服等を構成するための生地あるいは半製品11に、プリ
ーツ模様30の基調線となる複数の基調プリーツ31
と、これらの基調プリーツ31の間にランダムに散在す
る細片プリーツ32とを、次の各工程を経て形成するよ
うにした布製品のためのプリーツ加工方法。
【0048】(1)生地あるいは半製品11に熱収縮性
を有する収縮ひも15を重ねて、両者を水溶性糸13で
縫着する工程; (2)これらの収縮ひも15にそって上記生地あるいは
半製品11を折りながら、各収縮ひも15を包み込むよ
うにしてひも囲みステッチ46を形成することにより被
加工体10を形成する工程; (3)この被加工体10を、テーブル板21とプレス板
22との間に配置させる工程; (4)これらのテーブル板21またはプレス板の少なく
とも一方から供給される熱によって、被加工体10と少
なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存在させ
ながら、この隙間C内にて各収縮ひも15を収縮させる
ことにより、生地あるいは半製品11のひも囲みステッ
チ46により囲まれた部分に基調プリーツ31を形成す
るとともに、生地あるいは半製品11のひも囲みステッ
チ46により囲まれていない部分に細片プリーツ32を
形成する工程; (5)水溶性糸13を溶解せて収縮ひも15を外して、
生地あるいは半製品11を乾燥させることにより、プリ
ーツ模様30を完成させる工程。」である。
【0049】すなわち、この請求項4のプリーツ加工方
法では、上述した各請求項のプリーツ加工方法とは異な
って、熱収縮性を有する収縮帯12や収縮布14に代え
て、熱収縮性を有する収縮ひも15を使用するものであ
り、この熱収縮性を有する収縮ひも15を、図9に示す
ように、生地あるいは半製品11にの所定箇所に重ね
て、両者を水溶性糸13で縫着するのである。(工程
1)
【0050】そして、これらの各収縮ひも15にそって
生地あるいは半製品11を折りながら、各収縮ひも15
を包み込むようにしてひも囲みステッチ46を形成する
ことにより、図10に示すような被加工体10を形成す
るのである。(工程2)
【0051】その後は、上記の請求項3に係るプリーツ
加工方法と同様に、この被加工体10を、テーブル板2
1とプレス板22との間に配置させ(工程3)、これら
のテーブル板21またはプレス板の少なくとも一方から
供給される熱によって、被加工体10と少なくともプレ
ス板22との間に所定の隙間Cを存在させながら、この
隙間C内にて各収縮ひも15を収縮させるのである。こ
れにより、生地あるいは半製品11のひも囲みステッチ
46により囲まれた部分に基調プリーツ31が形成され
るとともに、生地あるいは半製品11のひも囲みステッ
チ46により囲まれていない部分に細片プリーツ32が
形成されることになるのである。(工程4)
【0052】勿論、水溶性糸13を溶解せて収縮ひも1
5を外して、生地あるいは半製品11を乾燥させること
は上記各発明のプリーツ加工方法と同様であり、これに
よりプリーツ模様30が完成されるのである。(工程
5)
【0053】
【発明の実施の形態】次に、上記のように構成した各請
求項に係るプリーツ加工方法を、図面に示した実施の形
態を中心にして説明するが、この実施形態は、上記各請
求項の発明全てを実質的に含むものであるため、以下で
はこの実施形態を中心にして説明していくこととする。
【0054】さて、図1には、本発明を実施するための
前提である被加工体10が示してあり、この被加工体1
0は、所定の衣服形状に裁断・縫製した生地あるいは半
製品11にプリーツ模様30となる基調部分31aを形
成したものである。勿論、各基調プリーツ31となる基
調部分31aは、衣服としたときの全体のデザインを考
慮して、例えば図1に示したように、この基調部分31
aが基調プリーツ31となったときにデザインの基調線
となるようにする。なお、本実施形態の被加工体10で
は、前身頃と後身頃とを重ねて、身体の前後の基調プリ
ーツ31を、一つ収縮帯12によって形成するようにし
ている。
【0055】本発明のプリーツ加工方法によって形成し
