JP3237427U - アイラッシュカーラー - Google Patents
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Abstract
【課題】まつ毛を広範囲で挟むことができ、良好にまつ毛をカールすることができるアイラッシュカーラーを提供する。【解決手段】アイラッシュカーラー100は、2本の支柱b5それぞれに両端が固定された弧状の上方挟持部12と、支柱b5に沿って上下し、上方挟持部12とともにまつ毛を挟持する弧状の下方挟持部22とを有し、上方挟持部12は、上瞼を上方に押し上げるための湾曲した前方湾曲面と、支柱b5に両端が固定された後方湾曲面と、前方湾曲面と後方湾曲面とに連続した上面とを備え、前方湾曲面は支柱b5よりも前方に位置する。【選択図】図1
Description
本考案は、まつ毛をカールするアイラッシュカーラーに関する。
まつ毛をカールするために、ハンドルを指で操作して上下の挟持体でまつ毛を挟むアイラッシュカーラー(ビューラーともいう)が用いられている(例えば、特許文献1~4参照)。特許文献1~4に記載されているように、従来のアイラッシュカーラーは、2本の支柱の上部にまたがって固定される上側の挟持体と、支柱に沿って上下移動可能に取り付けられた下側の挟持体とを備え、上下の挟持体の間にまつ毛を挿入して、上下からまつ毛を挟みカールさせる構成となっている。
しかしながら、従来のアイラッシュカーラーは、ユーザがまつ毛を挿入する際に支柱が邪魔になり、また、まつ毛を上下の挟持体で挟む際に、誤って瞼を挟んでしまうという課題がある。
そこで、本考案は、まつ毛を広範囲で挟むことができ、良好にまつ毛をカールすることができるアイラッシュカーラーを提供することを目的とする。
本考案に係るアイラッシュカーラーは、2本の支柱それぞれに両端が固定された弧状の上方挟持部を有する第1挟持体と、前記支柱に沿って上下し、前記上方挟持部とともにまつ毛を挟持する弧状の下方挟持部を有する第2挟持体と、を備え、前記上方挟持部は、上瞼を上方に押し上げるための湾曲した前方湾曲面と、前記支柱に両端が固定された後方湾曲面と、前記前方湾曲面と前記後方湾曲面とに連続した上面と、を有し、前記上瞼に近い方向を前方としたとき、前記前方湾曲面は、前記支柱よりも前方に位置する。
本考案のアイラッシュカーラーにおいて、前記前方湾曲面は下方に伸びて弧状のエッジを形成し、前記エッジと前記下方挟持部とにより、まつ毛を挟持するための開口部を形成することもできる。
また、前記開口部を前方から見たとき、前記開口部と前記支柱とが互いにずれており重複していないように構成してもよい。
前記後方湾曲面は、支柱から離れた中央下部が切り取られた形状であってもよい。
前記後方湾曲面は、後方から見たとき、切り取られた前記中央下部から、前記上方挟持部と前記下方挟持部とによるまつ毛の挟持部分の少なくとも一部が露出している形状であってもよい。
前記後方湾曲面は両端に接続用突起を有し、前記支柱に設けられた接続用穴に差し込むことにより、前記後方湾曲面を前記支柱に対して固定することもできる。
前記前方湾曲面の前記エッジと前記支柱との間の距離は3~8mmであってもよい。
前記下方挟持部は、前記支柱に対して摺動させて前記支柱に垂直な方向における移動を抑制させる2つのガイド穴を有する取付部を備え、前記取付部は、前記下方挟持部の両端が外側かつ後方に伸びている部分であってもよい。
前記下方挟持部は、弧状の弾性部材と、前記弾性部材をはめ込む凹部を有するベース部と、を備えてもよい。
前記前方湾曲面は下方に伸びて弧状のエッジを形成し、前記弾性部材は弧状の稜線を有し、前記エッジと前記稜線とにより、まつ毛を挟持するための開口部を形成することもできる。
前記ベース部の前記凹部は前記弾性部材を収容する中央凹部と、前記中央凹部の両端から外側かつ後方に伸びた不使用凹部とを含み、前記不使用凹部の前記中央凹部から離れた位置に、前記支柱に対して摺動させて前記支柱に垂直な方向における移動を抑制させる2つのガイド穴を有してもよい。
前記ベース部の後方側端面は、前記支柱よりも、前方に位置してもよい。
前記ベース部の後方側端面と、前記支柱と、の間に0.1~5mmの隙間が存してもよい。
