JP3143410B2 - ビューラー - Google Patents

ビューラー

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JP3143410B2
JP3143410B2 JP09113084A JP11308497A JP3143410B2 JP 3143410 B2 JP3143410 B2 JP 3143410B2 JP 09113084 A JP09113084 A JP 09113084A JP 11308497 A JP11308497 A JP 11308497A JP 3143410 B2 JP3143410 B2 JP 3143410B2
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直士 志々田
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株式会社志々田清心堂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、まつ毛をカールす
るためのビューラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のビューラとしては、図8に示すも
のが一般的である。このビューラ31は、縦向きに配置
された板状の上挟圧体33と、この上挟圧体33の下方
に配置され、弾性材34bを備えた下挟圧体34とを有
し、上挟圧体33は、左右両端部が二股状の支持杆35
の上端に固定され、下挟圧体34の左右両端部が支持杆
35に上下動自在に案内されていて上挟圧体33に対し
て遠近移動自在に支持されている。
【0003】また、支持杆35は第1レバー38の上部
に形成されており、該第1レバー38の下端部には指環
42が形成され、中途部には第2レバー39の中途部が
回動自在に枢支されており、第2レバー39の上端部は
連動部材40を介して下挟圧体34に連結され、下端部
には第1レバーと同様に指環43が形成されている。そ
して、上挟圧体33の前面を上まぶたMに当てがって位
置決めし、第1,第2レバー33,34を鋏の如く閉鎖
する方向へ回動して下挟圧体34を上方へ押し上げ、上
下挟圧体33,34間にまつ毛mを挟み込んで押圧する
ことでカールするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、上下挟圧体33,34は、まぶたMの形に沿って左
右中央部が後方へ弯曲した形状を呈し、この中央部に対
し左右両端部が前方に突出したかたちとなっている。従
って、上下挟圧体33,34の左右端部を支持する支持
杆35は、当然に上下挟圧体33,34の最前位置に配
置される。
【0005】しかし、このように支持杆35が最前位置
にあると、上挟圧体33をまぶたMに当てがった際に支
持杆35も目の周辺部に当たることとなり(図8(b)
(c)参照)、この支持杆35が妨げとなって、思うよ
うにまつ毛mを挟み込むことができず、特に目じりや目
頭に近い位置のまつ毛をカールするのが困難なものとな
っていた。
【0006】また、まぶたの脂肪の薄い人や目の彫りの
深い人であると、目じり、目頭近傍だけでなく中央部分
のまつ毛のカールも困難であり、目の周辺部に支持杆3
5を強く押し付ける等しなければカールが行えず、操作
しづらいものとなっていた。上記のようなビューラーに
は、挟圧体33,34の左右幅を目じりから目頭の間の
半分又は1/3程度にして、目じり、目頭近傍のまつ毛
をカールしやすくした部分用のものがあるが、これを使
用した場合であっても支持杆35が妨げとなる点では同
様であり、また、支持杆35がまつ毛mのカールする部
分としない部分とを左右に分離してしまい、所望にまつ
毛を形作ることが難しかった。
【0007】また、上記従来のビューラーは、まぶたに
当接する上挟圧体33の前面と下挟圧体34の上下方向
の移動軌跡が略平行となっているため、上挟圧体33の
前面をまぶたに当接して下挟圧体34を上方に移動する
と、この下挟圧体34と目との距離が近くなって操作し
づらくなるという問題があり、これを避けるためにビュ