ようとしているプリーツ模様30は、図1及び図4に示
すように、稜線あるいは谷線のような基調線となる基調
プリーツ31と、これらの基調プリーツ31の間にラン
ダムに散在する細片プリーツ32とからなるものであ
る。特に、各基調プリーツ31のプリーツは、図4の
(B)に示すように、生地あるいは半製品11のつまみ
上げられた部分によって、図1に示すように、遠くから
みたときに分かる稜線あるいは谷線を形成するものであ
り、しかも、この稜線あるいは谷線は細片プリーツ32
よりも細かなプリーツの集合体となるものである。
【0056】このような各基調プリーツ31となる基調
部分31aは、図2に詳細に示したように、つまみ上げ
られた生地あるいは半製品11(当然二枚の生地あるい
は半製品11がそれぞれ二重になっているが、図では一
枚分が示してある)の両側を包み込むような状態で収縮
帯12を水溶性糸13で縫製することにより、この収縮
帯12を生地あるいは半製品11に一体化させたもので
ある。
【0057】これに対して、各基調プリーツ31間に位
置する生地あるいは半製品11が細片プリーツ32とな
るべき細片部分32aなのであり、各収縮帯12の特に
長さ方向の縮みによってランダムに縮められ、その状態
でプリーツ加工を程こすことによって細片プリーツ32
となるのである。つまり、これら各細片プリーツ32
は、稜線あるいは谷線となる基調プリーツ31間に存在
して、完成された衣服全体の風合いを決定することにな
るものである。
【0058】被加工体10を構成し布製品となるべき製
品や生地等11は、プリーツ加工のし易いものであるこ
とが望ましく、化学繊維を主体とするものが適してい
る。勿論、請求項2や請求項2のプリーツ加工方法のよ
うに、プリーツ模様30の安定化のための工程がある方
法の場合には、この製品や生地等11としては、化学繊
維以外の材料、あるいは混紡材料を使用したものであっ
てもよいものである。
【0059】収縮帯12は、前述した通り、50%〜8
0%程度の二次元的収縮性を有するものであれば何であ
ってもよく、合成樹脂収縮帯は勿論、織物であってもよ
いものである。例えば、塩化ビニールあるいはポリプロ
ピレンの収縮帯材やフィルム材は勿論、ポリエステル1
00%の糸を採用した布地、ポリプロピレン繊維を使用
した布地等が、この収縮帯12を構成するものとして適
している。本実施形態では、収縮率60%のポリエステ
ル100を採用しているものである。
【0060】この収縮帯12を製品や生地等11に一体
化するための水溶性糸13としては、製品や生地等11
と収縮帯12との縫着を行えるものであること、温湯中
に浸漬することによって十分溶解し得るものであるこ
と、の少なくとも2つの条件をクリアできるものであれ
ばどのようなものであってもよいが、本実施形態では、
ポリビニルアルコールを主材料とするものを採用してい
る。
【0061】さて、以上のように構成した被加工体10
は、図2に示したようなプレス機20のテーブル板21
上に載置され、その上から降りてくるプレス板22によ
って加熱するのである。この加熱は、本実施形態では、
170℃〜190℃の蒸気をテーブル板21及びプレス
板22側から被加工体10に向けて噴出させることによ
り行っているが、蒸気を使わずに電熱によって行っても
よいものである。勿論、蒸気と電熱とを併用した加熱を
行うようにしてもよい。
【0062】また、本実施形態では、テーブル板21と
プレス板22との両面による加熱を行って、熱伝導の効
率化を図り、作業性を向上させるようにしているが、加
熱自体はテーブル板21またはプレス板22のいずれか
一方によって行うようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0063】このプレス機20によるプリーツ加工を行
う上で重要なことは、プレス板22がテーブル板21側
に向けて完全に押圧されないで、図2に示したように、
被加工体10とプレス板22との間に隙間Cが存在する
ような状態にしておくことである。本実施形態では、こ