前記第1挟持体は、第1ハンドルと、前記第1ハンドルから互いに離れる方向に傾斜した2つの傾斜アームと、を更に備え、前記支柱は前記傾斜アームの上端から連続して上方に伸びた柱状体であってもよい。
前記第2挟持体は、第2ハンドルと、前記第2ハンドルの前端部に設けた穴により回動可能に連結された支持アームを有し、前記支持アームの両側の上端が前記下方挟持部の底部に結合されてもよい。
前記第2挟持体は、第2ハンドルと、前記第2ハンドルの前端部に設けた穴により回動可能に連結された支持アームを有し、前記支持アームの両側の上端が前記ベース部の底面の互いに離れた位置に結合されてもよい。
本考案のアイラッシュカーラーにおいて、前記前方湾曲面は下方に伸びて弧状のエッジを形成し、前記エッジと前記下方挟持部とにより、まつ毛を挟持するための開口部を形成することもできる。
また、前記開口部を前方から見たとき、前記開口部と前記支柱とが互いにずれており重複していないように構成してもよい。
前記後方湾曲面は、支柱から離れた中央下部が切り取られた形状であってもよい。
前記後方湾曲面は、後方から見たとき、切り取られた前記中央下部から、前記上方挟持部と前記下方挟持部とによるまつ毛の挟持部分の少なくとも一部が露出している形状であってもよい。
前記後方湾曲面は両端に接続用突起を有し、前記支柱に設けられた接続用穴に差し込むことにより、前記後方湾曲面を前記支柱に対して固定することもできる。
前記前方湾曲面の前記エッジと前記支柱との間の距離は3~8mmであってもよい。
前記下方挟持部は、前記支柱に対して摺動させて前記支柱に垂直な方向における移動を抑制させる2つのガイド穴を有する取付部を備え、前記取付部は、前記下方挟持部の両端が外側かつ後方に伸びている部分であってもよい。
前記下方挟持部は、弧状の弾性部材と、前記弾性部材をはめ込む凹部を有するベース部と、を備えてもよい。
前記前方湾曲面は下方に伸びて弧状のエッジを形成し、前記弾性部材は弧状の稜線を有し、前記エッジと前記稜線とにより、まつ毛を挟持するための開口部を形成することもできる。
前記ベース部の前記凹部は前記弾性部材を収容する中央凹部と、前記中央凹部の両端から外側かつ後方に伸びた不使用凹部とを含み、前記不使用凹部の前記中央凹部から離れた位置に、前記支柱に対して摺動させて前記支柱に垂直な方向における移動を抑制させる2つのガイド穴を有してもよい。
前記ベース部の後方側端面は、前記支柱よりも、前方に位置してもよい。
前記ベース部の後方側端面と、前記支柱と、の間に0.1~5mmの隙間が存してもよい。
前記第1挟持体は、第1ハンドルと、前記第1ハンドルから互いに離れる方向に傾斜した2つの傾斜アームと、を更に備え、前記支柱は前記傾斜アームの上端から連続して上方に伸びた柱状体であってもよい。
前記第2挟持体は、第2ハンドルと、前記第2ハンドルの前端部に設けた穴により回動可能に連結された支持アームを有し、前記支持アームの両側の上端が前記下方挟持部の底部に結合されてもよい。
前記第2挟持体は、第2ハンドルと、前記第2ハンドルの前端部に設けた穴により回動可能に連結された支持アームを有し、前記支持アームの両側の上端が前記ベース部の底面の互いに離れた位置に結合されてもよい。
本考案によれば、上方挟持部の前方湾曲面が支柱よりも前方に位置することにより支柱がまつ毛の挿入を邪魔することがないため、まつ毛を広範囲で挟むことができ、良好にまつ毛をカールすることが可能となる。
以下、本考案を実施するための形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本考案は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
先ず、本考案の第1の実施形態に係るアイラッシュカーラーについて説明する。本実施形態のアイラッシュカーラーは、ハンドルを指で操作することにより、上下の挟持部でまつ毛を挟んでカールさせる化粧道具である。
先ず、本考案の第1の実施形態に係るアイラッシュカーラーについて説明する。本実施形態のアイラッシュカーラーは、ハンドルを指で操作することにより、上下の挟持部でまつ毛を挟んでカールさせる化粧道具である。
[全体構成]