ーラー全体を斜めに傾斜させて下挟圧体を目から遠ざけ
るようにすると、上挟圧体33をまぶたに確実に当接で
きず位置決めが困難になってしまう。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、まつ毛を挟み
込む上下挟圧体を支持する支持体が障害となることなく
まつ毛を好適にカールできるようにし、しかも下挟圧部
材の移動軌跡を目から遠ざけて操作性を良くしたビュー
ラーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。即ち、本
発明のビューラーは、上下一対の挟圧体3,4と、上側
の挟圧体3を固定し且つ下側の挟圧体4を上下動自在に
案内支持する支持体5と、下側の挟圧体4を上側の挟圧
体3に対して上下方向に遠近移動させる操作手段6とを
備え、上下挟圧体3,4は、近接動作によってまつ毛m
を挟み込む上下挟圧部材15,18を有し、上挟圧部材
15はまぶたMに当接して位置決めする当接面15aを
有しているビューラーにおいて、前記上下挟圧部材1
5,18の少なくとも左右端部を、前記支持体5よりも
前方に配設することで該支持体5を目の周辺部よりも後
退位置に配設し、前記上挟圧部材15の当接面15aを
下挟圧部材18の上下方向の移動軌跡に対して後斜め上
方へ傾斜したことを特徴とするものである。
【0010】これによると、上挟圧部材15の当接面1
5aを上まぶたに当てがい、操作手段6によって上下の
挟圧体3,4を近接させ、上下挟圧部材15,18の対
向端面によってまつ毛mを挟み込んで押圧し上向きにカ
ールさせる。このとき、挟圧部材15,18の左右端部
が支持体5よりも前方に配設されていて、支持体5が後
退しているので、該支持体5が目の周辺部に当たること
が殆どなく、支持体5が挟圧部材15,18によるカー
ルの妨げとなるのを防止でき、特に、目じりや目頭近傍
のまつ毛であっても好適にカールをすることが可能であ
り、目の脂肪の薄い人や目の彫りの深い人であっても良
好に操作できる。
【0011】また、下挟圧部材18の移動軌跡に対して
上挟圧部材15の当接面15aが後斜め上方へ傾斜して
いるので、この当接面15aをまぶたに当接した状態で
下挟圧部材18を上方移動させると、該下挟圧部材18
が目から離れた位置を通過するようになり、操作しやす
くなる。上記のように、上下の挟圧部材15,18を支
持体5の前方に配設する構成として、前記挟圧体3,4
を、まつ毛mを挟み込む前記挟圧部材15,18と、該
挟圧部材15,18の左右端から後方へ突設されて前記
支持体5に支持される被支持部材16,19とで構成す
ることで極めて簡単な構造とすることが可能となる。
【0012】更に、前記挟圧体3,4を、前記挟圧部材
15,18と前記被支持部材16,19とを屈曲成形に
よって一体に成形すると、その簡単な加工で挟圧体3,
4を製作できるようになる。この場合、上側の挟圧体3
の被支持部材16の下縁に、上方へ切り欠いた切欠部1
6aを形成すると、カールして上向きとなるまつ毛が、
被支持部材16に接触するようなことが殆どなく、所望
の形状にまつ毛を形作るうえで好適である。
【0013】また、上挟圧体3を支持体5の前方に配置
する他の構成として、上挟圧体3は、まつ毛mを挟み込
む上挟圧部材15よりなり、前記支持体5は、前方に突
設されて前記上挟圧部材15を支持する突設部材20を
有し、この突設部材20の前端に上挟圧部材15の後面
を固定したものとして構成することができ、この場合も
簡単な構造とすることが可能である。
【0014】更に、上記突設部材20を、支持体5の上
端部を屈曲して形成することで、簡単な加工で突設部材
20を形成することが可能である。操作手段6としては
従来公知の種々のものが採用できるが、前記支持体5を
有する第1レバー8と、該第1レバー8に対して回動自
在に枢支された第2レバー9と、前記下挟圧体4と前記
第2レバー9とを連動する連動部材10とで構成するの
が好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は、本発明に係るビュ
ーラー1の第1の実施形態を示しており、このビューラ
