JPS646800Y2 - - Google Patents

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JPS646800Y2
JPS646800Y2 JP11373984U JP11373984U JPS646800Y2 JP S646800 Y2 JPS646800 Y2 JP S646800Y2 JP 11373984 U JP11373984 U JP 11373984U JP 11373984 U JP11373984 U JP 11373984U JP S646800 Y2 JPS646800 Y2 JP S646800Y2
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JP
Japan
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piece
cloth
folding
mold
folded
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JP11373984U
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JPS6130500U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はプレス機あるいはアイロン等を使用
して、シヤツやズボンのポケツト又は肩章等の布
片の外縁部を縫しろとして折曲げるためのポケツ
ト等の布片の縫しろ折型に関するものである。
(従来の技術) 従来、縫製工場等においてこの種の布片の縫し
ろ部を折曲げるための装置として、例えば第10
図に示すように、プレス機1の前面に取付けた支
持板2の上面に、左右一対の側板3と後方の押え
板4とからなる平面コ字形の案内枠5を装着し、
支持板2と押え板4との間に所定寸法の間隙6を
設けたものがある。そして、ポケツト等の布片W
の上側にそれよりも小面積の型板7を接合して、
これら布片Wと型板7とを案内枠5内に挿入する
ことにより、側板3と押え板4とで布片Wの外縁
部を折返して、プレス機1の上下一対の加圧ベル
ト8間に送り込み、プレス機1に内装した加熱装
置により加熱して前記折返し部分を縫しろ部とし
てプレス加工するようになつている。
ところが、この従来の装置を使用する場合に
は、案内枠5が布片Wの後端縁部を折返す機能を
備えていないため、同部分をあらかじめ手により
折曲げて、しかも、挿入動作に伴い押え板4によ
り復元されないようにアイロン等を用いてセツト
しておく必要があり、その作業が面倒であるちお
う問題点があつた。その上、布片Wをプレス機1
の内部で加熱する際に、布片Wの型板7と対応す
る下面部分、すなわち、シヤツ等に縫いつけた場
合の表面となる部分が直接熱にさらされるため、
素材が傷んだり不必要な光沢が出るという不都合
もあつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は作業が面倒であり、布片に傷み及び
光沢が発生するという従来の技術における問題点
を解決するためになされたものであり、その目的
は簡単な構成によりポケツト等の布片の縫しろ部
を容易に折曲加工することができるとともに、プ
レス機の熱による素材の傷み並びに光沢の発生を
防止することができる新規なポケツト等の布片の
縫しろ折型を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決するためのこの考案にお
ける手段は、第1図に示すように、ポケツト等の
形に応じた形状を有する板状の受型11と、布片
Wを挾むようにしてその受型11に接合配置され
る板状の押え型12とからなり、受型11の外縁
に所定幅の折返し片14〜17を折畳自在に設
け、受型11に押え型12が接合された状態でそ
の折返し片14〜17を折畳むことにより布片W
の外縁部を縫しろ部19として折曲げように構成
したものである。
(作用) この考案の折型を使用して布片の外縁部を縫し
ろ部として折曲加工する場合には、まず、第2図
Aに示すように、折返し片14〜17を開いた状
態の受型11上面に布片Wをのせ、次に同図Bに
示すように、その布片Wの上面に押え型12を合
せ、の押え型12と受型11とにより布片Wを挾
む。そして、同図C及びDに示すように、各折返
し片14〜17を順次内方へ折畳めば、これによ
り布片Wの外縁部が縫しろ部19として折り返さ
れる。従つて、この状態の折型をプレス機等を使
用して加圧・加熱した後、各折返し片14〜17
を開いて押え型12及び受型11を除去すれば、
同図Eに示すように、布片Wの縫しろ部19が所
定の折幅でセツトされる。
(実施例) 以下、この考案をポケツト用の縫しろ折型に具
体化した一実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。