の隙間Cの具体的寸法は1.5cmであるが、水溶性糸
13による縫製間隔や製品や生地等11の厚み、さらに
は収縮帯12の収縮率等に応じて自由に設定できるもの
である。つまり、隙間Cの間隔を小さくすれば、各細片
プリーツCが非常に細かくなり、隙間Cの間隔を大きく
すれば、各細片プリーツCが比較的大きなものとなるか
ら、このような性質を加味して、隙間Cの調整を行うの
である。
【0064】この隙間Cは、テーブル板21に対するプ
レス板22の降下位置を規定するストッパによって簡単
に設定できるものであり、このストッパを外すことによ
り、この隙間Cを無くすこともできる。つまり、隙間C
の存在下で一旦形成したプリーツ模様30を、さらにプ
レス板22によって押圧してプリーツ模様30の安定化
を図りたい場合には、この隙間Cは、プリーツ模様30
の形成後に解除されることもあるものである。このこと
は、上記請求項2のプリーツ加工方法の要件となってい
る。
【0065】本実施形態のプリーツ加工方法では、この
プリーツ加工した製品や生地等11と収縮帯12とを、
さらに加熱釜内に挿入して、全体の加熱を行い、各プリ
ーツ30の安定化を図るようにしている。この加熱釜内
への挿入は、請求項1あるいは請求項2におけるプリー
ツ模様30の形成後に行うようにしてもよいものであ
る。
【0066】以上のようにしてプリーツ模様30を形成
した製品や生地等11は、これを収縮帯12から外さな
ければならないが、本実施形態では被加工体10の全体
を40℃〜80℃程度の温湯中に浸漬することによって
水溶性糸13を溶解させ、これにより、製品や生地等1
1と収縮帯12との分離を行うようにしている。勿論、
収縮帯12から分離された製品や生地等11は、必要な
らば所定の洗浄を行った後に、乾燥されることになる。
【0067】以上の結果、製品や生地等11には、図4
の(A)に示したような多数のプリーツ模様30が美し
く交差した状態で形成されるのであり、これを断面でみ
ると、図4の(B)に示したように、各プリーツ模様3
0がそれぞれ上下に重なったものとして形成されるもの
である。
【0068】従って、この図4に示したようなプリーツ
模様30が形成された製品や生地等11を使用して布製
品を形成すれば、デザイン的にも、また風合的にも非常
に優れたものとすることができるのである。
【0069】図5〜図8には、請求項3に係るプリーツ
加工方法が工程を追って示してあるが、このプリーツ加
工方法も、上述した請求項1及び2のそれと同様に、衣
服等を構成するための生地あるいは半製品11に、プリ
ーツ模様30の基調線となる複数の基調プリーツ31
と、これらの基調プリーツ31の間にランダムに散在す
る細片プリーツ32とを形成するものであり、その主た
る特徴は、まず、図5に示すように、生地あるいは半製
品11に熱収縮性を有する収縮布14を重ねることであ
る。そして、両者を水溶性糸13で縫製することによ
り、この水溶性糸13からなる折り目ステッチ41を線
状に形成するものである。この収縮布14は、前述した
収縮帯12と同様な材料からなるものである。
【0070】その後、例えば図6に示すように、図示左
側の各折り目ステッチ41から、山折り、谷折り、谷折
り、山折り、山折りというように、選択した各折り目ス
テッチ41にて交互に折ることを繰り返すことにより、
互いにひっくり返ったZ型の折り部が連続するようにす
る。
【0071】そして、これらのZ型の折り部の一方の端
を、例えば表裏それぞれにて水溶性糸13にて縫着する
ことにより、図7に示すように、互いに連続する平坦部
43間に突出部42が現れるように突出部形成ステッチ
44を形成するのである。これにより、プリーツを掛け
る被加工体10が形成される。
【0072】その後は、この被加工体10を、テーブル
板21とプレス板22との間に配置させ(工程4)、こ
れらのテーブル板21またはプレス板の少なくとも一方
から供給される熱によって、被加工体10と少なくとも
プレス板22との間に所定の隙間Cを存在させながら、
この隙間C内にて収縮布14を収縮させるのである。こ