図1~3は本実施形態のアイラッシュカーラーの外観を示す図であり、図1が斜視図、図2が側面図、図3が底面図である。また、図4は図1に示すアイラッシュカーラー100を開口させた状態を示す斜視図である。
図1~3は本実施形態のアイラッシュカーラーの外観を示す図であり、図1が斜視図、図2が側面図、図3が底面図である。また、図4は図1に示すアイラッシュカーラー100を開口させた状態を示す斜視図である。
図1~3に示すように、本実施形態のアイラッシュカーラー100は、互いに同じ軸を中心として回転可能に結合された第1挟持体10及び第2挟持体20を備える。そして、図4に示すように、このアイラッシュカーラー100では、第1挟持体10に設けられた弧状の上方挟持部12と、第2挟持体20に設けられた下方挟持部22により、まつ毛を挿入し上下から挟むための湾曲した開口部23が形成される。
[第1挟持体10]
第1挟持体10は、2本の支柱b5と、2本の支柱b5に両端が固定された弧状の上方挟持部12を有する。この第1挟持部10には、上方挟持部12及び支柱b5に加えて、ユーザが指を挿入するためのリングを備えるハンドル(第1ハンドル)31と2つの傾斜アーム42が設けられていてもよく、その場合、支柱b5は傾斜アーム42の上に位置する。2つの傾斜アーム42は、ハンドル31から互いに離れる方向に傾斜しており、2本の支柱b5は、傾斜アーム42の上端から連続して上方に伸びた柱状体であると言える。
第1挟持体10は、2本の支柱b5と、2本の支柱b5に両端が固定された弧状の上方挟持部12を有する。この第1挟持部10には、上方挟持部12及び支柱b5に加えて、ユーザが指を挿入するためのリングを備えるハンドル(第1ハンドル)31と2つの傾斜アーム42が設けられていてもよく、その場合、支柱b5は傾斜アーム42の上に位置する。2つの傾斜アーム42は、ハンドル31から互いに離れる方向に傾斜しており、2本の支柱b5は、傾斜アーム42の上端から連続して上方に伸びた柱状体であると言える。
〔上方挟持部12〕
図5は図4に示す開口状態のアイラッシュカーラー100の上下の挟持部の拡大図である。図6A,Bは支柱b5に結合する前の上方挟持部12の外観図であり、図6Aは正面図、図6Bは背面図である。なお、以下の説明において、アイラッシュカーラー100の上方挟持部12から瞼に向かう方向を前方と呼び、瞼から離れる方向を後方と呼び、アイラッシュカーラー100の瞼に近い面を前面と呼び、その反対側の面を背面と呼ぶ。また、ハンドル31,32から上方挟持部12に向かう方向を上方と呼び、その反対方向を下方と呼ぶ。
図5は図4に示す開口状態のアイラッシュカーラー100の上下の挟持部の拡大図である。図6A,Bは支柱b5に結合する前の上方挟持部12の外観図であり、図6Aは正面図、図6Bは背面図である。なお、以下の説明において、アイラッシュカーラー100の上方挟持部12から瞼に向かう方向を前方と呼び、瞼から離れる方向を後方と呼び、アイラッシュカーラー100の瞼に近い面を前面と呼び、その反対側の面を背面と呼ぶ。また、ハンドル31,32から上方挟持部12に向かう方向を上方と呼び、その反対方向を下方と呼ぶ。
図5に示すように上方挟持部12は、上瞼に当接して上瞼を上方に押し上げるための湾曲した前方湾曲面121と、支柱b5に両端が固定された後方湾曲面122と、前方湾曲面121と後方湾曲面122とに連続した上面123を有する。上方挟持部12の前方湾曲面121は、下方に伸びて弧状のエッジvを形成する。
また、図6A,Bに示すように、上方挟持部12の後方湾曲面122は、両端に接続用突起u1を有している。一方、図4に示すように、支柱b5には、接続用突起u1の形状に対応した接続用穴b6が形成されている。後方湾曲面122の接続用突起u1を接続用穴b6にはめ込むことにより、上方挟持部12は支柱b5に対して固定される。
上方挟持部12の後方湾曲面122は、図5及び図6A,Bに示すように、支柱b5から離れた中央の下部が切り取られた形状を有している。言い換えると、中央下部u2が切り取られた形状であることにより、後方から見たときに、上方挟持部12と下方挟持部22とによりまつ毛を挟持する部分の少なくとも一部が露出している。後方湾曲面122の中央下部u2が切り取られた形状を有することにより、まつ毛を上方挟持部12と下方挟持部22とで挟んでカールさせるときに、まつ毛の先が後方湾曲面122に当たらず、まつ毛を良好に整形できるとともに、鏡を見ながら操作する際に、まつ毛や挟持部分を視認しながら操作することができる。