第1図に示すように、この実施例の折型は加工
前の布片Wとほぼ同大でかつ加工後のポケツトと
相似した形状を有する受型11と、その受型11
とは別体で布片Wよりも小さい面積を有しかつ加
工後のポケツトと同一形状の押え型12とから構
成され、それぞれ硬化剤を塗布した厚紙により略
四角板状に成形されている。なお、受型11及び
押え型12の材質は厚紙に限定されず、合成樹脂
板または硬化剤を塗布した布等を用いたり、ある
いは、受型11と押え型12とをそれぞれ異なる
材質により成形することも可能である。
前記受型11の4辺外縁部は折曲線13にてそ
れぞれ同一方向に折曲げられ、各折曲部分は左側
部折返し片14、右側部折返し片15、下部折返
し片16及び上部折返し片17となつているとと
もに、これら各折返し片14〜17に包囲された
部分は前記押え型12と同大の平滑部18となつ
ている。そして、各折返し片14〜17は折曲線
13においてそれぞれ折畳自在であり、第2図A
に示すように、布片Wをのせる時には各折返し片
14〜17が外側に向つて展開され、又、同図D
に示すように、プレス加工時には各折返し片14
〜17が内側に折畳まれ、布片Wを挾んで受型1
1の平滑部18に接合配置された押え型12の外
縁部を上側から押え得るようになつている。した
がつて、その折畳状態においては、押え型12か
らはみ出した布片Wの外縁部が左右両側部及び下
部折返し片14,15,16により縫しろ部19
として、又、上部折返し片17により加工後にポ
ケツト上端の内方折返し部となる折しろ部20と
してそれぞれ折曲げられる。なお、第1図に示す
ように、前記上部折返し片17の折幅はその他の
折返し片14,15,16の折幅よりも若干広く
なつている。
第1図に示すように、受型11の折曲線13上
には等間隔をおいて多数個の小孔21が透設さ
れ、プレス加工時にプレス機1の熱を通しやすく
して、布片Wの折返し線を強化できるようになつ
ている。
次に、上記構成よりなるこの実施例の折型の使
用方法を第2図に基づいて説明する。さて、ポケ
ツト用の布片Wの外縁部を縫しろ部19及び折し
ろ部20として折曲形成する場合には、まず、第
2図Aに示すように、受型11の各折返し片14
〜17をそれぞれ展開し、受型11の上面に布片
Wをのせる。次に、第2図Bに示すように、受型
11の平滑部18にあわせて押え型12を接合
し、布片Wを受型11と押え型12との間に挾
む。そして、第2図Cに示すように、上部折返し
片17を折畳んだ後、下部折返し片16、左右両
側部折返し片14,15の順でそれぞれ折畳め
ば、第2図Dに示すように、布片Wの外縁部がそ
れぞれ各折返し片14〜17により縫しろ部19
及び折しろ部20として折返される。
続いて、この状態の折型をプレス機1(第10
図参照)の加圧ベルト8間に挿入して、折型全体
を加圧する。この場合、従来とは異なる構成の折
型を使用するので、供給板2上に前記した案内枠
5が装着されていないプレス機1を使用すること
ができる。又、受型11の各折返し片14〜17
を前記した順序で折畳めば、下部折返し片16が
左右両側部折返し片14,15により上側から押
えられているので、折型を加圧ベルト8間に挿入
する際に下部折返し片16が展開されるおそれが
ない。
そして、両加圧ベルト8間に挿入された折型は
プレス機1の内部で加熱装置によりその全体が加
熱されるが、この実施例では受型11及び押え型
12がそれぞれ厚紙により形成されているため、
布片Wに含まれた水分の通気性が良く、しかも、
受型11の折曲線13上に多数個の小孔21が形
成されているので、熱が効率よく通過して、布片
Wの折返し線部におけるプレス効果を向上させる
ことができる。
こうしてプレス加工が終了すると、受型11の
各折返し片14〜17を順次展開して押え型12
を外した後、受型11から布片Wを出せば、第2
図Eに示すように、布片Wの外縁部が縫しろ部1
9及び折しろ部20としてそれぞれ所定の幅で正
確かつきれいにに折曲形成される。
ところで、この実施例の折型を使用すれば、各
折返し片14〜17の簡単な折畳み操作により、
布片Wの全外縁部を容易に折返すことができるた
め、従来とは異なり後縁部をアイロン等を使用し
て予め折曲げておく面倒な作業を省くことができ
る。又、布片Wの全体が受型11と押え型12と
により完全に被覆された状態でプレス機1の加熱
装置により加熱されるため、従来とは異なり、布
片Wが傷んだり加工後のポケツトの表面部分に光
沢が発生するという不都合を解消することができ
る。その上、受型11及び押え型12を厚紙によ
り形成すれば、折型の製作コストを低くすること
ができ、交換使用の妨げとならない。
(別の実施例) この考案は前記実施例の構成に限定されるもの
ではなく、次項に述べる別の実施例において具体
化することも可能である。
(1) 第3図から第6図はそれぞれ前記実施例の折