れにより、上記突出部42が収縮して生地あるいは半製
品11に基調プリーツ31が形成されるとともに、上記
平坦部43が収縮して生地あるいは半製品11に細片プ
リーツ32が形成される。そして、水溶性糸13を溶解
せて収縮布14を外して、生地あるいは半製品11を乾
燥させれば、図8に示すように、プリーツ模様30が完
成される。
【0073】図9〜図11には、請求項4のプリーツ加
工方法が示してあるが、このプリーツ加工方法は、上述
した各請求項のそれとは異なって、熱収縮性を有する収
縮帯12や収縮布14に代えて、熱収縮性を有する収縮
ひも15を使用するものであり、この熱収縮性を有する
収縮ひも15を、図9に示すように、生地あるいは半製
品11にの所定箇所に重ねて、両者を水溶性糸13で縫
着するのである。この収縮ひも15は、前述した収縮帯
12や収縮布14と同様な材料で形成したものであり、
加熱によって、長さ100cmのものが同40〜70c
m程度に収縮するものである。
【0074】そして、これらの各収縮ひも15にそって
生地あるいは半製品11を折りながら、各収縮ひも15
を包み込むようにしてひも囲みステッチ46を形成する
ことにより、図10に示すような被加工体10を形成
し、この被加工体10を、テーブル板21とプレス板2
2との間に配置させて、被加工体10と少なくともプレ
ス板22との間に所定の隙間Cを存在させながら、この
隙間C内にて各収縮ひも15を収縮させるのである。こ
れにより、生地あるいは半製品11に、図11に示した
ような基調プリーツ31および細片プリーツ32が形成
される。勿論、水溶性糸13を溶解せて収縮ひも15を
外して、生地あるいは半製品11を乾燥させることは上
記各発明のプリーツ加工方法と同様であり、これにより
プリーツ模様30が完成される。
【0075】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明において
は、上記実施形態にて例示した如く、「衣服等を構成す
るための生地あるいは半製品11に、プリーツ模様30
の基調線となる複数の基調プリーツ31と、これらの基
調プリーツ31の間にランダムに散在する細片プリーツ
32とを、次の各工程を経て形成するようにした布製品
のためのプリーツ加工方法。 (1)生地あるいは半製品11を線状につまんで、その
周囲に熱収縮性を有する収縮帯12を重ねて両者を水溶
性糸13で縫製することにより、被加工体10を形成す
る工程; (2)この被加工体10を、テーブル板21とプレス板
22との間に配置させる工程; (3)これらのテーブル板21またはプレス板の少なく
とも一方から供給される熱によって、被加工体10と少
なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存在させ
ながら、この隙間C内にて収縮帯12を収縮させること
により、この収縮帯12と一体化されている部分の生地
あるいは半製品11を収縮させて基調プリーツ31を形
成するとともに、この基調プリーツ31の間に位置する
生地あるいは半製品11を収縮させて細片プリーツ32
を形成する工程; (4)水溶性糸13を溶解させて収縮帯12を外して、
生地あるいは半製品11を乾燥させることにより、プリ
ーツ模様30を完成させる工程」 にその構成上の特徴があり、これにより、熱収縮性の収
縮帯を利用してプリーツ加工を行うにあたって、この収
縮帯の生地あるいは半製品に対する一体化の仕方を工夫
しながら、「縮み」のための空間を確実に確保して、生
地や半製品に対するプリーツ加工を確実に行うことがで
き、しかもプリーツを基調プリーツとその間の細片プリ
ーツの二種類のものとすることによって、デザイン及び
風合いの向上も図ることのできるプリーツ加工方法を提
供することができるのである。
【0076】また、請求項2に係るプリーツ加工方法に
よれば、上記請求項1の工程(3)によって、プレス機
20によってある程度のプリーツ加工がなされた被加工
体10を、加熱釜内に挿入してさらに加熱するようにし
たことにその特徴があり、これにより、各プリーツ模様