図4から明らかなように、前方湾曲面121は、支柱b5よりも前方に位置する。前方湾曲面121のエッジvと支柱b5との距離は3~8mmである。エッジvと支柱b5とが十分に離れていることにより、目頭及び目尻に近いまつ毛も支柱に邪魔されることなく、上方挟持部12と下方挟持部22とで挟むことが可能となる。
[第2挟持体20]
第2挟持体20は、支柱b5に沿って上下移動する弧状の下方挟持部22を有する。この第2挟持体20には、下方挟持部22の他に、ユーザが指を挿入するためのリングを備えるハンドル(第2ハンドル)32と、ハンドル32に軸結合された支持アーム41が設けられていてもよく、支持アーム41の上端は下方挟持部22の底部に結合される。より詳細には、支持アーム41は、第1支持アームa1と第2支持アームa2とからなり、第1支持アームa1と第2支持アームa2は、その上端がベース部b1の底面の互いに離れた位置に結合され、第1支持アームa1と第2支持アームa2は、ハンドル32の前端部aに設けた穴により回動可能に連結される。
第2挟持体20は、支柱b5に沿って上下移動する弧状の下方挟持部22を有する。この第2挟持体20には、下方挟持部22の他に、ユーザが指を挿入するためのリングを備えるハンドル(第2ハンドル)32と、ハンドル32に軸結合された支持アーム41が設けられていてもよく、支持アーム41の上端は下方挟持部22の底部に結合される。より詳細には、支持アーム41は、第1支持アームa1と第2支持アームa2とからなり、第1支持アームa1と第2支持アームa2は、その上端がベース部b1の底面の互いに離れた位置に結合され、第1支持アームa1と第2支持アームa2は、ハンドル32の前端部aに設けた穴により回動可能に連結される。
〔下方挟持部22〕
図4及び図5に示すように、弧状の下方挟持部22は、弧状の弾性部材b3と、弾性部材b3をはめ込む凹部b2を有するベース部b1を備える。図7及び図8は下方挟持部22のベース部b1の構造を示す図であり、図7は斜視図、図8は平面図である。また、図9は弾性部材b3の構造を示す正面図である。
図4及び図5に示すように、弧状の下方挟持部22は、弧状の弾性部材b3と、弾性部材b3をはめ込む凹部b2を有するベース部b1を備える。図7及び図8は下方挟持部22のベース部b1の構造を示す図であり、図7は斜視図、図8は平面図である。また、図9は弾性部材b3の構造を示す正面図である。
図7に示すように、ベース部b1の凹部b2は、弾性部材b3を収容する中央凹部b21と、中央凹部b21の両端から外側かつ後方に伸びた不使用凹部b22とを含み、中央凹部b21と不使用凹部b22は連続して形成されている。不使用凹部b22の中央凹部b21から離れた位置にガイド穴b4が形成されている。
ガイド穴b4は、支柱b5に対して摺動させて、支柱b5の中心軸に垂直な方向における移動を抑制させるものである。このガイド穴b4に支柱b5を通すことにより、下方挟持部22を支柱b5に沿って上下移動させることができる。ガイド穴b4が形成されている部分を取付部と呼ぶ。つまり、取付部は、下方挟持部22の両端が外側かつ後方にのびている部分であり、不使用凹部b22を含む。
このようにベース部b1を構成することにより、ベース部b1が弾性部材b3の収容と支柱b5との連結の両方の機能を有するため、製品全体の構造を簡素化することができ、製造工程の簡略化や施工性の向上等の効果を得ることができる。
弾性部材b3は、その上端に弧状の稜線b32を有する。上方挟持部12の前方湾曲面121のエッジvと、弾性部材b3の上端の稜線b32と、の間にまつ毛を挟持するための開口部23が形成される。このとき、ベース部b1の後方側の端面は、支柱b5より前方に位置している。より詳細には、ベース部b1の後方側の端面と支柱との間に0.1~5mmの隙間が存する。そして、図4から明らかなように、開口部23と支柱b5は、前方から見たときに、互いにずれており、重複していない。