ー1は、上下一対の挟圧体3,4を有し、この挟圧体
3,4は、上側に配置されていて上まぶたに当接させて
位置決めする上挟圧体3と、この上挟圧体3の下方に位
置して該上挟圧体3に対して上下方向に遠近移動可能で
あり、上挟圧体3と協同してまつ毛を挟み込んで押圧す
る下挟圧体4とからなる。また、ビューラー1は、上端
に前記上挟圧体3を固定支持し且つ前記下挟圧体4を上
下方向移動自在に案内支持した支持杆(支持体)5と、
下挟圧体4を支持杆5に沿って上下方向に移動させて、
上挟圧体3に対して遠近移動させる操作手段6とを有す
る。
【0016】尚、以下の説明において、上下挟圧体3,
4がまぶたMに向く方向を前方とし、反対方向を後方と
する。操作手段6は、第1レバー8と、第2レバー9
と、該第2レバー9と下挟圧体4とを連動連結する連動
部材10とを有し、第1,第2レバー8,9は、長手方
向中途部が互いにピン11を介して枢結されていて左右
方向の軸心回りに回動自在であり、それぞれ下端部に指
を挿通できる指環(操作部)12を形成している。
【0017】第1レバー8の上部には前記支持杆5が形
成されていて、該支持杆5は互いに平行な2股状とされ
ている。第1レバー8は、スチール等の金属製線材を屈
曲することで上記指環12及び支持杆5を形成してい
る。なお、上記支持杆5の2股間隔は、目じりと目頭と
の間隔に略一致している。第2レバー9は、第1レバー
8と同様に金属製線材を屈曲形成することで下端部に指
環(操作部)13を形成し、その上下中途の上端位置近
傍が第1レバー8の長手方向中途部に対し前記ピン11
によって枢支されている。
【0018】前記連動部材10は、その下端が第2レバ
ー9の上端部に左右方向の軸心回りに揺動自在に連結さ
れており、上端が下挟圧体4の下面に固着されている。
上挟圧体3は、縦向き状態に配置したスチール等の金属
製板よりなり、左右中央部に位置して、上まぶたに当接
し且つまつ毛を挟み込む上挟圧部材15と、該上挟圧部
材15の左右両端から後方へ突設した上被支持部材16
とを有しており、これら上挟圧部材15と上被支持部材
16とは金属製板を屈曲形成することにより一体とされ
ている。
【0019】上挟圧部材15は、上まぶたの形状に沿っ
てその左右中央部が後方(まぶたに対向する側の反対
側)へ弯曲した形状とされており、上被支持部材16
は、その後端が更に左右方向外側へ向けて屈曲されてい
て、前記支持杆5の上端に形成した嵌合孔5aに嵌合
し、固定支持されている。また、上被支持部材16は、
その下縁に上方へ切り欠いた切欠部16aを形成してい
る。
【0020】なお、上挟圧体3は、支持杆5に溶接、カ
シメ止め、又は接着材等によって取付けるようにしても
よい。下挟圧体4は、左右中央部に位置して、上記上挟
圧部材15と協同してまつ毛を挟み込み押圧する下挟圧
部材18と、該下挟圧部材18の左右両端から後方へ突
設した下被支持部材19とを有し、下挟圧部材18は、
スチール等の金属製材料で上向き凹状に形成された枠材
18aにゴム等の弾性材18bを嵌合してなる。下挟圧
部材18の枠材18a及び下被支持部材19は、金属製
部材を屈曲成形することにより一体とされている。
【0021】下挟圧部材18は、上まぶたの形状に沿っ
てその中央部が後方に弯曲した形状とされており、下被
支持部材19の後端には挿通孔19aが形成されてい
て、該挿通孔19aに支持杆5を挿通することにより、
下挟圧体4が支持杆5に上下方向摺動自在に支持され
る。上記のように、上下挟圧体3,4は、上下被支持部
材16,19を備えることで、支持杆5よりも上下挟圧
部材15,18の左右端部を前方位置に配設することが
できるようになっている。
【0022】上記上挟圧体3の上被支持部材16の前後
長さtは3mm〜8mm程度(好ましくは約5mm) とされ、
下挟圧体4の下被支持部材19は、上被支持部材16に
合わせて形成されている。また、上下挟圧部材15,1
8の左右幅は、目じりと目頭との間隔に略一致してい
る。なお、上被支持部材16の前後長さtについては、
上記寸法に限定されず適宜変更可能であり、下被支持部
材19についてもこれに合わせて変更できる。
【0023】上挟圧部材15の前面はまぶたへの当接面