30の一層の安定化を図ることができるものである。
【0077】また、、請求項3に係る発明によれば、
「衣服等を構成するための生地あるいは半製品11に、
プリーツ模様30の基調線となる複数の基調プリーツ3
1と、これらの基調プリーツ31の間にランダムに散在
する細片プリーツ32とを、次の各工程を経て形成する
ようにした布製品のためのプリーツ加工方法。 (1)生地あるいは半製品11に熱収縮性を有する収縮
布14を重ねて、両者を水溶性糸13で縫製することに
より、この水溶性糸13からなる折り目ステッチ41を
線状に形成する工程; (2)互いにひっくり返ったZ型の折り部が連続するよ
うに、選択した各折り目ステッチ41にて交互に折る工
程; (3)これらのZ型の折り部の一方の端を、水溶性糸1
313にて縫着することにより、互いに連続する平坦部
43間に突出部42が現れるように突出部形成ステッチ
44を形成することにより被加工体10を形成する工
程; (4)この被加工体10を、テーブル板21とプレス板
22との間に配置させる工程; (5)これらのテーブル板21またはプレス板の少なく
とも一方から供給される熱によって、被加工体10と少
なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存在させ
ながら、この隙間C内にて収縮布14を収縮させること
により、上記突出部42を収縮させて生地あるいは半製
品11に基調プリーツ31を形成するとともに、上記平
坦部43を収縮させて生地あるいは半製品11に細片プ
リーツ32を形成する工程; (6)水溶性糸13を溶解せて収縮布14を外して、生
地あるいは半製品11を乾燥させることにより、プリー
ツ模様30を完成させる工程」 にその特徴があり、これにより、熱収縮性の収縮布を利
用してプリーツ加工を行うにあたって、この収縮布の生
地あるいは半製品に対する一体化の仕方を工夫しなが
ら、「縮み」のための空間を確実に確保して、生地や半
製品に対するプリーツ加工を確実に行うことができ、し
かもプリーツを基調プリーツとその間の細片プリーツの
二種類のものとすることによって、デザイン及び風合い
の向上も図ることのできるプリーツ加工方法を提供する
ことができるのである。
【0078】さらに、請求項4に係る発明によれば、
「衣服等を構成するための生地あるいは半製品11に、
プリーツ模様30の基調線となる複数の基調プリーツ3
1と、これらの基調プリーツ31の間にランダムに散在
する細片プリーツ32とを、次の各工程を経て形成する
ようにした布製品のためのプリーツ加工方法。 (1)生地あるいは半製品11に熱収縮性を有する収縮
ひも15を重ねて、両者を水溶性糸13で縫着する工
程; (2)これらの収縮ひも15にそって上記生地あるいは
半製品11を折りながら、各収縮ひも15を包み込むよ
うにしてひも囲みステッチ46を形成することにより被
加工体10を形成する工程; (3)この被加工体10を、テーブル板21とプレス板
22との間に配置させる工程; (4)これらのテーブル板21またはプレス板の少なく
とも一方から供給される熱によって、被加工体10と少
なくともプレス板22との間に所定の隙間Cを存在させ
ながら、この隙間C内にて各収縮ひも15を収縮させる
ことにより、生地あるいは半製品11のひも囲みステッ
チ46により囲まれた部分に基調プリーツ31を形成す
るとともに、生地あるいは半製品11のひも囲みステッ
チ46により囲まれていない部分に細片プリーツ32を
形成する工程; (5)水溶性糸13を溶解せて収縮ひも15を外して、
生地あるいは半製品11を乾燥させることにより、プリ
ーツ模様30を完成させる工程」 にその構成上の特徴があり、熱収縮性の収縮ひもを利用
してプリーツ加工を行うにあたって、この収縮ひもの生
地あるいは半製品に対する一体化の仕方を工夫しなが
ら、「縮み」のための空間を確実に確保して、生地や半
製品に対するプリーツ加工を確実に行うことができ、し
かもプリーツを基調プリーツとその間の細片プリーツの
二種類のものとすることによって、デザイン及び風合い
の向上も図ることのできるプリーツ加工方法を提供する