上方挟持部12のエッジvと下方挟持部22の稜線b32とを含む仮想面sは、予め設定された曲率で湾曲した面であり、その曲率はユーザが容易にまつ毛を挟むことができるように人間の瞼の曲率に近い値となっている。湾曲した仮想面s上には支柱b5が存在しないため、下方挟持部22が上下移動しても、下方挟持部22と支柱b5との間に隙間があるため、瞼を痛めることもない。
このように、まつ毛を挟むエッジvと稜線b32とを含む仮想面sが支柱b5より前に位置する構成は、支柱b5が瞼や下方挟持部22と擦れることを回避できる。また、瞼が支柱b5に邪魔されることなく瞼を上方挟持部12及び下方挟持部22に到達させることができ、目の両端のまつ毛も含め、すべてのまつ毛を挟むことができる。
[動作]
次に、本実施形態のアイラッシュカーラー100の動作、即ち、アイラッシュカーラー100を用いてまつげをカールさせる方法について説明する。本実施形態のアイラッシュカーラー100を使用する際は、ユーザは指の操作によって、2つのハンドル31,32を互いに離す方向に動かし、湾曲した開口部23を形成する。その後、ユーザは、開口部23を、まつ毛の根元の適切な位置に移動させたのちに、2つのハンドル31,32を互いに近づけることにより、上方挟持部12と下方挟持部22とでまつ毛を挟み、まつ毛を上向きにカールさせる。
次に、本実施形態のアイラッシュカーラー100の動作、即ち、アイラッシュカーラー100を用いてまつげをカールさせる方法について説明する。本実施形態のアイラッシュカーラー100を使用する際は、ユーザは指の操作によって、2つのハンドル31,32を互いに離す方向に動かし、湾曲した開口部23を形成する。その後、ユーザは、開口部23を、まつ毛の根元の適切な位置に移動させたのちに、2つのハンドル31,32を互いに近づけることにより、上方挟持部12と下方挟持部22とでまつ毛を挟み、まつ毛を上向きにカールさせる。
具体的には、ユーザは、先ず、第1挟持体10のハンドル31のリングと第2挟持体20のハンドル32のリングに、それぞれ親指と人差し指等の任意の2本の指を入れる。そして、ユーザが2本の指を互いに離すことにより、ハンドル31に対してハンドル32の位置が上がり、前端部aが下がる。これにより、前端部aに軸結合された支持アーム41が下に引き下げられ、支持アーム41に結合されている下方挟持部22が、下方に移動する。このとき、下方挟持部22は、ガイド穴b4に挿入されている支柱b5に沿って下方に移動する。
次に、下方挟持部22が下方に移動することにより、上方挟持部12のエッジvと下方挟持部22の弾性部材b3の稜線b32との間に開口部23が形成される。ユーザは、開口部23を、まつ毛の根元の適切な位置に移動させたのちに、2つのハンドル31,32を互いに近づける。
このとき、ハンドル31に対してハンドル32の位置が下がることにより、前端部aが上がる。これにより、前端部aに軸結合された支持アーム41が上に引き上げられ、支持アーム41に結合されている下方挟持部22が、上方に移動する。このとき、下方挟持部22は、ガイド穴b4に挿入されている支柱b5に沿って上方に移動する。
下方挟持部22が上方に移動することにより、上方挟持部12のエッジvと下方挟持部22の弾性部材b3とでまつ毛を挟み、弾性部材b3の弾力によりまつ毛を上向きにカールさせることができる。このまつ毛を挟むとき、上方挟持部12のエッジvと、下方挟持部22の稜線b32とを含む仮想面sよりも後方に支柱b5が位置し、下方挟持部22と支柱b5との間に隙間がある。このため、支柱b5に邪魔されることなく瞼を上方挟持部12及び下方挟持部22に到達させることができ、目の両端のまつ毛も含め、すべてのまつ毛を挟むことができ、良好にカールさせることができる。
以上詳述したように、本実施形態のアイラッシュカーラー100は、2本の支柱b5それぞれに両端が固定された弧状の上方挟持部12と、支柱b5に沿って上下し、上方挟持部12とともにまつ毛を挟持する弧状の下方挟持部22を備える。そして、上方挟持部12は、上瞼を上方に押し上げるための湾曲した前方湾曲面121と、支柱b5に両端が固定された後方湾曲面122と、前方湾曲面121と後方湾曲面122とに連続した上面123と、を有し、前方湾曲面121が支柱b5よりも前方に位置する。