15aとされており、該当接面15aは、下挟圧部材1
8の上下方向の移動軌跡に対して後斜め上方へ傾斜して
いる。即ち、図3に示すように、上挟圧部材15の当接
面15aをまぶたMに当接すると、支持杆5が前傾して
下挟圧部材18が目から遠ざかり、目から離れた軌跡で
上下移動する。これによって、上挟圧部材15の当接面
15aを確実にまぶたMに当接して位置決めした状態で
も下挟圧部材18が目に近くなり過ぎず、操作しやすく
している。
【0024】なお、上記当接面15aの下挟圧部材18
の移動軌跡に対する傾斜角度は5°〜15°とするのが
好ましいが、この範囲以上又は以下であってもよい。上
下挟圧部材15,18の左右中央部は、その曲率半径に
よっても異なるが、支持杆5よりも前方位置であっても
よいし、支持杆5よりも後退位置にあってもよい。
【0025】また、上記ビューラー1は、挟圧部材1
5,18の曲率半径を異ならしめたものが種々用意さ
れ、まぶたの厚さや目の彫りの深さ等に応じて利用者が
自分に合ったビューラー1を選択できるようになってい
る。上記構成において、まつ毛をカールするには、第
1、第2レバー8,9の指環12,13に指を挿通して
持ち、上挟圧体3の上挟圧部材15の前面(当接面)1
5aを上まぶたMに当接して位置決めし、ピン11を支
点として第2レバー9を揺動する。このとき、下挟圧体
4が連動部材10を介して支持杆5に沿って上昇し、上
挟圧部材15の下縁と下挟圧体4の下挟圧部材18の上
縁(弾性材18b)との間にまつ毛が挟み込まれて押圧
され、上向きにカールされる。
【0026】このとき、上挟圧部材15及び下挟圧部材
18の少なくとも左右端部は、上下被支持部材16,1
9を介して支持杆5よりも前方に突出配置されており、
上挟圧部材15の前面15aを上まぶたに当接した状態
で、支持杆5は後退位置にあって目の周辺部に当たるこ
とがなくなり、これによって支持杆5が妨げとなるよう
なことも殆どなく、カールしづらかった目じり、目頭近
傍のまつ毛であっても好適にカールできるようになる。
【0027】また、上挟圧部材15の当接面15aが下
挟圧部材18の上下移動軌跡に対して後斜め上方へ傾斜
しているため、下挟圧部材18が目から離れた位置を移
動し、操作がしやすくなる。また、上記のビューラー1
を部分用として形成した場合、すなわち、上下挟圧体
3,4の左右幅及び支持杆5の左右間隔を、目の幅の半
分又は1/3程度として形成した場合であっても、支持
杆5が上下挟圧部材15,18の左右端部よりも後退位
置にあるため、支持杆5がまつ毛のカールする部分とし
ない部分を分離するようなこともなく、所望の形状にま
つ毛を形作ることが可能となる。
【0028】また、上挟圧体3の上被支持部材16に形
成した切欠16aによって、上向きにカールされるまつ
毛を回避して上被支持部材16に当たるの阻止し、良好
なカールを行えるようになる。なお、上記のような部分
用ビューラーの場合、図4(c)に示すように、上下挟
圧部材15,18の左右幅を小さく形成し、上下被支持
部材16,19を後方広がり状に屈曲形成することで、
上記の一般的なレバー8,9(支持杆5の幅を目の幅に
合わせてあるもの)を用い、部品を共通化した部分用ビ
ューラーを製作することも可能である。
【0029】図5は、本発明の第2の実施形態を示して
おり、本実施形態では、支持杆5の上端部における上挟
圧体3の固定部分5bを後斜め上方へ約5°〜15°傾
斜させることで、支持杆5に沿う方向へ移動する下挟圧
体4の移動軌跡に対して上挟圧部材15の当接面15a
を傾斜させるものであり、その他の構成は第1実施形態
と同様であるので同一符号を付している。
【0030】本実施形態においては、第1の実施形態と
同様の効果を奏するが、第1実施形態は、下挟圧部材1
8の移動軌跡に対する傾斜を上挟圧体3の加工によって
形成しているのに対し、本実施形態では、支持杆5を屈
曲させることで上挟圧部材15の当接面15aを傾斜さ
せているので、その加工が容易となっている。図6は、
本発明の第3の実施形態を示しており、本実施形態で
は、上挟圧体3の上被支持部材16を設けずに、支持杆
5を前方に突設させて突設部材20を形成したものであ