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリーツ加工方法において使用する
被加工体を示す平面図である。
【図2】 図1の1−1線部の部分拡大断面図である。
【図3】 図1に示した被加工体を加熱加圧するための
プレス機の縦断面図である。
【図4】 本発明のプリーツ加工方法によって形成され
たプリーツ模様を示すもので、(A)は製品や生地等の
部分拡大平面図、(B)は同(A)中の2−2線部の部
分拡大断面図である。
【図5】請求項3に係るひも囲みステッチを説明するも
ので、収縮布の下面に半製品や生地等を配置して折目ス
テッチを掛けた状態の斜視図である。
【図6】図5に示したものを折目ステッチを中心にして
折り、水溶性糸で突出部と平坦部とを形成しようとして
いる部分拡大側面図である。
【図7】平坦部と突出部とが連続した被加工体の部分拡
大側面図である。
【図8】図7の被加工体をプリーツ加工したときの部分
拡大平面図である。
【図9】請求項4に係るひも囲みステッチを説明するも
ので、半製品や生地等に収縮ひもを水溶性糸によって取
り付けた状態を示す部分斜視図である。
【図10】各収縮ひもを囲むようにして半製品や生地等
に折目ステッチを形成して被加工体としたときの部分拡
大斜視図である。
【図11】図10の被加工体をプリーツ加工したときの
部分拡大平面図である。
【符号の説明】
10 被加工体 11 製品や生地等 12 収縮帯 13 水溶性糸 14 収縮布 15 収縮ひも 20 プレス機 21 テーブル板 22 プレス板 30 プリーツ 31 基調プリーツ 31a 基調部分 32 細片プリーツ 32a 細片部分 41 折目ステッチ 42 突出部 43 平坦部 44 突出部形成ステッチ 45 ひもステッチ 46 ひも囲みステッチ C 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06J 1/00 - 1/12 D06C 23/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服等を構成するための生地あるいは半
    製品に、プリーツ模様の基調線となる複数の基調プリー
    ツと、これらの基調プリーツの間にランダムに散在する
    細片プリーツとを、次の各工程を経て形成するようにし
    た布製品のためのプリーツ加工方法。 (1)前記生地あるいは半製品を線状につまんで、その
    周囲に熱収縮性を有する収縮帯を重ねて両者を水溶性糸
    で縫製することにより、被加工体を形成する工程; (2)この被加工体を、テーブル板とプレス板との間に
    配置させる工程; (3)これらのテーブル板またはプレス板の少なくとも
    一方から供給される熱によって、前記被加工体と少なく
    とも前記プレス板との間に所定の隙間を存在させなが
    ら、この隙間内にて前記収縮帯を収縮させることによ
    り、この収縮帯と一体化されている部分の前記生地ある
    いは半製品を収縮させて前記基調プリーツを形成すると
    ともに、この基調プリーツの間に位置する前記生地ある
    いは半製品を収縮させて前記細片プリーツを形成する工
    程; (4)前記水溶性糸を溶解させて前記収縮帯を外して、
    前記生地あるいは半製品を乾燥させることにより、前記
    プリーツ模様を完成させる工程。
  2. 【請求項2】 衣服等を構成するための生地あるいは半
    製品に、プリーツ模様の基調線となる複数の基調プリー
    ツと、これらの基調プリーツの間にランダムに散在する
    細片プリーツとを、次の各工程を経て形成するようにし
    た布製品のためのプリーツ加工方法。 (1)前記生地あるいは半製品を線状につまんで、その
    周囲に熱収縮性を有する収縮帯を重ねて両者を水溶性糸
    で縫製することにより、被加工体を形成する工程; (2)この被加工体を、テーブル板とプレス板との間に
    配置させる工程; (3)これらのテーブル板またはプレス板の少なくとも