従来のアイラッシュカーラーは、上下の挟持体が湾曲し、上側の挟持体の下端と下側の挟持体の上端からなる湾曲面の左右両端に2本の支柱がある構造、即ち、上側の挟持体と下側の挟持体と2本の支柱が概ね同じ湾曲面上に配置された構造であるため、まつ毛を挿入する際に支柱が邪魔になったり、まつ毛を上下の挟持体で挟む際に瞼を挟んでしまったりすることがあったが、本実施形態のアイラッシュカーラーは、前方湾曲面が支柱b5よりも前方に位置するため、支柱がまつ毛の挿入を邪魔することがなく、まつ毛を広範囲で挟むことができ、良好にまつ毛をカールすることが可能となる。
また、本実施形態のアイラッシュカーラー100は、前方湾曲面121が下方に伸びて弧状のエッジvを形成し、下方挟持部22と共にまつ毛を挟持するための開口部23を形成する。この開口部23を前方から見たとき、開口部23と支柱b5が互いにずれており重複していないため、支柱b5に邪魔されることなく瞼を上方挟持部12及び下方挟持部22に到達させることができ、目の両端のまつ毛も含め、すべてのまつ毛を挟むことができる。
更に、後方湾曲面122は、支柱から離れた中央下部u2が切り取られた形状を有する。これにより、まつ毛を上方挟持部12と下方挟持部22とにより挟持するときに、まつ毛の先が後方湾曲面122に当たらず、まつ毛を良好に整形できるとともに、鏡を見ながら操作する際に、まつ毛や挟持部分を視認しながら操作することができる。
一方、下方挟持部22は、支柱b5に対して摺動させて支柱b5に垂直な方向における移動を抑制させる2つのガイド穴b4を有する。また、下方挟持部22は、弧状の弾性部材b3と、弾性部材b3をはめ込むベース部b1を備え、ベース部b1の凹部b2には、弾性部材b3を収容する中央凹部b21と、中央凹部b21の両端から外側かつ後方に伸びた不使用凹部b22とが設けられ、不使用凹部b22には中央凹部b21から離れた位置に2つのガイド穴b4が形成されている。ベース部b1をこのような構成にすることにより、ベース部b1が弾性部材b3の収容と支柱b5との連結の両方の機能を有するため、製品全体の構造を簡素化することができ、製造工程の簡略化や施工性の向上等の効果を得ることができる。
(第1の実施形態の変形例)
前述した第1の実施形態で示した構成は一例であり、変更又は応用が可能である。次に、本考案の第1の実施形態の変形例に係るアイラッシュカーラーについて説明する。図10は本変形例のアイラッシュカーラーの構成を示す斜視図であり、図11はその第1挟持体10の分解斜視図であり、図12は第2挟持体20の一部の分解斜視図である。
前述した第1の実施形態で示した構成は一例であり、変更又は応用が可能である。次に、本考案の第1の実施形態の変形例に係るアイラッシュカーラーについて説明する。図10は本変形例のアイラッシュカーラーの構成を示す斜視図であり、図11はその第1挟持体10の分解斜視図であり、図12は第2挟持体20の一部の分解斜視図である。
図1に示す第1の実施形態のアイラッシュカーラー100では、第1挟持体10が上方挟持部12を固定する2本の支柱b5を備えており、支柱b5は直線的な円柱形状としているが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば図10及び図11に示すように、支柱b5が途中で屈曲する構成とすることもできる。すなわち、本変形例のアイラッシュカーラー101では、支柱b5のうち上方に位置する第1支柱b51と下方に位置する第2支柱b52の中心軸がずれており、これらの中間に位置する屈曲部b53を介して、第1支柱b51と第2支柱b52とが連結されている。
この場合の第1支柱b51と第2支柱b52は、例えば、上方挟持部12のエッジvと第1支柱b51との距離が3~8mmであり、下方挟持部22のベース部b1の後方側端面と第2支柱b52との距離が0.1~5mmとなるように配置される。このように、支柱b5を途中で屈曲させることにより、下方挟持部22が支柱b5に沿って、後方にわずかに移動しつつ、まつ毛を挟持するため、まつ毛を上向きにカールしやすくなる。
