JP3142921U - 易開封性包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周縁部がヒートシールされた包装袋であって、該ヒートシール部の一部に、包装袋の端部にかかる複数の開封補助手段が設けられている包装袋の、前記開封補助手段が、前記包装袋の周長方向に対して5mm〜30mmの間に複数設けられ、前記開封補助手段は、ハーフカットまたは切込みであり、前記開封補助手段の包装袋の端部に対向する側に隣接して1ないし複数の凹凸からなる開封位置ガイドが設けられて、開封位置ガイドは前記包装袋の周長方向に対して前記開封補助手段と同程度の長さに設けられていることを特徴とする包装袋。
【選択図】図3
Description
しかしながら、開封補助手段が包装袋の一辺に対して一つしか設けられていない場合では、目視や触感により開封補助手段を探し当てるのが困難な場合があった。
ここで提案されている包装袋は、包装袋の一辺全面にわたって多数の切込みを設けたものであり、一辺全面のどこからでも開封が可能となり開封補助手段を探し当てる手間はないが、開封位置は開封者に任されるもので、場合によっては意図しない場所を開封してしまい、内容物をこぼしてしまうなどの不都合を生じることのあるものである。
ここで提案されている包装袋は、開封用切込みを挟んでその両脇に凹凸が設けられているので、触感によって切込み位置を探し当てることは可能であるが、凹凸間の一ヶ所にしか切込みがないので、開封時には切込みを挟んだ両脇の凹凸の各々を確実に探し当てる必要のあるものである。
また、前記開封補助手段がハーフカットであることが好ましい。
また、前記開封補助手段が切込みであることが好ましい。
さらに、前記開封補助手段の包装袋の端部に対向する側に隣接して1ないし複数の凹凸からなる開封位置ガイドが設けられていることが好ましい。
また、前記開封位置ガイドが前記包装袋の周長方向に対して前記開封補助手段と同程度の長さに設けられていることが好ましい。
また、開封補助手段に隣接して1ないし複数の凹凸を設けたので視覚的能力が低下した(又は無い)状態であっても触感によって容易に開封位置を探し当てることができる。
そのため、視覚的能力が低下した(又は無い)状態であっても包装袋を所定位置で容易に開封することができる。
図1は本考案の包装袋の1例を示す平面図、図2(a),(b)は図1の開封補助手段部のA−A断面の模式図、図3および図4は本考案の包装袋の別の形態例を示す平面図である。
開封補助手段4は包装袋1の周長方向に対してW1の範囲内にほぼ均等に複数設けられている。ここでW1は5〜30mmの範囲にあることが好ましく、5mm以下であると開封位置を探し当てるのに手間がかかり、30mm以上の場合は開封可能な範囲が広くなりすぎ開封位置の制御が困難となる。
また、開封補助手段4はW1の範囲内において、隣り合う開封補助手段4どうしの間隔を1〜2mmとすることが好ましく、その長さは端部3からヒートシール部2の幅方向へ1〜3mm程度であることが好ましい。
開封補助手段4は、図2(a)に示すようにヒートシール部2の厚み方向へ貫通していないハーフカット41でもよく、図2(b)に示すようなヒートシール部2の厚み方向へ貫通する切込み42でもよい。
開封位置ガイド5は包装袋1の周長方向に対してW2の範囲内にほぼ均等に設けられている。ここでW2はW1とほぼ同程度の長さであることが好ましく、W1よりも短いと触感によって開封位置を探し当てることが困難となり、W1よりも長いと開封補助手段4が設けられていない位置を開封しようとしてしまう不都合が生じる場合がある。
また、開封位置ガイド5はヒートシール部2の幅方向に対して2〜5mm幅程度の範囲に設けることが好ましい。また開封位置ガイド5はヒートシール部2をはみ出して設けてもよいが、気密性や衛生性を求める内容物を収納する場合などでは、ピンホールなどが懸念されるため、開封位置ガイド5はヒートシール部2の幅内に収めることが好ましい。
また、開封位置ガイド5は開封補助手段4に重なって設けられていてもよい。
また、開封位置ガイド5はエネルギー線硬化樹脂などを印刷し硬化することで形成されてもよい。
基材層としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂などからなる単層または多層の組み合わせを用いることができる。
また、ガスバリア性を付与するため、前記フィルムにアルミナ(Al2O3)やシリカ(SiOX)等のセラミックを蒸着してなるセラミック蒸着膜や、アルミニウム箔等の金属層を設けることもできる。
また、開封位置ガイド5を型押しで形成する場合には、アルミニウム箔等の金属層を設けておくと、型がつきやすく好ましい。
なお、これらフィルム等の積層方法としては、押出しラミネート、共押出しラミネート、ドライラミネート、など公知の方法が採用できる。
これら包装袋1を構成する素材の組合せは、その内容物特性や用途などによって、適宜決定することができる。
また、開封補助手段4や開封位置ガイド5は、その内容物や目的によって任意の位置へ設けられるものである。
2 ヒートシール部
3 端部
4 開封補助手段
5 開封位置ガイド
41 ハーフカットによる開封補助手段
42 切込みによる開封補助手段
W1 開封補助手段の包装袋の周長方向に対する長さ
W2 開封位置ガイドの包装袋の周長方向に対する長さ
Claims (6)
- 周縁部がヒートシールされた包装袋であって、該ヒートシール部の一部に該包装袋の端部にかかる複数の開封補助手段が設けられていることを特徴とする易開封性包装袋。
- 前記複数の開封補助手段が前記包装袋の周長方向に対して5mm〜30mmの範囲に設けられている事を特徴とする請求項1に記載の易開封性包装袋。
- 前記開封補助手段がハーフカットであることを特徴とする請求項1または2に記載の易開封性包装袋。
- 前記開封補助手段が切込みであることを特徴とする請求項1または2に記載の易開封性包装袋。
- 前記開封補助手段の包装袋の端部に対向する側に隣接して、1ないし複数の凹凸からなる開封位置ガイドが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の易開封性包装袋。
- 前記開封位置ガイドが前記包装袋の周長方向に対して前記開封補助手段とほぼ同程度の長さに設けられていることを特徴とする請求項5に記載の易開封性包装袋。
Priority Applications (1)
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JP2008002439U JP3142921U (ja) | 2008-04-16 | 2008-04-16 | 易開封性包装袋 |
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JP3142921U true JP3142921U (ja) | 2008-07-03 |
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ID=43292895
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JP2008002439U Expired - Lifetime JP3142921U (ja) | 2008-04-16 | 2008-04-16 | 易開封性包装袋 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-04-16 JP JP2008002439U patent/JP3142921U/ja not_active Expired - Lifetime
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