    一方から供給される熱によって、前記被加工体と少なく
    とも前記プレス板との間に所定の隙間を存在させなが
    ら、この隙間内にて前記収縮帯を収縮させることによ
    り、この収縮帯と一体化されている部分の前記生地ある
    いは半製品を収縮させて前記基調プリーツを形成すると
    ともに、この基調プリーツの間に位置する前記生地ある
    いは半製品を収縮させて前記細片プリーツを形成する工
    程; (4a)このプリーツ加工した生地あるいは半製品を前
    記収縮帯とともに加熱釜内に挿入して加熱する工程; (4b)前記水溶性糸を溶解させて前記収縮帯を外した
    生地あるいは半製品を乾燥させることにより、前記プリ
    ーツ模様を完成させる工程。
  3. 【請求項3】 衣服等を構成するための生地あるいは半
    製品に、プリーツ模様の基調線となる複数の基調プリー
    ツと、これらの基調プリーツの間にランダムに散在する
    細片プリーツとを、次の各工程を経て形成するようにし
    た布製品のためのプリーツ加工方法。 (1)前記生地あるいは半製品に、熱収縮性を有する収
    縮布を重ねて、両者を水溶性糸で縫製することにより、
    この水溶性糸からなる折り目ステッチを線状に形成する
    工程; (2)互いにひっくり返ったZ型の折り部が連続するよ
    うに、選択した前記各折り目ステッチにて交互に折る工
    程; (3)これらのZ型の折り部の一方の端を、前記水溶性
    糸にて縫着することにより、互いに連続する平坦部間に
    突出部が現れるように突出部形成ステッチを形成するこ
    とにより被加工体を形成する工程; (4)この被加工体を、テーブル板とプレス板との間に
    配置させる工程; (5)これらのテーブル板またはプレス板の少なくとも
    一方から供給される熱によって、前記被加工体と少なく
    ともプレス板との間に所定の隙間Cを存在させながら、
    この隙間C内にて前記収縮布を収縮させることにより、
    上記突出部を収縮させて前記生地あるいは半製品に前記
    基調プリーツを形成するとともに、上記平坦部を収縮さ
    せて前記生地あるいは半製品に前記細片プリーツを形成
    する工程; (6)前記水溶性糸を溶解せて前記収縮布を外して、前
    記生地あるいは半製品を乾燥させることにより、前記プ
    リーツ模様を完成させる工程。
  4. 【請求項4】 衣服等を構成するための生地あるいは半
    製品に、プリーツ模様の基調線となる複数の基調プリー
    ツと、これらの基調プリーツの間にランダムに散在する
    細片プリーツとを、次の各工程を経て形成するようにし
    た布製品のためのプリーツ加工方法。 (1)前記生地あるいは半製品に熱収縮性を有する収縮
    ひもを重ねて、両者を水溶性糸で縫着する工程; (2)これらの収縮ひもにそって前記生地あるいは半製
    品を折りながら、前記各収縮ひもを包み込むようにして
    ひも囲みステッチを形成することにより被加工体を形成
    する工程; (3)この被加工体を、テーブル板とプレス板との間に
    配置させる工程; (4)これらのテーブル板またはプレス板の少なくとも
    一方から供給される熱によって、前記被加工体と少なく
    ともプレス板との間に所定の隙間Cを存在させながら、
    この隙間C内にて前記各収縮ひもを収縮させることによ
    り、前記生地あるいは半製品の前記ひも囲みステッチに
    より囲まれた部分に前記基調プリーツを形成するととも
    に、前記生地あるいは半製品の前記ひも囲みステッチに
    より囲まれていない部分に前記細片プリーツを形成する
    工程; (5)前記水溶性糸を溶解せて前記収縮ひもを外して、
    前記生地あるいは半製品を乾燥させることにより、前記
    プリーツ模様を完成させる工程。
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