また、図1に示すアイラッシュカーラー100では、下方挟持部22は弾性部材b3を収容する凹部b2の両端が後方に伸び、その先にガイド穴b4が形成されているが、本変形例のアイラッシュカーラー101では、図10及び図11に示すように、凹部b2を取り付けるための取付部kを別途設けている。この取付部kは、ベース部b1の両端の底面から下方かつ後方に伸び、ガイド穴b4が取付部kの先端に形成されていてもよい。これにより、凹部b2に不使用凹部b22がなくなるため、まつ毛をより挿入しやすくなり、また、鏡を見ながら操作する際に、まつ毛や挟持部分を視認しやすくなる。
更に、図1に示すアイラッシュカーラー100の第2挟持体20は、第1支持アームa1と第2支持アームa2が、ハンドル32の前端部aに設けた穴により回動可能に連結されているが、本考案はこれに限定されるものではなく、連結方法は他の方法でもよい。例えば、図10及び図12に示す本変形例のアイラッシュカーラー101のように、第1支持アームa1と第2支持アームa2の先端にそれぞれ貫通穴t1,t2を形成すると共に、ハンドル32の前端部aに貫通穴t3を形成しておき、軸部40を貫通穴t1,t2,t3に貫通させることにより、第1支持アームa1と第2支持アームa2をハンドル32の前端部aと回動可能に連結させてもよい。
なお、本変形例のアイラッシュカーラーにおける上記以外の構成及び効果は、前述した第1の実施形態と同様である。
10 第1挟持体
12 上方挟持部
20 第2挟持体
22 下方挟持部
23 開口部
31、32 ハンドル
41、a1、a2 支持アーム
42 傾斜アーム
100、101 アイラッシュカーラー
121 前方湾曲面
122 後方湾曲面
123 上面
a 前端部
b1 ベース部
b2 凹部
b21 中央凹部
b22 不使用凹部
b3 弾性部材
b32 稜線
b4 ガイド穴
b5 支柱
b51 第1支柱
b52 第2支柱
b53 屈曲部
b6 接続用穴
k 取付部
s 仮想面
t1~t3 貫通穴
u1 接続用突起
u2 中央下部
v エッジ
12 上方挟持部
20 第2挟持体
22 下方挟持部
23 開口部
31、32 ハンドル
41、a1、a2 支持アーム
42 傾斜アーム
100、101 アイラッシュカーラー
121 前方湾曲面
122 後方湾曲面
123 上面
a 前端部
b1 ベース部
b2 凹部
b21 中央凹部
b22 不使用凹部
b3 弾性部材
b32 稜線
b4 ガイド穴
b5 支柱
b51 第1支柱
b52 第2支柱
b53 屈曲部
b6 接続用穴
k 取付部
s 仮想面
t1~t3 貫通穴
u1 接続用突起
u2 中央下部
v エッジ
Claims (16)
- 2本の支柱それぞれに両端が固定された弧状の上方挟持部を有する第1挟持体と、
前記支柱に沿って上下し、前記上方挟持部とともにまつ毛を挟持する弧状の下方挟持部を有する第2挟持体と、を有し、
前記上方挟持部は、上瞼を上方に押し上げるための湾曲した前方湾曲面と、前記支柱に両端が固定された後方湾曲面と、前記前方湾曲面と前記後方湾曲面とに連続した上面と、を備え、
前記上瞼に近い方向を前方としたとき、前記前方湾曲面は、前記支柱よりも前方に位置するアイラッシュカーラー。 - 前記前方湾曲面は下方に伸びて弧状のエッジを形成し、前記エッジと前記下方挟持部とにより、まつ毛を挟持するための開口部を形成する請求項1に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記開口部を前方から見たとき、前記開口部と前記支柱とが互いにずれており重複していない請求項2に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記後方湾曲面は、支柱から離れた中央下部が切り取られた形状である請求項1~3のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記後方湾曲面は、後方から見たとき、切り取られた前記中央下部から、前記上方挟持部と前記下方挟持部とによるまつ毛の挟持部分の少なくとも一部が露出している形状である請求項4に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