り、その他の構成は第1実施形態と同様であるので、同
一符号を付している。
【0031】上挟圧体3は、その左右中央部が後方弯曲
形成されたまぶたMへの当接面15aを有する上挟圧部
材15のみからなり、支持杆5は、その上端を前側に約
165°〜175°屈曲させて下向きに形成し、この屈
曲形成した部分を突設部材20とし、この突設部材20
の前面に第1挟圧部材15の後面を溶接、接着材等で固
着している。
【0032】図7は、本発明の第4の実施形態を示して
おり、本実施形態は、第2実施形態で示した突設部材2
0を、支持杆5の上端を前方に90°屈曲し、この屈曲
部分の前端を更に上方に約95°〜105°屈曲して形
成したものであり、該突設部材20の前面に上挟圧体3
の第1挟圧部材15の後面を溶接、接着材等で固着して
いるものである。
【0033】上記第3,第4実施形態においても、第1
実施形態と同様の作用効果を奏し、支持杆5が妨げとな
ることなく、好適にまつ毛をカールすることが可能であ
り、上挟圧部材15の当接面15aが下挟圧部材18の
上下移動軌跡に対して後斜め上方へ傾斜することとなる
が、支持杆5の上端を屈曲するだけで容易に当接面15
aの傾斜を形成することが可能となっている。
【0034】なお、上記突設部材20は、単に支持体5
の上端を前方に約90°屈曲させることで形成し、この
前端に第1挟圧部材15を固着してやってもよい。ま
た、上記第2〜第4実施形態においても、下挟圧部材1
8の移動軌跡に対する上挟圧部材15の当接面15aの
傾斜角度は、上記に限らず適宜変更可能である。
【0035】本発明は、上記実施形態に限定されること
なく適宜設計変更可能であり、例えば上記上下挟圧体
3,4(弾性材18aを除く)を合成樹脂材料にて形成
することができ、レバー8,9を同じく合成樹脂材料に
て形成してもよい。また、挟圧体3,4の挟圧部材1
5,18と、被支持部材16.19とを別部材にて形成
し、両者を溶接等で連結した構成としてもよく、第2,
第3実施形態における突設部材20を、支持杆5と別体
に形成して該支持杆5に溶接等で連結したものとしても
よい。
【0036】操作手段6としては、上記のような第1,
第2レバーからなる鋏形式によるものに限らず、下挟圧
体3を支持体5に沿って上下に移動させるように構成し
たものであれば、従来公知の種々のものを用いることが
できる。図9に他の開示として従来公知のビューラーを
変形させたものを示している。これは、従来のビューラ
ーにおける支持杆35の上端を後斜め上方へ約5°〜1
5°屈曲させ、この屈曲部分に上挟圧体33を設けてい
る。これによると、上記実施形態に示したビューラーと
同様に、上挟圧体33のまぶたへの当接面33aが下挟
圧体34の上下移動軌跡に対して後斜め上方へ傾斜し、
目から下挟圧体34を遠ざけた状態で操作できる点で有
益であるが、支持杆35(特に上挟圧体33の左右端部
付近)が目の周辺部に当接するという点では操作しづら
いものとなっている。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
上下挟圧体を支持する支持体よりも、上下挟圧体の上下
挟圧部材の少なくとも左右端部を前方に配設して支持体
を後退させたので、該支持体が目の周辺部に当たること
が殆どなく、カールの妨げとなるのを防止でき、特に、
目じりや目頭近傍のまつ毛であっても挟圧部材によって
確実にまつ毛を挟み込んで好適にカールをすることが可
能であり、目の脂肪の薄い人や目の彫りの深い人であっ
ても良好に操作できる。また、上挟圧部材におけるまぶ
たへの当接面を下挟圧部材の上下移動軌跡に対して後斜
め上方へ傾斜させたので、前記当接面をまぶたに当てが
った際に、下挟圧部材が目から遠ざかり、目から離れた
軌跡で移動するので、ビューラー全体を傾斜させて下挟
圧部材を目から遠ざけるような必要もなく、操作しやす
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るビューラーの全
体斜視図である。
【図2】同ビューラーの側面図である。
【図3】図1のA−A矢示断面図である。
【図4】(a)は図1のB−B矢示図、(b)は図1の