型とは異なる形状のポケツト用折型を示すもの
であり、加工するポケツトの形状に合せて受型
11と押え型12とがそれぞれ異なる形状に形
成されている。なお、各図は受型11と押え型
12とにより布片(図示されない)を挾んで、
受型11の各折返し片22により押え型12を
押えたプレス加工時の状態を示している。
(2) 第7図及び第8図に示す折型はそれぞれ形状
が異なるシヤツ等の肩章の縫しろ部を折曲形成
する場合に使用する折型を示すものであり、第
3図〜第6図と同様に受型11に接合された押
え型12を各折返し片22により押えた状態を
示している。
(3) 第9図に示すように、受型11の隣接する折
返し片24,25の接続部分にスリツト27を
形成すれば、各折返し片24,25の折畳作業
を容易化することができる。
(4) 前記実施例ではプレス加工時にプレス機1を
用いたが、少量生産の場合にはアイロンを用い
てプレス加工することも可能である。
(5) その他、この考案はその主旨を逸脱しない範
囲で各部の形状及び構成を任意に変更して具体
化することも可能である。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば簡単な
構成によりポケツト等の布片の縫しろ部を容易に
折曲加工することができるとともに、布片の傷み
や不必要な光沢の発生を防止することができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したポケツト用折型
を示す分解斜視図、第2図A〜Eは折型の使用方
法を示す平面図、第3図〜第6図はそれぞれ異な
る形状のポケツト用折型の別の実施例を示す平面
図、第7図及び第8図はそれぞれ異なる形状の肩
章用折型を示す平面図、第9図は受型の別の実施
例を示す要部斜視図、第10図はプレス機を使用
した従来の加工例を示す斜視図である。 受型……11、押え型……12、折返し片……
14〜17、縫しろ部……19、布片……W。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ポケツト等の形に応じた形状を有する板状の
    受型11と、布片Wを挾むようにしてその受型
    11に接合配置される板状の押え型12とから
    なり、受型11の外縁に所定幅の折返し片14
    〜17を折畳自在に設け、受型11に押え型1
    2が接合された状態でその折返し片14〜17
    を折畳むことにより布片Wの外縁部を縫しろ部
    19として折曲げるように構成したことを特徴
    とするポケツト等の布片の縫しろ折型。 2 前記受型11および押え型12はそれぞれ厚
    紙により形成されることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のポケツト等の布片
    の縫しろ折型。 3 前記受型11と折返し片14〜17との折曲
    線13上にはプレス機1等の熱を通すための複
    数の小孔21が透設されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載のポケツト等の布片の縫しろ折型。
JP11373984U 1984-07-26 1984-07-26 ポケツト等の布片の縫いしろ折型 Granted JPS6130500U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11373984U JPS6130500U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 ポケツト等の布片の縫いしろ折型

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JP11373984U JPS6130500U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 ポケツト等の布片の縫いしろ折型

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Publication Number Publication Date
JPS6130500U JPS6130500U (ja) 1986-02-24
JPS646800Y2 true JPS646800Y2 (ja) 1989-02-22

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JP11373984U Granted JPS6130500U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 ポケツト等の布片の縫いしろ折型

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