記後方湾曲面は両端に接続用突起を有し、前記支柱に設けられた接続用穴に差し込むことにより、前記後方湾曲面を前記支柱に対して固定する請求項1~5のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記前方湾曲面の前記エッジと前記支柱との間の距離は3~8mmである請求項2又は3に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記下方挟持部は、前記支柱に対して摺動させて前記支柱に垂直な方向における移動を抑制させる2つのガイド穴を有する取付部を備え、前記取付部は、前記下方挟持部の両端が外側かつ後方に伸びている部分である請求項1~7のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記下方挟持部は、弧状の弾性部材と、前記弾性部材をはめ込む凹部を有するベース部と、を備える請求項1~7のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記前方湾曲面は下方に伸びて弧状のエッジを形成し、前記弾性部材は弧状の稜線を有し、前記エッジと前記稜線とにより、まつ毛を挟持するための開口部を形成する請求項9に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記ベース部の前記凹部は前記弾性部材を収容する中央凹部と、前記中央凹部の両端から外側かつ後方に伸びた不使用凹部とを含み、前記不使用凹部の前記中央凹部から離れた位置に、前記支柱に対して摺動させて前記支柱に垂直な方向における移動を抑制させる2つのガイド穴を有する請求項9又は10に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記ベース部の後方側端面は、前記支柱よりも、前方に位置する請求項9~11のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記ベース部の後方側端面と、前記支柱と、の間に0.1~5mmの隙間が存する請求項9~12のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記第1挟持体は、第1ハンドルと、前記第1ハンドルから互いに離れる方向に傾斜した2つの傾斜アームと、を更に備え、前記支柱は前記傾斜アームの上端から連続して上方に伸びた柱状体である請求項1~13のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記第2挟持体は、第2ハンドルと、前記第2ハンドルの前端部に設けた穴により回動可能に連結された支持アームを有し、前記支持アームの両側の上端が前記下方挟持部の底部に結合された請求項1~14のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
- 前記第2挟持体は、第2ハンドルと、前記第2ハンドルの前端部に設けた穴により回動可能に連結された支持アームを有し、前記支持アームの両側の上端が前記ベース部の底面の互いに離れた位置に結合された請求項9~13のいずれか1項に記載のアイラッシュカーラー。
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CN202120852244.8U CN214759609U (zh) | 2021-04-23 | 2021-04-23 | 睫毛夹 |
CN202120852440.5U CN214963181U (zh) | 2021-04-23 | 2021-04-23 | 睫毛夹的轴接式夹持组件及睫毛夹 |
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CN202122099079.6 | 2021-08-31 |
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2022
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