C−C矢示図、(c)は(a)(b)の変形例を示す図
である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るビューラーの側
面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るビューラーの側
面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係るビューラーの側
面図である。
【図8】従来のビューラーを示し、(a)は全体斜視
図、(b)は(a)のD−D矢示図、(c)は(a)の
E−E矢示図である。
【図9】他の開示を示すビューラーの全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ビューラー 3 上挟圧体 4 下挟圧体 5 支持杆(支持体) 6 操作手段 8 第1レバー 9 第2レバー 10 連動部材 12 指環(操作部) 13 指環(操作部) 15 上挟圧部材 15a 当接面 16 上被支持部材 18 下挟圧部材 19 下被支持部材 20 突設部材

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対の挟圧体(3,4)と、上側の
    挟圧体(3)を固定し且つ下側の挟圧体(4)を上下動
    自在に案内支持する支持体(5)と、下側の挟圧体
    (4)を上側の挟圧体(3)に対して上下方向に遠近移
    動させる操作手段(6)とを備え、上下挟圧体(3,
    4)は、近接動作によってまつ毛(m)を挟み込む上下
    挟圧部材(15,18)を有し、上挟圧部材(15)は
    まぶた(M)に当接して位置決めする当接面(15a)
    を有しているビューラーにおいて、 前記上下挟圧部材(15,18)の少なくとも左右端部
    を、前記支持体(5)よりも前方に配設することで該支
    持体(5)を目の周辺部よりも後退位置に配設し、前記
    上挟圧部材(15)の当接面(15a)を下挟圧部材
    (18)の上下方向の移動軌跡に対して後斜め上方へ傾
    斜したことを特徴とするビューラー。
  2. 【請求項2】 前記挟圧体(3,4)は、まつ毛(m)
    を挟み込む前記挟圧部材(15,18)と、該挟圧部材
    (15,18)の左右端から後方へ突設されて前記支持
    体(5)に支持される被支持部材(16,19)とを有
    することを特徴とする請求項1に記載のビューラー。
  3. 【請求項3】 前記挟圧体(3,4)は、前記挟圧部材
    (15,18)と前記被支持部材(16,19)とを屈
    曲成形によって一体に成形していることを特徴とする請
    求項2に記載のビューラー。
  4. 【請求項4】 上側の挟圧体(3)の被支持部材(1
    6)の下縁に、上方へ切り欠いた切欠部(16a)を形
    成したことを特徴とする請求項2又は3に記載のビュー
    ラー。
  5. 【請求項5】 上側の挟圧体(3)は、まつ毛(m)を
    挟み込む上挟圧部材(15)よりなり、前記支持体
    (5)は、前方に突設されて前記上挟圧部材(15)を
    支持する突設部材(20)を有し、この突設部材(2
    0)の前端に前記上挟圧部材(15)の後面を固定した
    ことを特徴とする請求項1に記載のビューラー。
  6. 【請求項6】 前記突設部材(20)は、前記支持体
    (5)の上端を屈曲して形成されていることを特徴とす
    る請求項5に記載のビューラー。
  7. 【請求項7】 前記操作手段(6)は、前記支持体
    (5)を有する第1レバー(8)と、該第1レバー
    (8)に対して回動自在に枢支された第2レバー(9)
    と、前記下挟圧体(4)と前記第2レバー(9)とを連
    動する連動部材(10)とで構成されることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のビューラー。
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